JP2011213301A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールに備える運転席用のエアバッグについて、乗員を拘束する部分を迅速に展開し、初期拘束特性の良好なエアバッグ装置を安価に提供する。
【解決手段】エアバッグ1は、区画パネル27により内部を区画し、第1の気室21と第2の気室22とを備える。エアバッグ1の内側にディフューザ14を備える。ディフューザ14は、第1の気室21に直接連通する乗員側開口58と、第2の気室22に直接連通する基部側開口56とを備える。基部側開口56より乗員側開口58を大きくする。エアバッグ1にガスを供給すると、このガスは、ディフューザ14により、第2の気室22より第1の気室21に多く分配できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両のハンドルに備えられるエアバッグ装置に関する。
従来、例えば、自動車のステアリングホイールに備えられ、ガスの流入により袋状のエアバッグを膨出させ、乗員に加わる衝突の衝撃を緩和する運転席用のエアバッグ装置が用いられている。そして、このエアバッグ装置に用いられるエアバッグは、2枚の円形の基布の外周同士を縫い合わせ、偏平な袋状に形成されている。また、このエアバッグは、車体側の基布にガス導入孔を形成し、このガス導入孔を介してインフレータからガスが導入されるとともに、このガス導入孔の周囲がステアリングホイール本体に固定され、小さく折り畳まれて収納され、カバー体に覆われている。そして、インフレータの作動時には、このエアバッグは、インフレータから噴射されたガスの圧力によりカバー体を破断して乗員側へ膨出し、前方に投げ出された乗員を受け止めて拘束し、衝撃を緩和する。また、エアバッグを展開させたガスは、ベントホール(排気口)から外部に排出されるようになっている。
この点、エアバッグの内側を複数の気室に区画し、所望の特性の実現を図ったエアバッグ装置が知られている。例えば、エアバッグの内側に配置したインナーパネルにより、乗員に対向する第1室と、この周囲を囲むようにして配置された第2室とに区画した構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成では、上面プレートと下面プレートとを設けた整流部材によりインナーパネルを支持するとともに、この整流部材に組み合わされるインフレータを用いている。このインフレータは、上面プレート及び下面プレートを貫通する大きさを有し、上面プレートの上側から第1室にガスを供給する第1のガス発生部と、上面プレートと下面プレートとの間から第2室にガスを供給する第2のガス発生部とを備え、これら第1室と第2室とにそれぞれ独立してガスを供給可能となっている。そこで、このインフレータを制御し、第1室と第2室とにそれぞれ異なる出力や時期でガスを供給することにより、第1室と第2室とを所望の内圧に制御することが図られている。
特開2005−247272号公報 (第5−7頁、図1−3)
上記の構成では、複雑な制御が可能となるものの、各気室に直接にガスを供給するため複数の位置から異なる特性でガスを供給可能なインフレータを用いており、汎用性が小さく製造コストが上昇するとともに、装置の小形化及び軽量化が困難となる問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、乗員を迅速に拘束できる好ましい特性を実現できるとともに製造コストを低減できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、ガスを供給するインフレータと、外殻を構成する外殻パネル、この外殻パネルの内側に位置し乗員に対向する第1の気室、前記外殻パネルの内側に位置し少なくとも一部がこの第1の気室の反乗員側に位置する第2の気室、及びこれら第1の気室と第2の気室とを区画するとともにこれら第1の気室と第2の気室とを連通する連通孔を設けた区画パネルとを備えたエアバッグと、前記第2の気室に配置され、前記インフレータからガスが供給されるガス導入部、このガス導入部が前記乗員側に向かい前記連通孔を介して前記第1の気室に直接連通する第1の開口、及び前記ガス導入部がこのガス導入部の周囲に位置する前記第2の気室に直接連通する第2の開口を備え、前記ガス導入部に導入されたガスを前記第1の気室と前記第2の気室とに分配するガス分配手段とを具備したものである。
請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、ガス分配手段は、第2の気室より第1の気室により多くのガスを分配するものである。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項1または2記載のエアバッグ装置において、外殻パネルは、乗員側に位置する乗員側パネルと、この乗員側パネル部の反乗員側に位置し外周部が前記乗員側パネルに接続された基部パネルとを備え、区画パネルは、円形の基布であり、中央部に連通孔が形成されるとともに、外周部が乗員側パネルに連結され、ガス分配手段は、前記区画パネルと基部パネルとを連結するとともにガス導入部と第2の気室のガス導入部を除く部分とを区画する周壁部を備え、この周壁部には、第2の開口が複数設けられたものである。
請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置において、第1の気室を外殻パネルの外側に直接連通する第1の排気口と、第2の気室を前記外殻パネルの外側に直接連通する第2の排気口とを備えたものである。
請求項1記載のエアバッグ装置によれば、エアバッグの外殻パネルの内側を区画パネルで区画し、乗員側の第1の気室と反乗員側の第2の気室とを設け、インフレータから供給されるガスをガス分配手段で分配し、これら第1の気室と第2の気室とにそれぞれ直接に供給することにより、第1の気室と第2の気室とをそれぞれ適切な特性で迅速に展開し、乗員を保護できる。特に、ガス導入部は、連通孔及び第1の開口を介し乗員側に向かって第1の気室に直接連通するため、第1の気室を迅速に膨張させ、乗員を迅速に拘束できる好ましい特性を実現できる。また、ガス分配手段の第1の開口と第2の開口との配置により、第1の気室と第2の気室とへのガスの分配割合を容易に調整できる。さらに、ガス分配手段によりガスを分配するため、インフレータはガスを分配する機能を備える必要がなく、製造コストを低減できる。
請求項2記載のエアバッグ装置によれば、ガス分配手段は、第2の気室より第1の気室により多くのガスを分配するため、第1の気室を迅速に膨張させ、乗員を迅速に拘束できる好ましい特性を実現できる。
請求項3記載のエアバッグ装置によれば、乗員に向かって第1の気室を迅速に膨張させて乗員を迅速に拘束するとともに、第1の気室を囲むようにして第2の気室を展開させる好ましい特性を実現できる。
請求項4記載のエアバッグ装置によれば、第1の気室と第2の気室とはそれぞれ外殻パネルの外側に直接連通する排気口を備えるため、他の気室の影響を抑制し、乗員の保護に好ましい内圧を容易に実現できる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す断面の説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの分解斜視図である。 同上エアバッグ装置の一部の分解斜視図である。 同上エアバッグ装置の一部の斜視図である。 同上エアバッグ装置の組み立て工程を示す説明図である。 本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示す断面の説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの分解斜視図である。 本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す断面の説明図である。 同上エアバッグ装置のエアバッグの分解斜視図である。 本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す断面の説明図である。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図5において、1はエアバッグで、このエアバッグ1は、エアバッグ装置2を構成し、このエアバッグ装置2は、車両としての自動車のハンドルであるステアリングホイールの被取付部材としての図示しないステアリングホイール本体に装着され、被保護物である乗員を衝突の衝撃から保護するようになっている。なお、ステアリングホイール本体は、通常、傾斜したステアリングシャフトに取り付けられ、傾斜した状態で用いられるものであるが、以下、エアバッグ装置2が取り付けられた被保護物側を乗員側、上側、あるいは表側とし、反乗員側すなわち乗員側の反対側を車体側、下側、底面側、あるいは裏側として説明する。また、ステアリングホイール本体は、グリップ部あるいはリング部とも呼ばれる把持部としての円環状をなすリム部と、このリム部の内側に位置するボス部と、これらリム部とボス部とを連結する例えば3本あるいは4本のスポーク部とを備えており、ボス部に備えたボスに、図示しないステアリングシャフトが嵌着して固定される。
そして、エアバッグ装置2は、エアバッグモジュールとも呼ばれるもので、支持部材を構成するベースプレートと、このベースプレートに取り付けられるエアバッグ1、インフレータ12、ガス分配手段としてのディフューザ14、リテーナ15、及びカバー体となどから構成されている。
そして、インフレータ12は、全体として略円盤状をなす一般的な形状及び機能を備えたもので、略円柱状をなすインフレータ本体部12aと、このインフレータ本体部12aの外周部から突設された板状のフランジ部12bとを備えるとともに、このフランジ部12bの上側に位置して、インフレータ本体部12aにはガスを噴射するガス噴射口12cが外周側に向かって複数放射状に配置されている。また、フランジ部12bには、ベースプレートに形成したボルト取付孔に連通するボルト取付孔が4カ所に形成されている。
そして、エアバッグ1は、ガスが導入されて膨張する複数の気室を備え、本実施の形態では、内側に第1の気室21と第2の気室22とを上下に備えた2層構造で、外殻パネル24を構成する乗員側パネル25及び基部パネル26と、区画パネル27と、複数の補強布28と排気口基布29とを備えている。そして、これら乗員側パネル25、基部パネル26、区画パネル27、及び補強布28は、それぞれ例えばナイロン製の織布である基布製で、基布、パネル、プレートなどとも呼ばれ、それぞれ円形状に形成されている。そして、乗員側パネル25は、乗員側に対向して配置されるもので、単なる円形状に形成されている。また、基部パネル26は、車体側に配置され、ステアリングパネルとも呼び得るもので、乗員側パネル25と同じ外径寸法の円形状をなし、外周部が乗員側パネル25と外周接合部31に沿って縫合して接合されたのちに反転され、扁平な袋状の外殻パネル24を構成する。さらに、基部パネル26は、中央部に位置してインフレータ取付開口33が円孔状に形成されているとともに、このインフレータ取付開口33の周囲に位置してバッグ固定用孔であるボルト取付孔34が形成され、これらボルト取付孔34を含みインフレータ取付開口33を囲む円環状のインフレータ取付部35が構成されている。さらに、この基部パネル26には、外周部の近傍に位置し、ベントホールである第1の排気口37を構成する第1下部開口38と、ベントホールである第2の排気口39とがそれぞれ円孔状に形成されている。
また、区画パネル27は、隔壁パネルあるいは中間基布とも呼び得るもので、乗員側パネル25及び基部パネル26より径寸法が小さい円形状で、これら乗員側パネル25及び基部パネル26の間すなわち外殻パネル24の内側に同心状に配置されている。そして、この区画パネル27は、乗員側パネル25に重ねた状態で、外周部が乗員側パネル25と中間接合部41に沿って縫合して接合されている。この状態で、乗員側パネル25の中央部分と区画パネル27との間に第1の気室21が構成され、乗員側パネル25の外周側の部分と区画パネル27と基部パネル26との間に第2の気室22が構成されている。ここで、第1の気室21は、乗員側チャンバー、アッパーチャンバー、あるいは上側の気室とも呼び得るもので、運転席の乗員の正面に対向して展開する。また、第2の気室22は、ステアリング側チャンバー、ベースチャンバーあるいは下側の気室とも呼び得るもので、第1の気室21の反乗員側に位置し、かつ、第1の気室21の外周側を囲むようにして、車体側すなわちステアリングホイール本体に対向して展開する。すなわち、第1の気室21のいわば基部パネルとなる区画パネル27は、第1の気室21と第2の気室22とを区画する隔壁となっている。また、区画パネル27には、中央部に位置して、円孔状をなす連通孔44が形成されているとともに、この連通孔44の周囲に位置して区画パネル固定用孔であるボルト取付孔45が形成され、これらボルト取付孔45を含み連通孔44を囲む円環状のリテーナ取付部46が構成されている。さらに、この区画パネル27には、外周部の近傍に位置し、第1の排気口37を構成する第1上部開口48が円孔状に形成されている。
また、各補強布28は、強度的あるいは熱的に補強を要する部分に配置され、本実施の形態では、基部パネル26のインフレータ取付部35の上面及び区画パネル27のリテーナ取付部46の上面及び下面に縫合などして接合されている。また、これら補強布28には、インフレータ取付開口33、連通孔44、及びボルト取付孔34に対応して円孔が形成されている。
また、排気口基布29は、基布を縫製して円筒状とした本体部29aを備えるとともに、両端の端部に外周側に向かう取付片部29bが設けられている。そして、この排気口基布29は、本体部29aの両端すなわち上下の開口を、区画パネル27の第1上部開口48と基部パネル26の第1下部開口38に位置合わせした状態で、それぞれ取付片部29bを第1上部開口48と第1下部開口38とに縫製して接合し、これら区画パネル27と基部パネル26とに取り付けられている。そして、この状態で、排気口基布29、第1上部開口48、及び第1下部開口38により、第1の気室21を外殻パネル24の外部に直接連通する第1の排気口37が構成されている。一方、第2の排気口39は、第2の気室22を外殻パネル24の外部に直接連通する円孔となっている。そして、これら第1の排気口37及び第2の排気口39は、いずれも下側すなわち反乗員側に開口するようになっている。
また、ディフューザ14は、エアバッグ1の内側の第2の気室22に備えられ、第2リテーナとも呼び得るもので、図3及び図4に示すように、例えば金属あるいは樹脂などの剛体にてカップ状に形成され、筒状をなす周壁部51と、この周壁部51の一端である上端部に連続して設けられた区画パネル取付部である上部取付部52と、周壁部51の他端である下端部に連続して設けられた基部パネル取付部である下部取付部53とを備えている。そして、周壁部51は、本実施の形態では円筒状で、より詳細には、下端部近傍は円筒形で、他の部分は上側に向かって径寸法が小さくなる円錐台状の略円筒状の傾斜面部55となっている。そして、この周壁部51の傾斜面部55には、第2の開口としての基部側開口56が設けられている。この基部側開口56は、略矩形状で、所定の開口面積の複数の開口が所定の間隔を介して配置されている。そして、このディフューザ14の内側は、インフレータ12の少なくとも一部、本実施の形態ではインフレータ本体部12aの上側部を収納可能な容器部となっている。
そして、ディフューザ14の上部取付部52は、アッパフェースとも呼び得る部分で、周壁部51の上端部から内側に向かう円板状をなし、中央部には、第1の開口としての乗員側開口58が形成されている。この乗員側開口58は、連通孔44と同形の円孔状をなし、この乗員側開口58の周囲に位置してボルト取付孔34に対応するボルト通孔59が形成されている。一方、下部取付部53は、周壁部51の下端部の複数カ所から内側に向かう矩形舌片状の板状をなし、ボルト通孔59に対応する位置にボルト通孔60が形成されている。そして、基部側開口56の開口面積の合計よりも、乗員側開口58の面積は大きくなるように設定されている。
また、リテーナ15は、図3に示すように、例えば金属あるいは樹脂などにて形成され、円環状をなすリテーナ本体部62と、このリテーナ本体部62に固定された取付ボルト63とを備えている。そして、リテーナ本体部62は、例えば断面略L字状をなし、区画パネル27のリテーナ取付部46と同じ平面形状で、すなわち中央部の開口部分は連通孔44及び乗員側開口58と同じ形状となっている。また、取付ボルトは、ボルト取付孔34すなわちボルト通孔59,60の位置に対応して、リテーナ本体部62の4カ所から下方に突設するように固定されている。
そして、このエアバッグ1の製造工程は、各パネル25,26,27に必要な補強布28を縫い付けた状態で、乗員側パネル25に区画パネル27を縫い付け、乗員側パネル25と基部パネル26との外周部を外周接合部31で縫い合わせた後、インフレータ取付開口33から乗員側パネル25を引き出して表裏を反転させる。また、排気口基布29は、この表裏を反転させる作業の前あるいは後に、基部パネル26と区画パネル27とに縫い付ける。
そして、エアバッグ装置2の組み立ての際は、まず、図5(a)に示すように、エアバッグ1の内側の第1の気室21にリテーナ15を挿入する。この作業は、リテーナ15を図5(a)に2点鎖線で示すように傾けながら矢印で示すようにインフレータ取付開口33と連通孔44とを通過させ、さらに、取付ボルト63を上側からボルト取付孔45に挿入する。
次いで、図5(b)に示すように、エアバッグ1の内側の区画パネル27と基部パネル26との間すなわち第2の気室22にディフューザ14を挿入する。この作業は、区画パネル27とともにリテーナ15を引き上げた状態で、ディフューザ14を図5(b)に2点鎖線で示すように傾けながら矢印で示すようにインフレータ取付開口33を通過させる。そして、この状態で、ディフューザ14の内側が、ガス導入部66となる。
さらに、図5(c)に示すように、リテーナ15とディフューザ14とを組み合わせる。この作業は、図5(b)に2点鎖線で示す状態から矢印で示すようにリテーナ15を押し下げ、取付ボルト63をディフューザ14の上下のボルト通孔59,60を通過させ、さらに、この取付ボルト63を基部パネル26のボルト取付孔34を通過させる。
さらに、エアバッグ1に、ベースプレート、及びインフレータ12を組み合わせて、エアバッグ装置2が構成される。この作業は、エアバッグ1の下側にベースプレートを沿わせ、このベースプレートのボルト取付孔に取付ボルト63を挿入し、さらに、ベースプレートの下側にインフレータ12のフランジ部12bを沿わせ、このフランジ部12bのボルト取付孔に取付ボルト63を挿入し、取付ボルト63の先端から図示しないナットを螺合して締め付ける。この状態で、インフレータ12のインフレータ本体部12aの上側部がエアバッグ1の内側、さらには、ディフューザ14の内側のガス導入部66に挿入され、すなわち、ガス噴射口12cがガス導入部66に配置される。さらに、この状態で、リテーナ本体部62とディフューザ14の上部取付部52との間に区画パネル27の中央部のリテーナ取付部46が挟持して固定されるとともに、ディフューザ14の下部取付部53とベースプレート及びインフレータ12のフランジ部12bとの間に基部パネル27の中央部のインフレータ取付部35が挟持して固定される。
さらに、上記のインフレータ12の取付作業の前後に、エアバッグ1を花弁状など所定の形状に折り畳み、上側からカバー体を被せて嵌合して、エアバッグ装置2が組み立てられる。そして、このエアバッグ装置2は、ベースプレートに設けた取付片部を、ボルトなどを用いてステアリングホイール本体のボス部の芯金に固定し、ステアリングホイールに装着される。
そして、このエアバッグ装置2を備えた自動車に衝突の衝撃が加わると、図示しない制御ユニットにより、インフレータ12が起動され、インフレータ12のガス噴射口12c からエアバッグ1のガス導入部66に急速にガスが噴射される。すると、エアバッグ1は、カバー体をテアラインに沿って扉状に破断して突出口を形成し、この突出口を介して膨出し、乗員の前方に所定の形状に膨出して、前方に投げ出されてくる乗員を受け止めて拘束し、乗員に加わる衝撃を緩和する。
この際、インフレータ12のガス噴射口12c からエアバッグ1のガス導入部66に供給されたガスは、ディフューザ14の周壁部51の内面に当接し、図1に矢印で示すように、上側の乗員側開口58と周囲の基部側開口56とに分配され、すなわち、第1の気室21と第2の気室22とに分配して供給される。ここで、乗員側開口58と基部側開口56との配置により、ガスの分配比率は、第2の気室22より第1の気室21が多くなるように設定されている。そこで、まず、第1の気室21が乗員側に迅速に展開し、早期に乗員を拘束するとともに、この第1の気室21を支えるようにして第2の気室22が第1の気室21とステアリングホイールとの間に広く展開し、乗員を保護するようになっている。
さらに、乗員を保護した後は、第1の気室21は第1の排気口37からガスを直接に外部に排気し、第2の気室22は第2の排気口39からガスを直接に外部に排気するようになっている。
このように、本実施の形態のエアバッグ1及びエアバッグ装置2によれば、運転席用のエアバッグ1について、乗員を拘束する部分を迅速に展開させ、初期拘束特性の良好なエアバッグ装置2を安価に提供できる。
すなわち、エアバッグ1の外殻パネル24の内側を区画パネル27で区画し、乗員側の第1の気室21と反乗員側の第2の気室22とを設け、インフレータ12からガス導入部66に供給されるガスをディフューザ14で制御して分配し、これら第1の気室21と第2の気室22とにそれぞれ直接に供給することにより、第1の気室21と第2の気室22とをそれぞれ適切な特性で迅速に展開し、乗員を保護できる。
特に、ガス導入部66は、連通孔44及び乗員側開口58を介し乗員側に向かって第1の気室21に直接連通するとともに、ディフューザ14は、第2の気室22より第1の気室21により多くのガスを分配するため、第1の気室21を乗員に向かって迅速に膨張させ、乗員を迅速に拘束でき、乗員がエアバッグ1に拘束されるまでに移動する距離を小さくできるとともに、第1の気室21を囲むようにして第2の気室22を展開させる好ましい特性を実現できる。さらに、ディフューザ14は第1の気室21のみならず第2の気室22にもガスを供給するため、第1の気室21のみが展開するのではなく、第1の気室21と第2の気室22とを適切な圧力で展開できる。
また、ディフューザ14は、乗員側開口58と基部側開口56との配置により、第1の気室21と第2の気室22とへのガスの分配割合を容易に調整でき、汎用性を向上できるとともに、カップ状の簡略な形状のディフューザ14によりガスを分配でき、製造コストを低減できる。さらに、インフレータ14はガスを分配する機能を備える必要がないため、一般的な形状のインフレータ14を1個用いればよいため、エアバッグ装置2の小形化、軽量化を容易にできるとともに、製造コストを低減できる。
さらに、第2の気室22に第2の排気口39を設けるのみならず、乗員側の第1の気室21には第1の排気口37を設け、すなわち、第1の気室21と第2の気室22とはそれぞれ外殻パネル24の外側に直接連通する排気口37,39を備えるため、各気室21,22について、他の気室21,22の影響を抑制し、容易に独立して圧力を制御できるため、これら気室21,22の圧力を異ならせ、例えば、第1の気室21より第2の気室22の圧力を大きくするなどして、乗員の保護に最適な特性で乗員を保護できる。
なお、上記の実施の形態では、ガス分配手段としてのディフューザ14は、カップ状の剛体で形成したが、この構成に限られるものではなく、例えば基布にて形成することもできる。
例えば、図1に示すディフューザ14に代えて、図6及び図7に示すように、基布製のガス分配手段としてのディフューザ70を用いることもできる。このディフューザ70は、例えば940デシテックス〔dtex〕の基布により、円筒状をなす周壁部71と、この周壁部71の上端部から外周側に突設された上部取付部72と、周壁部71の下端部から内周側に突設された下部取付部73とを備え、周壁部71に囲まれた部分がガス導入部74となっている。そして、周壁部71には、第2の開口としての基部側開口76が例えば2カ所の円孔として形成されている。また、周壁部71の上端の開口が、第1の開口としての乗員側開口78となっている。そして、上部取付部72は、区画パネル27に縫合して接合されている。また、下部取付部73には、ボルト通孔79が形成されている。
そして、この図6及び図7に示す構成では、リテーナ15の取付ボルト63は図3に示す構成より短く形成されるとともに、リテーナ15のリテーナ本体部62は、周壁部71の内側に配置され、取付ボルト63をボルト通孔79及びボルト取付孔34等に挿入した状態で、リテーナ本体部62とインフレータ12のフランジ部12bとの間に、下部取付部73及び基部パネル26が挟持して固定されるようになっている。この構成では、基布製のディフューザ70を用いるため、エアバッグ1を小さく折り畳むことが容易になるとともに、特性や形状の変更が容易で汎用性を向上できる。
また、図8及び図9に示すように、基布製のガス分配手段としてのディフューザ80を用いることもできる。このディフューザ80は、上下に重ねられた2枚の円環状の基布80a,80bの外周部同士を接合部80cで縫製し、外殻パネル24と類似の形状の周壁部81が形成されている。そして、上側の基布80aの上端の開口の近傍が上部取付部82となり、下側の基布80bの下端の開口の近傍が下部取付部83となり、周壁部81に囲まれた部分がガス導入部84となっている。さらに、上下の基布80a,80bには、第2の開口としての基部側開口86が例えば4カ所ずつ合計8カ所の円孔として形成されている。また、周壁部81の上端の開口が、第1の開口としての乗員側開口88となっている。そして、上部取付部82は、区画パネル27に縫合して接合されている。また、下部取付部73には、ボルト通孔89が形成されている。
そして、この図8及び図9に示す構成では、リテーナ15の取付ボルト63は図3に示す構成より短く形成されるとともに、リテーナ15のリテーナ本体部62は、周壁部81の内側に配置され、取付ボルト63をボルト通孔89及びボルト取付孔34等に挿入した状態で、リテーナ本体部62とインフレータ12のフランジ部12bとの間に、下部取付部83及び基部パネル26が挟持して固定されるようになっている。この構成では、基布製のディフューザ80を用いるため、エアバッグ1を小さく折り畳むことが容易になるとともに、特性や形状の変更が容易で汎用性を向上できる。さらに、ディフューザ80を構成する基布80a,80bの形状も簡略で、製造も容易なため、製造コストを低減できる。
また、第1の排気口37及び第2の排気口39の寸法、形状、数などは、エアバッグ1の大きさ、インフレータ12の容量、目的とする展開特性などに応じて種々設定できる。また、図10に示すように、第1の排気口37の出口側を基布製の蓋部材91で覆うとともに、所定の圧力で破断する糸などの連結手段92で第1の排気口37に連結し、いわば可変ベントホールとすることができる。この構成では、展開初期には第1の気室21からのガスの漏出を抑制して第1の気室21を迅速に展開するとともに、第1の気室21の圧力が大きくなった場合には連結手段92を破断して第1の排気口37を開放し、適切な反力で乗員を保護できる。
また、エアバッグ装置2は、ステアリングホイール本体に取り付けられる運転者用のほか、インストルメントパネルに設けられる助手席乗員用や、座席の側部に設けられる側部保護用、あるいは座席の後部に備えられる後部座席用のエアバッグ装置2のエアバッグなどに適用でき、さらには、被保護物の衝撃を吸収するエアバッグ装置2のエアバッグに広く適用できる。
本発明は、例えば、自動車のステアリングホイールに備えられるエアバッグ装置に適用できる。
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
12 インフレータ
14 ガス分配手段としてのディフューザ
21 第1の気室
22 第2の気室
24 外殻パネル
25 乗員側パネル
26 基部パネル
27 区画パネル
37 第1の排気口
39 第2の排気口
44 連通孔
51 周壁部
56 第2の開口としての基部側開口
58 第1の開口としての乗員側開口
66 ガス導入部
70 ガス分配手段としてのディフューザ
80 ガス分配手段としてのディフューザ

Claims (4)

  1. ガスを供給するインフレータと、
    外殻を構成する外殻パネル、この外殻パネルの内側に位置し乗員に対向する第1の気室、前記外殻パネルの内側に位置し少なくとも一部がこの第1の気室の反乗員側に位置する第2の気室、及びこれら第1の気室と第2の気室とを区画するとともにこれら第1の気室と第2の気室とを連通する連通孔を設けた区画パネルとを備えたエアバッグと、
    前記第2の気室に配置され、前記インフレータからガスが供給されるガス導入部、このガス導入部が前記乗員側に向かい前記連通孔を介して前記第1の気室に直接連通する第1の開口、及び前記ガス導入部がこのガス導入部の周囲に位置する前記第2の気室に直接連通する第2の開口を備え、前記ガス導入部に導入されたガスを前記第1の気室と前記第2の気室とに分配するガス分配手段とを具備した
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. ガス分配手段は、第2の気室より第1の気室により多くのガスを分配する
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 外殻パネルは、乗員側に位置する乗員側パネルと、この乗員側パネル部の反乗員側に位置し外周部が前記乗員側パネルに接続された基部パネルとを備え、
    区画パネルは、円形の基布であり、中央部に連通孔が形成されるとともに、外周部が乗員側パネルに連結され、
    ガス分配手段は、前記区画パネルと基部パネルとを連結するとともにガス導入部と第2の気室のガス導入部を除く部分とを区画する周壁部を備え、この周壁部には、第2の開口が複数設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装置。
  4. 第1の気室を外殻パネルの外側に直接連通する第1の排気口と、
    第2の気室を前記外殻パネルの外側に直接連通する第2の排気口とを備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置。
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