JP2011202569A - ファン、そのファンを備えた電動送風機及び、その電動送風機を用いた電気掃除機 - Google Patents

ファン、そのファンを備えた電動送風機及び、その電動送風機を用いた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】高速回転での遠心力に対するブレード強度を確保した高い送風効率が得られるファン、これを備えた電動送風機及び電気掃除機を提供する。
【解決手段】ファンは、中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が前面プレートの面と対向する後面プレート11と、前面プレートと後面プレート11との間の空間を周方向に所定の間隔で仕切り、前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレード12とを備え、ブレード12の回転により吸気口から吸入される外気を、内部風路の内周側から外周側へ流通させて外周側から排出させるファンにおいて、ブレード12は、前面プレートと後面プレートの両方または、片方の表面を削いだ薄肉片を表面に起立させた起立部を有し、起立部の厚さを内周側よりも外周側を厚くする。
【選択図】図5

Description

この発明は、ファン、そのファンを備えた電動送風機及び、その電動送風機を用いた電気掃除機に関するものである。
従来の電動送風機のファンは、中心部に吸気口を有するドーナツ形の板からなる前面プレートと、前面プレートと間隔をおいて配される円形の板からなる後面プレートと、前面プレートと後面プレートとの間に設けられ、径方向に延在する内部風路を形成する複数枚の板からなるブレードとを有し、吸気口から吸入された空気は、内部風路の内径側から外径側へ流通して排出される。前面プレート及び後面プレートは、その外周縁部に切欠き成形された外周穴部と、この外周穴部よりも中心部側に設けられた穴部とを備え、ブレードは外周両端部に凸部が設けられ、前面プレート及び後面プレートそれぞれの外周穴部及び穴部にブレードの凸部が係合され、カシメ固定されたファンが示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の別の電動送風機のファンは、内周から外周に至る長いブレードAと、ブレードAの途中から外周に至るブレードAより短いブレードBと、ブレードA及びブレードBの外周端に繋がれた円弧状隔壁とで成形したブレードを有するファンが示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−9754号公報(第7頁、図1) 特開2008−192034号公報(第4−5頁、図1、図2)
上記特許文献1のような従来の電動送風機の回転軸などに取り付けられるファンでは、前面プレート及び後面プレートの外周縁部に切欠き成形された外周穴部と、この外周穴部よりも中心部側に設けられた穴部にブレード凸部を係合しカシメ固定することで、回転時の遠心力に対するブレードの強度を上げることができるが、カシメ部に応力が集中し易いという問題がある。
また、上記特許文献2のような従来のファンでは、ブレードAと、ブレードBと、ブレードA及びブレードBの外周側先端部に設けた円弧状隔壁とにより、遠心力が大きくなるファン外周部の強度を向上させることができるが、部品数が多いために組立のバラツキが生じ、送風効率が低下するという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、高速回転での遠心力に対するブレードの強度を確保した高い送風効率が得られるファン、これを備えた電動送風機及び電気掃除機を得ることを目的としている。
この発明に係るファンは、中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
上記ブレードは、上記前面プレートと上記後面プレートの両方または、片方の表面を削いだ薄肉片からなり、上記薄肉片を上記表面に起立させた起立部を有し、上記ブレードの起立部の外周側の厚さが内周側の厚さより厚くなっており、
上記内部風路は、上記後面プレートと上記起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されているものである。
また、中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
上記ブレードは、上記前面プレートまたは上記後面プレートの一方の表面を削いだ薄肉片からなる第1の起立部と上記前面プレートまたは上記後面プレートの他方の表面を削いだ薄肉片からなる第2の起立部とを有し、
上記第1の起立部及び第2の起立部の一方の起立部は上記内周端から上記外周端に延在し、上記第1の起立部及び第2の起立部の他方の起立部は、上記一方の起立部の上記内周端と上記外周端との間の中途位置から上記外周端まで延在するように形成されて、上記外周側において上記第1の起立部及び第2の起立部の2重構造が形成され、
上記内部風路は、上記後面プレートと上記第1の起立部及び第2の起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されているものである。
この発明に係る電動送風機は、フレーム内に固定された界磁部と、上記フレームに回転できるように支持された回転軸と、上記回転軸に固定され回転軸を中心に上記界磁部と同軸に回転する電機子部とを備え、上記この発明に係るファンを上記回転軸の一端に備えたものである。
この発明に係る電気掃除機は、掃除機本体内に、外気を吸引する吸引口と、上記吸入した外気中の塵芥を集める集塵室と、上記吸入した外気を排出する排出口と、上記吸入口から外気を吸入し、空気流を発生させ、外気を排出口から排出させる電動送風機を用いたものである。
この発明に係るファンによれば、中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
上記ブレードは、上記前面プレートと上記後面プレートの両方または、片方の表面を削いだ薄肉片からなり、上記薄肉片を上記表面に起立させた起立部を有し、上記ブレードの起立部の外周側の厚さが内周側の厚さより厚くなっており、
上記内部風路は、上記後面プレートと上記起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されているものであるので、高速回転による遠心力がブレードの一部に集中しない構造にすることができるとともに、高速回転に耐えうる高強度で、送風効率のよいファンを得ることができる。
また、中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
上記ブレードは、上記前面プレートまたは上記後面プレートの一方の表面を削いだ薄肉片からなる第1の起立部と上記前面プレートまたは上記後面プレートの他方の表面を削いだ薄肉片からなる第2の起立部とを有し、
上記第1の起立部及び第2の起立部の一方の起立部は上記内周端から上記外周端に延在し、上記第1の起立部及び第2の起立部の他方の起立部は、上記一方の起立部の上記内周端と上記外周端との間の中途位置から上記外周端まで延在するように形成されて、上記外周側において上記第1の起立部及び第2の起立部の2重構造が形成され、
上記内部風路は、上記後面プレートと上記第1の起立部及び第2の起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されているものであるので、高速回転による遠心力がブレードの一部に集中しない構造にすることができるとともに、高速回転に耐えうる高強度で、送風効率のよいファンを得ることができる。
この発明に係る電動送風機によれば、フレーム内に固定された界磁部と、上記フレームに回転できるように支持された回転軸と、上記回転軸に固定され回転軸を中心に上記界磁部と同軸に回転する電機子部とを備え、上記この発明に係るファンを上記回転軸の一端に備えたものであるので、高強度で送風効率のよい電動送風機が得られる。
この発明に係る電気掃除機によれば、掃除機本体内に、外気を吸入する吸入口と、上記吸入した外気中の塵芥を集める集塵室と、上記吸入した外気を排出する排気口と、上記吸入口から外気を吸入し、空気流を発生させ、外気を排出口から排出させつ電動送風機とを備え、上記電動送風機して上記この発明に係る電動送風機を用いたものであるので、高速回転に対応した高効率な電気掃除機が得られる。
実施の形態1における電動送風機を備えた電気掃除機を示す断面図である。 図1の電動送風機を示す縦断面図である。 図2におけるファンの断面図である。 図3におけるファンのA−A断面図である。 図3におけるファンのB−B断面図である。 実施の形態1におけるブレードを製作するための、削ぎ刃を示す斜視図である。 実施の形態1におけるブレードを製作する方法を説明する断面図である。 実施の形態1におけるファンの構造を説明する断面図である。 実施の形態2における電動送風機のファンを示す断面図である。 実施の形態3における電動送風機のファンを示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、この実施の形態1における電動送風機を備えた電気掃除機を示す断面図である。図1に示したように、電気掃除機は、掃除機本体1内に外気を吸入する吸入口1a、吸入した外気中の粉塵を集める集塵部3、吸入した外気を排出する排出口1b、外気を吸入口1aから吸入し排出口1bから排出する空気流を発生させる電動送風機2を有し、吸入口1aから矢印で示す方向に吸入された空気は、集塵部3、電動送風機2、排出口1bを通って、掃除機本体1の外へ排出される。
図2は、電動送風機を示す縦断面図である。図2に示したように、この実施の形態1における電動送風機2は、フレーム4内に固定された界磁部5と、界磁部5と同軸に配置され、フレーム4に回転できるように支持された回転軸7と、回転軸7に固定され界磁部5と同軸に回転する電機子部6と、回転軸7の一端に固定され、電機子部6と共に回転するファン8と、整流子30を備えている。なお、図2において、電機子部6及び整流子30における回転軸7の中心より左の部分は、スロットが見える状態を示している。
図3は、図2におけるファンの断面図、図4は、図3におけるファンのA−A断面図、図5は図3におけるファンのB−B断面図である。図3〜図5において、ファン8は、ドーナツ形で中央に外気を吸入する吸入口9を有する板状の前面プレート10と、前面プレート10と間隔をおいて配置され、その面が前面プレート10の面と対向する円板状の後面プレート11と、前面プレート10と後面プレート11との間の空間を周方向に所定の間隔で仕切り、前面プレート10の内周端に位置する吸気側端部16から外周端に位置する排気側端部17に至る内部風路14を複数形成する複数枚のブレード12とを有し、ブレード12の回転によって吸気口9から外気が吸入され、内部風路14の内周側から外周側へ空気流13が流通し、外周側の排気口15から排出される。
この実施の形態1におけるブレードは、図4(a)に示したように、ブレード12が後面プレート11の表面から起立され、後面プレート11とブレード12との間にカシメ等の接合部がない。また、図5(a)及び(b)に示したように、遠心力が増大するブレード外周端12b側の厚さをブレード内周端12c側の厚さより厚く形成している。
図6は、この実施の形態1におけるブレードを製作するための、削ぎ刃を示す斜視図であり、図7は、この実施の形態1におけるブレードを製作する方法を説明する断面図であり、図8は、この実施の形態1におけるファンの構造を説明する断面図である。図6及び図7に示したように、ブレード12は、湾曲部24を有する削ぎ刃26で後面プレート11となる金属プレート25の表面を薄肉に削いで薄肉片を形成するとともに、この薄肉片を基端部27から折り曲げて金属プレート25の表面に起立させた起立部12aを形成する。そして、図8に示したように、前面プレート10の内周側の吸気側端部16から前面プレート10の外周側の排気側端部17に至る起立部12aと前面プレート10とで囲まれた内部風路14が形成される。上記薄肉片の起立は、成形ブロック28を使用して行い、成形ブロック28により所定角度、所定形状、所定の厚さに成型する。
以上のように構成されたファン8を有する電動送風機2において、ファン8が図5の矢印で示す回転方向へ回転すると、吸気口9から吸い込まれた空気は、空気流13となって、前面プレート10、後面プレート11及びブレード12で囲まれ内周から外周に延在する内部風路14を通過し、内部風路14の外周側の排気口15から排出される。
この実施の形態1のファン8によれば、図4(a)に示したように、後面プレート11とブレード12との間にカシメ等の接合部がなく、図8に示したように、ブレード12は、内周側の吸気側端部16から外周側の排気側端部17のほぼ全域にわって後面プレート11に繋がっており、高速回転による遠心力がブレード12の一部に集中しない構造にすることができるとともに、図5(a)及び(b)に示したように、遠心力が増大するブレード外周端12b側の厚さをブレード内周端12c側の厚さより厚く形成したので、高速回転に耐えうる高強度のファン8を得ることができる。また、上記特許文献2のように多数の部品を使用しないので組み立てのバラツキを抑制することができ、送風効率のよいファン8を得ることができる。
また、前面プレート10及び後面プレート11に上記特許文献1のような突出する部分がないので風切り音を低減することができる。
また、比較的遠心力が小さいブレード内周側12cを薄く形成し、内部風路の内周側を拡大することにより、さらに送風効率を向上させることができる。また、遠心力に応じて、ブレード外周側12b及びブレード内周側12cの厚さを設定することができる。
なお、図4(a)では、複数のブレード12は後面プレート11から切り起こしているが、図4(b)に示したように、複数のブレード12は前面プレート10から切り起こしても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図9は、この実施の形態2における電動送風機のファンを示す断面図である。この実施の形態2のブレードは、図9に示したように、後面プレート11から薄肉に削いで形成した親ブレード片35と、図示していない前面プレートから薄肉に削いで形成した子ブレード片31とを有する。親ブレード片35は、前面プレートの内周から外周に至るように形成され、子ブレード片31は親ブレード片35の内周端12cと外周端12bとの間の中途から前面プレートの外周に至る間に形成され、ブレードの外周側を親ブレード片35と子ブレード片31との2重構造としている。
この実施の形態2によれば、後面プレート11と親ブレード片35及び図示していない前面プレートと子ブレード片31との間にカシメ等の接合部がないので、高速回転による遠心力が親ブレード片35及び子ブレード片31の一部に集中しない構造にすることができるとともに、遠心力が増大するブレードの外周側を親ブレード片35と子ブレード片31との2重構造としたので、高速回転に耐えうる高強度なファン8を得ることができる。
なお、図9では、1つのブレードは、親ブレード片35と子ブレード片31の各1枚で構成した例を示しているが、それぞれ複数枚で構成してもよい。
また、前面プレート10から親ブレード片35を形成し、後面プレート11から子ブレード片31を形成するようにしてもよい。
実施の形態3.
図10は、この実施の形態3における電動送風機のファンを示す断面図である。この実施の形態3では、図10に示したように、上記実施の形態1で示した1つのブレードを内周側に位置する内周ブレード片32と、外周側に位置する外周ブレード片34と、内周ブレード片32と外周ブレード片34との中間に位置する中間ブレード片33とで構成し、内周ブレード片32と中間ブレード片33との間及び中間ブレード片33と外周ブレード片34との間をラップさせて隙間が発生しないようにしている。
この実施の形態3によれば、ブレードを製作するための削ぎ刃を小さくできるため、ブレードの形成加工を容易にすることができる。
なお、図10では、直線形状の3つのブレード片で1つのブレードを構成した例を示しているが、1つのブレードを2つまたは4つ以上のブレード片に分割してもよい。また、各ブレード片の形状は曲線形状としてもよい。
1 掃除機本体、1a 吸入口、1b 排出口、2 電動送風機、3 集塵部、
4 フレーム、5 界磁部、6 電機子部、7 回転軸、8 ファン、9 吸気口、
10 前面プレート、11 後面プレート、12 ブレード、12a 起立部、
12b ブレード外周端、12c ブレード内周端、13 空気流、14 内部風路、
15 排気口、16 吸気側端部、17 排気側端部、24 湾曲面、
25 金属プレート、26 削ぎ刃、27 基端部、28 成形ブロック、
30 整流子、31 子ブレード片、32 内周ブレード片、33 中間ブレード片、
34 外周ブレード片、35 親ブレード片。

Claims (5)

  1. 中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
    上記ブレードは、上記前面プレートと上記後面プレートの両方または、片方の表面を削いだ薄肉片からなり、上記薄肉片を上記表面に起立させた起立部を有し、上記ブレードの起立部の外周側の厚さが内周側の厚さより厚くなっており、
    上記内部風路は、上記後面プレートと上記起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されていることを特徴とするファン。
  2. 上記ブレードは、上記内周側から外周側へ複数のブレード片に分割され、上記ブレード片の起立部の端部同士が重なり合って、上記ブレード片間に隙間が発生しないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のファン。
  3. 中央に外気を吸入するための吸気口を有するドーナツ形の前面プレートと、円板状でその面が上記前面プレートの面と対向する後面プレートと、上記前面プレートと上記後面プレートとの間の空間を周方向に所定の間隔で仕切ることにより上記前面プレートの内周端から外周端に延在する内部風路を形成するブレードとを備え、上記ブレードの回転により、上記吸気口から吸入される上記外気を上記内部風路の内周側から外周側へ流通させて上記外周側から排出させるファンにおいて、
    上記ブレードは、上記前面プレートまたは上記後面プレートの一方の表面を削いだ薄肉片からなる第1の起立部と上記前面プレートまたは上記後面プレートの他方の表面を削いだ薄肉片からなる第2の起立部とを有し、
    上記第1の起立部及び第2の起立部の一方の起立部は上記内周端から上記外周端に延在し、上記第1の起立部及び第2の起立部の他方の起立部は、上記一方の起立部の上記内周端と上記外周端との間の中途位置から上記外周端まで延在するように形成されて、上記外周側において上記第1の起立部及び第2の起立部の2重構造が形成され、
    上記内部風路は、上記後面プレートと上記第1の起立部及び第2の起立部と上記前面プレートとで囲まれて形成されていることを特徴とするファン。
  4. フレーム内に固定された界磁部と、上記フレームに回転できるように支持された回転軸と、上記回転軸に固定され回転軸を中心に上記界磁部と同軸に回転する電機子とを備え、上記回転軸の一端に上記請求項1〜3のいずれか1項に記載のファンを備えたことを特徴とする電動送風機。
  5. 掃除機本体内に、外気を吸入する吸入口と、上記吸入した該期中の塵芥を集める集塵室と、上記吸入した外気を排出する排出口と、上記吸入口から外気を吸入し、空気流を発生させ、上記吸入した外気を上記排出口から排出させる電動送風機とを備え、上記電動送風機として上記請求項4に記載の電動送風機を用いたことを特徴とする電気掃除機。
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