JP2011201492A - インストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造 - Google Patents

インストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造 Download PDF

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優 佐々木
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Abstract

【課題】携帯型電子機器のインパネ側への取り付け性を改善しつつも、配線の露出を避けて着脱何れの際にもインパネの見た目を良好に保つことのできるインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネルに、その前面部1aに開口したボックス部10を設ける。ボックス部10には、ボックス部10の開口部11を覆うように携帯型電子機器4を取り付け可能とする取り付け部20、および、携帯型電子機器4と車体との配線を行うための接続端子30,31を設けるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、インストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造に関する。
近年、自動車のインストルメントパネル(以後、単にインパネと称する。)に取り付けられる電子機器として、従来の据付け型オーディオ機器や据付け型カーナビに加えて、ポータブルナビやワンセグ又は地デジ対応車載用テレビなどの携帯型電子機器の普及が進んでいる。
この種の電子機器の取り付け構造としては、例えば下記特許文献1に記載のように、略支柱状の機器取り付け装置を助手席のレール部やシート固定部に立設し、立設した上記取り付け装置の先端に設けた取り付け部に上記電子機器を取り付ける構造が知られている。
また、同特許文献には、車室内のインパネに取り付けられたオーディオ等の機器操作部を囲むように所定の枠体を固定すると共に、この枠体に固定された支持部材よってポータブルナビなどの表示器を可変可能に支持するものが開示されている。
さらに、他の取り付け構造として、例えば下記特許文献2には、ポータブルナビの外装を構成する筐体をスタンドのアームで支持すると共に、スタンドに設けた吸盤をインパネの上面に吸着させることで、ポータブルナビをアームを介してインパネに固定する構造が開示されている。
特開平9−273945号公報 特開2008−239100号公報
このように、ポータブルナビ等の携帯型電子機器については、車体側(インパネ側)に専用の設置場所が用意されるまでには至っておらず、ユーザー(乗員)が任意で設置場所を確保しているのが現状である。そのため、実際に上記電子機器をインパネに取り付けようとすると煩雑な配線作業が必要となる。また、インパネに専用の設置場所がないために、どうしても配線が露出してしまい、車室の内装品質(見た目)を悪化させる一因となっている。
また、最近では、携帯型電子機器が本来的に有する機能以外の付加機能(例えばポータブルナビであればワンセグ又は地デジ放送受信機能や音楽再生機能など)を備えたものも市場に出回り始めており、また、バイクや自転車等の異車両に搭載できる製品も出現し始めたことから、これらの機器を車外に持ち出して利用することも頻繁に行われている。このような事情から、車体側には、上記電子機器を取り外した状態においても、インパネ等の外観(見た目)を損なわないような工夫が必要となる。
ここで、上記特許文献に記載の取り付け構造を参照して、具体的に問題点を指摘すると、例えば上記特許文献1に記載の取り付け構造のうち、支柱状の取り付け装置を用いた取り付け構造では、支柱状の取り付け装置の先端に電子機器が設置されるために、インパネ側との配線の露出が避けられない。また、同文献に記載の、オーディオ機器を囲むように所定の枠体を固定し、この枠体に固定された支持部材によってポータブルナビを支持する構造を採用した場合であれば、既存の据付け型オーディオ機器と設置スペースを見かけ上共有化できるものの、配線のことまで考慮したものではないために、同様に配線が露出する問題が残る。
また、上記した取り付け構造は、何れも一旦取り付けた電子機器を頻繁に取り外す事態を想定したものではないために、上記電子機器を取り外して車外に持ち出した状態では、インパネ等に据付けの取り付け装置や取り付け治具が車室内に残ったままとなる。そのため、車室内部の見た目は決して良いとはいえない。
上記特許文献2に記載の取り付け構造では、インパネの上面に吸盤で固定する方式のため、脱着性は優れている。また、吸盤で固定するだけなので、電子機器を取り外した状態でインパネに据付けの治具等も残らず、見た目も担保される。しかし、この種の取り付け構造であっても、配線が露出することには変わりがなく、その改善策が要求されている。また、車種によってインパネ上面部の形状が異なる場合、吸盤をしっかりと固定できる箇所が制限されて、ユーザー(乗員)の見やすい位置に電子機器を設置できない場合も生じる。このような事情から、吸盤以外の固定手段による取り付け構造が必要とされている。
以上の事情に鑑み、携帯型電子機器のインパネ側への取り付け性を改善しつつも、配線の露出を避けて着脱何れの際にもインパネの見た目を良好に保つことのできるインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造を提供することを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係るインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造により達成される。すなわち、この取り付け構造は、インストルメントパネルに、インストルメントパネルの前面部に開口したボックス部が設けられ、ボックス部に、ボックス部の開口部を覆うように携帯型電子機器を取り付け可能とする取り付け部、および、携帯型電子機器と車体との配線を行うための接続端子が設けられている点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、携帯型電子機器の取り付け部を備えたボックス部をインパネの前面部に開口して設けると共に、このボックス部の開口部を覆うように携帯型電子機器を取り付けるようにしたので、当該電子機器を乗員から視認できる位置でインパネに一体的に取り付けることができる。そのため、インパネ上面部の形状によらず、乗員にとって見やすい位置に携帯型電子機器を設置でき、かつ設置した状態でインパネの見た目を良好に保つことができる。また、このボックス部には、携帯型電子機器と車体との配線を行うための接続端子が設けられているので、ボックス部の開口部を覆うように取り付けた携帯型電子機器の端子と、ボックス部の接続端子との間で配線を行うことで、当該配線をボックス部の内部に収めることができる。そのため、配線の大部分を電子機器およびボックス部で隠すことができ、インパネの見た目を大幅に向上させることが可能となる。また、この構造によれば、携帯型電子機器を取り外した状態では、ボックス部を物入れとして使用することができるので、空いたスペースを有効に利用することもできる。また、このボックス部はインパネの前面部に開口しているので、端子や取り付け部をユーザーから見えにくいボックス内に収容できる。そのため、携帯型電子機器をボックス部から取り外した状態でもインパネの見た目は損なわずに済む。
ここで、取り付け部は、スライド動作により互いに嵌合および離脱自在な一対の嵌合部材で構成され、一方の嵌合部材はボックス部に設けられ、他方の嵌合部材は携帯型電子機器に固定されるものであってもよい。
このような構造とすることで、携帯型電子機器に固定した他方の嵌合部材を、インパネのボックス部に設けた一方の嵌合部材に嵌挿するだけで、簡単に上記電子機器のインパネへの取り付けを行うことができる。また、取り外す際も、電子機器側の嵌合部材をボックス部から離隔する向きにスライドさせてボックス部側の嵌合部材から離脱させるだけで済む。そのため、脱着作業をユーザーの手で手間なくスムーズに行うことができる。
また、この場合、一方の嵌合部材はボックス部の上側面部に設けられ、他方の嵌合部材は、携帯型電子機器の背面部に取り付けられた状態で一方の嵌合部材と嵌合するものであってもよい。
このように構成することで、双方の嵌合部材を何れもボックス部の内部に収めることができる。また、ボックス部の開口部を携帯型電子機器で覆うことで上記嵌合部材を隠すことができる。そのため、インパネの外観品質(見た目)を良好に保つことができる。また、ボックス側の嵌合部材をボックス部の上側面部に設けることで、携帯型電子機器を取り外した状態においても乗員から見えない位置に嵌合部材を配置できるので、これによってもインパネの見た目を良好に保つことができる。
ボックス部は、インストルメントパネルと一体に形成されていてもよく、あるいは、インストルメントパネルと別体に形成されていてもよい。
ボックス部をインパネと一体に形成できれば、別に形成したボックス部をインパネに固定する手間を省けるので、工数を増やすことなくボックス部をインパネに固定できる。また、携帯型電子機器の取り付け部をボックス部に一体的に設ける場合など、ボックス部の形状が複雑化する場合には、当該ボックス部をインパネと別体に形成した後、両者を固定したほうが形成し易い利点もある。
また、ボックス部をインパネとは別体に形成する場合、例えばインストルメントパネルに、据付け型電子機器用の取り付け口と、ボックス部専用の取り付け口とを設けて、このボックス部専用の取り付け口にボックス部を取り付けるようにしてもよい。あるいは、インストルメントパネルに、据付け型電子機器用の取り付け口を設けて、この据付け型電子機器用の取り付け口にボックス部を取り付けるようにしてもよい。
前者のように、ボックス部専用の取り付け口をインパネに設けるのであれば、他の据付け型電子機器の有無に関係なく、ボックス部の設置場所を確保できる。また、後者のように、据付け型電子機器用の取り付け口にボックス部を取り付けるようにすれば、据付け型のオーディオ機器やカーナビに代えてポータブルナビ等の携帯型電子機器を取り付けできるので、何れか一方のみで足りると考えるユーザーにとっては好適な電子機器のレイアウトを標準装備で達成できる。また、インパネにボックス部専用の取り付け口を設けずに済むため、これまでの金型を使用でき、経済的である。
以上のように、本発明に係るインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造によれば、携帯型電子機器のインパネ側への取り付け性を改善しつつも、配線の露出を避けて着脱何れの際にもインパネの見た目を良好に保つことが可能になる。
本発明の一実施形態に係るインパネの斜視図である。 インパネに設けたボックス部の斜視図である。 図2に示すボックス部の断面図である。 他の実施形態に係るボックス部の断面図である。 他の実施形態に係るボックス部の断面図である。 他の実施形態に係るボックス部の要部拡大断面図である。 他の実施形態に係るボックス部の斜視図である。
以下、本発明に係るインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造の一実施形態を図面に基づき説明する。この実施形態では、ポータブルナビをインパネの車体幅方向中央部に設けたボックス部に取り付ける場合を例にとって説明する。なお、これ以降の説明においては、特に断りのない限り、鉛直方向を単に上下方向、車体幅方向を単に幅方向というものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係るインパネ1の斜視図を示している。この図に示すように、インパネ1は主に、車体後方側を向いた前面部1aと、前面部1aの上端で連続し、鉛直上方を向いた上面部1bとからなる。インパネ1の前面部1aの幅方向中央位置には、据付け型オーディオ機器用の取り付け口2と、ポータブルナビ取り付け用のボックス部10とが上下に並んで設けられており、当該オーディオ機器用の取り付け口2には対応する据付け型のオーディオ機器3が埋設されている。また、ポータブルナビ取り付け用のボックス部10には、後述する取り付け部20を介してポータブルナビ4が設置されている。
ボックス部10はインパネ1の前面部1aに開口しており、この実施形態では、図2に拡大して示すように、インパネ1と一体に形成されている。このボックス部10は略矩形の開口部11を有すると共に、その奥側(開口部11から車体前方側)に向かうにつれて上側面部12が下降する形態をなしている。これに対して、下面部13はボックス部10の奥側に向けて略水平に伸びている。
ボックス部10には、図2に示すように、ポータブルナビ4(同図中1点鎖線で示す)をボックス部10に取り付け可能とするための取り付け部20が設けられている。この実施形態では、取り付け部20は、図2および図3に示すように、略車体前後方向へのスライド動作により、互いに嵌合および離脱自在な一対の嵌合部材21,22で構成されている。このうち、一方の嵌合部材21はボックス部10に設けられ、他方の嵌合部材22はポータブルナビ4に固定されている。
一方の嵌合部材21(以後、ボックス側嵌合部材21と称する。)は略薄箱状をなし、ボックス部10の上側面部12に設けられている。ここでは、図3に示すように、ボックス側嵌合部材21がボックス部10と一体に形成されている。この嵌合部材21は、ボックス部10の開口部11と同方向に開口した溝部23を有しており、後述する他方の嵌合部材22(以後、ナビ側嵌合部材22と称する。)の爪部24と離脱自在に嵌合できるようになっている。この図示例では、溝部23は、その奥側に向かうにつれて下面部13との対向間隔が狭まるように、下面部13に対して傾斜させて形成されている。
ナビ側嵌合部材22は、爪部24と、爪部24の一端から伸びてポータブルナビ4との固定面25aを設けた固定部25(いわばブラケット部)とを一体に有するものである。この実施形態では、ナビ側嵌合部材22は断面略くの字状に屈曲した形状をなしており、爪部24をボックス側嵌合部材21の溝部23に嵌合した状態では、ポータブルナビ4の背面部4aに固定される固定部25の固定面25aが略車体後方を向くようになっている。
なお、固定面25aとポータブルナビ4との固定手段は任意であり、例えばポータブルナビ4の背面部4aにねじ止め用の穴(図示は省略)が設けられている場合には、図2に示すように、固定面25aに設けたねじ止め用の穴を介して固定面25aをポータブルナビ4の背面部4aに固定してもよい。あるいは、図示は省略するが、粘着テープ等で固定面25aと背面部4aとを固定してもよい。
ボックス部10の最も奥まった位置には、上側面部12、下面部13、幅方向両側の側面部14,15と共に、ボックス部10の収容空間を区画形成する底面部16が形成されており、この底面部16には、ポータブルナビ4と車体との間で配線を行うための1又は複数の接続端子が設けれられている。この実施形態では、図2に示すように、ポータブルナビ4への電力供給を行うためのアクセサリ電源端子30と、ポータブルナビ4との車体との間で所定の電気信号の入力又は出力を行うためのAUX端子31とが底面部16に設けた孔に取り付けられている。もちろん、入力側と出力側双方のAUX端子31を設けてもよく、これ以外の端子(アンテナ端子、USB端子など)を設けることも可能である。
以下、上記構成の取り付け構造における、ポータブルナビ4のインパネ1への取り付け作業を図2および図3を参照して説明する。
まず、図2に示すように、取り付け部20を構成するナビ側嵌合部材22をポータブルナビ4に固定する。そして、ナビ側嵌合部材22に設けた爪部24を、ボックス部10に設けたボックス側嵌合部材21の溝部23に挿入して嵌め合わせる。また、ポータブルナビ4の側面に設けた電源端子4b、AUX端子4cと、ボックス部10の底面部16に設けたアクセサリ電源端子30、AUX端子31とをそれぞれ所定のケーブル(図1や図3では電力供給側のケーブル32のみを図示)を介して接続することで、車体とポータブルナビ4との間の配線が行われる。これにより、ポータブルナビ4が使用できる状態でボックス部10に取り付けられる。この実施形態では、ポータブルナビ4がボックス部10の開口部11の下端部を除いたほぼ全域を覆うように取り付けられている(図1および図3を参照)。また、爪部24を溝部23の奥深くまで挿入して相互に嵌合固定した状態では、ポータブルナビ4はほぼ直立した姿勢で、かつ開口部11の開口縁よりも僅かに車体後方に位置した状態で設置される(図3を参照)。これにより、ポータブルナビ4側の接続端子4b,4c(図2を参照)とボックス部10側の接続端子30,31とを接続するケーブルが、ポータブルナビ4と開口部11の開口縁との隙間を介してボックス部10内に収容される(図1、図3を参照)。
また、図3に示す状態から、ナビ側嵌合部材22を開口部11から遠ざける向きにスライドさせて、ナビ側嵌合部材22に設けた爪部24をボックス側嵌合部材21に設けた溝部23から引き抜くことで、ナビ側嵌合部材22がボックス側嵌合部材21から離脱する。これにより、ナビ側嵌合部材22に固定した状態のポータブルナビ4がボックス部10から取り外される(図2を参照)。
このように、本発明では、ポータブルナビ4の取り付け部20を備えたボックス部10をインパネ1の前面部1aに開口して設けると共に、このボックス部10の開口部11を覆うようにポータブルナビ4を取り付けるようにしたので、ポータブルナビ4を乗員から視認できる位置でインパネ1に一体的に取り付けることができる。そのため、インパネ上面部1bの形状によらず、乗員にとって見やすい位置にポータブルナビ4を設置でき、かつ設置した状態でインパネ1の見た目を良好に保つことができる。また、このボックス部10に、ポータブルナビ4と車体との配線を行うための接続端子30,31を設けて、ボックス部10の開口部11を覆うように取り付けたポータブルナビ4の接続端子4b,4cと、ボックス部10の接続端子30,31との間で配線を行うことで、当該配線に係るケーブル32をボックス部10の内部に収容することができる(図1,図3を参照)。そのため、配線(ケーブル32)をポータブルナビ4およびボックス部10で隠すことができ、従来の取り付け構造に比べて、インパネ1の見た目を大幅に向上させることができる。また、この構造では、ボックス部10の下面部13が略水平に形成されているので、ポータブルナビ4を取り外した状態のボックス部10に小物を入れた状態で運転しても脱落させずに済む。よって、ポータブルナビ4を取り付けていない状態でもボックス部10を物入れとして活用することができる。
また、この実施形態では、ボックス側嵌合部材21をボックス部10の上側面部12に設けると共に、アクセサリ電源端子30やAUX端子31を底面部16に設けるようにしたので、ポータブルナビ4を取り外した状態であっても乗員から見えにくくすることができる。これによっても、インパネ1の外観(見た目)を良好に保つことができる。
また、この実施形態では、取り付け部20を、スライド動作により互いに嵌合および離脱自在な一対の嵌合部材21,22で構成するようにしたので、ナビ側嵌合部材22をボックス側嵌合部材21に嵌挿するだけで、簡単にポータブルナビ4をインパネ1に取り付けることができる。また、取り外す際も、ナビ側嵌合部材22をボックス部10から離隔する向きにスライドさせてナビ側嵌合部材22に設けた爪部24をボックス側嵌合部材21に設けた溝部23から引き抜くだけの作業で足りる。そのため、ポータブルナビ4の脱着作業をユーザーの手で手間なくスムーズに行うことが可能となる。
また、この図示例のように、ボックス側嵌合部材21に設けた溝部23を、開口部11から車体前方側(ボックス部10の奥側)に向かうにつれて下降するように、若干傾斜させて形成した場合には、溝部23と爪部24との嵌合状態が多少の振動や衝撃では解消され難い(爪部24が溝部23から外れ難い)。そのため、簡単に取り付けることができつつも、運転中にポータブルナビ4が脱落する事態を可及的に防止することができる。特に、この図示例では、溝部23と爪部24とを共に緩やかに湾曲した形状としているので、溝部23が爪部24に対するガイド機能を有し、爪部24を適当な向きに挿入しても(挿入方向をそれほど気にしなくても)溝部23に沿って爪部24を奥深くまでスムーズに挿入することができる。また、爪部24の形状も溝部23に合わせて緩やかに湾曲した形状としているので、溝部23の奥深くまで挿入した状態では、溝部23と爪部24とをしっかりと嵌合させることができる。
以上、本発明に係るインストルメントパネルのポータブルナビ取り付け構造の一実施形態を説明したが、この取り付け構造は、上記例示の形態に限定されることなく、本発明の範囲内において任意の形態を採ることが可能である。以下、その例を示す。
例えば、ナビ側嵌合部材22とポータブルナビ4との固定手段に関し、既述の手段以外の固定手段を用いることが可能である。例えば図4に示すように、固定部25の下端から固定面25a側に突出する突出部26を設けると共に、この突出部26の先端から固定部25と平行に立ち上がってポータブルナビ4を固定部25とで挟持する挟持部27を設けてもよい。この場合、固定部25と挟持部27との間にポータブルナビ4を差し込むだけでポータブルナビ4をナビ側嵌合部材22に固定することができる。また、差し込み方向とは逆向きに引き抜くだけで容易にポータブルナビ4からナビ側嵌合部材22を取り外すことができる。
あるいは、図示は省略するが、固定部25の上端側にも、上記した突出部26および挟持部27を取り付けると共に、これら上端側に設けた突出部26と挟持部27を、固定部25の下端側に設けた突出部26および挟持部27に対して近接又は離隔自在にスライド可能に構成するようにしてもよい。このようにすることで、ポータブルナビ4を高さ方向両端部で挟持固定できると共に、その挟持位置を自由に変えることができる。そのため、高さ寸法の異なる複数種類のポータブルナビ4に対しても、1つのナビ側嵌合部材22で対応することができる。
また、以上の説明では、一対の嵌合部材21,22として、溝部23と爪部24とをそれぞれ備えたものを例示したが、もちろんこれ以外の形態をなす嵌合構造を採用することも可能である。
取り付け部20に関しても、必ずしもスライド動作により相互に嵌合および離脱自在な一対の嵌合部材21,22で構成する必要はなく、これ以外の動作により、相互に係合および離脱自在である限りにおいて、任意の係合構造を採用することも可能である。
このように、ボックス部10には、ポータブルナビ4をボックス部10に取り付け可能とするための取り付け部20が設けられるが、これに代えて、あるいはこれに加えて異形態の取り付け部をボックス部10に設けてもよい。例えば図2に示すように、ボックス部10の下面部13を、シボ加工等のない平滑な平面とすることで、既存のポータブルナビ4に付属の取り付け用吸盤41を下面部13に吸着固定させることも可能になる(図5を参照)。
また、図6に示すように、ボックス側嵌合部材21に設けた溝部23には、ナビ側嵌合部材22以外にも、例えばETC車載機5等の機器を嵌合固定することが可能である。このように、溝部23を、取り付け対象となる機器(ETC車載機)に合わせた大きさ、形状とすることで、ナビ側嵌合部材22を使用していない状態であっても、ボックス側嵌合部材21(溝部23)を有効利用することができる。
また、以上の説明では、ボックス部10をインパネ1と一体に形成した場合を例示したが(図1および図2を参照)、インパネ1と別体に形成し、これをインパネ1に取り付けるようにしてもよい。図7はその一例を示すもので、同図に示すインパネ1の前面部1aの所定位置(例えば図2のボックス部10の形成位置)には、ボックス部10専用の取り付け口50が車体前後方向に貫通して形成されている。そして、この取り付け口50に、インパネ1とは別体に形成したボックス部10を嵌め込むことで、ボックス部10をインパネ1に固定するようになっている。なお、図7では、開口部11の開口縁から外周に伸びる鍔部10aがボックス部10に設けられており、この鍔部10aを、取り付け口50の開口縁の周囲に設けた段部50aに嵌め合わせることで、ボックス部10がインパネ1に固定されるようになっている。
あるいは、ボックス部10をインパネ1と別体に形成する場合であれば、例えばインストルメントパネルに設けられている据付け型カーナビなどの据付け型電子機器用の取り付け口(例えば図1に示す据付け型オーディオ機器3用の取り付け口2)にボックス部10を取り付けるようにしてもよい。
また、以上の説明では、ポータブルナビ4をボックス部10に取り付ける場合を例にとって説明したが、上記の取り付け構造はポータブルナビ4以外の携帯型電子機器にも当然に適用することができる。具体的には、携帯型ワンセグ又は地デジ対応テレビや、携帯型音楽プレーヤー、携帯型ゲーム機などをボックス部10に取り付けることができる。もちろん、最近の複合機能型の携帯型電子機器(例えば、テレビ映像受信機能や音楽再生機能、ゲーム機能を付加的に備えたポータブルナビなど)についても、本発明に係る取り付け構造であれば、ボックス部10に取り付けることが可能である。
また、上記以外の事項についても、本発明の技術的意義を没却しない限りにおいて他の具体的形態を採り得ることはもちろんである。
1 インパネ
1a 前面部
1b 上面部
2 据付け型オーディオ機器用の取り付け口
3 据付け型オーディオ機器
4 ポータブルナビ(携帯型電子機器)
4a 背面部
4b,4c ポータブルナビ側の接続端子
5 ETC 車載機
10 ボックス部
11 開口部
12 上側面部
13 下面部
16 底面部
20 取り付け部
21 ボックス側嵌合部材
22 ナビ側嵌合部材
23 溝部
24 爪部
25 固定部
25a 固定面
27 挟持部
30,31 ボックス側の接続端子
32 ケーブル
41 ポータブルナビ取り付け用吸盤
50 ボックス部専用の取り付け口

Claims (2)

  1. インストルメントパネルには、該インストルメントパネルの前面部に開口したボックス部が設けられ、
    前記ボックス部には、該ボックス部の開口部を覆うように携帯型電子機器を取り付け可能とする取り付け部、および、前記携帯型電子機器と車体との配線を行うための接続端子が設けられている、インストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造。
  2. 前記取り付け部は、スライド動作により互いに嵌合および離脱自在な一対の嵌合部材で構成され、一方の嵌合部材は前記ボックス部に設けられ、他方の嵌合部材は前記携帯型電子機器に固定される請求項1に記載のインストルメントパネルの携帯型電子機器取り付け構造。
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