JP2011202646A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御部を搭載する蓋部材の膨張による、蓋部材での電気的な導通状態の悪化を抑制する燃料供給装置を提供する。
【解決手段】FPC40を搭載するフランジ22は、樹脂材料よりなっており、端子41a〜41fおよびコネクタ端子53a〜53fの一部を埋設している。端子41a〜41f、コネクタ端子53a〜53fおよび中継端子48a〜48fのフランジ22より露出する部分が互いに電気的に接続されることにより端子露出部62a〜62fが形成される。端子露出部62a〜62fには、端子露出部62a〜62fの延伸方向と交差するフランジ22の厚さ方向に突出するように折り曲げられてなる端子突出部42a〜42f、コネクタ端子突出部55a〜55fと、延伸方向とフランジ22の厚さ方向との両方向に交差する方向に突出するように折り曲げられてなる中継端子突出部49a〜49fとが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料消費装置、例えば内燃機関へ燃料を供給する燃料供給装置に関する。
車両には様々な電気機器が搭載されている。内燃機関の燃費向上のためにはこれら電気機器の消費電力を極力下げることが必要となる。その電気機器の消費電力を低下させる例として、電動ポンプに供給する電力を制御する制御部を燃料供給装置に設ける例が知られている(特許文献1を参照)。
制御部は、内燃機関が要求する燃料量に応じて、事細かに電動ポンプに供給する電力を制御する。このことにより、電動ポンプが吐出する燃料の吐出量が内燃機関が要求する燃料量に応じたものとなるため、電動ポンプに無駄な電力を供給する必要がなくなり、電動ポンプの消費電力を低減することができる。
この特許文献1の燃料供給装置は、電動ポンプを燃料タンク内に設置させる所謂、インタンク式の燃料供給装置である。この燃料供給装置は、電動ポンプと、燃料タンクに形成されている孔部を覆う樹脂製の蓋部材と、を備える。上記制御部は、蓋部材に搭載されている。
この蓋部材は、さらに、外部コネクタと、内部コネクタとを備えている。外部コネクタは、燃料タンク外の外部装置、例えば内燃機関からの要求燃料量に応じた要求信号を出力する内燃機関制御装置と、制御部の制御端子とを電気的に接続する。外部コネクタは、樹脂製の蓋部材と一体的に形成されているコネクタハウジングと、導電性金属材料よりなり、外部装置と制御端子とを電気的に接続するコネクタ端子とからなっている。コネクタ端子は、一部を除き蓋部材に埋設されている。
また、内部コネクタは、電動ポンプと、制御部の制御端子とを電気的に接続する。内部コネクタは、外部コネクタと同様、蓋部材と一体的に形成されているコネクタハウジングと、導電性金属材料よりなり、電動ポンプと制御端子とを電気的に接続するコネクタ端子とからなっている。コネクタ端子は、電気的な接続を図る部位を除き蓋部材に埋設されている。
特開2001−214826号公報
制御部が作動し、発熱すると、その発生した熱は、制御部の制御端子およびコネクタ端子、並びに制御部周囲の蓋部材をなす樹脂材料に伝達される。これにより、制御端子およびコネクタ端子、ならびに樹脂材料は、それぞれの熱膨張係数に応じて膨張する。
また、燃料供給装置の蓋部材は、燃料タンクの孔部を覆う部材であるため、蒸発したガソリンなどの燃料に晒される環境下にある。特に、蓋部材は一般的にガソリンなどの燃料を浸透しやすい樹脂材料にて形成されているため、ガソリンが浸透することにより膨潤する。すなわち、この蓋部材は、ガソリンなどの燃料によっても膨張する。蓋部材は、上記熱膨張とは異なり、燃料により膨潤するとあらゆる方向に膨張する。また、燃料膨潤による膨張率は、熱膨張による膨張率に比べ非常に大きい。
このため、蓋部材、制御端子およびコネクタ端子が熱により膨張したり、燃料が浸透することにより膨潤したりすると、部材の熱膨張量の差や蓋部材の燃料膨潤により、制御端子とコネクタ端子との接続部に応力が集中することとなる。上記接続部に集中する応力の程度によっては、制御端子とコネクタ端子との電気的な接続状態が悪化して、断線するおそれがある。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、制御部を搭載する蓋部材の膨張による、蓋部材での電気的な導通状態の悪化を抑制する燃料供給装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の発明は、燃料タンク内に設置され、電力が供給されることにより作動し、燃料タンク内の燃料を吸入し吐出する電動ポンプと、外部装置からの要求信号に応じた電力を電動ポンプに供給する制御部とを有し、制御部からの電力によって電動ポンプが作動することにより燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の燃料消費装置に供給する燃料供給装置において、
樹脂材料よりなり、燃料タンクに形成されている孔部を覆う蓋部材と、外部装置と電気的に接続される端子、および電動ポンプと電気的に接続される端子の少なくとも一方であるコネクタ端子と、コネクタ端子および制御部と電気的に接続される制御端子と、を備え、
制御端子およびコネクタ端子のそれぞれの一部分が蓋部材に埋設され、蓋部材より露出する部分が互いに電気的に接続されることにより端子露出部を形成し、端子露出部は、端子露出部の延伸方向と交差する第一方向に突出するように折り曲げられてなる第一突出部と、延伸方向および第一方向の両方向と交差する第二方向に突出するように折り曲げられてなる第二突出部とを有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、蓋部材より露出するコネクタ端子と、蓋部材より露出する制御端子とが接続されることにより形成される端子露出部に設けられる第一および第二突出部は、いずれも端子露出部の延在方向に対して交差する方向に突出するように折り曲げられてなっている。このため、第一および第二突出部は、延在方向に沿った外力に対して、各突出部の中間部が撓みやすくなっており、各突出部の両端が延在方向に沿って相対的に変位する。したがって、例えば蓋部材が熱や燃料膨潤により膨張し、端子露出部に延在方向に沿った応力が作用しても、上記両突出部の両端が延在方向に沿って変位するような上記突出部の変形により、端子露出部における端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
加えて、第一突出部は、延在方向と交差する第一方向に突出しているので、当該突出部の一方の端部に第一方向に沿った外力が加わると、この突出部の両端が第一方向に沿って相対的に変位する。したがって、例えば蓋部材が熱や燃料膨潤により膨張し、端子露出部に第一方向に沿った応力が作用しても、上記第一突出部の変形により、当該突出部の両端が第一方向に沿って異なる方向に変位するので、端子露出部における端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
さらに、第二突出部は、当該突出部の一方の端部に延在方向および第一方向に沿った外力とは異なる方向の第二方向の外力が加わると、この突出部の両端が第二方向に沿って相対的に変位する。したがって、例えば蓋部材が熱や燃料膨潤により膨張し、端子露出部に第二方向に沿った応力が作用しても、上記第二突出部の変形により、当該突出部の両岸が第二方向に沿って異なる方向に変位するので、端子露出部における端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
以上説明したように、上記第一および第二突出部を端子露出部に設けることによれば、蓋部材が熱や燃料膨潤により、端子露出部に作用するあらゆる方向の応力に対して、端子露出部における端子同士の接続部への応力集中を緩和することが可能となる。ゆえに、制御部を搭載する蓋部材の膨張による、蓋部材での電気的な導通状態の悪化を抑制する燃料供給装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、端子露出部は、コネクタ端子と制御端子との間に両者を電気的に接続する中継端子を有し、コネクタ端子および制御端子の少なくともいずれか一方は、少なくとも端子露出部において第一方向に偏平であって、第一突出部を有しており、中継端子は、第二方向に偏平であって、第二突出部を有しており、コネクタ端子および制御端子のうちの第一突出部が設けられている一方と、中継端子とは、第一突出部が第一方向に突出するように、かつ第二突出部が第二方向に突出するように接続されていることを特徴としている。
例えば、第一方向に偏平に形成された端子に、第一および第二突出部を形成する際、第一突出部の形成は端子が第一方向に偏平であるが故に容易であるが、第二方向に突出する第二突出部の形成は容易ではない。
そこで、請求項2に記載されているように、コネクタ端子と制御端子との間に両端子とは別の中継端子を設け、第一方向に偏平となっている端子露出部におけるコネクタ端子または制御端子に第一突出部を設け、第二方向に偏平となっている中継端子に、第二突出部を設けるようにしている。この構成によれば、別々の端子に偏平方向に応じた突出部を形成し、その後、各突部が所定の方向を向くように端子同士を接続するだけで、異なった方向に突出する突出部を有した端子露出部を形成することができる。
本発明の請求項3に記載の発明は、端子露出部は、コネクタ端子と制御端子とが直接、接続されることにより形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載されているように、端子露出部はコネクタ端子と制御端子とが直接、接続されることにより形成されているので、端子露出部の構成部品点数を極力少なくすることができる。また、端子同士の接続部の箇所を減らすことができるため、導通不良などの発生率の上昇を抑えることができる。
本発明の請求項4に記載の発明は、第一突出部および第二突出部は、コネクタ端子および制御端子のいずれか一方に設けられ、第一突出部および第二突出部が設けられるいずれか一方の端子は、第一方向に偏平であり、第一突出部と第二突出部との間には、捩り部が設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載されているように、コネクタ端子および制御端子のいずれか一方に第一および第二突出部が設けられ、さらにそのいずれか一方の端子が第一方向に偏平な形状となっている場合、第一突出部の形成は容易であるが、第二突出部の形成は容易でない。そこで、請求項4では、第一突出部と第二突出部との間に捩り部を設けている。このことによれば、一枚の偏平な端子に異なる方向(第一方向および第二方向)に向って突出する第一および第二突出部を設けることができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、端子露出部は、蓋部材よりも弾性率が小さい電気絶縁性を有する絶縁部材にて覆われていることを特徴としている。
端子露出部が蓋部材より露出していると、水分などにより端子露出部における電気的な接続部に電食などが発生する可能性がある。これに対し、請求項5では、この端子露出部を電気絶縁性を有する絶縁部材にて覆っている。このことによれば、外部から端子露出部を隔離することができるため、水分などによる接続部における電食の発生を抑制することができる。ところが、端子露出部を何らかの部材にて覆うと、端子露出部が当該部材により拘束され、端子露出部の応力緩和効果が低下するおそれがある。しかし、請求項5では、この端子露出部を覆う部材として、蓋部材よりも弾性率が小さい部材を選択しているため、上記応力緩和効果の低下を極力抑えることができる。
本発明の第1実施形態による燃料供給装置を含む燃料供給システムの概略を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による燃料供給装置の概略構造図である。 制御部が搭載されたフランジの斜視図である。 図3中のFPCおよびFPCに接続された端子、中継端子およびコネクタ端子の斜視図である。 端子、中継端子およびコネクタ端子からなる端子露出部の斜視図である。 図3中のVI−VI線の断面図である。 図3中のVII−VII線の断面図である。 本発明の第2実施形態による端子露出部の斜視図である。 図8の端子露出部の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態による端子露出部の斜視図である。 図10の端子露出部の変形例を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、燃料供給装置6を含む燃料供給システム1を示す。燃料供給システム1は、燃料消費装置である内燃機関10に燃料タンク2内の燃料を供給するシステムである。
燃料供給システム1は、燃料タンク2、燃料供給装置6、デリバリパイプ7、燃料噴射弁8、内燃機関制御装置9などから構成されている。燃料供給装置6は、燃料タンク2内の燃料を吸入し、デリバリパイプ7に向けて吐き出す。デリバリパイプ7には、内燃機関10の各気筒(図示しない)に燃料を供給する燃料噴射弁8が接続されている。本実施形態では、内燃機関10は四つの気筒を有しており、それぞれの燃料噴射弁8は、各気筒に接続されているそれぞれの吸気ポート(図示しない)に設けられている。
なお、本実施形態では、燃料供給システム1を所謂ポート噴射式の燃料供給システムに適用した例で説明しているが、燃料噴射弁から噴射される燃料が直接各気筒内に供給される所謂直接噴射式のシステムに適用してもよい。
燃料供給装置6は、ポンプモジュール20とポンプモジュール20を制御する燃料ポンプ制御装置(Fuel Pump Controller:FPC)40などから構成されている。ポンプモジュール20は燃料タンク2内の燃料を吸入し、吸入した燃料の圧力を高めて、デリバリパイプ7に向けて吐出する。
FPC40は、バッテリ11から電力が供給されており、ポンプモジュール20が備える、燃料タンク2内に設置された電気駆動式の燃料ポンプ(以下、単に燃料ポンプという)34(図2を参照)に供給する電力を制御する。なお、燃料供給装置6の構造については後ほど詳細に説明する。
具体的には、FPC40は、燃料ポンプ34に供給する電流値または電圧値を制御することにより、燃料ポンプ34に供給する電力を制御する。FPC40にて燃料ポンプ34に供給する電力が制御されることにより、燃料ポンプ34から吐き出される燃料の吐出量が制御される。FPC40は、内燃機関10を制御する電子制御装置(Electronic Controll Unit:ECU)9と電気的に接続されている。
ECU9は、内燃機関10が必要とする燃料量が確保できるよう、FPC40に対し要求信号を送り、内燃機関10が必要とする燃料量を確保すべく、この要求信号に応じた燃料ポンプ34に供給する電力をFPC40に制御させる。このようにして、燃料供給装置6から内燃機関10へ、内燃機関10が必要としている量の燃料が送られる。
これによれば、内燃機関10が必要とする燃料量に応じて、燃料供給装置6を作動させればよいので、燃料ポンプ34の消費電力を極力低下させることができ、車両の省電力化に貢献することができる。なお、ECU9は、図示しない各種センサの検出信号から内燃機関10の運転状態および運転者の要求を把握し、その把握した運転状態および運転者の要求に基いて、燃料噴射弁8の噴射量や噴射タイミングを制御するとともに、FPC40に対して内燃機関10が必要とする燃料量に応じた信号を送信する。
(燃料供給装置)
次に、燃料供給装置6を詳細に説明する。図2は、本実施形態による燃料供給装置6の概略構成を示す。図3は、FPC40を搭載したフランジ22を示す。図4は、図3中のFPC40およびFPC40に接続された端子41a〜41f、中継端子45a〜45fおよびコネクタ端子49a〜49fを示す。図5は、端子41a〜41f、中継端子45a〜45fおよびコネクタ端子49a〜49fからなる端子露出部54a〜54fを示す。図6は、図3中のVI−VI線の断面を示す。図7は、図3中のVII−VII線の断面を示す。
ポンプモジュール20は、蓋部材としてのフランジ22、サブタンク30、燃料ポンプ34、サクションフィルタ35、燃料フィルタ36、プレッシャレギュレータ39などから構成されている。フランジ22以外の部品は、燃料タンク2内に設置されている。
フランジ22は、燃料タンク2の天井部4に円形に形成された孔部3を塞ぐ円盤状に形成された部品である。フランジ22は、耐ガソリン性に優れ、電気絶縁性を有するPOM(ポリアセタール)などの樹脂材料にて形成されている。フランジ22は、本体部24、燃料供給管25、第一コネクタ26および第二コネクタ27などから構成されている。
本体部24は、孔部3を塞いだ状態で、孔部3の内周側に位置する円盤部と、円盤部の外周部より径方向外側に突出し、燃料タンク2の外表面において孔部3の径方向外側の部位に支持される鍔部を有する。
なお、このフランジ22の本体部24における孔部3の軸線と交差する方向の寸法(径方向の寸法)は、孔部3の軸線に沿った方向の寸法(厚さ方向の寸法)よりも大きくなっている。以下、孔部3の軸線と交差する方向をフランジ22の径方向といい、孔部3の軸線に沿った方向をフランジ22の厚さ方向という。
燃料供給管25は、燃料ポンプ34より吐出される燃料を内燃機関10に供給する管路部材であり、本体部24と一体的に形成されている。燃料供給管25は、図2に示すように、本体部24を軸方向に貫くように形成されている。燃料供給管25における燃料タンク2の外側に突出する外側端部25aには、燃料配管12が接続されており、燃料タンク2内側に突出する内側端部25bには、燃料ポンプ34に通じる燃料ホース28が接続されている。これにより、燃料ポンプ34より吐き出された燃料を内燃機関10へ供給することが可能となる。
第一コネクタ26は、フランジ22に搭載されているFPC40と、外部装置であるECU9およびバッテリ11とを電気的に接続するコネクタである。第二コネクタ27は、FPC40と、燃料ポンプ34とを電気的に接続するコネクタである。
図2中の破線で図示するように、本体部24の中央部には、FPC40が、埋設されている。また、FPC40は、後述する放熱部材65に収容された状態で、本体部24内に埋設されている。放熱部材65は、FPC40が発する熱を放出させるものである。図2および図3に示すように、放熱部材65の一部は、燃料タンク2の外側に位置する本体部24の外側表面24aより突出している。ここで、埋設とは、別の部材がある部材に埋め込まれて、ある部材に固定されている状態をいう。
また、本体部24には、燃料タンク2の内側に位置する本体部24の内側表面24bより燃料タンク2の底部5に向って延び、燃料タンク2内に設置されるサブタンク30と、フランジ22とを接続する二本のシャフト31が設けられている。二本のシャフト31は、本体部24の外周縁部において周方向にほぼ等間隔で設けられている。フランジ22側の端部は、本体部24に設けられている圧入部に圧入にて固定されている。サブタンク30側の端部は、挿入孔部材33に形成されている挿入孔に緩く挿入されている。挿入孔部材33は、サブタンク30に設けられている。
そして、それぞれのシャフト31の外周には、コイルスプリング32が設けられている。コイルスプリング32のフランジ22側の端部は本体部24に係止され、コイルスプリング32のサブタンク30側の端部は挿入孔部材33のフランジ22側端面に係止されている。コイルスプリング32は、軸方向に圧縮された状態で、本体部24、および挿入孔部材33の端面に係止されている。これによれば、サブタンク30は、フランジ22が孔部3を塞いだ状態で燃料タンク2の底部5に押し付けられることとなる。
サブタンク30は、フランジ22側が開口している有底円筒状に形成されている樹脂製の容器であり、燃料ポンプ34、燃料フィルタ36、サクションフィルタ35などを収容するとともに、燃料タンク2内の燃料を貯留する。サブタンク30は、サブタンク30周辺の燃料をサブタンク30内に汲み上げるジェットポンプ(図示せず)を備えている。ジェットポンプは、燃料ポンプ34から吐き出される燃料の一部が供給されることにより作動する。これにより、燃料ポンプ34作動中は、ジェットポンプが作動するため、サブタンク30内は燃料で満たされることとなる。
燃料ポンプ34は、電動駆動式の燃料ポンプであって、電動モータ部と、電動モータ部にて駆動されるポンプ部とから構成されている。ポンプ部は、電動モータ部のロータと直結した、外周縁部に複数の羽溝を有するインペラと、羽溝を覆う円弧状の昇圧流路、および昇圧流路に通じる吸入口および吐出口を形成するポンプケースとから構成されている。電動モータ部は、配線29および第二コネクタ27を介してFPC40と電気的に接続されており、FPC40より供給される制御された電力によってロータを回転させるとともにインペラを回転させる。
インペラが回転することにより、吸入口より吸入された燃料は昇圧流路内にて昇圧され、吐出口より吐き出される。吐き出された燃料は、電動モータ部の内部を通り、このモータ部の上側端部に設けられている燃料吐出口より燃料フィルタ36に向けて吐き出される。ポンプ部の下側端部に設けられている吸入口には、この吸入口より吸入される燃料を濾過するサクションフィルタ35が設けられている。サクションフィルタ35は、例えばポリエステルまたはナイロンなどの樹脂繊維からなる不織布を袋状にしたものであって、吸入口に取付けられている。
燃料フィルタ36は、燃料ポンプ34より吐き出された燃料を更に濾過するフィルタである。燃料フィルタ36は、燃料ポンプ34の上端部および径方向外周を覆うフィルタケース37と、燃料ポンプ34より吐き出された燃料を濾過するフィルタエレメント38などから構成されている。フィルタケース37の内部にはフィルタエレメント38を収容する収容部が形成されている。フィルタケース37の径方向外側には、フィルタエレメント38にて濾過された燃料の圧力を調整し、燃料ホース28に向けて吐き出すプレッシャレギュレータ39が設けられている。
以上、燃料供給装置6の概要について説明した。次に、FPC40が搭載されるフランジ22の構造について更に詳細に説明する。
図4に示すようにFPC40は放熱部材65の収容部65aに収容されており、FPC40を収容した放熱部材65が、図2および図3に示すように、フランジ22の中央部に搭載されている。放熱部材65およびFPC40は、放熱部材65の一部であるフィン66が外部に露出するようにフランジ22内に埋設される。
FPC40は、上述したようにECU9からの指示に従い、燃料ポンプ34に供給する電力を制御するものであって、制御IC、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field EffectTransistor)などを同一パッケージ内に収納したハイブリッドICとして構成されている。図4に示すように、FPC40は、内蔵されている電子部品と電気的に接続されている端子41a〜41fを有している。
なお、図4は、上記端子41a〜41fの他に、これらの端子41a〜41fと電気的に接続される中継端子48a〜48f、およびこれら中継端子48a〜48fと電気的に接続されるコネクタ端子53a〜53fも示している。
端子41aは、中継端子48aおよびコネクタ端子53aを介してECU9と接続される端子であって、ECU9からの制御ICに対する要求信号が入力される制御用端子である。端子41bは、中継端子48bおよびコネクタ端子53bを介してECU9と接続される端子であって、ECU9により制御ICを診断するためのダイアグノーシス用端子である。端子41cは、中継端子48cおよびコネクタ端子53cを介してバッテリ11と接続される端子であって、バッテリ11からの電力を受ける電源用端子である。端子41dは、中継端子48dおよびコネクタ端子53dを介して車両のボデーなどと接続されるアース用端子である。端子41e、41fは、それぞれ中継端子48e、48fおよびコネクタ端子53e、53fを介して燃料ポンプ34の正端子または負端子と接続される端子であって、燃料ポンプ34へ電力を供給するための電力供給用の端子である。
以下、端子41a〜41f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fについて詳細に説明する。
端子41a〜41fは、FPC40から第一コネクタ26に向い、フランジ22の径方向に沿って延びている。以下、FPC40から第一コネクタ26に向い、フランジ22の径方向に沿う方向を延伸方向という。
端子41a〜41fのFPC40側の端部は、図6および図7に示すように、FPC40および放熱部材65とともにフランジ22の本体部24内に埋設されている。端子41a〜41fの残りの部分は、図3、図6および図7に示すように、本体部24の外側表面24aから露出部44a〜44fとして露出している。
露出部44a〜44fは、その中間部に、端子突出部42a〜42fを有する。端子突出部42a〜42fは、FPC40から延伸方向に延び、延伸方向と直交する断面が長方形であり、フランジ22の厚さ方向に偏平な板状の端子を、燃料タンク2の外側に向って厚さ方向に突出するようにU字状に折り曲げることにより形成される。本実施形態の端子突出部42a〜42fの外観は矩形状となっている。以下、フランジ22の厚さ方向を単に厚さ方向と称する。
図5に示すように、端子突出部42aは、FPC40から延伸方向に延伸する部位の中継端子48a側の端部から厚さ方向に延びる第一折曲部45aと、露出部44aの端部43aから端子突出部42aに向って延びる部位のFPC40側の端部から厚さ方向に延びる第二折曲部46aと、第一および第二折曲部45a、46aの先端部同士を連結する連結部47aとからなっている。
また、端子41a〜41fのFPC40とは反対側の端部43a〜43fは、厚さ方向において、燃料タンク2の外側に延びるように折り曲げられている(図4および図5を参照)。
ここで、図5は、端子41aの露出部44a、中継端子48aおよびコネクタ端子53aの露出部58aからなる端子露出部62aのみを示している。その他の端子41b〜41fの露出部44b〜44f、その他の中継端子48b〜48f、およびその他のコネクタ端子53b〜53fの露出部58b〜58fからなる端子露出部62b〜62fは、図5に示す端子露出部62aと構造は同じであるため、端子露出部62b〜62fを拡大した図は省略する。また、端子突出部42b〜42f、中継端子突出部49b〜49fおよびコネクタ端子突出部55b〜55fの構造についても、端子突出部42a、中継端子突出部49aおよびコネクタ端子突出部55aと構造が同じであるため、端子突出部42a、中継端子突出部49aおよびコネクタ端子突出部55aの構造だけ説明し、その他の端子突出部42b〜42f、中継端子突出部49b〜49fおよびコネクタ端子突出部55b〜55fの説明は省略する。
中継端子48a〜48fは、それぞれ端子41a〜41fから延伸方向に延びている。図3から図5に示すように、中継端子48a〜48fは、中継端子突出部49a〜49fを有する。中継端子突出部49a〜49fは、FPC40側から延伸方向に延び、延伸方向と直交する断面が長方形であり、延伸方向と厚さ方向との両方向に交差する方向に偏平な板状の端子を、延伸方向と厚さ方向の両方向に交差するフランジ22の径方向に向って突出するようにU字状に折り曲げることにより形成される。本実施形態の中継端子突出部49a〜49fの外観は矩形状となっている。
図5に示すように、中継端子突出部49aは、端子41a側に位置し、上記延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に向って延びる第一折曲部50aと、コネクタ端子53a側に位置し、上記延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に向って延びる第二折曲部51aと、第一および第二折曲部50a、51aの根元部同士を連結する連結部52aとからなっている。
第一折曲部50aは、端子41aの端部43aにそれぞれ接続され、第二折曲部51aは、コネクタ端子53aの端部56aに接続される。
また、図4および5に示すように、中継端子48a〜48fは、中継端子突出部49a〜49fの突出方向と端子突出部42a〜42fの突出方向とが互いに交差する方向となるように、端子41a〜41fにそれぞれ接続されている。本実施形態では、中継端子48a〜48fと端子41a〜41fとの接続は溶接などによって行われている。本実施形態では、端子突出部42a〜42fおよび中継端子突出部49a〜49fの突出方向が、延伸方向に対して直交し、かつ互いに直交する方向となっている。
中継端子48a〜48fは、図3、図6および図7に示すように、全てが本体部24の外側表面24aから露出している。
コネクタ端子53a〜53fは、中継端子48a〜48f側の部分が延伸方向に沿って延びており、折れ曲り部54a〜54fを挟んで中継端子48a〜48fとは反対側の部分が第一または第二コネクタ26、27に向って延びている(図6および図7を参照)。
コネクタ端子53a〜53dの中継端子48a〜48dとは反対側の端部57a〜57dは、本体部24の外側表面24aから露出し、かつ第一コネクタ26のハウジング26aに収容され(図3、図4および図6を参照)、コネクタ端子53e、53fの中継端子48a〜48dとは反対側の端部57e、57fは、本体部24の内側表面24bから露出し、かつ第二コネクタ27のハウジング27aに収容されている(図4および図7を参照)。
コネクタ端子53a〜53fは、図3、図6および図7に示すように、後述する中継端子48a〜48f側の部分および第一および第二コネクタ27のそれぞれのハウジング26a、27aに収容される部分を除き本体部24に埋設されている。
コネクタ端子53a、53bの端部57a、57bは、電気配線(図示しない)を介してECU9と電気的に接続されている。コネクタ端子53cの端部57cは、電気配線(図示しない)を介してバッテリ11の正端子と電気的に接続されている。さらに、コネクタ端子53dの端部57dは、電気配線(図示しない)を介して車両のボデーに電気的に接続されている。コネクタ端子53eの端部57eは、電気配線29eを介して燃料ポンプ34の正端子と電気的に接続されている。コネクタ端子53fの端部57fは、電気配線29fを介して燃料ポンプ34の負端子と電気的に接続されている。
図3に示すように、コネクタ端子53a〜53fにおける本体部24の外側表面24aから露出した露出部58a〜58fは、中継端子48a〜48fから第一コネクタ26に向って、フランジ22の径方向に沿って延びている。
露出部58a〜58fは、その中間部に、コネクタ端子突出部55a〜55fを有する。コネクタ端子突出部55a〜55fは、中継端子48a〜48fから延伸方向に延び、延伸方向と直交する断面が長方形であり、厚さ方向に偏平な板状の端子を、燃料タンク2の外側に向って厚さ方向に突出するようにU字状に折り曲げることにより形成される。本実施形態のコネクタ端子突出部55a〜55fの外観は矩形状となっている。
図5に示すように、コネクタ端子突出部55aは、中継端子48aから延伸方向に延伸する部位の端部57a側の端部から厚さ方向に延びる第一折曲部59aと、端部57a側から中継端子48aに向って延びる部位の中継端子48a側の端部から厚さ方向に延びる第二折曲部60aと、第一および第二折曲部59a、60aの先端部同士を連結する連結部61aとからなっている。
また、露出部58a〜58fの中継端子48a〜48f側の端部56a〜56fは、厚さ方向において、燃料タンク2の外側に延びるように折り曲げられている(図4から図7を参照)。上記端部56a〜56fは、中継端子48a〜48fの第二折曲部51a〜51fのそれぞれに接続されている。
本実施形態では、コネクタ端子突出部55a〜55fの突出方向と中継端子突出部49a〜49fの突出方向とが互いに交差する方向となるように、コネクタ端子53a〜53fと中継端子48a〜48fとが接続されている。本実施形態では、コネクタ端子53a〜53fと中継端子48a〜48fとの接続は溶接によって行われている。本実施形態では、両突出方向が、延伸方向に対して直交し、かつ互いに直交する方向となっている。
図3、図6および図7に示すように、端子41a〜41fの露出部44a〜44f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fの露出部58a〜58fにて形成される端子露出部62a〜62fは、本体部24から露出しているが、本体部24を構成する樹脂材料とは異なる材料にて覆われている。
端子露出部62a〜62fは、本体部24の外側表面24a上に形成された端子露出部62a〜62fの周囲を覆う堰部24cに収容されている。堰部24cの内部には、端子露出部62a〜62fを覆う保護部材67が充填されている。本実施形態で使用する保護部材67は、POMよりも弾性率の小さい、例えばウレタン樹脂やエポキシ樹脂である。保護部材67は、弾性率がPOMよりも小さく、電気絶縁性を有していなければならない。
制御ICは、例えば、コネクタ端子53a、中継端子48aおよび端子41aを介して入力されるECU9からの要求信号に応じてパワーMOSFETをPWMなどによりスイッチング制御し、燃料ポンプ34に対する供給電力を制御する。そして、FPC40は、制御した電力を端子41e、41f、中継端子48e、48fおよびコネクタ端子53e、53fを通じて燃料ポンプ34に供給する。本実施形態では、このようにして、燃料ポンプ34の回転速度を調整する。
放熱部材65は、図4に示すように、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの熱伝導率の比較的高い金属材料より、箱状に形成されている。放熱部材65におけるフランジ22側の下側端部には、下方およびフランジ22の径方向に開口する凹形状の収容部65aが設けられている。
収容部65aには、FPC40が収容される(図4を参照)。FPC40は、収容部65aのフランジ22とは反対側に位置する底部65bに、シリコーン系の接着剤よりなる接着層65cを介して固定されている。これにより、FPC40は、収容部65aの底部65bに接触した状態で収容部65aに収容されることとなる。また、各端子41a〜41fは、放熱部材65のフランジ22の径方向に開口する開口部位より突き出るように配置されている。
本実施形態では、フランジ22が特許請求の範囲に記載の蓋部材に相当する。FPC40が特許請求の範囲に記載の制御部に相当する。また、端子41a〜41dが特許請求の範囲に記載の制御端子に相当する。また、フランジ22の厚さ方向が特許請求の範囲に記載の第一方向に相当し、端子突出部42a〜42fおよびコネクタ端子突出部55a〜55fが特許請求の範囲に記載の第一突出部に相当する。そして、端子露出部62a〜62fの延伸方向およびフランジ22の厚さ方向の両方向に交差するフランジ22の径方向に沿った方向は、特許請求の範囲に記載の第二方向に相当し、中継端子突出部49a〜49fが特許請求の範囲に記載の第二突出部に相当する。また、燃料ポンプ34が特許請求の範囲に記載の電動ポンプに相当する。
次に、燃料供給装置6の作動を説明するとともに、上記特徴を有した端子41a〜41f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fの作用および効果について詳細に説明する。
FPC40は、ECU9より要求信号を受ける。FPC40はその要求信号に応じて燃料ポンプ34に供給する電力を制御する。燃料ポンプ34は、供給された電力に応じて作動し、サクションフィルタ35にて濾過された燃料を吸入し、加圧して、燃料フィルタ36に向けて吐き出す。吐き出された燃料は、燃料フィルタ36にて濾過され、プレッシャレギュレータ39に向けて吐き出される。プレッシャレギュレータ39は、燃料の圧力を調整し、圧力調整された燃料を燃料ホース28に向けて吐き出す。圧力調整された燃料は、燃料ホース28、燃料供給管25、デリバリパイプ7および燃料噴射弁8を経由して内燃機関10に供給される。
ここで、FPC40は、燃料ポンプ34に供給する電力を制御する際、発熱する。この熱は、接着層65cを介して放熱部材65の収容部65aにおける底部65bに伝達される。その後、その熱は、外壁面に形成されているフィン66に伝わり、燃料タンク2の外側の空気などと熱交換され、外気に放出される。
しかしながら、FPC40にて発生した熱は、放熱部材65、端子41a〜41f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fを介してフランジ22にも伝わる。フランジ22に伝わった熱により、本体部24の温度が上昇し、本体部24が膨張する。
また、フランジ22は、POMにて形成され、燃料タンク2内の燃料蒸気に晒される環境下に置かれているため、燃料タンク2内の燃料蒸気を吸収する。フランジ22に浸透した燃料により、フランジ22の本体部24は、膨張する。熱による膨張は、熱発生源であるFPC40の周囲に限定され、フランジ22の変形の方向もある程度限定されたものであり、規模も小さい。しかしながら、燃料の浸透(燃料膨潤)による膨張は、熱による膨張とは異なり、フランジ22の全ての箇所で発生するため、フランジ22の変形はあらゆる方向に発生するし、変形の規模も熱膨張と比べ大きい。
このため、フランジ22が特に燃料膨潤により膨張すると、端子41a〜41f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fにあらゆる方向の応力が作用することとなる。例えば、各端子41a〜41f、48a〜48fおよび53a〜53fの延伸方向に沿った方向に応力が作用したり、厚さ方向に応力が作用したり、延伸方向および厚さ方向と交差する方向に応力が作用したりする。
以上説明したように、各端子41a〜41f、48a〜48fおよび53a〜53fに上記したあらゆる方向の応力が作用すると、各端子同士を接続する接続部へ応力が集中し、電気的な接続状態が悪化し、結果、断線するおそれがある。しかし、本実施形態の端子同士の接続部を有する端子露出部62a〜62fによれば、上記したあらゆる方向の応力に対して、当該接続部への応力集中を緩和することができる。以下、端子露出部62a〜62fの作用および効果について説明する。
(a)端子露出部62a〜62fの延伸方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用した場合、(b)上記延伸方向と交差する厚さ方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用した場合、(c)上記延伸方向および厚さ方向の両方向と交差するフランジ22の径方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用した場合に分けて説明する。
(a)端子露出部62a〜62fの延伸方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用した場合
延伸方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用すると、各端子突出部42a〜42f、48a〜48f、55a〜55fにおける折れ曲った部分、各端子突出部の第一および第二折曲部45a〜45f、46a〜46f、59a〜59f、60a〜60f、および各端子突出部の連結部47a〜47f、52a〜52f、61a〜61fが撓み、各端子突出部42a〜42f、48a〜48f、55a〜55fの両端間の距離が延伸方向に沿って変位する。このことにより、端子露出部62a〜62fに延伸方向に沿った応力が作用しても、各端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
(b)上記延伸方向と交差する厚さ方向に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用した場合
厚さ方向に沿った応力が端子露出部54a〜54fに作用すると、端子突出部42a〜42fおよびコネクタ端子突出部55a〜55fにおける折れ曲った部分、各端子突出部の第一および第二折曲部45a〜45f、46a〜46f、59a〜59f、60a〜60f、および各端子突出部の連結部47a〜47f、61a〜61fが撓み、各端子突出部42a〜42fおよび55a〜55fのそれぞれの両端が厚さ方向に沿って異なる方向に相対的に変位する。このとにより、端子露出部62a〜62fに厚さ方向に沿った応力が作用しても、各端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
(c)上記延伸方向および厚さ方向の両方向と交差するフランジ22の径方向に沿った応力が端子露出部54a〜54fに作用した場合
上記延伸方向および上記厚さ方向の両方向に対して交差する方向(フランジ22の径方向のうちの一方向)に沿った応力が端子露出部62a〜62fに作用すると、中継端子突出部49a〜49fにおける折れ曲った部分、および連結部52a〜52fが撓み、中継端子突出部49a〜49fの両端が両方向に交差する方向に沿って異なる方向に相対的に変位する。このことにより、端子露出部62a〜62fに両方向に交差する方向に沿った応力が作用しても、各端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
以上、(a)〜(c)にて説明したように、熱や、燃料膨潤によりフランジ22が膨張し、端子露出部62a〜62fにあらゆる方向の応力が作用したとしても、端子露出部62a〜62fに設けられている各端子突出部42a〜42f、49a〜49fおよび55a〜55fの変形により、各端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。その結果、フランジ22での電気的な導通状態の悪化を抑制することができる。
ところで、端子露出部62a〜62fは、上述したようにフランジ22の形成樹脂材料であるPOMよりも弾性率が小さく、電気絶縁性を有する保護部材67にて覆われている。この保護部材67によれば、外部から端子露出部62a〜62fを隔離することができる。このため、水分などによる端子露出部62a〜62fでの電食などの発生を抑制することができる。なお、この保護部材67は、POMよりも弾性率が小さい材料よりなっているため、端子露出部62a〜62fが何らかの部材にて覆われ、拘束されることによる端子露出部62a〜62fの応力緩和効果の低下を極力抑えることができる。
応力緩和効果を有する端子露出部62a〜62fは、上述したように、所定の方向に偏平な端子から構成されている。所定の方向に偏平している部材では、当該所定の方向に対して折り曲げが容易であり、所定の方向と交差する方向に対しては折り曲げが困難である。
本実施形態では、端子露出部62a〜62fは、二つの異なる方向(厚さ方向、およびフランジ22の径方向)に突出した端子突出部42a〜42f、中継端子突出部49a〜49fおよびコネクタ端子突出部55a〜55fを有している。また、端子41a〜41f、中継端子48a〜48fおよびコネクタ端子53a〜53fはいずれも所定の方向に偏平となっている。
本実施形態では、各端子41a〜41fに一つずつ端子突出部42a〜42fを形成し、各中継端子48a〜48fに一つずつ中継端子突出部49a〜49fを形成し、各コネクタ端子53a〜53fに一つずつコネクタ端子突出部55a〜55fを形成している。各端子に形成する突出部は、折り曲げやすい上記所定の方向に折り曲げることにより形成されている。
そして、本実施形態では、別々に形成した各端子突出部42a〜42f、49a〜49fおよび55a〜55fが所定の方向に突出するように、具体的には、端子突出部42a〜42fおよびコネクタ端子突出部55a〜55fが厚さ方向に向って突出するように、中継端子突出部49a〜49fがフランジ22の径方向に向って突出するように、端子同士を接続している。
このようにすれば、各端子41a〜41f、48a〜48fおよび53a〜53fが所定の方向に偏平している端子であっても、異なる方向に向って突出する端子突出部42a〜42f、49a〜49fおよび55a〜55fを端子露出部62a〜62fに形成することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。図8は、第2実施形態における図5に図示する第1実施形態の端子露出部54aに相当する端子露出部154aを示している。なお、図8では、端子露出部154aのみを示しているが、他の五つの端子露出部も図示する端子露出部154aと同じであるため、説明を省略する。
第2実施形態による端子露出部162aは、端子141aの露出部144aとコネクタ端子153aの露出部158aからなっており、中継端子48aを有していない。露出部144aは、露出部158aと直接、接続されている。露出部144aおよび露出部158aはいずれも断面形状が円形となっている。露出部144aのコネクタ端子153a側の端部143aおよび露出部158aの端子141a側の端部156aは、互いに接触する面が平坦となっている。両端部143aおよび156aは、これら平坦となった面同士がつき合わされた状態で溶接などにより接続されている。
本実施形態では、露出部144aおよび露出部158aのそれぞれに、厚さ方向に突出するように折り曲げられてなる第一端子突出部142aおよび第一コネクタ端子突出部155aが設けられ、端子露出部162aの延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に突出するように折り曲げられてなる第二端子突出部142aaおよび第二コネクタ端子突出部155aaが設けられている。第一端子突出部142a、第二端子突出部142aa、第一コネクタ端子突出部155a、および第二コネクタ端子突出部155aaはいずれも外観が矩形状となっている。
各端子突出部142a、142aa、155a、155aaの構造は、図5に示す端子突出部42aやコネクタ端子突出部55aとほぼ同じであるため、ここでの各端子突出部142a、142aa、155a、155aaの構造についての説明は省略する。
このように、中継端子48aを有していない端子露出部162aには、厚さ方向に向って突出する第一端子突出部142aおよび第一コネクタ端子突出部155aと、延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に向って突出する第二端子突出部142aaおよび第二コネクタ端子突出部155aaが設けられているので、第1実施形態と同様、フランジ22の膨張による端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
また、本実施形態では、端子露出部162aを端子141a〜141fとコネクタ端子153a〜153fとから形成しているので、端子露出部162aの構成部品点数を第1実施形態の端子露出部62aに比べ少なくすることができる。このことによれば、端子同士の接続箇所を減らすことができるため、導通不良などの発生率の上昇を抑えることができる。
なお、この実施形態では、露出部144aおよび露出部158aの両方に、それぞれ二つの異なる方向に突出する端子突出部142a、142aaおよび155a、155aaが設けられているが、いずれか一方の露出部144aまたは158aに異なる二つの方向に突出する端子突出部が設けられていれば良い。図9に示すように、コネクタ端子153aのみに第一コネクタ端子突出部155aおよび第二コネクタ端子突出部155aaを設けるのが好ましい。コネクタ端子153aは、端子141aに比べ、寸法を比較的自由に定めることができるため、端子突出部の形成が容易であるからである。また、端子141aには、第一端子突出部142aのみ、コネクタ端子153aには第二コネクタ端子突出部155aaのみ設けるようにしても良い。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。第3実施形態は、第2実施形態の変形例である。図10は、第3実施形態における図8に図示する第2実施形態の端子露出部162aに相当する端子露出部262aを示している。なお、図10では、端子露出部262aのみを示しているが、他の五つの端子露出部も図示する端子露出部262aと同じであるため、説明を省略する。
第3実施形態による端子露出部262aは、第2実施形態と異なり、断面形状が長方形となっている。端子露出部262aは、端子241aの露出部244aとコネクタ端子253aの露出部258aからなっている。露出部244aは、露出部258aと直接、接続されている。露出部244aのコネクタ端子253a側の端部243aおよび露出部258aの端子241a側の端部256aは、ともに厚さ方向に折り曲げられている。両端部243aおよび256aは、互いにつき合わされた状態で溶接などにより接続されている。
本実施形態でも、露出部244aおよび露出部258aのそれぞれに、厚さ方向に突出するように折り曲げられてなる第一端子突出部242aおよび第一コネクタ端子突出部255aが設けられ、端子露出部262aの延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に突出するように折り曲げられてなる第二端子突出部242aaおよび第二コネクタ端子突出部255aaが設けられている。第一端子突出部242a、第二端子突出部242aa、第一コネクタ端子突出部255a、および第二コネクタ端子突出部255aaはいずれも外観が矩形状となっている。
なお、この実施形態においても、各端子突出部242a、242aa、255a、255aaの構造は、図5に示す端子突出部42aやコネクタ端子突出部55aとほぼ同じであるため、ここでの各端子突出部242a、242aa、255a、255aaの構造についての説明は省略する。
第2実施形態と同様に、本実施形態でも、端子露出部262aは、厚さ方向に向って突出する第一端子突出部242aおよび第一コネクタ端子突出部255aと、延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に向って突出する第二端子突出部242aaおよび第二コネクタ端子突出部255aaが設けられているので、第1実施形態と同様、フランジ22の膨張による端子同士の接続部への応力集中を緩和することができる。
本実施形態の第一端子突出部242aおよび第二端子突出部242aaは、一つの偏平な端子241aの露出部244aに設けられ、第一コネクタ端子突出部255aおよび第二コネクタ端子突出部255aaは、一つの偏平なコネクタ端子253aの露出部258aに設けられている。
本実施形態では、以下の手順によって第一および第二端子突出部242a、242aa、ならびに第一および第二コネクタ端子突出部255a、255aaを偏平な端子に形成している。ここでは、コネクタ端子253aの露出部258aに第一および第二コネクタ端子突出部255a、255aaを形成する手順についてのみ説明する。
まず、厚さ方向に偏平な状態のコネクタ端子253aに、二つの端子突出部を厚さ方向に沿って突出するように折り曲げることにより形成する。この状態では、一方の端子突出部は燃料タンク2の外側に向って突出しており、他方の端子突出部は燃料タンク2の内側に向って突出している。その後、他方の端子突出部が延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する方向に突出するように一方の端子突出部と他方の端子突出部との間を捩る。このことにより、捩られた捩り部68を挟んで、厚さ方向に突出する第一コネクタ端子255aと、延伸方向および厚さ方向の両方向に交差する第二コネクタ端子255aaが、露出部258aに形成されることとなる。
また、図11に示すように、露出部258aに第一コネクタ端子突出部255aを形成し、その後、第二コネクタ端子突出部255aaが形成されるべき部分と、形成した第一コネクタ端子突出部255aとの間を捩りながら折り曲げる。捩りながら折り曲げられた捩り部69と端部256aとの間に第二コネクタ端子突出部255aaを形成する。このようにして、露出部258aに第一コネクタ端子突出部255aおよび第二コネクタ端子突出部255aaを形成するようにしても良い。
なお、図10に示す例および図11に示す例は、露出部244aおよび露出部258aの両方に、それぞれ二つの異なる方向に突出する端子突出部242a、242aaおよび255a、255aaが設けられているが、いずれか一方の露出部244aまたは258aに異なる二つの方向に突出する端子突出部が設けられていれば良い(図9を参照)。
(その他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明した。本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
第1実施形態での各端子突出部42a〜42f、49a〜49fおよび55a〜55fは、各連結部47a〜47f、52a〜52fおよび61a〜61fが直線状であったが、各端子突出部42a〜42f、49a〜49fおよび55a〜55fの各連結部47a〜47f、52a〜52fおよび61a〜61fを湾曲させても良い。第2、および第3実施形態での各端子突出部142a、142aa、155a、155aa、242a、242aa、255a、255aaでも同様に、上記連結部に相当する部位を湾曲させても良い。
さらに、第1実施形態では、厚さ方向に向って突出する端子突出部42a〜42f、および55a〜55fが、端子41a〜41fおよびコネクタ端子53a〜53fの両端子に設けられているが、いずれか一方の端子だけに設けるようにしても良い。
また、第1実施形態では、端子突出部42a〜42fとコネクタ端子突出部55a〜55fの突出方向は同じ方向であるが、互いに異なった方向に突出していても良い。また、両端子突出部42a〜42fおよび55a〜55fがともに燃料タンク2側を向いて突出していても良い。
1 燃料供給システム、2 燃料タンク、3 孔部、6 燃料供給装置、7 デリバリパイプ、8 燃料噴射弁、9 電子制御装置(ECU)、10 内燃機関、11 バッテリ、12 燃料配管、20 ポンプモジュール、22 フランジ(蓋部材)、24 本体部、24a 外側表面、24b 内側表面、24c 堰部、25 燃料供給管、25a 外側端部、25b 内側端部、26 第一コネクタ、26a ハウジング、27 第二コネクタ、27a ハウジング、30 サブタンク、34 燃料ポンプ(電動ポンプ)、35 サクションフィルタ、36 燃料フィルタ、38 フィルタエレメント、39 プレッシャレギュレータ、40 燃料ポンプ制御装置(FPC、制御部)、41a〜41f 端子(制御端子)、42a〜42f 端子突出部(第一突出部)、44a〜44f 露出部、48a〜48f 中継端子、49a〜49f 中継端子突出部(第二突出部)、53a〜53f コネクタ端子、55a〜55f コネクタ端子突出部(第一突出部)、58a〜58f 露出部、62a〜62f 端子露出部、65 放熱部材、66 フィン、67 保護部材

Claims (5)

  1. 燃料タンク内に設置され、電力が供給されることにより作動し、前記燃料タンク内の燃料を吸入し吐出する電動ポンプと、外部装置からの要求信号に応じた電力を前記電動ポンプに供給する制御部とを有し、前記制御部からの電力によって前記電動ポンプが作動することにより燃料タンク内の燃料を前記燃料タンク外の燃料消費装置に供給する燃料供給装置において、
    樹脂材料よりなり、前記燃料タンクに形成されている孔部を覆う蓋部材と、
    前記外部装置と電気的に接続される端子、および前記電動ポンプと電気的に接続される端子の少なくとも一方であるコネクタ端子と、
    前記コネクタ端子および前記制御部と電気的に接続される制御端子と、を備え、
    前記制御端子および前記コネクタ端子のそれぞれの一部分が前記蓋部材に埋設され、前記蓋部材より露出する部分が互いに電気的に接続されることにより端子露出部を形成し、
    前記端子露出部は、前記端子露出部の延伸方向と交差する第一方向に突出するように折り曲げられてなる第一突出部と、前記延伸方向および前記第一方向の両方向と交差する第二方向に突出するように折り曲げられてなる第二突出部とを有することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記端子露出部は、前記コネクタ端子と前記制御端子との間に両者を電気的に接続する中継端子を有し、
    前記コネクタ端子および前記制御端子の少なくともいずれか一方は、少なくとも前記端子露出部において前記第一方向に偏平であって、前記第一突出部を有しており、
    前記中継端子は、前記第二方向に偏平であって、前記第二突出部を有しており、
    前記コネクタ端子および前記制御端子のうちの前記第一突出部が設けられている一方と、前記中継端子とは、前記第一突出部が前記第一方向に突出するように、かつ前記第二突出部が前記第二方向に突出するように接続されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記端子露出部は、前記コネクタ端子と前記制御端子とが直接、接続されることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  4. 前記第一突出部および前記第二突出部は、前記コネクタ端子および前記制御端子のいずれか一方に設けられ、
    前記第一突出部および前記第二突出部が設けられる前記いずれか一方の端子は、前記第一方向に偏平であり、
    前記第一突出部と前記第二突出部との間には、捩り部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記端子露出部は、前記蓋部材よりも弾性率が小さい電気絶縁性を有する絶縁部材にて覆われていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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