JP2007048089A - データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007048089A
JP2007048089A JP2005232492A JP2005232492A JP2007048089A JP 2007048089 A JP2007048089 A JP 2007048089A JP 2005232492 A JP2005232492 A JP 2005232492A JP 2005232492 A JP2005232492 A JP 2005232492A JP 2007048089 A JP2007048089 A JP 2007048089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
structured document
data file
document data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005232492A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoko Okamoto
良子 岡本
Kiyotaka Kashihigashi
清貴 樫東
Tadahide Shibao
忠秀 柴尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005232492A priority Critical patent/JP2007048089A/ja
Publication of JP2007048089A publication Critical patent/JP2007048089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 構造化文書データファイルにおいて、例えばユーザが必要とする部分的なデータのみを、単独で表示可能なデータ形式の部分データファイルとして生成することを可能とするデータ処理装置を提供する。
【解決手段】 受信部201によって、外部の端末装置から特定の構造化文書データの送信要求が受け付けられると、該送信要求に含まれている所望部分情報に基づいて、該当構造化文書データの所望部分が抽出部205によって記憶部204から抽出される。抽出された所望部分は、処理部206によって分割規則に従って分割され、送信用データが生成される。生成された送信用データは送信部208によって外部の端末装置に送信される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対して処理を行うデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造に関するものである。
近年、モバイルネットワーク通信の発展に伴い、様々な種類の端末間で各種データが通信ネットワークを介して送受信されるようになっている。例えば、PC(Personal Computer)において作成された文書データが無線ネットワークを介して携帯端末に送信され、送信先の携帯端末においてその文書データが閲覧されるといったことが行われている。
また、モバイル環境がビジネスシーンにおいても発展することによって、オフィスのPCで作成された文書データを、通信ネットワークを介して外出先の携帯端末で閲覧するといった要求や、さらに該文書データを複合機から印刷するといった要求が高まっている。
ここで、種類の異なる端末間においてデータ交換を行うために、文書データとして、XML(Extensible Markup Language)やHTML(Hypertext Markup Language)などの構造化文書データが広く用いられている。構造化文書データとは、タグと呼ばれる記号を用いて、テキストに文書構造等を埋め込むことにより、端末の種類に依存しない共通の文書形式による文書作成を可能とするタグ言語によって記述されている文書データである。
ここで、例えばPCで作成された構造化文書データをサーバが保持し、クライアントである端末装置がサーバから該構造化文書データを取得して表示するようなシステムが想定される。しかしながら、構造化文書データをネットワーク経由で取得する場合、データサイズが巨大であると、データ転送時間が長くなるという問題がある。また、この場合、ネットワーク回線を長時間占有することになるので、該ネットワーク回線を利用する他のデータ転送の速度も低下させることが懸念される。
これらの問題を解決するために、データを小さな単位に分割して転送し、クライアントである端末装置で読出時にデータを再結合して表示することにより、一回のデータ転送単位を小さくすることが行われている。例えば後述する特許文献1には、ネットワークを介してデータを送信する場合に、送信データを適宜分割して送信する技術について開示されている。この技術により、劣悪な通信環境でも正常に通信を行うことが可能となる。
特開2002−135231(平成14年5月10日(2002.5.10)公開)
しかしながら、上記の方法では、全てのデータを取得して再結合した後でないと、端末装置で表示することができない。よって、途中でデータの転送が途絶えた場合などには、該データを全く表示することができない場合があるという問題がある。また、テキスト情報とグラフ情報とが混在するデータのうち、グラフ情報のみ取得し閲覧したいと思っても、全てのデータを取得しないと表示させることができないという問題もある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造化文書データファイルにおいて、例えばユーザが必要とする部分的なデータのみを、単独で表示可能なデータ形式の部分データファイルとして生成することを可能とするデータ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造を提供することにある。
本発明に係るデータ処理装置は、上記課題を解決するために、マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対する処理要求を受け付ける受付部と、上記受付部によって受け付けられた処理要求を参照することによって、特定された構造化文書データファイルが記憶されている記憶部から該当構造化文書データファイルのデータを取得する取得部と、上記取得部によって取得された構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを部分データファイルとして生成する処理部とを備え、上記処理部が、上記部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となるように、該部分データファイルを生成することを特徴としている。
また、本発明に係るデータ処理方法は、マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対する処理要求を受け付ける受付処理と、上記受付ステップによって受け付けられた処理要求を参照することによって、特定された構造化文書データファイルが記憶されている記憶部から該当構造化文書データファイルのデータを取得する取得処理と、上記取得処理によって取得された構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを部分データファイルとして生成する生成処理とを含み、上記生成処理において、上記部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となるように、該部分データファイルを生成することを特徴としている。
上記の構成または方法では、まず特定の構造化文書データファイルに対する処理要求が受け付けられる。そして、処理要求された構造化文書データファイルのデータが取得され、該構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータに基づいて部分データファイルが生成される。ここで生成される部分データファイルは、該部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となっている。
すなわち、上記の構成または方法によれば、特定の構造化文書データファイルにおいて、例えばユーザが必要とする部分的なデータのみを、単独で表示可能なデータ形式の部分データファイルとして生成することが可能となる。よって、従来ではユーザが必要とする情報を表示するためには、該情報が含まれる構造化文書データファイル全体が必要とされていたが、上記の構成または方法によれば、必要部分のみを含む部分データファイルを取得すればよいことになる。よって、ユーザが必要とするデータのサイズをより小さくすることが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記処理部によって生成された上記部分データファイルを、通信路を介して接続されている外部の端末装置に対して、該通信路を介して送信する送信部をさらに備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、生成された部分データファイルを、外部の端末装置に対して送信することが可能となる。ここで、従来では、ユーザが必要とする情報を外部の端末装置において表示するためには、該情報が含まれる構造化文書データファイル全体が該端末装置に送信されることが必要とされていた。これに対して、上記の構成によれば、必要部分のみを含む部分データファイルが該端末装置に送信されればよいことになる。よって、外部の端末装置に対して送信されるデータのサイズをより小さくすることが可能となるので、通信路における通信帯域を効率的に利用することが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記受付部が、通信路を介して接続されている外部の端末装置から、上記通信路を介して上記処理要求を受け付ける構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理要求を、通信路を介して接続されている外部の端末装置から行うことが可能となる。よって、外部の端末装置から処理要求を行い、処理の結果生成された部分データファイルを外部の端末装置に送信させる、というような処理が可能となる。なお、処理要求を行う端末装置と、部分データファイルが送信される端末装置とは、同一であってもよいし、異なる装置であってもよい。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記処理要求に、上記構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを指定する所望部分情報が含まれており、上記取得部が、該当構造化文書データファイルにおける上記所望部分情報に対応する部分のデータを取得する構成としてもよい。
上記の構成によれば、所望部分を指定して、該当部分に対応する部分データファイルを生成されることが可能となる。よって、ユーザは、自分の必要とする部分を特定して、その部分のみからなる部分データファイルを取得することが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記処理部が、上記取得部によって取得された構造化文書データファイルを、所定の分割規則に従って複数の部分データファイルに分割する構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理部によって生成される部分データファイルは、構造化文書データファイルが所定の基準に従って分割されたものとなる。よって、部分データファイルの生成を、ユーザからの詳細な指示を必要とせずに行うことが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記分割規則を記憶する記憶部をさらに備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理部は、自装置が備える記憶部に記憶されている分割規則に従って部分データファイルの生成処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記処理部が、上記分割規則を、通信路を介して外部から取得する構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理部は、外部から取得した分割規則に従って部分データファイルの生成処理を行うことが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記構造化文書データファイルに、分割規則に関する情報が含まれているとともに、上記処理部が、上記構造化文書データファイルに含まれている、分割規則に関する情報に基づいて分割処理を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理部は、構造化文書データファイルにおいて指定されている分割規則に従って部分データファイルの生成処理を行うことが可能となる。なお、構造化文書データファイルに、分割規則そのものが含まれていてもよいし、参照すべき分割規則を特定する情報が含まれていてもよい。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記受付部が、上記処理要求の受付時に、分割規則に関する情報も受け付けるとともに、上記処理部が、上記分割規則に関する情報に基づいて分割処理を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、処理部は、処理要求時に指定されている分割規則に従って部分データファイルの生成処理を行うことが可能となる。なお、受付部によって受け付けられる分割規則に関する情報は、分割規則そのものを含んでいてもよいし、参照すべき分割規則を特定する情報を含んでいてもよい。また、分割規則に関する情報は、処理要求に含まれていてもよいし、処理要求とは別に受け付けられてもよい。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれるデータの種類に応じて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割する構成としてもよい。
上記の構成によれば、構造化文書データファイルが、それに含まれるデータの種類ごとに部分データファイルとして分割されることになる。ここで、データの種類としては、例えば、画像データ、テキストデータ、動画データ、音楽データなどが挙げられる。よって、例えば構造化文書データファイルが画像データとテキストデータとを含んでいる場合、部分データファイルとして、画像データからなるデータファイルと、テキストデータからなるデータファイルとを生成することが可能となる。これにより、例えばユーザが画像データからなるデータファイルを確認し、必要に応じて詳細な説明を有するテキストデータからなるデータファイルを確認する、というような処理を実現することができる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に、優先度情報が設定されており、上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に設定されている優先度情報に基づいて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割する構成としてもよい。
上記の構成によれば、構造化文書データファイルが、それに含まれる論理構造の項目に設定されている優先度情報に基づいて部分データファイルとして分割されることになる。よって、例えばユーザが優先度の高い項目からなるデータファイルを確認し、必要に応じて優先度の低い項目からなるデータファイルを確認する、というような処理を実現することができる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に、更新日時情報が設定されており、上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に設定されている更新日時情報に基づいて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割する構成としてもよい。
上記の構成によれば、構造化文書データファイルが、それに含まれる論理構造の項目に設定されている更新日時情報に基づいて部分データファイルとして分割されることになる。よって、例えばユーザが更新日時が新しい項目からなるデータファイルを確認し、必要に応じて更新日時が古い項目からなるデータファイルを確認する、というような処理を実現することができる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記分割規則として、上記構造化文書データファイルに含まれるデータをどのように組み合わせて部分データファイルを生成するかを示す組合せ規則が設定されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、構造化文書データファイルを部分データファイルに分割する場合に、各部分データファイルに含めるデータをどのように組み合わせるかを示す組合せ規則が設定されていることになる。よって、部分データファイルの生成基準をより詳細に設定することが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記組合せ規則が、部分データファイルの送信先となる端末装置との通信路における通信帯域に応じて設定される構成としてもよい。
上記の構成によれば、部分データファイルの送信先となる端末装置との通信路における通信帯域に応じて、各部分データファイルに含めるデータをどのように組み合わせるかが設定されることになる。よって、例えば各部分データファイルのデータサイズを、通信帯域に応じて設定することによって、より効率的な部分データファイルの送信を実現することが可能となる。
また、本発明に係るデータ処理装置は、上記の構成において、上記組合せ規則が、部分データファイルの送信先となる端末装置の性能に応じて設定される構成としてもよい。
上記の構成によれば、部分データファイルの送信先となる端末装置の性能に応じて、各部分データファイルに含めるデータをどのように組み合わせるかが設定されることになる。よって、例えば各部分データファイルのデータサイズを、送信先となる端末装置の性能に応じて設定することによって、より効率的な部分データファイルの送信を実現することが可能となる。
なお、上記データ処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記データ処理装置をコンピュータにて実現させるデータ処理プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係るデータ処理装置は、以上のように、マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対する処理要求を受け付ける受付部と、上記受付部によって受け付けられた処理要求を参照することによって、特定された構造化文書データファイルが記憶されている記憶部から該当構造化文書データファイルのデータを取得する取得部と、上記取得部によって取得された構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを部分データファイルとして生成する処理部とを備え、上記処理部が、上記部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となるように、該部分データファイルを生成する構成である。これにより、特定の構造化文書データファイルにおいて、例えばユーザが必要とする部分的なデータのみを、単独で表示可能なデータ形式の部分データファイルとして生成することが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。
(通信システムの構成)
図1は、本発明の一実施形態における通信システムの構成例の概要を示す図である。同図に示すように、通信システムは、文書作成装置1、データ処理装置2、および端末装置3a・3b・3cを備えた構成となっている。
文書作成装置1は、ユーザからの入力に応じて構造化文書データ(構造化文書データファイル)4を作成する端末装置である。この文書作成装置1は例えばPCによって構成され、構造化文書データ4は、例えばPCにおいて実行されるテキストエディタプログラムや構造化文書データ作成用プログラムなどによって作成される。
データ処理装置2は、文書作成装置1で作成された構造化文書データ4を保持するとともに、該構造化文書データ4に対してデータ処理を行うものである。このデータ処理装置2は、例えばPCによって構成される。なお、データ処理装置2の詳細については後述する。
端末装置3a・3b・3cは、クライアントコンピュータとして機能する端末装置である。この端末装置3a・3b・3cは、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコン)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、プリンタなどによって構成される。なお、端末装置3a・3b・3cをそれぞれ区別する必要がない場合には、以降、単に端末装置3と称する。
文書作成装置1とデータ処理装置2との間、および、データ処理装置2と端末装置3…との間は通信路によって通信接続されている。該通信路の形態は特に限定するものではないが、例えば、インターネットなどの公衆通信ネットワーク、基地局を介した携帯電話ネットワーク、無線または有線によるLAN(Local Area Network)などの専用通信ネットワーク、赤外線や電波などによる無線通信路などが挙げられる。
データ処理装置2に保持されている構造化文書データ4は、通信路を介して端末装置3に送信される。この際に、データ処理装置2は、通信路の帯域や端末装置3の性能に応じて構造化文書データ4を分割し、必要に応じて組み合わせた送信用データ(部分データファイル)5を端末装置3に送信する。
なお、データ処理装置2が保持する構造化文書データ4と、端末装置3に送信される送信用データ5は、異なる言語体系の仕様に従うものであってもよいし、同じであっても良い。異なる言語体系の仕様に従うとは、例えばデータ処理装置2はHTMLデータを保持し、端末装置3へはSVG(scalable vector graphics)データが出力される、ということを意味する。なお、構造化文書データ4と異なる言語体系の仕様に従う送信用データ5を送信する場合は、データ処理装置2は文書データ構造の変換も行うことになる。
(データ処理装置の機能的構成)
図2は、データ処理装置2の機能構成の具体例を示している。同図に示すように、データ処理装置2は、受信部(受付部)201、解析部(取得部)202、検索部(取得部)203、記憶部204、抽出部(取得部)205、処理部206、送信部208、および制御部209を備えた構成となっている。
制御部209は、データ処理装置2において行われる各種動作を統括的に制御するものであり、受信部201、解析部202、検索部203、記憶部204、抽出部205、処理部206、および送信部208は、バスによって制御部209と接続されている。
受信部201は、文書作成装置1からの構造化文書データ4の受信要求、端末装置3からの送信用データ5の送信要求(出力要求)、および端末装置3に対する送信用データ5の送信を停止するための送信停止要求などの、構造化文書データ4または送信用データ5の送受信処理に関する処理要求を受信する。また、文書作成装置1から構造化文書データ4を受信する。また詳細については後述するが、分割規則や組合せ規則に関する情報を外部の通信装置から通信路を介して取得する場合は、受信部201はその情報の取得も行う。
解析部202は、受信部201によって受信された処理要求が受信要求、送信要求、および送受信停止要求のいずれであるかを解析し、送信要求であった場合に、端末装置3が送信を要求している箇所(以下、所望部分と記す)が構造化文書データ4のどの部分であるかを解析する。すなわち、処理要求には所望部分を示す所望部分情報が含まれている。また、解析部202が、受信部201によって受信された処理要求が送受信停止要求であったと解析した場合、この情報が制御部209に伝送され、制御部209が送信部208による送信処理を停止させる。また、解析部202が、受信部201によって受信された処理要求が受信要求であったと解析した場合、受信部201によって文書作成装置1からの構造化文書データ4の受信処理が行われる。
検索部203は、解析部202によって所望部分として解析された部分を、記憶部204が保持する該当構造化文書データ4の中から検索する。抽出部205は、検索部203によって検索された結果に基づいて、所望部分のデータを抽出する。
処理部206は、抽出部205によって抽出された所望部分のデータに対して分割処理および組合せ処理を行い、端末装置3に送信する送信用データ5を生成する。送信部208は、処理部206によって生成された送信用データ5を端末装置3に対して送信する処理を行う。
また、処理部206は、記憶部204に記憶されている構造化文書データ4の論理構造に基づいて、該当構造化文書データ4の見出し一覧データを生成するようになっていてもよい。さらに、処理部206は、記憶部204に記憶されている優先度テーブルに基づいて、所望部分のデータに対して分割処理を行うようになっていてもよい。
記憶部204は、構造化文書データ4を記憶する。また、記憶部204は、さらに分割規則格納部204aおよび組合せ規則格納部204bを備えていてもよい。分割規則格納部204aは、処理部206において行われる分割処理を行う上で参照される分割規則を記憶する領域である。また、組合せ規則格納部204bは、処理部206において行われる組合せ処理を行う上で参照される組合せ規則を記憶する領域である。また、記憶部204は、さらに優先度テーブルを記憶していてもよい。なお、分割規則および組合せ規則、ならびに優先度テーブルは、上記のように記憶部204に保持されていてもよいし、外部装置から通信路を介して取得されるようになっていてもよい。なお、分割処理および組合せ処理の詳細、ならびに優先度テーブルに基づく処理の詳細については後述する。
なお、データ処理装置2が備える各ブロック、特に受信部201、解析部202、検索部203、抽出部205、処理部206、送信部208、および制御部209は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、データ処理装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるデータ処理装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記データ処理装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、データ処理装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
(端末装置のハードウェア構成)
次に、送信用データ5を受信する端末装置3のハードウェア構成について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、端末装置3は、受信部301、CPU(Central Processing Unit)302、メモリ303、外部記憶装置304、入力部305、送信部306、および表示部307を備えた構成となっている。
CPU302は、端末装置3において行われる各種動作に必要とされる演算処理を実行する。受信部301は、例えばデータ処理装置2や他の端末装置3等の外部の装置から通信路を介して送信される情報を受信する処理を行う。
メモリ303は、CPU302で実行されるプログラムや各種情報を記憶する記憶装置である。表示部307は、端末装置3において行われる各種動作などを表示する表示装置であり、例えば液晶表示装置などによって構成される。
入力部305は、ユーザからの指示入力を受け付けるものであり、例えばボタンやキーボードなどによって構成される。送信部306は、例えばデータ処理装置2や他の端末装置3等の外部の装置に対して情報を送信する処理を行う。外部記憶装置304は、端末装置3本体に対して着脱可能な記憶装置、例えばリムーバブルフラッシュメモリなどに相当するものである。外部記憶装置304から読み出された情報は、メモリ303に格納される。また、外部記憶装置304として、通信路を介して接続される情報記憶装置、例えばデータを保持するサーバなどが用いられてもよい。
なお、図3に示すハードウェア構成は、一般的な携帯型のコンピュータ装置のハードウェア構成に相当するものであり、端末装置3のハードウェア構成は、このような構成に限定されるものではない。たとえば、端末装置3が携帯電話機である場合には、さらに通話を行うための機能(例えば、音声入出力部、通話機能部、および電話通信部、等)をさらに備える。また表示部307や入力部305など、すべての構成が必ずしも端末装置3に一体型として備えられている必要はなく、たとえば、専用線や無線通信を介して接続されることにより、各構成が分離した状態となっていてもよい。
(端末装置の機能構成)
次に、図4を参照しながら、端末装置3の機能構成について説明する。同図に示すように、端末装置3は、受信部401、データ格納部402、表示処理部403、表示部404、入力部405、処理部406、および送信部407を備えた構成となっている。受信部401、データ格納部402、表示部404、入力部405、および送信部407は、図3に示した受信部301、メモリ303、表示部307、入力部305、および送信部306にそれぞれ相当するものである。また、表示処理部403および処理部406は、図3に示したCPU302が、表示処理部403が有する機能を実現するプログラム、および処理部406が有する機能を実現するプログラムを実行することによって実現される機能ブロックである。
受信部401において外部の装置から通信路を介して受信された送信用データ5は、データ格納部402に格納される。この送信用データ5は、表示処理部403によって表示するための処理が行われ、表示部404で表示される。
ユーザからの指示入力を入力部405が受け付けると、処理部406は該指示入力に応じた処理を行う。該指示入力が送信用データ5に対して行われたものであった場合、処理部406はデータ格納部402に格納されている送信用データ5を参照して処理を行う。例えば、ユーザによって特定の送信用データ5をデータ処理装置2に送信する指示入力が行われた場合は、処理部406はデータ格納部402に格納されている該送信用データを送信部407から通信路を介してデータ処理装置2に送信する処理を行う。
(構造化文書データ)
次に、構造化文書データ4、および送信用データ5として用いられる構造化文書データについて説明する。構造化文書データとは、タグと呼ばれる記号を用いて、テキストに文書構造情報およびレイアウト構造情報等を埋め込むことにより、端末の種類に依存しない共通の文書形式による文書作成を可能とするマークアップ言語によって記述されている文書データのことである。構造化文書データは、基本的な構造として、論理構造とレイアウト構造とを有している。論理構造とは章、節、段落、脚注、図などの論理的な要素からなる木構造である。文書データに論理構造を含めることによって、例えば、目次の自動生成や、章、節等の番号の自動採番、文書群からの文書見出しリストの生成などの処理が可能になる。一方、レイアウト構造とはページ、カラム、ブロックなどの矩形領域の情報からなる木構造である。つまり、構造化文書データは、1つの文書データの中に論理構造とレイアウト構造との両方を有していることになる。なお、構造化文書データに、文書構造情報およびレイアウト構造情報の他に、表示色や表示文字等に関する表示態様情報、リンク先情報、およびスクリプト情報などが含まれていてもよい。
図5は、構造化文書データ4および送信用データ5として利用される構造化文書データの具体的なデータ構造の例を示す。
同図において、3行目の<text text:level=“Paragraph1”>は、見出しレベルが1であることを示している。「見出し」の「レベル」とは、例えば「レベル」が「1」である場合には、その見出しはいわゆる「大見出し」であり、最も強調すべきタイトル的な内容であることを示す。同様に7行目の<text text:level=“Paragraph2”>は、見出しレベルが2であることを示している。
また<text>タグで表された部分はテキスト情報であることを示し、11行目および12行目の<image>タグで表された部分は画像情報であることを示している。また「svg:x=1.1cm」は画像情報の位置するx座標、「svg:y=1.5cm」は画像情報の位置するy座標、「svg:width=2.0cm」は画像情報の幅、「svg:height=3.2cm」は画像情報の高さに関する情報を示しており、「image1.jpeg」は画像情報のファイル名を示している。
20行目から28行目において、<table>タグで囲まれた部分は表であることを示しており、「table:columns」「table:row」などはこの表の詳細な情報を示している。
以上のように構造化文書データは、テキスト、画像、および表などのコンテンツの属性を明確に定義することが可能となっているとともに、章や節等の設定も明確に行うことが可能となっている。
(構造化文書データの具体例)
次に、構造化文書データ4および送信用データ5の具体例について説明する。図6は構造化文書データ4によって表示される構造化文書の具体例を示す図である。同図に示す例では、構造化文書は、章や節で構成されたページを複数備えるとともに、テキストのほかに画像情報も含んでいる。
データ処理装置2において、記憶部204には、図6に示すような構造化文書全体を示す構造化文書データ4が記憶されている。ここで、例えば図7に示すように、ユーザが構造化文書のある一部分(図中の網かけ部分)だけ端末装置3側で取得して表示したい場合がある。例えば、構造化文書における「2章」および「4章3節」の部分だけ端末装置3で表示したいという場合、構造化文書データ4全てを端末装置3に送信するのは通信量の無駄となる。これに対して、本実施形態では、ユーザが表示を行いたい部分、すなわち所望部分がどの部分であるかが指定されることによって、該当部分のみのデータがデータ処理装置2から端末装置3に対して送信されるようになっている。よって、不要なデータの送信をなくし、通信量を低減することが可能となる。
ここで、構造化文書は、データに論理構造を含んでいるため、「章」や「節」や「段落」といった論理的な構造を抽出して処理することが容易に可能となっている。すなわち、構造化文書データであれば、所望部分の特定を「*ページ*章から*章*節」というような形式で行うことができる。
図8は、所望部分を指定するための見出し一覧データの表示例を示している。データ処理装置2における処理部206は、記憶部204に格納されている構造化文書データ4の論理構造を抽出することによって、「章」、「節」、「段落」などの項目を見出しとした見出し一覧データを生成する。処理部206によって生成された見出し一覧データは、送信部208を介して端末装置3に対して送信される。
端末装置3では、受信部401によって見出し一覧データが受信されると、これが表示処理部403に伝送され、表示処理部403の制御に基づいて表示部404に図8に示すような見出し一覧表示が行われる。見出し一覧表示では、各見出しに対してチェックボックスが設けられており、ユーザが入力部405によって特定の見出しに対応するチェックボックスにチェックを入れると、該当見出しに対応する箇所が所望部分として設定されることになる。図8に示す例では、「第2章」および「第4章第3節」が所望部分として設定されている。なお、所望部分の設定は、上記のようなチェックボックス方式に限定されるものではなく、構造化文書中の所望部分を設定することが可能な形式であればどのような方式であってもよい。
ユーザによって所望部分が設定されると、所望部分データがデータ格納部402に格納される。そして、処理部406は、データ格納部402に格納されている所望部分データを含む送信要求データを送信部407を介してデータ処理装置2に送信する制御を行う。
図9は、端末装置3が図8に示す状態で所望部分を指定し、データ処理装置2に送信要求を行った場合において、データ処理装置2から送信される送信用データ5の具体例を示している。同図に示すように、所望部分として指定した「章」および「節」が全体の構造化文書データ4から抽出され、レイアウト情報を保持したまま送信用データ5として端末装置3に送信される。詳しく説明すると、データ処理装置2において、受信部201が端末装置3からの送信要求を受信すると、解析部202が、該送信要求に含まれる所望部分データを解析する。解析部202による解析結果は検索部203に伝送され、検索部203は、記憶部204に格納されている該当構造化文書データ4における所望部分を検索する。そして、抽出部205が、検索された所望部分のデータを抽出する。処理部206は、抽出部205によって抽出された所望部分のデータを統合し、送信用データ5を生成する。その後、生成された送信用データ5が送信部208から端末装置3に対して送信される。
このような処理が行われることによって、端末装置3は、元の構造化文書データ4のレイアウトと同様の状態で所望の部分のみ表示することができる。
(分割処理)
以上のように、データ処理装置2に記憶される構造化文書データ4のうち、ユーザの所望部分のみを抽出して送信用データ5が生成されて端末装置3に送信されることによって、構造化文書データ4全体が送信される場合と比べて効率的な伝送を行うことができる。しかしながら、このようにして部分的に抽出された送信用データ5であっても、高精細な画像情報を含んでいたりすると、ネットワークの帯域に比べてデータ量が巨大となる場合も考えられる。より具体的には、通信帯域の狭い無線ネットワークを介して通信を行う携帯電話などの小型の端末装置3において、構造化文書データ4として、写真などの画像情報を多く含んだカタログを閲覧する場合には、たとえ構造化文書データ4の一部分だけを取得したとしても、十分巨大なデータになってしまう場合がある。
これに対して、送信されるデータが構造化記述言語であることに着目して、所望部分が抽出されたデータをさらに論理的な単位で分割してデータ処理装置2から端末装置3へ送信するようにしてもよい。
構造化文書は上記したように、論理的な構造となっている。よって、構造化文書データを論理的な単位で分割した状態でデータ処理装置2から端末装置3に送信し、端末装置3側で、分割された構造化文書データを再結合して表示することは容易である。また論理的な単位で構造化文書データが分割されることにより、分割後の全てのデータを端末装置3が取得していない状態であっても、取得できている部分のデータを表示することが可能である。このような方法で構造化文書データが分割され、送信されることによって、ネットワークの効率利用を実現できるとともに、端末装置3側で受信完了した部分のデータから順次表示が行われることによって、情報の表示をより早く行うことが可能となる。また、通信状態が悪く、データ伝送が途中で途切れた場合においても、それまでの時点で受信が完了しているデータ分を表示することが可能となる。また、受信が完了した部分から順次表示されることによって、データ伝送の途中であっても、ユーザが必要な情報は全て揃ったと判断した時点で、残りの不要なデータ送信を停止することも可能となる。
抽出した所望部分を論理的な単位で分割する具体的な例としては、「画像情報とテキスト情報とに分割する」、「優先度をつけて優先度の高低で分割する」、「修正箇所(最新更新履歴の箇所)とそれ以外の箇所とで分割する」などが挙げられる。
「画像情報とテキスト情報とに分割する」場合、次のような利用形態が考えられる。写真などの画像情報と、詳細説明などのテキスト情報とから構成される商品カタログとしての構造化文書データを端末装置3で表示する例を想定する。この場合、まず、商品の写真などの画像情報がデータ処理装置2から端末装置3に先に送信され、端末装置3は取得した画像情報を表示することによって、ユーザに対して商品の画像を確認させる。その後、ユーザによって興味の持った商品の詳細情報の送信要求が行われると、該当部分のテキスト情報がデータ処理装置2から端末装置3に送信され、端末装置3は取得したテキスト情報を商品の詳細情報として表示する。
なお、上記の例では、画像情報(画像データ)とテキスト情報(テキストデータ)とに分割するようになっているが、これに限定されるものではなく、データの種類に応じて分割するようになっていればよい。データの種類としては、例えば、動画情報(動画データ)、音楽情報(音楽データ)などを分割の基準に設定してもよい。
「優先度の高低で分割する」場合、データ処理装置2側で、構造化文書データのうち、重要な内容が書かれている「章」や「節」の優先度(あるいは重要度)を高く設定することによって、端末装置3において優先度の高いデータから順に表示させるような制御を行うことが可能となる。優先度の高低は、構造化文書データに含められていてもよいし、例えば「太字の文字は優先度が高い」とか「赤文字が含まれている節は優先度が高い」といったルールをデータ処理装置2が保持しており、これに基づいて送信用データ5が生成されるようになっていてもよい。
「修正箇所(最新更新履歴の箇所)とそれ以外の箇所とで分割する」場合、修正された構造化文書データの修正箇所を早く確認したい場合に利用できる。最新更新履歴情報は構造化文書データに含めればよい。
上記のように分割するための分割規則は、データ処理装置2があらかじめ保持していてもよいし、データ処理装置2が参照可能な外部装置が保持していてもよいし、構造化文書データ4が保持していても良いし、端末装置3から送信される送信要求に含まれていてもよい。
図24は、分割規則を保持している構造化文書データ4の例を示している。同図に示す例では、分割規則はR001からR005の行に記述されている。R002で<high>タグで囲まれている部分が、優先度の高い部分を示しており、R003の<middle>タグで囲まれている部分が、優先度が中程度の部分を示しており、R004の<low>タグで囲まれている部分が、優先度が低い部分を示しており。この具体例では、“paragraph1”および“section3”が優先度「高レベル」であり、“paragraph2”が優先度「低レベル」であり、“table”が優先度「中レベル」であることが示されている。このように、構造化文書データ4に優先度を分割規則とした情報が含まれている場合、この優先度に従ってデータ処理装置2が分割を行う。
なお、分割規則は章節ごとに優先度が設定されていてもよいし、画像データ、グラフデータ、テキストデータなど、データの種類に応じて優先度が設定されていてもよいし、文字列の赤字の箇所、太字の箇所、下線の箇所などに対して優先度のレベルを設定してもよい。
また、端末装置3から送信される送信要求が分割規則を含んでいる具体的な例としては、図18に示すような優先度を示したテーブルが送信要求に含まれてデータ処理装置2に送信される。データ処理装置2では、このテーブルに従って構造化文書データ4を分割する。
(分割処理の具体例)
以下に、上記の3つの分割処理について具体的な例を示す。
(画像情報とテキスト情報とに分割)
図10(a)は、構造化文書データのうち、まず画像情報が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。また、図10(b)は、構造化文書データのうち、テキスト情報が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。画像情報およびテキスト情報には、それぞれレイアウト情報が含まれているので、同図(a)および(b)に示すように、分割前の構造化文書におけるレイアウトを保った状態で画像情報およびテキスト情報の表示が行われる。すなわち、ユーザは、分割前の構造化文書のレイアウトを確認できる状態で、画像情報およびテキスト情報を確認することが可能となっている。
また、例えば、図10(a)に示す状態において、画像情報が送受信されている途中で通信が途絶えることによって、端末装置3が構造化文書の全頁数である3ページ分のデータのうち、1ページ分しか受信できなかった場合であっても、端末装置3ではすでに受信している1ページ分の画像情報を表示させることができる。また画像情報が端末装置3において受信完了した時点、あるいは受信している最中において、ユーザが既に受信した情報を確認することによってデータ処理装置2に送信停止要求をした場合には、その後に送信される予定であったデータの送信を停止させることができる。
図11(a)は、構造化文書データのうち、画像情報を示す部分のデータ構造の例を示しており、図11(b)は、構造化文書データのうち、テキスト情報を示す部分のデータ構造の例を示している。同図(a)および(b)に示すように、構造化文書データは、その構造上、画像情報を示す部分とテキスト情報を示す部分とに明確に分割することが可能である。そして、データ処理装置2は、図11(a)に示すような画像情報を示す部分のデータをまず送信し、その後、図11(b)に示すようなテキスト情報を示す部分のデータを送信することになる。
また、端末装置3側では、図11(a)に示すようなデータを受信することによって、レイアウトを保った状態で画像情報のみを表示することが可能であり、また、図11(b)に示すようなデータを受信することによって、レイアウトを保った状態でテキスト情報のみを表示することが可能である。
次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、構造化文書データを画像情報とテキスト情報とに分割して送信する場合のデータ処理装置2における処理の流れを説明する。まず、受信部201が、端末装置3から構造化文書データの所望部分の送信要求データを受信し(ステップ1101、以降、S1101のように称する)、解析部202が所望部分を解析する(S1102)。次に、解析部202による解析結果に基づいて、検索部203は記憶部204に格納されている構造化文書データ4から所望部分を検索する(S1103)。検索部203による検索結果に基づいて、抽出部205が所望部分を抽出する(S1104)。
その後、抽出部205によって抽出された所望部分が画像情報を含むものであるか否かを処理部206が判断する(S1105)。画像情報を含む場合(S1105においてYES)は、処理部206は、所望部分のデータを画像情報とテキスト情報とに分割し、必要に応じて組み合わせて送信用データ5を生成する。生成された送信用データ5は、送信部208によって端末装置3に送信される(S1106)。画像情報を含まない場合(S1105においてNO)、および、S1106の処理が終了すると、テキスト情報による送信用データ5が処理部206によって生成され、該送信用データ5が送信部208によって端末装置3に送信される(S1107)。
次に、見出し一覧データがデータ処理装置2から送信され、所望部分データが端末装置3から送信される場合のデータ処理装置2における処理の流れについて、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、送信部208が端末装置3に対して見出し一覧データを端末装置3に送信(S1201)する。その後、端末装置3から所望部分データを含む送信要求データを受信(S1202)する。その後のS1203〜S1208の処理は、図12に示したS1102〜S1107の処理と同様であるのでここではその説明を省略する。なお、見出し一覧データは、データ処理装置2が記憶部204にあらかじめ保持しておいてもよいし、端末装置3からの要求を受信してから処理部206によって生成してもよい。
次に、画像情報を送信した後に、端末装置3からテキスト情報の送信要求があってからテキスト情報の送信を行う場合のデータ処理装置2における処理の流れについて、図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
端末装置3に見出し一覧データを送信(S1301)してから画像情報を送信(S1307)するまでの処理は、図13に示したS1201〜S1207の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。画像情報が送信された後、受信部201が端末装置3からテキスト情報の送信要求を受信すると(S1308)、解析部202によってその内容が解析され、制御部209によって送信部208からテキスト情報が送信される(S1309)。この例に示すように、分割して生成した各送信用データ5をどのタイミングで端末装置3に送信するかは、データ処理装置2側で決定されてもよいし、端末装置3側からの要求に応じて決定されてもよい。また、上記タイミングは、各送信用データ5が送信される端末装置3以外の外部の端末装置によって決定されてもよい。例えば、本システムがビジネスシーンにおいて利用される場合に、携帯電話機(端末装置3に相当)を外出している社員が携帯しており、会社のPC(外部の端末装置に相当)からデータ処理装置2の送信用データ5を携帯電話機に対して送信する要求を出す、というような利用形態が想定される。
次に、データ処理装置2が端末装置3への送信用データ5の送信中に、端末装置3から送受信停止要求を受信することによって送信を停止する場合のデータ処理装置2における処理の流れについて、図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。
端末装置3に見出し一覧データを送信(S1401)してから画像情報を送信(S1407)するまでの処理は、図13に示したS1201〜S1207の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。端末装置3は、受信した画像情報を表示している途中に、ユーザからの指示に基づいて、データ処理装置2に送信停止要求を送信する。例えば、商品カタログをユーザが閲覧していた場合、ユーザが調べたい商品の写真を取得した時点で、それ以降の送受信を停止したいと判断した場合などが考えられる。送信停止要求を受信部201が受信する(S1408)と、制御部209によって送信部208による画像情報の送信が停止される。続いて、端末装置3からのテキスト情報の送信要求が行なわれた場合(S1409)、送信部208がテキスト情報を端末装置3に送信する(S1410)。なお、同様にテキスト情報送信の際も端末装置3から送信停止要求があった場合(S1411)には送信が停止される。
(優先度で分割)
図16(a)は、構造化文書データのうち、まず優先度が高く設定された箇所が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。また、図16(b)は、構造化文書データのうち、優先度が低く設定された箇所が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。
この例では、データ処理装置2は、端末装置3に送信する構造化文書データの所望部分において、その内容に応じて優先度をつけ、優先度に応じて所望部分を分割して送信用データ5を生成する。例えば、所望部分のうち、重要な内容を含む「節」や「段落」が抽出され、優先度が「高レベル」に設定された送信用データ5が生成され、送信される。その後、それほど重要でない「節」や「段落」が、優先度が「低レベル」に設定された送信用データ5として送信される。なお、どの「節」や「段落」が重要であるかについての重要度の設定データは、データ処理装置2が保持していてもよいし、端末装置3などの外部の装置からの指示によって設定されるようになっていてもよい。このように、優先度が高い部分がまず送信されることによって、端末装置3側では、ユーザがその内容を確認し、それ以上の情報が不要であると判断した場合には、端末装置3からデータ処理装置へ送信停止要求を行うことが可能となる。
図17(a)は、構造化文書データのうち、優先度が「高レベル」に設定された部分のデータ構造の例を示しており、図17(b)は、構造化文書データのうち、優先度が「低レベル」に設定された部分のデータ構造の例を示している。同図(a)および(b)に示すように、構造化文書データは、その構造上、優先度の設定に応じて明確に分割することが可能である。そして、データ処理装置2は、図17(a)に示すような優先度が「高レベル」に設定された部分のデータをまず送信し、その後、図17(b)に示すような優先度が「低レベル」に設定された部分のデータを送信することになる。
図18に、データ処理装置2が保持する優先度テーブルの具体例を示す。同図に示す例では、“paragraph1”および“section3”が優先度「高レベル」であり、“paragraph2”が優先度「低レベル」であり、“table”が優先度「中レベル」であることが示されている。処理部206は、このような優先度テーブルを参照することによって、端末装置3からの所望部分に含まれる各要素を優先度で分割することができる。
なお、優先度は「章」や「節」の属性値に対して優先度が付与されてもよいし、文字列の赤字の箇所、太字の箇所、下線の箇所などに対して優先度「高レベル」として設定してもよい。
また、記憶部204に保持されている構造化文書データ4の各要素部分に、優先度属性情報が含まれていてもよい。例えば優先度を示す“priority”属性を設定し、<table priority=middle>というようにタグの形式でデータ自体に記述してもよい。
次に、図19に示すフローチャートを参照しながら、構造化文書データを優先度に応じて分割して送信する場合のデータ処理装置2における処理の流れを説明する。端末装置3に見出し一覧データを送信(S1801)してから所望部分を抽出(S1805)するまでの処理は、図13に示したS1201〜S1205の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
処理部206は、記憶部204が保持する優先度テーブルを参照(S1806)する。その後、処理部206は、抽出された所望部分を優先度順に分割して送信用データ5を生成する。そして、送信部208が送信用データ5を端末装置3に対して送信(S1807)する。
(修正箇所(最新更新日)で分割)
図20(a)は、構造化文書データのうち、まず更新日が最新となっている箇所、すなわち、修正が行われた箇所が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。また、図20(b)は、構造化文書データのうち、更新日が最新となっている箇所以外の箇所、すなわち修正が行われていない箇所が端末装置3に送信されて表示が行われた状態を示している。
この例では、データ処理装置2は、端末装置3に送信する構造化文書データの所望部分において、更新日が最新となっている部分のデータとそれ以外のデータとに分割して送信用データ5を生成する。このように、修正が行われた部分がまず送信されることによって、端末装置3側では、ユーザがその内容を確認し、それ以上の情報が不要であると判断した場合には、端末装置3からデータ処理装置へ送信停止要求を行うことが可能となる。
構造化文書データの中で、最新更新日を知るために、更新したこととその日付を示す情報を各要素に設定しておく。例えば<change:date=”2004/10/01”>などといったタグで修正した箇所を囲むことによって、修正の有無、および修正の日時を示すことができる。同様に<change:author="okamoto">というように、修正者を表すタグを含めるようにしてもよい。この場合、修正者に応じてデータを抽出することも可能になる。
次に、図21に示すフローチャートを参照しながら、構造化文書データを修正箇所に応じて分割して送信する場合のデータ処理装置2における処理の流れを説明する。端末装置3に見出し一覧データを送信(S2101)してから所望部分を抽出(S2105)するまでの処理は、図13に示したS1201〜S1205の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
処理部206は、修正箇所があるか否かを判断する(S2106)。修正された部分がある場合は、処理部206は、修正箇所を抽出して送信用データ5を生成する。そして、送信部208が送信用データ5を端末装置3に対して送信(S2107)する。その後、処理部206は、修正箇所以外の部分を抽出して送信用データ5を生成する。そして、送信部208が送信用データ5を端末装置3に対して送信(S2108)する。
なお、上述した形態はあくまで実施の一形態であり、例えば上記以外にも「文書本文部分とコメント部分とに分割する」など、様々な基準で構造化文書データを論理的に分割して順次送信することが可能である。
(データサイズに応じた送信処理)
前記した画像情報とテキスト情報とに分割して送信する場合、次のように、データ処理装置2と端末装置3との間の通信帯域と、送信すべきデータのデータサイズとに応じて送信するデータの順番を決定するようにしてもよい。
例えば、通信帯域が30KByteである環境において、送信すべき構造化文書データの1ページ目の画像情報が10Kbyte、2ページ目の画像情報が30Kbyte、3ページ目の画像情報が20Kbyteであった場合を考える。ここで、1ページ目、2ページ目、3ページ目というようにページ順に画像情報を送る場合、通信帯域を考慮すると、画像情報の送信は3回に分けて行う必要がある。
ここで、例えば1ページ目の全ての画像情報10Kbyteと、2ページ目の画像情報の20Kbyteまでの部分データとを1回目の送信に割り当て、2ページ目の画像情報の残り10Kbyteと3ページ目の全ての画像情報20Kbyteとを2回目の送信に割り当てる手法が考えられる。しかしながら、この場合、1回目の送信が完了した時点では、端末装置3側で2ページ目の画像情報を表示することができないことになる。
これに対して、図22に示すように、例えば1ページ目の全ての画像情報10Kbyteと3ページ目の全ての画像情報20Kbyteとを1回目の送信に割り当て、2ページ目の全ての画像情報30kbyteを2回目の送信に割り当てる手法が考えられる。この場合、送信回数を2回とすることができるとともに、1回目の送信が完了した時点で、端末装置3側で1ページ目と3ページ目との画像情報を表示することが可能となる。
以上を実現するために、処理部206は、送信先の端末装置3との間の通信帯域に応じて、送信要求された所望部分に含まれる画像情報のデータサイズを考慮して送信用データ5を生成する。通信帯域の情報は、端末装置3から所望部分の取得要求をデータ処理装置2に行う時に端末プロファイル情報として同時に送信されるようになっていてもよいし、データ処理装置2にあらかじめ設定されていてもよい。端末装置3から送信要求と同時に送られてくる端末プロファイルを参照する場合、端末の機種、性能を処理部206において判断し、送信用データ5のサイズを決定する。そして、処理部206は、抽出部205において抽出された所望部分を、決定した送信用データ5のサイズに従って、少ない送信回数で効率的に送信できるように分割および組み合わせて送信用データ5を生成する。
送信用データ5に含める画像情報の組合せ規則は、あらかじめ決定されていてもよいし、通信帯域や端末装置3の性能に応じて演算され動的に求められるようになっていてもよい。いずれにしても、組合せ規則は、分割するための分割規則と同様に、データ処理装置2があらかじめ保持していてもよいし、データ処理装置2が参照可能な外部装置が保持していてもよいし、構造化文書データ4に含められていてもよいし、端末装置3から送信される送信要求に含まれていてもよい。すなわち、図24に示すような構造化文書データ4が、分割規則の代わりに組合せ規則を保持していてもよいし、組合せ規則が送信要求に含まれてデータ処理装置2に送信され、データ処理装置2では、この組合せ規則に従って処理を行うようにしてもよい。
次に、図23に示すフローチャートを参照しながら、データサイズに応じて分割、組み合わせて送信する場合のデータ処理装置2における処理の流れを説明する。端末装置3に見出し一覧データを送信(S2401)してから所望部分の送信要求を受信する(S2402)するまでの処理は、図13に示したS1201〜S1202の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
所望部分の送信要求を端末装置3から受信すると、該送信要求とほぼ同じタイミングで送信される、または該送信要求に含まれる端末装置3の端末プロファイルが取得される(S2403)。所望部分を解析し(S2404)、所望部分を抽出(S2406)するまでの処理は、図13に示したS1203〜S1205の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
その後、処理部206は、端末プロファイルに基づいて通信帯域を判断し、通信容量に適したデータサイズとなるように、所望部分に含まれる画像情報の組合せを決定し、該組合せに応じて、所望部分のデータを分割する(S2407)。組合せに応じて分割され、生成された送信用データ5は、送信部208によって端末装置3に送信される(S2408)。
なお、上述した実施の形態は、データの送信要求を行う端末装置3と、データ処理装置2から送信されるデータを受信する端末装置3とが同一である例を示したが、両者が異なっていてもよい。例えば、携帯電話などの端末装置3が、データ処理装置2が保持する構造化文書データ4の所望部分を指定し、データ処理装置2で分割処理して送信用データ5を生成し、印刷装置としての端末装置3に送信用データ5を伝送させて印刷させる、というような処理が行われてもよい。
また上述した実施の形態において、分割したデータの送信先となる端末装置3が分割したデータ毎に異なっていてもよい。例えば、画像情報を送信する端末装置3と、テキスト情報を送信する端末装置3とが異なっていてもよい。
以上のように、本実施形態に係るデータ処理装置は、構造化された第1の言語体系の仕様に従った第1の構造化データの出力要求データを受け付ける出力要求受付手段と、該出力要求で指示される第1の構造化データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された第1の構造化データを構造化された第2の言語体系の仕様に従った二つ以上の第2の構造化データに分割する分割手段と、前記要求に基づき、第2の構造化データを出力するデータ処理装置において、要求された出力先に出力する上で最も効率のよい、一つもしくは二つ以上の第2の構造化データを組み合わせて出力する出力手段を具備する構成としてもよい。
また、前記分割手段は、別途定められた分割規則にしたがって分割する構成としてもよい。また、前記出力手段は、別途定められた組み合わせ規則に従って組み合わせる構成としてもよい。また、前記構造化された第1の言語体系の仕様と構造化された第2の言語体系の仕様が同一である構成としてもよい。また、構造化された第2の言語体系の仕様を選択できる構成としてもよい。また、前記分割規則は、データ処理装置の分割規則格納部に保存される構成としてもよい。また、前記分割規則は、データ処理装置より参照可能な分割規則格納部に保存される構成としてもよい。また、前記分割規則は、前記第1の構造化データで参照指示される構成としてもよい。また、前記分割規則は、前記出力要求受付手段で取得する出力要求データに含まれる構成としてもよい。また、前記分割規則は、前記出力要求受付手段で取得する出力要求データで参照指示される構成としてもよい。また、前記組み合わせ規則は、データ処理装置より参照可能な組み合わせ規則格納部に保存される構成としてもよい。また、前記組み合わせ規則は、前記第1の構造化データに含まれる構成としてもよい。また、前記組み合わせ規則は、前記第1の構造化データで参照指示される構成としてもよい。また、前記組み合わせ規則は、前記出力要求受付手段で取得する出力要求データに含まれる構成としてもよい。また、組み合わせ規則は、前記出力要求受付手段で取得する出力要求データで参照指示される構成としてもよい。
また、前記データ処理装置は、データ処理装置と、前記データ処理装置から出力された第2の構造化データを受け入れる装置との間の通信路の制約条件に適合する、第2の構造化データとして出力可能な、データ条件に基づいて分割する構成としてもよい。
また、前記データ処理装置より出力された第2の構造化データを受け入れる装置の制約条件に適合した、第2の構造化データとして出力可能な、データ条件に基づいて分割する構成としてもよい。また、前記データ処理装置と、前記データ処理装置から出力された第2の構造化データを受け入れる装置との間の通信路の制約条件に適合する、一つもしくは二つ以上の第2の構造化データの組み合わせとして出力可能な、データ条件に基づいて分割する構成としてもよい。また、前記データ処理装置より出力された第2の構造化データを受け入れる装置の制約条件に適合する、一つもしくは二つ以上の第2の構造化データの組み合わせとして出力可能な、データ条件に基づいて分割する構成としてもよい。また、前記構造化された第1の言語体系の仕様に従った同一の属性もしくは属性値単位毎に、分割して送信する構成としてもよい。また、前記構造化された第2の言語体系の仕様に従った同一の属性もしくは属性値単位毎に、分割して送信する構成としてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るデータ処理装置は、例えばHTMLデータやSVGデータなどのマークアップ言語によって記述された構造化文書データファイルを、外部の端末装置からの送信要求に従って送信するようなサーバ装置などに適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る通信システムの構成例の概要を示す図である。 上記通信システムが備えるデータ処理装置の機能構成を示すブロック図である。 上記通信システムが備える端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記端末装置の機能構成を示すブロック図である。 構造化文書データの具体的なデータ構造の例を示す図である。 構造化文書データによって表示される構造化文書の具体例を示す図である。 構造化文書における所望部分の具体例を示す図である。 所望部分を指定するための見出し一覧データの表示例を示す図である。 端末装置が図8に示す状態で所望部分を指定し、データ処理装置に送信要求を行った場合において、データ処理装置から送信される送信用データの具体例を示す図である。 (a)は、構造化文書データのうち、まず画像情報が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図であり、(b)は、構造化文書データのうち、テキスト情報が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図である。 (a)は、構造化文書データのうち、画像情報を示す部分のデータ構造の例を示しており、(b)は、構造化文書データのうち、テキスト情報を示す部分のデータ構造の例を示す図である。 構造化文書データを画像情報とテキスト情報とに分割して送信する場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 見出し一覧データがデータ処理装置から送信され、所望部分データが端末装置から送信される場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 画像情報を送信した後に、端末装置からテキスト情報の送信要求があってからテキスト情報の送信を行う場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 データ処理装置が端末装置への送信用データの送信中に、端末装置から送受信停止要求を受信することによって送信を停止する場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、構造化文書データのうち、まず優先度が高く設定された箇所が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図であり、(b)は、構造化文書データのうち、優先度が低く設定された箇所が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図である。 (a)は、構造化文書データのうち、優先度が「高レベル」に設定された部分のデータ構造の例を示す図であり、(b)は、構造化文書データのうち、優先度が「低レベル」に設定された部分のデータ構造の例を示す図である。 データ処理装置が保持する優先度テーブルの具体例を示す図である。 構造化文書データを優先度に応じて分割して送信する場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、構造化文書データのうち、まず更新日が最新となっている箇所が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図であり、(b)は、構造化文書データのうち、更新日が最新となっている箇所以外の箇所が端末装置に送信されて表示が行われた状態を示す図である。 構造化文書データを修正箇所に応じて分割して送信する場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 送信すべき構造化文書データに含まれる画像情報のデータサイズ例を示す図である。 データサイズに応じて分割、組み合わせて送信する場合のデータ処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 分割規則を保持している構造化文書データの例を示す図である。
符号の説明
1 文書作成装置
2 データ処理装置
3 端末装置
4 構造化文書データ
5 送信用データ
201 受信部(受付部)
202 解析部(取得部)
203 検索部(取得部)
204 記憶部
205 抽出部(取得部)
206 処理部
208 送信部
209 制御部
401 受信部
402 データ格納部
403 表示処理部
404 表示部
405 入力部
406 処理部
407 送信部

Claims (20)

  1. マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対する処理要求を受け付ける受付部と、
    上記受付部によって受け付けられた処理要求を参照することによって、特定された構造化文書データファイルが記憶されている記憶部から該当構造化文書データファイルのデータを取得する取得部と、
    上記取得部によって取得された構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを部分データファイルとして生成する処理部とを備え、
    上記処理部が、上記部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となるように、該部分データファイルを生成することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 上記処理部によって生成された上記部分データファイルを、通信路を介して接続されている外部の端末装置に対して、該通信路を介して送信する送信部をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 上記受付部が、通信路を介して接続されている外部の端末装置から、上記通信路を介して上記処理要求を受け付けることを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 上記処理要求に、上記構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを指定する所望部分情報が含まれており、
    上記取得部が、該当構造化文書データファイルにおける上記所望部分情報に対応する部分のデータを取得することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  5. 上記処理部が、上記取得部によって取得された構造化文書データファイルを、所定の分割規則に従って複数の部分データファイルに分割することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  6. 上記分割規則を記憶する記憶部をさらに備えていることを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  7. 上記処理部が、上記分割規則を、通信路を介して外部から取得することを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  8. 上記構造化文書データファイルに、分割規則に関する情報が含まれているとともに、
    上記処理部が、上記構造化文書データファイルに含まれている、分割規則に関する情報に基づいて分割処理を行うことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  9. 上記受付部が、上記処理要求の受付時に、分割規則に関する情報も受け付けるとともに、
    上記処理部が、上記分割規則に関する情報に基づいて分割処理を行うことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理装置。
  10. 上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれるデータの種類に応じて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割することを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  11. 上記構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に、優先度情報が設定されており、
    上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に設定されている優先度情報に基づいて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割することを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  12. 上記構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に、更新日時情報が設定されており、
    上記処理部が、上記分割規則として、該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に設定されている更新日時情報に基づいて上記構造化文書データファイルを複数の部分データファイルに分割することを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  13. 上記分割規則として、上記構造化文書データファイルに含まれるデータをどのように組み合わせて部分データファイルを生成するかを示す組合せ規則が設定されていることを特徴とする請求項5記載のデータ処理装置。
  14. 上記組合せ規則が、部分データファイルの送信先となる端末装置との通信路における通信帯域に応じて設定されることを特徴とする請求項13記載のデータ処理装置。
  15. 上記組合せ規則が、部分データファイルの送信先となる端末装置の性能に応じて設定されることを特徴とする請求項13記載のデータ処理装置。
  16. マークアップ言語によって記述された特定の構造化文書データファイルに対する処理要あ求を受け付ける受付処理と、
    上記受付ステップによって受け付けられた処理要求を参照することによって、特定された構造化文書データファイルが記憶されている記憶部から該当構造化文書データファイルのデータを取得する取得処理と、
    上記取得処理によって取得された構造化文書データファイルに部分的に含まれるデータを部分データファイルとして生成する生成処理とを含み、
    上記生成処理において、上記部分データファイル単独で表示可能なデータ形式となるように、該部分データファイルを生成することを特徴とするデータ処理方法。
  17. 請求項1から15のいずれか1項に記載のデータ処理装置をコンピュータに動作させるデータ処理プログラムであって、コンピュータを上記の各部として機能させるためのデータ処理プログラム。
  18. 請求項17に記載のデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. マークアップ言語によって記述された構造化文書データファイルのデータ構造であって、
    当該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に対応して、優先度情報を有しており、
    上記構造化文書データファイルは、請求項11記載のデータ処理装置によって使用されることを特徴とする構造化文書データファイルのデータ構造。
  20. マークアップ言語によって記述された構造化文書データファイルのデータ構造であって、
    当該構造化文書データファイルに含まれる論理構造の項目に対応して、更新日時情報を有しており、
    上記構造化文書データファイルは、請求項12記載のデータ処理装置によって使用されることを特徴とする構造化文書データファイルのデータ構造。
JP2005232492A 2005-08-10 2005-08-10 データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造 Pending JP2007048089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232492A JP2007048089A (ja) 2005-08-10 2005-08-10 データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005232492A JP2007048089A (ja) 2005-08-10 2005-08-10 データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007048089A true JP2007048089A (ja) 2007-02-22

Family

ID=37850854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005232492A Pending JP2007048089A (ja) 2005-08-10 2005-08-10 データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007048089A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150646A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Fujifilm Corp 配信サーバ及びその制御方法、並びに文書ファイル閲覧システム
JP2011215444A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Casio Computer Co Ltd レジストレーション装置およびプログラム
JP2012248126A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Enegate:Kk 手順説明装置、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2014164332A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Toshiba Corp 文書優先度決定装置及び文書優先度決定プログラム
JP2015156119A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 分散データベースシステム、データベース装置及びデータ同期方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818622A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Toshiba Corp 情報通信端末装置
JPH10269160A (ja) * 1997-03-28 1998-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ配信表示装置
JPH11175426A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Fuji Xerox Co Ltd サービス中継装置
JP2002108762A (ja) * 2000-07-24 2002-04-12 Hirotaka Ikeda 電子メールによるWebページの登録方法、電子メールによるWebページの登録装置、電子メールによるWebページの登録を行なうプログラムを記録した記録媒体、および電子メール
JP2004242109A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Murata Mach Ltd 通信装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818622A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Toshiba Corp 情報通信端末装置
JPH10269160A (ja) * 1997-03-28 1998-10-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ配信表示装置
JPH11175426A (ja) * 1997-12-11 1999-07-02 Fuji Xerox Co Ltd サービス中継装置
JP2002108762A (ja) * 2000-07-24 2002-04-12 Hirotaka Ikeda 電子メールによるWebページの登録方法、電子メールによるWebページの登録装置、電子メールによるWebページの登録を行なうプログラムを記録した記録媒体、および電子メール
JP2004242109A (ja) * 2003-02-06 2004-08-26 Murata Mach Ltd 通信装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150646A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Fujifilm Corp 配信サーバ及びその制御方法、並びに文書ファイル閲覧システム
JP2011215444A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Casio Computer Co Ltd レジストレーション装置およびプログラム
JP2012248126A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Enegate:Kk 手順説明装置、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2014164332A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Toshiba Corp 文書優先度決定装置及び文書優先度決定プログラム
JP2015156119A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 分散データベースシステム、データベース装置及びデータ同期方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8261179B2 (en) Web page hot spots
US20110173188A1 (en) System and method for mobile document preview
JPH10124413A (ja) 埋め込みウェブオブジェクトの優先順位づけダウンローディングの方法と装置
US9026900B1 (en) Invisible overlay for dynamic annotation
CN104346322A (zh) 文档格式处理装置和文档格式处理方法
US9170988B2 (en) Method for causing computer to display page view on display area by converting HTML page into new HTML pages, and non-transitory computer readable media recording program
JP2007048089A (ja) データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、データ処理プログラムを記録した記録媒体、および構造化文書データファイルのデータ構造
CN105956133B (zh) 智能终端上显示文件的方法及装置
US20040205584A1 (en) System and method for template creation and execution
KR20070011547A (ko) 항목 타입 특정 구조화된 검색
JPWO2002103554A1 (ja) データ処理方法、データ処理プログラム、およびデータ処理装置
US20220414325A1 (en) Universal content for email template
JP4666789B2 (ja) コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信サーバ
JP6828277B2 (ja) クライアント装置、情報処理システム及びプログラム
JP4184155B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法、データ処理プログラム、およびデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2003196264A (ja) ウエブページ作成方法、ウエブページ作成プログラム及びウエブページ作成装置
JP2012194771A (ja) 電子書籍装置、オブジェクト表示方法、およびプログラム
JP2005063243A (ja) 情報処理装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006185064A (ja) データ処理装置及びプログラム
JP2004234380A (ja) テーブル表示切替方法,テキストデータ変換プログラム及びタグプログラム
JP2005107635A (ja) 電子フォーム入力システム、方法、プログラムおよび媒体
US20190384806A1 (en) Per-web-page time zone
JP2009251655A (ja) フィルタリング装置、フィルタリング方法、プログラムおよび記録媒体
JP5230193B2 (ja) データ検索装置、データ検索方法、及びコンピュータプログラム
US8397160B2 (en) System and program for displaying device information using browser

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101102