JP2011211847A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効果の向上を図りつつ装置の小型化を実現することができるインバータ装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様は、電子部品と、バスバーと、スイッチングモジュールと、冷却器18と、を有するインバータ装置1において、冷却器18は、平板部36と当該平板部36の両方の端部から立設する一対の側面部38,40とを備え、電子部品は、平板部36の内面42と一対の側面部38,40の内面44,46とにより囲まれた内部領域に配置され、スイッチングモジュールは、側面部38,40の外面48,50に配置され、スイッチングモジュールの高圧端子は、側面部38,40における平板部36側の端部38a,40aに対して反対側の端部38b,40b側に位置すること、を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、昇圧された交流電流をモータジェネレータに供給するためのインバータ装置に関するものである。
ハイブリッド自動車や電気自動車等に用いられるインバータ装置に関する技術として、特許文献1には、平板形状の冷却プレートの一方の面にリアクトルと昇圧後平滑用コンデンサなどを配置し、他方の面にスイッチングユニットを備えるスイッチングモジュールと昇圧前平滑用コンデンサとを配置した技術が開示されている。
特開2007−89258号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、スイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板は、冷却プレートから離れて配置されているので冷却できない。また、リアクトルや平滑用コンデンサなどの電子部品について、一方の面のみ冷却しており他方の面は冷却できない。そのため、冷却プレートによる冷却効果は十分とはいえない。
また、制御基板の冷却ができないので、制御基板上の制御素子として高温下においても動作可能な高価な制御素子を選定して使用する必要があり、コストが増大してしまう。
また、多くの電子部品やスイッチングモジュールなどを冷却するためには、冷却プレートの表面積を大きくする必要があるので、インバータ装置が大型化してしまう。
また、リアクトルおよび昇圧後平滑用コンデンサと、スイッチングモジュールおよび昇圧前平滑用コンデンサとが冷却プレートを挟んで配置されている。そのため、これらを接続するバスバーを貫通させるための穴を冷却プレートに設ける必要があり、回路の接続方法が複雑になってしまう。
また、高電圧が印加され大電流が流れるバスバーと、スイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板と、を混在させて冷却プレートの同一面に配置している。そのため、バスバーから伝搬されうる電磁ノイズによる制御基板の誤動作を防止するため、バスバーと制御基板との間にシールド板を設ける必要がある。したがって、部品点数が増大して、インバータ装置のさらなる大型化につながってしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、冷却効果の向上を図りつつ装置の小型化を実現することができるインバータ装置を提供すること、を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、電子部品と、バスバーと、スイッチング素子と前記バスバーに接続する接続端子とを備えるスイッチングモジュールと、前記電子部品と前記スイッチングモジュールとを冷却する冷却器と、を有するインバータ装置において、前記冷却器は、平板部と当該平板部の両方の端部から立設する一対の側面部とを備え、前記電子部品は、前記平板部の内面と前記一対の側面部の内面とにより囲まれた内部領域に配置され、前記スイッチングモジュールは、前記側面部の外面に配置され、前記スイッチングモジュールの前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、を特徴とする。
本発明によれば、電子部品を冷却器の内部領域に配置するので、電子部品を平板部の内面の一面だけではなく一対の側面部の内面にても冷却することができ、冷却効果の向上を図ることができる。また、冷却器は平板部と当該平板部の両方の端部から立設する一対の側面部とを備えるので、コンパクトに多くの冷却面を形成することができ、装置の小型化を実現することができる。そのため、本発明によれば、冷却効果の向上を図りつつ装置の小型化を実現することができる。また、スイッチングモジュールの接続端子が冷却器の側面部における平板部側の端部に対して反対側にある端部側に位置するので、バスバーと接続端子との接続を容易に行うことができる。また、冷却器にバスバーと接続端子とを接続するための穴を開ける必要がなくなる。
上記の態様においては、前記電子部品は、前記電子部品は、前記バスバーに接続する接続端子を備え、前記電子部品の前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、が好ましい。
かかる態様によれば、スイッチングモジュールの接続端子と電子部品の接続端子とが、冷却器の側面部における平板部側の端部に対して反対側にある端部側に集約されるので、バスバーと接続端子との接続をさらに容易に行うことができる。また、冷却器にバスバーと接続端子とを接続するための穴を開ける必要がなくなる。
上記の態様においては、前記スイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板を有し、前記制御基板は、前記平板部の外面に配置されること、が好ましい。
かかる態様によれば、制御基板を冷却器により冷却することができるので、冷却効果が向上する。また、高電圧が印加され大電流が流れるバスバーとスイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板とが冷却器の同一面に混在しないので、バスバーから制御基板へ電磁ノイズが伝搬するおそれがなくなる。そのため、バスバーと制御基板との間にシールド板を設ける必要がない。したがって、部品点数が低減して、インバータ装置の小型化を図ることができる。
上記の態様においては、前記電子部品と前記冷却器とは、樹脂モールドにより一体成形されていること、が好ましい。
かかる態様によれば、電子部品と冷却器の冷却水との間で熱交換がされ易くなるので、電子部品の冷却効果をさらに向上させることができる。
上記の態様においては、前記側面部の外面に配置されたDC/DCコンバータモジュールを有し、前記DC/DCコンバータモジュールは、前記バスバーに接続する接続端子を備え、前記DC/DCコンバータモジュールの前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、が好ましい。
かかる態様によれば、冷却器によりDC/DCコンバータモジュールを冷却することができ、冷却効果が向上する。また、スイッチングモジュールの接続端子とDC/DCコンバータモジュールの接続端子とが、冷却器の側面部における平板部側の端部に対して反対側にある端部側に集約されるので、バスバーと接続端子との接続をさらに容易に行うことができる。
上記の態様においては、前記電子部品として、昇圧用のリアクトルと、前記リアクトルによる昇圧前の電圧を平滑化する昇圧前平滑用コンデンサと、前記リアクトルによる昇圧後の電圧を平滑化する昇圧後平滑用コンデンサと、の少なくとも1つを備えること、が好ましい。
かかる態様によれば、冷却器により、発熱量が大きくなりうるリアクトルや、熱に弱い昇圧前平滑用コンデンサおよび昇圧後平滑用コンデンサを冷却することができるので、インバータ装置の冷却効果を向上させることができる。
本発明に係るインバータ装置によれば、冷却効果の向上を図りつつ装置の小型化を実現することができる。
本実施例のインバータ装置の冷却器周辺の部品構成の概要を示す分解斜視図である。 本実施例のインバータ装置の回路構成を示す概略図である。 スイッチングユニットの内部構成を示す概略模式図である。 冷却器の周辺の概略構成を表した断面図である。 冷却器の周辺の概略構成を表した断面図である。 変形例のインバータ装置の冷却器周辺の部品構成の概要を示す分解斜視図である。 変形例のインバータ装置の冷却器の周辺の概略構成を表した断面図である。 変形例のインバータ装置の回路構成を示す概略図である。
以下、本発明を具体化した形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔インバータ装置の構成〕
図1は、本実施例のインバータ装置の冷却器周辺の部品構成の概要を示す分解斜視図である。図1に示すように、本実施例のインバータ装置1は、昇圧前平滑用コンデンサC1や昇圧用のリアクトルLや昇圧後平滑用コンデンサC2などの電子部品と、昇圧用スイッチングユニットS1(図2参照)を備える昇圧モジュール10と、を有している。
また、本実施例のインバータ装置1は、3相交流モータジェネレータであるモータジェネレータMG1、MG2、MGR(図2参照)を有している。そして、本実施例のインバータ装置1は、モータジェネレータMG1のための各相用スイッチングユニットS2〜S4(図2参照)を備える第1モジュール12と、モータジェネレータMG2のための各相用スイッチングユニットS5〜S7(図2参照)を備える第2モジュール14とを有する。さらに、モータジェネレータMGRのための各相用スイッチングユニットS8〜S10(図2参照)を備える第3モジュール16を有する。なお、昇圧モジュール10、第1モジュール12、第2モジュール14、第3モジュール16は、本発明のスイッチングモジュールの一例である。
また、本実施例のインバータ装置1は、昇圧前平滑用コンデンサC1や昇圧用のリアクトルLや昇圧後平滑用コンデンサC2などの電子部品と、昇圧モジュール10や第1モジュール12や第2モジュール14や第3モジュール16などのスイッチングモジュールと、を冷却するための冷却器18を有している。なお、冷却器18は、金属や高熱伝導樹脂などの熱伝導性を有する材質からなる。さらに、本実施例のインバータ装置1は、スイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板20を有している。
図2は、本実施例のインバータ装置1の回路構成を示す概略図である。図2に示すように、本実施例のインバータ装置1は、直流電源BTの電圧を昇圧した後に交流に変換して3個のモータジェネレータMG1、MG2、MGRに供給し、又はモータジェネレータMG1、MG2、MGRにより発電した交流を直流に変換した後にその電圧を降圧して直流電源BTに供給するための電気回路を構成している。
ここで、昇圧用スイッチングユニットS1及び各相用スイッチングユニットS2〜S10について説明する。図2に示すように、昇圧用スイッチングユニットS1は、一端が直流電源BTの正極側に接続されたリアクトルLの他端に接続され、リアクトルLに流れる電流のスイッチングを行うためのユニットである。
また、各相用スイッチングユニットS2〜S10は、第1モータジェネレータMG1のU相、V相、W相のそれぞれの相電流を生成するための第1U相用スイッチングユニットS2、第1V相用スイッチングユニットS3、及び第1W相用スイッチングユニットS4と、第2モータジェネレータMG2のU相、V相、W相のそれぞれの相電流を生成するための第2U相用スイッチングユニットS5、第2V相用スイッチングユニットS6、及び第2W相用スイッチングユニットS7と、リアモータジェネレータMGRのU相、V相、W相のそれぞれの相電流を生成するためのリアU相用スイッチングユニットS8、リアV相用スイッチングユニットS9、及びリアW相用スイッチングユニットS10と、から構成される。
図3は、スイッチングユニットS1〜S10の内部構成を示す概略模式図である。本実施例においては、昇圧用スイッチングユニットS1及び各相用スイッチングユニットS2〜S10は、いずれも同様の構成を有している。そこで、昇圧用スイッチングユニットS1の内部構成を代表して説明する。
昇圧用スイッチングユニットS1は、一組(ここでは2個)のスイッチング素子Qa1及びQb1と、各スイッチング素子Qa1及びQb1に並列接続されたダイオードDa1及びDb1と、スイッチング素子Qa1及びダイオードDa1に接続された正極端子Tp1と、スイッチング素子Qb1及びダイオードDb1に接続された負極端子Tn1と、リアクトルL(図1参照)に接続される入力端子Tiと、を備えている。ここで、スイッチング素子Qa1及びQb1は、トランジスタにより構成されている。
ここでは、スイッチング素子Qa1とダイオードDa1とが第1の導体板22上に配置され、スイッチング素子Qb1とダイオードDb1とが第2の導体板24上に配置されている。そして、正極端子Tp1は、第1の導体板22に接続されている。また、負極端子Tn1は、スイッチング素子Qb1及びダイオードDb1に接続されている。また、入力端子Tiは、第2の導体板24に接続されている。なお、各相用スイッチングユニットS2〜S10の場合は、入力端子Tiの代わりに出力端子To2〜To10が第2の導体板24に接続される。
スイッチングユニットS1〜S10内の各スイッチング素子には、制御端子Tc(図1参照)における不図示の一端が接続されている。一方、制御端子Tcの他端は、図1に示す挿通孔26にて制御基板20と接続される。そして、この制御端子Tcを介して送られる制御基板20からの制御信号(バイアス)により、スイッチングユニットS1〜S10内の各スイッチング素子が動作する。
昇圧前平滑用コンデンサC1は、リアクトルLによる昇圧前の電圧を平滑化するコンデンサであって、図1に示すように、入力端子C1aと出力端子C1bとを有している。なお、入力端子C1aは不図示のバスバーにより直流電源BT(図2参照)に接続され、出力端子C1bは不図示のバスバーにより後述するリアクトルLの第1端子Laに接続されている。
図1に示すように、リアクトルLは、第1端子Laと第2端子Lbとを有している。なお、第1端子Laは不図示のバスバーにより昇圧前平滑用コンデンサC1の出力端子C1bに接続され、第2端子Lbは不図示のバスバーにより昇圧用スイッチングユニットS1の入力端子Tiに接続されている。
昇圧後平滑用コンデンサC2は、リアクトルLによる昇圧後の電圧を平滑化するコンデンサであって、図1に示すように、正極側端子C2aと負極側端子C2bとを有している。なお、正極側端子C2aは正極主バスバー31に接続され、負極側端子C2bは負極主バスバー32に接続されている。
図2に示すように、正極主バスバー31はスイッチングユニットS1〜S10の各正極端子Tp1〜Tp10に接続され、負極主バスバー32はスイッチングユニットS1〜S10の各負極端子Tn1〜Tn10に接続されている。
図2に示すように、9本の出力バスバー28の一端は、それぞれ各相用スイッチングユニットS2〜S10の出力端子To2〜To10に接続される。また、9本の出力バスバー28の他端は、それぞれモータジェネレータMG1、MG2、MGRの各相(U相、V相、W相)に接続される。
〔冷却器の説明〕
次に、本実施例のインバータ装置1における冷却器18について、冷却器18の構造と冷却器18への電子部品やスイッチングモジュールの配置を説明する。
図4と図5は、冷却器18の周辺の概略構成を表した断面図である。図4は図1のXZ面における断面図であり、図5は図1のXY面における断面図である。
図4に示すように、冷却器18は、平板部36と、当該平板部36の両方の端部から立った状態で設けられる一対の側面部38,40とを備えている。そして、本実施例では、平板部36と側面部38,40とが垂直に交わっており、冷却器18の断面がコの字に形成されている。そして、冷却器18の内部に設けられた流路34の断面も、コの字に形成されている。なお、本発明は、平板部36と側面部38,40とが垂直に交わっていることに限定されず、90°以外の所定の角度で交わっている実施例においても適用できる。
本実施例では、冷却器18における平板部36の内面42と側面部38の内面44と側面部40の内面46とに囲まれた内部領域に、昇圧用のリアクトルLや昇圧前平滑用コンデンサC1や昇圧後平滑用コンデンサC2などの電子部品を配置している。
また、冷却器18における側面部38の外面48と側面部40の外面50とに、昇圧モジュール10や第1モジュール12や第2モジュール14や第3モジュール16などのスイッチングモジュールを配置している。具体的には、側面部38の外面48に昇圧モジュール10と第1モジュール12とを配置し、側面部40の外面50に第2モジュール14と第3モジュール16とを配置している。
なお、図1に示すように、冷却器18の側面部38の外面48に流路34の面が露出している窓部51が設けられ、この窓部51において、スイッチングモジュールが流路34の面に直接的に接触するように配置されている。また、図1には示されていないが、冷却器18の側面部40の外面50にも窓部51が設けられ、同様に、スイッチングモジュールが流路34の面に直接的に接触するように配置されている。
また、図4に示すように、冷却器18における平板部36の外面52の部分に、ブラケット30を介して制御基板20を配置している。ここで、ブラケット30は、制御基板20を支持するための板状部材であり、金属などの熱伝導性を有する材質からなる。
図5に示すように、冷却器18には、流路34に連通する第1流路口54と第2流路口56とが設けられている。本実施例では、図4と図5とに示すように、冷却水は、第1流路口54から供給されて流路34を経由した後、第2流路口56から排出される。これにより、電子部品やスイッチングモジュールや制御基板20と、冷却水との間で熱交換が行われ、電子部品やスイッチングモジュールや制御基板20の熱を冷却器18の外部に排出する。そのため、電子部品やスイッチングモジュールや制御基板20を冷却することができる。
このように、本実施例のインバータ装置1では、冷却器18が平板部36と平板部36の両方の端部から立設する一対の側面部38,40とを備えているので、側面部38の内面44および外面48と、側面部40の内面46および外面50と、平板部36の内面42および外面52とに、冷却面を設けることができる。そのため、冷却面を多くできることから、電子部品やスイッチングモジュールだけではなく、制御基板20も冷却することができる。したがって、インバータ装置1の冷却効果を向上させることができる。
また、昇圧用のリアクトルLや昇圧前平滑用コンデンサC1や昇圧後平滑用コンデンサC2などの電子部品は発熱すると全体的に熱くなりやすいが、本実施例のインバータ装置1では、冷却器18の内部領域にこれらの電子部品を配置している。そのため、冷却器18の平板部36の内面42と側面部38の内面44と側面部40の内面46において、これらの電子部品を冷却することができる。したがって、前記の特許文献1の技術のように電子部品の一面のみ冷却する場合に比べて、電子部品の冷却効果を向上させることができる。
また、冷却器18が平板部36と平板部36の両方の端部から立設する一対の側面部38,40とを備えているので、側面部38の内面44および外面48と、側面部40の内面46および外面50と、平板部36の内面42および外面52とに、冷却面を設けることができる。そのため、狭い領域内にコンパクトに多くの冷却面を設けることができる。したがって、多くの電子部品やスイッチングモジュールを冷却器18に取り付けて、コンパクトにインバータ装置1に一体化させることができる。ゆえに、インバータ装置1の小型化を図りつつ、多くの電子部品や多くのスイッチングモジュールなどを冷却することができる。
また、昇圧モジュール10や第1モジュール12や第2モジュール14や第3モジュール16などのスイッチングモジュールは、図1に示すような本体部58,60,62,64の内部にスイッチングユニットS1〜S10(図2参照)を備えている。そして、スイッチングモジュールは、スイッチングユニットS1〜S10に接続する高圧端子(本発明の接続端子の一例)として、正極主バスバー31に接続する正極端子Tp1〜Tp10、負極主バスバー32に接続する負極端子Tn1〜Tn10、出力バスバー28に接続する出力端子To2〜To10、リアクトルLに接続する不図示のバスバーに接続する入力端子Tiなどを有する。また、スイッチングモジュールは、スイッチングユニットS1〜S10に接続する制御端子として、制御基板20に接続する制御端子Tcを有する。
そして、本実施例では、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に、すなわち、側面部38,40における平板部36側の端部38a,40aと反対側の端部38b,40b側に高圧端子が位置し、側面部38,40における平板部36側の端部38a,40a側に制御端子Tcが位置するように、スイッチングモジュールを配置している。また、リアクトルLの第1端子Laや第2端子Lb、昇圧前平滑用コンデンサC1の入力端子C1aや出力端子C1b、昇圧後平滑用コンデンサC2の正極側端子C2aや負極側端子C2bなどの電子部品の高圧端子(本発明の接続端子の一例)が、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に、すなわち、側面部38,40における端部38b,40b側に位置するように配置している。
これにより、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に高圧端子を集約することができる。そのため、前記の特許文献1の技術のように、冷却プレート(冷却器)にバスバーに接続する高圧端子を挿通するための穴を開けなくても、バスバーと高圧端子との接続を容易に行うことができる。
また、本実施例では、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に高圧端子を集約して、冷却器18における平板部36の外面52にスイッチングモジュールの駆動制御を行う制御基板20を配置している。そのため、高圧端子に接続し高電圧が印加され大電流が流れるバスバーと、制御基板20とが、冷却器18の同一面に混在しない。したがって、バスバーから制御基板20へ伝搬しうる電磁ノイズを遮断するためのシールド板などが不要になり、部品点数を削減でき、インバータ装置1の小型化を図ることができる。
また、冷却器18の内部領域に電子部品を配置する場合には、予め冷却器18の内部領域に電子部品を配置した状態で、冷却器18と電子部品とを樹脂モールドにより一体成形してもよい。これにより、電子部品の熱が冷却器18の流路34内の冷却水に伝達して熱交換がされ易くなるので、電子部品の冷却効果を向上させることができる。
以上のように、本実施例によれば、昇圧用のリアクトルLや昇圧前平滑用コンデンサC1や昇圧後平滑用コンデンサC2などの電子部品を冷却器18における平板部36の内面42と一対の側面部38,40の内面44,46とにより囲まれた内部領域に配置するので、複数の面で電子部品を冷却することができ、冷却効果の向上を図ることができる。また、冷却器18が平板部36と当該平板部36の両方の端部から立設する一対の側面部38,40とを備えるので、コンパクトに多くの冷却面を形成することができ、インバータ装置1の小型化を実現することができる。そのため、本発明によれば、冷却効果の向上を図りつつインバータ装置1の小型化を実現することができる。
〔変形例〕
図6は、変形例のインバータ装置2の冷却器周辺の部品構成の概要を示す分解斜視図である。図7は、図6のXY面における断面図である。図8は、変形例のインバータ装置2の回路構成図である。図6と図7に示すように、変形例のインバータ装置2では、DC/DCコンバータモジュール66を冷却器18の側面部38の外面48にブラケット67を介して配置している。ここで、ブラケット67は、DC/DCコンバータモジュール66を支持するための板状部材であり、金属などの熱伝導性を有する材質からなる。
図6に示すように、DC/DCコンバータモジュール66は、本体部68と、正極端子+INと負極端子−INと、出力端子12VOUTと、制御端子Tcとを備えている。図8に示すように、正極端子+INに正極BTの+を接続し、負極端子−INに負極BTの−を接続している。また、出力端子12VOUTに出力バスバー28を接続している。
そして、変形例ではDC/DCコンバータモジュール66を、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に、すなわち、側面部38における平板部36側の端部38aと反対側の端部38b側に正極端子+INと負極端子−INと出力端子12VOUTなどの高圧端子(本発明の接続端子の一例)が位置し、側面部38における平板部36側の端部38a側に制御端子Tcが位置するように、配置する。これにより、変形例によれば、DC/DCコンバータモジュール66を冷却することができ、冷却効果が向上する。
また、冷却器18が平板部36と当該平板部36の両方の端部から立設する一対の側面部38,40とを備えているので、コンパクトに多くの冷却面を形成することができ、DC/DCコンバータモジュール66を追加してもインバータ装置2の小型化を実現することができる。そのため、本発明によれば、冷却効果の向上を図りつつインバータ装置2の小型化を実現することができる。
また、スイッチングモジュールの高圧端子とDC/DCコンバータモジュール66の高圧端子とを、冷却器18の断面形状におけるコの字の開口部側に集約できる。そのため、前記の特許文献1の技術のように、冷却プレート(冷却器)にバスバーに接続する高圧端子を挿通するための穴を開けなくても、バスバーと高圧端子との接続を容易に行うことができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
本実施例では、3つのモータジェネレータMG1,MG2,MGRを用いた実施例を挙げて説明したが、これに限定されず、2つまたは4つ以上のモータジェネレータを用いた実施例にも適用ができる。
また、電子部品として、リアクトルLと、昇圧前平滑用コンデンサC1と、昇圧後平滑用コンデンサC2と、の少なくとも1つを備える実施例にも適用ができる。
1 インバータ装置
10 昇圧モジュール
12 第1モジュール
14 第2モジュール
16 第3モジュール
18 冷却器
20 制御基板
28 出力バスバー
34 流路
36 平板部
38 側面部
40 側面部
C1 昇圧前平滑用コンデンサ
C2 昇圧後平滑用コンデンサ
L リアクトル
S1〜S10 スイッチングユニット
BT 直流電源
Tp1〜Tp10 正極端子
Tn1〜Tn10 負極端子
Ti 入力端子
To2〜To10 出力端子
Tc 制御端子
+IN DC/DCのコンバータモジュールの正極端子
−IN DC/DCのコンバータモジュールの負極端子
12VOUT DC/DCのコンバータモジュールの出力端子

Claims (6)

  1. 電子部品と、バスバーと、スイッチング素子と前記バスバーに接続する接続端子とを備えるスイッチングモジュールと、前記電子部品と前記スイッチングモジュールとを冷却する冷却器と、を有するインバータ装置において、
    前記冷却器は、平板部と当該平板部の両方の端部から立設する一対の側面部とを備え、
    前記電子部品は、前記平板部の内面と前記一対の側面部の内面とにより囲まれた内部領域に配置され、
    前記スイッチングモジュールは、前記側面部の外面に配置され、
    前記スイッチングモジュールの前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、
    を特徴とするインバータ装置。
  2. 請求項1に記載するインバータ装置において、
    前記電子部品は、前記バスバーに接続する接続端子を備え、
    前記電子部品の前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、
    を特徴とするインバータ装置。
  3. 請求項1または2に記載するインバータ装置において、
    前記スイッチングモジュールの駆動を制御する制御基板を有し、
    前記制御基板は、前記平板部の外面に配置されること、
    を特徴とするインバータ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載するインバータ装置において、
    前記電子部品と前記冷却器とは、樹脂モールドにより一体成形されていること、
    を特徴とするインバータ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載するインバータ装置において、
    前記側面部の外面に配置されたDC/DCコンバータモジュールを有し、
    前記DC/DCコンバータモジュールは、前記バスバーに接続する接続端子を備え、
    前記DC/DCコンバータモジュールの前記接続端子は、前記側面部における前記平板部側の端部に対して反対側の端部側に位置すること、
    を特徴とするインバータ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載するインバータ装置において、
    前記電子部品として、昇圧用のリアクトルと、前記リアクトルによる昇圧前の電圧を平滑化する昇圧前平滑用コンデンサと、前記リアクトルによる昇圧後の電圧を平滑化する昇圧後平滑用コンデンサと、の少なくとも1つを備えること、
    を特徴とするインバータ装置。
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