JP2011214887A - 建物出入口地点特定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図データベースに登録されていない住所に対応する建物の出入口地点を推定する技術を提供する。
【解決手段】入力された住所が住所データベースに登録されていない場合、建物出入口地点推定手段は当該住所の街区における住居番号の付与規則を、当該住所の街区に属する他の住所と建物出入口地点とに基づき推定する。建物出入口地点推定手段は前記住居番号の付与規則と入力された住所の住居番号とに基づき、入力された住所に対応する建物の出入口地点の位置を推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、目的地までの経路を案内するナビゲーション装置において、地図データベースに登録されていない新築などの建物の出入口地点を推定する技術に関するものである。
従来のナビゲーション装置は、ユーザが入力した目的地の住所を地図データベースから検索し、その住所に対応する建物の位置座標や、選択された地図上の位置座標を目的地として特定する。そして、ナビゲーション装置は特定された位置座標から近傍の道路ネットワーク上の位置を移動装置の到着地点として、経路探索を行う。
ナビゲーション装置の地図データベースに記憶される各種記憶情報には、開店直後の小売店の情報や建設後間もない友人宅等の情報等、詳細地図事項に関する最新の情報が登録されていない場合がある。そのため、こうした地図データベースに登録されていない地点を目的地にする場合、ナビゲーション装置には、経由地として目的地近傍の住所、或いは目的地近傍にあって目印となる施設等(目的地付近)を設定して、その目的地付近までの経路案内をさせる(例えば、特許文献1)。
また、検索対象の住所に対応する座標データが住所データベース内に存在しない場合において、検索対象の住所が示す地点の座標をより正確に特定するために、街区ポリゴンおよび建物ポリゴンに基づいて、検索対象の住所の座標を算出する技術が公開されている(例えば、特許文献2)。この技術は、住所データベースに検索対象の住所に対応する座標データが存在しない場合、街区ポリゴンの境界上に住居番号を対応付け、座標を特定している。
特開2005−308589公報 特開2008−51596公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、地図データベースに登録されている地点しか案内できないため、地図データベースに登録されていない目的地には案内されない。したがって、特許文献1に記載の技術では、目的地近傍の住所または目的地近傍にあって目印となる施設等へ案内された後、ユーザが現地で目的地を探すことになる。
また、特許文献2に記載の技術では、特定する座標は街区ポリゴンの境界線上に位置するため、図7に示すように、検索対象の住所に対応する街区が1つの区画で構成されており、かつ当該区画の形状が街区の境界線を結んだ形状と略同一である場合でしか実施できない。しかしながら、実際の地域における街区の地形は様々であり、たとえば図9に示すように、街区が複数の区画で構成されている場合や、図8に示すように、区画の中に道路が存在する場合などがある。このような地形においては、検索対象の住所に対応する座標は特定できなかった。
更に上記特許文献1、2の技術により目的地の設定制度を高めるためには、地図データベースの更新頻度を高くして案内地点を多数登録し続けたり、街区ポリゴンや建物ポリゴンを整備し続けたりなど、多大な整備負荷とそれを記憶する大容量の記憶領域を必要とする。このため、携帯型の情報提供装置に容易に適用することが出来ない。
また、住所は、都道府県、市区町村、大字/町名、小字/丁目、地番/街区、枝番/住居番号といった階層で形成されている。住居表示制度が適用された地域は地番、枝番ではなく、街区、住居番号が用いられ、例えば○○三丁目11番6号という住所表示になる。この表示において、「○○三丁目」は町名、「11番」は街区、「6号」は住居番号である。
住居表示制度による住居表示とは、住所を分かりやすくするために設けられた制度であり、原則として町名及び丁目の名称と、街区及び住居番号の番号とで住所を表す。街区は道路や河川等で区切られた区画である。街区は自治体で決めた基準となるものに一番近い街区から1、2、3・・・と順番に番号が振られる。
住居番号の定め方については、各自治体における一定のルールに沿って番号が割り振られる。各自治体における一定のルールとは、たとえば○○市役所の方角を基準に右回りに一定間隔に区切って番号を付け、建物の主な出入口が面している番号を住居番号としている。しかしながら、自治体における一定のルールはその自治体における一般的なルールであり、様々な形状を持つ街区へ個別に適用できるわけではない。
本発明は、このような問題を解決し、住居表示制度が適用された地域における、検索対象の住所に対応する街区の地形が複雑な場合であっても、住所データベースに存在しない住所に対応する建物の出入口地点を推定するための技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る建物出入口地点特定装置は、住所を示す住所データと該住所が示す建物の出入口が面する道路上の地点である建物出入口地点データとを関連付けて記憶する住所データベース記憶手段と、検索対象の住所を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力された住所を前記住所データベース記憶手段から検索して該入力された住所の建物出入口地点を特定する建物出入口地点特定手段と、前記入力された住所と一致する住所データが存在しない場合、前記住所データベース記憶手段において当該入力された住所に含まれる住居番号が属する街区を含む他の住所と該他の住所に対応する建物出入口地点データとから該街区における住居番号の規則を推定し、前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定する建物出入口地点推定手段とを備えることを特徴としている。
このように構成された建物出入口地点特定装置によれば、住所データベースに検索対象の住所データが存在しない場合であっても、入力された住所に含まれる住居番号が属する街区を含む他の住所とその住所に対応する建物出入口地点とから当該街区における住居番号の規則を推定し、検索対象の住所における建物出入口地点の座標を推定することができる。また、住居番号の追加や削除などに対して地図データベースや建物ポリゴンの変更などが不要であり、地図整備負荷や記憶領域の増大を抑えることができる。
また、請求項2に記載の建物出入口地点特定装置における建物出入口地点推定手段は、前記入力された住所に含まれる住居番号が属する街区が複数の区画に分割されているか否かを判定する区画分割判定機能をさらに含み、前記区画分割判定機能により前記入力された住所に含まれる街区が複数の区画に分割していると判定される場合、前記入力された住所の住居番号が含まれる区画の規則を前記区画に含まれる他の住所から推定し、前記入力された住所に対応する区画の規則を用いて前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定することを特徴とする。
このように構成された建物出入口地点特定装置によれば、入力された住所の住居番号が属する区画を特定して建物出入口地点を推定するので、複数の区画に分割されるような複雑な地形となる街区であっても、より正確に所望の建物出入口地点の推定をすることができる。
また、請求項3に記載の建物出入口地点特定装置における建物出入口推定手段は、前記区画分割判定機能により前記入力された住所に含まれる街区が複数の区画に分割していると判定される場合であって、前記入力された住所に対応する区画の候補が複数存在する場合に、前記複数の区画の規則の関係性を推定して前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定することを特徴とする。
このように構成された建物出入口地点特定装置によれば、入力された住所に対応する区画の候補が複数存在する場合であっても、それらの区画の住居番号の付与規則の接続関係に基づき、当該住所に対応する建物出入口地点をするので、より正確に所望の建物出入口地点を推定することができる。
本実施例におけるナビゲーション装置の構成図である。 本実施例における住所入力処理から目的地特定処理までのフローチャートである。 本実施例における建物出入口地点推定処理のフローチャートである。 建物出入口地点の推定例(1)についての説明図である。 建物出入口地点の推定例(2)についての説明図である。 建物出入口地点の推定例(3)についての説明図である。 従来技術に関する説明図(1)である。 従来技術に関する説明図(2)である。 従来技術に関する説明図(3)である。
以下、本発明の実施の形態をナビゲーション装置に具体化した態様について説明する。
図1に示すように、本実施例における建物出入口地点推定装置としてのナビゲーション装置1は、ディスプレイ10と、地図データベース20と、入力手段としてのタッチパネル30と、GPS受信機40と、CPU50とを備える。
ディスプレイ10には、地図データや案内経路データ等が表示される。
地図データベース20は、たとえばハードディスクや不揮発性のフラッシュ・メモリーなどで構成されている。
地図データベース20には地図として表示するための道路や建物などの地形や地物に関する情報が記憶されている地物データベース21と建物の住所に対応する住所データや住所が示す建物の出入口が面する道路上の地点である建物出入口地点とが関連付けられて記憶されている住所データベース22とが含まれている。
ここで、住所データベース22について詳細に説明を行う。
住所データは都道府県、市区町村、大字/町名、小字/丁目、地番/街区、枝番/住居番号といった各階層の区域名称を示す区域データの組合せで構成されている。そして、これらの区域名称の組合せで構成される住所に対応する建物出入口地点の座標データが、各住所データに関連付けて格納されている。座標データは地図上における位置を示すデータであり、緯度・経度等のデータが含まれる。さらに、住所データベース22には、上記の各区域名称に割当てられた代表点の座標を示す座標データが、各区域データに関連付けて格納されている。この代表点には、各階層の地理的区域の中心地点や行政拠点等が用いられる。
住所データベース22は街区の境界上の線分を結んでポリゴン化した街区ポリゴンを有しており、指定した街区の領域を指定することができる態様としている。
また、住所データベース22はネットワークデータを備える構成としている。ネットワークデータは対応する街区の情報が紐づいており、リンクデータとノードデータとを備えている。街区に対応するネットワークデータは、当該街区を構成する区画が面する道路に対応するネットワークデータである。ネットワークデータに対応する街区の情報は予め記憶されている。
なお、ノードは、街区に対応する道路における、交差点や行止りとなる地点や所定値以上の曲率をもつ地点である。また、ノードには位置座標(x,y)が記憶されている。
建物出入口地点は、建物の玄関などの主要な出入口が面する道路上の地点であり、建物に対応する住所データと関連付けて記憶されている。具体的には、建物の境界を示す線分上の建物の出入口となる地点から、その地点が面する道路へ出入口線を引き、道路上で交わる点が建物出入口地点である。建物出入口地点データはネットワークにおけるリンクに紐付けられている構成にしている。
上記住所データと建物出入口地点データとは通常地図製作会社が地図データを制作する際、各建物を現地調査することなどによって整備される。
タッチパネル30はたとえばディスプレイ10の面に設置されている。タッチパネル30を用いて、ディスプレイ10に表示された住所入力画面上の住所候補などを指やタッチペン等によってタッチすることで目的地となる住所を指定する。また、住所はキーボードやマイクなどから入力するようにしてもよい。
GPS受信機40は、緯度及び経路情報等から移動体の絶対的な位置を検出するために用いられるもので、複数のGPS衛星からの測位用のデータを含む下り回線データを搬送する信号を受信する機能を有する。
CPU50はナビゲーション装置全体を制御すると共に、入力される各種データに基づいて、ユーザに提示する情報を作成し提示する。CPU50は現在位置検出部51と、街区地域判定部52と、建物出入口地点推定手段としての建物出入口地点推定部53と、目的地特定部54と、経路探索部55と、経路案内部56と、表示制御部57と、を備える。
現在位置検出部51は、GPS受信機40により入力されたGPS信号に基づき、ナビゲーション装置1を搭載した移動体の現在位置を検出する処理を実行する。なお、現在位置検出部51はジャイロ(図示せず)によって計測された移動速度情報や移動方向情報を用いて移動体の現在位置を検出してもよい。現在位置検出部51により検出された現在位置情報は経路案内部55へ送信される。
街区地域判定部52は、検索対象である入力された住所が街区方式の住居表示制度の実施された区域か否かを判定する。具体的には、住所データベース22内の住所データにおいて、町名データ、丁目データもしくは街区データに街区方式の住居表示制度が適用された区域である旨を示す識別情報等を予め付加させおり、これらの情報を基に、入力された住所に含まれる区画名称が、街区方式の住居表示制度適用区域に該当するか否かを判定する。なお、街区方式の住居表示制度適用区域に該当しない区域とは、具体的には大字/小字/地番/枝番で表される住所に対応する区域である。
建物出入口地点推定部53は、タッチパネル30を介して入力された検索対象の住所が住所データベース22に存在しない場合、当該住所に含まれる街区の住居番号の付与規則に基づき、当該住所に対応する建物出入口地点を推定する。
また、建物出入口地点推定部53は、入力された住所の街区が複数の区画に分割されているか否かを判定する区画分割判定機能60を備える。街区の区画が複数に分割されているとは、街区の区画が道路により複数に分割されている場合や区画内で行止りとなる道路がある場合をいう。地図データベース20には、これらの区画を分割する道路に対応するネットワークデータを分割ネットワークデータとして記憶されている。区画分割判定機能60は、入力された住所の街区に対応する分割ネットワークデータの有無に基づき、当該街区が複数の区画に分割されているか否かの判定を行なう。
建物出入口地点推定部53は、入力された住所の街区に対応する住居番号の付与規則を推定する付与規則推定機能62をさらに備える。
建物出入口地点推定部53は、入力された住所の街区が複数の区画に分割されている場合であって、入力された住所の街区に対応する建物出入口地点の紐づくネットワークデータが複数の区画に対応するネットワークデータとなる場合に、当該ネットワークデータの接続関係を推定する接続関係推定機能63をさらに備える。ネットワークデータの接続関係とは、付与規則推定機能62により推定された街区の区画に対応する住居番号の付与規則における、リンクを接続するノードの接続順序のことをあらわす。
接続関係推定機能63は、入力された住所の街区に含まれる建物出入口地点のうち、分割ネットワークデータに紐づいていない建物出入口地点から当該街区の住居番号1単位あたりの距離を算出しておき、入力された住所の街区に含まれる建物出入口地点のうち当該住所の住居番号の直近小となる建物出入口地点(入力地点最近小地点)と直近大となる建物出入口地点(入力地点最近大地点)とのネットワーク上の距離(入力地点隣接地点間距離)を、2地点間の住居番号の数値の差に住居番号1単位あたりの距離を乗じることにより求める。
建物出入口地点推定部53は、接続関係推定機能63が求めた入力地点隣接地点間距離と、入力地点最近大地点の住所番号の数値および入力地点最近小地点の住所番号の数値の差の値に対する、入力された住所の住居番号の数値Pおよび入力地点最近小地点の住所番号の数値の差の値の比率とに基づいて当該住所に対応する建物出入口地点の位置を推定する位置推定機能64をさらに備える。なお、この比率は、入力地点最近大地点の住所番号の数値および入力地点最近小地点の住所番号の数値の差の値に対する、入力された住所の住居番号の数値Pおよび入力地点最近大地点の住所番号の数値の差の値であってもよい。
すなわち位置推定機能64は、入力地点最近小地点−入力地点最近大地点間のノードの接続順序を含むネットワークデータを当該比率で分配した地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点として推定する。
目的地特定部54は、入力された住所に対応する地点を目的地として特定する。目的地特定部54は、入力された住所が住所データベース22に存在しない場合、当該住所に対応する推定された建物出入口地点を目的地として特定する。また、街区地域判定部52により当該住所が街区地域でないと判定された場合は、特定できる地域の代表点を目的地として特定する。
経路探索部55は、現在位置検出部51が検出した現在位置情報と目的地特定部54が特定した目的地に関する情報である目的地情報とを受信し、現在位置情報に対応する出発地から目的地までの経路を探索する。出発地は必ずしも現在位置を基準としたものに限られない。例えば、タッチパネル30から任意に指定した位置であってもよい。経路探索部55により作成された経路情報は経路案内部56に送信される。
経路案内部56は、経路探索部55により探索された経路に沿ってユーザを案内するための諸々の案内情報を作成する。経路案内部56は、移動体が目的地の建物の出入口前に到着したと判断すると、たとえば「目的建物の玄関前に到着しました。目的建物は進行方向左(右)側です」と音声により報知する。
表示制御部57は、経路案内部56が所定の処理により作成した案内経路情報や地図データなど、ユーザに提供する諸々の情報をディスプレイ10に表示する処理を実行する。
以上、ナビゲーション装置の概略構成について説明した。
次に、図2のフローチャートを用いて、目的地となる住所が入力されてから当該住所に対応する地点を目的地として特定するまでの処理について説明する。
まず、タッチパネル30から、ユーザによって目的地としたい所望の住所が入力される。住所は、ユーザがタッチペン等を用いてタッチパネル30に文字を入力することによって入力される(ステップS71)。なお、住所を入力する方法としてはこのほかにもキーボードから文字を入力したり、マイクから音声を入力したりしてもよい。
次に、建物出入口地点推定部53は住所データベース22から、入力された住所を検索する処理を実行する(ステップS72)。住所データベース22には前述のとおり建物の住所に対応する住所データや住所が示す建物の出入口が面する道路上の地点である建物出入口地点が関連付けて記憶されている。
次に、建物出入口地点推定部53は住所データベース22を検索した結果、入力された住所が住所データベース22に存在するか否か判定する(ステップS73)。
その結果、入力された住所が住所データベース22に存在すると判定された場合(ステップS73:Yes)、ステップS74へ進む。
ステップS74において、目的地特定部54は、入力された住所に対応する建物出入口地点を住所データベース22から抽出し、当該抽出した建物出入口地点を目的地として特定する処理を実施する(ステップS74)。
ステップS73において、入力された住所が住所データベース22に存在しないと判定された場合(ステップS73:No)、当該住所が街区方式の住居表示制度が適用された区域か否かを判定する処理を実施する(ステップS75)。具体的には、街区地域判定部52は、住所データベース22内の街区方式の住居表示制度が適用された区域である旨を示す識別情報に基づき、判定を行なう。
ステップS75において、街区地域判定部52は入力された住所が街区方式の住居表示制度の実施された区域でないと判定した場合(ステップS75:No)、ステップS76へ進む。
なお、街区地域判定部52は、入力された住所の街区を含む上位階層の区域が住所データベース22に存在しない場合、すなわち、入力された住所が街区を含む上位階層である「都道府県」「市区町村」「町名」「丁目」「街区」の階層で住所データベース22に記憶された情報と異なる場合には、当該住所が街区方式の住居表示制度が適用された地域でないと判定するものとする。
ステップS76において、目的地特定部54は、当該住所のうち住所データベース22から特定できる階層の住所データの代表点を目的地として特定する処理を実施する(ステップS76)。たとえば、目的地特定部54は入力された住所に含まれる区域のうち、大字まで住所データベース22から特定できる場合、当該住所の代表点を目的地として特定する。
一方、ステップS75において、街区地域判定部52は入力された住所が街区方式の住居表示制度が適用された区域であると判定した場合(ステップS75:Yes)、ステップS77へ進む。
ステップS77についての詳細な説明は、後述する。
ステップS77が終了すると、目的地特定部54は、ステップS77において推定された、入力された住所に対応する建物出入口地点が位置を、目的地として特定する処理を実施する(ステップS78)。
ステップS74、ステップS78、ステップS76が終了すると、経路探索部55は、現在位置検出部51が検出した現在位置情報と目的地特定部54が特定した目的地に関する情報である目的地情報とを受信し、現在位置情報に対応する出発地から目的地までの経路を探索する。そして、経路案内部56が、経路探索部55により探索された経路に沿ってユーザを案内するための諸々の案内情報を作成する。また、表示制御部57は、経路案内部56が所定の処理により作成した案内経路情報や地図データなど、ユーザに提供する諸々の情報をディスプレイ10に表示する処理を実行する。
以上、住所入力処理から目的地を特定する処理まで概略を説明した。
次に、建物出入口地点推定部53の建物出入口地点推定処理(ステップS77)の具体的内容を説明する。
推定例(1):
図3は、本実施例における建物出入口地点推定処理のフローチャートであり、図4は、建物出入口地点の推定例(1)についての説明図である。
まず、建物出入口地点推定部53はタッチパネル30により入力された住所の街区に対応するデータを住所データベース22から抽出する処理を実施する(ステップS81)。街区に対応するデータとは、入力された住所の街区に属する住所データおよび建物出入口地点データと、当該街区に対応するネットワークデータと、をあらわす。街区に対応するネットワークデータとは、当該街区の区画が面する道路のリンクデータとノードデータとをあらわす。
推定例(1)においては、建物出入口地点推定部53は、街区G1(区画GK1でもよい)に属する建物A、B、C、D、Eの住居番号の数値である「1」、「3」、「5」、「10」、「12」と、それぞれ対応する建物出入口地点である建物出入口地点TA、TB、TC、TD、TEと、を抽出する。また、街区G1に対応するネットワークデータであるリンクL1、L2、L3、L4及びノードN1、N2、N3、N4を抽出する。
次に、建物出入口地点推定部53の区画分割判定機能53は、入力された住所の街区が複数の区画に分割されているか否かを判定する処理を実施する(ステップS82)。具体的には、区画分割判定機能53は、地図データベース20に記憶されている分割ネットワークデータに基づいて、当該街区の区画が複数に分割されているか否かを判定する。なお、区画分割判定機能53は、分割ネットワークデータに紐づく建物出入口地点が、複数の区画のいずれの区画に対応するネットワークデータに紐づくものなのかということについて、この時点では判定できない。
推定例(1)においては、街区G1は、区画GK1により構成されており、分割ネットワークデータがないため、区画分割判定機能53により当該区画は分割されていないと判定される。
次に、建物出入口地点推定部53の付与規則推定機能62は、入力された住所の街区に属する住所データと、これらの住所データに対応する建物出入口地点データと、抽出されたネットワークデータとに基づき、当該住所の街区に対応するネットワークデータに紐づく建物出入口地点の住居番号の付与規則を推定する処理を実施する(ステップS83)。付与規則推定機能62は、入力された住所の街区に属する建物出入口点を、当該街区に対応するネットワークデータに沿って、建物出入口地点に対応する住居場号の小さい順に辿る処理を実施する。付与規則推定機能62は、入力された住所に対応する街区に属する建物出入口地点の住居番号の増加方向に基づき、右手探索法(もしくは、左手探索法)により当該街区における住居番号の付与規則を推定する。
ここで、住居番号の増加方向とは、入力された住所の街区に属する住居番号が最小となる建物出入口地点から、住居番号が直近大となる建物出入口地点を順次辿ることで導き出される方向である。この増加方向が、時計回りになれば右手探索法、反時計回りになれば左手探索法を用いる。この右手探索法(もしくは、左手探索法)により、入力された住所の街区における住居番号の付与規則について、当該街区を構成する区画毎に推定できるのである。
推定例(1)においては、付与規則推定機能62は、街区G1の建物A、B、C、D、Eの住居番号の数値である「1」、「3」、「5」、「10」、「12」と、それぞれ対応する建物出入口地点である建物出入口地点TA、TB、TC、TD、TEと、リンクL1、L2、L3、L4及びノードN1、N2、N3、N4と、に基づき街区G1に対応するネットワークデータに紐づく建物出入口地点の住居番号の付与規則を推定する処理を実施する。
付与規則推定機能62はこれらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って、住居番号の小さい順に辿る処理を実施する。街区G1の区画GK1における最小の住居番号は建物出入口地点TAの「1」であり、建物出入口地点TAから直近大の住居番号は建物出入口地点TBの「3」であり、建物出入口地点TBから直近大の住居番号は建物出入口地点TCの「5」である。
付与規則推定機能62は、これらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って辿ることで、街区G1(区画GK1)が、住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2―N3―N4−N1の順序で接続されているという住居番号の付与規則を推定する。
次に、建物出入口地点推定部53は、入力された住所の住居番号の数値(数値P)に対して、直近小となる住居番号の数値(数値Ps)に対応する入力地点最近小地点である建物出入口地点(建物出入口地点Ts)と、直近大となる住居番号の数値(数値Pl)に対応する入力地点最近大地点である建物出入口地点(建物出入口地点Tl)とを抽出する処理を実施する(ステップS84)。
推定例(1)においては、たとえば、入力された住所の街区が街区G1であり、当該住所の住居番号P1が「7」であった場合を説明する。
建物出入口地点推定部53は、住居番号P1に対する直近小となる住居番号Psの「5」に対応する建物出入口地点Tsである建物出入口地点TCと、直近大となる住居番号Plの「10」に対応する建物出入口地点Tlである建物出入口地点TDと、を抽出する。
次に、建物出入口地点推定部53は、抽出した建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tl間のネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれていないか否かを判定する処理を実施する(ステップS85)。具体的には、建物出入口地点推定部53は入力された住所に対応する建物出入口地点Tsと建物出入口地点Tlとを接続するネットワークデータを、当該住所における街区の住居番号の付与規則により推定する。建物出入口地点推定部53は、当該ネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれてないか否かの判定を行なう。建物出入口地点推定部53は、抽出した建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tl間のネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれていないと判定された場合(ステップS85:No)、ステップS88へ進む。
推定例(1)においては、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TCと建物出入口地点TDとを接続するネットワークデータを、街区G1の住居番号の付与規則により推定する。ここで、街区G1の住居番号の付与規則は、「住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2―N3―N4−N1の順序で接続されている」である。また、建物出入口地点TCはリンクL2に紐づいており、建物出入口地点TDはリンクL3に紐づいている。したがって、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータに分割ネットワークデータは含まれていないと判定する。
なお、ステップS85の処理で、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータの接続順序は、建物出入口地点TC−ノードN3−建物出入口地点TDとなっていることが判定される。
建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tl間のネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれると判定された場合(ステップS85:Yes)、建物出入口地点推定部53の接続関係推定機能63は、入力された住所の街区に属する建物出入口地点のうち、分割ネットワークデータに紐づいていない複数の建物出入口地点から、当該街区の住居番号の1単位あたりの距離(距離d)を算出する処理を実施する(ステップS86)。
具体的には、接続関係推定機能63は、住居番号の数値が近接する少なくとも2点以上の建物出入口地点であって、当該建物出入口地点間のネットワークデータが分割ネットワークデータではない建物出入口地点を抽出する。接続関係推定機能63は、抽出した建物出入口地点間のネットワークデータ上の距離(距離D)を、当該建物出入口地点の住居番号の数値の差の値(差の値r)で除した値を、住居番号1単位あたりの距離dとして算出する。
次に、建物出入口地点推定部53の接続関係推定機能63は、入力された住所の街区に含まれる建物出入口地点のうち、当該住所の住居番号の直近小となる住居番号に対応する建物出入口地点Tsと、直近大となる住居番号に対応する建物出入口地点Tlとの間のノードの順序を含むネットワークデータの接続関係を推定する処理を実施する(ステップS87)。
具体的には、接続関係推定機能63は、建物出入口地点Tsと建物出入口地点Tlとの住居番号の数値の差の値Rを求める。次に、接続関係推定機能63は、当該差の値Rに距離dを乗じることで、建物出入口地点Tsから建物出入口地点Tlまでの距離(距離DR)を求める。接続関係推定機能63は、距離DRに最良近似となる、建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tl間のネットワークデータの接続順序を推定する。
次に、位置推定機能64は、建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psと建物出入口地点Tlの住居番号の数値Plとの差の値に対する、入力された住所の住居番号の数値Pと建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psとの差の値の比率と、建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tl間のノードの順序を含むネットワークデータの接続順序と、に基づき当該住所に対応する建物出入口地点の位置を推定する処理を実施する(ステップS88)。
推定例(1)においては、位置推定機能64は、建物出入口地点TCの住居番号の数値Ps「5」と建物出入口地点TD間の住居番号の数値「10」との差の値rである「5」に対する、入力された住所の住居番号の数値P「7」と建物出入口地点TCの住居番号の数値「5」との差の値である「2」の比率である、「5分の2」を求める。次に、位置推定機能64は、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータを当該比率で分配した地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点として推定する。具体的には、位置推定機能64は、建物出入口地点TC−ノードN3−建物出入口地点TDの「5分の2」となる地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点であると推定する。
ステップS88の終了により、ステップS77の処理は終了となる。
推定例(2):
図5は建物出入口地点の推定例(2)についての説明図である。
推定例(2)の場合、ステップS81において、建物出入口地点推定部53は、街区G2に属する建物A、B、C、D、E、Fの住居番号の数値である「2」、「5」、「8」、「12」、「17」、「20」と、それぞれ対応する建物出入口地点である物出入口地点TA、TB、TC、TD、TE、TFと、を抽出する。また、街区G2に対応するネットワークデータであるリンクL1、L2、L3、L4、L5、L6及びノードN1、N2、N3、N4、N5、N6を抽出する。
ステップS82において、推定例(2)の場合、街区G2は、行止り道路となる道路R3が存在するので、住所データベース22には分割ネットワークデータとしてノードN4、N3とリンクL3とが記憶されている。区画分割判定機能53は、当該分割ネットワークデータに基づき、行止り道路の終点であるノードN4を境に、複数の区画に分割されていると判定される。
ステップS83において、推定例(2)の場合、付与規則推定機能62は、街区G2の建物A、B、C、D、E、Fの住居番号の数値である「2」、「5」、「8」、「12」、「17」、「20」と、それぞれ対応する建物出入口地点である建物出入口地点TA、TB、TC、TD、TE、TFと、リンクL1、L2、L3、L4、L5、L6及びノードN1、N2、N3、N4、N5、N6と、に基づき街区G2に対応するネットワークデータに紐づく建物出入口地点の住居番号の付与規則を推定する処理を実施する。
付与規則推定機能62はこれらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って、住居番号の小さい順に辿る処理を実施する。街区G2における最小の住居番号は建物出入口地点TAの「2」であり、建物出入口地点TAから直近大の住居番号は建物出入口地点TBの「5」であり、建物出入口地点TBから直近大の住居番号は建物出入口地点TCの「8」である。
付与規則推定機能62は、これらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って辿ることで、街区G2が、住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2−N3−N4→N4−N3−N5−N6−N1の順序で接続されているという住居番号の付与規則を推定する。
ここで、街区G2の住居番号の付与規則では、分割ネットワークデータに対応するノードの接続順序は「ノードN3−N4→N4−N3」となっている。街区G2はノードN4により分割されているので、ノードの接続順序が「ノードN3−N4」となるリンクL3をリンクL3a、「ノードN4−N3」となるリンクL3をリンクL3b、として区別する。
ステップS84において、推定例(2)の場合、たとえば、入力された住所の街区が街区G2であり、当該住所の住居番号の数値(数値P2)が「10」であった場合を説明する。
建物出入口地点推定部53は、住居番号の数値P2に対する直近小となる住居番号の数値(数値Ps2)の「8」に対応する建物出入口地点Tsである建物出入口地点TCと、直近大となる住居番号の数値(数値Pl2)の「12」に対応する建物出入口地点Tlである建物出入口地点TDと、を抽出する。
ステップS85において、推定例(2)の場合、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TCとTDとを接続するネットワークデータを、街区G2の住居番号の付与規則により推定する。ここで、街区G2の住居番号の付与規則は、「住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2−N3−N4−N3−N5−N6−N1の順序で接続されている」である。また、建物出入口地点TCとTDとは共にリンクL3に紐づいており、リンクL3は分割ネットワークデータである。したがって、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TC−TD間のネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれていると判定し、ステップS86へ進む。
ステップS86において、推定例(2)の場合、接続関係推定機能63は、住居番号の数値が近接する少なくとも2点以上の建物出入口地点であって、当該建物出入口地点間のネットワークデータが分割ネットワークデータでない建物出入口地点を抽出する。たとえば、接続関係推定機能63は、建物出入口地点TAと建物出入口地点TBとを抽出する。
接続関係推定機能63は、抽出した建物出入口地点TA−建物出入口地点TB間のネットワークデータ上の距離(距離D2)を、当該建物出入口地点の住居番号の数値の差の値(差の値r2)で除した値を、住居番号1単位あたりの距離(距離d2)として算出する。建物出入口地点TAの住居番号の数値は「2」であり、建物出入口地点TBの住居番号の数値は「5」であるので、住居番号の数値の差の値r2は「3」である。たとえば、距離D2が「30m」であった場合、接続関係推定機能63は、距離D2の「30m」を住居番号の差の値r2の「3」で除した値である「10m」を、街区G2における住居番号1単位あたりの距離d2として算出する。
ステップS87において、推定例(2)の場合、接続関係推定機能63は、建物出入口地点TCと建物出入口地点TDとの住居番号の数値の差の値(差の値R2)を求める。建物出入口地点TCの住居番号の数値Ps2は「8」であり、建物出入口地点TDの住居番号の数値Pl2は「12」であるので、住居番号の数値の差の値R2は「4」である。
次に、接続関係推定処理63は、当該差の値R2に住居番号1単位あたりの距離d2を乗じることで、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間の距離(距離DR2)を求める。差の値R2は「4」であり、距離d2は「10m」であるので、距離DR2は「40m」である。
次に、接続関係推定機能63は、距離DR2「40m」に最良近似となる、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータの接続関係を推定する。建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータの接続関係は、建物出入口地点TC−ノードN4−建物出入口地点TDとなるか、建物出入口地点TC−建物出入口地点TDとなるか、のいずれかである。たとえば、建物出入口地点TC−ノードN4間の距離が「10m」、ノードN4−建物出入口地点TD間の距離が「30m」であった場合、建物出入口地点TC−ノードN4−建物出入口地点TD間の距離が40mとなる。一方、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間の距離は20mとなる。接続関係推定機能63は、距離DR2の「40m」に最良近似するネットワークデータの接続関係が、建物出入口地点TC−ノードN−建物出入口地点TDの接続順序であると推定する。
ステップS88において、推定例(2)の場合、位置推定機能64は、建物出入口地点TCの住居番号の数値Ps2「8」と建物出入口地点TD間の住居番号の数値Pl2「12」との差の値である「4」に対する、入力された住所の住居番号の数値P2「10」と建物出入口地点TCの住居番号の数値Ps2「8」との差の値である「2」の比率である、「2分の1」を求める。次に、位置推定機能64は、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間のネットワークデータを当該比率で分配した地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点として推定する(ステップS88)。具体的には、位置推定機能64は、建物出入口地点TC−ノードN4−建物出入口地点TDの「2分の1」となる地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点であると推定する。
推定例(3):
図6は建物出入口地点の推定例(3)についての説明図である。
推定例(3)の場合、ステップS81において、建物出入口地点推定部53は、街区G3に属する建物A、B、C、D、E、Fの住居番号の数値である「2」、「5」、「9」、「13」、「20」、「30」と、それぞれ対応する建物出入口地点である物出入口地点TA、TB、TC、TD、TE、TFと、を抽出する。また、街区G2に対応するネットワークデータであるリンクL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7及びノードN1、N2、N3、N4、N5、N6を抽出する。
ステップS82において、推定例(3)の場合、街区G3は、道路R3によって、区画GK3aと区画GK3bと分割されている。住所データベース22には、街区G3の道路R3に対応するノードN3、N6とリンクL3とが分割ネットワークデータとして記憶されている。区画分割判定機能53は、街区G3が分割ネットワークデータにより区画GK3aと区画GK3bとに分割されていると判定する。
ステップS83において、推定例(3)の場合、付与規則推定機能62は、街区G3の建物A、B、C、D、E、Fの住居番号の数値である「2」、「5」、「9」、「13」、「20」、「30」と、それぞれ対応する建物出入口地点である建物出入口地点TA、TB、TC、TD、TE、TFと、リンクL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7及びノードN1、N2、N3、N4、N5、N6と、に基づき街区G3に対応するネットワークデータに紐づく建物出入口地点の住居番号の付与規則を推定する処理を実施する。
付与規則推定機能62はこれらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って、住居番号の小さい順に辿る処理を実施する。街区G3の区画GK3aにおける最小の住居番号は建物出入口地点TAの「2」であり、建物出入口地点TAから直近大の住居番号は建物出入口地点TBの「5」であり、建物出入口地点TBから直近大の住居番号は建物出入口地点TCの「9」である。
付与規則推定機能62は、これらの建物出入口地点をネットワークデータに沿って辿ることで、区画GK3bが、住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2−N3−N6−N1の順序で接続されているという住居番号の付与規則を推定する。
なお、付与規則推定機能62は、区画GK3bの住居番号の付与規則を推定することができない。街区G3のリンクL3に紐づく建物出入口地点TDとTEとは、リンクL3が分割ネットワークデータであるため、この時点において、区画GK3aに対応するリンクL3aに紐づくのか、区画GK3bに対応するリンクL3bに紐づくのかが判定できない。したがって、付与規則推定機能62は、区画GK3bにおける建物出入口地点TFの「30」のみとなり、住居番号の増加方向を推定できないのである。
ステップS84において、推定例(3)の場合、入力された住所の街区が街区G3であり、当該住所の住居番号の数値(数値P3)が「18」であった場合を説明する。
建物出入口地点推定部53は、住居番号の数値P3に対する直近小となる住居番号の数値(数値Ps3)の「13」に対応する建物出入口地点Tsである建物出入口地点TDと、直近大となる住居番号の数値(数値Pl3)の「20」に対応する建物出入口地点Tlである建物出入口地点TEと、を抽出する。
ステップS85において、推定例(3)の場合、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TDと建物出入口地点TEとを接続するネットワークデータを、街区G3(区画GK3a、区画GK3b)の住居番号の付与規則により推定する。ここで、区画GK3aの住居番号の付与規則は、「住居番号の増加方向が時計回りであり、かつノードN1−N2−N3−N6−N1の順序で接続されている」である。また、建物出入口地点TDとTEとは共にリンクL3に紐づいており、リンクL3は分割ネットワークデータである。したがって、建物出入口地点推定部53は、建物出入口地点TD−建物出入口地点TE間のネットワークデータに分割ネットワークデータが含まれていると判定し、ステップS86へ進む。
ステップS86において、推定例(3)の場合、接続関係推定機能63は、住居番号の数値が近接する少なくとも2点以上の建物出入口地点であって、当該建物出入口地点間のネットワークデータが分割ネットワークデータでない建物出入口地点を抽出する。たとえば、接続関係推定機能63は、建物出入口地点TAと建物出入口地点TBとを抽出する。
接続関係推定機能63は、抽出した建物出入口地点TA−建物出入口地点TB間のネットワークデータ上の距離(距離D3)を、当該建物出入口地点の住居番号の数値の差の値(差の値r3)で除した値を、住居番号1単位あたりの距離(距離d3)として算出する。建物出入口地点TAの住居番号の数値は「2」であり、建物出入口地点TBの住居番号の数値は「5」であるので、住居番号の数値の差の値r3は「3」である。たとえば、距離D3が「33m」であった場合、接続関係推定機能63は、距離D3の「33m」を住居番号の差の値r3の「3」で除した値である「11m」を、街区G3における住居番号1単位あたりの距離d3として算出する。
ステップS87において、推定例(3)の場合、接続関係推定機能63は、建物出入口地点TDと建物出入口地点TEとの住居番号の数値の差の値(差の値R3)を求める。建物出入口地点TDの住居番号の数値Ps3は「13」であり、建物出入口地点TEの住居番号の数値Pl3は「20」であるので、住居番号の数値の差の値R3は「7」である。
次に、接続関係推定処理63は、当該差の値R3に住居番号1単位あたりの距離d3を乗じることで、建物出入口地点TC−建物出入口地点TD間の距離(距離DR3)を求める。差の値R3は「7」であり、距離d3は「11m」であるので、距離DR3は「77m」である。
次に、接続関係推定機能63は、距離DR3「77m」に最良近似となる、建物出入口地点TD−建物出入口地点TE間のネットワークデータの接続関係を推定する。建物出入口地点TD−TE間のネットワークデータの接続関係は、建物出入口地点TD−TEとなるか、建物出入口地点TD−ノードN6−ノードN1→ノードN6−建物出入口地点TEとなるか、建物出入口地点TD−ノードN6−ノードN1→ノードN5−N6−建物出入口地点TEのいずれかである。
たとえば、建物出入口地点TD−建物出入口地点TE間の距離が「10m」、建物出入口地点TE−ノードN6間が「17m」、ノードN5−N6間が「30m」、ノードN6−N1間が「30m」であった場合を考える。建物出入口地点TD−TF間は20m、建物出入口地点TD−ノードN6−N1→ノードN6−建物出入口地点TE間は74m、建物出入口地点TD−ノードN6−N1→ノードN5−N6−建物出入口地点TE間は104mである。接続関係推定機能63は、距離DR3の「77m」に最良近似するネットワークデータの接続関係が、建物出入口地点TD−ノードN6−N1→ノードN6−建物出入口地点TEの接続順序であると推定する。
ステップS88において、推定例(3)の場合、位置推定機能64は、建物出入口地点TEの住居番号の数値Pl3「20」と建物出入口地点TD間の住居番号の数値Ps3「13」との差の値である「7」に対する、入力された住所の住居番号の数値P3「18」と建物出入口地点TDの住居番号の数値Ps3「13」との差の値である「5」の比率である、「7分の5」を求める。次に、位置推定機能64は、建物出入口地点TD−建物出入口地点TE間のネットワークデータを当該比率で分配した地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点として推定する。具体的には、位置推定機能64は、建物出入口地点TD−ノードN6−N1→ノードN6−建物出入口地点TEの「7分の5」となる地点を、入力された住所に対応する建物出入口地点であると推定する。
変形例1:
位置推定機能64は、入力した住所の住居番号の数値Pが、住居番号が直近小となる建物出入口地点Tsと住居番号が直近大となる建物出入口地点Tlとのいずれか一方しか存在しないとき、上述と異なる処理を行なうこととしてもよい。すなわち、位置推定機能64は、建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psとその次に小さい住居番号となる建物出入口地点Tssの住居番号の数値(数値Pss)との差の値に対する、入力された住居番号の数値Pと建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psとの差の値の比率と、建物出入口地点Ts−建物出入口地点Tss間のノードの接続順序を含むネットワークデータの接続順序と、に基づき当該住所に対応する建物出入口地点の位置を推定してもよい。
なお、位置推定機能64は、建物出入口地点Tlの住居番号の数値Plとその次に大きい住居番号となる建物出入口地点Tllの住居番号の数値(数値Pll)とに基づき、当該住所に対応する建物出入口地点の位置を推定してもよい。
変形例2:
位置推定機能64は、ステップS86の処理において、住居番号1単位あたりの距離(d)を算出している場合、入力された住所の住居番号の数値Pと建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psとの差の数値に、距離dを乗じて算出した距離を、建物出入口地点Tsからの距離に適用して、当該住所の建物出入口地点の位置を推定してもよい。なお、位置推定機能64は、建物出入口地点Tsの住居番号の数値Psの替りに建物出入口地点Tlの住居番号の数値Plを用いることにしてもよい。
変形例3:
上述の説明では、リンクに紐づく建物出入口地点をその建物出入口地点の住居番号の数値から判定していたが、建物の出入口となる地点が面する道路へ出入口線を引き、その出入口線の方向からリンクに紐づく建物出入口地点を特定してもよい。
変形例4:
上述の説明では、入力された住所の街区に対応する建物出入口地点を用いて、当該街区の区画に対応する住居番号の付与規則を推定していたが、住所データベース22に当該街区における建物出入口地点のサンプルが少ない場合は、隣接する街区の住居番号の付与規則から、当該街区の住居番号の付与規則を推定してもよい。
変形例5:
上述の説明では、ネットワークデータに対応する街区の情報は予め記憶されているとしているが、当該街区の街区ポリゴンの領域に一部又は全部含まれる道路に対応するネットワークデータを当該街区に対応するネットワークデータであると判定する態様としてもよい。
変形例6:
上述の説明ではまた、区画分割判定機能60は、入力された住所の街区に対応する分割ネットワークデータの有無に基づき、当該街区が複数の区画に分割されているか否かを判定しているが、街区の区画に対応するネットワークデータに基づき、当該街区に対応する区画が複数に分割されているか否かを判定してもよい。
以上のように、本実施例によれば、住所データベースに検索対象の住所データが存在しない場合であっても、入力された住所に含まれる住居番号が属する街区を含む他の住所とその住所に対応する建物出入口地点とから当該街区における住居番号の規則を推定し、検索対象の住所における建物出入口地点の座標を推定することができる。
1・・・ナビゲーション装置
10・・・ディスプレイ
20・・・地図データベース
21・・・地物データベース
22・・・住所データベース
30・・・タッチパネル
40・・・GPS受信機
50・・・CPU
51・・・現在位置検出部
52・・・街区地域判定部
53・・・建物出入口地点推定部
54・・・目的地点特定部
55・・・経路探索部
56・・・経路案内部
57・・・表示制御部
61・・・区画分割判定機能
62・・・付与規則推定機能
63・・・接続順序推定機能
64・・・位置推定機能

Claims (3)

  1. 住所を示す住所データと該住所が示す建物の出入口が面する道路上の地点である建物出入口地点データとを関連付けて記憶する住所データベース記憶手段と
    検索対象の住所を入力するための入力手段と
    前記入力手段により入力された住所を前記住所データベース記憶手段から検索して該入力された住所の建物出入口地点を特定する建物出入口地点特定手段と
    前記入力された住所と一致する住所データが存在しない場合、前記住所データベース記憶手段において当該入力された住所に含まれる住居番号が属する街区を含む他の住所と該他の住所に対応する建物出入口地点データとから該街区における住居番号の規則を推定し、前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定する建物出入口地点推定手段と
    を備える建物出入口地点特定装置
  2. 請求項1に記載の建物出入口地点特定装置であって、
    前記建物出入口地点推定手段は、前記入力された住所に含まれる住居番号が属する街区が複数の区画に分割されているか否かを判定する区画分割判定機能をさらに含み、前記区画分割判定機能により前記入力された住所に含まれる街区が複数の区画に分割していると判定される場合、前記入力された住所の住居番号が含まれる区画の規則を前記区画に含まれる他の住所から推定し、前記入力された住所に対応する区画の規則を用いて前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定すること
    を特徴とする建物出入口地点特定装置。
  3. 請求項2に記載の建物出入口地点特定装置であって、
    前記建物出入口推定手段は、前記区画分割判定機能により前記入力された住所に含まれる街区が複数の区画に分割していると判定される場合であって、前記入力された住所に対応する区画の候補が複数存在する場合に、前記複数の区画の規則の関係性を推定して前記入力された住所に対応する建物出入口地点を推定すること
    を特徴とする建物出入口地点特定装置。
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