JP2011215484A - 表示装置及び制御方法 - Google Patents

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Kiwa Sugiyama
喜和 杉山
Yutaka Ichihara
裕 市原
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Abstract

【課題】観視者の観察位置の前後左右の移動に追随する三次元表示装置及び制御方法を与える。
【解決手段】表示装置は、それぞれ右眼用光源および左眼用光源として機能可能な複数の光源が配列された光源部と、右眼用光源からの光により表示される右眼用画像、および、左眼用光源からの光により表示される左眼用画像を表示する表示部と、右眼用画像および左眼用画像の表示光を、右眼用光源および左眼用光源の位置に応じた領域にそれぞれ集光させる光学系と、表示部から画像の観視者までの視点距離を検出する位置検出部と、複数の光源に含まれるそれぞれの光源について、右眼用光源および左眼用光源のいずれとして機能させるかを、位置検出部が検出した距離に基づいて制御する光源制御部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、観視者に立体像を表示するための表示装置に関する。
透過型表示モニタおよびレンズを用いて立体画像を視認させる技術として、透過型表示モニタの裏面側から右眼用光源および左眼用光源で照射して、右眼用光源からの光および左眼用光源からの光をレンズによりそれぞれ観視者の右眼上および左眼上に結像させる技術が知られている。例えば、下記特許文献には立体視に関連する技術が記載されている。
特許文献1 特開2009−98589号公報
ところで、レンズによる結像位置から水平方向に離れた位置から観視している観視者には、右眼のみに与えられるべき光が左眼に漏れたり、また、左眼のみに与えられるべき光が右眼に漏れたりする場合がある。この場合、観視者には右眼用画像と左眼用画像とが重なった画像が認識される。このように、観視者の水平方向の位置によっては、観視者の眼に適切な画像を提示することができないという課題があった。
このような課題に対して、水平方向に複数の光源を設け、観視者の位置に対応する光源を点灯させることも考えられる。しかし、光源を切り替えるときに、光源の位置が大きく変動してしまうので、光源の切替時に観視者に不自然な画像が提示されてしまう。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、それぞれ右眼用光源および左眼用光源として機能可能な複数の光源が配列された光源部と、前記右眼用光源からの光により表示される右眼用画像、および、前記左眼用光源からの光により表示される左眼用画像を表示する表示部と、前記右眼用画像および前記左眼用画像の表示光を、前記右眼用光源および前記左眼用光源の位置に応じた領域にそれぞれ集光させる光学系と、前記表示部から画像の観視者までの視点距離を検出する位置検出部と、前記複数の光源に含まれるそれぞれの光源について、前記右眼用光源および前記左眼用光源のいずれとして機能させるかを、前記位置検出部が検出した距離に基づいて制御する光源制御部とを備える表示装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る表示装置10を示す。 本実施形態に係る表示装置10の構成を示す。 本実施形態に係る表示装置10に備えられる光源部14の実施形態を示す。 本実施形態に係る表示装置10に備えられる光源部14の実施形態を示す。 本実施形態に係る表示装置10に備えられる光源部14の実施形態を示す。 本実施形態に係る表示装置10から観視者60に与えられる光の光路例を示す。 本実施形態に係る表示装置10から観視者60に与えられる光の光路例を示す。 本実施形態に係る表示装置10から観視者60に与えられる光の光路例を示す。 本実施形態に係る表示装置10における観視者60の位置の変化を示す。 本実施形態に係る光源部14の一部の光源52を示す。 本実施形態に係る光源部14の一部の光源52を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る表示装置10の全体を示す。本実施形態に係る表示装置10は、光源部14、光学系16、表示部12を備える。図2は、本実施形態に係る表示装置10の構成を示す。
表示装置10は、立体表示用の右眼用画像および左眼用画像を含む画像データを受信装置または再生装置等から受け取る。表示装置10は、右眼用画像を表示して観視者60の右眼に与え、左眼用画像を表示して観視者60の左眼に与えることができる。このような表示装置10は、画像分離用の専用メガネを装着しない観視者60、即ち、裸眼の観視者60に対して、立体像を観察させることができる。
光源部14は、表示部12の裏面に光を照射する。表示部12の裏面に照射された光は、表示部12を透過して観視者60に与えられる。これにより、観視者60は、表示部12に表示された画像を観賞することができる。
光源部14は、それぞれ右眼用光源および左眼用光源として機能可能な複数の光源が配列されている。光源部14は、それぞれの光源を、右眼用画像を表示する光を照射する右眼用光源32と、左眼用画像を表示する光を照射する左眼用光源34として機能させる。右眼用光源32と左眼用光源34は予め定められた配列方向に交互に配列されてよい。以下では、配列方向を水平方向として説明する。
それぞれの光源は、水平方向と垂直な方向に延伸して設けられてよい。つまり、複数の右眼用光源32および複数の左眼用光源34のそれぞれは、一例として、表示部12の上端から下端まで表示部12の垂直方向に延伸する。このような複数の右眼用光源32および複数の左眼用光源34のそれぞれは、表示部12の上下方向に均一な光を照射することができる。
それぞれの光源は、右眼用光源32として機能する場合に第1の偏光成分の光を発光し、左眼用光源34として機能する場合に第2の偏光成分の光を発光してよい。つまり、複数の右眼用光源32は、表示部12の裏面から第1の偏光成分の光を照射する。そして、複数の左眼用光源34は、表示部12の裏面から第2の偏光成分の光を照射する。
表示部12は、右眼用光源32からの光により表示される右眼用画像、および、左眼用光源34からの光により表示される左眼用画像を表示する。表示部12は、裏面側から照射された光を透過することにより、表示した画像を観視者60に与える透過型パネルであってよい。
表示部12は、入射光の第1の偏光成分を透過する複数の第1表示領域22と、入射光の第2の偏光成分を透過する複数の第2表示領域24とが交互に配列される。表示部12は、第1の表示領域に右眼用画像を表示し、第2の表示領域に左眼用画像を表示してよい。第1の偏光成分の光および第2の偏光成分の光は、偏光方向が互いに直交する直線偏光(S偏光およびP偏光)であってよい。また、第1の偏光成分の光および第2の偏光成分の光は、回転方向が互いに逆の円偏光であってもよい。
第1表示領域22および第2表示領域24は、水平方向に延伸して設けられ、且つ、水平方向と垂直な方向において交互に設けられてよい。例えば、複数の第1表示領域22および複数の第2表示領域24のそれぞれは、表示部12の水平方向(左右方向)に延伸し、表示部12の垂直方向(上下方向)に交互に配列される。表示部12は、一例として、第1の偏光成分の光を透過する水平ラインと、第2の偏光成分の光を透過する水平ラインとを1ラインずつ交互に含む構成であってよい。水平ラインは、表示部12における1画素分の幅を有するラインを指す。
光学系16は、表示部12および光源部14の間に設けられる。光学系16は、複数の右眼用光源32からの光を、複数の第1表示領域22を透過させて観視者60の右眼に対応する第1視点に集光させる。さらに、光学系16は、複数の左眼用光源34からの光を、複数の第2表示領域24を透過させて観視者60の左眼に対応する第2視点に集光させる。
光学系16は、レンチキュラレンズであってよい。レンチキュラレンズは、一例として、光学系16の上端から下端まで光学系16の垂直方向にそれぞれ延伸する複数の微小レンズ42を有する。複数の微小レンズ42は、光学系16の右端から左端まで、光学系16の水平方向に並べて配列される。これにより光学系16は、右眼用画像および左眼用画像の表示光を、右眼用光源および左眼用光源の位置に応じた領域にそれぞれ集光させる。
光源部14は、観視者60が移動した場合に、その動きを追跡(トラッキング)して、右眼用光源及び左眼用光源の位置を切り替える。これにより、表示装置10は、観視者60の位置に応じて、右眼用画像および左眼用画像の表示光を集光させる位置を制御する。
図3Aから図3Cは、各図において異なる形態の光源部14を正面方向から見た正面図である。それぞれの複数の光源は、予め定められた配列方向において連続して配置されている。ここで、配列方向とは、光源部14において、複数の右眼用光源32及び複数の左眼用光源34が交互に配列される方向を指す。当該配列方向は水平方向であってよい。
また、図3Aから図3Cにおいて、光源の形状を四辺形で示すが、光源の形状は当該形状でなくともよい。それぞれの光源は、図中において四辺形で示される線光源または点光源であってよく、四辺形の領域における予め定められた位置に設けられた一または複数の点光源であってもよい。
図3Aに示す実施形態において、右眼用光源32と左眼用光源34は、垂直方向に延伸する等しい幅の四辺形の形状を有している。そして、複数の右眼用光源32及び複数の左眼用光源34は、それぞれが水平方向に交互に配列されている。
図3Bに示す実施形態において、右眼用光源32と左眼用光源34は、所定の横方向長さと縦方向長さを有する四辺形のブロック形状を有している。そして、複数の右眼用光源32のブロック及び複数の左眼用光源34のブロックは、水平方向及び垂直方向に交互に格子状に配列されている。
図3Cに示す実施形態において、右眼用光源32と左眼用光源34は、所定の横方向長さと縦方向長さを有する四辺形のブロック形状を有している。そして、複数の右眼用光源32のブロック及び複数の左眼用光源34のブロックは、水平方向に交互に配列され、四辺形の横方向長さの半分だけ左右交互にずれて、垂直方向に交互に配列されている。
図4は、本実施形態に係る表示装置10から観視者60に与えられる光の光路例を示す。表示装置10において、複数の右眼用光源Rのそれぞれから出力された第1の偏光成分の光は、光学系16により観視者60の右眼に対応する第1視点R1の方向に屈折される。そして、光学系16により屈折された第1の偏光成分の光は、表示部12の複数の第1表示領域22を通過して、観視者60の右眼に与えられる。
また、表示装置10において、複数の左眼用光源Lのそれぞれから出力された第2の偏光成分の光は、光学系16により観視者60の左眼に対応する第2視点L1の方向に屈折される。そして、光学系16により屈折された第2の偏光成分の光は、表示部12の複数の第2表示領域24を通過して、観視者60の左眼に与えられる。
ここで、表示部12は、複数の第1表示領域22に右眼用画像を表示する。また、表示部12は、複数の第2表示領域24に左眼用画像を表示する。従って、当該表示装置10は、観視者60の右眼に対応する第1視点R1に対して複数の第1表示領域22に表示した右眼用画像を与え、観視者60の左眼に対応する第2視点L1に対して複数の第2表示領域24に表示した左眼用画像を与えることができる。
これにより、表示装置10によれば、専用メガネを用いない裸眼の観視者60に対して立体像を観察させることができる。そして、表示装置10によれば、光学系16として大型の単一のレンズではなくレンチキュラレンズを用いることができるので、表示面を大型とすることができ、更に、薄くすることができる。
ここで、光源部14に設けられた複数の光源52を、複数の光源群56に分割して説明する。それぞれの光源群56は、水平方向に連続して配置された予め定められた個数の光源52を有する。光源群56は、水平方向において交互に右眼用光源Rおよび左眼用光源Lとして機能する。光源52はLED等の発光素子であってよい。
表示装置10は、光源制御部54及び位置検出部58をさらに備える。位置検出部58は、表示部12から画像の観視者60までの視点距離を検出する。ここで、視点距離とは、表示部12の表示面から観視者60の眼に対応する視点までの、該表示面に対して垂直方向の距離D1を指す。位置検出部58は水平方向における観視者60の位置を更に検出してよい。
位置検出部58は、不可視光を観視者60に対して照射し、観視者60の眼からの反射光を検出して、観視者60の位置を検出してよい。不可視光を用いることで、観視者60の観察を邪魔することなく当該観視者60の位置情報を検出することができる。不可視光は、赤外線であってよい。
また、位置検出部58は、表示部12が表示した画像の、観視者60の眼からの反射光を検出して、観視者60の位置を検出してよい。この場合、位置検出部58は、表示部12が表示した画像の明るさが、予め定められた基準値以上の場合に、観視者60の眼からの反射光を検出してよい。基準値を設けることで、反射光を検出するときの信号ノイズ比を一定以上に維持することができる。また、位置検出部58は、表示部12が表示した画像に基づいて、観視者60の眼から検出した光が、画像の反射光であるか否かを判定してよい。例えば位置検出部58は、表示部12が表示した画像の色成分と、観視者60の眼から検出した光の色成分とを比較して、検出した光が画像の反射光であるか否かを判定する。
光源制御部54は、それぞれの光源52について、右眼用光源Rおよび左眼用光源Lのいずれとして機能させるかを、位置検出部58が検出した距離に基づいて制御する。つまり、光源制御部54は、光源群56ごとではなく、1個の光源52ごとに、光源52の機能を右眼用光源Rまたは左眼用光源Lとして制御することができる。光源52の機能の切替えは、一例として位置検出部58が検出した視点距離D1に基づいて制御される。
光源制御部54は、水平方向に配列された複数の光源52について、視点距離に応じた個数の光源52を含む光源群56を、交互に右眼用光源および左眼用光源として機能させてよい。つまり、観視者60が水平方向に対して垂直方向に移動した場合、視点距離D1が変化する。その視点距離D1の変化に応じて、光源部14のそれぞれの光源群56を構成する光源52の個数が変化する。光源制御部54は、光源52の個数が変化した光源群56を水平方向に沿って交互に右眼用光源R及び左眼用光源Lとして機能させる。それぞれの光源群56に含まれる光源52の個数は同一であってよい。
上述したように、右眼用光源Rおよび左眼用光源Lは、射出する光の偏光成分が異なる。光源部14は、それぞれの光源52の前に、透過する光の偏光方向を切り替える液晶素子を有してよい。光源制御部54は、水平方向における観視者60の位置の変化に基づいて、それぞれの光源52の前の液晶素子の偏光方向を制御する。
光学系16は、光源部14において複数の光源52が設けられる面と対向して設けられ、水平方向と垂直な方向に延伸する微小レンズ42を、水平方向に複数有するレンチキュラレンズを有してよい。水平方向において、微小レンズ42の幅は、光源52の幅より大きいことが好ましい。
光学系16は、右眼用光源Rとして機能する複数の光源群56からの光を屈折させて、表示部12の複数の第1表示領域22を透過して観視者60の右眼に対応する視点R1に右眼用画像を結像する。また、光学系16は、左眼用光源Lとして機能する複数の光源群56からの光を屈折させて、表示部12の複数の第2表示領域24を透過して観視者60の左眼に対応する視点L1に左眼用画像を結像する。
上述したように、それぞれの光源群56に含まれる光源52の数を変更することで、水平方向において、右眼用光源Rおよび左眼用光源Lと、微小レンズ42との相対位置がシフトする。このため、右眼用光源Rおよび左眼用光源Lからの光が集光する位置を、視点距離の方向に変化させることができる。
また、光源制御部54は、それぞれの光源52が、右眼用光源Rとして機能する場合に第1のタイミングで発光し、左眼用光源Lとして機能する場合に第2のタイミングで発光するように制御してもよい。例えば、光源制御部54は、第1のタイミングにおいて、右眼用光源Rとして機能する複数の光源52を点灯させ、左眼用光源Lとして機能する複数の光源52を消灯させる。また、光源制御部54は、第2のタイミングにおいて、右眼用光源Rとして機能する複数の光源52を消灯させ、左眼用光源Lとして機能する複数の光源52を点灯させる。光源制御部54は、右眼用光源Rおよび左眼用光源Lを交互に繰り返し点灯させてよい。
表示部12は、第1のタイミングで右眼用画像を表示し、第2のタイミングで左眼用画像を表示する。この場合、表示部12は、第1表示領域22および第2表示領域24に分割されず、共通の表示領域に右眼用画像および左眼用画像を交互に表示する。これにより、表示装置10は、第1のタイミングにおいて、観視者60の右眼に対して右眼用画像を表示し、第2のタイミングにおいて、観視者60の左眼に対して左眼用画像を与えることができる。
光源制御部54および表示部12は、第1タイミングと第2タイミングとを、観視者60に認識できない程度に高速に交互に切り替える。これにより、表示装置10は、画像分離用の専用メガネを装着しない観視者60に対して、その視点に対応する立体画像を提供することができる。
図5は、観視者60が水平方向に対して垂直方向に移動した場合に、表示装置10から観視者60に与えられる光の光路例を示す。図5に示す例において、視点距離はD1からD2へ変化する。すなわち、観視者60は、表示部12の表示面から距離(D2−D1)だけ遠ざかる。
観視者60の移動に伴い、位置検出部58は、観視者60の移動及び視点距離を検出し、その情報を信号として光源制御部54に送信してよい。光源制御部54は、位置検出部58からの信号に基づいて、光源部14における光源群56を構成する光源52の個数を制御する。
具体的には、光源制御部54は、観視者60が表示部12の表示面から遠ざかるように移動した場合において、光源群56を構成する光源52の数を減少させるように制御する。一方、光源制御部54は、観視者60が表示部12の表示面に近づくように移動した場合において、光源群56を構成する光源52の個数を増加させるように制御する。
図5に示す例において、観視者60が表示部12の表示面から距離(D1−D2)だけ遠ざかっているので、光源制御部54は、光源群56に含まれる光源52の個数を、例えば6個から3個のように減少させる。光源制御部54は、3つの光源52を含む光源群56を水平方向に複数並べて、交互に右眼用光源R及び左眼用光源Lとして機能させる。
こうすることにより、光源制御部54は、右眼用光源R及び左眼用光源Lとして機能する光源群56の数を制御することができるので、光源群56の光学系16に対する相対位置を変化させることができる。その結果、観視者60の観察位置が水平方向と垂直方向に移動しても、観視者60の眼に対応する位置の視点に光源52からの光を集光させることができる。
光源制御部54は、水平方向に配列された光源52のうち、予め定められた位置の光源52を基準とする。そして、当該基準の光源52から左右方向のそれぞれにおいて、光源52を一定数ずつ光源群56として割り当てる。係る条件において、光源群56に含まれる光源52の個数を制御すると、基準の光源52に対する各光源群56の相対位置をシフトさせることができる。
光源制御部54は、水平方向における略中央に設けられた光源52を基準の光源52としてよく、また、観視者60の水平方向における位置に対応する光源52を基準の光源52としてもよい。例えば光源制御部54は、水平方向における位置が、観視者60の両眼の中央と一致する光源52を、基準の光源52としてよい。位置検出部58は、水平方向における観視者60の両眼位置を検出して、光源制御部54に通知してよい。
光学系16は、右眼用光源Rとして機能する複数の光源群56からの光を屈折させて、表示部12の複数の第1表示領域22を透過して観視者60の右眼に対応する視点R2に右眼用画像を結像する。また、光学系16は、左眼用光源Lとして機能する複数の光源群56からの光を屈折させて、表示部12の複数の第2表示領域24を透過して観視者60の左眼に対応する視点L2に左眼用画像を結像する。
図6は、観視者60が水平方向に一定距離(L2からL3またはR2からR3)移動した場合に、表示装置10から観視者60に与えられる光の一例を示す。図6に示す例において、観視者60は水平方向に移動し、垂直方向には移動していないと仮定する。すなわち、視点距離はD2に維持される。
観視者60の移動に伴い、位置検出部58は、観視者60の移動及び水平方向と平行な方向における観視者60の位置を検出し、その情報を信号として光源制御部54に送信してよい。光源制御部54は、位置検出部58が検出した位置に基づいて、それぞれの光源群56の水平方向における位置をシフトさせてよい。ここで、光源群56の水平方向における位置とは、光学系16に対する光源群56の相対位置を指す。
つまり、光源制御部54は、観視者60の移動量に応じて、それぞれの光源群56の水平方向における相対位置をシフトするように制御する。図6に示す例においては、それぞれの光源群56の水平方向における相対位置は、左方向に光源52の1個分だけシフトしてよい。
光源制御部54は、光源群56の相対位置をシフトさせる場合に、光源群56の少なくとも一つの光源52の機能を維持しつつ、光源群56の端部の光源52の機能を、右眼用光源Rまたは左眼用光源Lの間で切り替えてよい。つまり、光源制御部54は、光源群56の相対位置を、光源52の単位で徐々にシフトさせてよい。これにより、光源群56の相対位置の切り替えを、よりスムーズに行うことができる。
図7Aは、図5及び図6に示す観視者60の左右の眼に対応する視点の位置(L2、R2)及び(L3、R3)を示す。図7Bは、観視者60の眼に対応する視点の位置が(L2、R2)であるときの光源52を示す。図7Cは、観視者60の眼に対応する視点の位置が(L3、R3)であるときの光源52を示す。
図7Bおよび図7Cでは3つの光源52−1、光源52−2、光源52−3の動作を説明する。観視者60の左右の眼に対応する視点の位置が(L2、R2)である場合、光源52−1、光源52−2、光源52−3はすべて右眼用光源Rとして機能する。
観視者60の眼に対応する視点の位置(L2、R2)が、視点の位置(L3、R3)まで、水平方向に距離Wだけ移動した場合、位置検出部58は観視者60の移動及び水平方向における位置を検出し、光源制御部54に信号を送信する。
光源制御部54は、観視者60の移動方向に応じて、光源群56の端部の左右いずれ側の光源52の機能を切り替えるのかを判断する。本例においては、観視者60は右方向へ移動するので、光源群56の右側の端部の光源52−3の機能が右眼用光源Rから左眼用光源Lへと切り替わる。このとき、残りの光源52−1、52−2の機能は維持されている。
光源群56の右側の端部の光源52−3の機能が右眼用光源Rから左眼用光源Lに切り替わったことにより、光源群56の相対位置が見かけ上左側に光源1個分だけシフトする。光源群56は、観視者60の移動距離に応じてシフトしてよい。観視者60の移動距離が2Wである場合には、光源52−2及び光源52−3の機能が切り替わってよい。したがって、この例において光源群56は光源52の2個分だけ水平方向にシフトしてよい。
こうすることにより、光源制御部54は、光源群56の相対位置をシフトすることができるので、観視者60の観察位置が水平方向に移動しても、観視者60の眼に対応する位置の視点に光源からの光を集光させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・表示装置、12・・・表示部、14・・・光源部、16・・・光学系、22・・・第1表示領域、24・・・第2表示領域、32・・・右眼用光源、34・・・左眼用光源、42・・・微小レンズ、52・・・光源、54・・・光源制御部、56・・・光源群、58・・・位置検出部、60・・・観視者

Claims (12)

  1. それぞれ右眼用光源および左眼用光源として機能可能な複数の光源が配列された光源部と、
    前記右眼用光源からの光により表示される右眼用画像、および、前記左眼用光源からの光により表示される左眼用画像を表示する表示部と、
    前記右眼用画像および前記左眼用画像の表示光を、前記右眼用光源および前記左眼用光源の位置に応じた領域にそれぞれ集光させる光学系と、
    前記表示部から画像の観視者までの視点距離を検出する位置検出部と、
    前記複数の光源に含まれるそれぞれの前記光源について、前記右眼用光源および前記左眼用光源のいずれとして機能させるかを、前記位置検出部が検出した距離に基づいて制御する光源制御部と
    を備える表示装置。
  2. 前記光源制御部は、予め定められた配列方向に配列された複数の前記光源について、前記視点距離に応じた個数の前記光源を含む光源群を、交互に前記右眼用光源および前記左眼用光源として機能させる
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光学系は、前記表示部において前記複数の光源が設けられる面と対向して設けられ、前記配列方向と垂直な方向に延伸する微小レンズを、前記配列方向に複数有するレンチキュラレンズを有する
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記配列方向において、前記微小レンズの幅は、前記光源の幅より大きい
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記位置検出部は、前記配列方向と平行な方向における前記観視者の位置を更に検出し、
    前記光源制御部は、前記位置検出部が検出した位置に基づいて、それぞれの前記光源群の前記配列方向における位置をシフトさせる
    請求項4に記載の表示装置。
  6. それぞれの前記光源は、前記右眼用光源として機能する場合に第1のタイミングで発光し、前記左眼用光源として機能する場合に第2のタイミングで発光し、
    前記表示部は、前記第1のタイミングで前記右眼用画像を表示し、前記第2のタイミングで前記左眼用画像を表示する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. それぞれの前記光源は、前記右眼用光源として機能する場合に第1の偏光成分の光を発光し、前記左眼用光源として機能する場合に第2の偏光成分の光を発光し、
    前記表示部は、前記第1の偏光成分の光を透過する第1の表示領域に前記右眼用画像を表示し、前記第2の偏光成分の光を透過する第2の表示領域に前記左眼用画像を表示する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. それぞれの前記光源は、前記配列方向と垂直な方向に延伸して設けられ、
    前記第1の表示領域および前記第2の表示領域は、前記配列方向に延伸して設けられ、且つ、前記配列方向と垂直な方向において交互に設けられる
    請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記位置検出部は、不可視光を前記観視者に対して照射し、前記観視者の眼からの反射光を検出して、前記観視者の位置を検出する
    請求項5に記載の表示装置。
  10. 前記位置検出部は、前記表示部が表示した画像の、前記観視者の眼からの反射光を検出して、前記観視者の位置を検出する
    請求項5に記載の表示装置。
  11. 前記位置検出部は、前記表示部が表示した画像の明るさが、予め定められた基準値以上の場合に、前記観視者の眼からの前記反射光を検出する
    請求項10に記載の表示装置。
  12. それぞれ右眼用光源および左眼用光源として機能可能な複数の光源が配列された光源部と、前記右眼用光源からの光により表示される右眼用画像、および、前記左眼用光源からの光により表示される左眼用画像を表示する表示部と、前記右眼用画像および前記左眼用画像の表示光を、前記右眼用光源および前記左眼用光源の位置に応じた領域にそれぞれ集光させる光学系とを備える表示装置を制御する制御方法であって、
    前記表示部から画像の観視者までの視点距離を検出する位置検出段階と、
    前記複数の光源に含まれるそれぞれの前記光源について、前記右眼用光源および前記左眼用光源のいずれとして機能させるかを、前記位置検出段階において検出した距離に基づいて制御する光源制御段階と
    を備える制御方法。
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