JP2011214166A - 男性用尿受けカップ秘密のポケット - Google Patents

Abstract

【課題】 前開口部を縦方向に有する男性用下着に、前開口部からの陰茎の出し入れを可能にし、公衆のトイレなどでも小用時に手間取る事無く陰茎の出し入れが行へ、公衆浴場などでも周りに気づかれる事無く着替える事が出来、少量の尿漏れに対応する尿受けカップを提供する。
【解決手段】 下着の前開口部打ち合わせ部分の外側と内側のそれぞれに、打ち合わせ状に二枚に分かれた装着部分を有する尿受けカップを張り合わせることによって下着と一体化させ、少量の尿漏れ不安のある方々に使用していただける尿受けカップです。
【選択図】図５

Description

本発明は、下着の前開口部左右中心部分に、前開口部と一体化させるように尿受けカップを貼り付け陰茎のみを収納し、少量の尿漏れを気にする事無く日常生活を送るための、男性用尿漏れ防止具です。

従来から、尿漏れ防止の為の介護用品や文献は見られます。

陰茎の収容方法が述べられた文献には、下着の前開口部を使用する方法を考えられた文献があります。

おむつの補助として使用できる文献もあります。

特開２００２−２８２２９２号公報 特開２００３−５２７２９号公報 特開平９−１９４５２号公報

従来から使用されているものは、元気に行動されている方や、働いていらっしゃる方には使いにくく、少量の尿漏れで悩んでおられる方には、使用に抵抗感があります。

上記文献１は、下着の前開口部打ち合わせ部分の接着される部位が向かい合っているため、パッドの使用方法により、挿入口が左右中心部にならないあるいは、前開口部打ち合わせ部分でパッドが折りたたまれた状態になり、小用時には出し入れに手間取ります。挿入口がスリット状の為、パッドより外れる事は防げますが、使用者の違和感が考慮されない構造になっています。

上記文献２は、陰茎に巻きつけて使用するもので、下着の前開口部と一体化させることや、前開口部の使用を考えられたものではありません。

上記文献３は、下着に装着する事は書かれていますが、下着の前開口部と一体化させることや、前開口部の使用を考えたものではありません。

本発明は、小用時に手間取る事無く陰茎の出し入れが行へ、公衆のトイレや、公衆浴場などでも周りに気づかれる事無く使用でき、容易に取り替える事が出来るようにするための工夫です。

この課題を解決するための請求項1の発明は、尿受けカップ上部の打ち合わせ状の装着部位（２a・３a）を、下着の前開口部打ち合わせ下部分のＶ溝部、外側内面（図４−３b）と内側内面（図４−２b）のそれぞれに取り付け、下着と一体化させます。

尿受けカップの上部、陰茎と陰嚢の間にはなだらかなカーブの窪み（７）を付けます。

尿受けカップは、液透過性、液の吸収性保水性に優れた素材、液不透過性で尿漏れ対応の素材などの複数層のシートで構成する事によって尿漏れに対応でき、尿受けカップの上下中ほどより下の部分には丸みを付け、Ｕ字のカップ状にします。

粘着部に取り付けられる剥離紙をＶ字状に付ける事により、装着しやすくなります。

請求項２の発明では、ブリーフの前開口部の打ち合わせ部分が深いため、カップが大きくならないように、下着の外側内面（図９−６b）に装着する尿受けカップの中ほど（図7−４a）より上部を、脚の付け根方向と上方向に大きくし、装着面を広く設ける構造とします。

尿受けカップは、マチを設けることにより吸収体の量を増やす事も可能になります。

本発明は、下着の前開口部と一体化させて下着の左右中央に装着できるため、公衆のトイレなどでも人目を気にする事無く小用を足す事が出来、排尿時には陰茎の出し入れがスムーズに行えます。

尿受けカップのＶ溝部（１a）を下着の装着部位に合わせるだけで、それぞれの接着部位が装着部位にセットされます。粘着部に付けられる剥離紙をＶ字状に取り付ける事で、セット後に剥離紙を抜き取る事が出来、尿受けカップを容易に下着に装着する事が出来るので、取替えも簡単に行えます。

下着の前開口部と一体化させる構造のため、前開口部外側内面に装着された尿受けカップの上部が誘導壁になり、小用時に尿受けカップ内への陰茎の誘導をスムーズに行うことが出来ます。

陰茎と陰嚢の間になだらかなカーブの窪みを付ける事で、違和感を軽減する効果が期待できます。

尿受けカップの下部に丸みを付ける事で違和感が軽減でき、カップ状にする事で、尿漏れを防ぐ事が出来ます。

請求項２では、下着の前開口部外側に装着される部分だけを大きくすることで、下着との接着面が広くなり、カップの大きさを変える事無く、陰茎の誘導が容易に行えるという効果があります。

請求項１の正面図です。 同、背面図で、粘着部（３a）を示しています。 図２より（３a）をめくった図で、粘着処理部（２a）を示しています。 下着を内側から見た図で、装着部位を示しています。 本発明を、図4に装着させた図です。 請求項２の正面図です。 同、背面図で、粘着部（６a）を示しています。 図７より（６a）をめくった図で、粘着処理部（５a）を示しています。 下着を内側から見た図で、装着部位を示しています。 本発明を、図９に装着させた図です。

尿受けカップの袋はＵ字状で、袋の下部は尿を留めるためにカップ状にし、底部には丸みを付け違和感を軽減させます。袋の上部は、下着との装着側が二枚に分けられて中ほどが打ち合わせ状になり、陰茎と陰嚢の間になる部分には、ゆるやかなカーブの窪みを設けます。（図１参照）

下着の前開口部に合わせるために袋の上部を二枚に分けますが、前開口部の外側内面に装着される部位は、下着の前開口部打ち合わせの部分のＶ溝部に差し入れられるように旗状（９）にし、外側には粘着剤処理（３a）を施します。（図２・図３参照）

下着の前開口部、内側内面に装着される部位は、前開口部の打ち合わせ部分の幅を含めた大きさとし、外側に粘着剤処理（２a）を施します。（図３参照）

装着しやすいように、カップの上下下側の左右中ほどに（10）、粘着剤処理を施す事も可能です。

請求項２では、下着の前開口部外側に装着するカップの外側の上部を、ブリーフの前開口部に合わせられるように、脚の付け根方向に突き出すような形で大きくし、少し上広がりにします。又、上方向にも伸ばして大きくします(11)。大きくすることで接着面積が広くなり誘導壁が大きくなることで、陰茎の出し入れが容易に行えます。（図６・図７参照）

以下、本発明の実施例について説明します。

請求項１の発明では、上下中ほどの打ち合わせ開始部分（図３−点１a）を、下着の前開口部下部の縫い目より数ミリ上（図４−点１b）に合わせます。カップの下部（10）に粘着剤処理が施されていれば、剥離紙を外して下着に付けます。

尿受けカップの内側外面の粘着処理部（図３−面２a）と、下着の前開口部内側内面（図４−面２b）を合わせて剥離紙を引き抜き、下着に接着させます。

尿受けカップ上部の外側（９）を下着の前開口部打ち合わせの間に差し入れて、尿受けカップの外側外面の粘着処理部（図２−面３a）と、下着の前開口部外側内面（図４−面３b）を合わせて剥離紙を引き抜き、下着に接着させます。

請求項２の発明では、下着の左右中心に尿カップの左右中心を合わせ、尿受けカップの上下中ほどから横に突き出ている角の部分（図６−点４a）を、下着の前開口部の縫い目より数ｃｍ上（図１０−４b）に合わせます。カップの下部に粘着剤処理が施されていれば、剥離紙を外して下着に付けます。

尿受けカップの内側外面の粘着処理部（図８−面５a）と、下着の前開口部内側内面（図９−面５b）を合わせて剥離紙を引き抜き、下着に接着させます。

尿受けカップ上部の外側（11）を下着の前開口部打ち合わせの間に差し入れて、尿受けカップの外側外面の粘着処理部（図７−面６a）と、下着の前開口部外側内面（図９−面６b）を合わせて剥離紙を引き抜き、下着に接着させます。

１a 目印となる点
２a 粘着剤が施されている場所
３a 粘着剤が施されている場所
４a 目印となる点
５a 粘着剤が施されている場所
６a 粘着剤が施されている場所
７ なだらかなカーブの窪み
８ 中心線
９ 前開口部に差し入れられる旗上の部分
１０ 粘着剤が施されている場所
１１ 上と横に大きくし前開口部に差し入れられる部分
１b 目印となる点
２b 粘着部を装着させる場所
３b 粘着部を装着させる場所
４b 目印となる点
５b 粘着部を装着させる場所
６b 粘着部を装着させる場所

Claims (2)

1. 前開口部を縦に有した下着に装着して使用する尿受けカップを、下着の前開口部打ち合わせ部分Ｖ溝部のそれぞれと一体化させ下着の左右中央に装着させるために、尿受けカップの上部は二枚に分けられて打ち合わせ状に重ねられ、重ねられた外側部分は旗状に形成され（９）外面には粘着処理を施し、下着の前開口部打ち合わせの間に差し入れて下着の前開口部外側の内面に装着し、打ち合わせ状に重ねられた尿受けカップの内側外面にも粘着処理を施し、下着の前開口部内側の内面に装着することによって下着と一体化させる事を特徴とした尿受けカップ。
2. ブリーフなどの、深く重なり合った前開口部の打ち合わせ部分に装着するために、請求項１の尿受けカップより、下着の前開口部外側の内面に装着する部分のカップの中ほどより上（１１）を、脚の付け根方向に大きくし尚且つ、上方向にも大きく形成した事を特徴とした尿受けカップ。

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