JP2011213121A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの印字ユニットを設けている印刷装置においての転倒を防止する。
【解決手段】印字部により印字される印字媒体を収容し、装置本体から所定方向に引き出しおよび収容可能な第1印字ユニットと、前記第1印字ユニットに並設され、前記印字媒体を収容し、前記第1印字ユニットの引き出し方向と同一方向に前記装置本体から引き出しおよび収容可能な第2印字ユニットと、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとのいずれか一方の印字ユニットが前記装置本体から引き出されている場合には、他方の印字ユニットを前記装置本体内に係止するとともに、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを両方同時に前記装置本体から引き出そうとした場合、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを相互に係止する係止機構と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、印刷装置に関する。
印刷装置の一例として、食品等の商品に関連する情報をラベルに印字するラベルプリンタがある。このプリンタにより印字されたラベルを商品に貼付する際、1つの商品に対して、例えば計量ラベルと広告ラベルとを貼付するなど、複数のラベルを貼付する場合がある。このように複数のラベルを貼付することを考慮して、装置の内部に2つのラベル印字機構部(印字ユニット)を水平方向に併設させたラベルプリンタが開示されている(特許文献1参照)。このような2つの印字ユニットを備えたラベルプリンタでは、ラベル用紙の交換の際、印字ユニットを装置本体から引き出して行うのが一般的である。
しかしながら、ラベル用紙の交換の際に、一方の印字ユニットを引き出すと、他方の印字ユニットも引き出されてしまい、2つの印字ユニットが同時に引き出されてしまうことがある。そのような場合には、引き出された2つの印字ユニットの重さによって、装置が引き出された印字ユニット側に傾き、作業中に転倒してしまう危険性があった。
実施形態の印刷装置は、印字部により印字される印字媒体を収容し、装置本体から所定方向に引き出しおよび収容可能な第1印字ユニットと、前記第1印字ユニットに並設され、前記印字媒体を収容し、前記第1印字ユニットの引き出し方向と同一方向に前記装置本体から引き出しおよび収容可能な第2印字ユニットと、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとのいずれか一方の印字ユニットが前記装置本体から引き出されている場合には、他方の印字ユニットを前記装置本体内に係止するとともに、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを両方同時に前記装置本体から引き出そうとした場合、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを相互に係止する係止機構と、を備える。
図1は、実施の形態におけるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、プリンタユニットがラベル発行装置本体の内部から引き出された状態を示す斜視図である。 図3は、プリンタユニットの底面を覆っている底部フレームである。 図4は、ラベル発行装置本体の底面を覆っているベース部である。 図5は、係止部材の詳細を示す斜視図である。 図6は、係止部材の詳細を示す斜視図である。 図7は、係止機構の詳細を示す図である。 図8は、ラベル発行装置本体の内部にプリンタユニットが収容された状態を示す図である。 図9は、図8の係止機構のプリンタユニット側からの側面図である。 図10は、ラベル発行装置本体の内部からプリンタユニットを引き出し始めた状態を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる印刷装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。以下では、本実施形態の印刷装置を、食品等の商品に関連する情報をラベルに印字し、情報が印字されたラベルを発行するラベル発行装置に適用した例を示すが、これに限定されることなく印字媒体に印字する装置であればいずれの装置に適用してもよい。
図1は、実施の形態におけるラベル発行装置の外観構成を示す斜視図である。このラベル発行装置は、装置内部でラベルに商品に関連する情報を印字し、情報が印字されたラベルを装置正面(装置操作者対向面)のラベル発行口17、18から発行する。ラベル発行装置本体(装置本体)10の上部中央には、商品に関する種々の情報を表示するタッチパネル付きのディスプレイ11が設けられている。また、ラベル発行装置本体10の上面手前(装置操作者側)側には、操作者からの各種入力を受付けるキーボード12が設けられている。また、ラベル発行装置本体10の正面下部には、商品を載置して商品の重量を計測する計測部13が設けられている。
ラベル発行装置本体10には、プリンタユニット15及びプリンタユニット16が水平方向に並んで収容され、装置の正面に対峙した操作者がラベル発行装置本体10の正面側の下部に設けられた溝部15a又は溝部16aに指を掛けて夫々のユニットを手前側に向けて引っ張ることで、夫々のユニットが別々にラベル発行装置本体10の正面から図1におけるA方向に引き出し可能となっている。引き出されたプリンタユニット15又はプリンタユニット16は、その正面をA方向と反対方向に夫々押すことで、ラベル発行装置本体10の内部に夫々収容される。プリンタユニット15及びプリンタユニット16のスムーズな開け閉めは、本体10の正面開口内に設けられたスライドレール(引き出しレール)機構SR(図2参照)によって実現される。
図2は、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部から引き出された状態を示す斜視図である。プリンタユニット15の底部の長手方向両脇には、その正面から奥へと向かう長手方向に沿うように配置された細長いインナーレール25が片側にそれぞれ1本ずつ設けられている。このインナーレール25が収納されるアウターレール26は、プリンタユニット15が収められる装置本体10の正面向かって右側の開口内の両脇それぞれに設けられている。インナーレール25とアウターレール26との間には、インナーレール25と連動する中間レール27が介在し、プリンタユニット15の奥まで、ほぼ一杯に引き出すことができる。その為、プリンタユニット15の奥側にセットしなければならないロール状のラベル用紙Pのセット作業が行い易い。このようなスライドレール機構SRは、プリンタユニット16の底部の長手方向両脇、プリンタユニット16が収められる装置本体10の正面向かって左側の開口内の両脇それぞれにも設けられている。
プリンタユニット15には、ラベル発行口17の近傍に設けられラベルに情報の印字を行なうラベル印刷機構LPと、該ラベル印刷機構LPにより情報を印字されるラベルが貼付されている台紙をロール状に巻回したラベル用紙Pと、ラベル印刷機構LPとラベル発行口17との間に設けられている剥離部材によってラベルを剥離されロール状に巻回されている台紙ロールMRが収容されている。プリンタユニット16も同様にラベル印刷機構LP、ラベル用紙P、台紙ロールMRとが収容されている。そして、ラベル発行装置は、プリンタユニット15、16のラベル印字機構によって印刷されたラベルが、ラベル発行装置本体10の前面に形成されたラベル発行口17、18から排出される構成となっている。
また、プリンタユニット15の奥側に収容されていたラベル用紙Pの台紙は、剥離部材によってラベルが剥離される度に、ラベル印字機構LPの下方に設けられている巻取り軸30によって巻き取られていき、プリンタユニット15の手前側に次第に移動していく。したがって、ラベル用紙Pを補充する際には、プリンタユニット15の奥側には空間が広がっている一方で、その手前側にはラベルが剥離された台紙がロール状に巻き取られており、プリンタユニット15の重心は手前側に位置することになる。
図3は、プリンタユニット15の底面を覆っている底部フレーム19である。図3に示すように、底部フレーム19は、プリンタユニット15のラベル発行装置本体10の内部への収容方向の先端部分を、ラベル印刷機構LPが設けられている側に向かって、すなわち図3における上方に向かってコの字状に屈曲させた屈曲部19aが形成されている。この屈曲部19aは、後述する係止機構の係止部材100の係合部101aが係合する形状となっている。また、プリンタユニット16も同様に、底部フレーム20のラベル発行装置本体10の内部への収容方向の先端部分を屈曲させた屈曲部20a(後述の図8等参照)が形成されており、後述する係止機構の係止部材200の係合部201aが係合する形状となっている。
図4は、ラベル発行装置本体10の底面を覆っているベース部22である。図4に示すように、ベース部22には、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部に収容された場合に、底部フレーム19の屈曲部19aに係合する係止部材100と、プリンタユニット16がラベル発行装置本体10の内部に収容された場合に、底部フレーム20の屈曲部20aに係合する係止部材200と、係止部材100、200を貫通する軸部300等から主に構成された係止機構が設けられている。この係止機構は、プリンタユニット15、16のいずれか一方のプリンタユニットがラベル発行装置本体10の内部から引き出されている場合には、他方のプリンタユニットをラベル発行装置本体10の内部に係止し、引き出せないようにするものである。
ここで、係止機構の詳細について説明する。まず、係止機構を構成する係止部材100、200について説明する。
図5は、係止部材100の詳細を示す斜視図である。図5に示すように、係止部材100は、板状部材103の一方の端部を板状部材103に対して略垂直方向に屈曲させた端部101が形成され、他方の端部を端部101と同方向に屈曲させた端部102が形成されている。端部101には、略90度のL字状に下方に向けて形成され、プリンタユニット15の屈曲部19aに係合してプリンタユニット15を係止する係合部101aが設けられている。また、端部101には、軸部300が貫通する孔部105が形成されている。端部102には、板状部材103に対して傾斜して形成され、ラベル発行装置本体10の内部に収容されたプリンタユニット16の屈曲部20aにより押圧される当接部102aが設けられている。また、端部102にも、軸部300が貫通する孔部104が形成されている。
図6は、係止部材200の詳細を示す斜視図である。図6に示すように、係止部材200は、図5における係止部材100と同様に、板状部材203の一方の端部を板状部材203に対して略垂直方向に屈曲させた端部201が形成され、他方の端部を端部201と同方向に屈曲させた端部202が形成されている。端部201には、略90度のL字状に下方に向けて形成され、プリンタユニット16の屈曲部20aに係合してプリンタユニット16を係止する係合部201aが設けられている。また、端部201には、軸部300が貫通する孔部205が形成されている。端部202には、板状部材203に対して傾斜して形成され、ラベル発行装置本体10の内部に収容されたプリンタユニット15の屈曲部19aにより押圧される当接部202aが設けられている。また、端部202にも、軸部300が貫通する孔部204が形成されている。
そして、係止部材200は、板状部材203が、係止部材100における板状部材103より長く形成され、端部201および端部202も同様に、係止部材100における端部101および端部102より長く形成されている。つまり、係止部材200は、係止部材100より一回り大きく作成されている。
図7は、係止機構の詳細を示す図である。図7に示すように、係止機構は、係止部材200の内部に係止部材100を納めており、係止部材100の孔部104、105と、係止部材200の孔部204、205とを軸部300が貫通している。これにより、係止部材100および係止部材200は、軸部300を同一の回動軸としてR1方向、およびR1方向と反対方向のR2方向に回動可能になっている。なお、係止部材100、200は、係止部材100が軸部300を回動軸にして回動した場合でも、係止部材200に接触しないように距離を保っている。また、係止部材100、200は、バネ310、320により、R2方向に付勢されている。
次に、ラベル発行装置本体10の内部からプリンタユニット15を引き出した場合における係止機構の動作について説明する。図8は、ラベル発行装置本体10の内部にプリンタユニット15、16が収容された状態を示す図である。図9は、図8の係止機構のプリンタユニット15側からの側面図である。
まず、係止部材200における端部202の当接部202aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aに押圧されているため、係止部材200は、バネ320によるR2方向の付勢力に対抗してR1方向に回動している。そして、係止部材200のR1方向の回動により、係止部材200における端部201の係合部201aもR1方向に回動するため、係合部201aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aに係合していない。従って、プリンタユニット16は、ラベル発行装置本体10の内部から引き出し可能な状態となっている。
同様に、係止部材100における端部102の当接部102aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aに押圧されているため、係止部材100は、バネ310によるR2方向の付勢力に対抗してR1方向に回動している。そして、係止部材100のR1方向の回動により、係止部材100における端部101の係合部101aもR1方向に回動するため、係合部101aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aに係合していない。従って、プリンタユニット15は、ラベル発行装置本体10の内部から引き出し可能な状態となっている(図9参照)。
つまり、プリンタユニット15、16がラベル発行装置本体10の内部に収容されている場合には、両方のプリンタユニット15、16がラベル発行装置本体10の内部から引き出し可能な状態となっている。
また、ベース部22の係止機構付近には図示しないマグネットが取り付けられており、プリンタユニット15、16の収容方向の先端部分とベース部22とは磁力によって引き合うように保持されている。従って、プリンタユニット15、16は、ラベル発行装置本体10の内部に収容されている場合、操作者からプリンタユニット15、16を引っ張り出す力を受けなければ、ラベル発行装置10の内部から引き出されることはない。
次に、プリンタユニット15をラベル発行装置本体10の内部から引き出した場合について説明する。図10は、ラベル発行装置本体10の内部からプリンタユニット15を引き出し始めた状態を示す図である。
図10に示すように、まず、プリンタユニット15が引き出され始めると、係止部材200における端部202の当接部202aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aによる押圧が解除されるため、係止部材200は、バネ320によるR2方向の付勢力によりR2方向に回動する。そうすると、係止部材200のR2方向の回動により、係止部材200における端部201の係合部201aもR2方向に回動するため、係合部201aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aに係合する。その結果、係止部材200がプリンタユニット16をラベル発行装置本体10の内部に係止して引き出せない状態にする。
この場合、プリンタユニット16がラベル発行装置本体10の内部に係止されて引き出せないため、係止部材100における端部102の当接部102aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aにより押圧される状態が維持され、係止部材100は、バネ310によるR2方向の付勢力に対抗してR1方向に回動したままの状態となる。従って、係止部材100における係合部101aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aに係合しない状態を維持する。
このように、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部から引き出された場合には、プリンタユニット16は、係止部材200により係止されて、ラベル発行装置本体10の内部から引き出すことができない状態となる。つまり、プリンタユニット15とプリンタユニット16とが同時にラベル発行装置本体10の内部から引き出されることがない。
上記では、プリンタユニット15をラベル発行装置本体10の内部から引き出した場合を説明したが、プリンタユニット16を引き出した場合でも同様である。以下に図面を用いず説明する。
まず、プリンタユニット16が引き出され始めると、係止部材100における端部102の当接部102aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aによる押圧が解除されるため、係止部材100は、バネ310によるR2方向の付勢力によりR2方向に回動する。そうすると、係止部材100のR2方向の回動により、係止部材100における端部101の係合部101aもR2方向に回動するため、係合部101aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aに係合する。その結果、係止部材100がプリンタユニット15をラベル発行装置本体10の内部に係止して引き出せない状態にする。
この場合、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部に係止されて引き出せないため、係止部材200における端部202の当接部202aは、プリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aによる押圧される状態が維持され、係止部材200は、バネ320によるR2方向の付勢力に対抗してR1方向に回動したままの状態となる。従って、係止部材200における係合部201aは、プリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aに係合しない状態を維持する。
このように、プリンタユニット16がラベル発行装置本体10の内部から引き出された場合には、プリンタユニット15は、係止部材100により係止されて、ラベル発行装置本体10の内部から引き出すことができない状態となる。つまり、プリンタユニット15とプリンタユニット16とが同時にラベル発行装置本体10の内部から引き出されることがない。
次に、ラベル発行装置本体10の内部からプリンタユニット15、16を両方同時に引き出そうとした場合における係止機構の動作について説明する。プリンタユニット15、16を同時に引き出し始めた場合、プリンタユニット15が引き出され始めることで、底部フレーム19の屈曲部19aによる係止部材200の当接部202aへの押圧が解除され、係止部材200がR2方向に回動する。係止部材200がR2方向に回動すると、同時に引き出し始められたプリンタユニット16の底部フレーム20の屈曲部20aに、係止部材200の係合部201aが係合して、プリンタユニット16がラベル発行装置本体10の内部に係止される。
これは、端部201に、図10に示す距離L2分の遊びがあるため、引き出し始められたプリンタユニット16を係止できる。すなわち、プリンタユニット16を引き出し始めても、屈曲部20aと係合部201aとが接触するまでには、L2分の距離がある。従って、プリンタユニット16が引き出し始められても、距離L2分を引き出される前に、プリンタユニット15が引き出されたことによる係止部材200のR2方向の回動に伴って、係合部201aが屈曲部20aに係合すれば、引き出し始められたプリンタユニット16を係止することができる構成とないっている。
同様に、プリンタユニット15、16を同時に引き出し始めた場合、プリンタユニット16が引き出され始めることで、底部フレーム20の屈曲部20aによる係止部材100の当接部102aへの押圧が解除され、係止部材100がR2方向に回動する。係止部材100がR2方向に回動すると、同時に引き出し始められたプリンタユニット15の底部フレーム19の屈曲部19aに、係止部材100の係合部101aが係合して、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部に係止される。
これは、上記と同様に、端部101に、図10に示す距離L1分の遊びがあるため、引き出し始められたプリンタユニット15を係止できる。すなわち、プリンタユニット15を引き出し始めても、屈曲部19aと係合部101aとが接触するまでには、L1分の距離がある。従って、プリンタユニット15が引き出し始められても、距離L1分を引き出される前に、プリンタユニット16が引き出されたことによる係止部材100のR2方向の回動に伴って、係合部101aが屈曲部19aに係合すれば、引き出し始められたプリンタユニット15を係止することができる構成となっている。
つまり、プリンタユニット15、16を両方同時にラベル発行装置本体10の内部から引き出そうとした場合は、プリンタユニット16からの係止部材100の当接部102aへの押圧と、プリンタユニット15からの係止部材200の当接部202aへの押圧とが解除されるため、プリンタユニット15、16は、係止部材100、200により相互に係止され、ラベル発行装置本体10の内部から引き出すことができない。
また、プリンタユニット16がラベル発行装置本体10の内部から引き出されており、かつプリンタユニット15が係止部材100の係合部101aにより係止されているが端部101の遊び分、すなわち図10における距離L1分まで引き出されていることがある。
このような場合に、プリンタユニット16をラベル発行装置本体10の内部に収容すると、プリンタユニット16の屈曲部20aにより係止部材100の当接部102aが押圧され、係止部材100がR1方向に回動する。係止部材100がR1方向に回動すると、端部101の係合部101aもR1方向に回動し、係合部101aが距離L1分まで引き出されているプリンタユニット15の屈曲部19aを引っ張り、プリンタユニット15もラベル発行装置本体10の内部に完全に収容される。つまり、プリンタユニット16をラベル発行装置本体10の内部に収容すると、プリンタユニット16だけでなくプリンタユニット15までも、同時にラベル発行装置本体10の内部に完全に収容することができる。
これは、プリンタユニット15がラベル発行装置本体10の内部から引き出されており、かつプリンタユニット16が係止部材200の係合部201aにより係止されているが端部201の遊び分、すなわち図10における距離L2分まで引き出されている場合でも同様である。
このように、本実施の形態にかかるラベル発行装置は、2つのプリンタユニット15、16が水平方向に引き出し自在に併設されており、一方のプリンタユニットがラベル発行装置本体10の内部から引き出されている場合には、係止機構により他方のプリンタユニットを係止して、ラベル発行装置本体10の内部から引き出せないようにする。従って、プリンタユニット15、16がラベル発行装置本体10の内部から同時に引き出されることがないため、ラベル発行装置が引き出されたプリンタユニット側に傾くことがなく、ラベル発行装置の転倒を防止することができる。
また、本実施の形態のラベル発行装置は、係止部材100および係止部材200に軸部300を貫通させることで、係止部材100および係止部材200を同一の回動軸で回動させることができ、装置の部品点数を軽減できる。さらに、本実施の形態のラベル発行装置は、プリンタユニット15の底部フレーム19の端部を屈曲させて屈曲部19aを形成し、同様に、プリンタユニット16の底部フレーム20の端部を屈曲させて屈曲部20aを形成しているため、別個に屈曲部19a、20aを設ける必要がなく、装置の部品点数をさらに軽減できる。
10 ラベル発行装置本体
11 ディスプレイ
12 キーボード
13 計測部
15、16 プリンタユニット
17、18 ラベル発行口
19 底部フレーム
19a 屈曲部
20 底部フレーム
20a 屈曲部
22 ベース部
100、200 係止部材
101a、201a 係合部
101、201 端部
102、202 端部
102a、202a当接部
103、203 板状部材
104、105、204、205 孔部
300 軸部
310、320 バネ
特開昭63−294339号公報

Claims (4)

  1. 印字部により印字される印字媒体を収容し、装置本体から所定方向に引き出しおよび収容可能な第1印字ユニットと、
    前記第1印字ユニットに並設され、前記印字媒体を収容し、前記第1印字ユニットの引き出し方向と同一方向に前記装置本体から引き出しおよび収容可能な第2印字ユニットと、
    前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとのいずれか一方の印字ユニットが前記装置本体から引き出されている場合には、他方の印字ユニットを前記装置本体内に係止するとともに、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを両方同時に前記装置本体から引き出そうとした場合、前記第1印字ユニットと前記第2印字ユニットとを相互に係止する係止機構と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記係止機構は、
    前記第1印字ユニットの前記装置本体内への収容方向の先端部分に設けられた第1被係止部と、
    前記第2印字ユニットの前記装置本体内への収容方向の先端部分に設けられた第2被係止部と、
    前記装置本体に収容された前記第2印字ユニットの前記第2被係止部による押圧により第1方向に回動し、前記装置本体から引き出された前記第2印字ユニットの前記第2被係止部による押圧の解除により前記第1方向と反対方向の第2方向に回動する第1当接部と、
    前記第2印字ユニットが前記装置本体から引き出されることによる前記第2被係止部の押圧の解除に伴う前記第1当接部の前記第2方向への回動により前記第1被係止部に係合し、前記第2印字ユニットが前記装置本体に収容されることによる前記第2被係止部の押圧に伴う前記第1当接部の前記第1方向への回動により前記第1被係止部との係合を解除する第1係止部と、
    一方の端部に前記第1係止部が設けられていて、他方の端部に前記第1当接部が設けられている第1の板状部材と、
    を有する第1の係止部材と、
    前記装置本体に収容された前記第1印字ユニットの前記第1被係止部による押圧により前記第1方向に回動し、前記装置本体から引き出された前記第1印字ユニットの前記第1被係止部による押圧の解除により前記第2方向に回動する第2当接部と、
    前記第1印字ユニットが前記装置本体から引き出されることによる前記第1被係止部の押圧の解除に伴う前記第2当接部の前記第2方向への回動により前記第2被係止部に係合し、前記第1印字ユニットが前記装置本体に収容されることによる前記第1被係止部の押圧に伴う前記第2当接部の前記第1方向への回動により前記第2被係止部との係合を解除する第2係止部と、
    前記第1の係止部材における前記第1の板状部材より長く形成され、一方の端部に前記第2係止部が設けられていて、他方の端部に前記第2当接部が設けられている第2の板状部材と、
    を有する第2の係止部材と、
    を備えていて前記第2の係止部材の内部に前記第1の係止部材を納めている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1当接部の前記第1方向および前記第2方向への回動軸と、前記第2当接部の前記第1方向および前記第2方向への回動軸とは、同一の回動軸であることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1被係止部は、前記第1印字ユニットの前記装置本体内への収容方向の先端部分を屈曲させて、前記第1係止部の端部が係合する形状に形成され、
    前記第2被係止部は、前記第2印字ユニットの前記装置本体内への収容方向の先端部分を屈曲させて、前記第2係止部の端部が係合する形状に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
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