JP2011197853A - 機能提供装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者に選択された機能を実行するために仮想環境の切り替えが必要な場合であっても、利用者に意識させることなく仮想環境の切り替えを実現できるようにする。
【解決手段】複数のOS(A)31、OS(B)41、・・・をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザ20を備え、提供する機能の制御に関する処理を行う制御処理部と当該機能に係るユーザーインタフェースに関する処理を行うUI処理部をセットにし、各処理部をセット単位で各OSに分散して設け、メニュー管理機能に関する処理部34、35が設けられたOS(A)31側のX−Window(A)32を画面共有サーバとし、他のOS側のUI処理部(OS(B)41のUI処理部45、47等)から出力された表示要求をOS(A)31側へ提供し、X−Window(A)32が当該表示要求に応じた画面をOS(A)31側で表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、機能提供装置及びプログラムに関する。
従来、印刷・複写・ファクシミリ(以下「ファクス」と略す)等の機能を複合的に備えた複合機において、処理の実行環境を実現するためのオペレーティングシステム(以下「OS」と略す)を複数用意し、これらの各OSをハイパーバイザ上で仮想環境として動作させる構成を採用することで、各機能に関する処理をその機能に適したOSを用いて実行させることが行われている。
これに関連する技術として、以下のような技術が挙げられる。
例えば、特許文献1には、画面表示を制御するための制御用仮想計算機と、ユーザー定義の複数の仮想計算機を搭載したシステムで、制御用仮想計算機が各仮想計算機に対応する画面の表示を切り替える技術が開示されている。
例えば、特許文献2には、画面表示を制御するための制御用仮想計算機と、物理計算機の処理能力や資源の割当が指定された構成情報に基づく複数の仮想計算機を搭載したシステムで、制御用仮想計算機が各仮想計算機に対応する画面の表示を切り替える技術が開示されている。
例えば、特許文献3には、複数の論理区画に、コントローラ部、操作表示部、ファクス機能等をそれぞれ割り当てた複合機が開示されている。
特許第4291964号公報 特開2008−276788号公報 特開2008−077186号公報
本発明は、利用者に選択された機能を実行するために仮想環境の切り替えが必要な場合であっても、利用者に意識させることなく仮想環境の切り替えを実現することができる技術を提案することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザを備え、前記第2環境として、当該第2環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理が実行される1以上の実行環境を有し、前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の画面表示要求処理により出力された表示要求を前記ハイパーバイザを介して取得して当該表示要求に応じた画面を当該第1環境で表示する画面表示処理と、が実行される実行環境を有する、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項2に記載の本発明は、処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザを備え、前記第2環境として、当該環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理と、当該画面表示要求処理により出力された表示要求に応じた画面を当該第2環境で表示する画面表示処理と、が実行される1以上の実行環境を有し、前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して当該第1環境で表示する取得表示処理と、が実行される実行環境を有する、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の機能提供装置において、記第1環境は、前記第2環境にアクセスするための環境識別情報と、前記第2環境で提供される機能に係る画面表示要求処理を起動するための機能識別情報と、当該機能をメニュー画面で示すための機能表示情報とを記憶する記憶部を有し、前記第1環境のメニュー処理は、メニュー画面の表示を前記機能表示情報に基づいて行い、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理の起動を前記環境識別情報及び前記機能識別情報に基づいて行う、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の機能提供装置において、前記第1環境は、前記第2環境にアクセスするための環境識別情報を記憶する記憶部を有すると共に、前記第2環境で提供される機能に係る画面表示要求処理を起動するための機能識別情報と、当該機能をメニュー画面で示すための機能表示情報とを前記環境識別情報に基づいて前記第2環境から取得する取得処理を有し、前記第1環境のメニュー処理は、メニュー画面の表示を前記機能表示情報に基づいて行い、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理の起動を前記環境識別情報及び前記機能識別情報に基づいて行う、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の機能提供装置において、前記ハイパーバイザを用いずに、前記第2環境を仮想環境ではなく実環境として動作させることが可能であり、前記第2環境を実環境として動作させる場合は、当該第2環境で提供する各機能に係る画面表示要求処理を起動する指示を利用者から受け付ける補助的なメニュー画面を表示する、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項6に記載の本発明は、請求項2に記載の機能提供装置において、前記第1環境のメニュー処理は、前記メニュー画面で選択された機能について前記第2環境でエラーが発生した場合であっても、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させる、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項7に記載の本発明は、請求項2に記載の機能提供装置において、前記第1環境のメニュー処理は、前記メニュー画面で選択された機能について前記2環境でエラーが発生した場合に、当該エラーの発生を示す画面を前記第1環境で表示させ、また、利用者からの指示に応じて、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させる、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項8に記載の本発明は、請求項2に記載の機能提供装置において、前記第1環境のメニュー処理は、利用者からの指示に応じて、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させ、前記第2環境の画面表示処理は、前記第1環境のメニュー画面で選択された機能の実行が正常に終了した後は、前記メニュー画面による機能選択を利用者に促す画面を表示しておく、ことを特徴とする機能提供装置である。
請求項9に記載の本発明は、コンピュータに、処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザと、前記第2環境として、当該第2環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理が実行される1以上の実行環境と、前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の画面表示要求処理により出力された表示要求を前記ハイパーバイザを介して取得して当該表示要求に応じた画面を当該第1環境で表示する画面表示処理と、が実行される実行環境と、を実現させるためのプログラムである。
請求項10に記載の本発明は、コンピュータに、処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザと、前記第2環境として、当該環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理と、当該画面表示要求処理により出力された表示要求に応じた画面を当該第2環境で表示する画面表示処理と、が実行される1以上の実行環境と、前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して当該第1環境で表示する取得表示処理と、が実行される実行環境と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1、2に記載の本発明によると、利用者に選択された機能を実行するために仮想環境の切り替えが必要な場合であっても、利用者に意識させることなく仮想環境の切り替えを実現することが可能になる。なお、請求項1に記載の本発明は、例えば、第2環境がエラー画面等の表示を単独で行う構成などに適用することができ、請求項2に記載の本発明は、例えば、第2環境がエラー画面等の表示を単独で行わない構成などに適用することができる。
請求項3に記載の本発明によると、第2環境の機能構成が変更された場合は、第1環境においてその機能に関する情報を編集するだけで機能構成の変更に対応したメニュー処理を実行することができる。
請求項4に記載の本発明によると、第2環境の機能構成が変更された場合であっても、第1環境において情報の編集等をすることなく機能構成の変更に対応したメニュー処理を実行することができる。
請求項5に記載の本発明によると、第2環境における開発やテストを、ハイパーバイザを用いずに、当該第2環境単独で実施することができる。
請求項6に記載の本発明によると、第2環境においてエラーが発生した場合であっても、エラー状況にある第2環境の表示内容を第1環境に表示させることができる。
請求項7に記載の本発明によると、第2環境においてエラーが発生した場合に、エラー状況にある第2環境の表示内容が無条件に第1環境で表示されることを防止できる。
請求項8に記載の本発明によると、第2環境の動作が正常な場合には、利用者の指示により第2環境の表示内容を第1環境で表示させる際に、例えば、直前に提供した機能に係る画面が表示状態で残っている等の不自然な表示がなされることを防止できる。
請求項9、10に記載の本発明によると、利用者に選択された機能を実行するために仮想環境の切り替えが必要な場合であっても、利用者に意識させることなく仮想環境の切り替えを実現することが可能になる。なお、請求項9に記載の本発明は、例えば、第2環境がエラー画面等の表示を単独で行う構成などに適用することができ、請求項10に記載の本発明は、例えば、第2環境がエラー画面等の表示を単独で行わない構成などに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第1構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第1構成例におけるアクセス情報を例示する図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第1構成例におけるメニュー画面からの遷移シーケンスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第1構成例におけるメニュー画面の表示シーケンスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第2構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第2構成例におけるメニュー画面からの遷移シーケンスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置において第2環境を単独動作させる場合の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第2構成例におけるメニュー画面からの遷移シーケンスの他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る機能提供装置における主要なハードウェアを例示する図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、本発明の一実施形態に係る機能提供装置として、プリント・コピー・ファクス等の機能を複合的に備えた複合機に適用した場合を例に説明するが、これに限定するものではない。
図1には、本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第1構成例を示してある。
本例の機能提供装置は、コンピュータの物理的な構成要素であるハードウェア10上でハイパーバイザ20を動作させ、複合機の各機能に関するシステムをハイパーバイザ20上で動作させるように構成されている。
ハイパーバイザ20上で動作するシステムとしては、システム(A)30、システム(B)40、・・・、といった複数のシステムを設けてあり、利用者に選択された機能に応じてシステムで当該機能に関する処理を実行させることで、選択された機能の提供を実現している。なお、各システム30、40、・・・はハイパーバイザ20を介して互いに通信することができる。
本例の機能提供装置では、提供する機能の制御に関する処理を行う制御処理部と当該機能に係るユーザーインタフェース(UI)に関する処理を行うUI処理部をセットにし、各処理部をセット単位で各システムに分散して設けてある。すなわち、セットの関係にある制御処理部及びUI処理部を同一のシステムに設けてある。
制御処理部及びUI処理部による動作の基本的な流れの一例を説明する。制御処理部は、その起動に伴って、セットの関係にあるUI処理部を呼び出して起動させる。UI処理部は、提供する機能に関する情報の提示や利用者からの指示の受け付け等に用いられる画面(UIの一例)の表示要求を出力し、後述の画面共有サーバにより当該表示要求に応じた画面を液晶パネル等の表示装置に表示させる。その後、制御処理部が、当該画面にて利用者から受け付けた指示内容に基づいて該当する機能を動作させる。
図1の例においては、制御処理部及びUI処理部のセットとして、メニュー管理機能に関する処理部であるメニュー管理機能部34及びメニュー画面UI処理部35と、ユーザー管理機能に関する処理部であるユーザー管理機能部36及びユーザー管理画面UI処理部37とをシステム(A)30に設け、ファクス機能に関する処理部であるファクス機能部44及びファクス画面UI処理部45と、コピー機能に関する処理部であるコピー機能部46及びコピー画面UI処理部47とをシステム(B)40に設けてある。
システム(A)30は、各種処理の実行環境であるOS(A)31を有し、OS(A)31上に、画面表示を制御するウインドウシステムの一例であるX−Window(A)32や、各処理部34〜37が動作するプラットフォームとしてのPlatform33が設けられている。また、システム(B)40は、各種処理の実行環境であるOS(B)41を有し、OS(B)41上に、画面表示を制御するウインドウシステムの一例であるX−Window(B)42や、各処理部44〜47が動作するプラットフォームとしてのPlatform43が設けられている。
なお、OS(A)31、OS(B)41等の各OSはハイパーバイザ20により管理されており、ハイパーバイザ20上で仮想環境として動作させられる。
ここで、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステム(A)30のX−Window(A)32は、システム(A)30上のUI処理部35、37から出力された表示要求に応じた画面を表示する処理を行うだけでなく、例えば、他のシステムであるシステム(B)40上のUI処理部45、47から出力される表示要求に応じた画面をシステム(A)30上で表示する処理も行う。
このような処理は、一例として、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステム(A)30のX−Window(A)32を画面共有サーバとして動作させるとともに、他のシステムであるシステム(B)40のX−Window42を画面共有サーバのクライアントとして動作させるようにし、他のシステムであるシステム(B)40のUI処理部45、47から出力された表示要求をハイパーバイザ20経由でシステム(A)30側に提供するように構成することで実現できる。
なお、図1の例によると、システム(A)30には、メニュー管理機能に関する処理部だけでなく、ユーザー管理機能に関する処理部も設けられているが、この構成は一例に過ぎず、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステムに他の機能に関する処理部を設けない構成や、或いは2以上の他の機能に関する処理部を設ける構成としてもよい。
本例のメニュー管理機能は、各システム30、40、・・・により提供される複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に関する処理部を呼び出して起動させるものである。
メニュー管理機能は、図2に例示するようなアクセス情報に基づいて、メニュー画面の表示や当該メニュー画面で選択された機能に関する処理部の起動を行う。
本例のアクセス情報は、OSの名称が格納される「OS」、当該OSにアクセスするために用いられるOS識別情報が格納される「アドレス」、当該OSにより提供される機能に関する処理部の起動に用いられる機能識別情報が格納される「機能」、当該機能をメニュー画面で文字及び画像により示すために用いられる機能表示情報が格納される「メニュー文字列」及び「アイコンファイル」等の格納領域を有するテーブルにより管理されており、システム(A)30に設けられた記憶部(図示せず)に記憶されている。
そして、メニュー画面UI処理部35が、「メニュー文字列」及び「アイコンファイル」の各格納領域に格納されている機能表示情報に基づいてメニュー画面の表示を行い、メニュー管理機能部34が、「アドレス」及び「機能」の各格納領域に格納されているOS識別情報及び機能識別情報に基づいて該当する機能に関する処理部の起動を行う。
図3には、メニュー画面からの遷移シーケンスの一例を示してある。
機能提供装置の起動等に伴ってメニュー管理機能が起動されると、システム(A)30において、メニュー画面UI処理部35によりメニュー画面の表示要求が出力され、画面共有サーバとしてのX−Window(A)32により当該表示要求に応じたメニュー画面がシステム(A)30で表示される(ステップS11)。
このメニュー画面において、例えば、システム(B)40により提供されるコピー機能に対応したコピーボタンの押下操作が利用者により行われると(ステップS12)、メニュー管理機能部34によりシステム(B)40上のコピー機能部46がハイパーバイザ20を介して呼び出されて起動される(ステップS13)。
そして、システム(B)40において、コピー機能部46に伴って起動されるコピー画面UI処理部47によりコピー機能に関する操作画面の表示要求が出力され、当該表示要求がX−Window(B)42からX−Window(A)32へハイパーバイザ20を介して受け渡される(ステップS14)。
これにより、システム(B)40により提供されるコピー機能に関する操作画面が、画面共有サーバとしてのX−Window(A)32によってシステム(A)30で表示される。この操作画面で利用者から受け付けた指示内容はハイパーバイザ20を介してシステム(B)40に受け渡され、システム(B)40においてコピー機能部46によりコピー機能が実行される。
ここで、上記の構成は、メニュー画面の表示や当該メニュー画面で選択された機能の起動に用いられるOS識別情報、機能識別情報、機能表示情報をシステム(A)30側に記憶させておく構成となっているが、他の構成により実現することもできる。
具体的には、例えば、他のシステム(例えば、システム(B)40)側に、そのシステムで提供する機能に関する機能識別情報及び機能表示情報を要求に応じてシステム(A)30に提供する提供処理部を設けておく。また、システム(A)30側に、OS識別情報をアクセス情報のテーブルに格納して記憶させておくと共に、OS識別情報に基づいて他のシステムに機能識別情報及び機能表示情報を要求して当該他のシステムから機能識別情報及び機能表示情報を取得する取得処理部を設けておく。このような構成によれば、システム(A)30は、OS識別情報に基づいて他のシステムから機能識別情報及び機能表示情報を取得でき、これにより、メニュー画面の表示や当該メニュー画面で選択された機能の起動を行うことが可能になる。
図4には、他のシステムから機能識別情報及び機能表示情報を取得する場合のメニュー画面の表示シーケンスの一例を示してある。
まず、アクセス情報のテーブルからOS情報一覧(OS識別情報のリスト)を取得する(ステップS21)。次に、OS情報一覧からOS識別情報を1つ取得する処理を行い(ステップS22)、当該処理の結果について判定する(ステップS23)。
ステップS23において、OS識別情報が存在しないと判定された場合(OS識別情報を取得できなかった場合)には、メニュー画面の表示処理を終了する一方、OS識別情報が存在すると判定された場合(OS識別情報を取得できた場合)には、当該取得したOS識別情報に基づいて該当するOSにアクセスし、そのOS上のPlatformから搭載されている機能一覧の情報(機能識別情報及び機能表示情報のリスト)を取得する処理を行い(ステップS24)、当該処理の結果について判定する(ステップS25)。
ステップS25において、機能一覧の取得に失敗したと判定された場合には、ステップS22に戻って次のOS識別情報についての処理に移る一方、機能一覧の取得に成功したと判定された場合には、当該機能一覧から機能表示情報を1つ取得する処理を行い(ステップS26)、当該処理の結果について判定する(ステップS27)。
ステップS27において、機能表示情報が存在しないと判定された場合(機能表示情報を取得できなかった場合)には、ステップS22に戻って次のOS識別情報についての処理に移る一方、機能表示情報が存在すると判定された場合(機能表示情報を取得できた場合)には、当該機能表示情報に基づいてメニュー画面に該当する機能のボタンを配置した後に(ステップS27)、ステップS26に戻って次の機能表示情報についての処理に移る。
次に、本発明の一実施形態に係る機能提供装置の他の構成例について説明する。
図5には、本発明の一実施形態に係る機能提供装置の第2構成例を示してある。
本例の機能提供装置は、第1構成例と同様に、システム(A)50、システム(B)60、・・・、といった複数のシステムをハイパーバイザ20上で動作させるように構成されており、利用者に選択された機能に応じたシステムで当該機能に関する処理を実行させることで、選択された機能の提供を実現している。なお、各システム50、60、・・・はハイパーバイザ20を介して互いに通信することができる。
また、提供する機能の制御に関する処理を行う制御処理部と当該機能に係るUIに関する処理を行うUI処理部をセットにし、各処理部をセット単位で各システムに分散して設けてあ。すなわち、セットの関係にある制御処理部及びUI処理部を同一のシステムに設けてある。
図5の例においては、制御処理部及びUI処理部のセットとして、メニュー管理機能に関する処理部であるメニュー管理機能部55及びメニュー画面UI処理部56と、ユーザー管理機能に関する処理部であるユーザー管理機能部57及びユーザー管理画面UI処理部58とをシステム(A)50に設け、ファクス機能に関する処理部であるファクス機能部65及びファクス画面UI処理部66と、コピー機能に関する処理部であるコピー機能部67及びコピー画面UI処理部68とをシステム(B)60に設けてある。
システム(A)50は、各種処理の実行環境であるOS(A)51を有し、OS(A)51上に、画面表示を制御するウインドウシステムの一例であるX−Window(A)53や、各処理部55〜58が動作するプラットフォームとしてのPlatform54が設けられると共に、他のシステムを遠隔操作するためのVNC(Virtual Network Computing)におけるクライアントとしてのVNC−Client52が設けられている。また、システム(B)60は、各種処理の実行環境であるOS(B)61を有し、OS(B)61上に、画面表示を制御するウインドウシステムの一例であるX−Window(B)63や、各処理部65〜68が動作するプラットフォームとしてのPlatform64が設けられると共に、VNCにおけるサーバとしてのVNC−Server(B)62が設けられている。
なお、OS(A)51、OS(B)61等の各OSはハイパーバイザ20により管理されており、ハイパーバイザ20上で仮想環境として動作させられる。
ここで、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステム(A)50のX−Window(A)53は、システム(A)50上のUI処理部56、58から出力された表示要求に応じた画面を表示する処理を行うだけでなく、他のシステムであるシステム(B)60のUI処理部66、68から出力された表示要求に応じてX−Window(B)62により表示される画面をシステム(A)50上で表示する処理も行う。
このような処理は、一例として、他のシステムであるシステム(B)60のVNC−Server(B)62を画面共有サーバとして動作させるとともに、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステム(A)50のVNC−Client52を画面共有サーバのクライアントとして動作させるようにし、他のシステムであるシステム(B)40のUI処理部66、68から出力された表示要求に基づくX−Window(B)63の表示内容をハイパーバイザ20経由でシステム(A)50側に提供するように構成することで実現できる。
なお、図5の例によると、システム(A)50には、メニュー管理機能に関する処理部だけでなく、ユーザー管理機能に関する処理部も設けられているが、この構成は一例に過ぎず、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたシステムに他の機能に関する処理部を設けない構成や、或いは2以上の他の機能に関する処理部を設ける構成としてもよい。
メニュー管理機能は、第1構成例において図2及び図4を用いて説明した手法と同様な手法により、各システム50、60、・・・により提供される複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に関する処理部を呼び出して起動させる。
図6には、メニュー画面からの遷移シーケンスの一例を示してある。
機能提供装置の起動等に伴ってメニュー管理機能が起動されると、システム(A)50において、メニュー画面UI処理部56によりメニュー画面の表示要求が出力され、X−Window(A)53により当該表示要求に応じたメニュー画面がシステム(A)50で表示される(ステップS31)。
このメニュー画面において、例えば、システム(B)60により提供されるコピー機能に対応したコピーボタンの押下操作が利用者により行われると(ステップS32)、メニュー管理機能部55によりシステム(B)60上のコピー機能部67がハイパーバイザ20を介して呼び出されて起動される(ステップS33)。
そして、システム(B)60において、コピー機能部67に伴って起動されるコピー画面UI処理部68によりコピー機能に関する操作画面の表示要求が出力され、当該表示要求に応じた画面がX−Window(B)63によってシステム(B)60上に仮想的に表示される(ステップS34)。
また、システム(A)50のメニュー管理機能部55により、VNC−Client52を用いてVNC−Server(B)62にシステム(B)60側の表示内容の転送が要求され(ステップS35)、X−Window(B)63による表示内容が画面共有サーバとしてのVNC−Server(B)62からVNC−Client52へハイパーバイザ20を介して受け渡されて、X−Window(A)53によってシステム(A)50で表示される(ステップS36)。
この操作画面で利用者から受け付けた指示内容はハイパーバイザ20を介してシステム(B)60に受け渡され、システム(B)60においてコピー機能部67によりコピー機能が実行される。
以上のように、第1構成例及び第2構成例のいずれにおいても、処理の実行環境である複数のOSをそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザを備え、提供する機能の制御に関する処理を行う制御処理部と当該機能に係るユーザーインタフェースに関する処理を行うUI処理部をセットにし、各処理部をセット単位で各OSに分散して設けてある。
そして、第1構成例においては、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたOS側に画面共有サーバを設け、他の各OS側のUI処理部から出力された表示要求をメニュー管理機能のOS側へ提供し、画面共有サーバが当該表示要求に応じた画面をメニュー管理機能のOS側で表示するように構成されており、第2構成例においては、メニュー管理機能に関する処理部が設けられたOS以外の他の各OS側に画面共有サーバをそれぞれ設け、他のOS側のUI処理部から出力された表示要求に応じた画面を当該他のOS側で仮想的に表示し、その表示内容を画面共有サーバがメニュー管理機能のOS側へ提供してメニュー管理機能のOS側で表示させるように構成されている。
このような構成の機能提供装置によれば、利用者に選択された機能を実行するためにOSの切り替えが必要な場合であっても、その切り替えが利用者に意識させることなく実施される。つまり、ハイパーバイザを用いない単体OSで動作させるシステムと同様な操作性が提供されるので、利用者はハイパーバイザ固有の操作を知る必要がない構成となっている。また、開発側にとっては、ハイパーバイザを用いることによって、異なるOS上の機能及びUIを特定のOSに移植することなく1台のハードウェアデバイスで動作させることが可能であるので、開発やテストを実施し易い構成となっている。
なお、図7に例示するような構成とすることで、ハイパーバイザを用いずに、メニュー管理機能に関する処理部のセットが設けられたOS以外のOSを仮想環境ではなく実環境として単独で動作させるようにして、開発やテストの実施を更に簡易に行えるようにしてもよい。
図7の例では、ハードウェア10上に、ハイパーバイザを用いずにシステム(B)70を設けてある。システム(B)70は、各種処理の実行環境であるOS(B)71を有し、OS(B)71上に、画面表示を制御するウインドウシステムの一例であるX−Window(B)72や、ファクス機能及びコピー機能に関する各処理部74〜77が動作するプラットフォームとしてのPlatform73が設けられる。また、更に、システム(B)70で提供する各機能(本例ではファクス機能及びメニュー機能)を選択させるための補助的なメニュー画面である簡易メニュー画面を表示し、当該簡易メニュー画面で利用者に選択された機能に関する処理部を呼び出して起動させる簡易メニュー表示機能部78を有している。
つまり、簡易メニュー表示機能部78による補助的なメニュー管理機能により、OS(B)71上で提供される各機能に関する処理部を起動させることができるように構成されている。
次に、第2構成例の機能提供装置において、メニュー管理機能に関する処理部が設けられていない他のシステムであるシステム(B)60でエラーが発生した場合の動作について説明する。
本例の機能提供装置は、一例として、メニュー画面で選択された機能に関してシステム(B)60上でエラーが発生した場合であっても、システム(A)50では、メニュー管理機能部55により、システム(B)60のX−Window(B)63による表示内容をVNC−Server(B)62からVNC−Client52へハイパーバイザ20を介して受け渡し、X−Window(A)53によりシステム(A)50で表示させるようにする。
このような構成により、例えば、メニュー画面で選択された機能に関するUI処理部が呼び出されたシステム(B)60で当該UI処理部の起動中にエラーが発生したような場合において、その時点におけるシステム(B)60の表示内容(例えば、UI処理部が異常終了している状態の表示内容や、再起動中の表示内容など)がシステム(A)50に表示されることになる。
また、本例の機能提供装置は、一例として、メニュー画面で選択された機能に関してシステム(B)60上でエラーが発生した場合には、当該エラーの発生を示す情報をシステム(B)60からシステム(A)50へ送信させ、この情報を受けたシステム(A)50において、メニュー管理機能部55により、メニュー画面で選択されて機能に関してエラーが発生したことを示すエラー通知画面をシステム(A)50に表示させるようにする。また、システム(B)60の表示内容をシステム(A)50で表示させる指示を受け付けるための状態確認ボタンをメニュー画面に設けておき、状態確認ボタンの押下操作がなされたことに応じて、システム(B)60のX−Window(B)63による表示内容をVNC−Server(B)62からVNC−Client52へハイパーバイザ20を介して受け渡し、X−Window(A)53によりシステム(A)50で表示させるようにする。
このような構成により、例えば、メニュー画面でコピーボタン等を押下操作したのにシステム(B)60側の再起動中の表示に突然切り替わる等の不自然な画面遷移とはならずに、システム(A)50にはエラー通知画面が表示されることになる。また、利用者が詳細なエラー状況の把握等のためにシステム(B)60の表示内容を確認することを希望する場合には、メニュー画面の状態確認ボタンを押下操作すればよく、これに応じてシステム(B)60の表示内容がシステム(A)50側に表示される。
ここで、システム(B)60側が正常動作している場合にメニュー画面の状態確認ボタンの押下操作がなされると、システム(B)60では直前に実行した機能のUIが表示されたままの状態となっていることがあり、その内容がシステム(A)50側に表示されると不自然である。そこで、システム(B)60側が正常動作している場合には、メニュー画面による機能選択を利用者に促すメッセージ(例えば、「機能を選択してください」等のメッセージ)を表示する待機画面をシステム(B)60で表示しておくようにする。
より具体的に、図8に示すメニュー画面からの遷移シーケンスの他の例を参照して説明する。
まず、システム(B)60では、X−Window(B)63により待機画面を表示しておく(ステップS41)。そして、システム(A)50において、メニュー画面上のコピーボタンの押下操作がなされると(ステップS42)、メニュー管理機能部55によりシステム(B)60上のコピー機能部に関する処理部を呼び出して(ステップS43)、システム(B)60においてコピー機能に関する操作画面の表示処理を開始させる(ステップS44)。
この場合に、システム(B)60においてコピー機能が正常動作しているか否かを判定し(ステップS45)、正常動作していると判定された場合には、コピー画面UI処理部68によりコピー機能に関する操作画面の表示要求が出力されて、当該表示要求に応じた画面がX−Window(B)63によってシステム(B)60上に表示される(ステップS46)。そして、システム(A)50のメニュー管理機能部55により、システム(B)60のX−Window(B)63による表示内容をVNC−Server(B)62からVNC−Client52へハイパーバイザ20を介して受け渡し、X−Window(A)53によりシステム(A)50で表示させるようにする(ステップS47)。コピー機能の終了後は、システム(A)50において、メニュー画面UI処理部56による表示要求に応じたメニュー画面をX−Window(A)53によって表示すると共に、システム(B)60のX−Window(B)63に待機画面の表示を指示して、システム(B)60上に待機画面を表示させる(ステップS48)。
一方、ステップS45において正常動作していないと判定された場合には、システム(B)60においてX−Window(B)63にエラー内容の表示を指示して、システム(B)60上にエラー内容を表示させると共に(ステップS49)、システム(A)50側にエラーの発生を示す情報を送信し、システム(A)50のメニュー管理機能部55にエラー通知画面の表示要求を出力させて、X−Window(A)53によりシステム(A)50にエラー通知画面を表示させる(ステップS50)。
これらの処理の後で、利用者がシステム(B)60の表示内容を確認することを望む場合にはメニュー画面の状態確認ボタンが押下操作され(ステップS51)、システム(A)50のメニュー管理機能部55により、システム(B)60のX−Window(B)63による表示内容をVNC−Server(B)62からVNC−Client52へハイパーバイザ20を介して受け渡し、X−Window(A)53によりシステム(A)50で表示させるようにする(ステップS52)。
これにより、システム(A)50には、システム(B)60側の機能が正常動作している場合は待機画面が表示され、正常動作していない場合はエラー内容が表示される。
図9には、本例の機能提供装置として動作するコンピュータの主要なハードウェアを例示してある。
本例では、各種演算処理を行うCPU81、CPU81の作業領域となるRAM82や基本的な制御プログラムを記録したROM83等の主記憶装置、本発明の一実施形態に係るプログラムや各種データを記憶する補助記憶装置(例えば、HDD等の磁気ディスクや、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリなど)84、各種情報を表示出力するための表示装置や操作者により入力操作に用いられる操作ボタンやタッチパネル等の入力機器とのインタフェースである入出力I/F85、他の装置との間で有線又は無線により通信を行うインタフェースである通信I/F86、等のハードウェア資源を有するコンピュータにより構成されている。
そして、本発明の一実施形態に係るプログラムを補助記憶装置84等から読み出してRAM82に展開し、これをCPU81により実行させることで、本発明の一実施形態に係る機能提供装置をコンピュータ上に実現している。
なお、本発明の一実施形態に係るプログラムは、例えば、当該プログラムを記憶したCD−ROM等の外部記憶媒体から読み込む形式や、通信回線等を介して受信する形式などにより、本例に係るコンピュータに設定される。
また、本例のようなソフトウェア構成により機能提供装置を実現する態様に限られず、専用のハードウェアモジュールを用いて実現するようにしてもよい。
10:ハードウェア、 20:ハイパーバイザ、 30、50:システム(A)、 31、51:OS(A)、 32、53:X−Window(A)、 33、54:Platform、 34、55:メニュー管理機能部、 35、56:メニュー画面UI処理部、 36、57:ユーザー管理機能部、 37、58:ユーザー管理画面UI処理部、 52:VNC−Client、 40、60、70:システム(B)、 41、61、71:OS(B)、 42、63、72:X−Window(B)、 43、64、73:Platform、 44、65、74:ファクス機能部、 45、66、75:ファクス画面UI処理部、 46、67、76:コピー機能部、 47、68、77:コピー画面UI処理部、 62:VNC−Server(B)、 78:簡易メニュー表示機能部

Claims (10)

  1. 処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザを備え、
    前記第2環境として、当該第2環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理が実行される1以上の実行環境を有し、
    前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の画面表示要求処理により出力された表示要求を前記ハイパーバイザを介して取得して当該表示要求に応じた画面を当該第1環境で表示する画面表示処理と、が実行される実行環境を有する、
    ことを特徴とする機能提供装置。
  2. 処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザを備え、
    前記第2環境として、当該環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理と、当該画面表示要求処理により出力された表示要求に応じた画面を当該第2環境で表示する画面表示処理と、が実行される1以上の実行環境を有し、
    前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して当該第1環境で表示する取得表示処理と、が実行される実行環境を有する、
    ことを特徴とする機能提供装置。
  3. 前記第1環境は、前記第2環境にアクセスするための環境識別情報と、前記第2環境で提供される機能に係る画面表示要求処理を起動するための機能識別情報と、当該機能をメニュー画面で示すための機能表示情報とを記憶する記憶部を有し、
    前記第1環境のメニュー処理は、メニュー画面の表示を前記機能表示情報に基づいて行い、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理の起動を前記環境識別情報及び前記機能識別情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能提供装置。
  4. 前記第1環境は、前記第2環境にアクセスするための環境識別情報を記憶する記憶部を有すると共に、前記第2環境で提供される機能に係る画面表示要求処理を起動するための機能識別情報と、当該機能をメニュー画面で示すための機能表示情報とを前記環境識別情報に基づいて前記第2環境から取得する取得処理を有し、
    前記第1環境のメニュー処理は、メニュー画面の表示を前記機能表示情報に基づいて行い、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理の起動を前記環境識別情報及び前記機能識別情報に基づいて行う、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能提供装置。
  5. 前記ハイパーバイザを用いずに、前記第2環境を仮想環境ではなく実環境として動作させることが可能であり、
    前記第2環境を実環境として動作させる場合は、当該第2環境で提供する各機能に係る画面表示要求処理を起動する指示を利用者から受け付ける補助的なメニュー画面を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の機能提供装置。
  6. 前記第1環境のメニュー処理は、前記メニュー画面で選択された機能について前記第2環境でエラーが発生した場合であっても、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の機能提供装置。
  7. 前記第1環境のメニュー処理は、前記メニュー画面で選択された機能について前記2環境でエラーが発生した場合に、当該エラーの発生を示す画面を前記第1環境で表示させ、また、利用者からの指示に応じて、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の機能提供装置。
  8. 前記第1環境のメニュー処理は、利用者からの指示に応じて、前記取得表示処理により前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して表示させ、
    前記第2環境の画面表示処理は、前記第1環境のメニュー画面で選択された機能の実行が正常に終了した後は、前記メニュー画面による機能選択を利用者に促す画面を表示しておく、
    ことを特徴とする請求項2に記載の機能提供装置。
  9. コンピュータに、
    処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザと、
    前記第2環境として、当該第2環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理が実行される1以上の実行環境と、
    前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の画面表示要求処理により出力された表示要求を前記ハイパーバイザを介して取得して当該表示要求に応じた画面を当該第1環境で表示する画面表示処理と、が実行される実行環境と、
    を実現させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    処理の実行環境である第1環境及び第2環境をそれぞれ仮想環境として動作させるためのハイパーバイザと、
    前記第2環境として、当該環境で提供する各機能に係る画面の表示要求を出力する画面表示要求処理と、当該画面表示要求処理により出力された表示要求に応じた画面を当該第2環境で表示する画面表示処理と、が実行される1以上の実行環境と、
    前記第1環境として、複数の機能の中から利用者に機能を選択させるメニュー画面を表示し、当該メニュー画面で選択された機能に対応する前記第2環境の画面表示要求処理を前記ハイパーバイザを介して起動させて当該機能に係る画面の表示要求を出力させるメニュー処理と、前記第2環境の表示内容を前記ハイパーバイザを介して取得して当該第1環境で表示する取得表示処理と、が実行される実行環境と、
    を実現させるためのプログラム。
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