JP2011209738A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】書込期間の電源電圧の変動を防止する。
【解決手段】書込期間では第1トランジスタ412がオンしてデータ信号Xjが容量素子420の一端に供給される。このとき、第2トランジスタ414はオフするので、駆動電流がOLED素子430に流れない。電源線Lを介して電源電圧Vddが容量素子の他端に供給されるが、書込期間においては駆動電流が流れないので、電源線Lの配線抵抗によって電源電圧Vddが降下することがない。一方、発光期間においては、第1トランジスタ412がオフし第2トランジスタ414がオンする。これにより、駆動電流がOLED素子430に供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば発光ダイオードに代表される電気光学素子等の被駆動素子を駆動するのに用いられる電子回路、その駆動方法、電気光学装置、及び電子機器に関する。
近年、液晶素子に代わる次世代の発光デバイスとして、有機エレクトロルミネッセンス素子や発光ポリマー素子などと呼ばれる有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下適宜「OLED素子」と略称する)素子が注目されている。このOLED素子は、自発光型であるために視野角依存性が少なく、また、バックライトや反射光が不要であるために低消費電力化や薄型化に向いているなど、表示パネルとして優れた特性を有している。
ここで、OLED素子は、液晶素子のように電圧保持性を有さず、電流が途絶えると、発光状態が維持できなくなる電流型の被駆動素子である。このため、OLED素子をアクティブ・マトリクス方式で駆動する場合、書込期間において、画素の階調に応じたデータ電圧を駆動トランジスタのゲートに書き込んで、当該データ電圧を容量素子などにより保持し、当該ゲート電圧に応じた電流を駆動トランジスタがOLED素子に流し続ける事が一般的となっている(非特許文献1参照)。
ヨシフミ タナダ(Yoshifumi Tanada),外8名,「4.3インチ VGA 振幅変調OLEDディスプレイの新駆動方法(A.4.3-in.VGA(188ppi) AMOLED Display with New Driving Method)」,2004年 SIDダイジェスト(04 SID Digest),(米国),p.1398−1401(Figure1参照)
ところで、上述のような電圧書き込み方式では、書込期間においてデータ電圧が書き込まれる。この過程で駆動トランジスタの閾値電圧を越えると、駆動電流がOLED素子に流れる。電源線には配線抵抗があるので、駆動電流が流れると電源線の電位が変動する。しかしながら、容量素子の一方の端子と駆動トランジスタのソースが電源線に接続されている場合、書込期間において電源線の電位が変動すると、容量素子の両端の保持される電圧が変動することになり、発光期間において正確な輝度でOLED素子を発光させることができなくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電圧書き込み方式において正確な輝度を発光させることが可能な電子回路、その駆動方法、発光装置、及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電子回路は、被駆動素子を駆動するものであって、データ線を介して供給されるデータ電圧に応じて導通状態が設定される駆動トランジスタであって、前記導通状態が、前記被駆動素子に供給される駆動電流の電流レベルに対応する駆動トランジスタと、一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記電源線に接続された容量素子と、前記データ線と前記駆動トランジスタのゲートとの間の電気的接続を制御する第1のスイッチング素子と、前記駆動トランジスタと直列に接続された第2のスイッチング素子と、を含み、前記第2のスイッチング素子がオン状態の期間の少なくとも一部において、前記駆動電流が前記被駆動素子に供給され、前記第2のスイッチング素子がオフ状態の期間の少なくとも一部において、前記駆動電流は遮断されることを特徴とする。
この発明によれば、第1のスイッチング素子をオン状態にすると、データ電圧を容量素子に書き込むことができる。電源線は配線抵抗を有するので、仮に、データ電圧を書き込む期間に駆動電流が流れると電源電圧が降下する。この電子回路では、第2のスイッチング素子が、被駆動素子に駆動電流を供給する経路に設けられている。被駆動素子としては、発光素子を例示することができる。駆動電流に応じたデータ電圧を容量素子に書き込む期間において、第2のスイッチング素子をオフ状態にして駆動電流を供給する経路を遮断することができる。これにより、電源電圧の降下を防止して、容量素子の両端に正確にデータ電圧を書き込むことが可能となる。なお、発光素子は、駆動電流に応じた輝度で発光するものであればどのような素子であってもよく、例えば有機発光ダイオードや無機発光ダイオードなどが含まれる。
より具体的には、前記第1のスイッチング素子は、前記データ電圧を取り込む書込期間においてオン状態となり、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する駆動期間の少なくとも一部においてオフ状態となり、前記第2のスイッチング素子は、前記書込期間の少なくとも一部においてオフ状態となり、前記駆動期間の少なくとも一部においてオン状態となることが好ましい。この場合、書込期間の一部又は全部においては駆動電流を供給する経路が遮断され、駆動期間の一部又は全部においては駆動電流を供給する経路が形成されることになる。これにより、書込期間の一部又は全部において電源電圧が降下することを防止することができる。なお、書込期間の一部は書込期間の終了時点を含むことが好ましい。これにより、書込期間の終了時点において第2のスイッチング素子をオフさせることができる。
ここで、前記書込期間と前記発光期間との間には休止期間があり、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は前記休止期間において共にオフ状態となることが好ましい。この場合には、休止期間を経て書込期間から発光期間へ移行するので、電源電圧が降下するタイミングにマージンを設けることができる。この結果、書込期間において電源電圧が降下することを確実に防止することができる。
また、第1及び第2のスイッチング素子の具体的な態様としては、以下の2つの態様がある。第1の態様は、前記駆動電流は前記駆動トランジスタを経由して前記被駆動素子と電源線との間を流れ、前記第1のスイッチング素子は第1のトランジスタであり、前記第2のスイッチング素子は、前記電源線と前記駆動トランジスタの一端との間に設けられた第2のトランジスタである。第2の態様は、前記駆動電流は前記駆動トランジスタを経由して前記被駆動素子と電源線との間を流れ、前記第1のスイッチング素子は第1のトランジスタであり、前記第2のスイッチング素子は、前記発光素子の一端と前記駆動トランジスタの一端との間に設けられた第2のトランジスタであり、前記駆動トランジスタの他端は前記電源線に接続される。いずれの態様にしても第2のトランジスタが駆動電流を発光素子に供給する経路に設けられているので、このオン・オフを制御することによって、書込期間に駆動電流が流れることを防止できる。
次に、本発明に係る電子回路の駆動方法は、被駆動素子と、電源線と前記被駆動素子との間に設けられた駆動トランジスタと、一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記電源線に接続された容量素子とを備えた電子回路を書込期間と駆動期間に分けて駆動するものであって、前記書込期間において、前記容量素子の一端にデータ電圧を供給すると共に、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断し、前記駆動期間において、前記書込期間に書き込まれた前記データ電圧を保持し、前記データ電圧により前記駆動トランジスタの導通状態を設定し、前記導通状態に応じた電流レベルを有する駆動電流を前記被駆動素子に供給するものである。この発明によれば、書込期間において容量素子の一端にデータ電圧が供給されるが、当該期間では発光素子に駆動電流を流す経路を遮断するので、書込期間において電源電圧が変動しない。このため、正確にデータ電圧を書き込むことが可能となる。
上述した駆動方法において、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断する具体的な方法としては、前記駆動トランジスタを前記電源線から電気的に切断することが好ましい。また、上述した駆動方法において、前記書込期間と前記駆動期間の間に休止期間を設け、前記休止期間において、前記容量素子へ前記データ電圧を書き込むことを停止して、前記書込期間に書き込まれた前記データ電圧を保持し、且つ、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する経路を遮断することが好ましい。この場合は、書込期間から発光期間に移行する過程に休止期間を設けたので、駆動電流を発光素子に供給するタイミングにマージンを持たせることができる。
次に、本発明に係る電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、前記複数のデータ線と前記複数の走査線との交差部に対応して設けられた複数の画素回路とを備え、前記複数の画素回路の各々は、電気光学素子と、前記複数のデータ線の1つのデータ線を介して供給されるデータ電圧に応じて導通状態が設定され、第1のゲートを備えた駆動トランジスタと、一端が前記第1のゲートに接続され他端が前記複数の電源線の1つの電源線に接続された容量素子と、第2のゲートを備え、前記1つのデータ線と前記第1のゲートとの間に設けられ、前記第2ゲートが前記複数の走査線のうちの1つの走査線に接続された第1のトランジスタと、第3のゲートを備え、前記駆動トランジスタに直列に接続された第2のトランジスタとを備え、前記第1のトランジスタがオン状態となる期間の少なくとも一部において、前記第2のトランジスタはオフ状態となることを特徴とする。
電源線を走査線と交差しデータ線に沿って配置すると、ある走査線を選択して当該走査線とあるデータ線の交差に対応した画素回路にデータ電圧を書き込む場合、書込期間において駆動電流の経路を遮断したとしても、当該電源線に接続される他の画素回路では、電気光学素子に駆動電流を供給することがあるので、電源電圧が降下する。これに対して、本発明によれば、電源線がデータ線と交差し走査線に沿って配置される。走査線の方向を行方向としたとき、1本の電源線には、1行の配列された複数の画素回路が各々接続される。ある走査線が選択されると、当該走査線の行に配列された全ての画素回路において、各データ線からデータ電圧が取り込まれる。このとき、第1のトランジスタはオン状態となる一方、第2のトランジスタはオフ状態となるので、ある電源線に接続される全ての画素回路は書込期間において駆動電流を発光素子に供給する経路が遮断される。即ち、同時に書込期間となる複数の画素回路に対して1本の電源線を設ける。これにより、電源線の電源電圧が降下することを防止して正確にデータ電圧を各画素回路に書き込むことができる。なお、電気光学素子とは、電気的な作用によって光学特性が変化する素子の意味であり、例えば、有機発光ダイオードのような発光素子が該当する。
次に、本発明に係る他の電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線の交差部に対応して設けられた複数の画素回路と、前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、前記複数のデータ線と交差する複数の制御線とを備え、前記複数の画素回路の各々は、電気光学素子と、前記電気光学素子に供給される駆動電流の電流レベルを制御する駆動トランジスタと、一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記複数の電源線の1つの電源線に接続された容量素子と、第2のゲートを備え、前記複数のデータ線の1つのデータ線と前記第1のゲートとの間に設けられ、前記第2のゲートが前記複数の走査線の1つの走査線に接続され、前記1つの走査線を介して供給される走査信号がアクティブとなるとオン状態となり、前記走査信号が非アクティブになるとオフ状態となる第1のトランジスタと、第3のゲートを備え、前記電気光学素子に直列に接続され、前記第3のゲートが前記複数の制御線の1つの制御線に接続され、前記1つの制御線を介して供給される制御信号がアクティブになるとオン状態となり、前記制御信号が非アクティブになるとオフ状態となる第2のトランジスタと、を備え、前記走査信号がアクティブとなる期間の少なくとも一部は、前記制御信号が非アクティブとなる期間が重なることを特徴とする。
この発明によれば、制御信号が非アクティブとなる期間は、走査信号がアクティブとなる期間に重複する。従って、走査信号がアクティブとなってデータ電圧を画素回路に書き込む書込期間から制御信号がアクティブとなって電気光学素子に駆動電流を供給する駆動期間に移行する過程で、第1及び第2のトランジスタをオフさせることができる。これにより、書込期間における電源電圧の降下を防止することができる。
ここで、前記走査信号がアクティブから非アクティブとなる時点で、前記制御信号は非アクティブとなることが好ましい。更に、前記制御信号が非アクティブとなる期間は前記走査信号がアクティブとなる期間より長いことが好ましい。また、走査線には浮遊容量と分布抵抗が付随するので、走査信号を走査線の一端から供給すると、他端側の画素回路に供給される走査信号は一端側の画素回路に供給される走査信号と比較して送れる。書込動作と駆動動作とを排他的に実行すると、他端側の画素回路が書込期間であるのに、一端側の画素回路が駆動期間となることがあり得る。このような場合に休止期間を設けると、ある電源線に接続される任意の画素回路が書込期間である場合に、他の画素回路が駆動期間となることを防止することができる。この場合、書込期間と駆動期間の間に設けられた休止期間の長さは走査信号の遅延時間より長いことが好ましい。
次に、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備えることが好ましい。そのような電子機器としては、例えば、複数のパネルを連結した大型ディスプレイ、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、及び携帯情報端末等が該当する。
本発明の実施形態に係る発光装置の構成を示すブロック図である。 同発光装置の画素回路を示す回路図である。 同画素回路の動作を示すタイミングチャートである。 同画素回路の動作説明図である。 同画素回路の動作説明図である。 画素回路の他の構成例1を示す回路図である。 画素回路の他の構成例2を示す回路図である。 同画素回路の動作を示すタイミングチャートである。 同発光装置を用いたパーソナルコンピュータを示す図である。 同発光装置を用いた携帯電話を示す図である。 同発光装置を用いた携帯情報端末を示す図である。 画素回路の他の構成例3を示す回路図である。
図1は本発明の実施形態に係る発光装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は画素回路の回路図である。図1に示されるように、発光装置1は、画素領域A、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、制御回路300及び電源回路500を備える。このうち、画素領域Aには、X方向と平行にm本の走査線101及びm本の電源線Lが形成される。また、X方向と直交するY方向と平行にn本のデータ線103が形成される。そして、走査線101とデータ線103との各交差に対応して画素回路400が各々設けられている。画素回路400はOLED素子430を含む。各画素回路400には、電源電圧として高電位側電源電圧Vddが電源線Lを介して供給され、また、すべての画素回路400は、電源回路500の低電位側電源電圧Vssに共通に接続されている。なお、本実施形態では、低電位側電源電圧Vssは電圧の基準となる電位である。
走査線駆動回路100は、走査線101に対し走査信号SEL1〜SELmを、行ごとにそれぞれ供給する。具体的には、走査線駆動回路100は、1水平走査期間ごとに1行ずつ走査線101を選択し、この選択に対応して走査信号SEL1〜SELmを順次供給する。以下の説明では、i(iは、1からmまでの自然数)行目の走査線101に供給される走査信号をSELiと表記する。
データ線駆動回路200は、走査線駆動回路100によって選択された走査線101に対応する1行分の画素回路400の各々に、当該画素回路400のOLED素子430に流すべき電流(すなわち、画素の階調)に応じた電圧のデータ信号を、データ線103を介して、それぞれ供給するものである。この例のデータ信号(データ電圧)は、電圧が低いほど、画素が明るくなるように指定し、反対に、電圧が高いほど、画素が暗くなるように指定する。なお、説明の便宜上、j列目のデータ線103に供給されるデータ信号をXjと表記する。制御回路300は、走査線駆動回路100及びデータ線駆動回路200に、それぞれクロック信号(図示省略)などを供給して両駆動回路を制御するとともに、データ線駆動回路200に、階調を画素ごとに規定する画像データを供給する。
次いで画素回路400について図2を参照して詳述する。なお、同図に示す画素回路400はi行目に対応するものである。図2に示されるように、画素回路400は、pチャネル型の駆動トランジスタ410と、第1のスイッチング素子として機能するnチャネル型の第1トランジスタ412と、第2のスイッチング素子として機能するpチャネル型の第2トランジスタ414と、第1の電極、誘電層及び第2の電極を有する容量素子420と、発光素子たるOLED素子430とを有する。駆動トランジスタ410はOLED素子430に供給する駆動電流の電流量を制御する。OLED素子430は、順方向電流に応じた輝度で発光する発光素子であり、発光層には、発光色に応じた有機EL(Electronic Luminescence)材料が用いられる。発光層の製造プロセスでは、インクジェット方式のヘッドから有機EL材料を液滴として吐出し、これを乾燥させている。
駆動トランジスタ410のソース電極(一端)は第2トランジスタ414のドレイン電極に接続される一方、駆動トランジスタ410のドレイン電極(他端)はOLED素子430の陽極に接続される。このOLED素子430の陰極は低電位側電源電圧Vssに接続される。第2トランジスタ414のソース電極は電源線Lに接続され、高電位側電源電圧Vddが供給される。即ち、OLED素子430に駆動電流を供給する経路は、高電位側電源電圧Vdd(電源線L)→第2トランジスタ414→駆動トランジスタ410→OLED素子430→低電位側電源電圧Vssとなる。なお、OLED素子430の陰極は、画素回路400のすべてにわたって共通の電極であってもよい。
駆動トランジスタ410のゲート電極は、容量素子420の一端及び第1トランジスタ412のソース電極にそれぞれ接続されている。また、容量素子420の他端は電源線Lに接続されており、電源電位としての高電位側電源電圧Vddが供給される。なお、説明の便宜上、容量素子420の一端(駆動トランジスタ410のゲート電極)をノードNする。また、第1トランジスタ412のソース電極及びドレイン電極は、データ線103の電位とノードNの電位により定まるのであり、前回のデータ信号Xjの電位より今回のデータ信号Xjの電位が高い場合には図示する極性となるが、逆に前回のデータ信号Xjの電位より今回のデータ信号Xjの電位が低い場合にはドレイン電極とソース電極が逆転する。
第1トランジスタ412のドレイン電極は、j番目のデータ線103と接続される一方、第1トランジスタ412のゲート電極は、i番目の走査線101と接続される。すなわち、第1トランジスタ412のゲート電極には、走査線101を介して走査信号SELiが供給され、走査信号SEL1iがHレベルとなると、第1トランジスタ411がオンし、データ信号Xjが容量素子420に取り込まれる。一方、走査信号SEL1iがLレベルとなると、第1トランジスタ411がオフし、容量素子420の蓄積された電荷が保持される。
第1トランジスタ412はnチャネル型である一方、第2トランジスタ414はpチャネル型である。また、第1及び第2トランジスタ412及び414のゲート電極には走査信号SELiが供給されるので、一方がオン状態のとき他方がオフ状態となる。従って、容量素子410にデータ信号Xjを書き込んでいるとき、OLED素子430に供給される駆動電流を遮断することができる。
次に、発光装置1の動作について説明する。図3は、発光装置1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
まず、走査線駆動回路100は、図3に示されるように、1垂直走査期間(1F)の開始時から、1行目、2行目、3行目、…、m行目の走査線101を、順番に1本ずつ1水平走査期間(1H)ごとに選択して、選択した走査線101の走査信号のみをHレベルとし、他の走査線への走査信号をLレベルとする。
ここで、i行目の走査線101が選択されて、走査信号SELiがHレベルとなったときの動作について、図3とともに、図4及び図5を参照して説明する。
図3に示されるように、i行j列の画素回路400の動作については、大別すると、書込期間TWRT及び発光期間TELに分けることができる。以下、これらの期間の動作について順を追って説明することにする。
書込期間TWRTはデータ信号Xjを画素回路400に書き込む期間である。当該期間において、走査線駆動回路100は走査信号SELiをHレベルとする。このため、画素回路400では、図4に示されるように、Hレベルの走査信号SELiにより第1トランジスタ412がオンし、第2トランジスタ414がオフする。また、書込期間TWRTにおいて、データ線駆動回路200はi行j列の画素の階調に応じたデータ電圧のデータ信号Xjをデータ線103を介して画素回路400に供給する。データ信号Xjのデータ電圧をVdataとすればノードNの電圧はVdataとなる。
ところで、電源線Lは理想的には抵抗が無いことが望ましいが、実際の回路では、配線抵抗が存在する。従って、仮に書込期間TWRTにおいて電源線Lから画素回路400に電流が流れると電源電圧Vddが低下してしまう。これに対して本実施形態では、書込期間TWRTにおいて第2トランジスタ412がオフするので、電源電圧Vddが低下することがない。
次に、発光期間TEL(駆動期間)はOLED素子420を発光させる期間である。当該期間において、走査線駆動回路100は走査信号SELiをLレベルにする。このため、画素回路400では、図5に示されるように、Lレベルの走査信号SELiにより第1トランジスタ412がオフし、第2トランジスタ414がオンする。第1トランジスタ412のオフ抵抗及び駆動トランジスタ410のゲート入力抵抗は極めて高いので、ノードNの電圧はVdataに維持される。このとき、第2トランジスタ414を介してデータ電圧Vdataに応じた駆動電流IELがOLED素子430に流れる。これにより、OLED素子430は、駆動電流IELに応じた明るさで発光する。
第1トランジスタ414のオン抵抗を無視すれば、OLED素子430に流れる駆動電流IELは、以下の式(1)により与えられる。
EL=1/2β(Vgs−Vth)2
EL=1/2β{(Vdd−Vdata)−Vth}2 ……(1)
実際の画素回路400では、駆動電流IELが流れると電源電圧Vddが低下する。その降下電圧をΔVとすれば、電源電圧は(Vdd−ΔV)となる。ここで、ノードNはフローティング状態であるから、電源電圧がΔVだけ降下すると、容量素子420を介した容量カップリングによりノードNの電圧もΔVだけ降下する。従って、式(1)において、Vddが(Vdd−ΔV)となり、Vdataが(Vdata−ΔV)となり、ΔVはキャンセルされる。従って、発光期間TEL中に電源電圧Vddが降下してもOLED素子430の発光輝度に基本的には影響を与えない。
つまり、駆動トランジスタ410のゲート電圧設定時において、容量素子420の電源線Lに接続された側の電位(Vdd)を常に所定の電位となるようする。ここで、駆動電流が流れると電源電圧Vddが変動するが、その変動は、容量素子420を介した容量カップリング等により駆動トランジスタ410のゲート電圧に反映される。さらに、その電源電圧Vddの変動を補償する構成とすることにより、所望の電流レベルを有する駆動電流をOLED素子430に供給することができる。
仮に、書込期間TWRTにおいて画素回路400に電流が流れ込み、電源電圧Vddが低下すると、駆動トランジスタ410のゲート電圧設定時の容量素子420の電源電圧Vddに接続された側の電位が低下してしまう。この電位の低下が、複数の走査線101に交差する複数の電源線を配置した場合では、特にばらつくこととなる。つまり、複数の走査線101に交差する複数の電源線を配置した場合は、データ電圧の書き込みが行われている画素回路の容量素子420の電源電圧Vddに接続された側の電位は、その画素回路以外の画素回路の駆動電流の電流レベルの影響を受けることとなる。なぜなら、この駆動電流の電流レベルは表示内容によって時間的に変動するからである。
そこで、本実施形態では、上述したように書込期間TWRTにおいて第2トランジスタ414がオフ状態となるので画素回路400に電流が流れ込まないようにし、さらに、複数の電源線Lを複数のデータ線103に交差し複数の走査線101に沿って配置した。
これにより、書込期間TWRTにおいて電源電圧Vddの低下を防止し、発光期間TELにおける電源電圧Vddの変動が、直接的に駆動トランジスタ410のゲート電圧に反映される。この結果、電源電圧Vddの変動を補償して、所望の電流レベルを有する駆動電流をOLED素子430に供給することができる。
上述したように複数の電源線Lを複数のデータ線103に交差し複数の走査線101に沿って配置すると、1本の電源線Lには、1行の配列された複数の画素回路400が各々接続される。ここで、i番目の走査線が選択されると、i行に配列された全ての画素回路400において、各データ線103からデータ電圧が取り込まれる。このとき、第1トランジスタ412はオン状態となる一方、第2トランジスタ414はオフ状態となるので、i行目の全ての画素回路400において書込期間TWRTでは駆動電流IELをOLED素子430に供給する経路が遮断される。これにより、電源線Lの電源電圧Vddが降下することを防止して正確にデータ電圧を各画素回路400に書き込むことができる。
ここで、画素領域Aの周囲に配置される電源線は主電源線、画素領域Aの内部に行方向に沿って複数設けられる電源線を補助電源とする。補助電源線の幅はOLED素子430の開口率を向上させる観点から、主電源配線と比較して狭くする必要がある。このため、電源電圧Vddの電圧降下の大半は補助電源線によって発生する。i番目の走査線101が選択される期間では、他の走査線101に接続された画素回路400は発光期間となり駆動電流IELが流れ込む。しかしながら、電源配線の抵抗の大半は補助電源配線で発生するため、補助電源線を行方向に沿って配置することは、電源電圧Vddの電圧降下を改善することができる。
なお、OLED素子430は、低分子、高分子もしくはデンドリマー等の発光有機材料を用いている。OLED素子430は、電流駆動型素子の一例であり、これに代えて、無機EL素子や、フィールド・エミッション(FE)素子、表面伝導型エミッション(SE)素子、弾道電子放出(BS)素子、LEDなどの他の自発光素子、さらには、電気泳動素子、エレクトロ・クロミック素子などを用いても良い。また、光書きこみ型のプリンタや電子複写機等に用いる書き込みヘッド等の発光装置にも上記各実施形態と同様に本発明が適用され得る。また、例えば、バイオチップなどのセンシング装置にも適用することが可能である。
<画素回路の他の構成例>
次に、画素回路の他の構成例について説明する。
図6に構成例1の回路図を示す。この画素回路400Aは、図2に示す画素回路400の駆動トランジスタ410と第2トランジスタ414の位置を入れ替えたものである。この画素回路400Aの動作は、上述した実施形態の書込動作及び発光動作と同じである。即ち、第2トランジスタ410は、OLED素子430に駆動電流IELを供給する経路に設ければよい。
図7に構成例2の回路図を示す。上述した実施形態において、第2トランジスタ414のオン・オフは、第1トランジスタ412を制御する走査信号SELiによって制御されていた。これに対して、構成例2の画素回路400Bでは、制御信号Giによって第2トランジスタ414を制御する。この場合、m本の走査線101と平行にm本の制御線102が形成され、走査線駆動回路100は、走査信号SEL1〜SELmの他に制御信号G1〜Gmを生成して各制御線102に供給する。以上の構成によれば、第1トランジスタ412と第2トランジスタ414は独立してオン・オフが制御される。
図8に構成例2の画素回路400Bのタイミングチャートを示す。i行j列の画素回路400Bの動作については、大別すると、書込期間TWRT、休止期間TOFF及び発光期間TELに分けることができる。この例の走査信号SELiがHレベルとなる期間は、上述した実施形態と同様であり、この期間が書込期間TWRTとなる。一方、制御信号Giは走査信号SELiよりHレベルとなるパルス幅が長い。即ち、制御信号Giは走査信号SELiがアクティブとなる期間に重複して当該期間より長く非アクティブとなる。
ここで、走査信号SELiがLレベルで、且つ、制御信号GiがHレベルとなる休止期間TOFFでは、第1トランジスタ412及び第2トランジスタ414が共にオフ状態となる。従って、休止期間TOFFでは、データ信号Xjが画素回路400に取り込まれず、且つ、OLED素子430が発光しない。このように、書込期間TWRTと発光期間TELとの間に休止期間TOFFを設けることによって、マージンを持たせることができる。これにより、書込期間TWRTと発光期間TELの重なりを確実に無くすことができる。
また、走査信号SELiはi番目の走査線101を介してi行目に配置されたn個の画素回路400の各々に供給される。走査線101には浮遊容量が付随するので、等価的に梯子型のローパスフィルタが形成されている。このため、i番目の走査線101の一端から走査信号SELiを供給するとすれば、i番目の走査線101の他端に接続される画素回路400Bに供給される走査信号SELiは、その一端に接続される画素回路400Bに供給される走査信号SELiより遅れる。つまり、休止期間TOFFを設けないと一端に接続された画素回路400で書込期間TWRTが終了して発光期間TELが始まるタイミングにおいて他端に接続される画素回路400Bでは書込期間TWRTが継続している。このため、電源電圧Vddの変動によって正確にデータ電圧Vdataを書き込むことができない。しかしながら、この例では、休止期間TOFFを設けたので、正確にデータ電圧Vdataを書き込むことが可能となる。ここで、休止期間TOFFは、走査信号SELiの遅延時間より長くなるように設定することが好ましい。
図12に構成例3の回路図を示す。この構成例3は、i行目の画素回路400Cを示したものである。画素回路400Cは、第2トランジスタ414を複数の画素回路400Cで兼用できるように取り出した点を除いて、上述した実施形態の画素回路400と同様に構成されている。この例の第2トランジスタ414は、列方向に配置された主電源配線Laと行方向に配置された補助電源配線Lbとの間に電気的に接続され、制御信号Giに応じてオン・オフが制御される。この場合、書込期間TWRTにおいて制御信号GiはHレベルとなる一方、発光期間TELにおいて制御信号GiはLレベルとなる。従って、書込期間TWRTでは各画素回路400Cへ電源電圧Vddの供給が遮断される一方、発光期間TELにおいて画素回路400Cへ電源電圧Vddの供給される。このように構成例3では複数の画素回路400Cで第2トランジスタ414を兼用するので、発光装置1を簡易に構成できる。
<電子機器>
次に、上述した実施形態に係る発光装置1を適用した電子機器について説明する。図9に、発光装置1を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての発光装置1と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。この発光装置1はOLED素子430を用いるので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図10に、発光装置1を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての発光装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、発光装置1に表示される画面がスクロールされる。
図11に、発光装置1を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての発光装置1を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が発光装置1に表示される。
なお、発光装置1が適用される電子機器としては、図9〜図11に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した発光装置1が適用可能である。また、直接画像や文字などを表示する電子機器の表示部に限られず、被感光体に光を照射することにより間接的に画像もしくは文字を形成するために用いられる印刷機器の光源として適用してもよい。
1…発光装置、100…走査線駆動回路(第1及び第2駆動手段)、101…走査線、102…制御線、103…データ線、L…電源線、200…データ線駆動回路(第3駆動手段)、300…制御回路、400…画素回路、410…駆動トランジスタ、412…第1トランジスタ(第1のスイッチング素子)、414…第2トランジスタ(第2のスイッチング素子)、420…容量素子、430…OLED素子、SEL1〜SELm…走査信号、G1〜Gm…制御信号、X1〜Xm…データ信号。

Claims (13)

  1. 被駆動素子を駆動するための電子回路であって、
    データ線を介して供給されるデータ電圧に応じて導通状態が設定される駆動トランジスタであって、前記導通状態が、前記被駆動素子に供給される駆動電流の電流レベルに対応する駆動トランジスタと、
    一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記電源線に接続された容量素子と、
    前記データ線と前記駆動トランジスタのゲートとの間の電気的接続を制御する第1のスイッチング素子と、
    前記駆動トランジスタと直列に接続された第2のスイッチング素子と、を含み、
    前記第2のスイッチング素子がオン状態の期間の少なくとも一部において、前記駆動電流が前記被駆動素子に供給され、
    前記第2のスイッチング素子がオフ状態の期間の少なくとも一部において、前記駆動電流は遮断されること、
    を特徴とする電子回路。
  2. 前記第1のスイッチング素子は、前記データ電圧を取り込む書込期間においてオン状態となり、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する駆動期間の少なくとも一部においてオフ状態となり、
    前記第2のスイッチング素子は、前記書込期間の少なくとも一部においてオフ状態となり、前記駆動期間の少なくとも一部においてオン状態となる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子回路。
  3. 前記書込期間と前記駆動期間との間には休止期間があり、
    前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は前記休止期間において共にオフ状態となることを特徴とする請求項2に記載の電子回路。
  4. 前記駆動電流は前記駆動トランジスタを経由して前記被駆動素子と電源線との間を流れ、
    前記第1のスイッチング素子は第1のトランジスタであり、
    前記第2のスイッチング素子は、前記電源線と前記駆動トランジスタの一端との間に設けられた第2のトランジスタであり、
    前記駆動トランジスタの他端は前記被駆動素子と接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の電子回路。
  5. 前記駆動電流は前記駆動トランジスタを経由して前記被駆動素子と電源線との間を流れ、
    前記第1のスイッチング素子は第1のトランジスタであり、
    前記第2のスイッチング素子は、前記発光素子の一端と前記駆動トランジスタの一端との間に設けられた第2のトランジスタであり、
    前記駆動トランジスタの他端は前記電源線に接続される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の電子回路。
  6. 被駆動素子と、電源線と前記被駆動素子との間に設けられた駆動トランジスタと、一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記電源線に接続された容量素子とを備えた電子回路を書込期間と駆動期間に分けて駆動する電子回路の駆動方法であって、
    前記書込期間において、前記容量素子の一端にデータ電圧を供給すると共に、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断し、
    前記駆動期間において、前記書込期間に書き込まれた前記データ電圧を保持し、前記データ電圧により前記駆動トランジスタの導通状態を設定し、前記導通状態に応じた電流レベルを有する駆動電流を前記被駆動素子に供給する、
    ことを特徴とする電子回路の駆動方法。
  7. 前記駆動トランジスタを前記電源線から電気的に切断することにより、前記被駆動素子を前記電源線から電気的に切断することを特徴とする請求項6に記載の電子回路の駆動方法。
  8. 前記書込期間と前記駆動期間の間に休止期間を設け、
    前記休止期間において、前記容量素子へ前記データ電圧を書き込むことを停止して、前記書込期間に書き込まれた前記データ電圧を保持し、且つ、前記被駆動素子に前記駆動電流を供給する経路を遮断することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子回路の駆動方法。
  9. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、
    前記複数のデータ線と前記複数の走査線との交差部に対応して設けられた複数の画素回路と、を備え、
    前記複数の画素回路の各々は、
    電気光学素子と、
    前記複数のデータ線の1つのデータ線を介して供給されるデータ電圧に応じて導通状態が設定され、第1のゲートを備えた駆動トランジスタと、
    一端が前記第1のゲートに接続され他端が前記複数の電源線の1つの電源線に接続された容量素子と、
    第2のゲートを備え、前記1つのデータ線と前記第1のゲートとの間に設けられ、前記第2ゲートが前記複数の走査線のうちの1つの走査線に接続された第1のトランジスタと、
    第3のゲートを備え、前記駆動トランジスタに直列に接続された第2のトランジスタとを備え、
    前記第1のトランジスタがオン状態となる期間の少なくとも一部において、前記第2のトランジスタはオフ状態となること、
    を特徴とする電気光学装置。
  10. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線の交差部に対応して設けられた複数の画素回路と、
    前記複数のデータ線と交差する複数の電源線と、
    前記複数のデータ線と交差する複数の制御線とを備え、
    前記複数の画素回路の各々は、
    電気光学素子と、
    前記電気光学素子に供給される駆動電流の電流レベルを制御する駆動トランジスタと、
    一端が前記駆動トランジスタのゲートに接続され他端が前記複数の電源線の1つの電源線に接続された容量素子と、
    第2のゲートを備え、前記複数のデータ線の1つのデータ線と前記第1のゲートとの間に設けられ、前記第2のゲートが前記複数の走査線の1つの走査線に接続され、前記1つの走査線を介して供給される走査信号がアクティブとなるとオン状態となり、前記走査信号が非アクティブになるとオフ状態となる第1のトランジスタと、
    第3のゲートを備え、前記電気光学素子に直列に接続され、前記第3のゲートが前記複数の制御線の1つの制御線に接続され、前記1つの制御線を介して供給される制御信号がアクティブになるとオン状態となり、前記制御信号が非アクティブになるとオフ状態となる第2のトランジスタと、を備え、
    前記走査信号がアクティブとなる期間の少なくとも一部は、前記制御信号が非アクティブとなる期間が重なること、
    を特徴とする電気光学装置。
  11. 前記走査信号がアクティブから非アクティブとなる時点で、前記制御信号は非アクティブとなることを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 前記制御信号が非アクティブとなる期間は前記走査信号がアクティブとなる期間より長いことを特徴とする請求項10又は11に記載の電気光学装置。
  13. 請求項10乃至12のうちいずれか1項に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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