JP2011214974A - 二次電池の電流検出装置及び方法 - Google Patents

二次電池の電流検出装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の充放電電流を簡易な構成で、かつ、高圧系から絶縁した状態で検出することができる装置及び方法を提供する。
【解決手段】二次電池を構成する複数の電池ブロックB1〜B20の電圧をフライングキャパシタCで検出する。付加回路100を設け、二次電池に直列に接続した抵抗R4の端子電圧をフライングキャパシタCで検出し、抵抗R4の端子電圧と抵抗R4の既知の抵抗値から高圧系と絶縁した状態で二次電池の充放電電流を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は二次電池の電流検出装置及び方法に関し、特にフライングキャパシタを用いた電流検出装置及び方法に関する。
電動機により車両駆動力を得ている電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両は、二次電池を搭載し、この二次電池に蓄積された電力により電動機を駆動する。電動車両は、回生制動、すなわち車両制動時に電動機を発電機として機能させ、車両の運動エネルギを電気エネルギに変換することにより制動する機能を備える。変換された電気エネルギは二次電池に戻され、加速を行う時等に再利用される。
二次電池は、過放電あるいは過充電を行うと電池性能を劣化させることになるため、二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)を把握して充電あるいは放電を制御する必要がある。例えば、ハイブリッド自動車においては、二次電池が回生電力を受け入れられるように、また要求があれば直ちに電動機に対して電力を供給できるようにするために、その充電状態を満充電状態(SOC=100%)と、全く蓄電されていない状態(SOC=0%)のおよそ中間付近(SOC=50%〜60%)に制御される。従って、二次電池のSOCは高精度に検出することが必要である。
二次電池のSOCは、二次電池に対する充放電電流を測定し、その電流値に所定の充電効率ηを乗算し、その乗算値をある時間間隔にわたって積算することで積算容量を計算し、この積算容量に基づいて推定することができる。二次電池の充放電電流は、通常、電流センサを用いて検出される。
特開平11−248755号公報 特開2003−47111号公報
しかしながら、二次電池の充放電電流を電流センサで検出する構成では、電流を検出するために新たな回路を付加することとなりコスト増大を招く。さらに、車載の二次電池は高圧であるため、電流センサを高圧系に接続しなければならない問題もある。
本発明の目的は、二次電池の充放電電流を簡易な構成で、かつ、高圧系(計測回路側で使用している電源系とは異なる二次電池等の電圧系)から絶縁した状態で検出することができる装置及び方法を提供することにある。
本発明は、二次電池の電流検出装置であって、前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続されるフライングキャパシタと、前記フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子を前記フライングキャパシタに接続する電流検出用スイッチとを備え、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記第1スイッチ群をオフするとともに電流検出用スイッチをオンして前記抵抗の端子電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記電流検出用スイッチをオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の電流検出装置であって、前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続される第1フライングキャパシタと、前記第1フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される第1電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子に入力スイッチ群を介して接続される第2フライングキャパシタと、前記第2フライングキャパシタに出力スイッチ群を解して接続される第2電圧検出回路とを備え、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記第1フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記第1フライングキャパシタの電圧を前記第1電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記入力スイッチ群をオンして前記抵抗の端子電圧を前記第2フライングキャパシタでホールドし、その後に前記入力スイッチ群をオフし前記出力スイッチ群をオンすることで前記第2フライングキャパシタの電圧を前記第2電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記二次電池は複数の電池ブロックを直列に接続して構成され、前記フライングキャパシタあるいは前記第1フライングキャパシタは、前記複数の二次電池の電圧を順次ホールドし、前記電圧検出回路あるいは前記第1電圧検出回路は、前記複数の二次電池の電圧を順次検出する。
また、本発明は、二次電池の電流検出方法であって、前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続されるフライングキャパシタと、前記フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子を前記フライングキャパシタに接続する電流検出用スイッチを備えた回路を用い、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記第1スイッチ群をオフするとともに電流検出用スイッチをオンして前記抵抗の端子電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記電流検出用スイッチをオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の電流検出方法であって、前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続される第1フライングキャパシタと、前記第1フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される第1電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子に入力スイッチ群を介して接続される第2フライングキャパシタと、前記第2フライングキャパシタに出力スイッチ群を介して接続される第2電圧検出回路とを備えた回路を用い、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記第1フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記第1フライングキャパシタの電圧を前記第1電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記入力スイッチ群をオンして前記抵抗の端子電圧を前記第2フライングキャパシタでホールドし、その後に前記入力スイッチ群をオフし前記出力スイッチ群をオンすることで前記第2フライングキャパシタの電圧を前記第2電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする。
本発明によれば、二次電池の充放電電流を簡易な構成で、かつ、高圧系から絶縁した状態で検出することができる。
基本回路構成図である。 実施形態の第1回路構成図である。 実施形態の第2回路構成図である。 実施形態の第3回路構成図である。 実施形態の第4回路構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
1.基本構成
まず、本実施形態の基本回路構成について説明する。基本回路は、フライングキャパシタを用いて二次電池の電圧を検出する回路である。
図1に、基本回路の回路構成を示す。二次電池は組電池であり、電池ブロックB1〜B20を直列接続して構成される。各電池ブロックは、複数の電池モジュールを直列接続して構成され、各電池モジュールはさらに1つまたは複数の単電池(セル)を直列に接続して構成される。二次電池は、電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両に搭載される。二次電池は、例えばニッケル水素電池であるが、これに限定されるものではなく、リチウムイオン電池等であってもよい。また、以下の説明で二次電池は組電池に限定されず、単電池であってもよい。
各電池ブロックB1〜B20には、バスVB0〜VB20を介して抵抗及びスイッチS10〜S121が接続される。例えば、電池ブロックB1の負極端子にはバスVB0を介して抵抗及びスイッチS10が接続され、電池ブロックB1の正極端子にはバスVB1を介して抵抗及びスイッチS11が接続される。また、電池ブロックB20の負極端子にはバスVB19を介して抵抗及びスイッチS120が接続され、電池ブロックB20の正極端子にはバスVB20を介して抵抗及びスイッチS121が接続される。
スイッチS10〜S110のうち、スイッチS10,S12,S14,S16,S18,S110はさらにスイッチS22に接続され、スイッチS11,S13,S15,S17,S19はさらにスイッチS21に接続される。また、スイッチS111〜S121のうち、スイッチS111,S113,S115,S117,S119,S121はさらにスイッチS24に接続され、スイッチS112,S114,S116,S118,S120はさらにスイッチS23に接続される。
スイッチS22,S24はともにフライングキャパシタCの一方の端子に接続され、スイッチS21,S23はともにフライングキャパシタCの他方の端子に接続される。
また、フライングキャパシタCの一方の端子はオペアンプAmpの非反転入力端子(+)に接続され、フライングキャパシタCの他方の端子はオペアンプAmpの反転入力端子(−)に接続される。オペアンプAmpの非反転入力端子には基準電源Vが接続される。オペアンプAmpの出力端子にはCPUが接続される。
スイッチS10〜S121は第1スイッチ群を構成し、スイッチS21,S22,S23,S24は第2スイッチ群を構成し、スイッチS31,S32は第3スイッチ群を構成する。抵抗、第1、第2及び第3スイッチ群、フライングキャパシタC、オペアンプAmp、CPU等は電子制御装置ECU内に組み込まれる。なお、抵抗等がECU内に組み込まれない態様であってもよい。
このような構成において、電池ブロックB1〜B20の電圧(端子電圧)が順次検出され、CPUに供給される。すなわち、まず、電池ブロックB1の電圧を検出する際には、第1スイッチ群のうちスイッチS10,S11をオンし、他のスイッチをオフにする。また、第2スイッチ群のうちスイッチS21,S22をオンし、第2スイッチ群の他のスイッチをオフにする。すると、電池ブロックB1の電圧によりフライングキャパシタCが充電され、電池ブロックB1の電圧がホールドされる。そして、フライングキャパシタCを充電した後、スイッチS21,S22をオフし、高圧系の二次電池から絶縁した状態で第3スイッチ群のスイッチS31,S32をオンにすることで、フライングキャパシタCとオペアンプAmpが接続され、オペアンプAmpでフライングキャパシタCの電圧、すなわち電池ブロックB1の電圧を検出してCPUに出力する。また、電池ブロックB2の電圧を検出する際には、第1スイッチ群のうちスイッチS11,S12をオンし、他のスイッチをオフにする。また、第2スイッチ群のうちスイッチS21,S22をオンし、第2スイッチ群の他のスイッチをオフにする。すると、電池ブロックB2の電圧によりフライングキャパシタCが充電され、電池ブロックB2の電圧がホールドされる。そして、フライングキャパシタCを充電した後、スイッチS21,S22をオフし、高圧系の二次電池から絶縁した状態で第3スイッチ群のスイッチS31,S32をオンにすることで、オペアンプAmpでフライングキャパシタCの電圧、すなわち電池ブロックB2の電圧を検出し、CPUに出力する。以下、同様にして順次各電池ブロックB1〜B19の電圧を検出する。電池ブロックB20の電圧を検出する際には、第1スイッチ群のうちスイッチS120,S121をオンし、他のスイッチをオフにする。また、第2スイッチ群のうちスイッチS23,S24をオンし、第2スイッチ群の他のスイッチをオフにする。すると、電池ブロックB20の電圧によりフライングキャパシタC2が充電され、電池ブロックB20の電圧がホールドされる。そして、フライングキャパシタCを充電した後、スイッチS23,S24をオフし、高圧系の二次電池から絶縁した状態で第3スイッチ群のスイッチS31,S32をオンにすることで、オペアンプAmpでフライングキャパシタCの電圧、すなわち電池ブロックB20の電圧を検出し、CPUに出力する。
一方、電池ブロックB1〜B20から構成される二次電池の充放電電流は、別途、電流センサを設けることで検出されるが、新たな部品及び回路を付加することとなり、コスト増加を招く。そこで、本実施形態では、電池ブロックB1〜B20の電圧を検出するためのフライングキャパシタCを援用して二次電池の充放電電流を検出する。
2.実施形態の第1回路構成
図2に、本実施形態の第1回路構成を示す。図1に示す回路構成に対し、付加回路100を付加したものである。
付加回路100は、二次電池と直列に接続される抵抗(シャント抵抗)R4を備え、さらにスイッチS4を備える。抵抗R4の抵抗値は既知である。抵抗R4の一端は電池ブロックB20と直列に接続されるとともにバスVB20、スイッチS121を介してスイッチS24に接続される。また、抵抗R4の他端はスイッチS4が接続され、スイッチS4の他端はスイッチS23に接続される。従って、スイッチS4をオンにし、第1スイッチ群のうちS121をオンにして残りのスイッチをオフとし、第2スイッチ群のS23,S24をオンにすると、抵抗R4の端子電圧がフライングキャパシタCにホールドされる。その後、第2スイッチ群のスイッチS23,S24をオフにして第3スイッチ群のS31,S32をオンにすることで、フライングキャパシタCとオペアンプAmpが接続され、オペアンプAmpでフライングキャパシタCの電圧、すなわち抵抗R4の端子電圧を検出し、CPUに出力する。CPUは、検出された抵抗R4の端子電圧と、抵抗R4の既知の抵抗値から、抵抗R4に流れる電流、すなわち二次電池の充放電電流を検出する。
本実施形態では、フライングキャパシタCを用いて二次電池の充放電電流を検出しているため、高圧系の二次電池から絶縁した状態で電流を検出することができる。また、電池ブロックB1〜B20の電圧を検出するためのフライングキャパシタCを援用して充放電電流を検出できるため、部品点数の増大を抑制し、コストを抑えることも可能である。
3.実施形態の第2回路構成
図3に、第2回路構成を示す。図2では、電池ブロックB20側に付加回路100を設けているが、この例では電池ブロックB1側に付加回路200を設けている。付加回路200の構成は付加回路100の構成と同様である。すなわち、付加回路200は、二次電池と直列に接続される抵抗(シャント抵抗)R5を備え、さらにスイッチS5を備える。抵抗R5の抵抗値は既知である。抵抗R5の一端は電池ブロックB1と直列に接続されるとともにバスVB0、スイッチS10を介してスイッチS22に接続される。また、抵抗R5の他端はスイッチS5が接続され、スイッチS5の他端はスイッチS21に接続される。従って、スイッチS5をオンにし、第1スイッチ群のうちS10をオンにして残りのスイッチをオフとし、第2スイッチ群のS21,S22をオンにすると、抵抗R5の端子電圧がフライングキャパシタCにホールドされる。その後、第2スイッチ群のスイッチS21,S22をオフにして第3スイッチ群のS31,S32をオンにすることで、オペアンプAmpでフライングキャパシタCの電圧、すなわち抵抗R5の端子電圧を検出し、CPUに出力する。CPUは、検出された抵抗R5の端子電圧と、抵抗R5の既知の抵抗値から、抵抗R5に流れる電流、すなわち二次電池の充放電電流を検出する。
本実施形態においても、フライングキャパシタCを用いて二次電池の充放電電流を検出しているため、高圧系の二次電池から絶縁した状態で電流を検出することができる。これにより、計測回路のインピーダンスを抑え、ノイズの影響を低減し、電流計測精度を向上させることができる。また、電池ブロックB1〜B20の電圧を検出するためのフライングキャパシタCを援用して充放電電流を検出できるため、部品点数の増大を抑制し、コストを抑えることも可能である。
4.実施形態の第3回路構成
図4に、実施形態の第3回路構成を示す。図2及び図3の回路構成では、フライングキャパシタCを援用して二次電池の充放電電流を検出するため、電流センサを不要として回路構成が簡易化されるが、その一方で、フライングキャパシタCを援用しているために、電池ブロックの電圧と充放電電流を同時に検出することは困難である。すなわち、二次電池の電池ブロックの電圧をホールドするためにフライングキャパシタCを充電してしまうと、図2における抵抗R4の端子電圧、あるいは図3における抵抗R5の端子電圧をフライングキャパシタCにホールドすることができず、電池ブロックの電圧を検出するタイミングにおいて二次電池の充放電電流を検出することはできない。そこで、電池ブロックの電圧と充放電電流を同じタイミングで検出する際には、フライングキャパシタを別個に設けることが望ましい。
図4の回路構成は、図1の基本回路構成に、付加回路300を設けたものである。付加回路300は、抵抗(シャント抵抗)R4、スイッチS61,S62,S81,S82、フライングキャパシタC2、及びオペアンプAmpを備える。抵抗R4は電池ブロックB20に直列に接続される。抵抗R4の一端は電池ブロックB20に接続されるとともに、スイッチS61に接続される。抵抗R4の他端はスイッチS62に接続される。スイッチS62はフライングキャパシタC2の一端に接続される。スイッチS61はフライングキャパシタC2の他端に接続される。また、フライングキャパシタC2の一端はスイッチS82を介してオペアンプConmpの非反転入力端子(+)に接続され、フライングキャパシタC2の他端はスイッチS81を介してオペアンプAmpの反転入力端子(−)に接続される。オペアンプAmpはCPUに接続される。スイッチS61,S62は入力スイッチ群を構成し、スイッチS81,S82は出力スイッチ群を構成する。ここで、入力、出力の名称はフライングキャパシタC2を基準としたものである。
このような構成において、付加回路300は、抵抗R4の端子電圧をフライングキャパシタC2を用いて高圧系から絶縁した状態で検出し、検出した端子電圧をCPUに出力する。すなわち、入力スイッチ群のスイッチS61,S62をオンすると、抵抗R4の端子電圧がフライングキャパシタC2にホールドされる。その後、入力スイッチ群のS61,S62をオフし、出力スイッチ群のスイッチS81,S82をオンにすると、フライングキャパシタC2とオペアンプAmpが接続され、オペアンプAmpでフライングキャパシタC2の端子電圧、すなわち抵抗R4の端子電圧を検出してCPUに出力する。CPUは、検出された端子電圧と抵抗R4の既知の抵抗値から、抵抗R4に流れる電流、すなわち二次電池の充放電電流を検出する。
本実施形態では、フライングキャパシタC1とは別個にフライングキャパシタC2を設けているので、フライングキャパシタC1で電池ブロックB1〜B20の電圧をホールドしている間においても、抵抗R4の端子電圧をホールドすることが可能である。従って、電池ブロックの電圧と充放電電流とを同時に取得することができる。また、本実施形態においても、フライングキャパシタC2を用いることで、高圧系と絶縁した状態で充放電電流を検出できる。
5.実施形態の第4回路構成
図5に、本実施形態の第4回路構成を示す。図5の回路構成は、図1の基本回路構成に、付加回路400を設けたものである。付加回路400は、図4に示す付加回路300と同様であり、抵抗(シャント抵抗)R5、スイッチS61,S62,S81,S82、フライングキャパシタC2及びオペアンプAmpを備える。抵抗R5は電池ブロックB1に直列に接続される。抵抗R5の一端は電池ブロックB1に接続されるとともに、スイッチS62に接続される。抵抗R5の他端はスイッチS61に接続される。スイッチS62はフライングキャパシタC2の一端に接続される。スイッチS61はフライングキャパシタC2の他端に接続される。また、フライングキャパシタC2の一端はスイッチS82を介してオペアンプConmpの非反転入力端子(+)に接続され、フライングキャパシタC2の他端はスイッチS81を介してオペアンプAmpの反転入力端子(−)に接続される。オペアンプAmpはCPUに接続される。
このような構成において、付加回路400は、抵抗R5の端子電圧をフライングキャパシタC2を用いて高圧系から絶縁した状態で検出し、検出した端子電圧をCPUに出力する。すなわち、入力スイッチ群のスイッチS61,S62をオンすると、抵抗R5の端子電圧がフライングキャパシタC2にホールドされる。その後、入力スイッチ群のスイッチS61,S62をオフし、出力スイッチ群のスイッチS81,S82をオンにすると、オペアンプAmpでフライングキャパシタC2の端子電圧、すなわち抵抗R5の端子電圧を検出してCPUに出力する。CPUは、検出された端子電圧と抵抗R5の既知の抵抗値から、抵抗R5に流れる電流、すなわち二次電池の充放電電流を検出する。
本実施形態においても、フライングキャパシタC1とは別個にフライングキャパシタC2を設けているので、フライングキャパシタC1で電池ブロックB1〜B20の電圧をホールドしている間においても、抵抗R5の端子電圧をホールドすることが可能である。従って、電池ブロックの電圧と充放電電流とを同時に取得することができる。また、本実施形態においても、フライングキャパシタC2を用いることで、高圧系と絶縁した状態で充放電電流を検出できる。
B1〜B20 電池ブロック(二次電池)、C1〜C2 フライングキャパシタ、100〜400 付加回路。

Claims (9)

  1. 二次電池の電流検出装置であって、
    前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続されるフライングキャパシタと、
    前記フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される電圧検出回路と、
    前記二次電池に直列に接続された抵抗と、
    前記抵抗の両端子を前記フライングキャパシタに接続する電流検出用スイッチと、
    を備え、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記第1スイッチ群をオフするとともに電流検出用スイッチをオンして前記抵抗の端子電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記電流検出用スイッチをオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする二次電池の電流検出装置。
  2. 二次電池の電流検出装置であって、
    前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続される第1フライングキャパシタと、
    前記第1フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される第1電圧検出回路と、
    前記二次電池に直列に接続された抵抗と、
    前記抵抗の両端子に入力スイッチ群を介して接続される第2フライングキャパシタと、
    前記第2フライングキャパシタに出力スイッチ群を介して接続される第2電圧検出回路と、
    を備え、前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記第1フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記第1フライングキャパシタの電圧を前記第1電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記入力スイッチ群をオンして前記抵抗の端子電圧を前記第2フライングキャパシタでホールドし、その後に前記入力スイッチ群をオフし前記出力スイッチ群をオンすることで前記第2フライングキャパシタの電圧を前記第2電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする二次電池の電流検出装置。
  3. 請求項1,2のいずれかに記載の装置において、
    前記二次電池は複数の電池ブロックを直列に接続して構成され、
    前記フライングキャパシタあるいは前記第1フライングキャパシタは、前記複数の二次電池の電圧を順次ホールドし、
    前記電圧検出回路あるいは前記第1電圧検出回路は、前記複数の二次電池の電圧を順次検出する
    ことを特徴とする二次電池の電流検出装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記フライングキャパシタは、前記二次電池の電圧をホールドするタイミングと異なるタイミングにおいて、前記抵抗の端子電圧をホールドすることを特徴とする二次電池の電流検出装置。
  5. 請求項2記載の装置において、
    前記第2フライングキャパシタは、前記第1フライングキャパシタが前記二次電池の電圧をホールドするタイミングにおいて、前記抵抗の端子電圧をホールドすることを特徴とする二次電池の電流検出装置。
  6. 二次電池の電流検出方法であって、
    前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続されるフライングキャパシタと、
    前記フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子を前記フライングキャパシタに接続する電流検出用スイッチを備えた回路を用い、
    前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記第1スイッチ群をオフするとともに電流検出用スイッチをオンして前記抵抗の端子電圧を前記フライングキャパシタでホールドし、その後に前記電流検出用スイッチをオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記フライングキャパシタの電圧を前記電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする二次電池の電流検出方法。
  7. 二次電池の電流検出方法であって、
    前記二次電池の両端子に第1スイッチ群を介して接続される第1フライングキャパシタと、前記第1フライングキャパシタに第2スイッチ群を介して接続される第1電圧検出回路と、前記二次電池に直列に接続された抵抗と、前記抵抗の両端子に入力スイッチ群を介して接続される第2フライングキャパシタと、前記第2フライングキャパシタに出力スイッチ群を介して接続される第2電圧検出回路とを備えた回路を用い、
    前記第1スイッチ群をオンして前記二次電池の電圧を前記第1フライングキャパシタでホールドし、その後に前記第1スイッチ群をオフし前記第2スイッチ群をオンすることで前記第1フライングキャパシタの電圧を前記第1電圧検出回路で検出することで前記二次電池の電圧を検出し、かつ、前記入力スイッチ群をオンして前記抵抗の端子電圧を前記第2フライングキャパシタでホールドし、その後に前記入力スイッチ群をオフし前記出力スイッチ群をオンすることで前記第2フライングキャパシタの電圧を前記第2電圧検出回路で検出することで前記抵抗の端子電圧を検出し、検出した前記抵抗の端子電圧と前記抵抗の抵抗値から前記二次電池の充放電電流を検出することを特徴とする二次電池の電流検出方法。
  8. 請求項6記載の方法において、
    前記フライングキャパシタは、前記二次電池の電圧をホールドするタイミングと異なるタイミングにおいて、前記抵抗の端子電圧をホールドすることを特徴とする二次電池の電流検出方法。
  9. 請求項7記載の方法において、
    前記第2フライングキャパシタは、前記第1フライングキャパシタが前記二次電池の電圧をホールドするタイミングにおいて、前記抵抗の端子電圧をホールドすることを特徴とする二次電池の電流検出方法。
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JP2008245480A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Toshiba Corp 組電池の保護装置及び電池パック装置

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