JP2011216881A - 面発光レーザ、面発光レーザアレイ、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板111上に下部DBR層112と活性層114と上部DBR層115を形成し、前記活性層及び前記上部DBR層に形成したメサ130と、中央部分に開口部を有する上部電極118と、前記基板の裏面に形成された下部電極119とを有する面発光レーザにおいて、前記開口部内における光強度プロファイルのうち、基本横モード光のプロファイルの高い強度を示す領域である光出力中心部を含む第1の領域151と、前記開口部内における前記第1の領域以外の領域となる第2の領域152と、を有し、前記第1の領域は、前記光出力中心部と、前記光出力中心部から外側に突出する3つ以上の凸部151bを有し、前記第1の領域の反射率よりも前記第2の領域の反射率が高くなるように、前記第1の領域または前記第2の領域の少なくともいずれか一方に誘電体層を形成する。
【選択図】図9
Description
第1の構成では、図2に示されるように、第1の領域に誘電体多層膜を形成した構成である。尚、図2(a)は上面図であり、図2(b)は、図2(a)における破線2A−2Bにおいて切断した断面図である。
n1:第1の誘電体膜の屈折率
n2:第2の誘電体膜の屈折率
λ:レーザの発振波長
また、第1の誘電体膜の屈折率(n1)は第2の誘電体膜の屈折率(n2)より小さい。また、上半導体DBR層16の最上層の屈折率(nt)と第1の誘電体膜の屈折率の関係は、nt>n1である。
n3:第3の誘電体膜の屈折率
第1の領域51で逆位相の反射光を発生させないためには、n3≦n2である必要がある。
第2の構成では、図3に示されるように、第2の領域に逆位相で反射する誘電体層を設ける構成である。尚、図3(a)は上面図であり、図3(b)は、図3(a)における破線3A−3Bにおいて切断した断面図である。具体的には、上部電極18の開口部において、反射率の高い第1の領域51には何も形成することなく、第2の領域52に第4の誘電体膜61を形成したものである。
n4:第4の誘電体膜の屈折率
尚、上部半導体DBR層16の最上層の屈折率(nt)と第4の誘電体膜61の屈折率の関係は、nt>n4である場合も、nt<n4である場合も逆位相の反射光が得られるが、実際的にはほとんどの材料はnt>n4の関係にある。
n5:第5の誘電体膜の屈折率
第1の領域51で逆位相の反射光を発生させないためには、n5≦ntである必要がある。n5がこの条件を満たせば、nt>n3である場合も、nt<n3の場合も、第2の領域52で逆位相の反射光が得られる。
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態は、VCSELの光出射面において、中央部分に誘電体膜を積層することにより反射率の高い高反射率領域を形成したものであって、この高反射率領域の形状は、光出力中心部を含む領域と光出力中心部から上部電極に延びる周辺部とを有している構造のものである。
図9に基づき、本実施の形態における面発光レーザについて説明する。図9(a)は、本実施の形態における面発光レーザのメサの部分の上面図であり、図9(b)は、図9(a)における破線9A―9Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態における面発光レーザは、780nm帯の面発光レーザであり、基板111上に、下部半導体DBR層112、下部スペーサー層113、活性層114、上部スペーサー層115、上部半導体DBR層116からなる半導体層が、エピタキシャル成長によって順次積層されている。尚、上部半導体DBR層116の最上面はコンタクト層117となる。
次に、本実施の形態における面発光レーザの製造方法について説明する。具体的には、以下の工程に従い作製する。
(1) 前述した第1の積層体をMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法による結晶成長によって作製する。
(2) 第1の積層体の表面に半径が14μmの円形のレジストパターンを形成する。
(3) Cl2ガスを用いたICPエッチング法により、レジストパターンをマスクとして円柱状のメサ130を形成する。尚、ICPエッチング法によるエッチングは、下部スペーサー層113が露出するまで行う。
(4) レジストパターン除去した後、420℃の水蒸気雰囲気中において、メサ130が形成された第1の積層体の電流狭窄層120の選択酸化を行う。選択酸化はメサ130の周辺部より電流狭窄層120が酸化され選択酸化領域120aが形成され、電流狭窄層120の中央部分には電流狭窄領域120bが形成される。形成された電流狭窄領域120bは、直径が7μmの円形に形成する。
(5) 次に、メサ構造130の上面の全面に、厚さ(1/4λn11)のSiO2膜161をプラズマCVD法により形成する。(n11の屈折率:1.45)
(6) 次に、SiO2膜161上に、厚さ(1/4λn12)のSiN膜162をプラズマCVD法により形成する。(n12の屈折率:2.00)
(7) 次に、SiN膜162上に、厚さ0.5μmのAl膜を蒸着法により形成する。(8) 次に、メサ130の上面に、第2の領域152に開口部を有するレジストパターンを形成し、HClによるウェットエッチングにより、レジストパターンの形成されていない領域のAlを除去し、第1の領域151上にAlからなるマスクを形成する。尚、このAlからなるマスクは、メサ130の上面以外の周辺にも形成される。この後、CF4とH2ガスを用いたRIE法により、第2の領域152におけるSiO2膜161及びSiN膜162を除去し、第1の領域151にのみSiO2膜161及びSiN膜162からなる誘電体多層膜を形成する。この誘電体多層膜は第1の領域151における反射率が高くなるように設定されているため、第2の領域152よりも、第1の領域151における反射率は高くなる。
(9) 次に、メサ上面の淵に、Au/Zn/Crからなるリング状の上部電極118及び不図示の配線、ボンディングパッドをリフトオフ法により形成する。
(10) 次に、基板111の裏面を研磨した後、Au/Au−Geからなる下部電極119を形成する。尚、基板111は導電性の半導体基板である。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態における面発光レーザと、誘電体構造である第1の領域及び第2の領域の形状が異なるものである。
次に、第3の実施の形態について説明する。図11は本実施の形態における面発光レーザを示すものである。本実施の形態における面発光レーザは、第1の領域151に、SiO2膜171及びSiON膜172を形成し、更に、SiO2膜171及びSiON膜172上の第1の領域151及び第2の領域152を含む全体に、SiN層173を形成したものである。
次に、本実施の形態における面発光レーザの製造方法について説明する。本実施の形態における面発光レーザは、第1の実施の形態における面発光レーザの製造方法において、(4)まで形成したものに、以下の工程を行うことにより作製される。
(15) メサ構造130が形成されているものの全面に、厚さ(1/4λn11)のSiO2膜171をプラズマCVD法により形成する。(n11の屈折率:1.45)
(16) 次に、SiO2膜171上に、厚さ(1/4λn22)のSiON膜172をプラズマCVD法により形成する。(n22の屈折率:1.73)
(17) 次に、SiON膜172上に、厚さ0.5μmのAl膜を蒸着法により形成する。
(18) 次に、メサ130の上面に、第2の領域152に開口部を有するレジストパターンを形成し、HClによるウェットエッチングにより、レジストパターンの形成されていない領域のAlを除去し、第1の領域151上にAlからなるマスクを形成する。尚、このAlからなるマスクは、メサ130の上面以外の周辺にも形成される。この後、CF4とH2ガスを用いたRIE法により、第2の領域152におけるSiO2膜171及びSiON膜172を除去し、第1の領域151にのみSiO2膜171及びSiN膜172からなる誘電体多層膜を形成する。この誘電体多層膜は、第1の領域151における反射率が高くなるように設定されているため、第2の領域152よりも第1の領域151における反射率は高くなる。
(19) 次に、メサ130上面の淵に、Au/Zn/Crからなるリング状の上部電極118、不図示の配線及びボンディングパッドをリフトオフ法により形成する。
(20) 次に、メサ130の上面全体に、厚さ(1/2λn12)のSiN膜173をプラズマCVD法により形成する。(n12の屈折率:2.00)
(21) 次に、基板111の裏面を研磨した後、Au/Au−Geからなる下部電極119を形成する。
次に、図12に基づき第4の実施の形態について説明する。尚、図12(a)は、本実施の形態における面発光レーザのメサの部分の上面図であり、図12(b)は、図12(a)における破線12A―12Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態は、第1の領域151及び第2の領域152を形成する誘電体層の構造が第1の実施の形態と異なるものである。具体的には、第2の領域152に、SiO2膜181を形成し、更に、SiO2膜181上の第2の領域152及び第1の領域151を含む全体に、SiN層182を形成したものである。
(25) メサ構造130が形成されているものの全面に、厚さ(1/4λn11)のSiO2膜181をプラズマCVD法により形成する。(n11の屈折率:1.45)
(26) 次に、SiO2膜181上に、厚さ0.5μmのAl膜を蒸着法により形成する。
(27) 次に、メサ130の上面に、第1の領域151に開口部を有するレジストパターンを形成し、HClによるウェットエッチングにより、レジストパターンの形成されていない領域のAlを除去し、第2の領域152上にAlからなるマスクを形成する。尚、このAlからなるマスクは、メサ130の上面以外の周辺にも形成される。この後、CF4とH2ガスを用いたRIE法により、第1の領域151におけるSiO2膜181を除去し、第2の領域152にのみSiO2膜181を形成する。このように形成された、第1の領域151及び第2の領域152の形状は、第1の実施の形態と同様の形状である。これにより、SiO2膜181からなる外径が15μmの第2の領域152が形成される。
(28) 次に、メサ130上面の淵に、Au/Zn/Crからなるリング状の上部電極118、不図示の配線及びボンディングパッドをリフトオフ法により形成する。
(29) 次に、メサ130の上面全体に、厚さ(1/2λn12)のSiN膜182をプラズマCVD法により形成する。(n12の屈折率:2.00)
(30) 次に、基板111の裏面を研磨した後、Au/Au−Geからなる下部電極119を形成する。
次に、図13に基づき第5の実施の形態について説明する。図13(a)は、本実施の形態における面発光レーザのメサの部分の上面図であり、図13(b)は、図13(a)における破線13A―13Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態は、850nm帯の面発光レーザである。本実施の形態における面発光レーザは、基板211上に、下部半導体DBR層212、下部スペーサー層213、活性層214、上部スペーサー層215、上部半導体DBR層216からなる半導体層が、エピタキシャル成長によって順次積層されている。尚、上部半導体DBR層216の最上面はコンタクト層217となる。
次に、本実施の形態における面発光レーザの製造方法について説明する。具体的には、以下の工程に従い作製する。
(41)上記第3の積層体をMBE(Molecular Beam Epitaxy)法による結晶成長によって作製する。
(42)第3の積層体の表面に半径が14μmの円形のレジストパターンを形成する。
(43)Cl2ガスを用いてECRエッチング法で、前述のレジストパターンをマスクとして円柱状のメサを形成する。尚、ICPエッチング法によるエッチングは、下部スペーサー層213が露出するまで行う。
(44) レジストパターン除去した後、420℃の水蒸気雰囲気中において、メサ230が形成された第3の積層体の電流狭窄層220の選択酸化を行う。選択酸化はメサ230の周辺部より電流狭窄層220が酸化され選択酸化領域220aが形成され、電流狭窄層220の中央部分には電流狭窄領域220bが形成される。形成された電流狭窄領域220bは、直径が7μmの円形に形成する。
(45) 次に、メサ230の上面の全面に厚さ(1/4λn12)のSiN膜261をプラズマCVD法により形成する。(n12はSiN膜の屈折率:2.00)
(46) 次に、SiN膜261上に、厚さ0.5μmのAl膜を蒸着法により形成する。
(47) 次に、メサ230の上面に、第1の領域251に開口部を有するレジストパターンを形成し、HClによるウェットエッチングにより、第2の領域252上にAlからなるマスクを形成する。尚、このAlからなるマスクは、メサ230の上面以外の周辺も形成される。この後、CF4とH2ガスを用いたRIE法により、第1の領域251におけるSiN膜261を除去し、第2の領域252にのみSiN膜261からなる誘電体膜を形成する。第2の領域252に形成されたSiN膜261は、外径が15μmであって、中央部分における第1の領域251に開口部を有する形状のものである。第1の領域251の形状は、直径が5μmの円形の光出力中心部を含む部分251aと光出力中心部を含む部分251aより外側に延びる凸部251bにより形成されている。この凸部251bは、6個(3対)の凸形状が光軸を中心にして同じ長さで延びて形成されており、周辺部251bにおける凸形状の先端部間が10μmであり、凸形状の1対が[0 −1 1]方向を向いている。尚、第1の領域251には、SiN膜261が形成されていないため、この状態では、コンタクト層217が露出した状態となっている。また、メサ230の周辺にはSiN膜261が残っており、このメサ230の周辺のSiN膜とSiN膜261が形成されている第2の領域251との間は、コンタクト層217が露出している。この誘電体膜は、第1の領域251の反射率が高くなるように設定されているため、第2の領域252よりも、第1の領域251における反射率は高くなる。
(48) 次に、メサ230の上面において、第2の領域252の外周のコンタクト層217が露出している領域に、Au/Zn/Crからなるリング状の上部電極218及び不図示の配線、ボンディングパッド部をリフトオフ法により形成する。
(49) 次に、基板211の裏面にAu/Au−Geからなる下部電極219を形成し、850nm帯面発光レーザを作製する。尚、基板211は導電性の半導体基板である。
次に、図14に基づき第6の実施の形態について説明する。図14(a)は、本実施の形態における面発光レーザのメサの部分の上面図であり、図14(b)は、図14(a)における破線14A―14Bにおいて切断した断面図である。本実施の形態は、第5の実施の形態における面発光レーザとは、第1の領域及び第2の領域の形状が異なるものである。
次に、第7の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第5の実施の形態における面発光レーザとは、第1の領域及び第2の領域の形状が異なるものである。
次に、第8の実施の形態について説明する。本実施の形態はマルチビーム光源装置であり、第1から第7の実施の形態のいずれかの面発光レーザを用いた面発光レーザアレイが用いられている。
次に、第9の実施の形態について説明する。図17、図18及び図19に基づき本実施の形態におけるマルチビーム光源装置について説明する。本実施の形態におけるマルチビーム光源装置は、第1から第7の実施の形態における面発光レーザを複数有する面発光レーザモジュール601を有しており、この面発光レーザモジュール601を構成する面発光レーザアレイからの複数の光ビームはカップリングレンズ602のX、Y、Z方向の配置調整によって、カップリングレンズ602の光軸に直交する面内(YZ平面)において光軸に対して各発光源が対称に配列するように、また、各発光源からのビームが平行光束となるように調整され、出射される。
次に、第10の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第7の実施の形態におけるマルチビーム光源装置を用いたマルチビーム走査装置及び画像形成装置である。
実施例1として、図9に示される第1の実施の形態における面発光レーザを作製した。
比較例1として、図23に示す面発光レーザを作製した。具体的には、比較例1は、第1の実施の形態と同様の方法により第1の積層体を形成し、上部半導体DBR層上の上部電極948の開口部の光出力中心部を含む部分に、第1の領域941となる直径が5μmの円形の誘電体層を形成した。よって、第2の領域942には誘電体層が形成されていない。
実施例2として、図24に示す面発光レーザを作製した。具体的には、実施例2は、第1の実施の形態と同様の方法により第3の積層体を形成し、上部半導体DBR層上の上部電極190の開口部に形成される第1の領域191は、光出力中心部を含む部分に形成される直径が5μmの円形の光出力中心部を含む部分191aと、幅が3μm、長さが10μmの十字状に形成された周辺部191bとにより形成される。尚、第1の領域191の長くなる方向が、[0 −1 1]方向及び[0 −1 1]方向に直交する方向となるように形成されている。尚、第1の領域191が形成されていない領域が第2の領域192となる。
実施例1、2及び比較例1における面発光レーザにおいて、上部電極及び下部電極から、活性層に両側から異なる極性のキャリアが注入されるように電流を流し、780nm帯でレーザ発振させた。
実施例3として、図13に示される第5の実施の形態における面発光レーザを作製した。実施例3のVCSELは、第5の実施の形態に記載されているように、単一横モードのレーザ光を得ることができた。
比較例2として、図25に示す面発光レーザを作製した。具体的には、比較例2は、第5の実施の形態と同様の方法により第3の積層体を形成し、上部半導体DBR層上の上部電極948の開口部の光出力中心部を含む部分に、第1の領域951となる直径が5μmの円形の誘電体層を形成した。よって、第2の領域952には誘電体層が形成されていない。比較例2のVCSELでは、単一横モードのレーザ光を十分に得ることはできなかった。尚、比較例2におけるVCSELの偏光方向は、[0 1 1]方向、または[0 −1 1]方向のいずれか定まっていない。
比較例3として、図26に示す面発光レーザを作製した。具体的には、比較例3は、第5の実施の形態と同様の方法により第3の積層体を形成し、上部半導体DBR層上の上部電極948の開口部の光出力中心部を含む部分に、第1の領域961と第2の領域962を形成する。第1の領域961は、光出力中心部を含む部分と光出力中心部より60°ごとに形成された凸部を有しており、凸部が上部電極948に到達している構造のものである。尚、第1の領域961の形成されていない領域は第2の領域962となる。このように形成された一対の凸部の延びる方向が、[0 −1 1]方向となるように形成されている。
112 下部半導体DBR層
113 下部スペーサー層
114 活性層
115 上部スペーサー層
116 上部半導体DBR層
117 コンタクト層
118 上部電極
119 下部電極
120 電流狭窄層
120a 選択酸化領域
120b 電流狭窄領域
130 メサ
140 共振器
151 第1の領域
151a 光出力中心部を含む部分
151b 周辺部
152 第2の領域
160 SiO2膜
161 SiN膜
Claims (12)
- 基板上に下部DBR層と活性層と上部DBR層を形成し、前記活性層及び前記上部DBR層に形成したメサと、
前記メサの前記上部DBR上に形成された開口部を有する上部電極と、
前記基板の裏面に形成された下部電極と、
を有する前記基板に垂直方向にレーザ光を出射する面発光レーザにおいて、
前記開口部内における光強度プロファイルのうち、基本横モード光のプロファイルの高い強度を示す領域である光出力中心部を含む第1の領域と、前記開口部内における前記第1の領域以外の領域となる第2の領域と、を有し、
前記第1の領域は、前記光出力中心部と、前記光出力中心部から外側に突出する3つ以上の凸部を有しており、
前記第1の領域の反射率よりも前記第2の領域の反射率が高くなるように、前記第1の領域または前記第2の領域の少なくともいずれか一方に誘電体層が形成されていることを特徴とする面発光レーザ。 - 前記第1の領域の凸部が、凸部の先端から前記光軸までの距離が異なることを特徴とする請求項1に記載の面発光レーザ。
- 前記第1の領域における前記凸部により、前記第2の領域が分断されることなく連続的につながっている形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の面発光レーザ。
- 前記第1の領域の凸部の先端から前記光軸までの距離が最も大きい第1の凸部の方向が、前記レーザ光の偏光方向に対し垂直方向、または、平行方向のいずれかであることを特徴とする請求項2または3に記載の面発光レーザ。
- 前記第1の領域の第1の凸部により、前記第2の領域は分断される構造のものであって、前記第2の領域が分断される方向は、前記レーザ光の偏光方向に対し垂直方向、または、平行方向のいずれかであることを特徴とする請求項2または4に記載の面発光レーザ。
- 前記基板の法線方向は、[1 0 0]方向であって、
前記第1の領域の第1の凸部の方向が、[0 1 1]方向、または、[0 −1 1]方向のいずれかであることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の面発光レーザ。 - 前記基板の法線方向は、[1 0 0]方向から[1 1 1]方向、または、[1 0 0]方向から[1 −1 −1]方向に傾斜している傾斜基板であって、
前記第1の領域の第1の凸部の方向は、[0 −1 1]方向、または、基板の鏡面研磨面が[1 1 1]方向と[1 −1 −1]方向を含む面と交わる線の方向のいずれかであることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の面発光レーザ。 - 前記第1の領域は、誘電体多層膜により誘電体多層膜ミラーが形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の面発光レーザ。
- 請求項1から8のいずれかに記載の面発光レーザが複数設けられていることを特徴とする面発光レーザアレイ。
- 光によって被走査面を走査する光走査装置であって、
請求項9に記載の面発光レーザを有する光源と、
前記光源からの光を偏向する光偏向部と、
前記光偏向部により偏向された光を前記被走査面上に集光する走査光学系と、
を有することを特徴とする光走査装置。 - 像担持体と、
前記像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を走査する請求項10に記載の光走査装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体は複数であって、前記画像情報は、多色のカラー情報であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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