JP2011211829A - 発電機 - Google Patents

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忠之 金谷
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Abstract

【課題】小型化する。
【解決手段】発電機は、シャフト31と、ロータホルダ32と、前記ロータホルダの天板部の下方に位置する略円筒状のスリーブ23と、軸方向の位置が前記シャフトに対して固定され、前記スリーブの前記軸方向の一方側において、前記スリーブの一方の端面に接するスラスト軸受部4と、前記シャフトに取り付けられ、前記スリーブの前記軸方向の他方側において、前記スリーブの他方の端面と対向する抜止部と、ロータマグネット34と、電機子22と、を備え、前記ロータマグネット34の前記軸方向における磁気的中心位置が、前記電機子22の前記軸方向における磁気的中心位置よりも前記一方側に位置し、前記スリーブの前記一方の端面と前記スラスト軸受部4との接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さく、前記スリーブ23の前記他方の端面と前記抜止部とを接触させた際の接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話や携帯型電子機器に搭載される小型の発電機に関する。
近年、携帯電話が世界的に普及している。特に、固定電話や電力に関するインフラが十分に整備されていない発展途上国での普及が重要視されている。そこで、発電機を備えた携帯電話の開発が検討されている。
従来より、携帯ラジオ等に使用される小型の発電機が知られている。このような発電機として、例えば、特開平10−127012号公報に開示されたものを挙げることができる。しかし、従来の小型の発電機であっても、携帯電話に搭載するには大きすぎるため、携帯電話のサイズを大きくする等の工夫が必要であった。
特開平10−127012号公報
発電機を搭載した携帯電話を市場に大量に供給するには、インフラが不十分な地域専用ではなく、都市部においても同様に普及させることを望まれる。そのためには、通常の携帯電話と同様の携帯性が求められる。したがって、通常サイズの携帯電話に搭載可能な発電機が求められる。しかし、現在の携帯電話は非常に小型化が進んでいるため、搭載可能な程度に小型化を図ることは容易ではない。
本発明は、小型化に適した構造を有する発電機を提供することを目的としている。
本発明の一の側面からは、発電機は、上下方向を向く中心軸に沿って配置されるシャフトと、前記中心軸を中心として前記シャフトと共に回転する有蓋略円筒状のロータホルダと、前記シャフトが挿入され、前記ロータホルダの天板部の下方に位置する略円筒状のスリーブと、軸方向の位置が前記シャフトに対して固定され、前記スリーブの前記軸方向の一方側において、前記スリーブの一方の端面に接するスラスト軸受部と、前記シャフトに取り付けられ、前記スリーブの前記軸方向の他方側において、前記スリーブの他方の端面と対向する抜止部と、前記ロータホルダの円筒部の内側面に配置されたロータマグネットと、前記ロータマグネットの径方向内側に配置された電機子と、を備え、前記ロータマグネットの前記軸方向における磁気的中心位置が、前記電機子の前記軸方向における磁気的中心位置よりも前記一方側に位置し、前記スリーブの前記一方の端面と前記スラスト軸受部との接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さく、前記スリーブの前記他方の端面と前記抜止部とを接触させた際の接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さい。
本発明によれば、発電機を容易に小型化することができる。
図1は、第1の実施形態に係る発電機の断面図である。 図2は、ロータマグネット近傍の拡大図である。 図3は、スリーブ近傍の拡大図である。 図4は、他の例に係る発電機の断面図である。 図5は、第2の実施形態に係る発電機の断面図である。 図6は、第3の実施形態に係る発電機の断面図である。 図7は、発電機のさらに他の例を示す図である。 図8は、発電機のさらに他の例を示す図である。
本明細書では、発電機の中心軸方向における回転部側を「上側」と呼び、静止部側を「下側」と呼ぶ。本発明の説明における上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸方向を単に「軸方向」と呼ぶ。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る例示的な発電機1の縦断面図である。図1では、細部の断面における平行斜線を省略している。発電機1は、携帯電話や小型の携帯型電子機器に搭載される。発電機1は、固定組立体である静止部2と、回転組立体である回転部3と、を備える。発電機1は、アウタロータ型である。
静止部2は、取付板21と、電機子22と、スリーブ23と、スリーブホルダ24と、配線基板25と、を備える。スリーブホルダ24は略円筒状である。スリーブ23はスリーブホルダ24に挿入され、スリーブホルダ24の内側面に固定される。スリーブホルダ24の下部241は、一部を塑性変形させて取付板21を挟むことにより、取付板21に固定される。スリーブ23は略円筒状であり、1つのみ設けられる。スリーブ23は、多孔質金属焼結体に潤滑油を含浸させたものである。スリーブ23の径方向の厚さは、スリーブホルダ24の径方向の厚さよりも厚い。
電機子22はスリーブホルダ24の外側面に固定される。電機子22は、コア221と、複数のコイル222と、を備える。コア221は、積層鋼板にて形成される。コイル222は、コア221のティース223上に形成される。配線基板25は、取付板21上に配置され、電機子22に接続される。配線基板25は可撓性を有する。
回転部3は、シャフト31と、ロータホルダ32と、ボス部33と、ロータマグネット34と、スラストワッシャ35と、抜止ワッシャ36と、を備える。シャフト31は、上下方向を向く中心軸J1に沿って配置される。シャフト31はスリーブ23に挿入され、潤滑油を介してラジアル方向に支持される。スリーブ23の上側にて、ボス部33がシャフト31に圧入されてシャフト31に固定される。
ロータホルダ32は、有蓋略円筒状であり、天板部321と、円筒部322と、を備える。ロータホルダ32は磁性材料にて形成される。ロータホルダ32は、金属の板部材をプレス加工することにより成型される。天板部321は中心軸J1に垂直な略円盤状である。スリーブ23は天板部321の下方に位置する。円筒部322は天板部321の外縁部から下方に延びる。天板部321のシャフト31近傍の部位323は、ボス部33の一部を塑性変形させてボス部33に挟まれることにより、ボス部33に固定される。ロータホルダ32がシャフト31に間接的に固定されることにより、ロータホルダ32は中心軸J1を中心としてシャフト31と共に回転する。
ロータマグネット34は、円筒部322の内側面に取り付けられる。ロータマグネット34は円筒部322の内側面に間接的に配置されてもよい。ロータマグネット34は、円環状である。ロータマグネット34は、複数のセグメントを周方向に配列して構成されてもよい。電機子22は、ロータマグネット34の径方向内側に配置される。回転部3が回転することにより、ロータマグネット34と電機子22との間にて、誘導起電力が生じる。得られた電力は配線基板25を介して取り出される。
図2は、ロータマグネット34近傍の拡大図である。ロータマグネット34の軸方向における磁気的中心位置M1は、電機子22の軸方向における磁気的中心位置M2よりも上方に位置する。これにより、回転部3には静止部2に向かう力が作用する。ただし、ロータマグネット34の上面341は、電機子22のティース223の先端の上面224よりも上側に位置し、ロータマグネット34の下面342は、ティース223の先端の下面225よりも下側に位置する。これにより、発電効率の低下が抑制される。
発電機1の直径は約16mmであり、シャフト31を除く高さは約4mmである。位置M1と位置M2との間の距離は約0.1mmである。磁気的中心位置のずれ量が大きいほど誘導起電力が低下して発電効率が低下する。このため、発電機1では、ずれ量を最小限に抑えている。ずれ量を最小限に抑えた場合、スラスト軸受部4がスリーブ23に押しつけられる力が低下するため、抜止部は必須となる。
取付板21は、ステンレス鋼等の非磁性材料にて形成されることが好ましい。これにより、ロータマグネット34からの磁束が取付板21へと流入することが防止され、発電効率の低下が防止される。
ロータホルダ32の天板部321の外周部には、ロータマグネット34の上面341に向かって下方へと折れ曲がる段差324が形成される。すなわち、段差324よりも径方向外側の部位は、段差324よりも径方向内側の部位よりも下方に位置する。段差324から円筒部322の内側面までの距離は、ロータマグネット34の径方向の幅よりも小さい。したがって、段差324の径方向外側において天板部321とロータマグネット34の上面341とが当接し、段差324の径方向内側において天板部321とロータマグネット34の上面341とが離間する。
これにより、ロータマグネット34から電機子22へと流れる磁束を多くすることができ、発電効率の向上および回転部3に与える軸方向の力の向上が実現される。段差324は可能な範囲内で最も径方向外側に設けられることが好ましい。また、段差324を設けることにより、ロータマグネット34と天板部321とを当接させてもロータマグネット34が上方に位置し過ぎることが防止され、発電効率の低下が防止される。さらに、取付板21を磁性材料にて形成する場合は、取付板21とロータマグネット34との間の磁気的吸引力を得ることができる。
ロータマグネット34は着磁された状態で円筒部322の内側面に接着剤を用いて取り付けられる。このとき、ロータマグネット34は天板部321に吸引される。したがって、天板部321とロータマグネット34との間に隙間を設けてロータマグネット34を固定することは容易ではない。これに対し、発電機1では、ロータマグネット34の位置を天板部321に突き当てて決定するため、ロータマグネット34の取付を容易に行うことができる。
図3は、スリーブ23近傍の拡大図である。天板部321のシャフト31近傍の部位323は、スリーブ23の上面231に近づくように下方へと折れ曲がる。軸方向においてコイル222の上部(正確には、上端)は、部位323の下端よりも上側に位置する。これにより、ロータホルダ32をボス部33に固定するスペースを確保しつつ、発電機1の高さを低く抑えることが実現される。
スラストワッシャ35は円環状かつ板状であり、樹脂にて形成される。スラストワッシャ35は、ボス部33とスリーブ23の上面231との間に配置される。回転部3には静止部2に向かう力が作用するため、スラストワッシャ35はボス部33およびスリーブ23の上面231の双方に接する。これにより、回転部3が上下に移動して発電効率が低下してしまうことが防止される。スラストワッシャ35は摺接部材として機能し、スラストワッシャ35およびスリーブ23の潤滑油により、回転部3の円滑な回転を実現しつつ回転部3がスラスト方向に安定して支持される。換言すれば、ボス部33のスリーブ23の上面231に対向する部位とスラストワッシャ35とにより、スラスト軸受部4が構成される。スラスト軸受部4は、軸方向の位置がシャフト31に対して固定され、スリーブ23の上面231に接する。
スラストワッシャ35の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。したがって、スリーブ23の上面231とスラスト軸受部4との接触領域の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。これにより、スラスト軸受部4の周囲における設計の自由度が向上し、発電機1の小型化が容易となる。スラストワッシャ35を2枚重ねることにより、耐摩耗性がさらに向上されてもよい。
シャフト31の上部311は径が小さく、ピニオンギアが固定される(図4参照)。ピニオンギアは他のギアを介してハンドルに接続され、ハンドルを回転することにより発電機1に回転力が入力される。シャフト31の下部には、外周に沿って環状の溝312が形成される。抜止ワッシャ36は円環状かつ薄板状であり、樹脂にて形成される。溝312に抜止ワッシャ36の内周部が嵌め込まれることにより、抜止ワッシャ36がシャフト31に取り付けられる。抜止ワッシャ36は、スリーブ23の下側においてスリーブ23の下面232と対向する。溝312は、スリーブ23の下面232よりも下側に形成される。これにより、抜止ワッシャ36は下面232から離間する。
回転部3を上方に引き上げると、抜止ワッシャ36がスリーブ23の下面232と当接する。これにより、シャフト31がスリーブ23から抜けることが防止される。抜止ワッシャ36の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。したがって、スリーブ23の下面232と抜止ワッシャ36とを接触させた際の接触領域の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。これにより、抜止ワッシャ36の周囲における設計の自由度が向上し、発電機1の小型化が容易となる。
発電機1では、ロータマグネット34の磁気的中心位置と電機子22の磁気的中心位置とのずれ量を最小限に抑えているため、回転部3が上方に移動する可能性が高い。しかし、この場合であっても抜止部である抜止ワッシャ36がスリーブ23のみと当接するため、発電機1の破損や劣化を抑制することができる。
スリーブホルダ24の下部241は、スリーブ23の下面232よりも下方に円筒状に突出する。抜止ワッシャ36は、下部241の内側に位置する。これにより、発電機1の薄型が実現される。
上記実施形態にて説明した構造から導かれる作用効果は、以下の他の実施形態における同様の構造からも導かれる。
図4は、発電機1の他の例を示す断面図である。断面における平行斜線を省略している。以下の他の図においても同様である。ボス部33が樹脂等の柔らかい材料にて形成される場合、図4に示すように、スラストワッシャ35が省略され、ボス部33とスリーブ23の上面231とが直接接してもよい。この場合、ボス部33の下部が、直接的にスラスト軸受部4として機能する。なお、図4においてもボス部33は金属により形成されてもよい。この場合、ボス部33の下面に鏡面加工が施されたり、下面に動圧溝が設られる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る発電機1aの断面図である。発電機1aでは、ロータホルダ32がシャフト31に直接固定される。他の構造は第1の実施形態と同様であり、同符号を付して説明する。
ロータホルダ32のシャフト31近傍の部位323は、一旦、スリーブ23の上面231に向かって折れ曲がり、バーリング加工により上方に向かって円筒状に延びる。この円筒部325内にシャフト31が圧入されることにより、ロータホルダ32がシャフト31に固定される。部位323とスリーブ23の上面231との間には、スラストワッシャ35が挟まれるようにして配置される。これにより、部位323の上面231に対向する部位およびスラストワッシャ35が、スラスト軸受部4を構成する。
発電機1aでは、ボス部を省略することにより、部品点数および組み立て工数を削減することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る発電機1bの断面図である。発電機1bでは、シャフト31の下部の溝312に樹脂にて形成されたスラストワッシャ35aが取り付けられる。ボス部33の下側には、樹脂にて形成されたワッシャ37が設けられる。ロータマグネット34の軸方向における磁気的中心位置は、電機子22の軸方向における磁気的中心位置よりも下方に位置する。ただし、第1の実施形態と同様に、ロータマグネット34の上面は、電機子22のティースの先端の上面よりも上側に位置し、ロータマグネット34の下面は、ティースの先端の下面よりも下側に位置する。他の構造は第1の実施形態と同様であり、同様の構成には同符号を付す。
発電機1bでは、ロータマグネット34および電機子22の磁気的中心位置の関係から、回転部3に静止部2から離れる方向の力が作用する。これにより、スラストワッシャ35aがスリーブ23の下面232と溝312の側面とに接し、スラストワッシャ35aの軸方向の位置がシャフト31に対して固定される。
スラストワッシャ35aの外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。したがって、スリーブ23の下面232とスラスト軸受部であるスラストワッシャ35aとの接触領域の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。これにより、スラストワッシャ35aの周囲における設計の自由度が向上し、発電機1bの小型化が容易となる。
一方、スリーブ23の上面231側では、シャフト31に取り付けられたボス部33の下部がスリーブ23の上面231から離間しつつ対向する。なお、ワッシャ37は、ボス部33の下面に接してもよく、スリーブ23の上面231に接してもよい。
回転部3を下方に押し下げると、ボス部33がスリーブ23の上面231とワッシャ37を介して当接する。このように、発電機1bではボス部33のスリーブ23の上面に対向する部位およびワッシャ37が抜止部としての役割を果たす。ボス部33のシャフト31近傍の下部およびワッシャ37の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。したがって、スリーブ23の上面231とワッシャ37とを接触させた際の接触領域の外径は、スリーブ23の外径よりも小さい。これにより、ボス部33の下部の周囲における設計の自由度が向上し、発電機1bの小型化が容易となる。また、回転部3が下方に移動した場合であっても、抜止部がスリーブ23のみと当接するため、発電機1bの破損や劣化を抑制することができる。
スリーブホルダ24の下部241は、第1の実施形態と同様に、スリーブ23の下面232よりも下方に円筒状に突出する。スラストワッシャ35aは、下部241の内側に位置する。これにより、発電機1bの薄型が実現される。
発電機1bにおいても、ワッシャ37は省略されてよく、図5に示す形状のロータホルダ32が採用されてもよい。後述の図7および図8においても同様である。
なお、発電機1bでは取付板21を磁性材料で形成すると、ロータマグネット34と取付板21との間に磁気的吸引力が作用し、ロータマグネット34が電機子22から受ける上方に向かう力が相殺されてしまう。したがって、発電機1bでは、取付板21は非磁性材料にて形成されることが特に好ましい。
図6では、図3と比べて、スラスト軸受部と抜止部との位置関係が上下逆転していると捉えることができる。したがって、図3および図6の構造は、スリーブ23の軸方向の一方側に、スリーブ23の一方の端面に接するスラスト軸受部が設けられ、スリーブ23の軸方向の他方側に、スリーブ23の他方の端面と対向する抜止部が設けられると捉えることができる。抜止部はスリーブ23の他方の端面から離れていてもよく、接していてもよい。また、ロータマグネット34の軸方向における磁気的中心位置は、電機子22の軸方向における磁気的中心位置よりも上記一方側に位置する。
そして、スリーブ23の一方の端面とスラスト軸受部との接触領域の外径が、スリーブ23の外径よりも小さく、スリーブ23の他方の端面と抜止部とを接触させた際(最初から接触している場合を含む。)の接触領域の外径が、スリーブ23の外径よりも小さいことにより、発電機の小型化が容易に実現される。スラスト軸受部と抜止部とがスリーブ23の上下に分けて設けられることによっても、上下のスペースを有効に利用することが実現され、発電機の小型化が容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施形態では、シャフト31の上部から回転力が入力されるが、図7および図8に示すように、シャフト31の下部にピニオンギア5を設け、下部から回転力が入力されてもよい。
スリーブ23は焼結体でなくてもよく、シャフト31と円滑に摺接することができる樹脂等の他の材料にて形成されたものであってもよい。また、シャフト31の溝312の幅を大きくし、抜止ワッシャ36は、スリーブ23の下面232に付着した状態にて設けられてもよい。さらに、ワッシャ状でない部材にて抜止部が構成されてもよい。
ロータマグネット34とロータホルダ32の天板部321とは離れてもよい。ロータマグネット34と天板部321との間に非磁性の別の部材が介在してもよい。スリーブホルダ24と取付板21とは、一繋がりの部材であってもよい。すなわち、スリーブホルダ24の下部241は、取付板21と連続する状態で取付板21に固定されてもよい。
上記各実施形態にて説明した構造は、可能な範囲内で他の実施形態にて採用されてよい。
本発明は、携帯電話や様々な他の携帯型電子機器の発電機として利用可能である。
1,1a,1b 発電機
4 スラスト軸受部
21 取付板
22 電機子
23 スリーブ
24 スリーブホルダ
31 シャフト
32 ロータホルダ
33 ボス部
34 ロータマグネット
35 スラストワッシャ
36 抜止ワッシャ
37 ワッシャ
222 コイル
223 ティース
231 (スリーブの)上面
232 (スリーブの)下面
241 (スリーブホルダの)下部
321 天板部
322 円筒部
323 (ロータホルダのシャフト近傍の)部位
324 段差
J1 中心軸
M1,M2 磁気的中心位置

Claims (10)

  1. 上下方向を向く中心軸に沿って配置されるシャフトと、
    前記中心軸を中心として前記シャフトと共に回転する有蓋略円筒状のロータホルダと、
    前記シャフトが挿入され、前記ロータホルダの天板部の下方に位置する略円筒状のスリーブと、
    軸方向の位置が前記シャフトに対して固定され、前記スリーブの前記軸方向の一方側において、前記スリーブの一方の端面に接するスラスト軸受部と、
    前記シャフトに取り付けられ、前記スリーブの前記軸方向の他方側において、前記スリーブの他方の端面と対向する抜止部と、
    前記ロータホルダの円筒部の内側面に配置されたロータマグネットと、
    前記ロータマグネットの径方向内側に配置された電機子と、
    を備え、
    前記ロータマグネットの前記軸方向における磁気的中心位置が、前記電機子の前記軸方向における磁気的中心位置よりも前記一方側に位置し、
    前記スリーブの前記一方の端面と前記スラスト軸受部との接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さく、
    前記スリーブの前記他方の端面と前記抜止部とを接触させた際の接触領域の外径が、前記スリーブの外径よりも小さい、発電機。
  2. 前記スリーブが挿入される略円筒状のスリーブホルダ、をさらに備え、
    前記スリーブホルダの下部が、前記スリーブの下面よりも下方に突出し、前記スラスト軸受部および前記抜止部の一方が、前記スリーブホルダの前記下部の内側に位置する、請求項1に記載の発電機。
  3. 前記スリーブの上側において前記シャフトに固定されるボス部、をさらに備え、
    前記ロータホルダが前記ボス部に固定され、
    前記スリーブの前記一方の端面が前記スリーブの上面であり、
    前記スラスト軸受部が、前記ボス部における前記スリーブの前記上面に対向する部位を含む、請求項1または2に記載の発電機。
  4. 前記スラスト軸受部が、前記ボス部と前記スリーブとの間に配置され、樹脂にて形成された摺接部材、をさらに備える、請求項3に記載の発電機。
  5. 前記ロータホルダが、前記シャフトに固定され、
    前記スリーブの前記一方の端面が前記スリーブの上面であり、
    前記ロータホルダのうち前記シャフト近傍の部位が、前記スリーブの前記上面に向かって折れ曲がり、
    前記スラスト軸受部が、前記ロータホルダにおける前記スリーブの前記上面に対向する部位を含む、請求項1または2に記載の発電機。
  6. 前記スリーブの上側において前記シャフトに固定されるボス部、をさらに備え、
    前記ロータホルダが前記ボス部に固定され、
    前記スリーブの前記他方の端面が前記スリーブの上面であり、
    前記抜止部が、前記ボス部における前記スリーブの前記上面に対向する部位を含む、請求項1または2に記載の発電機。
  7. 前記ロータマグネットの上面が、前記電機子のティースの先端の上面よりも上側に位置し、前記ロータマグネットの下面が、前記ティースの前記先端の下面よりも下側に位置する、請求項1ないし6のいずれかに記載の発電機。
  8. 前記スリーブホルダの前記下部が固定される、非磁性材料にて形成された取付板、をさらに備える、請求項2に記載の発電機。
  9. 前記ロータホルダの前記天板部の外周部に、前記ロータマグネットの上面に向かって下方へと折れ曲がる段差が形成されており、
    前記段差の径方向外側において前記天板部と前記ロータマグネットの前記上面とが当接し、
    前記段差の径方向内側において前記天板部と前記ロータマグネットの前記上面とが離間する、請求項1ないし8のいずれかに記載の発電機。
  10. 前記ロータホルダのうち前記シャフト近傍の部位が、前記スリーブの上面に近づくように下方へと折れ曲がり、
    前記軸方向において前記電機子のコイルの上部が、前記ロータホルダの前記シャフト近傍の部位の下端よりも上側に位置する、請求項1ないし9のいずれかに記載の発電機。
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