JP2011201605A - 弾性鉤止片付キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】缶口へのキャッピング時の弾性鉤止片の爪折れ現象を防止し、弾性鉤止片の下端による缶口や指等の傷付きを防止でき、再びキャップユニットとする際に確実にパッキングガイド部で弾性鉤止片の下端を覆えるキャップユニットを提供する。
【解決手段】キャップユニット1は金属製弾性鉤止片付キャップ40と合成樹脂製パッキング10とを備える。パッキングは、パッキング本体11と周縁部12とパッキング鍔部13とパッキングガイド部14とパッキング突出部15とを射出成形にて一体に形成している。パッキングガイド部は垂下部14aと外方部14bと外側係止部14cとを備える。パッキングガイド部における、垂下部、外方部および外側係止部は、弾性鉤止片42の下端を覆うように係止される。パッキング突出部は、パッキングガイド部の外側係止部から上面が同一になるように外方へ延び、その外径を開いた弾性鉤止片の下端の内径よりも大きくしている。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、石油缶、塗料缶等の缶口に装着されるキャップユニットに係り、特に弾性鉤止片付キャップ内に合成樹脂製パッキングを収納したキャップユニットに好適なものである。
従来のキャップユニットとしては、実開昭61−69056号公報(特許文献1)に示されているように、出没自在の上壁と多数の弾性鉤止片で形成した側壁とを有する金属製弾性鉤止片付キャップ内に、射出成形にてパッキング本体と周縁部とパッキング鍔部とを一体に形成した合成樹脂製パッキングを収納してなるものがある。
このキャップユニットは、キャッピング時に、弾性鉤止片付キャップの弾性鉤止片の下端が缶口の上端円弧部に直接当接されて載置され、キャップユニットの上面が押圧されることにより弾性鉤止片の下端が缶口の上端円弧部に沿って広がりながら降下された後に、弾性鉤止片の下端が缶口の側壁凹部内に入り込んで係止される。
しかし、かかる特許文献1のキャップユニットによれば、キャッピング時に弾性鉤止片付キャップの弾性鉤止片の下端が缶口の上端円弧部に直接当接されて載置される。このため、缶口の中心とキャップユニットの中心とが大きくずれて載置された場合には、缶口の上端円弧部の傾斜角度が緩やかな部分に弾性鉤止片の下端が当接されることとなり、キャップユニットの上面から押圧される力が弾性鉤止片を折り曲げる力として大きく作用し、弾性鉤止片の爪折れ現象を招いてしまうおそれがあった。また、特許文献1のキャップユニットは金属製の弾性鉤止片の鋭い下端で缶口の表面や指などを傷付けてしまうおそれがあった。
そこで、特開2004−323106号公報(特許文献2)に示されたものが案出されている。この特許文献2では、出没自在の上壁と多数の弾性鉤止片で形成した側壁とを有する金属製弾性鉤止片付キャップ内に、射出成形にてパッキング本体とこのパッキング本体の外周から外方延びる缶口当接用の周縁部とこの周縁部の外周から外方に延びるパッキング鍔部とを一体に形成した合成樹脂製パッキングを収納してなるキャップユニットにおいて、パッキング鍔部から下方に延長して前記弾性鉤止片の下端に係止したパッキングガイド部を設けたものである。そして、パッキングガイド部は、パッキング鍔部から下方に延びる垂下部と、この垂下部の下端から外方に延びる外方部と、この外方部から上方に延びる外側係止部とを備え、前記垂下部、前記外方部および前記外側係止部により弾性鉤止片の下端を覆うように係止されている。
実開昭61−69056号公報 特開2004−323106号公報
かかる特許文献2のキャップユニットは、弾性鉤止片付キャップを閉じた状態で缶口に装着されて缶内の気密を保つように用いられるが、パッキングが合成樹脂製であるために缶口に馴染んでしまい、弾性鉤止片付キャップを開けて缶口から取り外す際に、パッキングが缶口に残ってしまうことがある。この場合には、パッキングを缶口から取り外し、内容物を取り出した後に、開いた状態の弾性鉤止片付キャップ内にパッキングを戻し、弾性鉤止片付キャップを閉じて再びキャップユニットとなし、缶口に嵌着する。この弾性鉤止片付キャップを閉じる際に、パッキングガイド部の外側係止部が弾性鉤止片の下端内側に入り込んでしまい、パッキングガイド部が弾性鉤止片の下端を覆うように装着できず、そのためにパッキングガイド部の機能を十分に発揮できないおそれがあった。
本発明の目的は、缶口へのキャッピング時の弾性鉤止片の爪折れ現象を防止でき、且つ、弾性鉤止片の下端による缶口や指などを傷付けることを防止できると共に、再びキャップユニットとする際に確実にパッキングガイド部で弾性鉤止片の下端を覆うことができるキャップユニットを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、出没自在の上壁と多数の弾性鉤止片で形成した側壁とを有する金属製弾性鉤止片付キャップと、パッキング本体とこのパッキング本体の外周から外方に延びる缶口当接用の周縁部とこの周縁部の外周から外方に延びるパッキング鍔部と前記パッキング鍔部から下方に延びるパッキングガイド部とを射出成形にて一体に形成した合成樹脂製パッキングと、を備え、前記パッキングガイド部は、前記パッキング鍔部から下方に延びる垂下部と、この垂下部の下端から外方に延びる外方部と、この外方部から上方に延びる外側係止部とを備え、前記パッキングは、前記パッキング本体、前記周縁部および前記パッキング鍔部が前記弾性鉤止片付キャップ内に収納されると共に、前記パッキングガイド部における、前記垂下部、前記外方部および前記外側係止部により前記弾性鉤止片の下端を覆うように係止されてなるキャップユニットにおいて、前記パッキングガイドの外側係止部から外方へ延びるパッキング突出部を備え、前記パッキング突出部の外径を前記弾性鉤止片が開いた状態の当該弾性鉤止片の下端の内径よりも大きくすると共に、前記外側係止部の上面と前記外方突出部の上面とを連続した同一面に形成したことにある。
かかる本発明のキャップユニットによれば、缶口へのキャッピング時の弾性鉤止片の爪折れ現象を防止でき、且つ、弾性鉤止片の下端による缶口や指などを傷付けることを防止できると共に、再びキャップユニットとする際に確実にパッキングガイド部で弾性鉤止片の下端を覆うことができる。
本発明の一実施例のキャップユニットの断面図である。 図1のキャップユニットを缶口に装着した状態の断面図である。 図1のキャップユニットに用いるパッキングの正面図である。 図3のパッキングの平面図である。 図4のA−A断面図である。
以下、本発明の一実施例を図1から図5を用いて説明する。
まず、キャップユニット1の全体構成について、図1および図2を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施例のキャップユニットの断面図、図2は図1のキャップユニットを缶口に装着した状態の断面図である。
キャップユニット1は、図1に示すように、ブリキなどの金属製弾性鉤止片付キャップ40内に合成樹脂製パッキング10を収納して構成されている。本実施例では、さらに封縅部材20内に弾性鉤止片付キャップ40を収納して、弾性鉤止片付キャップ40、パッキング10および封緘部材20によりキャップユニット1が構成されている。
このキャップユニット1は、図2に示すように、缶口30に装着されて缶内の気密を保つように用いられる。4リットル缶又は18リットル缶等の一部を形成する缶口30は、内容物の出し入れ口を形成する上端円弧部31と、弾性鉤止片42の下端を係止する側壁凹部32とを備えて構成されている。
金属製弾性鉤止片付キャップ40は、図1および図2に示すように、出没自在の上壁41と、開閉可能な弾性鉤止片42とを備えて構成されている。弾性鉤止片42は等間隔に複数設けられている。
弾力性を有するポリエチレン等の合成樹脂製パッキング10は、図1および図2に示すように、パッキング本体11、周縁部12、パッキング鍔部13、パッキングガイド部14およびパッキング突出部15を一体に射出成形している。
次に、パッキング10について、図1〜図5を参照しながら説明する。図3は図1のキャップユニットに用いるパッキングの正面図、図4は図3のパッキングの平面図、図5は図4のA−A断面図である。
パッキング本体11は、平坦部11aの中央部にリング状突出部11bを形成して構成されている。このリング状突出部11bによって、薄肉の平坦部11aの強度を補うこととなり、パッキング本体11としての十分な強度を有するようになっている。特に、リング状突出部11bは平坦部11aとほぼ同じ厚さで突出しているので、上面のみを突出させているものに比較して、材料費が少なくて済むと共に、缶内圧力の上昇に伴ってリング状突出部11bの外側の傾斜部が平坦部11aの外周部を外方に押す作用をなす。この外方へ押される平坦部11aによって円錐拡開部12aが缶口30に強く押されることとなり、缶内圧力の上昇に対して気密機能を高める機能を有することとなる。
周縁部12は、円錐拡開部12a、内側突状山部12b、外側突状山部12c、厚肉部12d、および外側立下部12eを備えて構成されている。
円錐拡開部12aは、平坦部11aの最外周部から連続して上方外方へ全周にわたって延びており、装着状態において缶口30に当接している。即ち、円錐拡開部12aの外面が缶口30の上端円弧部31に斜めに当接するようになっている。
内側突状山部12bは、円錐拡開部12aの上端部から連続して形成され、全周にわたって上方へ突出するように形成されている。この内側突状山部12bは、通常の装着状態において弾性鉤止片付キャップ40の上壁41に当接されておらず、弾性鉤止片付キャップ40の上方から強い力が加わって弾性鉤止片付キャップ40が沈む場合に上壁41に当接して沈む作用を緩和するようになっている。
外側突状山部12cは、内側突状山部12bの外周側面から外方へ連続して形成され、全周にわたって上方へ突出するように形成されている。この外側突状山部12cは、装着状態において弾性鉤止片付キャップ40の上壁41に当接されるようになっている。
厚肉部12dは、内側突状山部12bの外周部下面および外側突状山部12cの下面から連続して形成され、全周にわたって下方へ延びる厚肉部を形成している。この厚肉部12dは、円錐拡開部12aとの間に隙間を有すると共に、通常の装着状態において缶口30の上端円弧部31に当接されておらず、弾性鉤止片付キャップ40の上方から強い衝撃力が加わった場合に上端円弧部31に当接してその衝撃力を受けることができ、これによって気密を保つことができる。
外側立下部12eは、厚肉部12dの外周部下面から連続して下方外方に形成され、装着状態において缶口30の上端円弧部31に当接されるようになっている。円錐拡開部12aおよび外側立下部12eは、上端円弧部31に対して逆V字形に対向され、上端円弧部31の内側および外側の2箇所で当接されて気密を保つようになっている。また、外側突状山部12cおよび外側立下部12eは、上壁41および上端円弧部31に当接されて上壁41と上端円弧部31との間の気密を保つようになっている。
パッキング鍔部13は周縁部12の厚肉部12dの外周側面から連続して外方下方に円弧状に延びて形成されている。パッキング鍔部13の外径は、弾性鉤止片42が拡開した状態の最大内径より若干大きく設定されている。パッキング鍔部13は、図1に示すように、弾性鉤止片付キャップ40に装着した状態において内方へ変形され、厚肉部12dを内方に押すように作用する。これによって、円錐拡開部12aとの間に隙間を有する厚肉部12dは、内方に変形して外側立下部12eを内方に押圧して上端円弧部31との気密を保持するように機能する。
パッキングガイド部14は、パッキング鍔部13から下方に延長して弾性鉤止片42の下端に係止されている。これによって、弾性鉤止片42の下端による缶口30や指などを傷付けることを防止できる。パッキングガイド部14は、パッキング鍔部13から下方に延びる垂下部14aと、垂下部14aの下端から外方に延びる外方部14bと、外方部14bから上方に延びる外側係止部14cとを備えて構成されている。パッキング10は、垂下部14a、外方部14bおよび外側係止部14cにより弾性鉤止片42の下端を覆うように弾性鉤止片付キャップ40に装着されている。これによって、パッキングガイド部14が弾性鉤止片42に確実に係止されて弾性鉤止片42の下端による缶口30や指などを傷付けることをより一層確実に防止できる。
垂下部14aは、パッキング鍔部13の肉厚より徐々に薄くなるように形成されている。これによって、垂下部14aは、弾性鉤止片42の内面に確実に沿うように変形され、装着時において弾性鉤止片42と側壁凹部32との間に薄く介在することとなり、従来より広く用いられている弾性鉤止片付キャップ40および缶口30の形状、寸法などを変更することなく、本実施例のパッキング10を適用することを可能としている。
外方部14bは、図1に示すように、弾性鉤止片42に係止された状態で下方に低くなる傾斜面を形成し、缶口30の上端円弧部31に装着される際に下面部が傾斜して当接されることとなり、上端円弧部31の円弧面に沿ってパッキングガイド部14(換言すれば弾性鉤止片42)をガイドする機能を発揮する。このガイド機能とパッキングガイド部14自身の弾力性とが相俟って、弾性鉤止片42の爪折れを防止することができる。なお、外方部14bの傾斜面は円弧状に形成されていてもよい。
外側係止部14cは、弾性鉤止片42の下端外面に係止され、パッキングガイド部14が弾性鉤止片42から外れるのを防止するように機能する。外方部14bおよび外側係止部14cは、封緘部材20の装着に支障がないように肉厚および寸法が設定されている。
パッキング突出部15は、パッキングガイド部14の外側係止部14cから外方に延びる外方突出部15aと、この外方突出部15aの外周端から上方へ突出して延びる上方突出部15bと、を備えて構成されている。外方突出部15aの高さ寸法(肉厚寸法)は外側係止部14cの高さ寸法と同一となっており、外側係止部14cの上面と外方突出部15aの上面とは連続した同一面を形成する。パッキング突出部15の外径は弾性鉤止片42が開いた状態の当該弾性鉤止片42の下端の内径よりも大きくなっている。
パッキングガイド部14およびパッキング突出部15は、全周にわたって多数の溝16が形成されている。この溝16によって、パッキングガイド部14を弾性鉤止片42の下端に容易に装着することができる。そして、各溝16の間隔は弾性鉤止片42を形成する隙間の間隔よりも大きく形成されている。これによって、弾性鉤止片42の下端を確実に覆ってそれを保護することができる。
パッキング10は、図1および図2に示すように、パッキング本体11、周縁部12、パッキング鍔部13およびパッキングガイド部14の垂下部14aが弾性鉤止片付キャップ40内に収納され、パッキングガイド部14の外方部14b、外側係止部14cおよびパッキング突出部15が弾性鉤止片付キャップ40の外部に露出されるように、弾性鉤止片付キャップ40とキャップユニット化されている。
合成樹脂製封緘部材20は、ポリエチレン等の弾力性を有する材料を用いて射出成形により製作され、円環状上壁21および円筒状側壁22が一体に形成されている。
封緘部材20の上壁21は、中央部に円形空間21aを有していると共に、この円形空間21aに沿ってリング状摘み部21bが形成されている。封緘部材20の側壁22は、側壁本体部22a、凸部22bおよび保護壁22cを備えて構成されている。
側壁本体部22aは上壁21からほぼ垂直に立ち下がるように延びている。凸部22bは側壁本体部22aの下端部の内周に内方へ突出して形成されている。保護壁22cは、側壁本体部22aの下端部の下面から下方に突出されてパッキング突出部15の先端部である上方突出部15bを覆うように形成されている。
封緘部材20を含むキャップユニット1の高さ寸法は、従来より広く用いられているキャップユニットの高さ寸法とほぼ同じに設定されている。換言すれば、本実施例の凸部22bの下端を従来の凸部の下端より若干高くし、本実施例の保護壁22cの下端を従来の凸部の下端と同一にしている。これによって、本実施例のキャップユニット1を従来から広く用いられているキャップユニット供給機を用いることができる。
次に、係るキャップユニット1の製造方法およびキャップユニット1の缶口30へのキャッピング方法について説明する。
まず、拡開した状態の弾性鉤止片付キャップ40内にパッキング10を挿入して弾性鉤止片付キャップ40を閉じる。この閉じた状態の弾性鉤止片付キャップ40を凸部22bの弾力性を利用して封緘部材20内に挿入して図1に示すキャップユニット1を形成する。このように、キャップユニット1を形成しておくのは、輸送および缶口への供給作業を容易にするためである。
缶内に石油や塗料などの内容物を充填した後に、キャップユニット1をキャップユニット供給装置により缶口30の上方まで自動供給する。この際、パッキングガイド部14が薄肉で形成されているので、既存のキャップユニット供給装置を殆ど変更することなくキャップユニット1を自動供給することができる。
次いで、キャッピング装置によりキャップユニット1を降下させて缶口30上に載置する。この時、缶口30の中心とキャップユニット1の中心とができるだけ一致するように載置することが望ましいが、載置された状態のキャップユニット1の中心軸と缶口30の上端円弧部31の中心軸とが大きくずれてしまうことがある。
更にキャッピング装置を降下させ、キャップユニット1の上面(具体的には封緘部材20の上壁21の上面)を押圧してキャップユニット1を降下させる。この際、パッキングガイド部14が上端円弧部31に当接してガイド機能を有するように動作するので、キャップユニット1をスムースに降下させることができる。キャップユニット1を更に降下させると、弾性鉤止片42の下端が上端円弧部31にパッキングガイド部14を介して上端円弧部31の傾斜面に沿って拡開されながら降下され、側壁凹部32に係止されることによりキャッピングが完了する。このように、弾性鉤止片42は、キャッピング時に、その下端が上端円弧部31に直接当接することなく装着されるので、弾性鉤止片42の下端で缶口30を傷つけることがない。
このキャッピング時において、缶口30の中心とキャップユニット1の中心とが大きく偏心していた場合でも、外方部14bの下端が缶口30に当接して偏心寸法が小さくなるように案内する。これによって、弾性鉤止片42の係止部42bが内側に折れ曲がることを防止できる。
本実施例のキャップユニット1によれば、缶口30へのキャッピング時の弾性鉤止片42の爪折れ現象を防止でき且つ、弾性鉤止片42の下端による缶口30や指などを傷付けることを防止できる。
また、キャップユニット1は、弾性鉤止片付キャップ40を閉じた状態で缶口30に装着されて缶内の気密を保つように用いられるが、パッキング10が合成樹脂製であるために缶口30に馴染んでしまい、弾性鉤止片付キャップ40を開けて缶口30から取り外す際に、パッキング10が缶口に残ってしまうことがある。この場合には、パッキング10をパッキング突出部15を摘まんで缶口30から容易に取り外すことができる。そして、内容物を取り出した後に、開いた状態の弾性鉤止片付キャップ40内にパッキング10を戻し、弾性鉤止片付キャップ40を閉じて再びキャップユニット1となし、缶口30に嵌着するが、この弾性鉤止片付キャップ40を閉じる際に、弾性鉤止片42の下端がパッキング突出部15の外方突出部15aの上面に案内され、パッキングガイド部14の外側係止部14cの上面に案内され、さらに外方部14bの上面に案内される。これによって、外側係止部14cが弾性鉤止片42の下端内側に入り込んでしまうことが防止され、再びキャップユニット1とする際に確実にパッキングガイド部14で弾性鉤止片42の下端を覆うことができる。
1…キャップユニット、10…パッキング、11…パッキング本体、11a…平坦部、11b…リング状突出部、12…周縁部、12a…円錐拡開部、12b…内側突状山部、12c…外側突状山部、12d…厚肉部、12e…外側立下部、13…パッキング鍔部、14…パッキングガイド部、14a…垂下部、14b…外方部、14c…外側係止部、15…パッキング突出部、16…溝、20…封緘部材、21…上壁、22…側壁、30…缶口、31…上端円弧部、32…側壁凹部、40…弾性鉤止片付キャップ、41…上壁、42…弾性鉤止片。

Claims (1)

  1. 出没自在の上壁と多数の弾性鉤止片で形成した側壁とを有する金属製弾性鉤止片付キャップと、
    パッキング本体とこのパッキング本体の外周から外方に延びる缶口当接用の周縁部とこの周縁部の外周から外方に延びるパッキング鍔部と前記パッキング鍔部から下方に延びるパッキングガイド部とを射出成形にて一体に形成した合成樹脂製パッキングとを備え、
    前記パッキングガイド部は、前記パッキング鍔部から下方に延びる垂下部と、この垂下部の下端から外方に延びる外方部と、この外方部から上方に延びる外側係止部とを備え、
    前記パッキングは、前記パッキング本体、前記周縁部および前記パッキング鍔部が前記弾性鉤止片付キャップ内に収納されると共に、前記パッキングガイド部における、前記垂下部、前記外方部および前記外側係止部により前記弾性鉤止片の下端を覆うように係止されてなるキャップユニットにおいて、
    前記パッキングガイドの外側係止部から外方へ延びるパッキング突出部を備え、
    前記パッキング突出部の外径を前記弾性鉤止片が開いた状態の当該弾性鉤止片の下端の内径よりも大きくすると共に、前記外側係止部の上面と前記外方突出部の上面とを連続した同一面に形成したことを特徴とするキャップユニット。
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