JP5162978B2 - 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム - Google Patents

経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5162978B2
JP5162978B2 JP2007169974A JP2007169974A JP5162978B2 JP 5162978 B2 JP5162978 B2 JP 5162978B2 JP 2007169974 A JP2007169974 A JP 2007169974A JP 2007169974 A JP2007169974 A JP 2007169974A JP 5162978 B2 JP5162978 B2 JP 5162978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
route
nodes
pair
routes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007169974A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009008524A (ja
Inventor
康弘 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solution Innovators Ltd filed Critical NEC Solution Innovators Ltd
Priority to JP2007169974A priority Critical patent/JP5162978B2/ja
Publication of JP2009008524A publication Critical patent/JP2009008524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5162978B2 publication Critical patent/JP5162978B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、目的地までの車両の経路を探索する技術に関する。
従来、カーナビゲーションシステムなどの経路探索システムは、GPS(Global Positioning System)信号を受信して車両の現在位置を検出すると共に、ジャイロセンサによって車両の進行方向についての方位を検出する。また、記憶装置から車両付近の地図情報を読み出して、表示装置に車両付近の地図を車両の現在位置及び方位と共に表示する。経路探索システムのユーザである運転者は、表示装置に表示された車両付近の地図に従って車両を走行させることが出来る。
経路探索システムは、また、運転者が目的地を入力して探索条件を設定すると、設定された探索条件に基づき、地図情報や交通情報に従って出発地から目的地までの経路、例えば最短経路を探索する。目的地までの経路の探索に際しては、交差点(ノード)の各種情報を示すノードデータ、及び、ノード間を接続する道路部分(リンク)の各種情報を示すリンクデータに基づき、経路の長さや旅行時間などといったリンクコストが最小になる経路を探索する。リンクコストがほぼ同一の経路が複数個探索された際には、画面上にそれらを表示してユーザに選択させることも出来る。
経路探索システムは、探索した結果に基づき、音声や画面上への文字表示によって、ユーザに目的地までの経路を順次に案内する。経路探索システムは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2006−3170号公報
ところで、従来の経路探索システムでは、出発地から目的地までの距離が長くなると、計算に用いるノードデータやリンクデータの量が膨大になり、探索に必要な計算時間が長くなる問題があった。
本発明は、上記に鑑み、出発地から目的地までの距離が長い場合であっても、出発地から目的地までの経路を短時間で探索できる経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の経路探索方法は、
ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得ステップと、
出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出ステップとを有し、
前記主要経路取得ステップは、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とする。
本発明の経路探索システムは、
ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得手段と、
出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出手段とを有し、
前記主要経路取得手段は、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とする。
本発明のプログラムは、
ナビゲータシステムを構成するコンピュータのためのプログラムであって、前記コンピュータに、
ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得ステップと、
出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出ステップとを実行させ
前記主要経路取得ステップは、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とする。
本発明の経路探索方法によれば、主要経路取得ステップを事前に行うことによって、経路探索要求の発生後に行う経路抽出ステップを、少数の主要ノード及び主要経路を使って行うことが出来る。従って、経路抽出ステップによる出発地から目的地までの経路の探索を短時間で行うことが出来る。
以下に、添付図面を参照し、本発明の実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例に係る経路探索システムのブロック図である。経路探索システム10は、車両の走行情報を管理するセンタに設置されたサーバ11と、車両内に載置された経路探索装置12とを有する。サーバ11と経路探索装置12とは、通信回線13を介して相互に接続されている。
図2は、サーバの各種機能を示すブロック図である。サーバ11は、制御部21、記憶装置22、及び、通信装置23を有する。記憶装置22には、各種の情報が格納される。通信装置23は、通信回線13を介して経路探索装置12と情報の送受信を行う。制御部21は、一時記憶装置及び中央演算装置を備え、所定の制御プログラムによって動作し、サーバ11における各部22、23の動作の制御を行う。
図3は、制御部21の各種機能を示すブロック図である。制御部21は、主要リンク関連データ出力手段41を有する。主要リンク関連データ出力手段41は、記憶装置22に格納された道路ネットワークデータ51及び車両の走行履歴データ52を入力データとして用い、主要リンク関連データ61を出力する。
図4は、道路ネットワークデータ51及び主要リンク関連データ61を説明するためのブロック図である。道路ネットワークデータ51は、一般的なカーナビゲーションシステムで用いられるデータであり、交差点(ノード)の各種情報を示すノードデータ(ノード情報)53、及び、隣接するノード間を接続する道路部分(リンク)の各種情報を示すリンクデータ(経路情報)54からなる。
ノードデータ53は、ノードに関する各種の情報であり、ノードの位置情報、ノードに接続するリンクの情報、ノードの種類や特徴を表す情報などを含む。ノードに接続するリンクの情報は、ノードに接続するリンクの数の情報や、ノードに接続するリンクの角度の情報などを含む。ノードの種類や特徴を表す情報は、信号の有無といったノードのランクの情報を含む。
リンクデータ54は、リンクに関する各種の情報であり、リンクの位置/形状の情報、リンクに接続するノードの情報、リンクの種類/特徴を表す情報を含む。リンクの種類/特徴を表す情報は、リンクの長さの情報や、リンクが国道、県道、又は、私道の何れであるかといったリンクのランクの情報を含む。
主要リンク関連データ61は、主要ノードデータ62及び主要リンクデータ63を含む。主要ノードデータ62とは、所定の条件に従って抽出された主要なノード(主要ノード)に関する情報であり、例えば国道などの高いランクのリンクに接続するノードの情報である。主要リンクデータ63とは、始点及び終点を構成する一対の主要ノード間の主要な経路(主要リンク)に関する情報であり、この始点及び終点を構成する一対の主要ノードに対して、通常は複数の主要リンクが存在する。主要リンクデータ63は、主要リンクを構成する各リンクに関する各種の情報、形状情報、及び、旅行時間情報の3種類の情報で構成される。主要リンクは、本発明の主要経路に対応する。
形状情報は、主要リンクを構成するリンクの一連の組合せを表す情報である。主要リンクデータ63を構成するリンクの組合せは、その日の種類(曜日、平日/休日)や時間帯(朝、夕)によって異なる。また、主要リンクを構成するリンクの組合せは、ある日の、ある時間において、複数の種類があり得る。旅行時間情報は、統計的に算出された、主要リンクの旅行時間(所要通過時間)を表す情報などである。この旅行時間情報も、その日の種類(曜日、平日/休日)や時間帯(朝、夕)によって異なる。
図5は、車両の走行履歴データ52を説明するためのブロック図である。車両の走行履歴データ52は、過去における車両の走行履歴を示す情報であり、車両が通過したリンクの一連の組合せ、各リンクを通過した時刻情報、及び、各リンクの通過に要した旅行時間情報で構成される。
図6は、経路探索装置の各種機能を示すブロック図である。経路探索装置12は、制御部31、表示装置32、入力装置33、音声出力装置34、記憶装置35、位置検出装置36、方位検出装置37、及び、通信装置38を有する。
記憶装置35には、地図情報(図示なし)及びその他の各種の情報が格納される。位置検出装置36は、位置情報検出用信号、例えばGPS信号を受信可能なアンテナを備え、GPS信号を受信すると共に、受信したGPS信号に基づいて車両の現在位置を算出する。方位検出装置37は、例えばジャイロセンサを備え、北方位に対する旋回角から車両の方位を検出する。
通信装置38は、定期的に通信回線13を介してサーバ11と情報の送受信を行い、主要リンク関連データ61を取得し、記憶装置35に格納する。主要リンク関連データ61の取得に際しては、例えば前回の取得時以降の変更部分を取得する。通信装置38が、本発明の主要経路取得手段に対応する。
制御部31は、一時記憶装置及び中央演算装置を備え、所定の制御プログラムによって動作し、経路探索装置12における各部32〜38の動作の制御を行う。図7は、制御部31の各種機能を示すブロック図である。制御部31は、地図表示手段42、最短経路探索手段43、及び、最短経路案内手段44を有する。最短経路探索手段43が本発明の経路抽出手段に対応する。
地図表示手段42は、従来の経路探索システムと同様に、位置検出装置36が検出した車両の現在位置に基づき、記憶装置35から車両付近の地図情報を抽出し、表示装置32上に車両付近の地図を車両と共に表示する。
最短経路探索手段43は、ユーザである運転者による経路探索要求、つまり入力装置33への経路探索処理条件データ71の入力を受け付ける。経路探索処理条件データ71は、出発地/目的地の位置、出発時刻/到着時刻、経路探索方法、又は、算出する最短経路の数などの情報を含む。経路探索方法の情報は、出発時刻及び到着時刻の何れを時刻の基準とするかについての情報、又は、リンクコストの単位(経路の長さ/旅行時間)の情報を含む。出発地として、現在地又は現在地以外の出発地を指定することが出来る。
最短経路探索手段43は、ユーザによって入力された経路探索処理条件データ71と、主要リンク関連データ出力手段41によって出力された主要リンク関連データ61とを入力データとして用いる。この入力データに基づいて、経路探索処理条件データ71によって指定される出発地から目的地までのリンクコストが最小となる、出発地から目的地までの主要リンクの一連の組合せを探索し、これを最短経路データ72として出力する。
最短経路案内手段44は、最短経路探索手段43によって出力された最短経路データ72に基づいて、表示装置32や音声出力装置34を介してその最短経路を車両の移動に従って順次に案内する。
図8は、図1の経路探索システムを用いた経路探索方法を示すフローチャートである。本実施例の経路探索方法は、主要リンク関連データ出力手段41による主要リンク関連データ出力処理(ステップS11)、最短経路探索手段43による主要リンク関連データ取得処理(ステップS12)、及び、最短経路探索手段43による最短経路探索処理(ステップS13)の3つのステップからなる。ステップS12の主要リンク関連データ取得処理が本発明の主要経路取得ステップに、ステップS13の最短経路探索処理が本発明の経路抽出ステップに、それぞれ対応する。
ステップS11の主要リンク関連データ出力処理は、サーバ11で行われる。ステップS11では、道路ネットワークデータ51及び車両の走行履歴データ52を入力データとして用い、主要リンク関連データ61を出力する。出力された主要リンク関連データ61は、記憶装置22に格納される。ステップS12の主要リンク関連データ取得処理では、経路探索装置12の通信装置38が、通信回線13を介してサーバ11の記憶装置22から主要リンク関連データ61を取得し、経路探索装置12の記憶装置35に格納する。ステップS13の最短経路探索処理は、経路探索装置12で行われる。ステップS13では、記憶装置35に格納された主要リンク関連データ61、及び、ユーザによって入力された経路探索処理条件データ71を入力データとして用い、最短経路データ72を出力する。
図9は、ステップS11の主要リンク関連データ出力処理の手順を詳細に示すフローチャートである。主要リンク関連データ出力処理は、主要ノードデータ抽出処理(ステップS21)、主要ノード間の車両の走行履歴データ抽出処理(ステップS22)、クラスタリング処理(ステップS23)、及び、主要リンク_旅行時間算出処理(ステップS24)を含む。
ステップS21の主要ノードデータ抽出処理とは、道路ネットワークデータ51を参照し、国道などの主要な道路に接続する主要ノードを抽出する処理である。抽出する条件としては、例えばノードのランクや、ノードに接続するリンクのランクなどを用いる。抽出した結果は主要ノードデータ62として出力する。
ステップS22の主要ノード間の車両の走行履歴データ抽出処理とは、主要ノードデータ62及び車両の走行履歴データ52を用い、車両の走行履歴データ52の中で始点及び終点を構成する一対の主要ノード間を走行したデータ部分を抽出する。つまり、車両がある主要ノードを通過した後、次に主要ノードを通過するまでの車両の走行履歴データ52のデータ部分を抽出する。抽出したデータ部分を、主要ノード間の車両の走行履歴データ64として出力する。主要ノード間の車両の走行履歴データ64は、主要ノードとしての始点及び終点が同じ複数の車両の走行履歴データ52からなるデータ群である。
ステップS23のクラスタリング処理では、統計処理におけるクラスタリング手法を用いて、図10に示すように、複数の主要ノード間の車両の走行履歴データ64のうち形状が互いに類似するもの同士をグループとして分類する。グループへの分類に際しては、グループ間で形状が互いに類似しないようにする。分類されたグループ別の主要ノード間の車両の走行履歴データ64のデータ群を、グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65と呼ぶ。
クラスタリング手法の例としては、ユークリッド平方距離を用いて個々のデータの類似度合いを判定してクラスタ(グループ)を生成すると共に、ウォード法にてクラスタ間の類似度合いを判定すること等が挙げられる。
ステップS23のクラスタリング処理では、また、グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65をグループごとに集計し、グループごとに主要リンク_道路情報データ66及び主要リンク_形状データ67も求める。主要リンク_道路情報データ66は、グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65の各グループでの代表的なノード及びリンクに関する情報である。主要リンク_形状データ67は、グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65の各グループでの代表的な経路の形状を示す情報であり、主要ノード間のリンクの一連の組合せからなる。
グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65から主要リンク_形状データ67を決定する際には、経路の形状が特徴的で、且つ、過去に走行した車両の台数が多いものを求める。このクラスタリング処理は、日の種類(曜日、平日/休日)や時間帯(朝、夕)ごとに行う。
ステップS24の主要リンク_旅行時間算出処理では、グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ65を用いて、各グループごとに、また、日の種類(曜日、平日/休日)や時間帯(朝、夕)ごとに、主要ノード間を車両が通過するのに要する平均的な旅行時間を集計する。集計した結果は主要リンク_旅行時間データ68として出力する。
なお、図9における、主要ノードデータ62、主要リンク_道路情報データ66、及び、主要リンク_形状データ67、及び、主要リンク_旅行時間データ68が、図3、図7、及び、図8における主要リンク関連データ61に対応する。
図11は、ステップS13の最短経路探索処理の手順を詳細に示すフローチャートである。最短経路探索処理は、ユーザによる経路探索要求の発生、つまりユーザによる出発地、目的地、及び、探索条件等の入力に対応してリアルタイムで行う。最短経路探索処理は、ステップS31の経路探索処理を含む。
ステップS31の経路探索処理では、主要ノードデータ62、主要リンク_道路情報データ66、主要リンク_形状データ67、主要リンク_旅行時間データ68、及び、経路探索処理条件データ71を用いて、出発地から目的地までのリンクコストが最小となる主要リンクの一連の組合せを最短経路データ72として出力する。最短経路データ72の出力に際しては、ユーザの指定により、図12に示すように、1又は複数の最短経路データ72を出力する。
最短経路データ72の算出に際しては、ダイクストラ法やラベル修正法などの一般的な最短経路探索手法を用いることが出来る。主要リンク_旅行時間データ68は、リンクコストの単位が旅行時間である場合に用い、この場合、各主要リンクの通過時刻におけるその主要リンクの旅行時間情報を用いる。複数の最短経路データ72を出力する際には、一度算出された最短経路データ72に含まれる主要リンクを次の経路探索処理で用いないことで、類似する最短経路データ72が出力されないようにすることが出来る。
本実施例によれば、主要リンク関連データ出力処理を事前に行うことによって、ユーザによる経路探索処理条件データ71の入力後に行う最短経路探索処理を、少数の主要ノード及び主要リンクを使って行うことが出来る。従って、最短経路探索処理を短時間で行うことが出来る。
ところで、従来の経路探索システムでは、車両が殆ど走行しないリンクを含む経路が最短経路として算出される問題があった。これに対して、本実施例の経路探索システム10では、最短経路の算出に際して車両の走行履歴データ52を用いるので、そのような問題が生じることを防止し、一般的な経路を求めることが出来る。
なお、上記実施例では、ステップS11の主要リンク関連データ出力処理をサーバ11で行うものとしたが、経路探索装置12で行ってもよい。この場合には、経路探索装置12の記憶装置35に道路ネットワークデータ51や車両の走行履歴データ52を予め格納しておく。この場合、主要リンク関連データ出力手段41が本発明の主要経路取得手段に、ステップS11の主要リンク関連データ出力処理が本発明の主要経路取得ステップにそれぞれ対応する。
また、上記実施例では、経路探索装置12が通信回線13を介してサーバ11から主要リンク関連データ61を定期的に取得するものとしたが、主要リンク関連データ61を経路探索装置12の記憶装置35に予め格納しておいてもよい。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて説明したが、本発明に係る経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラムは、上記実施例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施例の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。本発明で、ノードとは、交差点、又は、道路上の特定の番地或いは特定建造物の前の位置で名称又は略称が付けられた位置であり、経路とは、道路、橋、トンネルなど車両や通行者が辿る道である。また、主要ノードとは、ノードの内で、多数の人に或いは道路管理者などによって交通が頻繁であると認められたノードであり、主要経路とは、多数の車両が通行する経路である。
本発明の一実施例に係る経路探索システムのブロック図である。 サーバの各種機能を示すブロック図である。 サーバの制御部の各種機能を示すブロック図である。 道路ネットワークデータ及び主要リンク関連データを説明するためのブロック図である。 車両の走行履歴データを説明するためのブロック図である。 経路探索装置の各種機能を示すブロック図である。 経路探索装置の制御部の各種機能を示すブロック図である。 経路探索方法のフローチャートである。 主要リンク関連データ出力処理の手順を詳細に示すフローチャートである。 クラスタリング処理の結果を示すブロック図である。 最短経路探索処理の手順を詳細に示すフローチャートである。 最短経路探索処理の結果を示すブロック図である。
符号の説明
10:経路探索システム
11:サーバ
12:経路探索装置
13:通信回線
21:制御部
22:記憶装置
23:通信装置
31:制御部
32:表示装置
33:入力装置
34:音声出力装置
35:記憶装置
36:位置検出装置
37:方位検出装置
38:通信装置
41:主要リンク関連データ出力手段
42:地図表示手段
43:最短経路探索手段
44:最短経路案内手段
51:道路ネットワークデータ
52:車両の走行履歴データ
53:ノードデータ
54:リンクデータ
61:主要リンク関連データ
62:主要ノードデータ
63:主要リンクデータ
64:主要ノード間の車両の走行履歴データ
65:グループ別_主要ノード間の車両の走行履歴データ
66:主要リンク_道路情報データ
67:主要リンク_形状データ
68:主要リンク_旅行時間データ
71:経路探索処理条件データ
72:最短経路データ

Claims (5)

  1. ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得ステップと、
    出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出ステップとを有し、
    前記主要経路取得ステップは、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とする経路探索方法。
  2. 前記主要経路取得ステップは、異なる曜日毎に異なるファイル、平日又は休日で異なるファイル、及び、異なる時間帯毎に異なるファイルとして前記記憶装置に記憶する、請求項1に記載の経路探索方法。
  3. 前記主要経路取得ステップでは、不特定多数の車両の走行履歴情報を抽出した走行履歴情報抽出システムから通信回線を介して取得する、請求項1又は2に記載の経路探索方法。
  4. ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得手段と、
    出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出手段とを有し、
    前記主要経路取得手段は、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とする経路探索システム。
  5. ナビゲータシステムを構成するコンピュータのためのプログラムであって、前記コンピュータに、
    ノードに関するノード情報と、隣接するノード間の経路に関する経路情報とを関連づけて記憶する地図データ上で順次につながる複数の経路を含む対のノード(以下、対の主要ノードと呼ぶ)間を走行した車両の走行履歴情報に基づいて抽出された、前記対の主要ノード間を走行する際の主要経路を1つ以上取得し、前記対の主要ノードと前記主要経路とを関連づけて記憶装置に記憶する主要経路取得ステップと、
    出発地及び目的地を指定した経路探索要求が発生すると、前記地図データ上で前記出発地と目的地との間に含まれる対の主要ノードを探索し、該探索した対の主要ノードをキーとして前記記憶装置を検索して、前記対の主要ノード間の主要経路を抽出する経路抽出ステップとを実行させ
    前記主要経路取得ステップは、複数の車両が走行した複数の主要経路の内で形状が最も大きく異なる2つの主要経路を含む複数の主要経路を取得することを特徴とするプログラム。
JP2007169974A 2007-06-28 2007-06-28 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム Expired - Fee Related JP5162978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007169974A JP5162978B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007169974A JP5162978B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009008524A JP2009008524A (ja) 2009-01-15
JP5162978B2 true JP5162978B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=40323751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007169974A Expired - Fee Related JP5162978B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5162978B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111736524A (zh) * 2020-07-17 2020-10-02 北京布科思科技有限公司 一种基于时间和空间的多机器人调度方法、装置和设备

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5472040B2 (ja) * 2009-12-02 2014-04-16 株式会社デンソー ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、及びサーバ装置
US8954266B2 (en) * 2011-06-28 2015-02-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Providing routes through information collection and retrieval
JP6359286B2 (ja) * 2014-02-20 2018-07-18 株式会社ゼンリン 経路探索装置
JP6464849B2 (ja) * 2015-03-19 2019-02-06 トヨタ自動車株式会社 移動経路データ匿名化装置および方法
JP6570869B2 (ja) * 2015-04-30 2019-09-04 株式会社Nttドコモ 情報処理装置
CN106289287B (zh) * 2015-05-22 2023-04-07 吉林大学 一种基于选线经验的车载端多目标最短路径计算方法
CN112445218A (zh) * 2019-08-30 2021-03-05 顺丰科技有限公司 机器人路径规划方法、装置、服务器、存储介质及机器人

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3404867B2 (ja) * 1994-03-03 2003-05-12 住友電気工業株式会社 複数経路取得方法及び経路情報提供方法
JP2002277252A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Sharp Corp 予測所要時間提示システム
JP4078364B2 (ja) * 2005-07-08 2008-04-23 松下電器産業株式会社 経路選出方法およびシステム並びに記録媒体
JP4736590B2 (ja) * 2005-07-22 2011-07-27 株式会社豊田中央研究所 候補経路作成装置、方法、プログラム、交通シミュレーション装置、方法及びプログラム、経路探索装置、方法、及びプログラム
JP4609721B2 (ja) * 2005-11-18 2011-01-12 株式会社デンソー 車載用ナビゲーション装置および走行履歴考慮ルート案内方法
JP4442647B2 (ja) * 2007-06-22 2010-03-31 株式会社日立製作所 経路探索方法および経路探索システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111736524A (zh) * 2020-07-17 2020-10-02 北京布科思科技有限公司 一种基于时间和空间的多机器人调度方法、装置和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009008524A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10565865B2 (en) Split lane traffic jam detection and remediation
JP5162978B2 (ja) 経路探索方法、経路探索システム、及び、プログラム
US9239241B2 (en) Navigation system
EP2442072B1 (en) Route search device and route search method
JP5831290B2 (ja) 分岐確率予測装置
US20050071081A1 (en) Guiding device, system thereof, method thereof, program thereof and recording medium storing the program
US20080021632A1 (en) Traffic Condition Report Device, System Thereof, Method Thereof, Program For Executing The Method, And Recording Medium Containing The Program
US20050131631A1 (en) Guiding device, system thereof, method thereof, program thereof and recording medium storing the program
US8761455B2 (en) Road estimation device and method for estimating road
JP2006512587A (ja) マーク付き迂回路を使用する交通障害周辺のルート計算法
EP2458331B1 (en) Road estimation device and method for estimating road
US20130238648A1 (en) Road data creating device, road data creating method, and program
US8675924B2 (en) Road estimation device and method for estimating road
US9417083B2 (en) Route creation device
WO2019016931A1 (ja) 表示制御装置および表示制御方法
US20200056903A1 (en) Driving support system and computer program
JP4409904B2 (ja) 経路情報提供システムおよび経路情報提供方法
US20090043488A1 (en) Navigation system, server, method, and program
JP2002350166A (ja) ナビゲーション装置
JP2009162518A (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションプログラム
US10401187B2 (en) Method, apparatus and computer program product for a navigation system user interface
JP6268214B2 (ja) 分析評価システム、分析評価方法、情報処理装置、および、分析評価プログラム
JP2010038860A (ja) ナビゲーション装置及び施設検索方法
US20230202509A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for real-time map-matching
JP5895377B2 (ja) ナビゲーション管理方法、及びナビゲーション管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5162978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees