JP2011211828A - 力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷変動に対する出力電圧検出回路の応答遅れを速めて出力電圧を安定にする力率改善回路。
【解決手段】出力電圧を検出し検出された検出電圧と第1基準電圧との誤差電圧を制御回路に出力する出力電圧検出回路EAMP、検出電圧と第1基準電圧より小さい第2基準電圧とを比較する第1比較手段COMP4、検出電圧と第1基準電圧より大きい第3基準電圧とを比較する第2比較手段COMP5、検出電圧が第2基準電圧以下であるとき出力電圧が大きくなるように出力電圧検出回路の出力端子に電流を流し込み、検出電圧が第3基準電圧を越えるとき出力電圧が小さくなるように出力電圧検出回路の出力端子から電流を引き抜く補正手段Ia,Ibを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流を直流に変換して出力するAC−DCコンバータに設けられる力率改善回路に関する。
図8は従来のAC−DCコンバータの一例の構成を示す図である(特許文献1)。このAC−DCコンバータは、交流電源ACから供給される交流を整流する整流器DBと、整流器DBの出力に接続され力率を改善し且つ電力又は電流を予め定められた値に制限して出力する力率改善回路11aと、力率改善回路11aから出力される電圧を他の電圧に変換するDC−DCコンバータ12と、エネルギーを蓄積する電気二重層コンデンサEDLCと、一方の入出力端子が力率改善回路11aの出力に接続され、他方の入出力端子が電気二重層コンデンサEDLCに接続され、双方向に電力変換を行う双方向DC−DCコンバータ13を備えている。
このAC−DCコンバータによれば、商用電源の一般コンセントから大電力を取得することができ、しかも、より高いピーク電力に対応できる安価なAC−DCコンバータを提供できる。
図9は従来のAC−DCコンバータに設けられる力率改善回路の一例の構成を示す図である(特許文献1)。図9において、整流器DBで全波整流して得られた電圧の正弦波成分は、抵抗R1と抵抗R2とによって検出され、乗算器MPYの一方の入力端子に送られる。
フリップフロップFFがセットされ、スイッチング素子Q1がオンされると、整流器DBからリアクトルL1の1次巻線N1、スイッチング素子Q1及び抵抗R5を介して電流が流れる。この時、リアクトルL1にエネルギーが蓄えられる。出力電圧Voutは、抵抗R6と抵抗R7と抵抗R8とで分圧され、分圧電圧は、定電流出力型のコンダクティブアンプから成るオペアンプOTA1により基準電圧ES2と比較される。オペアンプOTA1の出力は、コンデンサC3、抵抗R4及びコンデンサC2からなる位相補償回路を介して乗算器MPYの他方の入力端子に送られる。
乗算器MPYは、抵抗R1と抵抗R2の接続点の電圧とオペアンプOTA1から位相補償回路を介して入力される電圧とを乗算し、乗算結果をスイッチング電流の目標値としてコンパレータCOMP2に出力する。
スイッチング素子Q1に流れるスイッチング電流は、抵抗R5の両端電圧として検出され、検出電流は、コンパレータCOMP2により、乗算器MPYから入力されるスイッチング電流の目標値と比較される。スイッチング電流が目標値に達すると、コンパレータCOMP2から論理和回路ORを介して送られてくる信号によりフリップフロップFFがリセットされ、スイッチング素子Q1はオフされる。
スイッチング素子Q1がオフされると、リアクトルL1に蓄えられたエネルギーが入力電圧に重畳され、出力整流ダイオードD1及び出力コンデンサC4を介して外部に出力される。この時、リアクトルL1のエネルギーの放出が終了すると、リアクトルL1の巻線N2の電圧が反転する。反転電圧は、コンパレータCOMP1で基準電圧ES1と比較することにより検出され、再びフリップフロップFFがセットされ、スイッチング素子Q1がオンされる。上述した動作を繰り返すことにより力率改善が行われる。
さらに、従来の力率改善回路11cは、抵抗R6と抵抗R7との間に抵抗R8が追加されるとともに、オペアンプOP1及び論理和回路ORが追加されて構成されている。これら抵抗R8及びオペアンプOP1は高速応答出力電圧検出回路を構成する。
出力電圧検出回路においては、抵抗R8と抵抗R7の接続点がオペアンプOTA1の反転入力端子に接続されている。高速応答出力電圧検出回路においては、オペアンプOP1の非反転入力端子に抵抗R6と抵抗R8の接続点が接続され、反転入力端子に基準電圧ES2が供給される。オペアンプOP1の出力は、論理和回路ORに送られ、論理和回路ORにコンパレータCOMP2の出力が入力される。論理和回路ORの出力は、フリップフロップFFのリセット端子Rに供給される。
オペアンプOP1は、出力電圧検出回路(オペアンプOTA1)で検出される出力電圧より僅かに(所定値だけ)高い電圧を検出し、フリップフロップFFをリセットする。オペアンプOP1の出力側には、位相補償回路が設けられておらず、高速な応答が可能になる。
このように、AC−DCコンバータによれば、応答が遅い出力電圧検出回路を有しながら、高速な応答が可能な高速応答出力電圧検出回路を新たに付加することにより負荷の急変により発生するオーバーシュートを防止できる。即ち、力率改善回路の出力電圧検出回路の誤差信号出力を時定数回路(位相補償回路)で遅らせることで、力率改善回路から出力される電力を制限し、不足分は並列接続された電気二重層コンデンサEDLCから供給し、且つ、出力電圧検出回路に高速アンプ(オペアンプOP1)を併設して、ピーク電力が減少した時の力率改善回路の出力電圧オーバーシュートを防止できる。
特開2009−27887号公報
上述したAC−DCコンバータでは、力率改善回路の出力電圧を時定数で遅らせることで、本来の応答性は低下するが、力率改善回路とは別に電気二重層コンデンサEDLCが設けられ、ピーク電力の不足分は電気二重層コンデンサEDLCからの蓄積エネルギーを利用して、交流電源からの入力電流を15A以下に抑制している。
しかしながら、電気二重層コンデンサEDLCがなければ、ピーク電力に応じて力率改善回路の出力電圧の応答について、高速アンプによる上限電圧では過電圧制限に対する応答は速くても、出力電圧の過電圧制限がかからない出力電圧以下の電圧範囲では、出力電圧検出回路の出力信号を時定数回路(位相補償回路)で遅らせている分、出力電圧は大きく変動することになる。
本発明は、負荷変動に対する出力電圧検出回路の応答遅れを速めて出力電圧を安定にする力率改善回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、交流電源からの交流を整流する整流器の出力側に接続されて力率を改善し且つ制御回路の制御信号により出力電圧を制御する力率改善回路であって、前記出力電圧を検出し検出された検出電圧と第1基準電圧との誤差電圧を前記制御回路に出力する出力電圧検出回路と、前記検出電圧と前記第1基準電圧より小さい第2基準電圧とを比較する第1比較手段と、前記検出電圧と前記第1基準電圧より大きい第3基準電圧とを比較する第2比較手段と、前記検出電圧が前記第2基準電圧以下であるとき前記出力電圧が大きくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子に電流を流し込み、前記検出電圧が前記第3基準電圧を越えるとき前記出力電圧が小さくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子から電流を引き抜く補正手段とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、補正手段は、検出電圧が第2基準電圧以下であるとき出力電圧が大きくなるように出力電圧検出回路の出力端子に電流を流し込み、検出電圧が第3基準電圧を越えるとき出力電圧が小さくなるように出力電圧検出回路の出力端子から電流を引き抜く。即ち、エネルギーを蓄積するコンデンサを有せず、出力電圧検出回路の誤差電圧が一定の範囲を越えたときに、電圧利得を変化させることで、ピーク電力等の負荷変動に対する出力電圧検出回路の応答遅れを速めて、出力電圧を安定にすることができる。
本発明の実施例1に係る力率改善回路の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る力率改善回路のオペアンプの電圧利得制御を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例1に係る力率改善回路のオペアンプとヒステリシス特性を有するコンパレータとの電圧電流特性を示す図である。 本発明の実施例2に係る力率改善回路の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る力率改善回路の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る力率改善回路のオペアンプの詳細な構成図の例を示す図である。 本発明の実施例3に係る力率改善回路のオペアンプの電圧利得制御を説明するためのタイミングチャートである。 従来のAC−DCコンバータの一例の構成を示す図である。 従来のAC−DCコンバータに設けられる力率改善回路の一例の構成を示す図である。
以下、本発明の力率改善回路の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、エネルギーを蓄積するコンデンサを有せず、出力電圧検出回路の誤差電圧が一定の範囲を越えたときに、電圧利得を変化させることで、ピーク電力等の負荷変動に対する出力電圧検出回路の応答遅れを速めて、出力電圧を安定にすることができる力率改善回路を提供する。
図1は本発明の実施例1に係る力率改善回路の構成を示す図である。図1に示す力率改善回路は、図9に示す従来の力率改善回路に対して、出力電圧検出回路を構成するオペアンプOTA1に代えて、オペアンプEAMPを設けるとともに、ヒステリシス特性を有するコンパレータCOMP3、COMP4、COMP5、定電流源Ia,Ibを設けたことを特徴とする。
抵抗R7と抵抗R8との接続点にはコンパレータCOMP3の非反転端子とコンパレータCOMP4の反転端子とオペアンプEAMPの反転端子とコンパレータCOMP5の非反転端子とが接続されている。
コンパレータCOMP3の反転端子には基準電源Ref3が接続され、コンパレータCOMP4の非反転端子には基準電源Ref4が接続され、オペアンプEAMPの非反転端子には基準電源Ref1が接続され、コンパレータCOMP5の反転端子には基準電源Ref5が接続されている。
基準電源Ref4の電圧は、基準電源Ref1の電圧よりも小さく、基準電源Ref5の電圧は、基準電源Ref1の電圧よりも大きい。また、基準電源Ref3の電圧は、基準電源Ref5の電圧よりも大きい。
コンパレータCOMP3の出力端子は論理和回路ORの一端に接続され、電源Regと位相補償回路の一端との間には定電流I1を流す定電流源Iaが接続され、位相補償回路の一端と大地との間には定電流I2を流す定電流源Ibが接続されている。
コンパレータCOMP4の出力端子は定電流源Iaに接続され、コンパレータCOMP5の出力端子は定電流源Ibに接続され、オペアンプEAMPの出力端子は定電流源Iaと定電流源Iaとの接続点と位相補償回路の一端とに接続されている。
オペアンプEAMPは、抵抗R7と抵抗R8との接続点の電圧(フィードバック電圧FB)と基準電圧Ref1との誤差電圧を増幅して、誤差電圧に比例したオペアンプ電流を出力端子に流す。オペアンプ電流Ieampは、図3に示すように、抵抗R7と抵抗R8との接続点の電圧V(FB)に応じて変化する。ここで、図3において、オペアンプ電流Icompはシンク電流をプラス方向として扱う。
コンパレータCOMP4は、抵抗R7と抵抗R8との接続点の電圧が基準電圧Ref4よりも小さいとき、Hレベルを出力して定電流源Iaを動作させて定電流I1を流すことにより、オペアンプEAMPのオペアンプ電流に定電流I1を加算した電流をオペアンプEAMPの出力端子COMPに流す(図3に示すIcomp4)。
コンパレータCOMP5は、抵抗R7と抵抗R8との接続点の電圧が基準電圧Ref5よりも大きいとき、Hレベルを出力して定電流源Ibを動作させて定電流I2を流すことにより、オペアンプEAMPのオペアンプ電流から定電流I2を引算した電流をオペアンプEAMPの出力端子COMPに流す(図3に示すIcomp5)。
即ち、コンパレータCOMP4の基準電圧Ref4とコンパレータCOMP5の基準電圧Ref5との範囲以外の電圧では、オペアンプEAMPの出力端子COMPに、オペアンプEAMPの応答遅れを補助する方向に定電流源Ia又は定電流源Ibから電流が流れる。
次にこのように構成された実施例1に係る力率改善回路の動作を図2に示すタイミングチャートを参照しながら詳細に説明する。
図2において、FBはフィードバック電圧であり、抵抗R8と抵抗R7との接続点における電圧で、出力電圧Voutに比例した電圧である。Ref5はコンパレータCOMP5のヒステリシス特性のしきい値、Ref4はコンパレータCOMP4のヒステリシス特性のしきい値である。
なお、時刻t0〜t1、t7〜t8では、負荷が急速に増加し、フィードバック電圧FBが低下した場合であり、時刻t2〜t4、t4〜t6では、負荷が急速に減少し、フィードバック電圧FBが上昇した場合である。
まず、オペアンプEAMPは、フィードバック電圧FBに応じて、点線で示すように緩やかにオペアンプ電流Ieampが流れる。時刻t0〜t4において、フィードバック電圧FBが上昇するときの動作を説明する。時刻t0〜時刻t1では、フィードバック電圧FBがコンパレータCOMP4のしきい値Ref4よりも小さいため、コンパレータCOMP4がHレベルを出力して定電流源Iaが動作する。このため、定電流I1が流れ、オペアンプ電流に定電流I1を加算した電流がオペアンプEAMPの出力端子COMPに流れる。即ち、オペアンプEAMPの応答遅れを助ける。
次に、時刻t1〜t2では、フィードバック電圧FBがしきい値Ref4と、しきい値Ref5との間であるので、コンパレータCOMP4,COMP5は、Lレベルとなり、定電流源Ia,Ibも動作しない。このため、オペアンプEAMPのみが動作し、オペアンプ電流のみが流れる。
次に、時刻t2〜t4において、フィードバック電圧FBがしきい値Ref5を越えるので、コンパレータCOMP5がHレベルを出力して定電流源Ibが動作する。このため、定電流I2が流れ、オペアンプ電流から定電流I2を引き算した電流がオペアンプEAMPの出力端子COMPに流れる。即ち、オペアンプEAMPの応答遅れを助ける。
また、時刻t3になると、フィードバック電圧FBがコンパレータCOMP3の基準電圧Ref3の電圧に達するので、コンパレータCOMP3はHレベルを停止信号として論理和回路ORに出力する。これにより、出力電圧Voutの上昇を制限することができる。
次に、時刻t4〜t8において、フィードバック電圧FBが下降するときの動作を説明する。時刻t4〜t6における動作は、コンパレータCOMP5がフィードバック電圧FBとしきい値Ref5とを比較する点を除いて、時刻t2〜t4における動作と同様である。また、時刻t5になると、フィードバック電圧FBがコンパレータCOMP3の基準電圧Ref3の電圧未満となるので、コンパレータCOMP3はLレベルを論理和回路ORに出力する。
時刻t6〜t7における動作は、時刻t1〜t2における動作と同様である。時刻t7〜t8における動作は、コンパレータCOMP4がフィードバック電圧FBとしきい値Ref4とを比較する点を除いて、時刻t0〜t1における動作と同様である。
このように、実施例1に係る力率改善回路によれば、エネルギーを蓄積するコンデンサを有せず、オペアンプEAMPの誤差電圧が一定の範囲を越えたときに、電圧利得を変化させることで、ピーク電力等の負荷変動に対するオペアンプEAMPの応答遅れを速めて、出力電圧を安定にすることができる。
図4は本発明の実施例2に係る力率改善回路の構成を示す図である。図4に示す実施例2に係る力率改善回路は、図1に示す実施例1に係る力率改善回路に対して、定電流源Iaに代えて、抵抗R9とMOSFET等からなるスイツチング素子Q2を設けるとともに、定電流源Ibに代えて、抵抗R10とMOSFET等からなるスイツチング素子Q3を設けたことを特徴とする。
このような実施例2に係る力率改善回路によれば、フィードバック電圧FBがコンパレータCOMP4のしきい値Ref4よりも小さいとき、コンパレータCOMP4からのHレベルによりスイッチング素子Q2をオンさせることで、定電流I1を流し、オペアンプEAMPのオペアンプ電流に定電流I1を加算した電流がオペアンプEAMPの出力端子COMPに流れる。
また、フィードバック電圧FBがしきい値Ref5を越えたとき、コンパレータCOMP5からのHレベルによりスイッチング素子Q3をオンさせることで、定電流I2を流し、オペアンプEAMPのオペアンプ電流から定電流I2を引き算した電流がオペアンプEAMPの出力端子COMPに流れる。
従って、実施例2に係る力率改善回路によっても、実施例1に係る力率改善回路と同様な効果が得られる。
図5は本発明の実施例3に係る力率改善回路の構成を示す図である。図5に示す実施例3に係る力率改善回路は、コンパレータCOMP3,COMP4,COMP5と、オペアンプEAMP2とを備えている。
オペアンプEAMP2は、コンパレータCOMP4から送られてくるHレベルに応じてオペアンプEAMP2の電流利得を大きくさせて、オペアンプEAMP2のオペアンプ電流に定電流I1を加算した電流に相当する電流がオペアンプEAMP2の出力端子COMPに流れるようにし、コンパレータCOMP5から送られてくるHレベルに応じてオペアンプEAMP2の電流利得を大きくさせて、オペアンプEAMP2のオペアンプ電流に定電流I2を引き算した電流に相当する電流をオペアンプEAMP2の出力端子COMPに流れるようにすることを特徴とする。すなわち、コンパレータCOMP4及びコンパレータCOMP5からHレベルが送られてこない状態では、相対的に小さい電流利得となる。
このように、実施例3に係る力率改善回路によっても、実施例1に係る力率改善回路と同様な効果が得られる。
図6は本発明の実施例3に係る力率改善回路のオペアンプの詳細な構成図の例を示す図である。
オペアンプEAMP2は、トランジスタQ10〜Q18、定電流Ic、抵抗R11〜R14、切替SW(スイッチ)及び論理回路OR1からなる。ここで、抵抗R11、R14はオペアンプEAMP2の電流利得を決定する抵抗である。また、抵抗R12、抵抗R13は、切替SWがオン時に抵抗R11、R14と並列接続され、並列された抵抗の値を小さくすることにより、オペアンプEAMP2の電流利得を大きくさせる効果がある。
次にこのように構成された実施例3に係る力率改善回路の動作を図7に示すタイミングチャートを参照しながら詳細に説明する。
図7において、FBはフィードバック電圧であり、抵抗R8と抵抗R7との接続点における電圧で、出力電圧Voutに比例した電圧である。ref5はコンパレータCOMP5のしきい値、ref4はコンパレータCOMP4のしきい値である。
なお、時刻t0〜t1、t5〜t6では、負荷が急速に増加し、フィードバック電圧FBが低下した場合であり、時刻t2〜t3、t3〜t4では、負荷が急速に減少し、フィードバック電圧FBが上昇した場合である。
まず、オペアンプEAMP2は、フィードバック電圧FBに応じて、一点鎖線で示すように2種類の傾斜を持ったオペアンプ電流Ieamp2が流れる。時刻t0〜t3において、フィードバック電圧FBが上昇するときの動作を説明する。
時刻t0〜t1では、フィードバック電圧FBがコンパレータCOMP4のしきい値ref4よりも小さいため、コンパレータCOMP4がHレベルを出力して、論理和回路OR1を介して切替SWをオンさせる。ここで、切替SWがオンすると、オペアンプEAMP2の電流利得を決定する抵抗値は、抵抗R11及びR14の値から、各々、抵抗R11とR12の並列抵抗値、及び抵抗R13とR14の並列抵抗値に小さくなり、その結果としてオペアンプEAMP2の電流利得は大きくなる。ここで、抵抗R11とR12の並列抵抗値、及び抵抗R13とR14の並列抵抗値を実施例1、2で示した定電流I1及びI2相当の電流が流れるように設定しておく。従い、時刻t0〜t1では、オペアンプ電流Ieamp2の出力からI1相当の大きな電流がオペアンプEAMP2の出力端子COMPに流れる。即ち、オペアンプEAMP2の応答遅れを改善する。
次に、時刻t1〜t2において、フィードバック電圧FBがしきい値Ref4としきい値Ref5の間であるので、コンパレータCOMP4、コンパレータCOMP5はLレベルとなり、切替SWをオフさせオペアンプEAMP2の電流利得を小さくさせて、オペアンプ電流を小さくさせる。
次に、時刻t2〜t3において、フィードバック電圧FBがしきい値Ref5を越えるので、コンパレータCOMP5がHレベルを出力して、論理輪回路OR1を介して切替SWをオンさせる。従い、時刻t2〜t3では、オペアンプ電流Ieamp2の出力からI2相当の大きな電流がオペアンプEAMP2の出力端子COMPに流れる。即ち、オペアンプEAMP2の応答遅れを改善する。
次に、時刻t3〜t6において、フィードバック電圧FBが下降するときの動作を説明する。時刻t3〜t4における動作は、時刻t2〜t3における動作と同様である。また、時刻t4〜t5における動作は、時刻t1〜t2における動作と同様である。また、時刻t5〜t6における動作は、時刻t0〜t1における動作と同様である。
このように、実施例3に係る力率改善回路によれば、エネルギーを蓄積するコンデンサを有せず、オペアンプEAMP2の誤差電圧が一定の範囲を越えたときに、オペアンプEAMP2の電流利得を大きくすることで、ピーク電力等の負荷変動に対するオペアンプEAMP2の応答遅れを速めて、出力電圧を安定にすることができる。
本発明は、AC−DCコンバータに適用可能である。
AC 交流電源
DB 整流器
R1〜R14 抵抗
D1,D2 ダイオード
COMP1〜COMP5 コンパレータ
OR,OR1 論理和回路
FF フリップフロップ
OTA1,OP1,EAMP,EAMP2 オペアンプ
Ia,Ib,Ic 定電流源
Q1,Q2,Q3 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 交流電源からの交流を整流する整流器の出力側に接続されて力率を改善し且つ制御回路の制御信号により出力電圧を制御する力率改善回路であって、
    前記出力電圧を検出し検出された検出電圧と第1基準電圧との誤差電圧を前記制御回路に出力する出力電圧検出回路と、
    前記検出電圧と前記第1基準電圧より小さい第2基準電圧とを比較する第1比較手段と、
    前記検出電圧と前記第1基準電圧より大きい第3基準電圧とを比較する第2比較手段と、
    前記検出電圧が前記第2基準電圧以下であるとき前記出力電圧が大きくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子に電流を流し込み、前記検出電圧が前記第3基準電圧を越えるとき前記出力電圧が小さくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子から電流を引き抜く補正手段と、
    を備えることを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記補正手段は、前記検出電圧が前記第2基準電圧以下であるときには、前記出力電圧が大きくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子に電流を流し込む第1定電流源と、
    前記検出電圧が前記第3基準電圧を越えるときには、前記出力電圧が小さくなるように前記出力電圧検出回路の出力端子から電流を引き抜く第2定電流源と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  3. 交流電源からの交流を整流する整流器の出力側に接続されて力率を改善し且つ制御回路の制御信号により出力電圧を制御する力率改善回路であって、
    前記出力電圧を検出し検出された検出電圧と第1基準電圧との誤差電圧を前記制御回路に出力する出力電圧検出回路と、
    前記検出電圧と前記第1基準電圧より小さい第2基準電圧とを比較する第1比較手段と、
    前記検出電圧と前記第1基準電圧より大きい第3基準電圧とを比較する第2比較手段と、
    前記検出電圧が前記第2基準電圧以下であるとき前記出力電圧検出回路の電流利得を大きくし、前記検出電圧が前記第3基準電圧を越えるとき前記出力電圧検出回路の電流利得を大きくする補正手段と、
    を備えることを特徴とする力率改善回路。
  4. 前記検出電圧と前記第3基準電圧よりも大きい第4基準電圧とを比較し、前記検出電圧が前記第4基準電圧よりも大きいとき前記制御回路に停止信号を出力して前記力率改善回路の前記出力電圧の上昇を制限する第2補正手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の力率改善回路。

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