JP2021074466A - 美容機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】残留化粧材などによる誤動作を防止できる美顔器などの美容機器を提供すること。
【解決手段】美容器としての美顔器は、ヘッド部13に第1電極16,第2電極17及び第3電極18を備えている。美顔器の本体11を把持して、第1電極16,第2電極17及び第3電極18を頬などの皮膚に当てれば、その状態で皮膚に対して電圧を印加して、美容に供することができる。この場合、本体11に使用者の把持を検出するための第4電極24が設けられているため、第2電極17と第4電極24との間に電圧を印加することにより、この第4電極により人体を検出できる。人体が検出されない場合は、第1電極16,第2電極17及び第3電極18に対する電圧の印加が無効化されて、誤動作が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電極間に介在された使用者の人体に対して電圧を印加することにより使用者の美容に供するようにした美容機器に関するものである。
特許文献1には、一対の電極を使用者の皮膚に当てた状態で、その電極間に高周波信号を通電するようにした高周波トリートメント装置が開示されている。そして、高周波信号の供給により、皮膚のトリートメントが行われるとしている。
特許第5753847号公報
皮膚のトリートメントが行われる際には、皮膚上に化粧水や化粧乳液などが塗布されることが多い。従って、複数の電極間において化粧水や化粧乳液などが残留して通電状態が形成される。このため、電極間に人体が存在する場合と同様な状態になり、美容対象の人体が存在しないにも関わらず、高周波トリートメント装置が誤動作するおそれがある。
本発明の目的は、電極間に化粧水や化粧乳液などが残留状態で存在しても、誤動作を回避できるようにした美容機器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の美容機器は、複数の美容電極を有し、それらの美容電極間に人体の一部を介在させた状態で、美容電極間に美容のための電圧を印加するようにした美容機器において、前記美容電極とは別に検出電極を設け、前記美容電極と検出電極との間に人体の一部が介在されたことを検出する検出手段と、その検出手段が人体を検出しないときは、前記美容電極に対する電圧印加を停止する制御手段とを設けたことを特徴とする。
以上のように構成された美容機器は、使用者が美容機器の美容電極を皮膚に当てるとともに、使用者が美容機器を保持していることが検出電極により検出されないときは、美容機器が作動されない。従って、美容機器の不使用状態において、美容機器の動作を防止して、誤動作を回避できる。
以上のように、本発明によれば、誤動作を回避できるため、美容機器として優れた発明である。
美顔器の斜視図。 美顔器のヘッド部の保持部材を分解して示す斜視図。 美顔器の側面図。 美顔器の背面図。 美顔器の表示部を示す部分破断背面図。 美顔器のヘッド部分の正面図。 美顔器の電気的構成を示すブロック図。 美顔器のEMSモードにおける高周波電流を示す線図。 美顔器のEMSモードにおける高周波電流と検出電流との関係を示す線図。 美顔器のRFモードにおける処理動作を示すフローチャート。 美顔器のRFモードにおける美顔器の移動に関した処理動作を示すフローチャート。 美顔器のRFモードにおける温度検出に関する処理動作を示すフローチャート。 美顔器のEMSモードにおける処理動作を示すフローチャート。
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、美容機器として美顔器において具体化したものである。
図1に示す美顔器の本体11は、その外殻ケース12が美顔器の使用者によって把持されるハンドルとして機能する。外殻ケース12の内部には、電気回路基板や電源などの各種の部品が装設されている。図4に示すように、本体11の一側部において、美顔器のヘッド部13を除いた位置には、張り出し部14が形成されている。従って、本実施形態の美顔器は、左右非シンメトリ形状に形成されている。
図2及び図3に示すように、本体11のヘッド部13には低円筒状の突出部15が形成されており、その突出部15の前面には、使用者の皮膚に接触される第1電極16,第2電極17及び第3電極18が露出配置されている。この第1電極16,第2電極17及び第3電極18は美容電極を構成する。第1電極16は円形をなしていて、突出部15の中央に配置されている。第2電極17及び第3電極18はそれぞれ半円弧状をなしていて、第1電極16の周囲において突出部15の外周側に配置されている。第1電極16,第2電極17及び第3電極18の間には間隔が設けられており、その間隔内には電気の絶縁材19が設けられている。従って、第1電極16,第2電極17及び第3電極18は相互に電気絶縁されている。そして、第1電極16と第2電極17との間、第1電極16と第3電極18との間及び第2電極17と第3電極18との間にそれぞれ美容のための高周波パルス電流あるいは正弦波電流による電圧が印加される。
図1,図2及び図6に示すように、ヘッド部13において、突出部15の周囲にはほぼ三角形状の複数の平面部21が形成されており、その平面部21における外殻ケース12の内側には永久磁石22が設けられている。そして、鉄などの磁性体よりなる平板環状の保持部材23が突出部15に外嵌されるとともに、平面部21の永久磁石22に吸着された状態で、平面部21に定置されるようになっている。そして、突出部15の前面側に被せられたコットンなどのウェス(図示しない)が保持部材23によって保持される。
図4に示すように、本体11の背面において、張り出し部14寄りの位置には電源スイッチ26及びレベルスイッチ27が配置されている。電源スイッチ26は長押し(1.5秒程度)されることにより、第1電極16,第2電極17及び第3電極18に供給される電流をオン・オフする。また、電源スイッチ26は短い時間の押下により、美顔器の動作モードを切換える機能を有する。美顔器の動作モードは、クレンジング(CL)モード,マイクロカレント(MC)モード、イオン導入(PI)モード、高周波加熱(RF)モード、電気筋肉刺激(EMS)モードであって、その態様は後述する。レベルスイッチ27が押下操作されるごとに、各モードにおける高周波電流あるいは正弦波電流の電圧レベルが使用者の要求などに応じて任意に切換えられる。
図5に示すように、本体11の背面におけるヘッド側の端部には点灯による電源のオン状態を表示する電源ランプ28が配置されている。図4に示すように、本体11の背面における張り出し部14の端縁部には複数のモード表示ランプ29が配置されており、これらのモード表示ランプ29は電源スイッチ26により選択されたモードを表示する。本体11の背面における張り出し部14寄りの位置には複数のレベル表示ランプ30が配置されており、これらのレベル表示ランプ30はレベルスイッチ27によって切換えられた出力レベルを表示する。
本体11を構成する外殻ケース12はベースケース121と、張り出し部14において、ベースケース121上に被覆された第1カバーケース122とを備えており、第1カバーケース122はモード表示ランプ29及びレベル表示ランプ30の部分が透明または半透明になっていて、ランプ29,30の点灯の有無を判別できるようになっている。
図4に示すように、張り出し部14を除いたベースケース121の外面における前面及び背面を覆う位置には第2カバーケース123が備えられており、この第2カバーケース123は電源ランプ28の部分が透明または半透明になっていて、電源ランプ28の点灯の有無を判別できるようになっている。張り出し部14の前面を覆う位置には第3カバーケース124が備えられており、この第3カバーケース124の表面には金属メッキが施されている。このため、この第3カバーケース124の表面は導電性を有している。従って、この第3カバーケース124は、電極として機能することができて、以後、この第3カバーケース124を検出電極としての第4電極24とする。
図6に示すように、透明または半透明の絶縁材19の第1電極16,第2電極17及び第3電極18間に位置する環状部分191において、その裏面側における外殻ケース12の内部には12個の赤色ランプ31,6個の黄色ランプ32及び6個の青色ランプ33が設置されている。これらのランプ31,32,33は発光ダイオードよりなり、それぞれ等間隔に配置されている。赤色ランプ31は赤色光を照射し,黄色ランプ32は黄色光を照射し、青色ランプ33は青色光を照射する。
絶縁材19の裏面側には、第1,第2,第3電極16,17,18間の部分の温度を検出するための図7に示す例えばサーミスタよりなる温度センサ51が設けられている。
本体11のヘッド部13の内部には図7に示す加速度センサ48と、超音波振動装置52と、バイブレータモータ53とが設けられている。加速度センサ48は美顔器の移動における3軸方向の加速度及び減速度(以下、総称して加速度という)のレベルを検出する。超音波振動装置52は、1〜5メガヘルツ(MHz)程度の可音域から外れた超音波を発生し、バイブレータモータ53は、50〜200Hz程度の振動を発生する。
図7は本実施形態の美顔器の電気的構成を示すものである。
図7において、美顔器の制御装置41は、美顔器全体の動作を制御する制御手段としての中央処理装置42,プログラムや一時的なデータを記憶する記憶部43,タイマ44,検出手段としての検出部45及びカウンタ46を備えている。タイマ44は、各モードにおいて動作開始後の経過時間を計測する。検出部45は第2電極17と第4電極24との間の通電の有無を検出する。カウンタ46は後述のフラグが立てられた数をカウントする。二次電池よりなる電源47は、制御装置41や各種の電気・電子機器に電力を供給する。制御装置41の入力側には、温度センサ51,第4電極24,電源スイッチ26,レベルスイッチ27及び加速度センサ48が接続されている。制御装置41の出力側には、第1電極16,第2電極17,第3電極18,超音波振動装置52,バイブレータモータ53及び各ランプ28,29,30,31,32,33よりなる表示ランプ群54が接続されている。
なお、本体11の外部には、電源47に対して充電を行うための充電コネクタ(図示しない)が設けられている。
次に、以上のように構成された美顔器の作用を説明する。
本実施形態の美顔器は使用者によって把持されるとともに、ヘッド部13の先端を頬などの皮膚に当てて、第1,第2,第3電極16,17,18から皮膚に対して電流が供給されて、美容に供されるものである。すなわち、本実施形態の美顔器においては、電源スイッチ26の長押しによって制御装置41に対する通電が実行され、美顔器が動作待機状態になる。そして、電源スイッチ26が短時間押下動作されることにより、前述したCLモード,MCモード、PIモード、RFモード、EMSモードのひとつが選択されて実行される。
そして、これらの各モードにおいては、検出電流が第2電極17と第4電極24との間の使用者の人体を流れることにより、その人体の電気抵抗が検出され、その結果、美顔器の第1,第2,第3電極16,17,18が使用者の頬などに当てられるとともに、本体11が使用者によって把持されていることが検出される。つまり、使用者による使用状態が検出される。
CLモードは、第2電極17と第4電極24との間にデューティ比50パーセント(%)で、かつ1キロヘルツ(KHz)の矩形波高周波電流であって、クレンジングに適したレベルの電圧が印加されるものである。従って、この美顔器のヘッド部13を使用者の頬などの皮膚に当てた状態で、皮膚に美顔器を把持する使用者を介して高周波電流が流れる。この場合における高周波電流は、プラスのパルス19個についてマイナスのパルスが1個出力されるものであり、これによって、皮膚の汚れを落とすためのクレンジングを行うことができる。このCLモードにおいては、クレンジング作用を効果的にするとともに、快適さを与えるために、バイブレータモータ53が動作して、皮膚にバイブレーションが与えられる。また、このCLモードにおいては、皮膚に対して殺菌及び滅菌作用を有する紫外線が青色ランプ33から照射される。
MCモードは、第2電極17と第4電極24との間にデューティ比50%で、かつ1キロヘルツ(KHz)の矩形波高周波電流であって、生体細胞を整えることに適したレベルの電圧が印加されるものである。この場合の高周波電流は、交互に両極性のパルスが出力されるものであり、これによって、皮膚の活性化を図ることができる。このMCモードにおいては、皮膚に対して生体細胞の活性作用を有する黄色光が黄色ランプ32から照射される。
PIモードは、第2電極17と第4電極24との間にデューティ比30%で、かつ10キロヘルツ(KHz)の矩形波高周波電流であって、イオン導入に適したレベルの電圧が印加されるものである。この場合の高周波電流は、負極性のパルスが出力されるものであり、これによって、皮膚に対してイオン導入を図り、これによって皮膚に対して美容成分を浸透させることができる。このPIモードにおいては、イオン導入作用を効果的にするために、超音波振動装置52が動作して、皮膚に対して超音波振動が付与される。
RFモードは、第1電極16と第3電極18との間に1メガヘルツ(MHz)の正弦波電流であって、皮膚の加熱に適したレベルの電圧が印加されるものである。この場合の高周波電流は、両極性のパルスが交互に出力されるものであり、これによって、第1電極16と第3電極18との間に高周波電流が流れて、ジュール熱により皮膚をその深部から温めることができる。
前記RFモードにおいては、以下の処理が実行される。
図10〜図12に示すフローチャートは、RFモードにおける処理を実行するためのものであって、制御装置41の記憶部43に記憶されたプログラムが中央処理装置42の制御のもとに進行するものである。記憶部43にはフラグやステータスコードなどの一時的に切換えられ、あるいは記憶されるデータの領域が設けられている。
図10に示すRFモードのメインルーチンは定期的(例えば、10分の1秒ごと)に実行される。このメインルーチンにおけるステップ(以下、単にSという)1においては、RFのモードタイムである3分間が経過したか否かが判別され、経過した場合は、プログラムが終了される。S1において、3分間の経過前であると判別された場合はプログラムがS2に移行する。このS2においては、加速度センサ48からの検出に基づき、美容器が所定値以上の加速度あるいは所定値以上の定速度で移動している状態(ステータス1)であって、温度センサ51が所定値以下の温度を検出している状態(ステータス2)であるか、否かが判別される。双方が検出されている場合は、S3においてRFモードが実行される。S2において、ステータス1及びステータス2の少なくとも一方が設定されていないと判別された場合,すなわち、加速度及び定速移動が検出されていない場合あるいは検出温度が所定値以上の場合は、RFモードがオフされる。
図11は、図10のメインルーチンにおいて実行される定時割込みルーチンを示すものであって、加速度センサ48の検出に基づく処理動作を示すものである。図11のS11においては、加速度センサ48によって美顔器が所定値以上の加速度で移動されたか否かが判別される。加速度が所定値以上の場合は、S12において、フラグ「1」が立てられる。加速度が所定値以下の場合は、S13において、フラグが「0」になる。S14においては、今回のルーチンのフラグと前回のルーチンのフラグとが比較される。両ルーチンのフラグが異なる場合,すなわち、美顔器が加速された場合及び減速された場合には、S15においてカウンタ46がリセットされて、プログラムが終了する。
S14において、両ルーチンのフラグが同じであると判断された場合,すなわち、美顔器の移動が今回のルーチンにおいてさらに加速あるいは減速された場合,美顔器が定速移動されている場合及び美顔器の移動が停止中の場合には、S16においてカウンタ46のカウント値に「1」が加算される。次いで、S17において、カウンタ46のカウント値が「10」に達したか否かが判別され、達していない場合は、プログラムが終了する。
S17において、カウント値が「10」に達する前であると判断された場合は、S18において、前回のルーチンにおいてフラグ「1」が立てられたか否かが判別される。立てられた場合,すなわち、前回のルーチンにおいて、加速・減速が実行された場合及び定速移動の場合は、S19において、所定値以上の加速・減速中あるいは定速移動中であるとしてステータス1が「1」に設定される。前回のルーチンにおいて加速が停止して、停止中である場合は、S20においてステータス1が「0」に設定される。このように、美顔器が所定値以上の加速・減速中あるいは定速移動中にはステータス1が「1」になり、図10のメインルーチンのS2の判断に供される。
図12は、温度センサ51による温度検出のルーチンを示すものであって、図10のメインルーチンにおいて定時割り込みによって実行される。
S21においては、温度センサ51による検出温度がRFモードにより設定された設定値より一定温度高い(例えば、摂氏0.2度)か否かが判別され、高い場合は、S22において、ステータス2が「0」に設定されて、RFモードの出力がオフされた後に、プログラムが終了される。S21において、温度センサ51による検出温度が設定値より一定温度高くはないと判別された場合は、S23において、温度センサ51による検出温度が設定値より一定温度低い(例えば、摂氏0.2度)か否かが判別され、高い場合には、プログラムが終了する。検出温度が設定値より一定温度低い場合は、S24においてRFのステータス2が「1」に設定されて、RFモードの出力が維持される。このステータス2は図10のメインルーチンにおけるステップS2の判別に供される。
EMSモードは、図6及び図8において、それぞれ電極ペアα,β,γで示すように、第1電極16及び第2電極17(α),第1電極16及び第3電極18(β)、第2電極17及び第3電極18(γ)に対して、1.2秒間隔で、図9の上部に示す両極性の矩形波高周波電流の電圧が印加される。この高周波電流は、デューティ比50%で、5キロヘルツ(KHz)が順次サイクル的に印加される。この高周波電流の印加によって、ヘッド部13に接触する使用者の頬の表情筋などの筋肉が鍛錬される。
各電極ペアα,β,γに対する高周波電流の電圧印加持続期間は1秒であって、電圧印加持続期間δの間には0.2秒の電圧印加休止期間εが設けられる。そして、第1電極16及び第2電極17(電極ペアα),第1電極16及び第3電極18(電極ペアβ)、第2電極17及び第3電極18(電極ペアγ)の順で高周波電流の電圧が印加される第1サイクルが実行される。同じく高周波電流の電圧が印加される第2サイクルは、第1電極16及び第3電極18(電極ペアβ),第1電極16及び第2電極17(電極ペアα)、第2電極17及び第3電極18(電極ペアγ)の順で実行され、この第1,第2サイクルが継続して交互に実行される。この第1サイクル及び第2サイクルにおいては、5KHzの高周波電流がそれぞれ8回及び20回にわけて間欠的に印加される。また、図9の下部に示すように、高周波電流のパルスが発生されないタイミングで、第2電極17と第4電極24との間に対し、図13において後述する人体検出のためのパルス電流の電圧が印加される。この検出電流の電圧の印加は各サイクルにおける高周波電流の間欠印加時間内及び間欠印加時間の間におけるタイミングのいずれでもよい。
また、EMSモードにおいて、その開始時には、高周波電流は最初が低電圧で、徐々に筋肉鍛錬のための高電圧に移行される。従って、使用者に対して、突然の高電圧による不快感が与えられることを回避して、快適に使用することができる。
このEMSモードの高周波電流によって、使用者の頬の表情筋などの筋肉が鍛錬される。そして、電圧印加休止期間εの介在及び高周波電流の周波数の切換え、さらには高周波が印加される電極ペアα,β,γの切換えにより、使用者には、EMSモードにおける筋肉鍛錬作用が実感される。また、このEMSモードにおいては、赤色ランプ31から生体細胞活性化の作用を有する赤色光が照射される。
図13は、各モードにおける皮膚検出のためルーチンを示すものである。
すなわち、S31においては、現在のモードがEMSモードであるか否かが判別される。EMSモード以外のモードである場合には、S32において、そのEMSモード以外のモードを実行するための動作電流が供給されて、EMSモード以外のモードが実行される。そして、S33において、第2電極17と第4電極24との間の通電の有無が検出される。使用者が本体11の第4電極24を把持して、美顔器を保持することにより、人体を介した通電が検出された場合は、S34においてEMSモード以外のモードの動作が実行される。検出されない場合は、S35においてEMSモード以外のモードの動作が無効にされて、そのモードは実行されない。
S31において、現在のモードがEMSモードであると判別された場合は、S36において、EMSモード実行のためのひとつパルス電流(図9の上部)が出力時であるか否かが判別される。そして、EMS電流のパルス電流の非出力時には、S37において、第2電極17及び第4電極24間に皮膚検出のためのパルス電流の電圧が印加される(図9の下部)。次いで、S33において第2電極17と第4電極24との間の人体を介した電流が検出されると、S34においてEMSモードが動作される。また、検出されない場合は、S35において動作が停止される。
以上のように、EMSモード以外のモードの場合には、そのモードを実行するための高周波電流が人体を流れることにより、美顔器が使用者に把持されている使用時であることが認識される。また、EMSモードの場合には、そのEMSモードを実行するための高周波電流とは別の電流が人体を流れることにより、美顔器が使用者に把持されている使用時であることが認識される。
従って、本実施形態においては、以下の効果を発揮する。
(1)EMSモードをはじめ、美容のための各モードにおいて、美顔器が使用者に把持されるとともに、ヘッド部13が人体にあてられている使用可能状態において、人体が検出される。そして、この人体の検出に基づいて、各モードが実行されて、皮膚に対して高周波電流,バイブレーション及び超音波振動が供給されるとともに、ヘッド部13のランプ31,32,33のいずれかが照射される。従って、第1,第2,第3電極16,17,18間に化粧水や化粧乳液などが残留していても、人体が検出されない限り、美顔器が動作されることはない。このため、美顔器の不使用状態において、美顔器が作動されることはなく、電源47からの電力が無駄に消費されることを回避できる。
(2)RFモードにおいて、美顔器のヘッド部13が使用者の皮膚上を移動している場合及び皮膚が所定温度以下の温度の場合に電極間にRFモードの高周波電流の供給が実行される。逆に、美顔器のヘッド部13が使用者の皮膚上において停止している場合及び皮膚が所定温度以上の温度に過熱されて、その温度が検出されている場合には、高周波電流の供給が停止される。従って、使用者が美顔器の使用に際して不快な高温を感じることが抑制される。
(3)RFモードにおいて、美顔器の移動停止が検出された場合、皮膚に対する加熱動作が停止される。従って、仮に温度センサ51の動作が不安定になったり、動作不良になったりした場合は、美顔器の移動を停止させればよい。従って、温度センサ51の不具合に起因する過熱などの使用時の不快感を未然に回避できる。
(4)美顔器の本体11に張り出し部14が設けられている。そして、この張り出し部14側に電源スイッチ26,レベルスイッチ27,モード表示ランプ29,レベル表示ランプ30が配置されている。このため、それらのスイッチやランプの配置スペースを無理なく確保できるとともに、スイッチが本体11の中央部に配置されている場合と比較して、そのスイッチを親指などによって容易に操作できる。また、張り出し部14の存在により、本体11全体が非シンメトリ形状になり、シンメトリ形状の電気カミソリなどの他の電気機器と誤認されることを回避できる。さらに、張り出し部14の内部空間を利用して、電気回路基板などの機能部品を無理なく内装できて、美顔器の高機能化を図ることができる。
(変更例)
前記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。そして、前記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・本発明を美顔器以外の美容機器,例えば、複数の電極を有するEMSを利用した腹筋の筋肉鍛錬器具などの美容機器において具体化すること。
・本体11の張り出し部14をなくしたり、一対の張り出し部14を本体の両側に設けたりして、本体11の形状を変更すること。
・美容電極としての第1,第2,第3電極16,17,18の数を変更すること。例えば、第1,第2,第3電極16,17,18をそれぞれ複数にすること。
・美容電極としての第1,第2,第3電極16,17,18などの形状を、例えば、ほぼ四角形,ほぼ三角形などの他の形状にすること。
・前記実施形態においては、美容のために電圧を印加している第1,第2,第3電極16,17,18のいずれかと、第4電極24との間に皮膚検出のための電圧を印加するようにした。これに対し、皮膚に接触はしているが、美容のための電圧を印加していない状態の第1,第2,第3電極16,17,18のいずれかと、第4電極24との間に皮膚検出のための電圧を印加するように構成すること。
・PIモードなどのひとつのモードの動作と他のひとつのモードの動作または複数のモードの動作とを同時に行うようにすること。例えば、PIモードとRFモードとの動作を同時に行えば、皮膚に対して化粧成分を浸透させる可能性が高くなる。
11…本体、14…張り出し部、16…第1電極、17…第2電極、18…第3電極、24…第4電極、31…赤色ランプ、32…黄色ランプ、33…青色ランプ、41…制御装置、42…中央処理装置、45…検出部、48…加速度センサ、51…温度センサ。

Claims (3)

  1. 複数の美容電極を有し、それらの美容電極間に人体の一部を介在させた状態で、美容電極間に美容のための電圧を印加するようにした美容機器において、
    前記美容電極とは別に検出電極を設け、前記美容電極と検出電極との間に人体の一部が介在されたことを検出する検出手段と、その検出手段が人体を検出しないときは、美容電極間の電圧印加を停止する制御手段とを設けた美容機器。
  2. 前記美容電極を使用者によって把持される本体の先端部に設けるとともに、前記検出電極は前記本体の把持される部分に設けた請求項1に記載の美容機器。
  3. 前記本体の先端部には使用者の皮膚に対して美容のための光を照射するランプを設けた請求項2に記載の美容機器。
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