JP2011202844A - 電気機器 - Google Patents

Abstract

【課題】視力の弱い人は表示部の情報を読み取ることが難しく、リモコン操作時に利用者が求める動作状態まであと何回ボタンを押せばよいのか判断することが難しいという課題があり、視力が弱い人でも容易にリモコンで電気機器を操作できるようにする。
【解決手段】リモコンからの指示により目標運転状態が基点に変化した場合に、機器本体側発光部４が発光し、さらに機器本体側送信部３からリモコン側受信部６に信号を送りリモコン側発光部を発光することにより、操作者に現在の運転指示状態を認識させることを可能とする。
【選択図】図１

Description

本発明は空気調和機等の電気機器のユーザインターフェースに関するものである。

従来、空気調和機においては室内機に運転、停止、設定温度などの指示を与えるべく動作指示信号を送信するリモコンを備え、リモコンには現在の動作指示状態を表示する表示部が設けられている。利用者は表示部に表示された情報から現在の運転状態を確認することができる。

特開２００１−９１０３３号公報

しかしながら、前記従来の構成では、視力の弱い人は表示部の情報を読み取ることが難しく、リモコン操作時に利用者が求める動作状態まであと何回ボタンを押せばよいのか判断することが難しいという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、視力の弱い人でも光情報により、あと何回ボタンを押せば目的の運転状態にできるのかを判断することができる機器を提供することを目的とする。

前記従来の課題を解決するために、本発明の電気機器は動作指示信号が基点信号だった場合に、光を発して利用者に現在の運転状態を知らせる機能を備えている。

これによって、視力の弱い人でも、現在の目標運転状態を判断しあと何回ボタンを押せば自分が求める目標運転状態に変更できるか認識することができる。

本発明の電気機器は、リモコンで機器本体に送信する動作指示信号が、所定の動作指示信号（基点信号：例えば、空気調和機における風量の自動モードや設定可能室温の最大値など、機器メーカーが設定した動作の基準点の信号。機器メーカーが設定するため基点は機器によって単一であったり、複数個であったりする場合がある。）である場合、機器本体が光を発することによって、現在どのような運転指示を送っているか視力の弱い人でも判断することができる。また基点信号を機器本体が受信した場合にリモコンへ基点信号受信確認信号を送信し、リモコンはその基点信号受信確認信号を受信した時点で光を発することにより、聴力の弱い人が機器本体で光っているのを認識できないことを防ぐ。また基点信号の情報のみを利用者に伝えることにより、運転状態の情報全てを利用者に伝えた場合の情報過多のわずらわしさを軽減することが可能となる。

本発明の実施の形態１における電気機器の説明図

第１の発明は、機器本体に運転の開始、停止等の動作指示信号を送信するリモコンから
機器本体へ送信した動作指示信号が基点信号だった場合に利用者に知らせる機能を設けることにより、機器利用者が機器の動作設定を容易にすることが可能となる。

第２の発明は、機器に備えられたリモコンが、機器本体に動作指示信号を送信する際に、利用者がリモコンのどのボタンを押したのかという情報も同時に送信することを特徴とする。

第３の発明は、機器本体がリモコンから基点信号を受信した場合に、機器本体が光で利用者に基点信号を受信したことを知らせることを特徴とする。

第４の発明は、機器本体がリモコンから基点信号を受信した場合に、機器本体が自動でリモコンに基点信号受信確認信号を送信することを特徴とする。

第５の発明は、リモコンが機器本体から基点信号受信確認信号を受信した場合に、リモコンが光で利用者に基点信号を受信したことを知らせることを特徴とする。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は本発明の実施の形態１における電気機器の説明図である。

図１においてリモコン５に備えられた各種動作指示ボタン９を利用者が押下した場合、リコモン側送信部６から機器本体１に備えられた機器本体側受信部２へ運転指示信号が送信される。この際に各種動作指示ボタン９のどのボタンを押したのかという情報も動作指示信号と一緒にリモコン側送信部６から機器本体側受信部２へ送信する。

機器本体１がリモコン５から運転指示信号を受信した場合、機器本体１は基点信号かどうかの判断を行う。次に、基点信号だった場合にはどのボタンを押したのかという情報からボタンを押したことにより、基点に変化したのかどうかの判断を行う。ボタンを押したことにより基点に変化した場合には、機器本体側発光部４で発光する。

さらに機器本体側発光部４を発光した場合は、機器本体側送信部３からリモコン側受信部６へ基点信号受信確認信号を送信する。リモコン５は基点信号受信確認信号を受信した場合、リモコン側発光部８で発光する。

以上のように、本発明にかかる機器は視力が弱い人でも機器の操作を確実かつ容易に行うことができるので、空気調和機等のリモコンおよび製品本体を有する電気機器全般に広く適用できる。

１ 機器本体
２ 機器本体側受信部
３ 機器本体側送信部
４ 機器本体側発光部
５ リモコン
６ リモコン側受信部
７ リモコン側送信部
８ リモコン側発光部

Claims (5)

1. 機器本体と、この機器本体に運転の開始、停止等の指示を与えるべく動作指示信号を送信するリモコンとを備えてなる機器において、上記機器にはリモコンから機器本体へ送られてきた動作指示信号が所定の指示信号（以下、基点信号）だった場合に利用者に知らせる機能を設けていることを特徴とする電気機器。
2. 前記リモコンは、機器本体に動作指示信号を送信する際に、利用者がリモコンのどのボタンを押したのかという情報も同時に送信することを特徴とした請求項１記載の電気機器。
3. 前記機器本体は、リモコンから受信した動作指示信号が所定の基点信号であった際に、光で利用者に知らせることを特徴とした請求項１または２記載の電気機器。
4. 前記機器本体は、リモコンから受信した動作指示信号が所定の基点信号であった際に、自動でリモコンに基点信号受信確認信号を送信することを特徴とした請求項１から３のいずれか１項に記載の電気機器。
5. 前記リモコンは、機器本体からの所定の基点信号受信確認信号を受信した際に、光で使用者に知らせることを特徴とした請求項１から４のいずれか１項に記載の電気機器。

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