JP2011206260A - メダルゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置において、各ステーションそれぞれに割り当てる抽選確率の調整度合の設定にかかる手間の軽減。
【解決手段】管理者は、メダルゲーム装置1000に対して、どの調整度合に何台のステーション1002を割り当てるかといった、調整度合に対する台数配分の内訳を設定する。すると、メダルゲーム装置1000では、この内訳に従って、各ステーション1002に割り当てる調整度合が、自動的に決定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置に関する。
プッシャー型と呼ばれるメダルゲーム装置が知られている。このメダルゲーム装置では、固定テーブル上に載置されたメダルが、該固定テーブル上を往復動するプッシャーテーブルによって押されることでメダル落下口に落下すると、この落下したメダル或いは落下したメダルと同数のメダルが装置外に払い出される。また、プッシャー型のメダルゲーム装置では、所定条件を満たすと抽選が実行され、当選すると、特典として所定枚数のメダルが払い出される抽選機能を有する構成も良く知られている(例えば、特許文献1参照)。更に、この抽選確率を、ペイアウト率に基づいて変更する構成も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−66161号公報 特開2007−275140号公報
ペイアウト率に応じた抽選確率の変更としては、メダルゲーム装置の管理者によって設定されるペイアウト率と、メダルの投入枚数と払い出し枚数とから算出される実際のペイアウト率との差分に応じて、抽選確率を変更する方法がよく知られている。このため、管理者は、ペイアウト率の設定値を変えることで、間接的に抽選確率を変更させることができる。
ところで、プッシャー型のメダルゲーム装置では、遊技者へのアピールのため、複数のステーションを有する大型装置として構成されることが多い。このような構成のメダルゲーム装置には、例えば、イベント実施時など、所定時間帯に複数ステーションのうちのいくつかのステーションの抽選確率を相対的に大きくするといったように、時間帯に応じてステーションそれぞれの抽選確率を個別に調整したいという管理者の要望があった。しかしながら、時間帯によって抽選確率を自動的に調整する構成は知られていないし、勿論、時間帯に応じて、各ステーションの抽選確率を個別に調整する構成も知られていない。
但し、各ステーションにおいて個別にペイアウト率を設定できる構成のメダルゲーム装置ならば、管理者が、手作業で、ステーションそれぞれにおいてペイアウト率を再設定することで実現可能である。しかしながら、このステーション毎のペイアウト率の設定作業は、非常に面倒な作業であるとともに、営業時間内に遊技者の目の前で行うことになり、遊技者に不審に思われ、実際の運用としては困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置において、各ステーションそれぞれに割り当てる抽選確率の調整度合の設定にかかる手間を軽減することを目的としている。
上記課題を解決するための第1の形態は、
各ステーションそれぞれについて、所与の抽選確率に従って抽選を行い、当選時に所定枚数のメダルをゲーム空間に放出する制御を行う抽選制御手段(例えば、図7の抽選部122)と、当該ステーションのペイアウト率を目標ペイアウト率に誘導するために、当該ステーションのペイアウト率と目標ペイアウト率との差に応じて前記抽選確率を調整する抽選確率調整手段(例えば、図7の抽選確率調整部123)とを備えた、複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置(例えば、図1のメダルゲーム装置1000)であって、
前記抽選確率調整手段は、前記抽選確率の調整度合を変更可能であり、
何台のステーションをどの調整度合にするかの台数配分の内訳を設定する内訳設定手段(例えば、図5の調整度合配分内訳データ521)と、
前記内訳設定手段により設定された内訳に従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を決定する割り当て手段(例えば、図4の調整度合決定部110)と、
を備えたメダルゲーム装置である。
この第1の形態によれば、複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置において、各ステーションそれぞれにおける抽選確率が調整されるが、抽選確率の調整度合は、何台のステーションをどの調整度合にするかの台数配分の内訳に従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を決定することで実現される。これにより、例えばメダルゲーム装置の管理者は、メダルゲーム装置全体としての抽選確率の調整度合の内訳を設定するのみで良く、ステーション1台1台毎に抽選確率の調整度合を設定する必要が無い。
第2の形態として、第1の形態のメダルゲーム装置であって、
前記割り当て手段は、所与のタイミングで前記割り当てを再実行し、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を更新する、
メダルゲーム装置を構成することとしても良い。
この第2の形態によれば、所与のタイミングで、設定された内訳に従った各ステーションそれぞれへの調整度合の割り当てが再実行され、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合が更新される。
第3の形態として、第1又は第2の形態のメダルゲーム装置であって、
前記抽選確率調整手段は、1回の調整当たりの調整幅を前記調整度合に応じて可変に設定し、当該設定した調整幅に基づいて前記抽選確率を調整する、
メダルゲーム装置を構成することとしても良い。
この第3の形態によれば、1回の調整当たりの調整幅が調整度合に応じて可変に設定され、当該設定された調整幅に基づいて抽選確率が調整される。つまり、調整度合によって抽選確率の変動の大きさが可変される。
第4の形態として、第1〜第3の何れかの形態のメダルゲーム装置であって、
前記抽選確率調整手段は、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差に応じた抽選確率の調整基準を前記調整度合に応じて補正することで調整幅を設定し、当該設定した調整幅に基づいて前記抽選確率を調整する、
メダルゲーム装置を構成することとしても良い。
この第4の形態によれば、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差に応じた抽選確率の調整基準を調整度合いに応じて補正することで調整幅が設定され、当該設定された調整幅に基づいて抽選確率が調整される。これにより、ペイアウト率を目標ペイアウト率に近づけるように抽選確率を調整することが可能となるとともに、このときの抽選確率の調整幅を、調整度合に応じて設定することが可能となる。
第5の形態として、第1又は第2の形態のメダルゲーム装置であって、
前記抽選確率調整手段は、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差が同一の場合であっても前記調整度合に応じて異なる抽選確率となるように、当該差と抽選確率との対応関係を前記調整度合に応じて変更する、
メダルゲーム装置を構成することとしても良い。
この第5の形態によれば、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差が同一の場合であっても、調整度合いに応じて異なる抽選確率となるように、当該差と抽選確率との対応関係が調整度合に応じて変更される。
第6の形態として、第1〜第5の何れかの形態のメダルゲーム装置であって、
前記内訳設定手段は、現在の日付、時刻及び曜日のうちの何れかの日時条件毎に前記内訳を定めた内訳スケジュールを設定し、
前記割り当て手段は、前記内訳スケジュールに従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を決定する、
メダルゲーム装置を構成することとしても良い。
この第6の形態によれば、現在の日付、時刻及び曜日のうちの何れかの日時条件毎に内訳を定めた内訳スケジュールを設定し、この内訳スケジュールに従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合いが決定される。これにより、予め所望の内訳を定めたスケジュールを設定しておくことで、自動的に各ステーションに割り当てる調整度合の再決定がなされるため、そのとき毎に調整度合を設定し直すといった手間が不要となる。
メダルゲーム装置の外観例。 ステーションの構成例。 第1実施例における抽選確率の調整度合の決定の概要図。 第1実施例におけるメダルゲーム装置の機能構成図。 調整度合配分内訳データのデータ構成例。 調整度合割り当てデータのデータ構成例。 ステーションの機能構成図。 メダル計数データのデータ構成例。 抽選確率調整幅データのデータ構成例。 抽選確率調整履歴データのデータ構成例。 調整幅標準値テーブルのデータ構成例。 調整幅補正係数テーブルのデータ構成例。 抽選確率の推移の一例。 調整度合決定処理のフローチャート。 ST制御処理のフローチャート。 ST制御処理中に実行される初期設定処理のフローチャート。 抽選確率調整処理のフローチャート。 第2実施例における抽選確率の調整度合の決定の概要図。 全体傾向の偏りの一例。 第2実施例におけるメダルゲーム装置の機能構成図。 調整度合全体傾向データのデータ構成例。 第2実施例における調整度合決定処理のフローチャート。 設定変更スケジュールデータのデータ構成例。 調整度合配分内訳データ群のデータ構成例。 適用スケジュールデータのデータ構成例。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[外観]
図1は、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000の外観例である。図1(a)は、メダルゲーム装置1000の上面図であり、図1(b)は、正面図である。図1に示すように、メダルゲーム装置1000は、1台で2人が同時に遊技できる6台のステーション1002が、該装置の中心に向けて放射状に配置され、一体的に形成されて構成されている。
図2は、ステーション1002の遊技空間内を示す斜視図である。各ステーション1002は、透明カバーガラス2で囲まれた遊技空間(ゲーム空間)GSを形成し、遊技空間GS内に、前端がメダル落下口16の上方に向かって設置された固定テーブル4と、この固定テーブル4の上面に沿って延設されるとともにその上面に沿って周期的に往復動されるプッシャーテーブル6とを備えた、いわゆる「プッシャー型」と称される構成をしている。
このメダルゲーム装置1000では、遊技者は、メダルゲーム装置1000の管理者によって固定テーブル4やプッシャーテーブル6の上面に多数のメダルMが予め配置された状態で、筐体前部に設けられたメダル投入器10にメダルMを投入して遊技する。
メダル投入器10は、透明カバーガラス2に開口した挿通孔14を貫通して左右方向に首振り自在に軸支されており、その先端部が透明カバーガラス2を抜けてプッシャーテーブル6の上方に至るように配置されている。従って、新たなメダルMがメダル投入器10によって遊技空間GS内に案内・投入されると、そのメダルは、プッシャーテーブル6の上面に落下して載置されることとなる。
プッシャーテーブル6は、固定テーブル4の上面に沿ってスライド移動可能に載置されており、ディスプレイ32の下方に設置された公知の往復動機構によって、ディスプレイ32の下方前方側に開口する挿通孔8から出入りするように、前後方向に周期的に往復運動する。
プッシャーテーブル6が固定テーブル4上をスライドするようにして後進(退行)すると、その上面に載置されているメダルMも一緒に後進する。プッシャーテーブル6がその後進に伴って挿通孔8に引き込まれると、後進した分だけプッシャーテーブル6の延出長が短くなり、プッシャーテーブル6の上面後方に載置されていたメダルMが、挿通孔8の周縁に当たって相対的に前方に押される格好になる。すると、プッシャーテーブル6に載置されていた他のメダルMも玉突き状に連鎖的に前方へ押され、ついには上面前端側に載置されているメダルが固定テーブル4上に落下する。その後、プッシャーテーブル6の前進(押出動作)に伴ってその前方端面が押出部として機能し、固定テーブル4の上に載置されているメダルMが前方に押される。すると、今度は、固定テーブル4に載置されているメダルMが玉突き状に前方に押される。
固定テーブル4の前端部(先端部)には、前方上方に傾いた傾斜部18が設けられている。固定テーブル4の前端部に到達し前方に押されるメダルMは、この傾斜部18に沿って登ることとなるが、その間、メダルMは固定テーブル4の上面に対して傾斜姿勢となる。そして、メダルMが更に前方に押されて傾斜部18の傾斜を乗り越えるに至ると、メダル落下口16に落下する。
メダル落下口16の下部は、落下したメダルMの通過を検出する通過センサを備えた通路に連通している。通過センサは、物体の通過を検出する手段であって、例えば、投光素子と受光素子とが対向配置されて遮光によって物体の通過を検知する遮光式センサや、超音波の反射時間から距離を計測する距離センサなどによって実現できる。或いは、通過する物体に接触して揺動する揺動スイッチなどでも良い。
メダル落下口16に落下したメダルMは、この通路を通ってメダル収容部に収容される。そして、該通路を通過する際に検出されたメダルMと同数だけ、メダル収容部に収容されているメダルMが、公知の搬送機構によってメダル払出口26に搬送されて払い出される。
また、固定テーブル4は、前端すなわち落下端部の横幅がプッシャーテーブル6の横幅よりも広く形成されており、プッシャーテーブル6の前進限界位置近傍から左右に拡幅する形状をなしている。そして、この拡幅部分の左右側壁部にそれぞれメダルMが進入可能な側部メダル落下口28が設けられており、ここに落下したメダルMは、通過検知されることなく、メダル収容部とは別の収容部に別途回収される。
また、ステーションは抽選機能を有する。抽選処理は、傾斜部18からメダル落下口16に突出するように設けられた可倒式のチャッカー部20にメダルMが接触し、メダルMの通過が検知されたことをトリガとして発動する。なお、チャッカー部20は可倒式の機構に限らず、公知の他のチャッカー機構であっても良い。また、チャッカー部20の設置位置及び設置数は、メダルゲーム装置1000の管理者が任意に調整することも可能である。
抽選処理では、所定の抽選確率に従って「当たり」又は「外れ」が決定される。そして、抽選結果が「当たり」の場合には、特典として所定枚数のボーナス用のメダルMが特別払出口22から払い出され、スロープ24を流下してプッシャーテーブル6上に供給される。それとともに、ディスプレイ32に所定の当選画面を表示したり、スピーカから所定の当選音声を出力するといった当選演出処理が行われる。
また、メダルゲーム装置1000は、該装置を統合的に制御する制御ユニット30を筐体内部に備えている。制御ユニット30には、CPU等の演算装置や、ICメモリ等の記憶装置などが搭載されている。演算装置は、記憶装置に記憶されているプログラムやデータ等を読み出して実行することでメダルゲーム装置1000を統括制御し、プッシャーテーブル6や各種メダル搬送機構等の駆動制御、ディスプレイ32の表示制御、抽選処理などの各種処理を実行する。
また、メダルゲーム装置1000は、筐体内部であって筐体前面に設けられた扉40の奥方に、管理用機器であるスイッチ群42及び管理用モニタ44を備えている。通常、この扉40は施錠され、管理者のみが解錠して内部の管理用機器を使用することができる。管理者は、例えば営業時間外に扉40を開けてスイッチ群42を操作することで、目標ペイアウト率や抽選確率の調整度合などの設定を行うことができる。
続いて、このように構成されるメダルゲーム装置1000における、各ステーション1002の「抽選確率の調整度合」の決定についての2つの実施例を説明する。
[第1実施例]
先ず、第1実施例を説明する。図3は、第1実施例における抽選確率の調整度合の決定の概要図である。図3に示すように、第1実施例では、管理者は、どの調整度合に何台のステーション1002を割り当てるかといった、調整度合に対する台数配分の内訳を設定する。すると、メダルゲーム装置1000では、この内訳に従って、各ステーション1002に割り当てる調整度合を決定する。
すなわち、図3では、管理者によって、台数配分の内訳として、調整度合「15」のステーション1002が2台、調整度合「10」のステーション1002が4台と設定されている。この場合、6台のステーション1002うち、2台のステーション1002に調整度合「15」が割り当てられ、他の4台のステーション1002に調整度合「10」が割り当てられる。
<機能構成>
図4は、第1実施例におけるメダルゲーム装置1000Aの機能構成を示すブロック図である。図4によれば、メダルゲーム装置1000Aは、機能的には、処理部100と、管理用入力部311と、管理用表示部312と、通信部400と、記憶部500とを備えて構成される。なお、管理用入力部311及び管理用表示部312は、メダルゲーム装置1000Aの管理者のみがメンテナンス用に使用可能な管理用機器310であり、遊技者が使用不可能な場所、例えば筐体内部に設けられている。
管理用入力部311は、メダルゲーム装置1000Aの管理者による操作入力を受け付け、操作に応じた操作信号を処理部100に出力する。この機能は、例えば、プッシュボタンやタッチパネル等の入力装置によって実現される。図1では、スイッチ群42がこれに該当する。この管理用入力部311によって、管理者による目標ペイアウト率の設定指示や、抽選確率の調整度合いの設定指示等が入力される。
管理用表示部312は、処理部100からの表示信号に従った画像を表示する。この機能は、例えば、LCD等の表示装置によって実現される。図1では、管理用モニタ44がこれに該当する。
処理部100は、記憶部500から読み出したプログラムやデータ、管理用入力部311から入力される操作信号等に基づいて、メダルゲーム装置1000Aの全体制御等を行う。この機能は、例えばCPUやGPU等のマイクロプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、ICメモリ等によって実現される。図1では、制御ユニット30に搭載された演算装置がこれに該当する。また、処理部100は、調整度合決定部110Aと、各ステーション1002それぞれを制御するST制御部120とを有している。
調整度合決定部110Aは、メダルゲーム装置1000Aを構成する6台のステーション1002それぞれにおける抽選確率の調整度合いを決定する。本実施形態において、抽選確率の調整度合いは「1〜20」の20段階で表現されており、調整度合いが大きいほど、抽選確率が大きく変動する。この調整度合の決定は、調整度合配分内訳データ521に従って行う。
調整度合配分内訳データ521は、6台のステーション1002のうち、何台のステーション1002をどの調整度合とするかの台数配分の内訳を定めたデータである。図5は、調整度合配分内訳データ521のデータ構成の一例を示す図である。図5によれば、調整度合配分内訳データ521は、調整度合521aと、該調整度合いを割り当てるステーション1002の台数521bとを対応付けて格納している。なお、この調整度合配分内訳データ521は、どの調整度合に何台割り当てるといったように、直接管理者によって設定されることとしても良いし、或いは、予め用意された複数の内訳データ群のうちから、管理者によって選択されることとしても良い。
調整度合決定部110Aは、この調整度合配分内訳データ521に従って、各調整度合を割り当てたステーション1002の台数が定められた配分台数となるよう、6台のステーション1002それぞれに割り当てる調整度合を決定する。例えば、図5では、台数配分の内訳として、調整度合「15」に「2台」のステーション1002を割り当て、調整度合「10」に4台のステーション1002を割り当てることが定められている。この場合、6台のステーション1002のうちから、例えばランダムに選択した2台のステーション1002に調整度合「15」を割り当て、他の4台のステーション1002に調整度合「10」を割り当てる。
そして、調整度合決定部110Aによって決定された、各ステーション1002の調整度合についてのデータは、調整度合割り当てデータ522として記憶される。
図6は、調整度合割り当てデータ522のデータ構成の一例を示す図である。図6によれば、調整度合割り当てデータ522は、メダルゲーム装置1000Aを構成するステーション522aそれぞれについて、決定した調整度合522bを対応付けて格納している。
図4に戻り、通信部400は、所与の通信回線と接続して外部装置との通信を実現する。この機能は、例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。
記憶部500は、処理部100にメダルゲーム装置1000Aを統合的に制御させるための諸機能を実現させるためのシステムプログラムや、ゲームを実行させるために必要なゲームプログラム、各種データ等を記憶する。また、記憶部500は、処理部100の作業領域として用いられ、処理部100が各種プログラムに従って実行した演算結果や、管理用入力部311からの入力データ等を一時的に記憶する。この機能は、例えばRAMやROMなどのICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光学ディスクなどによって実現される。図1では制御ユニット30に搭載される記憶装置がこれに該当する。第1実施例では、記憶部500には、プログラムとして、処理部100が実行するメイン制御プログラム510が記憶されるとともに、データとして、調整度合配分内訳データ521と、調整度合割り当てデータ522と、各ステーション1002それぞれのSTデータ530とが記憶される。
図7は、各ステーション1002の機能構成を示すブロック図である。図7によれば、各ステーション1002は、機能的には、メダル投入検知部210と、メダル払出検知部220と、ST制御部120と、画像表示部230と、音声出力部240と、STデータ530とを備えて構成される。STデータ530には、ST制御プログラム531と、調整幅標準値テーブル532と、調整幅補正係数テーブル533と、目標ペイアウト率データ541と、調整度合データ542と、抽選確率データ543と、調整幅データ544と、メダル計数データ545と、抽選確率調整履歴データ546と、調整幅変更履歴データ547と、ペイアウト率履歴データ548とが含まれる。
メダル投入検知部210は、ステーション1002において投入されたメダルを1枚単位で検知し、投入検知信号をST制御部120に出力する。
メダル払出検知部220は、ステーション1002から装置外部に払い出されたメダルを1枚単位で検知し、払出検知信号をST制御部120に出力する。
ST制御部120は、メダル計数部121と、抽選部122と、抽選確率調整部123と、調整幅変更部124と、ペイアウト率算出部125と、駆動制御部126と、画像生成部127と、音声生成部128とを有している。
メダル計数部121は、ステーション1002におけるメダルの投入枚数や払い出し枚数を計数する。具体的には、メダル投入検知部210からの投入検知信号や、メダル払出検知部220からの払出検知信号をもとに、メダルの投入枚数や払出枚数を計数する。計数されたメダルの投入枚数や払出枚数のデータは、メダル計数データ545として記憶される。
図8は、メダル計数データ545のデータ構成の一例を示す図である。図8によれば、メダル計数データ545は、現時点でのメダルの投入枚数545aと、払出枚数545bとを格納している。
抽選部122は、チャッカー部20によるメダルMの通過が検知されたタイミングで、所定の抽選確率に従って「当たり」又は「外れ」を決定する抽選処理を行う。そして、抽選結果を「当たり」として決定したならば、特典として所定数のボーナス用のメダルを遊技空間に供給する。なお、抽選確率は、抽選確率調整部123によって適宜変更され、固定値ではない。ここで、現時点での抽選確率についてのデータは、抽選確率データ543として記憶されている。
抽選確率調整部123は、所定の変更条件を満たしたときに抽選確率を変更する。この変更条件は、(1)メダル投入、(2)抽選結果が「当たり」、である。すなわち、メダル投入検知部210によってメダルの投入が検知される毎に、抽選確率を所定の増加調整幅αだけ上昇(増加)させる。また、抽選部122による抽選結果が「当たり」となる毎に、抽選確率を所定の減少調整幅βだけ下降(減少)させる。
ここで、抽選確率の調整幅α,βについてのデータは、抽選確率調整幅データ544として記憶されている。図9は、抽選確率調整幅データ544のデータ構成の一例を示す図である。図9によれば、抽選確率調整幅データ544は、現時点での抽選確率の増加調整幅544aと、減少調整幅544bとを格納している。
また、抽選確率調整部123による抽選確率の調整履歴についてのデータが、抽選確率調整履歴データ546として記憶される。図10は、抽選確率調整履歴データ546のデータ構成の一例を示す図である。図10によれば、抽選確率調整履歴データ546は、時系列に沿って、抽選確率が調整された時刻546aと、調整後の抽選確率546bとを対応付けて格納している。
調整幅変更部124は、抽選確率調整部123による抽選確率の調整幅α,βを変更する。具体的には、先ず、ペイアウト率の目標値Ptと実績値Paとの差ΔP(=Pt−Pa)を算出する。ここで、ペイアウト率の目標値Ptは、管理用入力部311から管理者によって入力・設定された値であり、目標ペイアウト率データ541として記憶されている。また、ペイアウト率の実績値Paは、ここまでのペイアウト率に基づく値であり、例えば、前日のペイアウト率そのものや、過去の所定日間(例えば、7日間)のペイアウト率の平均値が用いられる。なお、ペイアウト率は、ペイアウト率算出部125によって算出される。
次いで、調整幅変更部124は、算出したペイアウト率の差ΔPをもとに、調整幅標準値テーブル532に従って、抽選確率の調整幅α,βそれぞれの標準値Nα,Nβを決定する。また、抽選確率の調整度合をもとに、調整幅補正係数テーブル533に従って、調整幅α,βそれぞれの補正係数kα,kβを決定する。ここで、抽選確率の調整度合は、調整度合決定部110Aによって決定された値であり、調整度合データ542として記憶されている。
そして、決定した標準値Nα,Nβ、及び、補正係数kα,kβをもとに、式(1a),(1b)に従って、ペイアウト率の増加調整幅α、減少調整幅βを算出する。
α=Nα×kα ・・(1a)
β=Nβ×kβ ・・(1b)
図11は、調整幅標準値テーブル532のデータ構成の一例を示す図である。図11によれば、調整幅標準値テーブル532は、ペイアウト率の差532aごとに、増加調整幅αの標準値532bと、減少調整幅βの標準値532cとを対応付けて格納している。
図11では、増加調整幅αの標準値Nαは、ペイアウト率の実績値Paが目的値Ptに比較して小さいほど、大きくなるように定められている。これは、ペイアウト率の実績値Paが目標値Ptよりも小さい場合には、ペイアウト率の差ΔPが大きいほど標準値Nαを大きくすることで、抽選確率の増加調整幅αを大きくし、ペイアウト率を速やかに目標値Ptに近づけるようにするためである。逆に、ペイアウト率の実績値Paが目標値Ptよりも大きい場合には、ペイアウト率の差ΔPの大きさ(絶対値)が大きいほど、標準値Nαを小さくすることで増加調整幅αを小さくし、ペイアウト率が目標値Ptからあまり離れないようにするためである。
また、減少調整幅βの標準値Nβは、ペイアウト率の実績値Paが目標値Ptに比較して大きいほど、大きくなるように定められている。これは、ペイアウト率の実績値Paが目標値Ptよりも小さい場合には、ペイアウト率の差ΔPが大きいほど標準値Nβを小さくすることで抽選確率の減少調整幅βを小さくし、ペイアウト率が目標値Ptからあまり離れないようにするためである。逆に、ペイアウト率の実績値Paが目標値Ptよりも大きい場合には、ペイアウト率の差ΔPの大きさ(絶対値)が大きいほど標準値Nβを大きくすることで減少調整幅βを大きくし、ペイアウト率を速やかに目標値Ptに近づけるようにするためである。
図12は、調整幅補正係数テーブル533のデータ構成の一例を示す図である。図12によれば、調整幅補正係数テーブル533は、取り得る調整度合533aそれぞれについて、増加調整幅αの補正係数533bと、減少調整幅βの補正係数533cとを対応付けて格納している。図12に示すように、調整幅補正係数テーブル533では、調整度合と補正係数kα,kβとは、正比例関係となるように定められている。なお、正比例関係でなくとも良いことは勿論であるが、調整度合が大きいほど、補正係数kα,kβを大きくすることで調整幅α,βが大きくなり、その結果、抽選確率の変動が大きくなるように定めると好適である。逆に、調整度合が小さいほど、補正係数kα,kβを小さくすることで、調整幅α,βが小さくなり、その結果、抽選確率の変動が小さくなる。
また、調整幅変更部124による抽選確率の変更幅α,βの変更履歴についてのデータが、調整幅変更履歴データ547として記憶される。
ペイアウト率算出部125は、所定のタイミングで、メダル計数データ545をもとに、ペイアウト率を算出する。ペイアウト率は、ペイアウト率=メダル払出枚数/投入枚数、で算出される。算出されたペイアウト率は、ペイアウト率履歴データ548として記憶される。
駆動制御部126は、プッシャーテーブル6や各種メダル搬送機構といったステーション1002の各機構の駆動を制御する。
画像生成部127は、例えばGPU(Graphics Processing Unit)やデジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーデックなどのプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部127は、処理部100による処理結果に基づく抽選画面や各種の演出画面等の画像を生成し、生成した画像の画像信号を画像表示部230に出力する。
画像表示部230は、画像生成部127からの画像信号に基づいて抽選画面等の各種画面を表示する。この機能は、例えばCRTやLCD、ELD、PDP等の表示装置によって実現される。図1では、ディスプレイ32がこれに該当する。
音声生成部128は、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)や音声合成ICなどのプロセッサ、音声ファイル再生可能なオーディオコーデックによって実現され、処理部100の処理結果に基づいて、各種効果音やBGM、各種操作音の音信号を生成し、音声出力部240に出力する。
音声出力部240は、音声生成部128から入力される音信号に基づいてBGMや効果音等のゲーム音声を出力する。この機能は、例えばスピーカ等の音声出力装置によって実現される。
<調整例>
図13は、あるステーション1002における抽選確率の推移の一例を示す図である。図13(a)は、調整度合が小さい場合(例えば、「1」)であり、図13(b)は、調整度合が大きい場合(例えば、「10」)である。ステーション1002における抽選確率の調整幅α,βは、(1)ペイアウト率の実績値と目標値との差ΔP、(2)調整度合、によって決まる。つまり、図13(a),(b)を比較すると、図13(a)に示すように、調整度合が小さいほど、補正係数kα,kβが小さいために調整幅α,βが小さくなる。つまり、抽選確率の変動は小さく、いわば“波が緩やか”な状態となる。逆に、図13(b)に示すように、調整度合が大きいほど、補正係数kα,kβが大きいために調整幅α,βが大きくなる。従って、ある程度の期間での抽選確率の推移を見たとき、抽選確率は大きく変動する、いわば“波が荒い”状態となる。
<処理の流れ>
図14は、調整度合決定部110Aが実行する調整度合決定処理の流れを説明するフローチャートである。この調整度合決定処理は、メダルゲーム装置1000Aの電源投入後、開始される処理である。
図14によれば、調整度合決定部110Aは、先ず、現在設定されている調整度合配分内訳データ521に従って、各ステーション1002に割り当てる抽選確率の調整度合を決定し(ステップA1)、決定した調整度合を、該当するST制御部120に通知する(ステップA3)。
次いで、管理用入力部311から管理者による抽選確率の調整度合の内訳変更指示が入力されたならば(ステップA5:YES)、この内訳変更指示に従って調整度合配分内訳データ521を再設定する(ステップA7)。
そして、再設定後の調整度合配分内訳データ521に従って、各ステーション1002に割り当てる抽選確率の調整度合を決定し(ステップA9)、決定した調整度合を、該当するST制御部120に通知する(ステップA11)。
また、管理用入力部311から、管理者による目標ペイアウト率の変更指示が入力されたならば(ステップA13:YES)、この変更指示に従って目標ペイアウト率を再設定し(ステップA15)、再設定後の目標ペイアウト率を各ST制御部120に通知する(ステップA17)。
その後、該装置の電源遮断等による終了指示がなされたか否かを判断し、なされていないならば(ステップA19:NO)、ステップA1に戻り、同様の処理を繰り返す。終了指示がなされたならば(ステップA19:YES)、調整度合決定処理を終了する。
図15は、ST制御部120が実行するST制御処理の流れを説明するフローチャートである。このST制御処理は、メダルゲーム装置1000Aの電源投入後、開始される処理である。図15によれば、ST制御部120は、先ず、初期設定処理を行う(ステップB1)。
図16は、初期設定処理の流れを説明するフローチャートである。図16によれば、先ず、メダル計数部121が、メダルの投入枚数及び払出枚数をゼロクリアする(ステップC1)。次いで、管理用入力部311から、管理者による抽選確率の設定指示が入力されたか否かを判断し、入力されたならば、この設定指示に従って抽選確率の開始値を初期設定する(ステップC3)。抽選確率の設定指示が入力されていないならば(ステップC5:NO)、前日の抽選確率の終了値を、抽選確率の開始値として設定する(ステップC7)。
続いて、調整幅変更部124が、抽選確率の調整幅α,βを初期設定する。すなわち、ペイアウト率の目標値Ptと実績値Paとの差ΔPを算出し(ステップC9)、このペイアウト率の差ΔPをもとに、調整幅標準値テーブル532に従って、調整幅α,βの標準値Nα,Nβを決定する(ステップC11)。また、抽選確率の調整度合をもとに、調整幅補正係数テーブル533に従って、調整幅α,βの補正係数kα,kβを決定する(ステップC13)。そして、決定した標準値Nα,Nβそれぞれに補正係数kα,kβを乗じて、抽選確率の調整幅α,βを決定する(ステップC15)。以上の処理を行うと、初期設定処理は終了となる。
初期設定処理が終了すると、続いて、抽選確率調整処理(図17参照)を開始するとともに(ステップB3)、駆動制御部126が駆動制御処理を開始する(ステップB5)。その後、該装置の電源遮断等による終了指示がなされたか否かを判断し、なされていないならば(ステップB7:NO)、ステップB3に戻り、同様の処理を繰り返す。終了指示がなされたならば(ステップB7:YES)、実行中の抽選確率調整処理及び駆動処理を終了した後(ステップB9)、ST制御処理を終了する。
図17は、抽選確率調整処理の流れを説明するフローチャートである。図17によれば、メダル投入検知部210によってメダルの投入が検知されたならば(ステップD1:YES)、メダル計数部121が、メダル投入枚数を「1」増加させる(ステップD3)。それとともに、抽選確率調整部123が、抽選確率を増加調整幅αだけ増加させる(ステップD5)。
また、メダル払出検知部220によってメダルの払い出しが検知されたならば(ステップD7:YES)、メダル計数部121が、メダル払出枚数を「1」増加させる(ステップD9)。
また、抽選部122による抽選が発生し(ステップD11:YES)、その抽選結果が「当たり」ならば(ステップD13:YES)、抽選確率調整部123が、抽選確率を減少調整幅βだけ減少させる(ステップD15)。
また、調整度合決定部110Aから調整度合の変更が通知されたならば(ステップD17:YES)、調整幅変更部124が、変更後の調整度合をもとに、調整幅補正係数テーブル533に従って、調整幅α,βの補正係数kα,kβを再決定(変更)する(ステップD19)。そして、標準値Nα,Nβそれぞれに、再決定した補正係数kα,kβを乗じて、抽選確率の調整幅α,βを再決定(変更)する(ステップD21)。
また、処理部100から目標ペイアウト率の変更が通知されたならば(ステップD23:YES)、調整幅変更部124が、変更後の目標ペイアウト率Ptと実績値Paとの差ΔPを算出し(ステップD25)、このペイアウト率の差ΔPをもとに、調整幅標準値テーブル532に従って、調整幅α,βの標準値Nα,Nβを再決定(変更)する(ステップD27)。そして、再決定した標準値Nα,Nβそれぞれに補正係数kα,kβを乗じて、抽選確率の調整幅α,βを再決定(変更)する(ステップD29)。
その後、終了指示がなされたか否かを判断し、なされていないならば(ステップD31:NO)、ステップD1に戻り、同様の処理を繰り返す。終了指示がなされたならば(ステップD31:YES)、抽選確率調整処理を終了する。
<作用・効果>
このように、第1実施例におけるメダルゲーム装置1000Aでは、管理者が「どの調整度合に何台のステーション1002を割り当てる」といった調整度合の配分台数の内訳を設定することで、この内訳に従って、各ステーション1002に割り当てる調整度合が自動的に決定される。これにより、管理者は、ステーション1002の1台1台毎に抽選確率を設定する必要がなく至便である。
[第2実施例]
次に、第2実施例を説明する。なお、以下において、上述の第1実施例と同一の構成要素については同符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2実施例では、管理者は、複数のステーション1002からなるメダルゲーム装置1000全体として、例えば、調整度合を、全体的に高く/低くしたい、万遍なくばらけさせたいといった、抽選確率の調整度合の分布の傾向である「全体傾向」を設定する。すると、メダルゲーム装置1000では、この「全体傾向」に応じて、各ステーション1002の調整度合が“確率的に”決定される。
具体的には、設定された全体傾向に応じた調整度合と選択確率との対応関係が設定される。そして、この各調整度合に対応付けられた選択確率に従って、各ステーション1002における抽選確率の調整度合が決定される。なお、この対応関係は、全てのステーション1002に対して共通に適用される。
図18は、調整度合と選択確率との対応関係の一例を示すグラフである。図18では、横軸が調整度合、縦軸が「選択確率」である。図18に示すように、取り得る全ての調整度合(1〜20)のうち、所定の「選択範囲」に対して選択確率が設定される。また、グラフの傾きは、選択範囲内の各調整度合の割り当てられ易さの傾向を表す。つまり、調整度合と選択確率との「対応関係」は、割り当てられ得る調整度合の範囲である「選択範囲」と、この選択範囲における割り当てられ易さの傾向である「偏り」とによって定義される。
図19は、「偏り」の例を示すグラフである。なお、この「偏り」は、「−1.0〜+1.0」の範囲で表現されることとする。図19(a)は、偏りが「±0.0」のグラフであり、選択範囲内の全ての調整度合について、選択確率が等しい「フラット型」である。つまり、各ステーション1002の抽選確率の調整度合が、選択範囲内で万遍なくばらける傾向となる。
また、図19(b)は、偏りが「+1.0」のグラフであり、選択範囲の両端の調整度合の選択確率が高く、中央の調整度合の選択確率が低い「V字型」である。つまり、各ステーション1002の抽選確率の調整度合が、高いのと低いのとの両極端となる傾向となる。図19(c)は、偏りが「+0.5」のグラフであり、緩やかな「V字型」である。
また、図19(d)は、偏りが「−1.0」のグラフであり、「V字型」とは逆に、選択範囲の中央の調整度合の選択確率が高く、両端の調整度合の選択確率が低い「山型」である。つまり、各ステーション1002の抽選確率の調整度合が、選択範囲の中央の調整度合に集まり易い傾向となる。図19(e)は、偏りが「−0.5」のグラフであり、緩やかな「山型」である。
<機能構成>
図20は、第2実施例におけるメダルゲーム装置1000Bの機能構成を示すブロック図である。図20によれば、メダルゲーム装置1000Bは、機能的には、処理部100と、管理用入力部311と、管理用表示部312と、通信部400と、記憶部500とを備えて構成される。
処理部100は、調整度合決定110Bと、ST制御部120とを有する。調整度合決定110Bは、調整度合全体傾向データ523に従って、各ステーション1002それぞれの調整度合を決定する。
図21は、調整度合全体傾向データ523のデータ構成の一例を示す図である。図21によれば、調整度合全体傾向データ523は、選択範囲523aと、偏り523bとを格納している。選択範囲523aは、その「中央値」と、この中央値から選択範囲の両端値までの幅である「振れ幅」とを含む。なお、この調整度合全体傾向データ523は、どの直接管理者によって設定されることとしても良いし、或いは、予め用意された複数の全体傾向データ群のうちから、管理者によって選択されることとしても良い。
調整度合決定110Bは、この調整度合全体傾向データ523に従って、6台のステーション1002それぞれに割り当てる選択確率を決定する。すなわち、調整度合全体傾向データ523で定められた選択範囲内の調整度合それぞれについて、定められた偏りに応じた選択確率を設定し、この調整度合毎の選択確率に従って、各ステーション1002に割り当てる1つの調整度合を確率演算によって選択する。
第2実施例では、記憶部500には、プログラムとして、処理部100が実行するメイン制御プログラム510が記憶されるとともに、データとして、調整度合配分内訳データ521と、調整度合全体傾向データ523と、各ステーション1002それぞれのSTデータ530とが記憶される。
<処理の流れ>
図22は、第2実施例における調整度合決定処理の流れを説明するフローチャートである。図22によれば、調整度合決定部110Bは、先ず、現在設定されている調整度合全体傾向データ523に従って、各ステーション1002に割り当てる抽選確率の調整度合を決定し(ステップA2)、決定した調整度合を、該当するST制御部120に通知する(ステップA3)。
次いで、管理用入力部311から管理者による抽選確率の調整度合の全体傾向変更指示が入力されたならば(ステップA6:YES)、この全体傾向変更指示に従って調整度合全体傾向データ523を再設定する(ステップA8)。
そして、再設定後の調整度合全体傾向データ523に従って、各ステーション1002に割り当てる抽選確率の調整度合を決定し(ステップA10)、決定した調整度合を、該当するST制御部120に通知する(ステップA11)。
また、管理用入力部311から管理者による目標ペイアウト率の変更指示が入力されたならば(ステップA13:YES)、この変更指示に従って目標ペイアウト率を再設定し(ステップA15)、再設定後の目標ペイアウト率を各ST制御部120に通知する(ステップA1)。
その後、該装置の電源遮断等による終了指示がなされたか否かを判断し、なされていないならば(ステップA19:NO)、ステップA2に戻り、同様の処理を繰り返す。終了指示がなされたならば(ステップA19:YES)、調整度合決定処理を終了する。
<作用・効果>
このように、第2実施例におけるメダルゲーム装置1000では、管理者が、「調整度合を全体的に高く/低くしたい」といった、各ステーション1002における抽選確率の調整度合の分布の傾向である「全体傾向」を設定することで、この全体傾向に従って、自動的に各ステーション1002の抽選確率が決定される。これにより、管理者は、ステーション1002の1台1台毎に抽選確率を設定する必要がなく至便である。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)スケジュール設定
例えば、各ステーション1002への抽選確率の調整度合の設定変更を、予め定められた設定スケジュールに従って行うことにしても良い。
図23は、設定変更スケジュールデータ524のデータ構成の一例を示す図である。図23によれば、設定変更スケジュールデータ524は、抽選確率の調整度合の設定変更のタイミング524aを格納している。
そして、調整度合決定部110は、この設定変更スケジュールデータ524で定められた設定変更タイミングとなると、現在の調整度合配分内訳データ521(第1実施例)或いは調整度合全体傾向データ523(第2実施例)に従って、各ステーション1002の抽選確率の調整度合を再決定する。なお、この設定変更スケジュールデータ524は、管理者によって任意に設定されることが望ましい。
また、調整度合配分内訳データ521、或いは、調整度合全体傾向データ523を、予め定められた設定変更スケジュールに従って設定変更することにしても良い。
具体的には、上述の実施例1においては、図24に示すように、調整度合配分内訳データ521として、予め定められた複数の規定データ521Aと、管理者によって設定された管理者設定データ521Bとを用意する。それとともに、これらのデータの適用スケジュールを定めた適用スケジュールデータ525を用意する。
図25は、適用スケジュールデータ525のデータ構成の一例を示す図である。図25によれば、適用スケジュールデータ525は、優先順位525aに対応付けて、適用期間525bと、適用する内訳データ525cとを格納している。適用期間525bには、日付や曜日、時間帯の条件が定められている。なお、この適用スケジュールデータ525は、管理者によって任意に設定されることが望ましい。
そして、調整度合決定部110Aは、この適用スケジュールデータ525に従い、現在の日付や時間が満たす適用期間のうち、優先順位が最も高い適用期間に対応する内訳データに基づいて、各ステーション1002の抽選確率の調整度合を決定する。
また、第2実施例においても同様である。すなわち、調整度合全体傾向データ523として、予め定められた複数の規定データと、管理者によって設定された管理者設定データとを用意する。それとともに、これらのデータの適用スケジュールを定めた適用スケジュールデータ(図25参照)を用意する。なお、この適用スケジュールデータは、管理者によって任意に設定されることが望ましい。
そして、調整度合決定110Bは、この適用スケジュールデータに従い、現在の日付や時間が満たす適用期間のうち、優先順位が最も高い適用期間に対応する内訳データに基づいて、各ステーション1002の抽選確率の調整度合を決定する。
(B)抽選確率の調整
また、上述の実施形態では、抽選確率の調整を、(1)メダルの投入、(2)抽選結果が「当たり」、のときに行うことにしたが、更に、(3)メダルの払い出し、のときにも抽選確率の調整を行うこととしても良い。
具体的には、メダル払出検知部220によってメダルの払い出しが検知される毎に、抽選確率調整部123が、抽選確率を所定の減少調整幅γだけ減少させる。この減少調整幅γは、ペイアウト率の目標値Ptと実績値Paとの差ΔP(=Pt−Pa)や調整度合に応じて決定し、ペイアウト率の目標値Ptが実績値Paより大きいほど、減少調整幅γを大きくする。
また、メダルが1枚投入される毎に抽選確率を調整することとしたが、3枚や5枚など、所定枚数が投入される毎に抽選確率を調整することとしても良い。また、メダルの払い出しのときも同様に、1枚払い出される毎に抽選確率を調整することとしても良いし、5枚や10枚など所定枚数が払い出されるごとに抽選確率を調整することとしても良い。
更に、抽選確率の調整を、5分や10分といった所定時間が経過する毎に行うこととしても良い。この場合、抽選確率を増加させるように調整しても良いし、減少させるように調整しても良い。このときの調整幅は、実施形態における変更幅α,βと同様に、ペイアウト率の目標値Ptと実績値Paとの差ΔP(=Pt−Pa)や調整度合に応じて決定する。
(C)減少調整幅β
また、抽選の「当たり」が複数種類有る場合、この当たりの種類に応じて、減少調整幅βを異ならせることとしても良い。具体的には、例えば、抽選部122による抽選結果が、「大当たり」、「中当たり」及び「小当たり」の3種類があり、この順に特典として払い出されるボーナス用のメダルの枚数が多い場合、この順に、減少調整幅βが大きくなるようにする。
(D)「当たり」の種類
また、抽選の「当たり」には、払い出されるボーナス用のメダルの枚数が異なる複数種類の「当たり」があるとしても良い。この場合、複数種類の「当たり」それぞれの相対的な抽選確率を、調整度合に応じて変更することにしても良い。
具体的には、例えば、「当たり」として、「大当たり(例えばメダル300枚の払い出し)」、「中当たり(例えばメダル100枚の払い出し)」及び「小当たり(例えばメダル30枚の払い出し)」の3種類がある場合には、調整度合が小さいほど、「大当たり」の相対的な抽選確率が大きく、逆に、調整度合が大きいほど、「小当たり」の相対的な抽選確率が小さくなるようにする。なお、「大当たり」、「中当たり」及び「小当たり」それぞれの抽選確率の総和、すなわち何れかの「当たり」となる確率は、上述の実施形態における「抽選確率」に相当するものとする。例えば、上述の実施形態における「抽選確率」が「0.7」と定められた場合に、「大当たり」を「0.5」、「中当たり」を「0.1」、「小当たり」を「0.1」としたり、「大当たり」を「0.1」、「中当たり」を「0.2」、「小当たり」を「0.4」とするといった、抽選確率の内訳を調整度合に応じて変更する。勿論、当たりの種類は3種類でなく、2種類でもよいし、4種類以上あってもよい。
1000(100A,100B) メダルゲーム装置
100 処理部
110(110A,110B) 調整度合決定部
120 ST制御部
121 メダル計数部、122 抽選部、123 抽選確率調整部
124 調整幅変更部、125 ペイアウト率算出部
126 駆動制御部、127 画像生成部、128 音声生成部
1002 ステーション
210 メダル投入検知部、220 メダル払出検知部
230 画像表示部、240 音声出力部
310 管理用機器
311 管理用入力部、312 管理用表示部
400 通信部
500 記憶部
510 メイン制御プログラム
521 調整度合配分内訳データ
522 調整度合割り当てデータ、523 調整度合全体傾向データ
530 STデータ
531 ST制御プログラム
532 調整幅標準値テーブル、533 調整幅補正係数テーブル
541 目標ペイアウト率データ、542 調整度合データ
543 抽選確率データ、544 調整幅データ
545 メダル計数データ、546 抽選確率調整履歴データ
547 調整幅変更履歴データ、548 ペイアウト率履歴データ

Claims (6)

  1. 各ステーションそれぞれについて、所与の抽選確率に従って抽選を行い、当選時に所定枚数のメダルをゲーム空間に放出する制御を行う抽選制御手段と、当該ステーションのペイアウト率を目標ペイアウト率に誘導するために、当該ステーションのペイアウト率と目標ペイアウト率との差に応じて前記抽選確率を調整する抽選確率調整手段とを備えた、複数ステーションで構成されたプッシャー型のメダルゲーム装置であって、
    前記抽選確率調整手段は、前記抽選確率の調整度合を変更可能であり、
    何台のステーションをどの調整度合にするかの台数配分の内訳を設定する内訳設定手段と、
    前記内訳設定手段により設定された内訳に従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を決定する割り当て手段と、
    を備えたメダルゲーム装置。
  2. 前記割り当て手段は、所与のタイミングで前記割り当てを再実行し、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を更新する、
    請求項1に記載のメダルゲーム装置。
  3. 前記抽選確率調整手段は、1回の調整当たりの調整幅を前記調整度合に応じて可変に設定し、当該設定した調整幅に基づいて前記抽選確率を調整する、
    請求項1又は2に記載のメダルゲーム装置。
  4. 前記抽選確率調整手段は、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差に応じた抽選確率の調整基準を前記調整度合に応じて補正することで調整幅を設定し、当該設定した調整幅に基づいて前記抽選確率を調整する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
  5. 前記抽選確率調整手段は、ペイアウト率と目標ペイアウト率との差が同一の場合であっても前記調整度合に応じて異なる抽選確率となるように、当該差と抽選確率との対応関係を前記調整度合に応じて変更する、
    請求項1又は2に記載のメダルゲーム装置。
  6. 前記内訳設定手段は、現在の日付、時刻及び曜日のうちの何れかの日時条件毎に前記内訳を定めた内訳スケジュールを設定し、
    前記割り当て手段は、前記内訳スケジュールに従って、各ステーションそれぞれに割り当てる調整度合を決定する、
    請求項1〜5の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
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