JP2011198694A - 照明装置 - Google Patents

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善秀 今岡
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昇 宮川
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Abstract

【課題】ソケットを交換することなくランプの誤使用を防止することのできる照明器具を提供する。
【解決手段】ソケット1は、導電板3と、導電板3を収納する器体10とを備え、導電板3は、各ランプA,BのランプピンA3,B3と接触することでランプピンA3,B3と電気的に接続されるピン接触部30を有し、LEDランプAをソケット1に装着する際にLEDランプAのランプピンA3がピン接触部31を変位させる変位量と、蛍光灯Bをソケット1に装着する際に蛍光灯BのランプピンB3がピン接触部31を変位させる変位量とが異なり、器体10には、導電板3のピン接触部30を蛍光灯BのランプピンB3が接触できない位置に保持する段部11dが設けられ、LEDランプAがソケット1に装着されると、LEDランプAのランプピンA3がピン接触部30を押圧して段部11dに保持される位置に変位させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関する。
近年、既存の蛍光灯用照明器具に取り付け可能な蛍光灯型の発光ダイオードランプ(以下、「LEDランプ」と呼ぶ)が、蛍光灯の代替光源として市場に出てきており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のLEDランプ(LED装置)は、管状に形成された透光性部材の内部に複数個のLEDを配設して成る。そして、透光性部材の両端に設けられた口金を照明器具のランプソケットに装着し、ランプソケットを介して点灯装置から点灯に必要な電力を給電することで、LEDが発光するようになっている。
このような蛍光灯型のLEDランプの装着方法は、各メーカで統一されていない。例えば、LEDランプを既存の蛍光灯用照明器具で使用する場合には、蛍光灯用の点灯装置を取り外してLEDランプ用の点灯装置を照明器具に備え付ける等、照明器具を改造する必要がある。
特開2004−30929号公報
ところで、蛍光灯及び蛍光灯型のLEDランプは一見して同じ形状であるため、改造を施した照明器具を既存の蛍光灯用照明器具と勘違いし、誤って蛍光灯を装着してしまう虞があった。この場合、蛍光灯とLEDランプとでは点灯装置の設計が異なるため、誤って蛍光灯を接続すると点灯させることができず、ランプにも悪影響を与える虞があった。また、同じ蛍光灯型のLEDランプであっても、他のメーカが製造した規格の異なるLEDランプを改造を施した照明器具に誤って装着した場合、蛍光灯を装着した場合と同様に、点灯させることができず、ランプに悪影響を与える虞があった。
一方、上記特許文献1に記載のLEDランプでは、LEDランプを点灯するために専用の口金を設けた構成であるため、既存の蛍光灯用照明器具において当該口金に対応するソケットに交換すれば、上記の問題は生じない。しかしながら、既存の蛍光灯用照明器具のソケットをLEDランプの口金に対応するソケットに交換する必要があることから、部品点数が多くなるとともに手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、ソケットを交換することなくランプの誤使用を防止することのできる照明器具を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記目的を達成するために、自身の端部に設けられた口金、及び前記口金から突出して設けられたランプピンを有した互いに異なる仕様の第1のランプ及び第2のランプと、前記各ランプの何れかが選択的に装着されるソケットと、前記ソケットを支持するとともに前記ソケットを介して前記第1のランプ又は前記第2のランプに点灯電力を給電する点灯装置を収納する器具本体とを備え、前記ソケットは、前記各ランプのランプピンと接触することで前記各ランプに通電する導電板と、前記導電板を収納する器体とを備え、前記導電板は、前記各ランプのランプピンの押圧によって撓み自在であって、前記各ランプのランプピンと接触することで前記ランプピンと電気的に接続されるピン接触部を有し、前記第1のランプを前記ソケットに装着する際に前記第1のランプのランプピンが前記ピン接触部を変位させる変位量と、前記第2のランプを前記ソケットに装着する際に前記第2のランプのランプピンが前記ピン接触部を変位させる変位量とが異なり、前記器体には、前記導電板の前記ピン接触部を前記第2のランプのランプピンが接触できない位置に保持する保持部が設けられ、前記第1のランプが前記ソケットに装着されると、前記第1のランプのランプピンが前記ピン接触部を前記保持部に保持される位置に変位させることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記各ランプは、自身のランプピンを前記ソケットに設けられたピン挿入孔に挿入することで装着され、前記第1のランプのランプピンは、その軸方向における長さ寸法が前記第2のランプのランプピンの長さ寸法よりも大きいことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記各ランプは、自身のランプピンを前記ソケットに設けられたピン挿入溝に挿入し且つ回動することで装着され、前記ランプピンは、回転中心を中心とする円周上において回転中心を挟んで対称に配置され、前記第1のランプのランプピンは、その各ランプピン間の距離寸法が前記第2のランプの各ランプピン間の距離寸法よりも大きいことを特徴とする。
本発明は、第1のランプを一度ソケットに装着すると、次に第1のランプとは仕様の異なる第2のランプをソケットに装着した際に、当該第2のランプのランプピンがソケットに内蔵された導電板と接触することがない。したがって、第2のランプと点灯装置とが導電板を介して電気的に接続されないため、ソケットを交換するという手間をかけることなくランプの誤使用を防止することができる。
本発明に係る照明装置の実施形態1を示すソケットの断面図である。 同上の全体斜視図である。 (a)は同上のソケットの斜視図で、(b)は同上のソケットの分解斜視図である。 同上のソケットにランプを装着した状態を示す図で、(a)は蛍光灯を装着した場合の要部断面図で、(b)はLEDランプを装着した場合の要部断面図で、(c)はLEDランプ装着後に蛍光灯を装着した場合の要部断面図である。 本発明に係る照明装置の実施形態2を示す図で、(a)はソケットの斜視図で、(b)は蛍光灯及びLEDランプの各ランプピンを示す要部平面図である。 同上のソケットにランプを装着した状態を示す回転子を省略した図で、(a)は蛍光灯を装着した場合の要部平面図で、(b)はLEDランプを装着した場合の要部平面図で、(c)はLEDランプ装着後に蛍光灯を装着した場合の要部平面図である。 同上の回転子の他の構成を説明するためのソケットの平面図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る照明装置の実施形態1について図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、図1における上下左右をそれぞれ上方向、下方向、前方向、後方向と定めるものとする。本実施形態は、図1,2に示すように、直管形のLEDランプA(第1のランプ)、及び直管形の蛍光灯B(第2のランプ)を何れも装着可能な1対のソケット1と、ソケット1を支持する器具本体2とから構成される。そして、器具本体2には、ソケット1を介してLEDランプA又は蛍光灯Bに点灯電力を給電する点灯装置(図示せず)が収納されている。
LEDランプAは、複数の発光ダイオードが列設された長尺板状の基板(図示せず)を直管形状の管体A1に収納して成る。そして、管体A1の長手方向の両端部には、それぞれ各ソケット1に装着される口金A2が設けられており、各口金A2からはそれぞれ丸棒状の1対のランプピンA3が突設されている(図4(b)参照)。蛍光灯Bは、水銀を少量含むアルゴン等の放電ガスを直管形状の管体B1に充填して成る。そして、管体B1の長手方向の両端部には、それぞれ各ソケット1に装着される口金B2が設けられており、各口金B2からはそれぞれ丸棒状の1対のランプピンB3が突設されている(図4(a)参照)。尚、LEDランプAの管体A1の管径及び長さは、蛍光灯Bの管体B1と同じ寸法となっており、各ランプピンA3,B3は、各口金A2,B2の同じ位置から突出するように設けられている。また、図4(a),(b)に示すように、本実施形態では、LEDランプAのランプピンA3は、その軸方向における長さ寸法L1が蛍光灯BのランプピンB3の長さ寸法L2よりも大きくなっている。
ソケット1は、図3(a),(b)に示すように、一面を開口した箱形のボディ11、及びボディ11の開口面を塞ぐ板状のカバー12から成る器体10とから成る。そして、器体10内部には、各ランプA,BのランプピンA3,B3と接触することで各ランプA,Bに通電する導電板3が配設される。尚、器体10は、カバー12の後面から突設された1対(図示では1つ)の円筒状のボス部12aにボディ11内底面から突設された1対(図示では1つ)のリブ11aをそれぞれ挿入して嵌め込むことで組み立てられる。
ボディ11の上面には、後述する点灯装置との間を繋ぐ電線(図示せず)が挿入される断面円形状の1対の電線挿入孔11bが設けられている。カバー12には、各ランプピンA3,B3が挿入される断面円形状の1対のピン挿入孔12bが設けられている。
尚、各ピン挿入孔12bの周縁部には、各ランプピンA3,B3が挿入し易いように、前方に向かうにつれて径方向に広がるテーパ12cが形成されている。而して、各ランプピンA3,B3を挿入する際に、各ランプピンA3,B3の先端部をテーパ12cに押し当てることで、各ランプピンA3,B3がピン挿入孔12bに案内される。
導電板3は、各々細長い金属板から成り、一端に点灯装置との間を繋ぐ電線と電気的に接続される端子部30が設けられるとともに、他端に各ランプピンA3,B3と電気的に接続されるピン接触部31が設けられ、中間部が断面コ字状に折り曲げられている。端子部30は、電線挿入孔12aと対向して配置される主片30aと、主片30aの一端部を下方に折り曲げて成る側片30bと、主片30aの一部を切り起こして下方に折り曲げて成る鎖錠ばね片30cとから構成される。而して、端子部30は、主片30aの切り起こされた部位に挿通された電線を、側片30bと鎖錠ばね片30cの端部との間で挟持する速結端子構造となっている。
ピン接触部31は、ピン挿入孔12bに挿入された各ランプピンA3,B3の先端部を覆うように断面コ字状に形成されている。ここで、導電板3は、端子部30をボディ11内部の上面に固定した状態で器体1内部に配設され、ピン接触部31が端子部30を支点として前後方向に撓み自在となっている。而して、ピン接触部31は、各ランプピンA3,B3の先端部に押圧されることで後方に撓むようになっており、その復帰力によって各ランプピンA3,B3の先端部を押し返して接触を維持するようになっている。また、ピン接触部31の下端部は、後述する案内壁11cと段部11d(保持部)とが成す角部に引っ掛かる引掛片31aとなっている。
ボディ11内部の後面からは、各導電板3のピン接触部31を案内するための断面コ字状の1対の案内壁11cが前方に突出する形で設けられている。そして、各案内壁11cの内面には、自身と案内壁11cとが成す角部にピン接触部31の引掛片31aを引っ掛けるための段部11dが一体に形成されている。
ボディ11上側の短手方向における両側、並びにカバー12上側の短手方向における両側には、図3(a),(b)に示すように、それぞれ厚み方向に沿ってスリット11e,12dが設けられている。これらスリット11e,12dは、ボディ11及びカバー12を組み立てて構成される器体10において、器具本体2にソケット1を取り付けるための取付溝10aとなる。
器具本体2は、図2に示すように、各ランプA,Bの長手方向に沿って長尺な箱形に形成されており、その内部にLEDランプAの点灯装置(図示せず)、又は蛍光灯Bの点灯装置(図示せず)の何れかが収納される。尚、本実施形態では、器具本体2の内部には予め蛍光灯Bの点灯装置が収納されているものとする。また、器具本体2の長手方向における両端部の各下面には、図示しないが各ソケット1を取り付けるための取付用開口部が設けられている。この取付用開口部の周縁部に各ソケット1の取付溝10aを嵌め込むことで、各ソケット1が器具本体2に支持されるようになっている。
以下、本実施形態における各ランプA,Bの装着について図面を用いて説明する。先ず、蛍光灯Bをソケット1に装着する場合について説明する。図4(a)に示すように、蛍光灯BのランプピンB3をソケット1のピン挿入孔12bに挿入すると、各ランプピンB3の先端部が各導電板3のピン接触部31を押圧することで、ピン接触部31が後方に撓む。この状態では、ランプピンB3がピン接触部31に接触していることから、使用時には蛍光灯Bに点灯電力が給電される。このとき、ピン接触部31の引掛片31aは段部11dの上面と接触しながら後方に撓むが、段部11dを乗り越えない。而して、蛍光灯Bをソケット1から外す際には、ランプピンB3がピン接触部31を押圧する力が解除されるため、ピン接触部31は元の状態に復帰する。このため、再度蛍光灯Bをソケット1に装着することができる。
次に、LEDランプAをソケット1に装着する場合について説明する。尚、LEDランプAをソケット1に装着するに当たっては、器具本体2に収納されている蛍光灯Bの点灯装置をLEDランプAの点灯装置に交換しているものとする。図4(b)に示すように、LEDランプAのランプピンA3をソケット1のピン挿入孔12bに挿入すると、各ランプピンA3の先端部が各導電板3のピン接触部31を押圧することで、ピン接触部31が後方に撓む。この状態では、ランプピンA3がピン接触部31に接触していることから、使用時にはLEDランプAに点灯電力が給電される。このとき、LEDランプAのランプピンA3の軸方向における長さ寸法L1が、蛍光灯BのランプピンB3の長さ寸法L2よりも大きいため、ピン接触部31の引掛片31aが段部11dを乗り越える。即ち、長さ寸法L2の蛍光灯BのランプピンB3では、ピン接触部31を押圧した際に段部11dを乗り越える程度の変位量が得られない。一方、長さ寸法L1のLEDランプAのランプピンA3では、ピン接触部31を押圧した際に段部11dを乗り越える程度の変位量が得られる。この状態でLEDランプAをソケット1から外すと、ランプピンB3がピン接触部31を押圧する力が解除されるため、ピン接触部31は元の状態に復帰しようとする。しかしながら、各引掛片31aが各段部11dを乗り越えているため、案内壁11cと段部11dとが成す角部に引掛片31aが引っ掛かり、ピン接触部31は元の状態よりも後方に撓んだ状態で保持される。
最後に、上記のようにLEDランプAを一度装着した後に、再度蛍光灯Bをソケット1に装着する場合について説明する。図4(c)に示すように、蛍光灯BのランプピンB3をソケット1のピン挿入孔12bに挿入すると、上述のように各導電板3のピン接触部31が後方に撓んだ状態で保持されているため、各ランプピンB3が各ピン接触部31と接触することがない。而して、蛍光灯Bをソケット1に装着しても、使用時において蛍光灯Bと点灯装置とが導電板3を介して電気的に接続されることがない。
上述のように、LEDランプAをソケット1に装着する際にLEDランプAのランプピンA3がピン接触部31を変位させる変位量と、蛍光灯Bをソケット1に装着する際に蛍光灯BのランプピンB3がピン接触部31を変位させる変位量とが異なる。また、器体10には、ピン接触部31を蛍光灯BのランプピンB3が接触できない位置に保持する段部11dが設けられ、LEDランプAがソケット1に装着されると、LEDランプAのランプピンA3がピン接触部31を段部11dに保持される位置に変位させる。このため、LEDランプAを一度ソケット1に装着すると、次にLEDランプAとは仕様の異なる蛍光灯Bをソケット1に装着した際に、当該蛍光灯BのランプピンB3がソケット1に内蔵された導電板3と接触することがない。したがって、蛍光灯Bと点灯装置とが導電板3を介して電気的に接続されないため、ソケット1を交換するという手間をかけることなくランプの誤使用を防止することができる。即ち、点灯装置及びランプを交換することで既存の蛍光灯用照明装置からLEDランプ用照明装置に変更した場合に、間違えて従来の蛍光灯Bが装着されても給電されないので、安全である。
また、本実施形態では、各ランプA,Bの各ランプピンA3,B3の軸方向における長さ寸法を互いに異ならせるだけでピン接触部31の変位量を互いに異ならせることができるので、構造が簡単である。
また、本実施形態のソケット1の構造が簡単であるため、設計が容易であり、LEDランプA及び蛍光灯Bの何れに対しても同じ導電板3を用いるので、従来の蛍光灯専用のソケットと比較しても部品点数が増えることがない。更に、外観も蛍光灯専用のソケットと変わらないため、照明装置のデザインに影響を与えることもない。
(実施形態2)
以下、本発明に係る照明装置の実施形態2について図面を用いて説明する。尚、本実施形態は、ソケット4の構造が実施形態1と相違しているので、以下ではソケット4についてのみ説明する。尚、本実施形態の各ランプA,BのランプピンA3,B3の軸方向における長さ寸法は等しくなっている。一方、図5(b)に示すように、本実施形態では、各ランプピンA3,B3は、各ランプA,Bを回動させる際の回転中心を中心とする円周上において回転中心を挟んで対称に配置されている。そして、LEDランプAのランプピンA3は、その各ランプピンA3間の距離寸法d1が蛍光灯Bの各ランプピンB3間の距離寸法d2よりも大きくなっている。尚、以下の説明では、図5(a)における上下を上下方向、器体4の厚み方向における紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。
本実施形態のソケット4は、図5(a),図6(a)に示すように、ボディ40及びカバー41から成る器体40と、回転子5と、1対の導電板6とから成る。ボディ41は、前面を開口した箱形に形成され、その内底面には、回転子5を保持するための円筒状の第1の回転子保持筒41aが前方に向かって突出する形で設けられている(図6(a)参照)。第1の回転子保持筒41aには、上下方向に沿って貫通するとともに、各ランプA,BのランプピンA3,B3が上下方向に沿って挿入可能な幅寸法を有するスリット41bが設けられている。また、ボディ41上側の短手方向における両側には、図5(a)に示すように、厚み方向に沿ってスリットが設けられている。このスリットは、ボディ41及びカバー42を組み立てて構成される器体40において、器具本体2にソケット4を取り付けるための取付溝4aとなる。
カバー42は、ボディ41の開口面を覆う板状に形成され、その前面には、前面が開口するとともに回転子5を保持する円筒状の第2の回転子保持筒42aが前方に向かって突出する形で設けられている(図6(a)参照)。この第2の回転子保持筒42aの下端部には、上下方向に沿って貫通するとともに、各ランプA,BのランプピンA3,B3が上下方向に沿って挿入可能な幅寸法を有するスリット42bが設けられている。また、カバー42の上端部には、点灯装置との間を繋ぐ電線が挿入される断面円形状の2対の電線挿入孔42cが設けられている。また、第2の回転子保持筒42aの内壁面における下端側には、後述する導電板6の引掛片60aを各々引っ掛けるための1対の突部42d(保持部)が第2の回転子保持筒42aの中心に向かう向きに突出する形で一体に形成されている。
回転子5は、図5(a)に示すように円筒状に形成され、第1の回転子保持筒41aと第2の回転子保持筒42aとの間で回動自在に保持される。また、その前端部には、各ランプA,Bの口金A2,B2と当接する円盤状の受金部50が一体に形成されている。回転子5には、受金部50を含めて上下方向に貫通するとともに、各ランプA,BのランプピンA3,B3が上下方向に沿って挿入可能な幅寸法を有するスリット51が設けられている。当該スリット51と、前述の各スリット41b,42bとからピン挿入溝4bが構成される。
導電板6は、各々細長い金属板を折り曲げて成り、図6(a)に示すように、一端側に各ランプピンA3,B3と電気的に接続される断面く字状のピン接触部60が設けられ、他端側に点灯装置との間を繋ぐ電線と電気的に接続される端子部(図示せず)が設けられている。尚、端子部は実施形態1と同様に速結端子構造となっており、電線挿入孔42cに挿通された電線を挟持するようになっている。
ここで、導電板6は、図6(a)に示すように、端子部をボディ41内部の上側に固定した状態で器体40内部に配設され、ピン接触部60が端子部を中心とした円周方向に撓み自在となっている。而して、各導電板6のピン接触部60は、各ランプピンA3,B3の先端部に押圧されることで互いに離れる向きに撓むようになっており、その復帰力によって各ランプピンA3,B3の先端部を押し返して接触を維持するようになっている。また、ピン接触部60の下端部(同図における右端部)は、前述の突部42dに引っ掛かる引掛片60aとなっている。
以下、本実施形態における各ランプA,Bの装着について図面を用いて説明する。先ず、蛍光灯Bをソケット4に装着する場合について説明する。図6(a)に示すように、蛍光灯BのランプピンB3をソケット4のピン挿入溝4bに挿入し、回転子5を時計回りに回動すると、各ランプピンB3が各導電板6のピン接触部60を押圧することで、各ピン接触部60が互いに離れる向きに撓む。この状態では、ランプピンB3がピン接触部60に接触していることから、使用時には蛍光灯Bに点灯電力が給電される。このとき、各ピン接触部60の引掛片60aは互いに離れる向きに撓むが、各突部42dを乗り越えない。而して、回転子5を反時計回りに回動して蛍光灯Bをソケット4から外す際には、ランプピンB3がピン接触部60を押圧する力が解除されるため、ピン接触部60は元の状態に復帰する。このため、再度蛍光灯Bをソケット4に装着することができる。
次に、LEDランプAをソケット4に装着する場合について説明する。尚、LEDランプAをソケット4に装着するに当たっては、器具本体2に収納されている蛍光灯Bの点灯装置をLEDランプAの点灯装置に交換しているものとする。図6(b)に示すように、LEDランプAのランプピンA3をソケット4のピン挿入溝4bに挿入し、回転子5を時計回りに回動すると、各ランプピンA3の先端部が各導電板6のピン接触部60を押圧することで、各ピン接触部60が互いに離れる向きに撓む。この状態では、ランプピンA3がピン接触部60に接触していることから、使用時にはLEDランプAに点灯電力が給電される。このとき、LEDランプAの各ランプピンA3間の距離寸法d1が、蛍光灯Bの各ランプピンB3間の距離寸法d2よりも大きいため、各ピン接触部60の引掛片60aが各突部42dを乗り越える。即ち、距離寸法d2の蛍光灯BのランプピンB3では、ピン接触部60を押圧した際に突部42dを乗り越える程度の変位量が得られない。一方、距離寸法d1のLEDランプAのランプピンA3では、ピン接触部60を押圧した際に突部42dを乗り越える程度の変位量が得られる。この状態で回転子5を反時計回りに回動してLEDランプAをソケット4から外すと、ランプピンB3がピン接触部60を押圧する力が解除されるため、ピン接触部60は元の状態に復帰しようとする。しかしながら、各引掛片60aが各突部42dを乗り越えているため、突部42dに引掛片60aが引っ掛かり、各ピン接触部60は元の状態よりも互いに離れる向きに撓んだ状態で保持される。
最後に、上記のようにLEDランプAを一度装着した後に、再度蛍光灯Bをソケット4に装着する場合について説明する。図6(c)に示すように、蛍光灯BのランプピンB3をソケット4のピン挿入溝4bに挿入し、回転子5を時計回りに回動すると、上述のように各導電板6のピン接触部60が互いに離れた向きに撓んだ状態で保持されているため、各ランプピンB3が各ピン接触部60と接触することがない。而して、蛍光灯Bをソケット4に装着しても、使用時において蛍光灯Bと点灯装置とが導電板6を介して電気的に接続されることがない。
上述のように、LEDランプAをソケット4に装着する際にLEDランプAのランプピンA3がピン接触部60を変位させる変位量と、蛍光灯Bをソケット4に装着する際に蛍光灯BのランプピンB3がピン接触部60を変位させる変位量とが異なる。また、器体40には、ピン接触部60を蛍光灯BのランプピンB3が接触できない位置に保持する突部42dが設けられ、LEDランプAがソケット4に装着されると、LEDランプAのランプピンA3がピン接触部60を突部42dに保持される位置に変位させる。このため、LEDランプAを一度ソケット4に装着すると、次にLEDランプAとは仕様の異なる蛍光灯Bをソケット4に装着した際に、当該蛍光灯BのランプピンB3がソケット4に内蔵された導電板6と接触することがない。したがって、蛍光灯Bと点灯装置とが導電板6を介して電気的に接続されないため、ソケット4を交換するという手間をかけることなくランプの誤使用を防止することができる。即ち、点灯装置及びランプを交換することで既存の蛍光灯用照明装置からLEDランプ用照明装置に変更した場合に、間違えて従来の蛍光灯Bが装着されても給電されないので、安全である。
また、本実施形態では、各ランプA,BのランプピンA3,B3間の距離寸法を互いに異ならせるだけでピン接触部60の変位量を互いに異ならせることができるので、構造が簡単である。
また、本実施形態のソケット4の構造が簡単であるため、設計が容易であり、LEDランプA及び蛍光灯Bの何れに対しても同じ導電板6を用いるので、従来の蛍光灯専用のソケットと比較しても部品点数が増えることがない。更に、外観も蛍光灯専用のソケットと変わらないため、照明装置のデザインに影響を与えることもない。
尚、図7に示すように、回転子5のスリット51に位置決め用突起50aを一体に形成してもよい。位置決め用突起50aは、各々断面三角形状に形成され、スリット51の上下両側において、各々頂部を対向する形で1対ずつ設けられている。対向する位置決め用突起50aの頂部間の距離寸法は、各ランプA,BのランプピンA3,B3の径寸法よりも僅かに小さくなるように設定されている。
而して、蛍光灯Bをソケット4に装着する場合には、ピン挿入溝4bの下側からランプピンB3を挿入し、下側の1対の位置決め用突起50aを乗り越えるように押し込む。すると、上側のランプピンB3が上側の1対の位置決め用突起50aによって位置決めされる。また、LEDランプAをソケット4に装着する場合には、ピン挿入溝4bの下側からランプピンA3を挿入し、上下両側の2対の位置決め用突起50aを乗り越えるように押し込む。すると、上側のランプピンA3が上側の1対の位置決め用突起50aと第2の回転子保持筒42aとの間に位置決めされる。したがって、各ランプA,Bをソケット4に装着する際に、各ランプピンA3,B3を容易に位置決めすることができる。
ところで、上記各実施形態では、LEDランプAを第1のランプ、蛍光灯Bを第2のランプとしているが、互いに異なる仕様のランプであれば他の光源であってもよい。例えば、第1のランプ及び第2のランプが何れもLEDランプであってもよく、各LEDランプの仕様が互いに異なっていればよい。即ち、各ランプのランプピンの軸方向における長さ寸法が互いに異なる、若しくは、各ランプのランプピン間の距離寸法が互いに異なる仕様であればよい。
また、上記各実施形態では、1対のソケット1,4の何れもランプの誤使用を防止する構造を備えているが、1対のうち何れか一方のソケット1,4が従来のソケットであっても構わない。この場合でも、上記と同様にランプの誤使用を防止する効果を奏することができる。
1 ソケット
10 器体
11d 段部(保持部)
12b ピン挿入孔
2 器具本体
3 導電板
31 ピン接触部
4 ソケット
4b ピン挿入溝
40 器体
42d 突部(保持部)
6 導電板
60 ピン接触部
A LEDランプ(第1のランプ)
A2 口金
A3 ランプピン
B 蛍光灯(第2のランプ)
B2 口金
B3 ランプピン

Claims (3)

  1. 自身の端部に設けられた口金、及び前記口金から突出して設けられたランプピンを有した互いに異なる仕様の第1のランプ及び第2のランプと、前記各ランプの何れかが選択的に装着されるソケットと、前記ソケットを支持するとともに前記ソケットを介して前記第1のランプ又は前記第2のランプに点灯電力を給電する点灯装置を収納する器具本体とを備え、前記ソケットは、前記各ランプのランプピンと接触することで前記各ランプに通電する導電板と、前記導電板を収納する器体とを備え、前記導電板は、前記各ランプのランプピンの押圧によって撓み自在であって、前記各ランプのランプピンと接触することで前記ランプピンと電気的に接続されるピン接触部を有し、前記第1のランプを前記ソケットに装着する際に前記第1のランプのランプピンが前記ピン接触部を変位させる変位量と、前記第2のランプを前記ソケットに装着する際に前記第2のランプのランプピンが前記ピン接触部を変位させる変位量とが異なり、前記器体には、前記導電板の前記ピン接触部を前記第2のランプのランプピンが接触できない位置に保持する保持部が設けられ、前記第1のランプが前記ソケットに装着されると、前記第1のランプのランプピンが前記ピン接触部を前記保持部に保持される位置に変位させることを特徴とする照明装置。
  2. 前記各ランプは、自身のランプピンを前記ソケットに設けられたピン挿入孔に挿入することで装着され、前記第1のランプのランプピンは、その軸方向における長さ寸法が前記第2のランプのランプピンの長さ寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記各ランプは、自身のランプピンを前記ソケットに設けられたピン挿入溝に挿入し且つ回動することで装着され、前記ランプピンは、回転中心を中心とする円周上において回転中心を挟んで対称に配置され、前記第1のランプのランプピンは、その各ランプピン間の距離寸法が前記第2のランプの各ランプピン間の距離寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013251243A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Endo Lighting Corp Ledランプソケット、およびこれを用いた照明器具
CN105406228A (zh) * 2015-12-30 2016-03-16 李伟达 一种导电片及应用有该导电片的集成发光体

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