JP2011200468A - 食品機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌のために処理槽を耐圧構造にすることなく、処理槽内および減圧系統の双方を殺菌可能な食品機械を提供する。また、処理槽内の温度または圧力に基づき制御しても、減圧系統の殺菌も保証する。
【解決手段】減圧手段5による処理槽2内からの排気路7に弁26が設けられる。減圧手段5により処理槽2内を減圧した後、弁26を閉じた状態で、殺菌用給蒸路60から排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給して、大気圧を超えない範囲で処理槽2内を復圧する。処理槽2内を設定温度または設定圧力以上で設定時間以上保持することにより、処理槽2内と処理槽2から弁26までの殺菌を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷風真空複合冷却機、真空冷却機、真空解凍機、蒸煮冷却機、飽和蒸気調理機などの各種の食品機械に関するものである。特に、食材または食品(以下、被処理物という)が収容される処理槽内の気体を外部へ吸引排出して、前記処理槽内を減圧することができる食品機械に関するものである。
処理槽内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段を備える食品機械として、たとえば、冷風真空複合冷却機、真空冷却機、真空解凍機、蒸煮冷却機、飽和蒸気調理機がある。
冷風真空複合冷却機は、処理槽内に収容した被処理物を冷風により冷却する冷風冷却機能と、処理槽内を減圧することで被処理物からの水分蒸発を促しその気化熱で被処理物を冷却する真空冷却機能とを有する装置である。真空冷却機は、処理槽内を減圧して、被処理物の真空冷却を図る装置である。真空解凍機は、減圧下の処理槽内に蒸気を供給して、大気圧未満の飽和蒸気により被処理物の解凍を図る装置である。蒸煮冷却機は、処理槽内に蒸気を供給して被処理物の加熱を図った後、処理槽内を減圧して被処理物の真空冷却を図る装置である。飽和蒸気調理機は、蒸煮機または蒸煮冷却機の一種ともいえるが、より細かく処理槽内の圧力を調整することで、処理槽内の飽和蒸気温度を調整して、所望温度の飽和蒸気により被処理物の加熱を図る装置であり、加熱後には所望により、処理槽内を減圧して被処理物の真空冷却を図ることができる装置である。
冷風真空複合冷却機は、冷風冷却機能を実現するために、処理槽内に冷却器(冷凍機の蒸発器)とファンとが設置される一方、真空冷却機能を実現するために、処理槽には処理槽内の気体を外部へ吸引排出する減圧手段が接続される。また、真空冷却機、真空解凍機、蒸煮冷却機および飽和蒸気調理機においても、処理槽には減圧手段が接続される。いずれの装置でも、減圧手段として、たとえば真空ポンプまたは水エゼクタを備える。また、真空ポンプなどの上流に、蒸気凝縮用の熱交換器を備えたり、その熱交換器よりさらに上流に、蒸気エゼクタを備えたりする場合もある。
このような食品機械では、被処理物からの揮発成分や飛散物が、処理槽内やそこに設けられた冷却器に付着したり、減圧手段による処理槽内からの排気路やそこに設けられた熱交換器などに付着したりする。そして、これが原因で、雑菌やカビの繁殖、悪臭の発生を招くおそれがある。そのため、下記各特許文献に開示されるように、蒸気または温水を用いて殺菌することが提案されている。
特許文献1に記載の発明では、真空冷却機の冷却運転停止中、つまり減圧手段の停止中に、処理槽内に蒸気を供給し、その蒸気を、蒸気エゼクタおよび熱交換器を介して真空ポンプから導出する。これにより、処理槽のみならず、蒸気エゼクタや熱交換器の殺菌も図ることができる。
特許文献2に記載の発明では、減圧手段による処理槽内からの排気路へ、処理槽を介することなく直接に蒸気または温水を供給する。その際、熱交換器に冷却用水を通水すると共に、真空ポンプを作動させる。これにより、処理槽内への蒸気の流入を防止すると共に、真空ポンプへの高温水の流入を防いで真空ポンプの劣化を防止する。処理槽内への蒸気の流入を防止することで、処理槽を耐圧構造とする必要もない。
特許文献3に記載の発明では、冷風真空複合冷却機において、冷凍機のポンプダウンを行った後、処理槽内の冷却器(冷凍機の蒸発器)に温水を噴射する。これにより、冷却器や冷媒配管の保護を図りながら、冷却器の殺菌を図ることができる。
特開平11−148757号公報(段落番号0023) 特開2004−202223号公報(請求項1、段落番号0044−0054) 特開2009−210228号公報(段落番号0019−0022)
特許文献1に記載の発明は、減圧手段を停止させた状態で処理槽内に蒸気を供給し、その蒸気を、排気路を介して、排気路の末端の真空ポンプから大気中へ導出するものである。この場合、処理槽内への蒸気供給時、処理槽から真空ポンプ出口までの圧力損失により、処理槽内の圧力は大気圧を超える可能性があり、扉が爆発的に開く危険性がある。このため、処理槽および扉(密閉機構を含む)を耐圧構造にする必要がある。ところが、冷風真空複合冷却機や真空冷却機の場合、本来、処理槽は加圧されることはないので、耐圧構造でない場合が多い。
また、特許文献1に記載の発明では、処理槽から被処理物を取り出した後、単に処理槽内へ蒸気を供給して殺菌が図られる。そのため、[0026]に記載のような工夫を凝らしても、局部的にどうしても空気が残留してしまい、所望の温度まで昇温できず、所期の殺菌を図れないおそれがある。
さらに、特許文献1に記載の発明では、減圧手段を停止して殺菌を行うので、高温の蒸気が真空ポンプに直接に導入されることになる。そのため、真空ポンプが樹脂製の場合には、真空ポンプの劣化を招くおそれがある。
ところで、食品機械の処理槽には、一般的に、処理槽内の温度を検出する温度センサ、および/または、処理槽内の圧力を検出する圧力センサが設けられるので、処理槽内の温度または圧力(処理槽内が飽和蒸気で満たされた場合には温度と圧力とは所定の関係にある)に基づき殺菌ができれば好適である。ところが、特許文献1に記載の発明では、処理槽から減圧系統に蒸気を流して殺菌を行うので、たとえば、減圧系統に設けられる熱交換器は、処理槽内よりも低温になる。従って、処理槽内の温度または圧力を監視するだけでは、減圧系統の殺菌は保証されない。
一方、特許文献2に記載の発明では、処理槽に蒸気または温水を供給しないので、処理槽内の殺菌を図ることができない。特に冷風真空複合冷却機の場合、処理槽内に配置された冷却器は構造が複雑であるから、手作業による洗浄では煩雑である上、洗浄が不十分になり易い。
また、特許文献2に記載の発明では、真空ポンプの保護を図るために熱交換器に冷却用水を通水するので、熱交換器を高温にできず、殺菌が不十分になり易い。つまり、真空ポンプの保護を図ろうと、熱交換器に通水するのでは、熱交換器の温度上昇を阻害して殺菌に不都合であるし、逆に、熱交換器を殺菌するために温度を上げようと、熱交換器への通水を停止するのでは、真空ポンプの保護を図ることができない。
さらに、特許文献3に記載の発明では、処理槽内の冷却器に温水を噴射して殺菌するが、冷却器は構造が複雑であるから、温水が冷却器全体に行き渡らず、所望温度まで昇温できないおそれがある。また、噴射された温水は、処理槽内の底部に溜まるので、排水に多くの時間を要する。さらに、冷却器に温水を噴射するだけでは、処理槽内の全体の殺菌が不十分であるし、減圧系統の殺菌はできない。
本発明が解決しようとする課題は、処理槽を耐圧構造にすることなく、処理槽内および減圧系統の双方を確実に殺菌させることにある。このために処理槽内を飽和蒸気で満たすことにより、被殺菌部位を殺菌可能な所望する温度まで均一に昇温させることを課題とする。
さらに、処理槽内の温度または圧力に基づき制御しても、減圧系統の殺菌も保証することを課題とする。また、減圧系統に真空ポンプを有していても、真空ポンプに熱負荷がかかるのを防止しつつ殺菌可能とすることを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、処理槽内の気体を外部へ吸引排出して前記処理槽内を減圧する減圧手段を備え、この減圧手段による前記処理槽内からの排気路に弁が設けられ、前記減圧手段により前記処理槽内を減圧した後、前記弁を閉じた状態で、前記弁より上流側の前記排気路から前記処理槽内へ蒸気を供給して、大気圧を超えない範囲で前記処理槽内を復圧し、前記処理槽内を設定温度または設定圧力以上で設定時間以上保持することにより、前記処理槽内と前記処理槽から前記弁までの殺菌を図ることを特徴とする食品機械である。
請求項1に記載の発明によれば、殺菌時、処理槽内は、大気圧を超える圧力まで加圧されることがないので、殺菌のためだけに処理槽を耐圧構造にする必要がない。また、処理槽内から弁までの空間に、排気路を介して蒸気を供給するので、処理槽内の殺菌のみならず、処理槽から弁までの経路の殺菌も図ることができる。また、処理槽内を減圧することによって処理槽内から空気を排出した後に蒸気を供給するので、被殺菌部位を飽和蒸気で満たして所望する温度まで均一に昇温させることができ、確実に殺菌することができる。
請求項2に記載の発明は、前記処理槽内からの排気路に、蒸気凝縮用の熱交換器と、前記弁とが順に設けられ、前記殺菌のための蒸気を、前記熱交換器と前記弁との間から供給することを特徴とする請求項1に記載の食品機械である。
請求項2に記載の発明によれば、熱交換器も所望の温度まで確実に上昇させて、熱交換器の殺菌も図ることができる。
請求項3に記載の発明は、前記処理槽内からの排気路には、前記弁より下流に、真空ポンプまたは水エゼクタが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の食品機械である。
請求項3に記載の発明によれば、処理槽内からの排気路には、真空ポンプまたは水エゼクタの手前に弁が設けられ、この弁を閉じた状態で、排気路を介して処理槽内へ蒸気を供給して殺菌を図ることになる。これにより、殺菌時、蒸気が真空ポンプまたは水エゼクタへ流れるのを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、前記弁は、この弁より下流側の圧力が上流側の圧力よりも低い場合にのみ開く逆止弁であることを特徴とする請求項3に記載の食品機械である。
請求項4に記載の発明によれば、真空ポンプまたは水エゼクタを作動させて、処理槽内を減圧する際には、逆止弁が開となり、排気が行われる。一方、真空ポンプまたは水エゼクタを停止させて、処理槽内から弁までの減圧空間に蒸気を供給する際には、逆止弁は閉となり、逆流が抑えられる。このように、逆止弁は、その前後の圧力差により自力で開閉するので、弁の制御が不要となる。
請求項5に記載の発明は、前記処理槽内からの排気路には、前記熱交換器より上流に、蒸気エゼクタが設けられたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の食品機械である。
請求項5に記載の発明によれば、蒸気エゼクタも所望の温度まで確実に上昇させて、蒸気エゼクタの殺菌も図ることができる。
請求項6に記載の発明は、前記熱交換器は、間接熱交換する二つの領域の内、第一領域に、前記処理槽からの蒸気を伴う気体が通され、第二領域に、蒸気を凝縮させるための冷却用水が通され、前記熱交換器の第二領域からの殺菌用排水弁を開いた状態で、前記殺菌を図ることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の食品機械である。
熱交換器の第二領域から水を抜かずに第一領域に殺菌用蒸気を流入させると、熱交換器の第二領域内の水が膨張、沸騰することで、熱交換器を破損させるおそれがあるが、請求項6に記載の発明によれば、殺菌用排水弁を開いておくことで、熱交換器の第二領域から水が抜けるため、熱交換器の破損を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、前記殺菌の終了後、前記熱交換器の第二領域に冷却用水を通水して、前記熱交換器の冷却を図った後、前記処理槽内を減圧して、前記処理槽の真空冷却を図ることを特徴とする請求項6に記載の食品機械である。
請求項7に記載の発明によれば、殺菌後、熱交換器の冷却を図ることができる。これにより、たとえば、熱交換器より下流に真空ポンプがあっても、真空ポンプの作動開始時に真空ポンプに高温の凝縮水が流入することを防止することができる。そして、このような熱交換器の冷却後には、処理槽内を減圧することにより、処理槽内の凝縮水を沸騰させて、その気化熱により処理槽や減圧系統の冷却を図ることができる。もし処理槽や熱交換器などの冷却が行われない場合には、次の冷却運転をすぐに実施できないおそれがあるが、本請求項に記載の発明のように、処理槽や熱交換器などの冷却を図っておくことで、次の冷却運転に備えることができる。特に、冷凍機の蒸発器から構成される冷却器を処理槽内に備える場合、その冷却器が高温のままで冷却運転のために冷却器へ冷媒を導入すると、冷媒圧力が高くなり過ぎるおそれがあるが、本請求項に記載の発明のように、冷却を図っておけば、そのような不都合を回避することができる。
請求項8に記載の発明は、前記処理槽内には、冷凍機の蒸発器から構成される冷却器と、前記処理槽内に風を循環させるファンとが設けられ、前記減圧手段により前記処理槽内を減圧することで、前記処理槽内の被処理物を真空冷却できると共に、前記冷凍機を運転しつつ前記ファンを作動させることで、前記処理槽内の被処理物を冷風冷却でき、前記処理槽内に前記被処理物を収容しない状態で、前記排気路を介して前記処理槽内へ蒸気を供給して、前記冷却器の殺菌も図ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品機械である。
請求項8に記載の発明によれば、冷風真空複合冷却機において、処理槽内に配置された冷却器についても、蒸気を用いて、容易で確実な殺菌を図ることができる。
さらに、請求項9に記載の発明は、前記排気路を介した前記処理槽内への蒸気供給前、前記冷凍機のポンプダウンを行い、前記排気路を介した前記処理槽内への蒸気供給中、前記冷却器内またはそこからコンデンシングユニットへの冷媒戻し路内が設定圧力以上になると、前記冷凍機のポンプダウンを行うことを特徴とする請求項8に記載の食品機械である。
冷却器内に冷媒を残したままであると、殺菌時に冷却器が加熱された際に、冷却器内の冷媒が膨張して、冷却器や冷媒配管内の圧力が上昇するおそれがあるが、請求項9に記載の発明によれば、冷凍機のポンプダウンにより、冷却器内から冷媒の除去を図った状態で殺菌を行うので、そのような不都合を防止することができる。
本発明によれば、処理槽内を大気圧未満としつつ殺菌するので、処理槽を耐圧構造にする必要がない。また、処理槽内から弁までの空間へ、排気路を介して蒸気を供給することで、処理槽内および減圧系統の双方を殺菌することができる。この際、処理槽内から弁までの空間を飽和蒸気で満たすことで、所望する温度まで均一に昇温し、殺菌することができる。よって、処理槽内の温度または圧力に基づき制御しても、減圧系統の殺菌を確実に行うことができる。さらに、弁を閉じて殺菌するので、減圧系統に真空ポンプを有していても、真空ポンプに熱負荷がかかるのを防止しつつ殺菌することができる。
本発明の食品機械の実施例1を示す概略構成図である。 実施例1の食品機械の殺菌運転を示すフローチャートである。 図2のポンプダウン工程を示すフローチャートである。 図2の空気排除工程を示すフローチャートである。 図2の給蒸工程を示すフローチャートである。 図2の保持工程を示すフローチャートである。 図2の熱交冷却工程を示すフローチャートである。 図2の槽内冷却工程を示すフローチャートである。 本発明の食品機械の実施例2を示す概略図であり、一部構成を省略して示している。 本発明の食品機械の実施例3を示す概略図であり、一部構成を省略して示している。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の食品機械の実施例1を示す概略構成図である。本実施例の食品機械1は、冷風真空複合冷却機である。冷風真空複合冷却機とは、処理槽2内に収容した被処理物(図示省略)を冷風により冷却する冷風冷却機能と、処理槽2内を減圧することで被処理物からの水分蒸発を促しその気化熱で被処理物を冷却する真空冷却機能とを有する冷却装置である。冷風真空複合冷却機は、冷風冷却機能と真空冷却機能とを自在に切り替えて運転することにより、被処理物の冷風冷却と真空冷却との内、いずれか一方を実行するか、双方を実行する。
本実施例の食品機械1は、被処理物が収容される処理槽2と、この処理槽2内に風を循環させるファン3と、処理槽2内を冷却する冷却器4と、処理槽2内の気体を外部へ吸引排出して処理槽2内を減圧する減圧手段5と、減圧された処理槽2内へ外気を導入して処理槽2内を復圧する復圧手段6と、減圧手段5による処理槽2内からの排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給する給蒸手段8とを備える。また、食品機械1は、処理槽2内の圧力を検出する圧力センサ9と、処理槽2内の温度を検出する温度センサ10と、処理槽2内に収容される被処理物の温度を検出する品温センサ11と、これらセンサ9〜11の検出信号などに基づき前記各手段を制御する制御手段12とを備える。
処理槽2は、処理槽本体13と扉(図示省略)とを備え、扉が閉じられた状態では、処理槽本体13と扉との隙間は、パッキン14で封止される。
冷却器4は、周知の冷凍機の蒸発器から構成される。具体的には、冷却器4は、冷媒供給路18と冷媒戻し路19とを介してコンデンシングユニット20と接続されており、コンデンシングユニット20との間で冷媒が循環可能である。冷媒供給路18には液電磁弁21および膨張弁22が設けられ、冷媒戻し路19には圧力スイッチ23が設けられている。さらに、コンデンシングユニット20内には、コンデンシングユニット20内の冷媒圧力を検出する圧力センサ(図示省略)が設けられている。
減圧手段5は、処理槽2内の気体を、排気路7を介して外部へ吸引排出して、処理槽2内を減圧する。本実施例では、排気路7には、処理槽2の側から順に、蒸気エゼクタ24、熱交換器25、逆止弁26、および水封式の真空ポンプ27が設けられる。ここで、蒸気エゼクタ24の作動の有無は、エゼクタ給蒸路31に設けたエゼクタ給蒸弁32の開閉により切り替えられる。
熱交換器25は、たとえばシェルアンドチューブ式の熱交換器が好適である。この場合、チューブ内面(第一領域33)は、排気路7の一部として、処理槽2からの蒸気を伴う気体が通され、シェル側(第二領域34)には、蒸気を凝縮させるための冷却用水が通される。熱交換器25がシェルアンドチューブ式でない場合も同様に、間接熱交換する二つの領域の内、第一領域33に、処理槽2からの蒸気を伴う気体が通され、第二領域34に、蒸気を凝縮させるための冷却用水が通される。
真空ポンプ27には、封水弁35を介して水が供給可能とされる。封水弁35は、真空ポンプ27の作動の有無と連動して、開閉される。真空ポンプ27の排出口には、セパレータ36が接続される。このセパレータ36により、真空ポンプ27から吐出される流体は、気水分離された後、排気および排水される。但し、このセパレータ36は、場合によっては設けなくてもよい。
熱交換器25および真空ポンプ27への給水系統について説明すると、本実施例では、熱交換器25および真空ポンプ27へは、常温水と冷水との内、択一的にいずれか一方を選択して供給可能とされる。冷水とは、チラー(図示省略)により所望温度に冷却を図られた水であり、常温水とは、そのような冷却を図られない水である。
図示例の場合、常温水、冷水の切り替えは、給水路37に設けられた給水弁38と、チラー水路39に設けられたチラー水弁40で行う。給水弁38より下流の給水路37と、チラー水弁40より下流のチラー水路39とは、共通給水路41となっている。そして、この共通給水路41は、熱交換器25へ給水するための熱交入口路42と、真空ポンプ27へ給水するための封水給水路43とに分岐される。
熱交換器25は、熱交入口路42を介して水が供給され、熱交出口路44を介して水が排出される。熱交入口路42には殺菌用排水路50が分岐するよう設けられ、この殺菌用排水路50には殺菌用排水弁51が設けられる。一方、熱交出口路44には、熱交水戻し弁47が閉じられ、殺菌用排水弁51が開かれて、熱交換器25内の水が殺菌用排水路50へ出ようとする際に開となる真空破壊弁53が設けられる。また、熱交出口路44は、熱交水戻し路45と熱交排水路46とに分岐され、熱交水戻し路45には熱交水戻し弁47が設けられ、熱交排水路46には熱交排水弁48が設けられる。熱交水戻し弁47と熱交排水弁48とは択一的にいずれか一方が開かれるか、双方が閉じられた状態に制御される。なお、排気路7の内、熱交換器25の出口側には、熱交換器25で凝縮される凝縮水の温度を検出する凝縮水温度センサ49が設けられる。
復圧手段6は、減圧された処理槽2内へ給気路52を介して外気を導入して、処理槽2内を復圧する。本実施例では、給気路52には、処理槽2へ向かって順に、フィルタ55および給気弁57が設けられる。処理槽2内が減圧された状態で給気弁57を開くと、処理槽2の内外の差圧によって、フィルタ55を通過した空気が処理槽2内に流れ込み、処理槽2内を復圧する。
給蒸手段8は、前記排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給する。本実施例では、給蒸手段8は、熱交換器25出口側と逆止弁26との間において排気路7内へ蒸気を供給する。つまり、排気路7には、熱交換器25と逆止弁26との間において、殺菌用給蒸路60が接続されており、この殺菌用給蒸路60から蒸気が供給可能とされる。この蒸気供給の有無は、殺菌用給蒸路60に設けられた殺菌用給蒸弁61により切り替えられる。
制御手段12は、前記各センサ9〜11,49の検出信号や、経過時間などに基づき、前記各手段3,5,6,8,20などを制御する制御器62である。具体的には、ファン3、コンデンシングユニット20、液電磁弁21、真空ポンプ27、エゼクタ給蒸弁32、封水弁35、給水弁38、チラー水弁40、熱交水戻し弁47、熱交排水弁48、殺菌用排水弁51、給気弁57、殺菌用給蒸弁61の他、圧力センサ9、温度センサ10、品温センサ11、圧力スイッチ23、凝縮水温度センサ49は、制御器62に接続される。そして、制御器62は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、処理槽2内の被処理物の冷却の他、所望により減圧系統および処理槽2内の殺菌を図る。
以下、本実施例の食品機械1の運転方法の一例について説明する。まず、被処理物の冷却を図るための冷却運転について説明し、その後、処理槽2内から弁(図示例では逆止弁であるが後述するようにその他の弁でもよい)26までの殺菌を図るための殺菌運転について説明する。
《冷却運転》
冷却運転は、処理槽2内に被処理物を収容した状態で実行される。たとえば、加熱調理後の食材または食品は、容器に入れたまま台車に載せられ、台車ごと処理槽2内に搬入される。但し、被処理物の処理槽2内への搬入は、処理槽2内に設けられている棚に直接載置する方法でも構わない。いずれにしても、被処理物を処理槽2内へ搬入後、扉(図示省略)を閉じて密閉する。
冷却運転では、真空冷却工程と冷風冷却工程との内、一方を実行するか、双方を適宜組み合わせて実行する。典型的な冷却運転では、粗熱取り工程、真空冷却工程、復圧工程および冷風冷却工程を順次に実行する。以下、各工程について説明する。なお、冷却運転では、殺菌用排水弁51および殺菌用給蒸弁61は、閉じた状態に維持される。
〈粗熱取り工程〉
粗熱取り工程は、冷風もしくは送風により被処理物を冷却する。冷風で粗熱取り工程を行う場合には、処理槽2内にある冷却器4に冷媒を流通させるよう液電磁弁21を開くと共にコンデンシングユニット20を作動し、且つファン3を作動させて、処理槽2内に冷風を循環させる。これにより、被処理物の表面および容器の表面からの伝熱により被処理物から粗熱が取られる。
一方、送風で粗熱取り工程を行う場合、液電磁弁21を閉じると共にコンデンシングユニット20を停止し且つ給気弁57を開いた状態で、減圧手段5の内、少なくとも真空ポンプ27を作動させる。これにより、処理槽2内に通風して、その風により被処理物の冷却を図ることができる。なお、このような送風冷却中、さらにファン3を作動させてもよい。
〈真空冷却工程〉
粗熱取り工程後、真空冷却工程を行う。真空冷却工程では、処理槽2内を減圧手段5によって減圧することにより、被処理物を沸騰させ、その気化熱により被処理物の冷却が図られる。そのために、液電磁弁21を閉じると共にコンデンシングユニット20およびファン3を停止し、且つ給気弁57を閉じた状態で、減圧手段5を用いて処理槽2内を減圧する。
この真空冷却工程では、減圧手段5を次のように制御する。すなわち、熱交水戻し弁47および熱交排水弁48を閉じて熱交換器25への通水を停止すると共に、チラー水弁40およびエゼクタ給蒸弁32は閉じた状態で、給水弁38および封水弁35を開いて真空ポンプ27を作動させる。減圧開始後、凝縮水温度センサ49の検出温度が熱交通水温度以上になると、熱交排水弁48を開いて熱交換器25に通水する。つまり、熱交換器25には常温水が供給され、熱交換器25にて使用後の水は、熱交排水路46へ排出される。
さらに、処理槽2内の減圧が進み、処理槽2内の飽和蒸気温度が低下すると、熱交換器25へ流入する蒸気温度も低下するため、熱交換器25への通水が常温水では減圧が進まなくなり、被処理物が冷却できなくなる。これに対処するため、被処理物の品温を品温センサ11で検出し、品温センサ11の検出温度がチラー水切替温度以下になると、給水弁38を閉じてチラー水弁40を開くと共に、熱交排水弁48を閉じて熱交水戻し弁47を開く。これにより、熱交換器25および真空ポンプ27の封水にはチラー水が供給され、低温の蒸気まで熱交換器25で凝縮できるようになり、さらに冷却を進めることができる。なお、熱交換器25を通過した水は、熱交水戻し路45を介してタンクへ戻される。
減圧がさらに進むと、熱交換器25内での凝縮および真空ポンプ27の排気だけでは減圧ができなくなる。そこで、処理槽2の圧力を検出する圧力センサ9の検出圧力が所定圧力まで低下すると、エゼクタ給蒸弁32を開き、蒸気エゼクタ24と真空ポンプ27を用いた減圧を行う。
なお、処理槽2内へ蒸気または温水を供給可能に構成すれば、真空冷却工程の後半において、処理槽2内へ蒸気または温水を供給した後、減圧手段5を停止させた状態で、液電磁弁21を開いてコンデンシングユニット20およびファン3を作動させてもよい。この場合、冷却器4により処理槽2内の蒸気を凝縮させて、処理槽2内をさらに減圧することができる。
〈復圧工程〉
真空冷却工程により品温が設定温度に達すると、エゼクタ給蒸弁32、封水弁35、チラー水弁40、熱交水戻し弁47を閉じ、真空ポンプ27を停止して、真空冷却工程を終了し、処理槽2内を大気圧まで復圧する復圧工程を行う。復圧工程では、液電磁弁21を閉じると共にコンデンシングユニット20およびファン3を停止し且つ減圧手段5を停止した状態で、給気弁57を開いて、処理槽2内へ外気を導入して、処理槽2内を大気圧まで復圧する。
〈冷風冷却工程〉
被処理物をチルド域まで冷却したい場合には、真空冷却して復圧後、さらに冷風冷却工程を行う。冷風冷却工程は、被処理物を冷風で冷却する。具体的には、減圧手段5を停止すると共に給気弁57を閉じた状態で、液電磁弁21を開くと共にコンデンシングユニット20およびファン3を作動させる。これにより、処理槽2内に冷風を循環させることができ、その冷風により被処理物の冷却を図ることができる。処理槽2内の被処理物の品温が冷却目標温度になれば、液電磁弁21を閉じると共にコンデンシングユニット20およびファン3を停止して、冷風冷却工程を終了する。その後、扉を開き、処理槽2内から被処理物を取り出せばよい。
《殺菌運転》
殺菌運転は、処理槽2内に被処理物を収容しない状態で実行される。但し、処理槽2内には所望により前記台車などを収容しつつ、殺菌運転を行ってもよい。この場合、処理槽2内から逆止弁26までの殺菌と共に、処理槽2内に収容しておいた台車などの各種用具の殺菌も図ることができる。
殺菌運転について、図2から図8に示すフローチャートに沿って説明する。なお、図2は、本実施例の食品機械1の殺菌運転を示すフローチャートである。また、図3から図8は、図2における各工程を示すフローチャートである。
殺菌運転では、ポンプダウン工程S1、空気排除工程S2、給蒸工程S3、保持工程S4、熱交冷却工程S5、槽内冷却工程S6および復圧工程S7を順次に実行する。以下、各工程について説明する。
〈ポンプダウン工程S1〉
蒸気導入に先立ち、処理槽2内にある冷却器4の冷媒をコンデンシングユニット20へ回収するポンプダウン運転を行う。冷凍機のポンプダウンを行うのは、後述する給蒸工程S3および保持工程S4において冷却器4が加熱された際に、冷却器4内の冷媒が膨張して、冷却器4や冷媒配管18,19内の圧力が上昇するのを防止するためである。
ポンプダウン工程S1では、図3に示すように、液電磁弁21を閉じた状態でコンデンシングユニット20を作動させる(S11)。なお、ファン3および減圧手段5は停止すると共に、殺菌用排水弁51および殺菌用給蒸弁61は閉じられ、給気弁57は開かれた状態にある。
ポンプダウン工程S1により、コンデンシングユニット20への冷媒の回収が図られる。冷媒の回収に伴い、コンデンシングユニット20内の圧力センサの検出圧力PCがポンプダウン終了圧力PC1以下になると(S12)、コンデンシングユニット20を停止して(S13)、ポンプダウン工程S1を終了する。
〈空気排除工程S2〉
ポンプダウン工程S1により、冷却器4内の冷媒を回収した後、蒸気による伝熱に障害となる空気を処理槽2内から排除し、後述する給蒸工程S3において処理槽2内から逆止弁26までの間を飽和蒸気で満たすことができるように、空気排除工程S2を行う。
空気排除工程S2では、図4に示すように、真空ポンプ27を作動させると共に、封水弁35、チラー水弁40および熱交水戻し弁47を開く(S21)。なお、エゼクタ給蒸弁32、給水弁38、熱交排水弁48、殺菌用排水弁51、給気弁57および殺菌用給蒸弁61は閉じた状態にある。
その後、圧力センサ9の検出圧力Pがエゼクタ始動圧力P1以下になると(S22)、エゼクタ給蒸弁32を開いて蒸気エゼクタ24を作動させる(S23)。
このようにして、処理槽2内を減圧していき、圧力センサ9の検出圧力Pが空気排除目標圧力P2以下になれば(S24)、真空ポンプ27を停止すると共に、エゼクタ給蒸弁32、封水弁35、チラー水弁40および熱交水戻し弁47を閉じる(S25)。なお、目標圧力P2は、給蒸工程S3および保持工程S4において残留する空気によって殺菌に必要な温度以下の部分が生じないような圧力に設定する必要がある。
〈給蒸工程S3〉
空気排除工程S2によって、処理槽2内を空気排除目標圧力P2まで減圧した後、給蒸工程S3では、処理槽2内から逆止弁26までの空間に、殺菌用給蒸路60を介して蒸気を供給し、温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2になるまで復圧する。この復圧後においても、処理槽2内は大気圧未満であるように、殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2は設定される。
給蒸工程S3について具体的に説明すると、図5に示すように、殺菌用排水弁51および殺菌用給蒸弁61を開いて(S31)、処理槽2内から逆止弁26までの空間に蒸気を導入する。そして、処理槽2内の温度を監視する温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2(たとえば83℃)に到達したら(S32)、殺菌用給蒸弁61を閉じて(S33)、保持工程S4に移行する。
〈保持工程S4〉
保持工程S4では、処理槽2内を大気圧未満で且つ設定温度範囲に維持して、目的とする菌を殺滅する。具体的には、図6に示すように、温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁開放温度T1(たとえば81℃)以下になると殺菌用給蒸弁61を開き(S42,S43)、温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2(たとえば83℃)以上になると殺菌用給蒸弁61を閉じる(S44,S45)ように、殺菌用給蒸弁61を開閉制御する。これにより、処理槽2内は、殺菌用給蒸弁開放温度T1と殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2との間に維持される。
この間、温度センサ10の検出温度Tが殺菌温度T3(たとえば80℃)以上である時間をタイマで計測する。すなわち、給蒸工程S3において処理槽2内の温度が殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2以上になることで保持工程S4へ移行したら、タイマを作動させ(S41)、温度センサ10の検出温度Tが殺菌温度T3以上であるか否かを監視し、殺菌温度T3以上である限りタイマの作動を継続し、もし殺菌温度T3未満であればその間だけタイマを停止させる(S46〜S48)。そして、温度センサ10の検出温度Tが殺菌温度T3以上である時間tが殺菌時間t1(たとえば5分)に達したら、殺菌用排水弁51を閉じると共に、殺菌用給蒸弁61が開いている場合にはこれも閉じて(S49,S50)、保持工程S4を終了する。
なお、温度センサ10の検出温度が設定温度T1,T2に到達しない場合、制御器62は、所定時間経過後、到達可能な温度T1´,T2´に再設定する。この際、殺菌時間t1は、殺菌温度T3で殺菌時間t1だけ維持して得られる熱負荷(F値)と同じになるように演算を行い、新たな殺菌時間t1´とすることにより同等の殺菌効果を付与することができる。
ところで、給蒸工程S3では、温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2になるまで殺菌用給蒸弁61を開き、その後、保持工程S4では、温度センサ10の検出温度Tが殺菌用給蒸弁開放温度T1以下になれば殺菌用給蒸弁61を開く一方、殺菌用給蒸弁閉鎖温度T2以上になれば殺菌用給蒸弁61を閉じる制御を行ったが、このような温度センサ10を用いて制御することに代えて、圧力センサ9を用いて制御してもよい。その場合、給蒸工程S3では、圧力センサ9の検出圧力が殺菌用給蒸弁閉鎖圧力(たとえば534.2kPa(飽和蒸気温度83℃))になるまで処理槽2内から逆止弁26までの空間に蒸気を供給し、保持工程S4では、圧力センサ9の検出圧力が殺菌用給蒸弁開放圧力(たとえば493.1kPa(飽和蒸気温度81℃))以下になれば殺菌用給蒸弁61を開き、殺菌用給蒸弁閉鎖圧力(たとえば534.2kPa(飽和蒸気温度83℃))以上になれば殺菌用給蒸弁61を閉じるように、殺菌用給蒸弁61を開閉制御すればよい。そして、この場合も、圧力センサ9の検出圧力が殺菌用給蒸弁開放圧力や殺菌用給蒸弁閉鎖圧力に到達しない場合は、制御器62は、所定時間経過後、到達可能な圧力に再設定すると共に、再設定によっても目標とする熱負荷(F値)を変えないように殺菌時間t1を延ばせばよい。
また、保持工程S4では、温度センサ10の検出温度Tが殺菌温度T3以上の時間だけをタイマで計測し、殺菌温度T3未満の状態ではタイマを一時停止させたが、保持工程S4の開始時にタイマを作動させた後、処理槽2内の温度に関わらずタイマの作動を継続し、殺菌時間t1を経過すれば殺菌用排水弁51および殺菌用給蒸弁61を閉じて、保持工程S4を終了してもよい。この場合、図6において、ステップS46〜S48を省略した形態となる。
さらに、保持工程S4では、温度センサ10の検出温度Tが殺菌温度T3以上の状態を殺菌時間t1以上保持したが、圧力センサ9の検出圧力Pが殺菌圧力(飽和蒸気温度が殺菌温度T3になる圧力)以上の状態を殺菌時間t1以上保持するよう制御してもよい。
いずれの場合も、処理槽2内から逆止弁26までの殺菌時、熱交換器25から水を抜かずに熱交換器25を加熱すると、熱交換器25チューブ内側の温度上昇が不十分になると共に、熱交換器25シェル側の水の温度が上昇し、さらには沸騰して、熱交換器25を破損させるおそれがあるが、本実施例のように真空破壊弁53を設け、殺菌用排水弁51を開いておくことで、予め熱交換器25内の水は排出されるため、このような不都合は回避される。
また、給蒸工程S3および保持工程S4は、処理槽2内を大気圧未満に保持して実行されるので、殺菌のために処理槽2を耐圧構造にする必要がない。また、処理槽2内から逆止弁26までの領域は、空気排除された後、逆止弁26直前への殺菌用給蒸路60からの飽和蒸気で所定温度に維持されるため、処理槽2内の機器を含めて、処理槽2内から逆止弁26直前までを確実に殺菌することができる。
ところで、逆止弁26は、それより下流側の圧力が上流側の圧力よりも低い場合にのみ開く構成である。そして、給蒸工程S3および保持工程S4において、処理槽2内は大気圧未満であり、また真空ポンプ27は停止している。従って、給蒸工程S3と保持工程S4においては、逆止弁26により、蒸気が真空ポンプ27側へ流入するのを防止することができ、真空ポンプ27が高温に曝されることを防止しつつ、目的部分のみを殺菌することができる。
なお、保持工程S4中、冷却器4内またはそこからコンデンシングユニット20への冷媒戻し路19内が設定圧力以上になると、冷凍機のポンプダウンを行うのが好ましい。具体的には、圧力スイッチ23が設定圧力以上を検知すると、図3のポンプダウン工程S1の場合と同様に、コンデンシングユニット20を作動させて、コンデンシングユニット20への冷媒の回収が図られる。そして、冷媒の回収に伴い、コンデンシングユニット20内の圧力センサの検出圧力PCがポンプダウン終了圧力PC1以下になると、コンデンシングユニット20を停止して、ポンプダウンを終了すればよい。
〈熱交冷却工程S5〉
熱交冷却工程S5は、給蒸工程S3および保持工程S4により昇温された熱交換器25の冷却を図る。具体的には、真空ポンプ27を停止すると共に、封水弁35を閉じる一方、給水弁38および熱交排水弁48を開いて、熱交換器25に通水すればよい(S51)。
熱交冷却工程S5において、熱交換器25に通水することで、熱交換器25の冷却が図られる。そして、熱交冷却時間t2だけ熱交換器25に通水したら(S52)、給水弁38および熱交排水弁48を閉じて(S53)、熱交冷却工程S5を終了する。
熱交冷却工程S5により熱交換器25を冷却しておけば、次工程の槽内冷却工程S6において真空ポンプ27を作動させても、真空ポンプ27に生じる熱負荷を低減することができる。
〈槽内冷却工程S6〉
槽内冷却工程S6は、給蒸工程S3および保持工程S4により昇温された処理槽2内(冷却器4を含む)の冷却を図る工程である。槽内冷却工程S6では、図8に示すように、真空ポンプ27を作動させると共に、封水弁35および給水弁38は開く一方、熱交水戻し弁47、熱交排水弁48および殺菌用排水弁51は閉じて熱交換器25への通水を停止する(S61)。
その後、凝縮水温度センサ49の検出温度TCが熱交通水温度TC1(たとえば50℃)以上になると(S62)、熱交排水弁48を開いて熱交換器25に通水する(S63)。つまり、熱交換器25には常温水が供給され、熱交換器25にて使用後の水は、熱交排水路46へ排出される。
その後、品温センサ11の検出温度TFがチラー水切替温度TF1(たとえば50℃)以下になると(S64)、給水弁38を閉じる代わりにチラー水弁40を開くと共に、熱交排水弁48を閉じる代わりに熱交水戻し弁47を開く(S65)。つまり、熱交換器25には冷水が供給され、熱交換器25にて使用後の水は、熱交水戻し路45を介してタンクへ戻される。
このようにして、処理槽2内を減圧していき、圧力センサ9の検出圧力Pが冷却目標圧力P3(たとえば45hPa)以下になれば(S66)、真空ポンプ27を停止すると共に、封水弁35、チラー水弁40および熱交水戻し弁47を閉じる(S67)。
〈復圧工程S7〉
復圧工程S7は、処理槽2内を大気圧まで復圧する。具体的には、液電磁弁21を閉じると共にコンデンシングユニット20およびファン3を停止し且つ減圧手段5を停止した状態で、給気弁57を開いて、処理槽2内へ外気を導入して、処理槽2内を大気圧まで復圧する。
図9は、本発明の食品機械1の実施例2を示す概略図であり、一部構成を省略して示している。本実施例2の食品機械1も、基本的には前記実施例1と同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
本実施例2は、減圧手段5の構成において、前記実施例1と相違する。本実施例2では、減圧手段5として、処理槽2内からの排気路7に、処理槽2の側から順に、熱交換器25、逆止弁26、および水封式の真空ポンプ27が設けられる。つまり、前記実施例1において、蒸気エゼクタ24が省略された構成とされている。
本実施例2の場合も、処理槽2内を減圧後、熱交換器25と逆止弁26との間から、排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給して、処理槽2内から逆止弁26までの殺菌を図ることができる。その他の具体的な構成および制御は、前記実施例1と同様のため、説明は省略する。なお、図9においてさらに熱交換器25を省略した構成としてもよく、その場合も本実施例2と同様に殺菌運転ができる。
図10は、本発明の食品機械1の実施例3を示す概略図であり、一部構成を省略して示している。本実施例3の食品機械1も、基本的には前記実施例1と同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
本実施例3は、減圧手段5の構成において、前記実施例1と相違する。本実施例3では、減圧手段5として、処理槽2内からの排気路7に、処理槽2の側から順に、熱交換器25、逆止弁26、および水エゼクタ63が設けられる。つまり、前記実施例2において、真空ポンプ27に代えて水エゼクタ63を設けた構成とされている。
本実施例3の場合、水エゼクタ63には、貯水タンク64内の水が送水ポンプ65を介して、入口66から出口67へ向けて送られる。水エゼクタ63の入口66から出口67へ向けて水を噴出させることで、処理槽2内の気体も出口67へ向けて吸引排出される。
本実施例3の場合も、処理槽2内を減圧後、熱交換器25と逆止弁26との間から、排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給して、処理槽2内から逆止弁26までの殺菌を図ることができる。その他の具体的な構成および制御は、前記実施例1と同様のため、説明は省略する。
本発明の食品機械1は、前記各実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、減圧手段5を備える各種食品機械1において、減圧手段5による処理槽2内からの排気路7に弁26を設け、減圧手段5により処理槽2内を減圧した後、弁26を閉じた状態で、弁26より上流側(好ましくは弁26の直前)の排気路7から処理槽2内へ蒸気を供給して、大気圧を超えない範囲で処理槽2内を復圧して殺菌を図る構成であれば、食品機械1の具体的構成および制御は、適宜に変更可能である。
また、前記各実施例において、熱交換器25および真空ポンプ27への給水系統は、互いに分離して設けるなど、適宜に変更可能である。また、前記各実施例では、常温水とチラー水とを択一的に供給したが、場合によりいずれか一方のみが供給可能とされてもよい。
また、前記各実施例において、逆止弁26に代えて、所望により排気路7を開閉できる各種の弁を用いることができる。例えば、逆止弁26に代えて、電磁弁、電動弁の他、手動弁でもよく、いずれの場合も、前記逆止弁26の開閉と同様に開閉させればよい。そして、この逆止弁26の直前(処理槽側)において、排気路7に殺菌用給蒸路60を接続するのがよい。
さらに、前記各実施例では、冷風真空複合冷却機に適用した例について説明したが、本発明は、冷風真空複合冷却機以外にも、減圧手段5を備える各種の食品機械1に同様に適用可能である。たとえば、真空冷却機、真空解凍機、蒸煮冷却機、飽和蒸気調理機などにも適用できる。その場合も、前記各実施例と同様に、排気路7を介して処理槽2内へ蒸気を供給可能に構成すれば、処理槽2内から弁26までの殺菌を図ることができる。つまり、前記各実施例で述べた減圧手段5の構成と、殺菌運転については、冷風真空複合冷却機に限らず、その他の食品機械にも同様に適用可能である。
1 食品機械(冷風真空複合冷却機)
2 処理槽
3 ファン
4 冷却器
5 減圧手段
6 復圧手段
7 排気路
8 給蒸手段
9 圧力センサ
10 温度センサ
11 品温センサ
12 制御手段
19 冷媒戻し路
20 コンデンシングユニット
23 圧力スイッチ
24 蒸気エゼクタ
25 熱交換器
26 弁(逆止弁)
27 真空ポンプ
33 第一領域(チューブ)
34 第二領域(シェル)
46 熱交排水路
48 熱交排水弁
50 殺菌用排水路
51 殺菌用排水弁
60 殺菌用給蒸路
61 殺菌用給蒸弁
63 水エゼクタ

Claims (9)

  1. 処理槽内の気体を外部へ吸引排出して前記処理槽内を減圧する減圧手段を備え、
    この減圧手段による前記処理槽内からの排気路に弁が設けられ、
    前記減圧手段により前記処理槽内を減圧した後、前記弁を閉じた状態で、前記弁より上流側の前記排気路から前記処理槽内へ蒸気を供給して、大気圧を超えない範囲で前記処理槽内を復圧し、前記処理槽内を設定温度または設定圧力以上で設定時間以上保持することにより、前記処理槽内と前記処理槽から前記弁までの殺菌を図る
    ことを特徴とする食品機械。
  2. 前記処理槽内からの排気路に、蒸気凝縮用の熱交換器と、前記弁とが順に設けられ、
    前記殺菌のための蒸気を、前記熱交換器と前記弁との間から供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の食品機械。
  3. 前記処理槽内からの排気路には、前記弁より下流に、真空ポンプまたは水エゼクタが設けられた
    ことを特徴とする請求項2に記載の食品機械。
  4. 前記弁は、この弁より下流側の圧力が上流側の圧力よりも低い場合にのみ開く逆止弁である
    ことを特徴とする請求項3に記載の食品機械。
  5. 前記処理槽内からの排気路には、前記熱交換器より上流に、蒸気エゼクタが設けられた
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の食品機械。
  6. 前記熱交換器は、間接熱交換する二つの領域の内、第一領域に、前記処理槽からの蒸気を伴う気体が通され、第二領域に、蒸気を凝縮させるための冷却用水が通され、
    前記熱交換器の第二領域からの殺菌用排水弁を開いた状態で、前記殺菌を図る
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の食品機械。
  7. 前記殺菌の終了後、前記熱交換器の第二領域に冷却用水を通水して、前記熱交換器の冷却を図った後、前記処理槽内を減圧して、前記処理槽の真空冷却を図る
    ことを特徴とする請求項6に記載の食品機械。
  8. 前記処理槽内には、冷凍機の蒸発器から構成される冷却器と、前記処理槽内に風を循環させるファンとが設けられ、
    前記減圧手段により前記処理槽内を減圧することで、前記処理槽内の被処理物を真空冷却できると共に、前記冷凍機を運転しつつ前記ファンを作動させることで、前記処理槽内の被処理物を冷風冷却でき、
    前記処理槽内に前記被処理物を収容しない状態で、前記排気路を介して前記処理槽内へ蒸気を供給して、前記冷却器の殺菌も図る
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品機械。
  9. 前記排気路を介した前記処理槽内への蒸気供給前、前記冷凍機のポンプダウンを行い、
    前記排気路を介した前記処理槽内への蒸気供給中、前記冷却器内またはそこからコンデンシングユニットへの冷媒戻し路内が設定圧力以上になると、前記冷凍機のポンプダウンを行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の食品機械。
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