JP2011200781A - 排ガス処理装置及び排ガス処理装置の運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】石炭を燃料としたボイラ1と、ボイラ1出口の排ガス温度を下げるための熱媒体を通す伝熱管群を備えた熱回収部4と、熱回収部4出口の排ガス中の媒塵を除去する集塵機5とを設けた排ガス処理装置において、熱回収部4前流側にアルカリ供給装置18を設け、集塵機5入り口の煤塵濃度に基づき煤塵中のアルカリ濃度を求めると共に、排ガス中の除去されたSO3濃度からSO3除去により消費されたアルカリ濃度を求め、煤塵中のアルカリ濃度から消費されたアルカリ濃度を引いたアルカリ濃度がゼロ以上になるようアルカリを供給することで、熱回収部4におけるフライアッシュの付着を防止して、ランニングコストを増大させることなく熱回収効率を維持し、伝熱管の閉塞を防止できる。
【選択図】図5
Description
ボイラ火炉1で微粉炭の燃焼により発生した高温排ガスは、ボイラ火炉1の出口付近では1200〜1300℃となり、それ以降の後部伝熱部では400℃程度にまで冷却される。その後、脱硝装置2において脱硝触媒により排ガス中の窒素酸化物(NOx)が除去されて、無水硫酸の露点以上で運転されるエアヒータ3及びガス−ガスヒータ(GGH)熱回収部4を経由してさらに冷却されて、乾式の電気集塵機(EP)5において大部分のフライアッシュ(石炭を燃焼させた時に発生する微粉末の灰)が除去される。
GGH熱回収部4では、排ガス流路内に熱媒体を通す伝熱管14が、ガス流れに直行するように複数段設置されている。排ガス中に含まれるフライアッシュの大部分は、ガス流に乗ってGGH熱回収部4後流の乾式のEP5へと流されるが、一部は伝熱管14及びフィン14aの表面に徐々に堆積する。下記特許文献4に記載の構成では、水酸化マグネシウムや酸化マグネシウムなどの排ガス処理剤に分散剤を含有して、排ガス処理剤由来又は酸性成分との反応生成物由来のスケールの付着を防止している。
灰の除去手段としては、スートブロア16の他に管群15上から鋼球を散布するショットクリーニングが用いられる場合もある。下記特許文献5には、スートブロアの運用方法として、GGH熱回収部4のガス流れ方向の前後に差圧計又は温度計を設けて差圧値や温度が所定値以上(又は以下)となった場合にスートブロアを起動させる方法が開示されている。そして、このような灰除去手段を所定の頻度で運転することにより、GGH熱回収部4の伝熱管14の表面に堆積したフライアッシュを剥離、飛散させる。飛散したフライアッシュの大部分はガス流に乗って後流の乾式のEP5へと流されるが、一部はホッパ部5aに落下して系外へ抜き出される。
上記特許文献1及び特許文献2に記載のように、排ガス中のSO3を除去するために、炭酸カルシウム等のアルカリ中和剤を排ガス中に添加しても、石炭に含まれる硫黄分が多い場合は添加するアルカリ中和剤の量が多くなって、経済的ではない。そして、SO3とアルカリ中和剤との反応によりSO3を除去するため、反応等量以上のアルカリ中和剤が必要になって、すなわち多量のアルカリ中和剤が必要となる。
請求項1記載の発明は、石炭を燃料とした燃焼ボイラを含む燃焼装置と、該燃焼装置の出口から発生する排ガスを導入して該排ガスの温度を無水硫酸の露点以下に下げるための熱媒体を通す伝熱管群を備えた熱回収部と、該熱回収部出口の排ガス中の媒塵を除去する集塵装置とを設けた排ガス処理装置において、前記集塵装置の入り口に排ガス中の煤塵濃度を測定する煤塵濃度測定装置を設け、前記熱回収部の前流側に排ガス中のSO2濃度を測定するSO2測定装置を設け、前記熱回収部の前流側に排ガス中のアルカリ濃度を調整するためにアルカリを供給するアルカリ供給装置を設け、前記熱回収部の出口に排ガス温度を測定するための排ガス温度計を設け、前記煤塵濃度測定装置により測定された煤塵濃度に基づいて煤塵中のアルカリ濃度を求めると共に、前記SO2測定装置により測定されるSO2濃度と前記排ガス温度計により測定される熱回収部の出口温度に基づいて排ガス中の除去されたSO3濃度及びSO3の除去により消費されたアルカリ濃度を求め、前記煤塵中のアルカリ濃度から前記消費されたアルカリ濃度を差し引いたアルカリ濃度がゼロ(mmol/g)以上になるように前記アルカリ供給装置によりアルカリを供給する制御を行う制御装置を設けた排ガス処理装置である。
請求項8記載の発明は、前記熱回収部の排ガス入り口温度、熱回収部の排ガス出口温度、前記伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリを供給する請求項6記載の排ガス処理装置の運転方法である。
請求項10記載の発明は、前記熱回収部の排ガス入り口温度、熱回収部の排ガス出口温度、前記伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリの供給量及びスートブロアにより伝熱管群を清掃する周期を調整する請求項8記載の排ガス処理装置の運転方法である。
上記手段を用いることにより、排ガス温度を酸露点以下に下げる伝熱管式の熱回収部の熱回収効率を維持しながら、熱回収部におけるフライアッシュの付着性を低減させてランニングコストを抑えて、高効率に微量成分を除去することができる。そして、本発明によれば、排ガス中のSO3はすでにGGH熱回収部によるガス温度域で除去されるので、特許文献1及び特許文献2に記載の発明に比べて、必要なアルカリ添加量はGGH熱回収部の伝熱管やフィンの表面から灰を除去しやすくする程度の量で足り、添加量は少なくて済む。
また、図1中のAの時点及びBの時点における伝熱管表面の外観写真を、図3(a)及び(b)にそれぞれ示す。
灰中のアルカリ濃度が−0.2mmol/g〜1.2mmol/gの範囲で、アルカリ濃度を増加させると伝熱係数αの低下速度は小さくなり、アルカリ濃度が0.8mmol/g以上では伝熱係数αは低下速度がゼロになって低下しなくなる。
このように、伝熱管入り口の媒体温度、伝熱管出口の媒体温度、GGH熱回収部入り口の排ガス温度及びGGH熱回収部出口の排ガス温度を監視して、伝熱係数αの変化を見ながら、その値の変化に応じてアルカリの供給を行うことで、伝熱管のフィンへの灰の付着を防止できる。
また、請求項2又は請求項7記載の発明によれば、上記請求項1又は請求項6記載の発明の作用に加えて、伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリを供給することで、熱回収部の回収率の低下を防止して、熱回収部の伝熱管への灰の付着を防止できる。
更に、請求項5又は請求項10記載の発明によれば、上記請求項3又は請求項8記載の発明の作用に加えて、熱回収部の排ガス入り口温度、熱回収部の排ガス出口温度、伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリの供給量及びスートブロアにより伝熱管群を清掃する周期を調整することで、最適な量のアルカリ供給と最適な周期によるスートブロアの清掃を行うことが可能となる。
請求項1又は請求項6記載の発明によれば、灰中のアルカリ濃度がゼロ(mmol/g)以上になるように排ガス中にアルカリを供給することで、熱回収部の伝熱管に堆積した灰を効率よく除去できる。
また、請求項3又は請求項8記載の発明によれば、上記請求項1又は請求項6記載の発明の効果に加えて、きめ細かなアルカリの供給制御により熱回収部の伝熱管への灰の付着を防止できる。
更に、請求項5又は請求項10記載の発明によれば、上記請求項3又は請求項8記載の発明の効果に加えて、最適な量のアルカリ供給と最適な周期によるスートブロアの清掃を行うことが可能となる。
灰中のアルカリ濃度=煤塵濃度×アルカリ成分(重量%)−SO3減少によるアルカリ消費量 (5)
乾式のEP5の入り口に設けた煤塵濃度計21により排ガス中の煤塵濃度を測定し、予め求めておいた石炭灰中のアルカリ濃度から煤塵中のアルカリ濃度を求めた。また、SO3減少によるアルカリ消費量は、エアヒータ3の入り口のSO3濃度から乾式のEP5出口のSO3濃度を引いた数値(SO3の除去量)から求めた。なお、図6の入り口SO3濃度はエアヒータ3の入り口SO3濃度に相当し、図6の出口SO3濃度は乾式のEP5出口SO3濃度に相当する。図6から、SO3の除去量は、エアヒータ3の入り口に設けたSO2計22の測定値とGGH熱回収部4の排ガス出口に設けた温度計27の測定値から求められる。そして、この時(図1の5時間から14時間)の灰中のアルカリ濃度は−0.08mmol/gであった。
なお、灰中のアルカリ濃度がゼロ(mmol/g)以上になるように、アルカリ供給装置18からの石灰石の供給量を制御装置20によって調整、制御すれば、GGH熱回収部4の伝熱管14の清掃により伝熱係数αが初期値へ戻るため、ゼロ(mmol/g)以上の運用としても良い。
なお、アルカリ成分として、SO3除去剤として通常使われるライムに比べて安価な石灰石を使用したが、アルカリ成分を供給する目的はSO3の除去ではなく、灰中のアルカリ濃度の保持に有るため、安価なアルカリ剤の利用で問題ない。また、石灰石(CaCO3)に限らず、カルシウム系の添加剤であれば、例えば消石灰(Ca(OH)2)、生石灰(CaO)などでも良い。他の実施例においても同様である。
一方、乾式のEP5の入り口の煤塵濃度は煤塵濃度計21により求め、灰中のアルカリ濃度を実施例1と同様に求めたところ、−0.08mmol/gであった。
なお、アルカリ成分として、SO3除去剤として通常使われるライムに比べて安価な石灰石を使用したが、アルカリ成分を供給する目的はSO3の除去ではなく、灰中のアルカリ濃度の保持に有るため、安価なアルカリ剤の利用で問題ない。
このアルカリ濃度(−0.08mmol/g)ではフライアッシュはGGH熱回収部4の伝熱管14へ堆積し、図4の結果から、4時間に一度程度のスートブロア清掃では堆積灰を完全に除去できないことが予想されたので、アルカリ供給装置18によりフライアッシュ中のアルカリ濃度(灰中のアルカリ濃度)が0.5mmol/gになるように、安価な石灰石(粉体)を連続的に供給した。
本実施例3によっても、GGH熱回収部4の伝熱管14にフライアッシュが堆積することを防止できるため、堆積灰の除去手段としてスートブロアを使用する場合は、他の段に比べてその噴射圧を増大させたり、噴射頻度を上げたりする必要がなくなる。したがって、灰除去手段の強力化に関わるユーティリティを低く抑えることができるだけでなく、強力で頻繁な灰除去による伝熱管14の磨耗も軽減することが可能となる。
なお、アルカリ成分として、SO3除去剤として通常使われるライムに比べて安価な石灰石を使用したが、アルカリ成分を供給する目的はSO3の除去ではなく、灰中のアルカリ濃度の保持に有るため、安価なアルカリ剤の利用で問題ない。
そして、排ガス処理装置の運転中4時間ごとに一度スートブロア16によりGGH熱回収部4の伝熱管14の堆積灰を清掃した。しかし、伝熱管14に供給される媒体の温度差(入り口と出口の温度差)を温度計27(図9)により計測したところ、運転の継続と共に、その温度差が小さくなっていき、熱回収量の低下が認められた。
その結果、GGH熱回収部4の伝熱管14で入り口と出口の媒体の温度差は初期値に回復し、伝熱管14への堆積灰が除去されたことが、目視及び伝熱係数αの回復値より確認できた。そして、灰中のアルカリ濃度を0.5mmol/gとした場合は、8時間に一度とスートブロア16による清掃の頻度を少なくしても、GGH熱回収部4の性能が得られた。
なお、アルカリ成分として、SO3除去剤として通常使われるライムに比べて安価な石灰石を使用したが、アルカリ成分を供給する目的はSO3の除去ではなく、灰中のアルカリ濃度の保持に有るため、安価なアルカリ剤の利用で問題ない。
図11に示すように、添加するアルカリの供給量を灰中のアルカリ濃度が0.8mmol/gになるように運転及び清掃を行えば、運転コストが最小になり、更に安定して運転することが出来た。一方、アルカリ濃度がゼロmmol/g以下の場合は周期が短くなるので、蒸気コストが上がってしまう。なお、これは運転条件の一例であり、蒸気消費に伴うコスト及びアルカリの単価によって最適な運転条件は変化する。
2 脱硝装置
3 エアヒータ
4 GGH(ガスガスヒータ)熱回収部
5 乾式のEP(電気集塵機)
6 湿式脱硫装置
7 ファン
8 煙突
10 GGH灰抜き出しライン
12 EP灰抜き出しライン
14 伝熱管
15 管群
16 スートブロア
18 アルカリ供給装置
20 制御装置
21 煤塵濃度計
22 SO2計
25 スートブロア起動装置
27 温度計
Claims (10)
- 石炭を燃料とした燃焼ボイラを含む燃焼装置と、該燃焼装置の出口から発生する排ガスを導入して該排ガスの温度を無水硫酸の露点以下に下げるための熱媒体を通す伝熱管群を備えた熱回収部と、該熱回収部出口の排ガス中の媒塵を除去する集塵装置とを設けた排ガス処理装置において、
前記集塵装置の入り口に排ガス中の煤塵濃度を測定する煤塵濃度測定装置を設け、
前記熱回収部の前流側に排ガス中のSO2濃度を測定するSO2測定装置を設け、
前記熱回収部の前流側に排ガス中のアルカリ濃度を調整するためにアルカリを供給するアルカリ供給装置を設け、
前記熱回収部の出口に排ガス温度を測定するための排ガス温度計を設け、
前記煤塵濃度測定装置により測定された煤塵濃度に基づいて煤塵中のアルカリ濃度を求めると共に、前記SO2測定装置により測定されるSO2濃度と前記排ガス温度計により測定される熱回収部の出口温度に基づいて排ガス中の除去されたSO3濃度及びSO3の除去により消費されたアルカリ濃度を求め、前記煤塵中のアルカリ濃度から前記消費されたアルカリ濃度を差し引いたアルカリ濃度がゼロ(mmol/g)以上になるように前記アルカリ供給装置によりアルカリを供給する制御を行う制御装置を設けたことを特徴とする排ガス処理装置。 - 前記伝熱管の熱媒体の入り口と伝熱管の熱媒体の出口に熱媒体の温度を測定するための熱媒体温度計を設け、
前記制御装置は、前記熱媒体温度計により測定された伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じて前記アルカリ供給装置によりアルカリを供給する制御を行う機能を有することを特徴とする請求項1記載の排ガス処理装置。 - 前記伝熱管の熱媒体の入り口と伝熱管の熱媒体の出口に熱媒体の温度を測定するための熱媒体温度計を設け、
熱回収部の入り口に排ガス温度を測定するための排ガス温度計を設け、
前記制御装置は、前記排ガス温度計により測定された熱回収部の入り口温度、熱回収部の出口温度、前記熱媒体温度計により測定された伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じて前記アルカリ供給装置によりアルカリを供給する制御を行う機能を有することを特徴とする請求項1記載の排ガス処理装置。 - 前記熱回収部の伝熱管群を清掃するためのスートブロアを設け、
前記制御装置は、前記熱媒体温度計により測定された伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてスートブロアにより伝熱管群を清掃する制御を行う機能を有することを特徴とする請求項2記載の排ガス処理装置。 - 前記熱回収部の伝熱管群を清掃するためのスートブロアを設け、
前記制御装置は、前記排ガス温度計により測定された熱回収部の入り口温度、熱回収部の出口温度、前記熱媒体温度計により測定された伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じて前記アルカリ供給装置により供給するアルカリの供給量及びスートブロアにより伝熱管群を清掃する周期を調整する制御を行う機能を有することを特徴とする請求項3記載の排ガス処理装置。 - 石炭を燃料とした燃焼ボイラを含む燃焼装置と、該燃焼装置の出口から発生する排ガスを導入して該排ガスの温度を無水硫酸の露点以下に下げるための熱媒体を通す伝熱管群を備えた熱回収部と、該熱回収部出口の排ガス中の媒塵を除去する集塵装置とを設けた排ガス処理装置の運転方法において、
集塵装置の入り口の排ガス中の媒塵濃度を測定し、該測定した排ガス中の媒塵濃度に基づいて煤塵中のアルカリ濃度を求めると共に、熱回収部の前流側の排ガス中のSO2濃度と熱回収部の排ガス出口温度に基づいて排ガス中の除去されたSO3濃度及びSO3の除去により消費されたアルカリ濃度を求め、前記煤塵中のアルカリ濃度からSO3除去により消費されたアルカリ濃度を差し引いたアルカリ濃度がゼロ(mmol/g)以上になるように熱回収部の前流側の排ガス中にアルカリを供給することを特徴とする排ガス処理装置の運転方法。 - 前記熱回収部の伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリを供給することを特徴とする請求項6記載の排ガス処理装置の運転方法。
- 前記熱回収部の排ガス入り口温度、熱回収部の排ガス出口温度、前記伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリを供給することを特徴とする請求項6記載の排ガス処理装置の運転方法。
- 前記熱回収部の伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてスートブロアにより伝熱管群を清掃することを特徴とする請求項7記載の排ガス処理装置の運転方法。
- 前記熱回収部の排ガス入り口温度、熱回収部の排ガス出口温度、前記伝熱管の熱媒体の入り口温度及び伝熱管の熱媒体の出口温度を監視し、それらの値の変化に応じてアルカリの供給量及びスートブロアにより伝熱管群を清掃する周期を調整することを特徴とする請求項8記載の排ガス処理装置の運転方法。
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