JP2011215444A - レジストレーション装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セーブスイッチのオン操作に応じて、カレントエリアCEの音色エリアに記憶されるレジスタTONEとその更新日時、伴奏エリアに記憶されるレジスタBANSOとその更新日時、テンポエリアに記憶されるレジスタTEMPOとその更新日時を、当該オン操作されたセーブスイッチの番号SAVEに対応するエリアRE(SAVE)に登録する。2つのコールスイッチが同時にオン操作されると、その2つのコールスイッチの番号CALL1,CALL2にそれぞれ対応するエリアRE(CALL1)とエリアRE(CALL2)とに格納される各パラメータ(音色データ番号、伴奏データ番号およびテンポ値)毎に、更新日時の新旧比較を行い、更新日時が新しい方のパラメータと当該更新日時とをカレントエリアCEにストアする。
【選択図】図3
Description
[第1実施形態]
A.構成
図1は、本発明によるレジストレーション装置を備えた第1実施形態である電子楽器100の全体構成を示すブロック図である。図1において、鍵盤10は、演奏操作(押離鍵操作)に応じたキーオン/キーオフ信号、鍵番号およびベロシティ等の演奏情報を発生する。操作部11は、楽器パネルに配設される各種スイッチから構成され、各スイッチ操作に応じたスイッチイベントを発生する。操作部11が発生するスイッチイベントは後述するCPU12に取り込まれる。
次に、図4〜図15を参照して、上記構成による第1実施形態の動作について説明する。以下では、CPU12が実行するメインルーチン、タイマインタラプト処理、イニシャライズ処理、スイッチ処理(編集スイッチ処理、「+」,「−」スイッチ処理、スタート/ストップスイッチ処理、セーブスイッチ処理およびコールスイッチ処理)、鍵盤処理および伴奏処理の各動作について述べる。
電源が投入されると、CPU12は図4に図示するメインルーチンを実行し、ステップSA1に進み、イニシャライズ処理を実行する。イニシャライズ処理では、後述するように、RAM14のワークエリアWEにおける各種レジスタ・フラグデータをゼロリセットすると共に、RAM14のカレントエリアCEに、デフォルトの設定状態(楽音発生形態)を表すパラメータ(音色データ番号、伴奏データ番号およびテンポ値)を、レジストレーション情報として音色エリアのレジスタTONE、伴奏エリアのレジスタBANSOおよびテンポエリアのレジスタTEMPOにそれぞれセットする。
次に、図5を参照してタイマインタラプト処理の動作を説明する。タイマインタラプト処理は、カレントエリアCEに格納されるレジストレーション情報の内、音色エリアのレジスタTEMPOに格納されるテンポ値(自動伴奏の再生テンポ)に基づき設定されるインタラプト周期毎に割り込み実行される。割り込み実行タイミングになると、図5に図示するステップSB1に進み、レジスタTの値をデクリメントして本処理を終える。なお、レジスタTには、後述するように、自動伴奏のイベントタイミングを表すタイムTがストアされるようになっている。
次に、図6を参照してイニシャライズ処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA1(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図6に図示するステップSC1に進み、RAM14のワークエリアWE(図3参照)に設けられる各種レジスタ・フラグデータをゼロリセットし、続くステップSC2では、RAM14のカレントエリアCEに、デフォルトの楽音発生形態を表すレジストレーション情報をセットする。すなわち、音色エリアのレジスタTONE、伴奏エリアのレジスタBANSOおよびテンポエリアのレジスタTEMPOにそれぞれデフォルト値の音色データ番号、伴奏データ番号およびテンポ値をストアして本処理を終える。
次に、図7を参照してスイッチ処理の動作を説明する。上述したメインルーチンのステップSA2(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図7に図示するステップSD1に進み、編集スイッチ(音色スイッチ、伴奏スイッチおよびテンポスイッチ)の内、オン状態のスイッチ種に対応するパラメータ(音色データ番号、伴奏データ番号およびテンポ値)を編集項目に指定する編集スイッチ処理を実行する。
次に、図8を参照して編集スイッチ処理の動作を説明する。上述したスイッチ処理のステップSD1(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図8に図示するステップSE1に進む。ステップSE1〜SE3では、編集スイッチを構成する音色スイッチ、伴奏スイッチおよびテンポスイッチの中でオン状態のスイッチ種を判別する。以下、音色スイッチがオン状態の場合、伴奏スイッチがオン状態の場合およびテンポスイッチがオン状態の場合に分けて動作説明を進める。
音色スイッチがオン状態であると、ステップSE1の判断結果が「YES」となり、ステップSE5に進み、音色フラグTONEFに「1」をセットする一方、伴奏フラグBANSOFおよびテンポフラグTEMPOFをそれぞれゼロリセットして本処理を終える。なお、音色フラグTONEF、伴奏フラグBANSOFおよびテンポフラグTEMPOFは、それぞれ編集項目に指定されたパラメータであるか否かを表すフラグであり、「1」の場合に編集項目であることを表し、「0」の場合に編集項目ではないことを表す。したがって、音色スイッチがオン状態の場合には、レジストレーション情報中の音色データ番号が編集項目として指定される。
伴奏スイッチがオン状態であると、ステップSE2の判断結果が「YES」となり、ステップSE6に進み、伴奏フラグBANSOFに「1」をセットする一方、音色フラグTONEFおよびテンポフラグTEMPOFをそれぞれゼロリセットして本処理を終える。したがって、伴奏スイッチがオン状態の場合には、レジストレーション情報中の伴奏データ番号が編集項目として指定される。
テンポスイッチがオン状態であると、ステップSE3の判断結果が「YES」となり、ステップSE7に進み、テンポフラグTEMPOFに「1」をセットする一方、音色フラグTONEFおよび伴奏フラグBANSOFをそれぞれゼロリセットして本処理を終える。したがって、テンポスイッチがオン状態の場合には、レジストレーション情報中のテンポ値が編集項目として指定される。なお、音色スイッチ、伴奏スイッチおよびテンポスイッチが何れもオン状態でなければ、上記ステップSE1〜SE3の各判断結果は何れも「NO」となるので、ステップSE4に進み、その他のスイッチ処理を実行して本処理を終える。
次に、図9を参照して「+」、「−」スイッチ処理の動作を説明する。上述したスイッチ処理のステップSD2(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図9に図示するステップSF1に進み、「+」スイッチがオン操作されたか否かを判断する。「+」スイッチがオン操作された場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSF2以降を実行する。
この場合、ステップSF2に進み、音色フラグTONEFが「1」であるか否か、つまりレジストレーション情報中の音色データ番号が編集項目として指定されているかどうかを判断する。音色データ番号が編集項目として指定されていれば、判断結果は「YES」となり、ステップSF3に進む。ステップSF3では、カレントエリアCEの音色エリアにおいて、レジスタTONEに格納される音色データ番号をインクリメントして歩進させた後、ステップSF8に進み、時計カレンダ部18から取得した現在日時を音色データ番号の更新日時としてストアして本処理を終える。
この場合、ステップSF10に進み、音色フラグTONEFが「1」であるか否か、つまりレジストレーション情報中の音色データ番号が編集項目として指定されているかどうかを判断する。音色データ番号が編集項目として指定されていれば、判断結果は「YES」となり、ステップSF11に進む。ステップSF11では、カレントエリアCEの音色エリアにおいて、レジスタTONEに格納される音色データ番号をデクリメントした後、ステップSF16に進み、時計カレンダ部18から取得した現在日時を音色データ番号の更新日時としてストアして本処理を終える。
次に、図10を参照してスタート/ストップスイッチ処理の動作を説明する。前述したスイッチ処理のステップSD3(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図10に図示するステップSG1に進み、スタート/ストップスイッチがオン操作されたかどうかを判断する。オン操作されていなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終えるが、オン操作されていると、上記ステップSG1の判断結果は「YES」になり、ステップSG2に進み、スタートフラグSTFを反転させる。スタートフラグSTFは、そのフラグ値が「1」の場合に自動伴奏開始(もしくは伴奏進行中)を表し、「0」の場合に自動伴奏停止を表す。
次に、図11を参照してセーブスイッチ処理の動作を説明する。前述したスイッチ処理のステップSD4(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図11に図示するステップSH1に進み、RAM14のレジストレーションエリアREに設けられたエリアRE(1)〜(4)にそれぞれ対応付けられたセーブスイッチ1〜4の何れかがオン操作されたか否かを判断する。何れもオン操作されていなければ、判断結果は「NO」になり、本処理を終えるが、何れかがオン操作されると、上記ステップSH1の判断結果は「YES」になり、ステップSH2に進む。
次に、図12〜図13を参照してコールスイッチ処理の動作を説明する。前述したスイッチ処理のステップSD5(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図12に図示するステップSJ1に進み、RAM14のレジストレーションエリアREに設けられたエリアRE(1)〜(4)にそれぞれ対応付けられたコールスイッチ1〜4の何れか2つが同時にオン操作されたか否かを判断する。
次に、図14を参照して伴奏処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA3(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図14に図示するステップSK1に進み、鍵盤10の伴奏鍵域の各鍵について鍵走査を行い、続くステップSK2では、その鍵走査で取得される鍵変化に基づき押鍵の有無を判断する。押鍵が無ければ、判断結果は「NO」となり、後述のステップSK5に進む。なお、伴奏鍵域とは、鍵盤10における所定の鍵より低音側の鍵域を指し、それとは逆の高音側の鍵域が後述のメロディ鍵域となる。
次に、図15を参照して伴奏処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA4(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図14に図示するステップSL1に進み、スタートフラグSTFが「1」であるか否か、つまり自動伴奏が開始されているかどうかを判断する。自動伴奏の停止(スタートフラグSTFが「0」)ならば、判断結果は「NO」になり、本処理を終える。
次に、図16〜図17を参照して第2実施形態によるコールスイッチ処理の動作を説明する。前述した第1実施形態と同様、スイッチ処理のステップSD5(図7参照)を介して本処理が実行されると、CPU12は図16に図示するステップSM1に進み、RAM14のレジストレーションエリアREに設けられたエリアRE(1)〜(4)にそれぞれ対応付けられたコールスイッチ1〜4の何れか2つが同時にオン操作されたか否かを判断する。
11 操作部
12 CPU
13 ROM
14 RAM
15 表示部
16 音源
17 サウンドシステム
18 時計カレンダ部
100 電子楽器
Claims (5)
- 更新日時が付加された各種パラメータを記憶する第1の記憶手段と、
複数の記憶エリアを備える第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段が備える複数の記憶エリアの内、ユーザ操作に応じて登録指示された記憶エリアに、前記第1の記憶手段の更新日時が付加された各種パラメータを登録する登録手段と、
ユーザ操作に応じて、前記第2の記憶手段の複数の記憶エリアから各種パラメータを呼び出す呼出指示が発生した場合に、呼出対象の各記憶エリアにそれぞれ記憶される各種パラメータ毎に更新日時の新旧比較を行い、更新日時の新しいパラメータと当該更新日時とを前記第1の記憶手段へ転送する呼出手段と
を具備することを特徴とするレジストレーション装置。 - 更新日時が付加された各種パラメータを記憶する第1の記憶手段と、
複数の記憶エリアを備える第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段が備える複数の記憶エリアの内、ユーザ操作に応じて登録指示された記憶エリアに、前記第1の記憶手段の更新日時が付加された各種パラメータを登録する登録手段と、
ユーザ操作に応じて、前記第2の記憶手段の複数の記憶エリアから各種パラメータを呼び出す呼出指示が発生した場合に、呼出対象の各記憶エリアにそれぞれ記憶される各種パラメータ毎に更新日時の新旧比較を行い、更新日時の古いパラメータと当該更新日時とを前記第1の記憶手段へ転送する呼出手段と
を具備することを特徴とするレジストレーション装置。 - 前記第1の記憶手段に記憶される各種パラメータの中で変更の対象となるパラメータを編集項目として指定する編集項目指定手段と、
前記編集項目指定手段によって編集項目として指定されたパラメータを変更すると共に、その変更したパラメータに付加する更新日時を、変更を行った日時に変更する日時変更手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のレジストレーション装置。 - コンピュータに、
第1のメモリに記憶され、更新日時が付加された各種パラメータを、第2のメモリが備える複数の記憶エリアの中からユーザ操作に応じて登録指示された記憶エリアに登録する登録ステップと、
ユーザ操作に応じて、前記第2のメモリの複数の記憶エリアから各種パラメータを呼び出す呼出指示が発生した場合に、呼出対象の各記憶エリアにそれぞれ記憶される各種パラメータ毎に更新日時の新旧比較を行い、更新日時の新しいパラメータと当該更新日時とを前記第1のメモリへ転送する呼出ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータに、
第1のメモリに記憶され、更新日時が付加された各種パラメータを、第2のメモリが備える複数の記憶エリアの中からユーザ操作に応じて登録指示された記憶エリアに登録する登録ステップと、
ユーザ操作に応じて、前記第2のメモリの複数の記憶エリアから各種パラメータを呼び出す呼出指示が発生した場合に、呼出対象の各記憶エリアにそれぞれ記憶される各種パラメータ毎に更新日時の新旧比較を行い、更新日時の古いパラメータと当該更新日時とを前記第1のメモリへ転送する呼出ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
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