JP2011206633A - 破砕補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬岩と軟岩とが入り混じる土質の地山を掘削する際に、スイングジョーのストロークを変更する作業を省略しながら、投入された被破砕物を確実に破砕することが可能な破砕補助装置を提供することを目的とする。
【解決手段】固定歯18と、可動歯19が取り付けられるとともに往復揺動するスイングジョー17と、固定歯と可動歯とで構成される破砕室20を備えたジョークラッシャー10による破砕動作を補助するための破砕補助装置1であり、破砕室20の上方に配置される支持部材2と、この支持部材2から破砕室20内に吊り下げられる可撓性の吊り下げ部材3とを有している。これにより、吊り下げ部材と被破砕物とが破砕室内で揉み合うような状態となり、被破砕物が、この吊り下げ部材によって破砕室内で撹拌されることになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ジョークラッシャーによる破砕動作を補助するための破砕補助装置に関する。
従来、土木工事で発生する岩石等や、建設工事で発生する土砂,コンクリートガラ及びアスファルトガラ等の建設廃材を処理及びリサイクルする作業機械として、ジョークラッシャーが知られている。
特許文献1には、強固なフレームに取り付けられた固定歯と、この固定歯と相対し、該固定歯とともに岩石等の被破砕物を破砕するための可動歯と、この可動歯が取り付けられるとともに往復揺動するスイングジョーと、固定歯と可動歯とで構成され、破砕する岩塊が投入される側断面視略V字型の破砕室とを備えたジョークラッシャーについて記載されている。
このようなジョークラッシャーによれば、スイングジョーの下部を支えるトッグルプレートの取付角度を変更することによって、このスイングジョーの動き、すなわちストロークを変えることができる。これによって、硬岩の破砕能力を増大させたり、軟岩の破砕能力を増大させたりすることができるので、一台のジョークラッシャーで軟・硬両タイプの岩塊等の被破砕物の破砕処理に対応できるようになっている。
特開平09−187668号公報
ところで、地山の掘削を行うと、切羽ごとに様々な土質が現れ、硬岩と軟岩とが入り混じったような土質が現れる場合があるが、入り混じって現れる硬岩と軟岩に合わせていちいちスイングジョーのストロークを変更するのは極めて効率が悪い。
また、このような硬岩と軟岩とが入り混じる土質の地山では、スイングジョーのストロークが軟岩用に設定されていると、硬岩を破砕するのが困難となるため、スイングジョーのストロークを小さくして硬岩用に設定しておき、硬岩と軟岩とを一緒に破砕する場合がある。
ところが、スイングジョーのストロークを硬岩用に設定したまま軟岩が多い土質の地山を掘削すると、破砕室では、投入された軟岩の岩塊は表面だけが削れ、岩塊と可動歯・固定歯との間で滑りが発生するようになる。そして、岩塊は表面だけが削れたそのままの形状で破砕室内を浮沈するような状態となり、結果、破砕には至らない場合が多く掘削サイクルに影響を及ぼした。
本発明の課題は、硬岩と軟岩とが入り混じる土質の地山を掘削する際に、スイングジョーのストロークを変更する作業を省略しながら、投入された被破砕物を確実に破砕することが可能な破砕補助装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、強固なフレーム(例えば機械本体11)に取り付けられた固定歯と、この固定歯と相対し、固定歯と共に岩塊等の被破砕物を破砕するための可動歯が取り付けられるとともに往復揺動するスイングジョーと、固定歯と可動歯とで構成され、被破砕物が投入される側断面略V字型の破砕室を備えたジョークラッシャーによる破砕動作を補助するための破砕補助装置であって、前記破砕室の上方に配置される支持部材と、この支持部材から破砕室内に吊り下げられることによって、ジョークラッシャーによる破砕動作中に該破砕室内に投入された被破砕物に接触する可撓性の吊り下げ部材とを有していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の破砕補助装置において、前記ジョークラッシャーは、前記破砕室の両側にそれぞれ配置されるとともに、破砕室の両側開口を被覆する側壁を備えており、前記支持部材は、前記両側壁の上端部間に架設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の破砕補助装置において、前記両側壁の上端部は、前記破砕室の被破砕物を投入するための投入口よりも上方に位置することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の破砕補助装置において、前記吊り下げ部材は一本または複数本であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の破砕補助装置において、前記吊り下げ部材はチェーンであることを特徴とする。
本発明によれば、破砕室の上方に配置される支持部材と、この支持部材から破砕室内に吊り下げられることによって、ジョークラッシャーによる破砕動作中に該破砕室内に投入された被破砕物に接触する可撓性の吊り下げ部材とを有しているので、スイングジョーの往復揺動に伴って揺動する可動歯と、この可動歯に相対する固定歯とによって被破砕物を破砕する動作中に、支持部材から破砕室内に吊り下げられた吊り下げ部材と、破砕室内に投入された被破砕物とが、破砕室内で揉み合うような状態となる。すなわち、被破砕物は、この吊り下げ部材によって破砕室内で撹拌されることになる。これによって、例えば従来のように被破砕物が破砕室内を浮沈するような現象が発生することを確実に防ぐことができ、硬岩と軟岩とが入り混じる被破砕物を一緒に破砕することができるので、スイングジョーのストロークを変更する作業を省略しながら、投入された被破砕物を確実に破砕することが可能となる。
本発明に係る破砕補助装置が取り付けられるジョークラッシャーの一例を示す正面図である。 図1に示すジョークラッシャーに破砕補助装置を取りつけた状態を示す部分拡大断面図である。 図1に示すジョークラッシャーのスイングジョーの揺動機構を示す部分拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る破砕補助装置が取り付けられるジョークラッシャーの一例を示す正面図である。図2は、図1に示すジョークラッシャーに破砕補助装置を取りつけた状態を示す部分拡大断面図である。
図1において符号10は、ジョークラッシャーを示す。また、図2において符号1は、破砕補助装置を示す。ジョークラッシャー10は、硬岩である被破砕物Aや軟岩である被破砕物Bを破砕するためのものであり、破砕補助装置1は、ジョークラッシャー10による破砕動作を補助するためのものである。
まず、ジョークラッシャー10について説明する。
ジョークラッシャー10は、シングルトッグル形ジョークラッシャーと呼ばれている。このジョークラッシャー10の機械本体11は鋼板製および鋼体製であり頑丈に構成されている。
また、前記機械本体11に2体の軸受12,12が固定されて設けられている。2体の軸受12,12に回転駆動軸13が回転自在に支持されて設けられている。回転駆動軸13の両端にそれぞれに駆動輪14及び破砕エネルギー蓄積用のフライホイール15が取り付けられている。回転駆動軸13、駆動輪14は駆動用モータ(図示せず)により駆動される。
駆動用モータとしては、出力パワーが大きくパワー補給が迅速で且つ衝撃吸収性にすぐれたものとして、油圧モータが適している。この油圧モータは、逆転機構を備えている。その逆転機構としては、油圧切換弁(図示せず)が採用されている。
回転駆動軸13と一体に回転する回転体(図示せず)に偏心して偏心回転体16が取り付けられ設けられている。偏心回転体16に揺動体であるスイングジョー17の上端部が偏心回転自在に取り付けられ支持されている。スイングジョー17の上方部を偏心回転自在に支持するための偏心回転支持手段は、偏心回転体16および機械本体11から構成されている。
図3に示すように、スイングジョー17の下端部の後部に可動歯側窪み22が設けられている。また、機械本体11にトッグルブロック23が設けられている。
トッグルブロック23には、可動歯側窪み22に斜め上下方向に対向して機械本体側窪み24,25が設けられている。スイングジョー17の可動歯側窪み22とトッグルブロック23の機械本体側窪み24,25との間に、揺動体として形成されているトッグルプレート26が介設されている。トッグルプレート26は、図1の紙面に垂直な方向即ち回転駆動軸13の軸方向に長く形成され概ね長方形の金属板である。
可動歯側窪み22および機械本体側窪み24,25は、それぞれに回転駆動軸13の軸心方向に長く延びて形成されている。トッグルプレート26の一端は可動歯側窪み22に揺動回転自在に結合し、トッグルプレート26の他端は機械本体側窪み24(25)に揺動回転自在に結合している。
図3に示すように、トッグルブロック23には、軸心方向に長く延びる嵌め込み用の嵌込凹部27が設けられている。嵌込凹部27に機械本体側トッグルシート28が嵌め込まれている。機械本体側トッグルシート28の前面には、支持用凹面である前記した機械本体側窪み24,25が形成されている。
機械本体側窪み24,25は、上側機械本体側窪み24と下側機械本体側窪み25とから構成されている。上側機械本体側窪み11Tと下側機械本体側窪み11Bは上下方向に並び、また、鉛直面に対して傾斜した傾斜面上に並んでいる。上側機械本体側窪み11Tと下側機械本体側窪み11Bは、それぞれに円筒凹面に形成されている。
スイングジョー17の下方部の後方部位に、軸心方向に長く延びる嵌め込み用の嵌込凹部29が設けられている。嵌込凹部29に可動歯側トッグルシート30が嵌め込まれている。可動歯側トッグルシート30の前面に、支持用凹面である前記した可動歯側窪み22が形成されている。
図1に示すように、スイングジョー17の前面に可動歯19が固定されている。機械本体11の前方部に固定歯18が固定され設けられている。可動歯19の歯面と固定歯18の歯面は、対向している。固定歯18の歯面は、僅かに傾斜するように形成されている。両歯面間に下方が狭く上方が広い破砕室20が形成されている。破砕室20の上方から、硬岩や軟岩等の被破砕物が投入される。可動歯19および固定歯18は、それぞれに軸心方向に長く平板状に形成されている。可動歯19および固定歯18の歯面は、縦横に格子状に分布し歯となる突起面を有している。
また、破砕室20は、側断面から見て略V字型に形成されており、その上部と下部はそれぞれ開口している。上部開口部は、前記被破砕物A,Bが投入される投入口20aとされており、下部開口部は、破砕された被破砕物A,Bが排出される排出口20bとされている。
さらに、破砕室20の両側も開口しており、前記ジョークラッシャー10は、図2に示すように、この破砕室20の両側開口20c,20cを被覆する側壁21を備えており、被破砕物A,Bが破砕室20の外に飛び出てしまうこと防ぐことができる。
これら両側壁21,21の上端部は、前記破砕室20の被破砕物A,Bを投入するための投入口20aよりも上方に位置している。なお、これら両側壁21,21は、これら両側壁21,21の上端部に設けられるとともに、上端部に水平面を形成するための角度調整材21a,21aを備えている。
トッグルブロック23は、機械本体11に頑丈に立ち上がる反作用受板31に強固に固定されている。スイングジョー17の重量は、可動歯側トッグルシート30、トッグルプレート26、機械本体側トッグルシート28を介してトッグルブロック23に作用する。このような作用を受けるトッグルブロック23は、反作用受板31に押しつけられる。傾動自在な2体の第1油圧シリンダ32は、トッグルブロック23を前方に押すことができる。トッグルブロック23の両端部間(軸心方向の両端部間)に、ピン33がトッグルブロック23に固定されている。ピン33に2体の第1油圧シリンダ32の伸縮端部が結合している。第1油圧シリンダ32によりトッグルブロック23を前方に押して、トッグルブロック23と反作用受板31との間にスペーサである間隔板34を挿入することができる。
スイングジョー17の下端に揺動自在にテンションロッド35が取り付けられている。テンションロッド35の後端の鍔36と、テンションロッド35を貫通させるように機械本体11に固定されているバネ受け37との間に圧縮コイルスプリング41が介設されている。バネ受け37は、機械本体11の一部である垂下体38に設けられている。
機械本体11の上方部位に第2油圧シリンダ39が設けられている。スイングジョー17の後端面から後方に突出する受圧部40が、スイングジョー17に固定され設けられている。受圧部40は、第2油圧シリンダ39の油圧を受ける。第2油圧シリンダ39の駆動により、スイングジョー17を図3で時計方向に回転駆動することができる。
また、図3には、トッグルプレート26の傾斜角度位置を変更する際に用いる吊下装置を示している。すなわち、トッグルブロック23には吊金具42が固定されている。吊金具42は、トッグルブロック23の上面に載置され複数点でボルトによりトッグルブロック239に固定されている。吊金具42から吊りボルト43が吊り下げられている。トッグルプレート26にはアイボルト44が取りつけられている。アイボルト44に吊りボルト43の下端のフック部がさし込まれている。
そして、トッグルプレート26を吊りボルト43で吊り下げながら第2油圧シリンダ39を駆動してスイングジョー17を時計方向に回転させ、吊りボルト43のボルトを緩めてトッグルプレート26の機械本体側端部を降下させながら、第2油圧シリンダ39の油圧を減圧しスイングジョー17を反時計方向に戻すと、トッグルプレート26の機械本体側端部が下側の下側機械本体側窪み25に嵌まりこむ。このように重いトッグルプレート26支持点位置を手軽に変更することができる。
そして、このようにトッグルプレート26の傾斜角度を変更することによって、スイングジョー17の動き(ストローク)を変えることができる。
すなわち、軟岩である被破砕物Bを破砕するためには、ストロークを大きくするため、トッグルプレート26をトッグルブロック23側上段(機械本体側窪み24)に取り付けるようにして取付角度を大きくし、硬岩である被破砕物Aを破砕するためには、ストロークを小さくするため、トッグルプレート26をトッグルブロック23側下段(機械本体側窪み25)に取り付けるようにして取付角度を小さくする。
次に、前記破砕補助装置1について説明する。
破砕補助装置1は、図2に示すように、前記破砕室20の上方に配置される支持部材2と、この支持部材2から破砕室20内に吊り下げられることによって、ジョークラッシャー10による破砕動作中に該破砕室20内に投入された被破砕物A,Bに接触する可撓性の吊り下げ部材3とを有している。
前記支持部材2は、本実施の形態においてはH形鋼が用いられており、前記両側壁21,21の上端部間に架設されている。より詳細には、前記両側壁21,21の上端部に設けられた角度調整材21a,21aによって形成された双方の水平面間に載置固定されるようにして、前記両側壁21,21の上端部間に架設されている。これによって、前記支持部材2を、前記破砕室20の上方に確実に配置することができる。
なお、上述のように前記両側壁21,21の上端部が、前記破砕室20の被破砕物A,Bを投入するための投入口20aよりも上方に位置しているため、この支持部材2の設置高さも、前記投入口20aよりも上方に位置している。これにより、支持部材2によって被破砕物A,Bの投入を妨げることを防ぐことができる。
本実施の形態の吊り下げ部材3としては、チェーンが用いられている。このため、前記支持部材2の上面にはアイボルト2aが取り付けられており、このアイボルト2aとチェーンである吊り下げ部材3とが連結金具2bによって連結されている。
このように吊り下げ部材3としてチェーンを用いることによって可撓性能を確実に得られるとともに、強度にも優れるため、被破砕物A,Bとともに破砕室20内に入れられても破損しにくい、という利点がある。
なお、前記吊り下げ部材3はチェーンに限られるものではなく、例えば鋼製のワイヤー等でもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、本実施の形態において、前記吊り下げ部材3は、前記支持部材2の長さ方向に沿って複数本設けられている。この吊り下げ部材3の本数は、前記破砕室20の投入口20aの広さ、すなわち、前記固定歯18の上端部と可動歯19の上端部の長さに応じて適宜変更可能とする。
つまり、投入口20aが大きく破砕室20の容量が大きければ、その分、吊り下げ部材3の本数を多く増やし、投入口20aが小さく破砕室20の容量が小さければ、その分、吊り下げ部材3の本数を少なくする。また、本実施の形態では、前記支持部材2が一本しか用いられていないが、被破砕物A,Bの投入に支障がなければ、前記支持部材2の本数を増やしてもよく、それに伴って、吊り下げ部材3の本数も多く増やしてもよいものとする。これによって、前記破砕室20の投入口20aの広さや容量に合った適当な本数の吊り下げ部材3を吊り下げることができる。
次に、前記ジョークラッシャー10によって被破砕物A,Bを破砕動作を行う際の破砕補助装置1による破砕補助方法について説明する。
まず、前記ジョークラッシャー10は、前記トッグルプレート26の取付角度を小さくして硬岩である被破砕物Aを破砕できるような状態にセットしておく。なお、通常、この状態では軟岩である被破砕物Bを破砕するのには適していない。
また、予め、前記支持部材2には前記アイボルト2aを取り付けておき、前記連結金具2bを用いて、この支持部材2と前記吊り下げ部材3とを連結しておく。
そして、このように吊り下げ部材3が取り付けられた支持部材2を、前記両側壁21,21の上端部間に架設するようにして前記破砕室20の上方に配置しておく。この時、前記吊り下げ部材3を破砕室20内に吊り下げる。
このようにして破砕前の準備が終了する。
続いて、この吊り下げ部材3が吊り下げられた破砕室20内に被破砕物A,Bを投入する。この時、特に破砕物Aと破砕物Bとを分別することなく、同時に投入してもよい。
そして、破砕室20内に投入された被破砕物A,Bは、前記スイングジョー17の往復揺動に伴って揺動する可動歯19と、この可動歯19に相対する固定歯18とによる破砕動作中に、前記吊り下げ部材3と、この破砕室20内で揉み合うような状態となる。
すなわち、被破砕物A,Bは、この吊り下げ部材3によって破砕室20内で撹拌されることになるので、破砕室20内で、軟岩である被破砕物Bの表面だけが削れ、被破砕物Bと可動歯・固定歯との間で滑りが発生したり、表面だけが削れたそのままの形状で破砕室20内を浮沈するような状態となったりすることを防ぐことができるようになる。
この時、硬岩である被破砕物Aは、上述のように前記ジョークラッシャー10のスイングジョー17のストロークが硬岩用にセットされているので、確実に破砕することができる。
以上のようにして、破砕補助装置1によって、ジョークラッシャー10による被破砕物A,Bの破砕動作を効果的に補助することができる。
なお、前記吊り下げ部材3は、前記支持部材2に巻きつけたり、連結金具2bによるアイボルト2aとの連結位置を調節するなどして、前記破砕室20内に吊り下げられる長さを適宜調節することができる。また、例えば、複数の吊り下げ部材3…の長さをそれぞれ変えたり、吊り下げ部材3の下端部に錘等を取り付けたりするなどして、被破砕物A,Bの破砕効率を向上させる工夫を行ってもよい。
本実施の形態によれば、前記破砕室20の上方に配置される支持部材2と、この支持部材2から破砕室20内に吊り下げられることによって、ジョークラッシャー10による破砕動作中に該破砕室20内に投入された被破砕物A,Bに接触する可撓性の吊り下げ部材3とを有しているので、前記スイングジョー17の往復揺動に伴って揺動する可動歯19と、この可動歯19に相対する固定歯18とによって被破砕物A,Bを破砕する動作中に、前記支持部材2から破砕室20内に吊り下げられた吊り下げ部材3と、前記破砕室20内に投入された被破砕物A,Bとが、この破砕室20内で揉み合うような状態となる。すなわち、被破砕物A,Bは、この吊り下げ部材3によって破砕室20内で撹拌されることになる。これによって、例えば従来のように被破砕物Bである軟岩が破砕室20内を浮沈するような現象が発生することを確実に防ぐことができ、硬岩と軟岩とが入り混じる被破砕物A,Bを一緒に破砕することができるので、前記スイングジョー17のストロークを変更する作業を省略しながら、投入された被破砕物A,Bを確実に破砕することが可能となる。
1 破砕補助装置
2 支持部材
3 吊り下げ部材
10 ジョークラッシャー
17 スイングジョー
18 固定歯
19 可動歯
20 破砕室

Claims (5)

  1. 強固なフレームに取り付けられた固定歯と、
    この固定歯と相対し、固定歯と共に岩塊等の被破砕物を破砕するための可動歯が取り付けられるとともに往復揺動するスイングジョーと、
    固定歯と可動歯とで構成され、被破砕物が投入される側断面略V字型の破砕室を備えたジョークラッシャーによる破砕動作を補助するための破砕補助装置であって、
    前記破砕室の上方に配置される支持部材と、
    この支持部材から破砕室内に吊り下げられることによって、ジョークラッシャーによる破砕動作中に該破砕室内に投入された被破砕物に接触する可撓性の吊り下げ部材とを有していることを特徴とする破砕補助装置。
  2. 前記ジョークラッシャーは、前記破砕室の両側にそれぞれ配置されるとともに、破砕室の両側開口を被覆する側壁を備えており、
    前記支持部材は、前記両側壁の上端部間に架設されていることを特徴とする請求項1に記載の破砕補助装置。
  3. 前記両側壁の上端部は、前記破砕室の被破砕物を投入するための投入口よりも上方に位置することを特徴とする請求項2に記載の破砕補助装置。
  4. 前記吊り下げ部材は一本または複数本であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の破砕補助装置。
  5. 前記吊り下げ部材はチェーンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の破砕補助装置。
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