JP2011199434A - 画像処理装置、同装置による画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、同装置による画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モノクロ画像とカラー画像を合成したときに、モノクロ画像側を黒単色で印刷できるようにして、トナー消費量を抑制できかつモノクロモードで印刷した場合との見栄えを改善できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】入力された複数の画像IMAGE_A、IMAGE_Bを合成処理する画像合成処理手段1と、前記画像合成処理手段1で合成された画像における色情報を判定する色情報判定手段3と、前記色情報判定手段により判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理手段4を備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像合成機能を備えたMFP(Multi Function Peripherals) 等に用いられる画像処理装置、同装置による画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えた多機能デジタル画像形成装置である前述のMFP等の画像処理装置においては、画像データをEメール送信、FAX送信、プリント等の2次利用が容易に行えるように、ハードディスク装置等の内部記憶手段に形成されたボックス(BOX)と称される記憶領域内にRGB データとして保存するのが一般的である。
そして、近年では、上記のようにボックス内に保存されているRGB画像データを読み出してカラー画像を合成したり、モノクロ画像とカラー画像を合成する画像合成モードを備えたものが普及している。
従来、モノクロ画像とカラー画像を合成する技術として、合成前のそれぞれの領域情報から合成後の領域情報を生成し、その領域情報に基づいて画像合成処理を行うようにしたものがある。
また、従来、モノクロ画像とカラー画像を合成する場合、画一的に処理するのではなく合成前に各画像情報に基づいてそれぞれに適した画像処理を行うことにより、性質の異なる画像を元の画質差を感じさせないように合成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−211592号公報
ところが、従来の画像合成技術においては、RGB色空間で合成する構成であるから、グレー軸の画像データを黒単色で印刷すべきかC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(BK)(ブラック)で印刷すべきかを判断することができなかった。つまり、モノクロ画像とカラー画像を合成する場合は、グレー軸の画像データについては、CMYKで印刷することしかできなかった。モノクロ画像側は、黒単色で印刷することができなかったので、トナー消費量が増えるうえ、モノクロモードで印刷したときとで見栄えが異なるといった問題があった。
また、前記特許文献1に記載の技術によっても、前記問題を解決することはできなかった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、モノクロ画像とカラー画像を合成したときに、モノクロ画像側を黒単色で印刷できるようにして、トナー消費量を抑制できかつモノクロモードで印刷した場合との見栄えを改善できる画像処理装置及び同装置による画像処理方法を提供し、さらに前記画像処理方法を画像処理装置のコンピュータに実行させることができる画像処理プログラムを提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理手段と、前記画像合成処理手段で合成された画像における色情報を判定する色情報判定手段と、前記色情報判定手段により判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2)前記画像処理手段は、前記色情報判定手段で判定された色情報に基づいてRGBからCMYKへの色変換処理を切り換える色変換手段を含む前項1に記載の画像処理装置。
(3)前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段と、前記領域情報判定手段により判定された領域情報に基づいてスクリーン線数を選択・設定し、設定されたスクリーン線数で合成後の画像をスクリーン処理するスクリーン処理部と、をさらに備えている前項1または2に記載の画像処理装置。
(4)前記色情報判定手段は、入力されたモノクロ画像とカラー画像を合成する際に、該モノクロ画像の濃度とモノクロ画像の濃度合成比率を乗算した結果が、モノクロ第1濃度基準値より濃い場合にはモノクロと判定し、モノクロ画像の濃度とモノクロ画像の濃度合成比率を乗算した結果が、モノクロ第1濃度基準値より薄いモノクロ第2濃度基準値よりも濃く、かつカラー画像の濃度とカラー画像の濃度合成比率を乗算した結果がカラー第1濃度基準値より薄い場合にはモノクロと判定し、カラー画像の濃度とカラー画像の濃度合成比率を乗算した結果が、前記カラー第1濃度基準値より薄いカラー第2濃度基準値よりも薄い場合にはモノクロと判定し、それら以外をカラーと判定する前項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたモノクロ画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する前項4に記載の画像処理装置。
(6)前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたカラー画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する前項4に記載の画像処理装置。
(7)前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたモノクロ画像とカラー画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する前項4に記載の画像処理装置。
(8)入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理ステップと、前記画像合成処理ステップにおいて合成された画像における色情報を判定する色情報判定ステップと、前記色情報判定ステップにおいて判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理ステップと、を備えたことを特徴とする画像処理装置による画像処理方法。
(9)入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理ステップと、前記画像合成処理ステップにおいて合成された画像における色情報を判定する色情報判定ステップと、前記色情報判定ステップにおいて判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理ステップと、を画像処理装置のコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、入力された複数の画像が合成され、合成された画像における色情報が色情報判定手段で判定され、この判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理が実施される。つまり、合成後の画像の色情報が独立して判定され、このためモノクロ画像とカラー画像とを合成したときに、モノクロ画像側を黒単色で印刷することが可能となる。従って、モノクロ画像部分をCMYKで印刷する場合に較べてトナー消費量を抑制でき、しかもモノクロモードで印刷した場合との見栄えを改善することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、判定された色情報に基づいてRGBからCMYKへの色変換処理が実行される。
前項(3)に記載の発明によれば、領域情報判定手段により判定された合成後の画像の領域情報に基づいて、スクリーン線数が選択・設定され、その設定されたスクリーン線数で合成後の画像がスクリーン処理される。
前項(4)に記載の発明によれば、合成後の画像についての色情報の判定を確実に行うことができる。
前項(5)に記載の発明によれば、合成後の画像について判定された領域情報に基づいて、例えばモノクロ画像が文字属性である判定された場合は、黒単色で印刷しやすいように、モノクロ第1および第2濃度基準値を薄い値に、カラー第1および第2濃度基準値を濃い値にそれぞれ変更することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、例えばカラー画像が文字属性であれば、色文字を重視してモノクロ第1および第2濃度基準値を濃い値に変更でき、カラー第1および第2濃度基準値を薄い値に変更できる。
前項(7)に記載の発明によれば、モノクロ画像とカラー画像の領域情報に応じてモノクロ濃度基準値やカラー濃度基準値を変更できるから、例えばモノクロ画像が文字属性でカラー画像がその他の属性であれば、モノクロ第1および第2濃度基準値を薄い値に変更でき、カラー第1および第2濃度基準値を濃い値に変更できる。逆に、モノクロ画像が文字以外の属性でカラー画像が文字属性であれば、モノクロ第1および第2濃度基準値を濃い値に変更でき、カラー第1および第2濃度基準値を薄い値に変更できる。
また、モノクロ画像とカラー画像の領域情報が同じであれば、各基準値を、モノクロ画像が文字属性でカラー画像がその他の属性の場合の基準値と、モノクロ画像が文字以外の属性でカラー画像が文字属性である場合の基準値の中間の値に変更できる。
前項(8)に記載の発明によれば、合成後の画像の色情報が独立して判定され、このためモノクロ画像とカラー画像とを合成したときに、モノクロ画像側を黒単色で印刷することが可能となる。従って、モノクロ画像部分をCMYKで印刷する場合に較べてトナー消費量を抑制でき、しかもモノクロモードで印刷した場合との見栄えを改善することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、合成後の画像の色情報を独立して判定し、判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行うステップを、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置の要部の電気的構成を示すブロック図である。 画像合成例の説明図である。 モノクロ画像の領域情報に応じた色情報判定部の判定条件の例を示す表である。 カラー画像の領域情報に応じた色情報判定部の判定条件の例を示す表である。 モノクロ画像とカラー画像の領域情報に応じた色情報判定部の判定条件の例を示す表である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置としての前記MFPの要部の電気的構成を示すブロック図である。
図1において、このMFPは、例えば画像合成処理部1と、領域情報判定部2と、色情報判定部3と、色変換部4と、スクリーン処理部5とを備えている。
前記画像合成処理部1は、入力される複数のRGB画像データを合成して出力するものである。ここでは、画像合成処理部1に、2つの画像IMAGE_A(RGB),IMAGE_B(RGB)が入力されるものとなされている。
また、この画像合成処理部1には、モノクロ画像の濃度合成比率とカラー画像の濃度合成比率がユーザの操作等によって入力されるようになっている。入力画像IMAGE_A(RGB)側の濃度合成比率をα(0<α≦1)、入力画像IMAGE_B(RGB)側の濃度合成比率をβ(0<β≦1)としている。
前記画像合成処理部1では、画像データIMAGE_A(RGB)、IMAGE_B(RGB)が入力されると、
(1)3×3マトリクス演算によって当該画像データIMAGE_A(RGB)、IMAGE_B(RGB)をそれぞれYCrCbデータに変換する。
即ち、IMAGE_A(RGB)側の変換結果をYa、Cra、Cbaとし、IMAGE_B(RGB)側の変換結果をYb、Crb、Cbbとする。なお、RGB では「0」が黒、「255」が白とする。Y*は、「0」が黒、「255」が白とする。
(2)画像データIMAGE_A(RGB)とIMAGE_B(RGB)とをYCrCb色空間にて合成する。
(255−Yc)=(255−Ya)×α+(255−Yb) ×β
Crc=Cra×α+Crb×β
Cbc=Cba×α+Cbb×β
(3)3×3マトリクス演算によってYCrCb データをRGB データに変換する。ここで用いるマトリクスは、(1)の逆行列を使用する。
生成されたRGB データに対して、0 〜255の範囲となるようにクリップ処理を行い、合成画像IMAGE_C(RGB)として色変換部4に送出する。
前記領域情報判定部2は合成後の領域情報を判定するものである。領域情報判定部2には、ユーザ操作等によって画像IMAGE_A(RGB)の属性である領域情報TAG_AとIMAGE_B(RGB)の属性である領域情報TAG_Bとが入力され、領域情報判定部2はこれらの領域情報に基づいて合成後の領域情報を判定する。
具体的には、前記画像IMAGE_A(RGB)の領域情報TAG_Aと画像IMAGE_B(RGB)の領域情報TAG_Bを比較し、優先順位の高い方を選択し、TAG_Cとする。例えば、文字>写真>下地のように条件を設定する。
判定方法の他の例として、入力画像と濃度合成比率を乗算した結果を比較し、濃い画像側の領域情報を選択しても良い。画像合成処理部1で実行される前記(1)の計算によってYa,Ybを算出し、”(255−Ya)×α”と”(255−Yb)×β”とを比較し、値の大きい方の入力画像に対応する領域情報を選択しても良い。
前記色情報判定部3は、合成後の色情報を判定し、後述するように判定結果をCOLTAGとして出力するものである。
なお、合成前の色情報は、ページ単位で固定であるから、図示しない制御部で指示されるようになっている。
前記色変換部4は、合成により得られたIMAGE_C(RGB)データをIMAGE_D(CMYK) に変換する。
例えば、3次元LUT(Look Up Table)を用いてRGBデータをCMYKデータに変換する。この時、前記COLTAGの論理に対応できるように、2Bank分のLUTを搭載している。COLTAGがモノクロの場合、Kデータ単色で出力するパラメータ(bank)を参照する。COLTAGがカラーの場合、CMYKすべてを使うカラーのパラメータ(bank)を参照する。領域TAG_Cはここでは使用しない。
前記スクリーン処理部5は、前記色変換部4から出力されたIMAGE_D(CMYK) データをスクリーン処理し、IMAGE_E(CMYK) データとしてプリンタ( 図示せず) に出力する。
TAG_Cが文字属性の場合には高周波のスクリーンを選択し、下地属性の場合には低周波数のスクリーンを選択し、写真属性の場合にはその中間周波数のスクリーンを選択する。
なお、前記画像合成処理部1、領域情報判定部2、色情報判定部3、色変換部4、スクリーン処理部5による動作は、図示しないROM等の記憶媒体に格納された動作プログラムに従って動作する図示しないCPUの制御に基づいて実行される。
次に、画像合成の例を図2(a)〜(c)を参照して説明する。
〈図2(a)の画像構成例〉
前記画像合成処理部1に入力される一方の入力画像IMAGE_A(RGB)は、真っ黒な"ABC"の文字からなるモノクロ画像でかつ文字属性の画像であり、他方の入力画像IMAGE_B(RGB)は、木を被写体とする写真属性のカラー画像とする。濃度合成比率αは、α=β=1である。
領域情報判定部2は、互いの領域属性を比較して合成後の領域情報TAG-Cを判定する。IMAGE_A(RGB)とIMAGE_B(RGB)画像が重複する箇所については、文字属性が優先される。
一方、色情報判定部3による合成後の色情報の判定結果COLTAGは、互いの画像が重複する画素については以下となる。
即ち、IMAGE_A(RGB)側が真っ黒であるから、Ya=0とし、(255−Ya)×α=255となり、予め設定されたモノクロ第1濃度基準値1M(200LSB)より高い(濃い) ため、モノクロと判定される。つまり、IMAGE_A(RGB)の文字画像が存在する部分は、モノクロと判定される。
その結果、合成処理した画像において、IMAGE_A(RGB)の"ABC" という文字は、黒(BK) 単色で印刷されることになる。
〈図2(b)の画像構成例〉
前記画像合成処理部1に入力される一方の入力画像IMAGE_A(RGB)は、グレー色の"ABC"の文字からなるモノクロ画像でかつ文字属性の画像であり、他方の入力画像IMAGE_B(RGB)は、木を被写体とする写真属性のカラー画像とする。濃度合成比率αは、α=β=1である。
領域情報判定部2は、互いの領域属性を比較して合成後の領域情報TAG-Cを判定する。IMAGE_A(RGB)とIMAGE_B(RGB)画像が重複する箇所については、文字属性が優先される。
一方、色情報判定部3による合成後の色情報の判定結果COLTAGは、互いの画像が重複する画素については以下となる。
即ち、IMAGE_A(RGB)側がグレーであるから、Ya=128とし、(255−Ya)×α=127となる。IMAGE_B(RGB)側のカラー画像の木の葉の部分は、Yb=32とし、(255−Yb)×β=223となる。後述する条件式を参照してカラーと判定される。互いに重複しない画素は、それぞれの入力画像に対比した色属性が選択される。
その結果、合成処理した画像は、IMAGE_A(RGB)の"ABC"という文字のうち、画像IMAGE_B(RGB)の被写体部分と重複しない画素は黒(BK)単色で印刷される一方、重複する画素はCMYKで印刷されることになる。
〈図2(c)の画像構成例〉
前記画像合成処理部1に入力される一方の入力画像IMAGE_A(RGB)は、木を被写体とするグレー色の写真属性のモノクロ画像であり、他方の入力画像IMAGE_B(RGB)は、赤色の"ABC"の文字からなるカラー画像でかつ文字属性の画像とする。濃度合成比率αは、α=β=1である。
領域情報判定部2は、互いの領域属性を比較して合成後の領域情報TAG_Cを判定する。IMAGE_A(RGB)とIMAGE_B(RGB)画像が重複する箇所については、文字属性が優先される。
一方、色情報判定部3による合成後の色情報の判定結果COLTAGは、互いの画像が重複する画素については以下となる。
即ち、IMAGE_A(RGB)側がグレーであるから、Ya=128とし、(255−Ya)×α=127となる。IMAGE_B(RGB)側のカラー画像の赤文字"ABC"の部分は、Yb=32とし、(255−Yb)×β=223となる。条件式を参照してカラーと判定される。互いに重複しない画素は、それぞれの入力画像に対比した色属性が選択される。
その結果、合成処理した画像は、IMAGE_A(RGB)の被写体部分のうち、IMAGE_B(RGB)の"ABC"という文字と重複しない画素は黒(BK)単色で印刷される一方、重複する画素はCMYKで印刷されることになる。
次に、前記色情報判定部3におけるモノクロ画像の領域に応じたモノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mならびにカラー第1濃度基準値1F、2Fの判定条件を図3〜図5を参照して説明する。なお、モノクロ第1濃度基準値1Mは、モノクロ第2濃度基準値2Mよりも大(濃い)であり、カラー第1濃度基準値1Fは、カラー第2濃度基準値2Fよりも大(濃い)である。
基本的な考え方として、モノクロ画像の濃度が非常に高い場合には、カラー画像の濃度によらずモノクロで印字することが望ましい。
モノクロ画像の濃度が薄い場合には、カラー画像の濃度が十分薄い場合に限ってモノクロで印字することが望ましい。
また、カラー画像が白い場合には、モノクロで印字しても差し支えない。
図3は、前記色情報判定部3におけるモノクロ画像の領域情報に応じたモノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mならびにカラー第1および第2濃度基準値1F、2F の判定条件を示す表である。
図3では、例えば文字属性の場合、モノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mがそれぞれ“200”、“32”で、カラー第1および第2濃度基準値1F、2Fがそれぞれ“32”、“0”となっている。
前記色情報判定部3においては、まず、前記画像合成処理部1における前記処理項目(1)(3×3マトリクス演算によって当該画像データIMAGE_A(RGB)、IMAGE_B(RGB)をそれぞれYMCKの画像データに変換する処理)によって、Ya、Ybを算出し、互いの濃度と濃度合成比率を乗算する。“(255−Ya) ×α”と“(255−Yb)×β”が互いの計算結果に相当する。
ここで、(255−Ya)×α≧1Mの場合、色情報判定部3の出力COLTAGをモノクロと判定する。
(255−Ya)×α≧2M、(255−Yb)×β≦1Fの場合、色情報判定部3の出力COLTAGをモノクロと判定する。
(255−Yb)×β≦2Fの場合、色情報判定部3の出力COLTAGをモノクロと判定する。
上記いずれにも当てはまらない場合、色情報判定部3の出力COLTAGをカラーと判定する。
図3において、濃度基準値(係数)1M、2M、1F、2Fは、モノクロ画像の領域情報が文字属性かその他の属性(写真、下地)かに応じて変更できるようになっており、モノクロ画像が文字属性の場合には、モノクロと判定されやすい構成になっている。なお、変更を行うかどうかはユーザ等の指示により設定できるものとなされている。また、濃度基準値(係数)1M、2M、1F、2Fが変更できない構成であっても良い。
つまり、モノクロ画像が文字属性であれば、図3の表のように、モノクロの第1および第2濃度基準値M1、M2をその他の属性の場合よりも下げ、カラーの第1濃度基準値F1の値を上げることにより、モノクロと判定されやすくし黒単色で印字されやすくしている。
図4は、前記色情報判定部3におけるカラー画像の領域情報に応じた濃度基準値1M、2M、1Fの判定条件を示す表である。
図4の判定条件は、図3の判定条件とは、文字属性の場合とその他の属性の場合とで、各基準値の値が逆になっているだけであり、詳細な説明は省略する。
図4において、濃度基準値(係数)1M、2M、1F、2Fは、カラー画像の領域情報が文字属性かその他の属性( 写真、下地) かで選択できるようになっており、カラー画像が文字属性の場合には、カラーと判定されやすい構成となっている。
つまり、カラー画像が文字属性であれば、色文字を重視してモノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mを濃い値に設定し、カラー第1および第2濃度基準値1F、2Fを薄い値に設定することにより、前記文字属性をカラー(CMYK)で印字しやくすなる。
図5は、前記色情報判定部3におけるモノクロ画像の領域情報とカラー画像の領域情報に応じた濃度基準値1M、2M、1F、2F の判定条件を示す表である。
図5では、モノクロ画像の領域情報(文字属性かその他の属性か)とカラー画像の領域情報(文字属性かその他の属性か)との組合せに対応して、各濃度基準値が設定されており、合成されるモノクロ画像とカラー画像の各属性の組合せに応じて、判定条件を変更可能となされている。
例えばモノクロ画像が文字で、カラー画像がその他であれば、モノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mが薄い値に設定され、カラー第1および第2濃度基準値が濃い値に設定される。逆に、モノクロ画像がその他で、カラー画像が文字であれば、モノクロ第1および第2濃度基準値1M、2Mが濃い値に設定され、カラー第1および第2濃度基準値1F、2F が薄い値に設定される。
また、モノクロ画像とカラー画像の領域情報が同じであれば、上記各濃度の中間の値に設定される。
このようにこの発明の構成では、RGBのモノクロ画像とカラー画像とを合成する際、領域情報判定部2で判定された領域情報からスクリーン線数が選択され、前記色情報判定部3で判定された色情報によってRGBからCMYKへの色変換が切り換えられる。つまり、画像合成したのち色情報を領域情報とは独立的に判定して当該合成画像の画素毎にモノクロかカラーかを識別できるので、モノクロ画像側を黒単色で印字できることになり、これにより合成しない時のモノクロ画像の印刷結果と同等の見栄えにすることができる。また、モノクロ画像側を黒単色で印字できるので、トナー消費量を抑制することができる。
1 画像合成処理部
2 領域情報判定部
3 色情報判定部
4 色変換部
5 スクリーン処理部
1M モノクロ第1濃度基準値
2M モノクロ第2濃度基準値
1F カラー第1濃度基準値
2F カラー第2濃度基準値
IMAGE_A、IMAGE_B 入力画像
α, β 濃度合成比率

Claims (9)

  1. 入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理手段と、
    前記画像合成処理手段で合成された画像における色情報を判定する色情報判定手段と、
    前記色情報判定手段により判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記色情報判定手段で判定された色情報に基づいてRGBからCMYKへの色変換処理を切り換える色変換手段を含む請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段と、
    前記領域情報判定手段により判定された領域情報に基づいてスクリーン線数を選択・設定し、設定されたスクリーン線数で合成後の画像をスクリーン処理するスクリーン処理部と、
    をさらに備えている請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色情報判定手段は、
    入力されたモノクロ画像とカラー画像を合成する際に、該モノクロ画像の濃度とモノクロ画像の濃度合成比率を乗算した結果が、モノクロ第1濃度基準値より濃い場合にはモノクロと判定し、
    モノクロ画像の濃度とモノクロ画像の濃度合成比率を乗算した結果が、モノクロ第1濃度基準値より薄いモノクロ第2濃度基準値よりも濃く、かつカラー画像の濃度とカラー画像の濃度合成比率を乗算した結果がカラー第1濃度基準値より薄い場合にはモノクロと判定し、
    カラー画像の濃度とカラー画像の濃度合成比率を乗算した結果が、前記カラー第1濃度基準値より薄いカラー第2濃度基準値よりも薄い場合にはモノクロと判定し、
    それら以外をカラーと判定する請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、
    前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたモノクロ画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、
    前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたカラー画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像合成処理手段で合成された画像における領域情報を判定する領域情報判定手段を備え、
    前記色情報判定手段は、前記領域情報判定手段により判定されたモノクロ画像とカラー画像の領域情報に応じて、前記モノクロ第1および第2濃度基準値およびカラー第1および第2濃度基準値を変更する請求項4に記載の画像処理装置。
  8. 入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理ステップと、
    前記画像合成処理ステップにおいて合成された画像における色情報を判定する色情報判定ステップと、
    前記色情報判定ステップにおいて判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置による画像処理方法。
  9. 入力された複数の画像を合成処理する画像合成処理ステップと、
    前記画像合成処理ステップにおいて合成された画像における色情報を判定する色情報判定ステップと、
    前記色情報判定ステップにおいて判定された色情報に基づいて、合成後の画像に対して画像処理を行う画像処理ステップと、
    を画像処理装置のコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012050146A1 (en) 2010-10-16 2012-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Surface emitting laser, surface-emitting-laser array, and image forming apparatus
JP2016201652A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

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