JP2011215824A - 画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示装置を提供する。
【解決手段】スタンプ画像72の指定を受け付ける指定受付手段50と、指定されたスタンプ画像72の相対位置を決定する相対位置決定手段52と、タッチパネル24により描画される軌跡情報74の少なくとも一部がスタンプ画像72に重なっているか否かを判定する重なり判定手段56と、重なり判定手段56による判定結果に基づいて軌跡情報74をスタンプ画像72に格納するか否かを判定する格納判定手段58と、格納判定手段58の判定が肯定される場合には、軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶する記憶手段60とを、備えたものであることから、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報をその部分書込領域に書き込むことができる。
【選択図】図6
【解決手段】スタンプ画像72の指定を受け付ける指定受付手段50と、指定されたスタンプ画像72の相対位置を決定する相対位置決定手段52と、タッチパネル24により描画される軌跡情報74の少なくとも一部がスタンプ画像72に重なっているか否かを判定する重なり判定手段56と、重なり判定手段56による判定結果に基づいて軌跡情報74をスタンプ画像72に格納するか否かを判定する格納判定手段58と、格納判定手段58の判定が肯定される場合には、軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶する記憶手段60とを、備えたものであることから、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報をその部分書込領域に書き込むことができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラムの改良に関する。
入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置が知られている。例えば、画像を表示させると共に利用者の接触に応じて入力を行うタッチパネルディスプレイを備えた画像表示装置がそれであり、タッチパネルに対する接触部位の連続的な時間変化に応じた軌跡情報の入力すなわち所謂手書き入力が可能とされている。また、そのような画像表示装置における手書き入力を簡便なものとするための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された手書き入力装置がそれである。この技術によれば、手書き入力開始の指示で手書き入力領域を所定倍に拡大し、その入力領域に文字入力が行われた後に終了の指示で入力領域及び手書き文字を所定倍に縮小することで、狭い入力領域に好適に手書き入力を行うことができるとされている。
しかし、前記従来の技術による手書き入力では、入力領域を拡大することでその入力領域以外の部分における画像やテキスト情報等に拡大された入力領域が被さってしまい、それら画像やテキスト情報等の視認が妨げられることで必ずしも好適な手書き入力を行うことができないという弊害があった。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする技術は、未だ開発されていないのが現状である。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示装置、画像表示方法、及び画像表示プログラムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置であって、書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付手段と、その指定受付手段により指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段と、その相対位置決定手段により前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段と、その重なり判定手段による判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定手段と、その格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定手段の判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段とを、備えたことを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置における画像表示方法であって、書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付過程と、その指定受付過程において指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定過程と、その相対位置決定過程において前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定過程と、その重なり判定過程における判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定過程と、その格納判定過程における判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定過程における判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶過程とを、含むことを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第3発明の要旨とするところは、入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置の制御部を、書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付手段、その指定受付手段により指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段、その相対位置決定手段により前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段、その重なり判定手段による判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定手段、及び、その格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定手段の判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段として機能させることを特徴とする画像表示プログラムである。
このように、前記第1発明によれば、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示装置を提供することができる。
ここで、前記第1発明において、好適には、前記格納判定手段は、前記重なり判定手段により前記軌跡情報が複数の前記部分書込領域に重なっていると判定される場合には、それら複数の部分書込領域のうち前記相対位置決定手段により最も新しく前記書込領域全体に対する相対位置が決定された部分書込領域に前記軌跡情報を格納すると判定するものである。このようにすれば、予め複数の部分書込領域を配置した上でそれらの何れかに対して手書き入力を行う場合において、手書き入力情報に相当する軌跡情報を簡便且つ実用的な態様で利用者が意図する部分書込領域に書き込むことができる。
また、好適には、前記格納判定手段は、前記重なり判定手段により前記軌跡情報が、既に他の軌跡情報を格納済みの部分書込領域に重なっていると判定される場合には、前記軌跡情報をその部分書込領域に格納しないと判定するものである。このようにすれば、手書き入力情報に相当する軌跡情報が前記部分書込領域に重複して書き込まれるのを抑制することができる。
また、好適には、前記格納判定手段は、前記重なり判定手段による判定が否定される場合であっても、前記軌跡情報の入力後所定時間内に前記相対位置決定手段により前記部分書込領域の前記書込領域全体に対する相対位置が変更され、その部分書込領域に前記軌跡情報の少なくとも一部が重なることとなった場合には、その軌跡情報を前記部分書込領域に格納すると判定するものである。このようにすれば、手書き入力情報に相当する軌跡情報が所望の部分書込領域に重ならなかった場合であっても、利用者が意図する場合には前記軌跡情報をその部分書込領域に格納することができる。
また、好適には、前記入力装置による操作を介して描画される入力情報のうち、その入力装置を介しての描画が開始されてから所定の条件が成立するまでに入力された入力情報を、前記指定受付手段により指定された部分書込領域に対する格納単位としての前記軌跡情報として受け付ける軌跡情報受付手段を備えたものである。このようにすれば、部分書込領域に格納される軌跡情報を好適に定めることができる。
また、好適には、前記記憶手段は、前記格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記部分書込領域における書込可能面積及び前記軌跡情報の大きさに応じてその軌跡情報の表示倍率を設定し、設定されたその表示倍率と共にその軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶するものである。このようにすれば、手書き入力情報に相当する軌跡情報を対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便且つ実用的な態様でその部分書込領域に書き込むことができる。
また、前記第2発明によれば、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示方法を提供することができる。
また、前記第3発明によれば、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示プログラムを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である画像表示装置10の外観の概要を示す図である。また、図2は、斯かる画像表示装置10に備えられた構成を説明するブロック線図である。これらの図に示すように、本実施例の画像表示装置10は、所定の画像(映像)を表示させると共に、利用者の接触操作に応じて入力を行うためのタッチパネルディスプレイ12を備えている。また、図2に示すように、画像表示装置10による画像表示制御をはじめとする各種制御を実行する制御部14と、複数の画像情報(画像ファイル)等、各種情報を記憶する記憶部16と、画像表示装置10とプリンタ38等の外部機器との間で情報の送受信を行う通信インターフェイス18とを、備えて構成されている。
図2に示すように、タッチパネルディスプレイ12は、そのタッチパネルディスプレイ12に所定の映像を表示させる表示部(ディスプレイ)としての表示装置22と、利用者の指や備え付けのペン20等によるタッチパネルディスプレイ12への接触により入力を行う入力装置としてのタッチパネル24とを、備えて構成されている。また、画像表示装置10には、表示装置22による画像(映像)の表示制御を行う表示制御部26と、タッチパネル24により入力される入力情報を処理する入力制御部28とが備えられており、それら表示制御部26及び入力制御部28により表示装置22及びタッチパネル24を介してタッチパネルディスプレイ12による画像表示制御乃至情報入力制御が実行される。
また、図2に示すように、制御部14は、中央演算処理装置であるCPU30と、読出専用メモリであるROM32と、随時書込読出メモリであるRAM34とを、備えて構成されている。すなわち、制御部14は、RAM34の一時記憶機能を利用しつつROM32に記憶された情報に基づいてCPU30により種々の情報処理を実行する所謂マイクロコンピュータであり、表示制御部26を介してタッチパネルディスプレイ12(表示装置22)に所定の画像を表示させる画像表示制御、そのタッチパネルディスプレイ12(タッチパネル24)への接触操作に応じて入力制御部28を介して入力される入力信号を処理する入力処理制御、及び通信インターフェイス18を介して他の機器との間で情報の送受信を行う情報通信制御等、画像表示装置10に関する各種制御に加えて、後述する本実施例の画像編集制御を実行する。また、記憶部16は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、後述する各種データベースを備えている。
通信インターフェイス18は、例えば画像表示装置10を無線により或いは有線接続にてLAN36に接続するLANインターフェイスである。画像表示装置10は、この通信インターフェイス18によりLAN36に接続されることで、そのLAN36を介して例えばプリンタ38等の外部機器との間で情報の通信が可能とされる。このプリンタ38は、例えば、画像表示装置10等から出力される印刷対象となる画像を所定の用紙(例えば、写真用印画紙)に印刷するよく知られたインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の印刷装置である。なお、LAN36が図示しないルータ等を介して公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)すなわちインターネットに接続可能とされ、画像表示装置10とインターネットに接続された他の機器との間での通信が可能とされたものであってもよい。また、プリンタ38による印刷やインターネットへの接続を特に必要としない態様においては、通信インターフェイス18及びLAN36等の構成は必ずしも設けられなくともよい。
記憶部16は、画像データベース40、スタンプデータベース42、及び組合せデータベース44等の各種データベースを備えている。図3は、記憶部16に備えられた画像データベース40の記憶内容の一例を示す図である。この図3に示すように、画像データベース40には、例えば、表示制御部26を介してタッチパネルディスプレイ12(表示装置22)に所定の画像を表示させるための画像情報として、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、PNG(Portable Network Graphics)、GIF(Graphics Interchange Format)等のファイル形式の複数の画像データ(画像ファイル)が、それぞれの識別情報(ファイル名)をインデックスとして記憶されている。なお、表示装置22は、静止画像のみならず動画を表示させるものであってもよく、画像データベース40に記憶される画像情報は、静止画若しくは動画の何れであってもよい。また、図3に示すように、画像データベース40にはPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントファイルや、Excel(登録商標)形式のワークシートファイル等が記憶されるものであってもよく、換言すれば、画像乃至電子文書ファイルデータベースである。
図4は、記憶部16に備えられたスタンプデータベース42の記憶内容の一例を示す図である。この図4に示すように、スタンプデータベース42には、例えば、表示制御部26を介してタッチパネルディスプレイ12に後述するスタンプ画像を表示させるための画像情報として、例えばJPEG、PNG、GIF等のファイル形式の複数の画像データが、それぞれの識別情報(ファイル名)をインデックスとして記憶されている。また、各スタンプ画像に対応して、手書き入力情報の入力可否を示す情報(「TRUE」が入力可、「FALSE」が入力不可)、入力領域の高さを示す情報、及び入力領域の幅を示す情報等が記憶されるようになっている。すなわち、スタンプデータベース42は、換言すれば、スタンプ画像乃至そのベクターデータを記憶するスタンプ画像乃至ベクターデータベースである。
図5は、記憶部16に備えられた組合せデータベース44の記憶内容の一例を示す図である。この組合せデータベース44には、画像表示装置10における本実施例の画像編集制御、すなわち所定の画像を背景とするスタンプ画像の配置制御乃至そのスタンプ画像への手書き入力制御に際して、背景画像、スタンプ画像、及び手書き入力情報等に関する各種情報が記憶される。例えば、図5に示すように、書込領域全体としての背景画像に相当する画像データ、書込領域全体に対して区分される部分書込領域としてのスタンプ画像に相当する画像データ、及びタッチパネル24による操作を介して描画される軌跡情報である手書き入力情報に相当するデータが、それぞれの識別情報(ファイル名)をインデックスとして一元的に記憶される。すなわち、組合せデータベース44は、換言すれば、画像表示装置10における画像編集制御に係る作業中の情報を記憶する作業中データベースである。また、組合せデータベース44には、背景画像、スタンプ画像、及び手書き入力情報それぞれに対応して、手書き入力情報が入力済みか否かを示すフラグ(「TRUE」が入力済、「FALSE」が未入力)、書込領域全体に対する相対位置を示す座標、大きさを示す情報、及び最終更新時間を示す情報等が記憶されるようになっている。これらの情報については、図7乃至図25を参照する実施例において後述する。なお、図5に例示する記憶内容は、1つの編集画面(1枚の背景画像に対応して合成画像を作成するための画面)に対応する情報を示している。すなわち、組合せデータベース44には、各編集画面に対応して図5に示すような情報が個別に記憶されるようになっている。
図6は、制御部14に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図6に示す指定受付手段50は、書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける。例えば、画像データベース40に記憶された画像情報の何れかが編集対象(下敷き)となる背景画像として指定された場合において、タッチパネル24に対する接触操作に応じて、スタンプデータベース42に記憶された複数のスタンプ画像の何れかを選択する選択入力を受け付ける。すなわち、本実施例においては、背景画像として指定された画像情報が書込領域全体に対応すると共に、指定受付手段50により受け付けられるスタンプ画像が書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対応する。指定受付手段50は、換言すれば、編集対象となる画像情報に適用されるスタンプ画像の選択入力を受け付ける選択入力受付手段である。また、本実施例においては、後述する図12等に示すように、話し手の口から吹き出した形に描く台詞を囲む曲線である吹き出しに相当するスタンプ画像を、背景画像の前面側に配置する画像編集制御について説明する。
図7は、画像表示装置10による本実施例の画像編集制御に際してタッチパネルディスプレイ12(表示装置22)に表示される編集画面を例示する図である。タッチパネル24等による入力操作を介して所定のアプリケーションが起動される等して本実施例の画像編集制御が開始されると、図7に示すような編集画面が表示装置22に表示される。この編集画面では、指定受付手段50により受け付けられたスタンプ画像の配置可能領域乃至後述する手書き入力受付手段54による手書き入力情報の入力可能領域に対応する入力可能領域(手書き入力領域)62と、スタンプ画像の配置や手書き入力情報の入力が不可能である操作領域(非手書き入力領域)64とが定められている。
図8は、図7に示す編集画面において編集対象となる画像情報が指定されて読み出された様子を示す図である。例えば、画像データベース40に記憶された複数の画像情報或いは電子瓶書ファイルのうちからタッチパネル24等による入力操作を介して編集対象となる背景画像として「DSCN_1978.jpg」が指定された場合には、その指定された画像情報が画像データベース40から読み出され、編集画面における入力可能領域62に編集対象となる背景画像66として表示される。なお、図8においては、「DSCN_1978.jpg」に対応する画像として、3人の人物すなわち人物A、人物B、及び人物Cが撮影された画像を例示している。ここで、好適には、入力可能領域62全体に背景画像66が表示され、以下の画像編集制御においては、その背景画像66に対してスタンプ画像の配置や手書き入力等が行われる。すなわち、本実施例においては、編集対象として指定されると共に表示装置22に表示された背景画像66が書込領域に対応する。また、図8に示すように、操作領域64には、画像編集に係る各種操作を実行するための複数(図8では12個)の編集内容選択ボタン68がタッチパネル24による選択可能に表示される。なお、これら複数の編集内容選択ボタン68は、以下に詳述するスタンプ画像の付加表示操作の他に、手書き入力における描線の色を変更する操作、手書き入力された描線を消去する消しゴム(消去コマンド用アイコン)を入力可能領域62内に表示させる操作、編集対象画像の画質や解像度等を調整する操作、画像編集を終了する操作等の各種操作(作業)にそれぞれ対応する。
図9は、図8に示す編集画面においてスタンプ画像の付加表示を指示するための操作が行われた様子を示す図である。例えば、操作領域64に表示された複数の編集内容選択ボタン68のうち、スタンプ画像の付加表示を指示するための編集内容選択ボタン68に対応する位置にペン20等の接触が行われた場合には、スタンプデータベース42に記憶されたスタンプ画像に係る情報が読み出され、図10に示すように、各スタンプ画像に対応する複数(図10では5種類)のサムネイル画像70a、70b、70c、70d、70e(以下、特に区別しない場合には単にサムネイル画像70という)が操作領域64に、タッチパネル24による選択可能に表示される。そして、図11に示すように、操作領域64に表示された複数のサムネイル画像70のうち、所定のスタンプ画像に対応するサムネイル画像70bに対応する位置にペン20等の接触が行われた場合には、指定受付手段50によりそのサムネイル画像70bに対応するスタンプ画像の選択入力が受け付けられ、対応するスタンプ画像72b(以下、特に他のスタンプ画像と区別しない場合には単にスタンプ画像72という)がスタンプデータベース42から読み出されて、入力可能領域62に表示された背景画像66の前面側に配置される。すなわち、本実施例においては、スタンプ画像72が書込領域全体としての背景画像66に対して区分される部分書込領域に対応する。
図6に示す相対位置決定手段52は、指定受付手段50により指定された部分書込領域としてのスタンプ画像72の、書込領域全体としての背景画像66に対する相対位置を決定する。すなわち、入力可能領域62に配置されたスタンプ画像72bは、図12に破線で示すように、タッチパネル24等による入力操作に応じて入力可能領域62内の任意の座標に移動が可能とされていることに加え、拡大、縮小、及び回転等の変形が可能とされている。相対位置決定手段52は、斯かる操作に応じて定められるスタンプ画像72の書込領域全体としての背景画像66に対する相対位置、拡大乃至縮小後の大きさ、及び回転後の角度等、対象となるスタンプ画像72の相対位置に関する情報を、そのスタンプ画像72と対応付けて組合せデータベース44に記憶する。例えば、図5に示すように、書込領域全体に相当する背景画像66の左下端を(X,Y)=(0,0)とするスタンプ画像72の左下端のXY座標及びその大きさ(pixel)を、そのスタンプ画像72に対応付けて組合せデータベース44に記憶する。
図6に示す手書き入力受付手段54は、入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける。タッチパネル24においては、その平面部(タッチパネルディスプレイ12の表面)に対する接触操作に応じて描画される軌跡情報の入力が可能とされている。すなわち、タッチパネル24の平面部に対してペン20等を接触させた状態でその接触部位を移動させることにより、自由曲線や直線等を組み合わせた所謂手書き入力(フリードロー)が可能とされている。手書き入力受付手段54は、タッチパネル24により入力制御部28を介して入力される手書き入力に対応する軌跡情報を手書き入力情報として受け付け、組合せデータベース44に記憶する。また、そのようにして入力された軌跡情報に関して、書込領域全体に相当する背景画像66の左下端を(X,Y)=(0,0)とする軌跡情報の左下端のXY座標、及びその大きさ(pixel)を、各軌跡情報に対応付けて組合せデータベース44に記憶する。
また、手書き入力受付手段54は、タッチパネル24により入力制御部28を介して入力された手書き入力情報のうち、スタンプ画像72に対する格納単位である軌跡情報に対応する部分を決定する。すなわち、タッチパネル24による操作を介して描画される入力情報のうち、そのタッチパネル24を介しての描画が開始されてから所定の条件が成立するまでに入力された入力情報を、指定受付手段50により指定されたスタンプ画像72に対する格納単位としての軌跡情報74として受け付ける軌跡情報受付手段として機能する。例えば、タッチパネル24に対する接触入力が開始された後、所定時間(例えば10秒)以上接触入力が行われないことが判定された場合に、接触入力が開始されてからその時点までの間に描画された手書き入力情報に対応する部分を1単位の軌跡情報として決定して受け付ける。また、タッチパネル24に対する接触入力が開始された後、例えば他の作業を開始するためのボタンが押される等他の操作が開始された場合に、接触入力が開始されてからその時点までの間に描画された手書き入力情報に対応する部分を1単位の軌跡情報として決定して受け付ける。また、タッチパネル24により入力される入力情報に関して行すなわち文字の縦並び乃至横並びの概念が存在する場合には、一行に相当する入力情報すべてを1単位の軌跡情報として決定して受け付けるものであってもよい。更には、タッチパネル24に対する接触入力が開始された後、予め定められた所定時間(例えば1分)内に入力される入力情報を1単位の軌跡情報として決定して受け付けるものであってもよい。
図13は、図12に示す編集画面における入力可能領域62に対してタッチパネル24を介しての手書き入力が行われた様子を示す図である。この図13に示すように、背景画像66の前面側にスタンプ画像72が配置された入力可能領域62に対してタッチパネル24等を介しての手書き入力が行われた場合、その手書き入力情報に相当する軌跡情報74a(以下、特に他の軌跡情報と区別しない場合には、単に軌跡情報74という)は、背景画像66及びスタンプ画像72の前面側に表示される。すなわち、背景画像66の前面側に配置されたスタンプ画像72の更に前面側に書き込まれる。図13においては、「あいうえおかきくけこ」の文字に相当する軌跡情報74aが書き込まれており、手書き入力受付手段54は、このようにして入力された軌跡情報74aを受け付ける。
図6に示す重なり判定手段56は、相対位置決定手段52により書込領域全体としての背景画像66に対する相対位置が決定されたスタンプ画像72に、手書き入力受付手段54により受け付けられた軌跡情報74の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する。すなわち、相対位置決定手段52により決定されたスタンプ画像72の書込領域全体としての背景画像66に対する相対位置(座標及び大きさ)と、手書き入力受付手段54により受け付けられた軌跡情報74の書込領域全体としての背景画像66に対する相対位置(座標及び大きさ)とを比較し、それら相対位置(書込領域全体に対してスタンプ画像72乃至軌跡情報74が占める部分)の少なくとも一部が重畳しているか否かを判定する。
図6に示す格納判定手段58は、重なり判定手段56による判定結果に基づいて、手書き入力受付手段54により受け付けられた軌跡情報74を部分書込領域としてのスタンプ画像72に格納するか否かを判定する。基本的には、重なり判定手段56による判定が肯定される場合、すなわちスタンプ画像72に対して軌跡情報74の少なくとも一部が重なっていることが判定される場合には、斯かる軌跡情報74をそのスタンプ画像72に対応する部分書込領域に格納する処理を行う。換言すれば、スタンプ画像72に重なるように書き込まれた軌跡情報74を、そのスタンプ画像72に対応する部分書込領域(吹き出し内)に納まるように所定倍に縮小した後、その部分書込領域に相当する位置に移動させることにより、スタンプ画像72内に軌跡情報74が書き込まれたように表示させる。この処理は、好適には、手書き入力受付手段54により軌跡情報74の入力が受け付けられてから(軌跡情報74の入力終了が検知されてから)所定時間タッチパネル24に対して何の操作も行われなかった場合に実行される。なお、格納判定手段58による判定は、好適には、スタンプデータベース42において手書き入力可否を示す情報が「TRUE」とされたスタンプ画像すなわち軌跡情報の格納可能とされたスタンプ画像に対して実行される一方、手書き入力可否を示す情報が「FALSE」とされたスタンプ画像すなわち軌跡情報の格納不能とされたスタンプ画像に対しては実行されない。
図6に示す記憶手段60は、格納判定手段58の判定が肯定される場合には、手書き入力受付手段54により受け付けられた軌跡情報74を部分書込領域としてのスタンプ画像72に対応付けて組合せデータベース44に記憶する一方、格納判定手段58の判定が否定される場合には、軌跡情報74を書込領域全体に対する相対位置と対応付けて組合せデータベース44に記憶する。すなわち、格納判定手段58の判定が肯定され、スタンプ画像72に軌跡情報74が格納された場合には、そのスタンプ画像72に格納するための軌跡情報74の変形に関する情報、乃至変形後の軌跡情報74の書込領域全体に対する相対位置(座標及び大きさ)を示す情報を、格納されたスタンプ画像72と対応付けて組合せデータベース44に記憶する。すなわち、好適には、格納判定手段58の判定が肯定される場合には、部分書込領域としてのスタンプ画像72における書込可能面積及び軌跡情報74の大きさに応じてその軌跡情報74の表示倍率を設定し、設定されたその表示倍率と共に軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて組合せデータベース44に記憶する。
ここで、記憶手段60によりスタンプ画像72に格納された軌跡情報74を記憶する態様としては、そのスタンプ画像72の前面側に軌跡情報74を合成して新しく1枚の画像データ(画像ファイル)を作成して組合せデータベース44に記憶する態様と、スタンプ画像72の前面側に軌跡情報74を合成することなく重ね合わせ、それぞれ別個の画像データ(画像ファイル)のまま組合せデータベース44に記憶する態様とが考えられる。すなわち、記憶手段60は、スタンプ画像72に軌跡情報74を合成した合成画像を記憶するものであってもよいし、重ね合わせたスタンプ画像72及び軌跡情報74の相対位置関係に関する情報を記憶するものであってもよい。なお、軌跡情報74のスタンプ画像72への格納に際して、その軌跡情報74をスタンプ画像72に合成して新たな画像を作成する態様においては、軌跡情報74の変形に関する情報乃至変形後の位置情報は組合せデータベース44に記憶されなくともよい。また、記憶手段60は、格納判定手段58の判定が否定され、軌跡情報74が何れのスタンプ画像72にも格納されなかった場合には、スタンプ画像72と対応付けることなく、入力された軌跡情報74及びその書込領域全体に対する相対位置(座標及び大きさ)を示す情報を組合せデータベース44に記憶する。また、軌跡情報74が格納されたスタンプ画像72に関して、データベース44における入力済フラグを未入力を示す「FALSE」から入力済を示す「TRUE」に変更する。
図13に示す編集画面では、背景画像66に対して配置されたスタンプ画像72bの一部に、その前面側に書き込まれた軌跡情報74aが重なっている。この編集画面において、重なり判定手段56によりスタンプ画像72bに対して軌跡情報74aが重なっていることが判定されると、図14に示すように、格納判定手段58により軌跡情報74aがスタンプ画像72bに対応する部分書込領域に格納される。そして、スタンプ画像72bと格納された軌跡情報74aとが相互にグループ化され、軌跡情報74aの変形に関する情報乃至変形後の軌跡情報74aの書込領域全体に対する相対位置を示す情報がスタンプ画像72bと対応付けられて記憶手段60により組合せデータベース44に記憶される。
格納判定手段58は、好適には、重なり判定手段56により軌跡情報74が複数のスタンプ画像72に重なっていると判定される場合には、それら複数のスタンプ画像72のうち相対位置決定手段52により最も新しく書込領域全体に対する相対位置が決定されたスタンプ画像70に軌跡情報74を格納すると判定する。図15は、図14に示す編集画面から更に新たなスタンプ画像の選択入力が行われる様子を示す図である。この図15に示すように、操作領域64に表示された複数のサムネイル画像70のうち、スタンプ画像72cに対応するサムネイル画像70cに対応する位置にペン20等の接触が行われた場合には、指定受付手段50によりそのサムネイル画像70cに対応するスタンプ画像72cの選択入力が受け付けられ、対応するスタンプ画像72cがスタンプデータベース42から読み出されて、図16に示すように入力可能領域62に表示された背景画像66の前面側に配置される。更に、入力可能領域62に対してタッチパネル24等を介しての手書き入力が行われた場合、図17に示すように、その手書き入力情報に相当する軌跡情報74bが背景画像66及びスタンプ画像72b、72cの前面側に表示される。図17においては、「さしすせそ」の文字に相当する軌跡情報74bが書き込まれており、手書き入力受付手段54は、このようにして入力された軌跡情報74bを受け付ける。
図17に示す編集画面では、背景画像66に対して配置されたスタンプ画像72bの一部にその前面側に書き込まれた軌跡情報74bが重なると共に、同じく背景画像66に対して配置されたスタンプ画像72cの一部にその前面側に書き込まれた軌跡情報74bが重なっている。すなわち、軌跡情報74bが複数のスタンプ画像72b、72cに重なっている。この編集画面において、重なり判定手段56により軌跡情報74bが複数のスタンプ画像72b、72cに重なっていることが判定された場合には、それら複数のスタンプ画像72b、72cのうち新しく配置されたスタンプ画像72に軌跡情報74bを格納することが判定される。すなわち、スタンプ画像72cはスタンプ画像72bよりも後に配置された(書込領域全体に対する相対位置が決定された)ものであるため、そのスタンプ画像72cに軌跡情報74bを格納することが判定され、図18に示すように、格納判定手段58により軌跡情報74bがスタンプ画像72cに対応する部分書込領域に格納される。また、スタンプ画像72cと格納された軌跡情報74bとが相互にグループ化され、軌跡情報74bの変形に関する情報乃至変形後の軌跡情報74bの書込領域全体に対する相対位置を示す情報がスタンプ画像72cと対応付けられて記憶手段60により組合せデータベース44に記憶される。
また、格納判定手段58は、好適には、重なり判定手段56により軌跡情報74が、既に他の軌跡情報74を格納済みのスタンプ画像72に重なっていると判定される場合には、軌跡情報74をそのスタンプ画像72に格納しないと判定する。すなわち、組合せデータベース44において入力済フラグが「TRUE」とされているスタンプ画像72については、新たに軌跡情報74を格納させる処理を実行しない。図17に示す例においては、軌跡情報74bが複数のスタンプ画像72b、72cに重なっているが、スタンプ画像72bには既に他の軌跡情報74aが格納されている。この場合、格納判定手段58は、既に他の軌跡情報74aを格納済みのスタンプ画像72bには軌跡情報74bを格納しないと判定する一方、未だ軌跡情報74を格納していないスタンプ画像72cに軌跡情報74bを格納すると判定する。斯かる制御によっても、図17に示すように入力された軌跡情報74bは、その一部が重なった複数のスタンプ画像72b、72cのうちスタンプ画像72cに格納される。
図19は、図18に示す編集画面から更に新たなスタンプ画像の選択入力が行われる様子を示す図である。この図19に示すように、操作領域64に表示された複数のサムネイル画像70のうち、スタンプ画像72aに対応するサムネイル画像70aに対応する位置にペン20等の接触が行われた場合には、指定受付手段50によりそのサムネイル画像70aに対応するスタンプ画像72aの選択入力が受け付けられ、対応するスタンプ画像72aがスタンプデータベース42から読み出されて、図20に示すように入力可能領域62に表示された背景画像66の前面側に配置される。更に、入力可能領域62に対してタッチパネル24等を介しての手書き入力が行われた場合、図21に示すように、その手書き入力情報に相当する軌跡情報74cが背景画像66及びスタンプ画像72a、72b、72cの前面側に表示される。図21においては、「たちつてと」の文字に相当する軌跡情報74cが書き込まれており、手書き入力受付手段54は、このようにして入力された軌跡情報74cを受け付ける。
図21に示す編集画面では、背景画像66に対して配置されたスタンプ画像72bの一部に、その前面側に書き込まれた軌跡情報74cが重なっているが、そのスタンプ画像72bには既に他の軌跡情報74aが格納されている。この編集画面に示すように、重なり判定手段56により軌跡情報74cが、既に他の軌跡情報74aを格納済みのスタンプ画像72bに重なっていると判定される場合には、軌跡情報74cをそのスタンプ画像72bに格納しないと判定される。一方、軌跡情報74cは、スタンプ画像72bの他にどのスタンプ画像72とも重なっていないため、図22に示すようにどのスタンプ画像72とも対応付けられることなく、入力可能領域62に対して等倍で書き込まれた手書き入力情報として、その入力可能領域62全体に対する相対位置(座標及び大きさ)を示す情報と対応付けられて組合せデータベース44に記憶される。
また、格納判定手段58は、好適には、重なり判定手段56による判定が否定される場合であっても、軌跡情報74の入力後所定時間内に相対位置決定手段52によりスタンプ画像72の書込領域全体に対する相対位置が変更され、そのスタンプ画像72に軌跡情報74の少なくとも一部が重なることとなった場合には、その軌跡情報74を重なったスタンプ画像72に格納すると判定する。すなわち、軌跡情報74の入力後にスタンプ画像72が移動されることによりそのスタンプ画像72に対して軌跡情報74の少なくとも一部が重なるものと判定された場合には、その軌跡情報74を重なったスタンプ画像72に格納すると判定する。
例えば、図21乃至図22に示す編集画面において、利用者がスタンプ画像72aに格納することを意図して軌跡情報74cを入力したにもかかわらず、その軌跡情報74cがスタンプ画像72aに重ならなかった場合等には、タッチパネル24等による操作により、予め定められた所定時間内にスタンプ画像72aを軌跡情報74cと重なるように移動させれば、上記判定により利用者が意図した通りの画像編集が可能となる。図23は、図21乃至図22に示す編集画面から、スタンプ画像72aを軌跡情報74cに重なる位置に移動させた様子を示す図である。この図23に示すように、軌跡情報74cの入力後所定時間内にそのスタンプ画像72aの移動すなわち書込領域全体に対する相対位置の変更が行われ、スタンプ画像72aに軌跡情報74cの少なくとも一部が重なることとなった場合には上記判定が行われることにより、図24に示すように、軌跡情報74cがスタンプ画像72aに格納される。更に、図25に示すように、スタンプ画像72aをタッチパネル24等の操作により移動させた場合、前述のようにそのスタンプ画像72aに格納された軌跡情報74cも追従して移動させられる。そのようにして、軌跡情報74cが格納されたスタンプ画像72aが元の位置(図21乃至図22に示す位置)に移動させられることで、利用者が意図した通りの画像編集が実現される。
図26は、前記制御部14による本実施例の画像編集制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、画像データベース40に記憶された画像情報或いは電子文書ファイル等のうちからタッチパネル24等による入力操作を介して編集対象となる背景画像が指定され、その指定された情報が画像データベース40から読み出されてタッチパネルディスプレイ12の編集画面における入力可能領域62に編集対象となる背景画像66として表示される。次に、S2において、タッチパネル24等による入力操作を介して編集画面における操作領域64に表示された編集内容選択ボタン68が押される等して作業指示が受け付けられる。次に、S3において、S2にて受け付けられた作業指示がスタンプ画像の付加表示を指示するものであるか否かが判断される。このS3の判断が肯定される場合には、S8以下の処理が実行されるが、S3の判断が否定される場合には、S4において、S2にて受け付けられた作業指示に対応するスタンプ画像の付加表示以外の作業が実行される。次に、S5において、指示された作業が終了したか否かが判断される。このS5の判断が否定される場合には、S2以下の処理が再び実行されるが、S5の判断が肯定される場合には、S6において、作業結果としてタッチパネルディスプレイ12の編集画面における入力可能領域62に表示された画像に関する情報が組合せデータベース44等に保存(記憶)される。次に、S7において、画像編集機能(アプリケーション)が終了させられたか否かが判断される。このS7の判断が否定される場合には、S1以下の処理が再び実行されるが、S7の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。
S8においては、タッチパネル24に対する接触操作に応じて、スタンプデータベース42に記憶された複数のスタンプ画像の何れかを選択する選択入力が受け付けられる。次に、S9において、S8にて選択入力されたスタンプ画像72が入力可能領域62に配置され、背景画像66に対する相対位置が決定される。また、タッチパネル24による操作に応じて、スタンプ画像72の移動、拡大乃至縮小、回転等が実行される。次に、SAにおいて、図27に示す手書き入力/格納処理が実行される。次に、S10において、タッチパネル24等による入力操作を介して編集画面における入力可能領域62に表示されたスタンプ画像72の移動が行われたか否かが判断される。このS10の判断が肯定される場合には、SBにおいて、図28に示す手書き入力/格納第2処理が実行された後、S2以下の処理が再び実行されるが、S8の判断が否定される場合には、S5以下の処理が実行される。
図27は、図26の制御における手書き入力/格納処理(手書き入力/格納サブルーチン)の要部を説明するフローチャートである。
先ず、SA1において、タッチパネル24等による入力操作を介して編集画面における入力可能領域62に対する手書き入力すなわち軌跡情報74の入力受付が開始される。この入力受付開始の判定は、例えばタッチパネル24に対する接触入力が開始された時点が入力開始時点として判定される。次に、SA2において、編集画面における入力可能領域62に対する軌跡情報74の入力受付が終了させられる。この入力受付終了の判定は、タッチパネル24に対する接触入力が開始された後、所定時間以上接触入力が行われないことが判定された場合、タッチパネル24に対して他の作業を開始するためのボタンが押される等の操作が行われた場合、或いはタッチパネル24に対する接触入力が開始された後、予め定められた所定時間が経過した場合等にその時点が入力終了時点として判定され、入力開始時点から入力終了時点までに入力された入力情報が1単位の軌跡情報74として受け付けられる。次に、SA3において、編集画面における入力可能領域62に対して軌跡情報74の入力があったか否かが判断される。このSA3の判断が否定される場合には、SA12以下の処理が実行されるが、SA3の判断が肯定される場合には、SA4以下の処理が実行される。
SA4においては、編集画面における入力可能領域62に配置されたスタンプ画像72と入力された軌跡情報74の少なくとも一部が重なっているか否かが判断される。このSA4の判断が否定される場合には、SA5において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74がそのまま入力可能領域62に配置された後、SA12以下の処理が実行されるが、SA4の判断が肯定される場合には、SA6において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっているスタンプ画像72は1つであるか否かが判断される。このSA6の判断が否定される場合には、SA7において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっている複数のスタンプ画像72のうち最も新しく配置されたスタンプ画像72が軌跡情報74と重なったスタンプ画像72として検出された後、SA8以下の処理が実行されるが、SA6の判断が肯定される場合には、SA8において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっているスタンプ画像72が手書き入力可能な種類のものか否か、すなわちスタンプデータベース42における手書き入力可否を示す情報が「TRUE」であるか否かが判断される。このSA8の判断が否定される場合には、SA5以下の処理が実行されるが、SA8の判断が肯定される場合には、SA9以下の処理が実行される。
SA9においては、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっているスタンプ画像72に他の軌跡情報74が未入力(格納されていない)であるか否か、すなわち組合せデータベース44における入力済フラグが「FALSE」であるか否かが判断される。このSA9の判断が否定される場合には、SA5以下の処理が実行されるが、SA9の判断が肯定される場合には、SA10において、スタンプ画像72における書込可能面積及び軌跡情報74の大きさに応じてその軌跡情報74の表示倍率が変更(縮小)される。次に、SA11において、SA10にて倍率が変更された軌跡情報74がスタンプ画像72における書込領域に配置(移動)される。次に、SA12において、手書き入力/格納処理機能が終了させられたか否かが判断される。このSA12の判断が否定される場合には、SA1以下の処理が再び実行されるが、SA12の判断が肯定される場合には、それをもって図26に示すメインルーチンへ復帰させられる。
図28は、図26の制御における手書き入力/格納第2処理(手書き入力/格納第2サブルーチン)の要部を説明するフローチャートである。
先ず、SB1において、編集画面における入力可能領域62内におけるスタンプ画像72の移動の結果として、そのスタンプ画像72と軌跡情報74の少なくとも一部が重なることとなったか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、SB2において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74がそのまま入力可能領域62に配置された後、SB8以下の処理が実行されるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB3において、軌跡情報74の入力後所定時間以内にスタンプ画像72が移動させられたことにより軌跡情報74と重なることとなったものであるか否かが判断される。このSB3の判断が否定される場合には、SB2以下の処理が実行されるが、SB3の判断が肯定される場合には、SB4において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっているスタンプ画像72が手書き入力可能な種類のものか否か、すなわちスタンプデータベース42における手書き入力可否を示す情報が「TRUE」であるか否かが判断される。このSB4の判断が否定される場合には、SB2以下の処理が実行されるが、SB4の判断が肯定される場合には、SB5において、入力可能領域62に入力された軌跡情報74と重なっているスタンプ画像72に他の軌跡情報74が未入力(格納されていない)であるか否か、すなわち組合せデータベース44における入力済フラグが「FALSE」であるか否かが判断される。このSB5の判断が否定される場合には、SB2以下の処理が実行されるが、SB5の判断が肯定される場合には、SB6において、スタンプ画像72における書込可能面積及び軌跡情報74の大きさに応じてその軌跡情報74の表示倍率が変更(縮小)される。次に、SB7において、SB6にて倍率が変更された軌跡情報74がスタンプ画像72における書込領域に配置(移動)される。次に、SB8において、手書き入力/格納第2処理機能が終了させられたか否かが判断される。このSB8の判断が否定される場合には、SB1以下の処理が再び実行されるが、SB8の判断が肯定される場合には、それをもって図26に示すメインルーチンへ復帰させられる。
以上の制御において、S8が指定受付手段50の動作乃至指定受付過程に、S9が相対位置決定手段52の動作乃至相対位置決定過程に、SA1及びSA2が手書き入力受付手段54の動作に、SA4及びSB1が重なり判定手段56の動作乃至重なり判定過程に、SA5〜SA11、SB2〜SB7が格納判定手段58の動作乃至格納判定過程に、S6が記憶手段60の動作乃至記憶過程にそれぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、書込領域としての背景画像66全体に対して区分される部分書込領域としてのスタンプ画像72の指定を受け付ける指定受付手段50(S8)と、その指定受付手段50により指定されたスタンプ画像72の、背景画像66全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段52(S9)と、その相対位置決定手段52により背景画像66に対する相対位置が決定されたスタンプ画像72に、入力装置としてのタッチパネル24による操作を介して描画される軌跡情報74の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段56(SA4及びSB1)と、その重なり判定手段56による判定結果に基づいて、軌跡情報74をスタンプ画像72に格納するか否かを判定する格納判定手段58(SA5〜SA11、SB2〜SB7)と、その格納判定手段58の判定が肯定される場合には、軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶部16に記憶する一方、格納判定手段58の判定が否定される場合には、軌跡情報74を背景画像66全体に対する相対位置と対応付けて記憶部16に記憶する記憶手段60(S6)とを、備えたものであることから、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示装置10を提供することができる。
また、格納判定手段58は、重なり判定手段56により軌跡情報74が複数のスタンプ画像72に重なっていると判定される場合には、それら複数のスタンプ画像72のうち相対位置決定手段52により最も新しく背景画像66全体に対する相対位置が決定されたスタンプ画像72に軌跡情報74を格納すると判定するものであるため、予め複数のスタンプ画像72を配置した上でそれらの何れかに対して手書き入力を行う場合において、手書き入力情報に相当する軌跡情報74を簡便且つ実用的な態様で利用者が意図するスタンプ画像72に書き込むことができる。
また、格納判定手段58は、重なり判定手段56により軌跡情報74が、既に他の軌跡情報74を格納済みのスタンプ画像72に重なっていると判定される場合には、軌跡情報74をそのスタンプ画像72に格納しないと判定するものであるため、手書き入力情報に相当する軌跡情報74がスタンプ画像72に重複して書き込まれるのを抑制することができる。
また、格納判定手段58は、重なり判定手段56による判定が否定される場合であっても、軌跡情報74の入力後所定時間内に相対位置決定手段52によりスタンプ画像72の背景画像66全体に対する相対位置が変更され、そのスタンプ画像72に軌跡情報74の少なくとも一部が重なることとなった場合には、その軌跡情報74をスタンプ画像72に格納すると判定するものであるため、手書き入力情報に相当する軌跡情報74が所望のスタンプ画像72に重ならなかった場合であっても、利用者が意図する場合には軌跡情報74をそのスタンプ画像72に格納することができる。
また、タッチパネル24による操作を介して描画される入力情報のうち、そのタッチパネル24を介しての描画が開始されてから所定の条件が成立するまでに入力された入力情報を、指定受付手段50により指定されたスタンプ画像72に対する格納単位としての軌跡情報74として受け付ける軌跡情報受付手段すなわち手書き入力受付手段54(SA1及びSA2)を備えたものであるため、部分書込領域に格納される軌跡情報を好適に定めることができる。
また、記憶手段60は、格納判定手段58の判定が肯定される場合には、スタンプ画像72における書込可能面積及び軌跡情報74の大きさに応じてその軌跡情報74の表示倍率を設定し、設定されたその表示倍率と共にその軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶部16に記憶するものであるため、手書き入力情報に相当する軌跡情報74を対象となるスタンプ画像72を拡大することなく簡便且つ実用的な態様でそのスタンプ画像72に書き込むことができる。
また、本実施例によれば、背景画像66全体に対して区分されるスタンプ画像72の指定を受け付ける指定受付過程(S8)と、その指定受付過程において指定されたスタンプ画像72の、背景画像66全体に対する相対位置を決定する相対位置決定過程(S9)と、その相対位置決定過程において背景画像66全体に対する相対位置が決定されたスタンプ画像72に、タッチパネル24による操作を介して描画される軌跡情報74の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定過程(SA4及びSB1)と、その重なり判定過程における判定結果に基づいて、軌跡情報74をスタンプ画像72に格納するか否かを判定する格納判定過程(SA5〜SA11、SB2〜SB7)と、その格納判定過程における判定が肯定される場合には、軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶部16に記憶する一方、格納判定過程における判定が否定される場合には、軌跡情報74を背景画像66全体に対する相対位置と対応付けて記憶部16に記憶する記憶過程(S6)とを、含むことから、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報74をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示方法を提供することができる。
また、本実施例によれば、画像表示装置10の制御部14を、背景画像66全体に対して区分されるスタンプ画像72の指定を受け付ける指定受付手段50、その指定受付手段50により指定されたスタンプ画像72の、背景画像66全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段52、その相対位置決定手段52により背景画像66に対する相対位置が決定されたスタンプ画像72に、タッチパネル24による操作を介して描画される軌跡情報74の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段56、その重なり判定手段56による判定結果に基づいて、軌跡情報74をスタンプ画像72に格納するか否かを判定する格納判定手段58、及び、その格納判定手段58の判定が肯定される場合には、軌跡情報74をスタンプ画像72に対応付けて記憶部16に記憶する一方、格納判定手段58の判定が否定される場合には、軌跡情報74を背景画像66全体に対する相対位置と対応付けて記憶部16に記憶する記憶手段60として機能させることを特徴とする画像表示プログラムであることから、書込領域全体に対して区分される部分書込領域に対する手書き入力に際して、対象となる部分書込領域を拡大することなく簡便に手書き入力情報に相当する軌跡情報74をその部分書込領域に書き込むことができる。すなわち、入力領域以外の部分の視認性を維持しつつ好適な手書き入力を可能とする画像表示プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、指定受付手段50、相対位置決定手段52、手書き入力受付手段54、重なり判定手段56、格納判定手段58、及び記憶手段60は、何れも制御部14に機能的に備えられたものであったが、その一部乃至全部が同等の機能を奏する個別の制御部として制御部14とは別体に備えられたものであってもよい。また、画像表示装置10においては、タッチパネルディスプレイ12の表示制御乃至入力情報処理を行う表示制御部26及び入力制御部28が制御部14とは別体の制御部として備えられたものであったが、これらはその一方乃至両方が制御部14に機能的に備えられたものであってもよい。
また、前述の実施例では、画像表示機能を有すると共に接触による入力装置として機能するタッチパネルディスプレイ12を備えた画像表示装置10に本発明が適用された例を説明したが、本発明の画像表示装置は必ずしもタッチパネルディスプレイを備えたものでなくともよく、画像を表示し得るディスプレイを備えた画像表示装置に広く適用されるものである。
また、前述の実施例において、手書き入力受付手段54は、タッチパネル24による手書き入力操作によって描画される軌跡情報74を受け付けるものであったが、例えば、入力装置としてマウスを備えた画像表示装置において、そのマウスによる手書き入力操作によって描画される軌跡情報を受け付けるものであってもよい。また、外部装置としてのペンタブレットを接続可能に構成された画像表示装置において、そのペンタブレットによる手書き入力操作によって描画される軌跡情報を受け付けるものであってもよい。
また、前述の実施例では、書込領域としての背景画像66に部分書込領域として吹き出しに相当するスタンプ画像72を配置する画像編集制御について説明したが、例えば、書込領域全体に対して区分される部分書込領域として、罫線を有するテキストボックス、星マークやハートマーク等のシンボルマーク、或いは半透明で背景画像66が透けて見える部分領域等が配置され、それらに前述した手書き入力情報の格納処理が行われるものであってもよい。また、入力可能領域62に読み出される編集対象としては、前述した実施例における画像情報(背景画像66)の他に各種電子文書ファイルが考えられ、それら電子文書ファイルに相当する書込領域を対象とする編集にも本発明は好適に適用されるものである。
また、前述の実施例では、入力可能領域62に表示される背景画像66が書込領域全体に相当するものであったが、例えば入力可能領域62全体よりも小さい背景画像66がその入力可能領域62に表示されている場合等においては、入力可能領域62全体を書込領域全体とするものであってもよい。すなわち、スタンプ画像72が背景画像66から外れた位置に配置され、そのスタンプ画像72に手書き入力が行われるといった態様も考えられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:画像表示装置、14:制御部、16:記憶部(記憶装置)、24:タッチパネル(入力装置)、50:指定受付手段、52:相対位置決定手段、54:手書き入力受付手段(軌跡情報受付手段)、56:重なり判定手段、58:格納判定手段、60:記憶手段、66:背景画像(書込領域)、72:スタンプ画像(部分書込領域)、74:軌跡情報
Claims (8)
- 入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置であって、
書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付手段と、
該指定受付手段により指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段と、
該相対位置決定手段により前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段と、
該重なり判定手段による判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定手段と、
該格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定手段の判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段と
を、備えたものであることを特徴とする画像表示装置。 - 前記格納判定手段は、前記重なり判定手段により前記軌跡情報が複数の前記部分書込領域に重なっていると判定される場合には、それら複数の部分書込領域のうち前記相対位置決定手段により最も新しく前記書込領域全体に対する相対位置が決定された部分書込領域に前記軌跡情報を格納すると判定するものである
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記格納判定手段は、前記重なり判定手段により前記軌跡情報が、既に他の軌跡情報を格納済みの部分書込領域に重なっていると判定される場合には、前記軌跡情報を該部分書込領域に格納しないと判定するものである
請求項1又は2に記載の画像表示装置。 - 前記格納判定手段は、前記重なり判定手段による判定が否定される場合であっても、前記軌跡情報の入力後所定時間内に前記相対位置決定手段により前記部分書込領域の前記書込領域全体に対する相対位置が変更され、該部分書込領域に前記軌跡情報の少なくとも一部が重なることとなった場合には、該軌跡情報を前記部分書込領域に格納すると判定するものである
請求項1から3の何れか1項に記載の画像表示装置。 - 前記入力装置による操作を介して描画される入力情報のうち、該入力装置を介しての描画が開始されてから所定の条件が成立するまでに入力された入力情報を、前記指定受付手段により指定された部分書込領域に対する格納単位としての前記軌跡情報として受け付ける軌跡情報受付手段を備えたものである請求項1から4の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記記憶手段は、前記格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記部分書込領域における書込可能面積及び前記軌跡情報の大きさに応じて該軌跡情報の表示倍率を設定し、設定された該表示倍率と共に該軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶するものである
請求項1から5の何れか1項に記載の画像表示装置。 - 入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置における画像表示方法であって、
書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付過程と、
該指定受付過程において指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定過程と、
該相対位置決定過程において前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定過程と、
該重なり判定過程における判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定過程と、
該格納判定過程における判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定過程における判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶過程と
を、含むことを特徴とする画像表示方法。 - 入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の入力を受け付ける画像表示装置の制御部を、
書込領域全体に対して区分される部分書込領域の指定を受け付ける指定受付手段、
該指定受付手段により指定された部分書込領域の、前記書込領域全体に対する相対位置を決定する相対位置決定手段、
該相対位置決定手段により前記書込領域全体に対する相対位置が決定された前記部分書込領域に、前記入力装置による操作を介して描画される軌跡情報の少なくとも一部が重なっているか否かを判定する重なり判定手段、
該重なり判定手段による判定結果に基づいて、前記軌跡情報を前記部分書込領域に格納するか否かを判定する格納判定手段、
及び、該格納判定手段の判定が肯定される場合には、前記軌跡情報を前記部分書込領域に対応付けて記憶装置に記憶する一方、前記格納判定手段の判定が否定される場合には、前記軌跡情報を前記書込領域全体に対する相対位置と対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段
として機能させることを特徴とする画像表示プログラム。
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