JP2011200306A - 美容装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極と肌との接触面積を確保して人体組織の一部分への電流集中を抑制することができる美容装置を提供する。
【解決手段】ハウジング11に設けられる電極部20を肌に接触させて当該電極部20を通じて人体組織に電流を供給する美容装置において、電極部20は、ハウジング11に固定される基盤部12と、基盤部12に固定される複数の電極13とを備え、基盤部12及び電極13の少なくとも一方が、フレキシブル素材により構成されることにより、肌の表面形状に追従して弾性的に変形することを特徴とする美容装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、美容装置に関するものである。
従来、肌に接触させた電極から人体組織に電力を供給する美容装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような美容装置では、電流によって人体組織を温めることによって、その人体組織の活性化を促して当該組織に蓄積された疲労を回復させる疲労回復効果や、脂肪を燃焼させて容姿をスリムに見せる痩身効果等の美容効果を奏する。
特表2001−523513号公報
しかしながら、上記のような美容装置では、電極は板状に形成されるものが多い。このため、例えば、美容装置を人体の凹凸箇所や湾曲箇所に使用する場合、電極に設けられた施術面の一部分しか肌に接触することができないおそれがある。このため、本来であれば、施術面全体から肌を通じて人体組織の広範囲に流れる電流が、施術面と肌との接触部分である人体組織の一部分に集中して流れる可能性がある。従って、期待される美容効果を得ることができないおそれがあるため、この点についての改善が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電極と肌との接触面積を確保して人体組織の一部分への電流集中を抑制することができる美容装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングに設けられる電極部を肌に接触させて当該電極部を通じて人体組織に電流を供給する美容装置において、前記電極部は、前記ハウジングに固定される基盤部と、前記基盤部に固定される複数の電極とを備え、前記基盤部及び前記電極の少なくとも一方が、フレキシブル素材により構成されることにより、肌の表面形状に追従して弾性的に変形することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の美容装置において、前記基盤部は、フレキシブル素材により形成されたフレキシブル基盤を備えることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の美容装置において、前記フレキシブル基盤と前記ハウジングとの間には、弾性部材が設けられることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の美容装置において、前記電極は3個以上設け、各電極には接触センサを隣接して設け、2個以上の前記接触センサが肌を検出している場合にのみ、それらに隣接する前記電極を通じて人体組織に電流を供給することを要旨とする。
本発明では、肌に追従して電極部の形状が弾性的に変化することにより、電極が肌に接触しやすくなる。このため、人体組織の一部分への電力集中を抑制することができる美容装置を提供することができる。
本発明の美容装置の全体を示す斜視図。 図1のA−A線に沿った第1の実施形態を示す美容装置の断面図。 同実施形態の美容装置の正面図。 同実施形態の変形した電極の拡大図。 同実施形態の変形した基盤部の拡大図。 図1のA−A線に沿った第2の実施形態を示す美容装置の断面図。 同実施形態の美容装置の正面図。 同実施形態の制御部の制御態様を示すフローチャート。 同実施形態の変形した基盤部の拡大図。 (a)(b)は、接触センサの配置図。 電極対の一例を示した美容装置の正面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の美容装置1の全体を示す斜視図である。同図に示すように、略有底四角筒状のハウジング11には、当該ハウジング11の開放側の端部を閉塞するように、略正方形状の基盤部12が固定されている。そして、基盤部12には、略等間隔の4行4列の格子状に配置された16個の略正方形状の電極13が固定されている。また、ハウジング11の筒部には、同筒部より外側に突出する円柱状のスイッチ15が設けられている。なお、ハウジング11の筒部には、使用者により把持されるグリップ部10が形成されている。また、基盤部12及び各電極13は、電極部20を構成している。
図2に示すように、ハウジング11内には、電源回路21及び同電源回路21と電気的に接続された制御部22が固定されている。上記スイッチ15(図1参照)は、制御部22に電気的に接続されている。また、基盤部12は、支持板23、弾性部材としての弾性体24及びフレキシブル基盤25によって構成されている。これら支持板23、弾性体24及びフレキシブル基盤25は、それぞれ略正方形状に形成されている。
支持板23は、ハウジング11の開放側の端部を閉塞するとともに同ハウジング11に固定されている。そして、支持板23の外側(同図中下側)の面には、発砲ウレタンからなり弾性圧縮変形可能である弾性体24が固定されている。さらに、弾性体24の外側の面には、絶縁体であるフレキシブル素材としてのゴムからなり弾性変形可能であるフレキシブル基盤25が固定されている。なお、フレキシブル基盤25は互いに反対側に位置する2つの側面は、ハウジング11の互いに反対側に位置する2つの側壁が下方へ延設されてなる延設部11aに固定されている。
また、フレキシブル基盤25の外側の面には、16個の電極13が固定されている(図1参照)。各電極13は、図2にて拡大して示すように、銀ペーストフィルムにより略正方形に形成された一対の導電性フィルム26の間に、高分子化合物に電解質を化合してなるフレキシブル素材としての導電性ゲル27を配設することによって構成されている。これら導電性フィルム26の一方はフレキシブル基盤25の外側の面に固定され、他方はその外側の面がフレキシブル基盤25の外側の面より突出している。この突出する導電性フィルム26の外面は、肌と接触する施術面30となる。なお、この導電性ゲル27は、その厚み方向(同図中上下方向)に弾性変形可能となっている。
また、各電極13は、電気絶縁性を有する材料によって被覆されたリード線によって制御部22と電気的に接続されている。そして、使用者により、スイッチ15が操作された場合、制御部22は、電源回路21からの電力を所定の高周波電力に変換し、この変換された高周波電力を各電極13に印加する。この状態で各電極13が肌に接触すると、各電極13から肌(人体組織)へ高周波電流が供給される。これは、肌(人体組織)が各電極13間を接続する電気的な抵抗になり、各電極13が肌に接触することにより、電力の供給経路、すなわち電気回路が閉じるからである。
本実施形態では、図3に示すように、制御部22は、16個の各電極13を、2個を一組とする8組の電極対28として制御する。
具体的には、同図に示されるように、左側最上段の2個の電極13を電極対28a、該電極対28aの下側2個の電極13を電極対28b、該電極対28bの下側2個の電極13を電極対28c、該電極対28cの下側2個の電極13を電極対28dとしている。また、右側最上段の2個の電極13を電極対28e、該電極対28eの下側2個の電極13を電極対28f、該電極対28fの下側2個の電極13を電極対28g、該電極対28gの下側2個の電極13を電極対28hとしている。
そして、スイッチ15が操作された場合、制御部22は、電極対28aに高周波電力を印加する。印加時間Tが所定時間T1経過すると、制御部22は、電極対28aへの高周波電力の印加を停止して、電極対28bに高周波電力を印加する。以下、同様に制御部22は、印加時間Tが所定時間T1経過する毎に電極対28c,28d,・・・,28hの順に高周波電力を印加する。このとき、肌と電極対とが接触している場合には、各電極対を介して肌に高周波電力が供給される。なお、制御部22は、高周波電力を電極対28hへ印加した後は、再度電極対28a高周波電力を印加する。すなわち、肌と電極対とが接触している場合には、各電極13から人体組織への高周波電力の供給が繰り返される。
なお、高周波電流が人体組織に流れることのできる肌からの深度(距離)は、各電極13間の距離の略半分に相当する。
このように構成した美容装置1は、使用者によりグリップ部10が把持されるとともに、電極13の施術面30が肌に押し当てられることにより使用される。この際、図4及び図5に示すように、電極部20が変形することにより施術面30が肌の表面形状に追従する。詳述すると、各電極13よりも大きな肌の凹凸や湾曲に関しては基盤部12が主に変形することによって、各電極13よりも小さな肌の凹凸や湾曲に関しては同各電極13が主に変形することによって、施術面30が肌の表面形状に追従する。
例えば、図4に示すように、各電極13よりも大きな肌の凸状の湾曲部分に電極部20が押し当てられた場合、施術面30を肌に押し当てる力に抗して、肌が同施術面30を構成する導電性フィルム26を押圧する。この押圧力により、2枚の導電性フィルム26の間に配設された導電性ゲル27が弾性変形する。このため、施術面30は、肌の表面形状に追従して変形する。従って、各電極13には、導電性ゲル27の弾性変形によって、肌を押し返すような弾性力が発生する。
さらに、電極部20が肌に押しつけられると、図5に示すように、上記施術面30を肌に押し当てる力に抗して、肌がフレキシブル基盤25を支持板23側に押圧する。この押圧力により、フレキシブル基盤25は、ハウジング11(延設部11a)に固定された2つの側面を支点にして支持板23側に凸となるように弾性変形する。そして、このフレキシブル基盤25の弾性変形によって、同フレキシブル基盤25と支持板23との間に配設された弾性体24が弾性圧縮変形する。このため、フレキシブル基盤25は、肌の表面形状に追従して変形する。基盤部12には、フレキシブル基盤25及び弾性体24の弾性変形及び弾性圧縮変形によって、肌を押し返すような弾性力が発生する。
一方、各電極13よりも大きな肌の凹状の湾曲部分に電極部20が押し当てられた場合には、大きな肌の凸状の湾曲部分に電極部20が押し当てられた場合と同じように電極部20は変形する。ただし、凸状の湾曲部分の場合には、電極部20(基盤部12)の中央部から変形するのに対し、凹状の湾曲部分の場合には、電極部20の縁部側から変形する。
このように、施術面30を肌に押し当てた場合、肌の表面形状に対応して基盤部12及び各電極13のそれぞれに肌を押し返すような弾性力が発生する。これら弾性力により施術面30と肌との密接状態が維持される。また、使用者が施術面30を肌に押し当てながらハウジング11を動かした場合には、人体の大小様々な凹凸や湾曲に対応して電極部20がその形状を変化させることにより施術面30が肌に追従する。このため、各電極13は、その施術面30の全体で肌と接触する。これにより、電極13全体から人体組織へ高周波電力を供給することができる。換言すれば、各電極13の一部、すなわち、施術面30の一部のみが肌と接触することが抑制されることにより人体組織の一部分への高周波電力の集中を抑制することができる。
なお、支持板23とフレキシブル基盤25との間に弾性体24を設けることにより、施術面30を肌に押し当てた場合、フレキシブル基盤25の弾性力の発生に加えて弾性体24にも弾性力が発生する。このため、基盤部12が有する弾性力、すなわち肌を押し返す力が強くなり、施術面30の肌への追従性(密着性)が増す。また、支持板23によりフレキシブル基盤25の弾性限度を超えるような変形が規制される。このため、フレキシブル基盤25の破損等が防止される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)電極部20が弾性変形することにより、施術面30の全体と肌との接触面積を確保することができる。従って施術面30全体を肌に接触させることも容易となるので、施術面30全体から人体組織へ通電させることができる。従って、施術面30の一部のみが肌と接触することを抑制するとともに、人体組織の一部分への電流集中を抑制することができる。
(2)各電極13よりも小さい比較的細かい人体の凹凸や湾曲には、当該各電極13が弾性変形することにより対応して、施術面30全体と肌とを接触させることができる。
(3)各電極13よりも大きい比較的大きな人体の凹凸や湾曲には、基盤部12が弾性変形することにより対応して、施術面30全体と肌とを接触させることができる。
(4)支持板23とフレキシブル基盤25との間に弾性体24を配置することにより、基盤部12が弾性変形した際の基盤部12が有する弾性力、すなわち肌を押し返す力を高めることができる。従って、基盤部12が弾性変形した際に、当該基盤部12が肌を押し返す力が大きくなることにより、施術面30の肌への追従性が向上する。また、支持板23によりフレキシブル基盤25の弾性限度を超える変形が抑制される。
(5)16個の電極13を設けているため、人体組織の広範囲に高周波電流を流すことができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1の実施形態との主たる相違点は、電極部の構成である。このため、説明の便宜上、第1実施形態と同一の部分については同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の美容装置41の電極部42は、ハウジング11の先端部固定された基盤部43と、当該基盤部43の外面に固定された16個の電極44とによって構成されている。
基盤部43は、ハウジング11の先端部に固定される支持板46及びフレキシブル基盤47を備えてなる。支持板46は、その中央部が内方(同図中上側)へ湾曲する略正方形状をなしている。支持板46の互いに反対側に位置する2つの側面は、上側に凸となるように湾曲しているとともに、残りの2つの側面は直線状をなしている。支持板46の直線状の2つの側面は、ハウジング11の2つの延設部11aに固定されている。また、フレキシブル基盤47は、支持板46の外側(同図中下側)において、該支持板46の直線状の2つの側面側の部分に接する態様で配設されている。フレキシブル基盤47の2つの側面は延設部11aに固定されている。
図6及び図7に示すように、フレキシブル基盤47の外側の面には、16個の電極44が、上記第1の実施形態と同様に格子状且つフレキシブル基盤47から突出するように固定されている。また、各電極44は、銀或いはステンレスにより略正方形状に成形されている。
さらに、図7に示すように本実施形態の美容装置41では、各電極44の周囲を取り囲むように接触センサ48がフレキシブル基盤47に固定されている。この接触センサ48は、使用者の肌が接触することで変化する静電容量に応じた電気信号を生成する静電容量方式の接触センサである。各電極44の先端面及び各接触センサ48の先端面のフレキシブル基盤47からの突出距離(高さ)は互いに等しくなるように設定される。各電極44の先端面及び各接触センサ48の先端面は、施術面50を形成している(図6参照)。また、各電極44と各接触センサ48との間には、図示しない絶縁部材が介在されている。
これら各電極44は、上記第1の実施形態と同様にそれぞれリード線によって制御部22と電気的に接続されている。さらに、各接触センサ48もまた、各電極44と同様に、リード線によって制御部22と電気的に接続されている。制御部22は、各接触センサ48により生成される電気信号に基づき、各接触センサ48に対する肌の接触の有無を検出する。なお、図7に示すように、制御部22は、上記第1の実施形態と同様に、16個の電極44を2個を一組とする8組の電極対49として制御する。具体的には、図7中の左側の列に電極対49a〜49d、右側の列に電極対49e〜49hとしている。
次に、制御部22が、各電極44に高周波電圧を印加する際の処理手順を図8のフローチャートに従って説明する。このフローチャートは、制御部22に格納された制御プログラムに従い実行される。
スイッチ15(図1参照)が操作されてこの制御が開始されると、図8に示すように、まず各電極対49の2個の接触センサ48が肌と接触しているかどうかが判断される(ステップS1)。2個の接触センサ48のいずれも肌に接触していると判断される場合(ステップS1でYES)は、当該接触センサ48に対応する電極44に高周波電流(RF)が印加されて人体組織に高周波電力が供給される(ステップS2)。次にステップS3では、各電極44へ高周波電流が印加されている印加時間Tが所定時間T1以上であるかどうかが判断される。印加時間Tが所定時間T1を超えていない場合(ステップS3でNO)は、印加時間Tが所定時間T1を経過するまでこのステップS3を実行する。印加時間Tが所定時間T1以上と判断された場合は、高周波電流の各電極44への印加が停止されることにより各電極44から人体組織への高周波電力の供給が停止される(ステップS4)。そして、この制御は終了される。なお、ステップS1において、2個の接触センサ48の少なくとも一方が接触していない場合には、この制御は停止される。
なお、この一連の制御は、スイッチ15が再び操作されるまで、すなわち電源回路21から制御部22に電気が供給されている間、繰り返し実行される。
このように構成した美容装置41は、上記第1の実施形態と同様に、その使用に際して使用者によりグリップ部10が把持されて、施術面50が肌に押し当てられると、当該施術面50は肌の表面形状に追従して変形する。
詳述すると、図9に示すように、施術面50を肌に押し当てる力に抗して、肌がフレキシブル基盤47を支持板46側に押圧する。従って、この押圧力によってフレキシブル基盤47は、支持板46に固定された2つの側壁部分を支点にして支持板46側へ弾性変形する。フレキシブル基盤47は、その内面が支持板46の内面に沿って接触する状態まで変形可能である。換言すれば、フレキシブル基盤47は、支持板46によってその弾性限度を超えないようにその変形量が制限されている。
そして、使用者によりスイッチ15が操作されたとき、肌との接触を感知している各電極対の各接触センサ48に対応する各電極44から人体組織へ高周波電力が供給される。
なお、多数の接触センサ48が、肌との接触を感知している場合には、上記第1の実施形態と同様に、美容装置41は、電極対49a,49b,・・・,49hの順で各電極44から人体組織へと高周波電力を供給する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1),(3),(5)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)フレキシブル基盤47が肌の表面形状に沿って変形するため、各電極44の素材に銀やステンレスといった一般的な金属を用いることができる。
(2)各接触センサ48によって各電極44(施術面50)と肌との接触を感知することによって、各接触センサ48による肌との接触を検出した各電極44にのみ電流を印加するので、より確実に人体組織の一部分への電流集中を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施形態において、導電性ゲル27に代えて、導電性ポリマー素材や、カーボンブラック及び銅フィラー等の導電性物質を含有した導電性ゴム等の弾性変形可能且つ導電性の素材を用いてもよい。
・上記第1の実施形態において、電極13のみフレキシブルに変形する構成であってもよい。このとき、基盤部12は変形しないように構成してもよい。
・上記第1の実施形態において、支持板23及び弾性体24は、省略してもよい。支持板23及び弾性体24の両方を省略した場合は、フレキシブル基盤25が基盤部12を構成する。
・上記第1の実施形態において、電極13は、変形しないように構成してもよい。なぜならば、基盤部12によって人体形状に対応するため、電極13が変形しない場合であれ、電極13と肌との接触面積を確保することが可能である。従って電極13を銀や銅等の一般的な金属により形成してもよい。
・上記第2の実施形態において、電極44の材質は、ステンレスに限らず、銀や銅などの導電性を有する金属を用いてもよい。また、電極44は、第1の実施形態で述べたような弾性変形可能且つ導電性を有する電極13に置換してもよい。
・上記第2の実施形態において、制御部22は、電極対49によらず、各接触センサ48が肌との接触を感知している任意の各電極44から人体組織へ高周波電力を供給させてもよい。例えば、図7において、16個の電極44のうち左上、右上及び右下の3個の電極44のみが肌に接触しているとする。このとき、左上の電極44と右上の電極44、左上の電極44と右下の電極44、右上の電極44と左下の電極44とを電極対にして、これら電極対の電極44から人体組織へ高周波電力を供給させてもよい。
・上記第2の実施形態において、各接触センサ48は、図10(a)に示すように、電極44に隣接するように設けてもよいし、図10(b)に示すように、電極44によってその周囲を囲まれるように設けてもよい。
・上記各実施形態において、図11に示すように、16個の電極13(44)を左側8個と右側8個とに分けて、これら左右の電極群を制御部22に並列に接続してもよい。
・上記各実施形態では、ハウジング11の形状並びに電極の形状及びその数は適宜変更してもよい。また、電極の配置パターンも適宜変更してもよい。
1,41…美容装置、11…ハウジング、12,43…基盤部、13,44…電極、20,42…電極部、24…弾性体、25,47…フレキシブル基盤、30,50…施術面、48…接触センサ。

Claims (4)

  1. ハウジングに設けられる電極部を肌に接触させて当該電極部を通じて人体組織に電流を供給する美容装置において、
    前記電極部は、
    前記ハウジングに固定される基盤部と、
    前記基盤部に固定される複数の電極とを備え、
    前記基盤部及び前記電極の少なくとも一方が、フレキシブル素材により構成されることにより、肌の表面形状に追従して弾性的に変形することを特徴とする美容装置。
  2. 請求項1に記載の美容装置において、
    前記基盤部は、フレキシブル素材により形成されたフレキシブル基盤を備えてなる美容装置。
  3. 請求項2に記載の美容装置において、
    前記フレキシブル基盤と前記ハウジングとの間には、弾性部材が設けられてなる美容装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の美容装置において、
    前記電極は3個以上設け、
    各電極には接触センサを隣接して設け、
    2個以上の前記接触センサが肌を検出している場合にのみ、それらに隣接する前記電極を通じて人体組織に電流を供給する美容装置。
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