JP2011196663A - プレート式熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱プレート積層時の編成間違いを抑止しつつ、伝熱プレートの鍔部の変形を抑制し、品質を安定させる。
【解決手段】中央部に波状の凹凸31が形成され、周辺部に封止部32と該封止部より外側に延出された鍔部33が形成された所定数の伝熱プレート3が積層され、隣接する伝熱プレート相互の内部空間を、積層方向に交互に低温側流路及び高温側流路として用いるプレート式熱交換器であって、上記伝熱プレートの積層方向における奇数番目または偶数番目の上記鍔部の端部に折曲部33aが設けられてなることを特徴とするものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、媒体が流れる高温側流路と低温側流路が積層された伝熱プレートの間に交互に形成されたプレート式熱交換器に関するものである。
従来のプレート式熱交換器として、くの字状(ヘリンボーン状)に形成された凸条及び凹条の伝熱面を有する2枚の伝熱プレートを、対向された凸条同士が交差衝合するように積層させたときに形成される第1空間を高温側流路とし、同様に組み合わされた2枚の伝熱プレートを180°反転して積層させることにより、対向面の凹凸に交差衝合部分がないように形成された第2空間を低温側流路とし、これを順次積層して、不純物を含んだ被熱交換媒体を第2空間に流通させることで、第2空間の低温側流路に不純物が堆積することなく、被熱交換媒体の流通性を確保して効率の良い熱交換を行うことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、上層から下層に向けて伝熱プレートの積層の向きが異なる場合の積層間違いを防止するために、各伝熱プレートの鍔部に位置決め用の切り欠きと、編成確認用の切り欠きを設けるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−121956号公報(第1頁、図6、図7) 特開平10−103883号公報(第1頁、図1、図2)
上記特許文献1に記載されたような2種類の伝熱プレートを交互に積層する場合、組立時の積層間違いを確認することは必須の過程である。また、特許文献2のような従来の技術はそのような確認に有効な手段ではあるが、切り欠きによる編成の確認には、検査員の慣れと、確認のための時間を要する上、縦方向に一定の間隔で並んだ切り欠きを外観目視によってチェックする方法であるため、検査漏れなどの人為的要因によって、積層不良の製品が誤って出荷される恐れが有るという問題があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解決するためになされたもので、積層された伝熱プレートの編成の確認が容易であり、しかもろう付時の荷重印加時の伝熱プレートの鍔部の変形が抑制されたプレート式熱交換器を得ることを目的としている。
また、対をなして組まれた2種類の伝熱プレートを交互に反転させて積層するときの積層ミスを容易に検知することで不良品の発生が防止され、品質が安定したプレート式熱交換器を得ることを目的としている。
この発明の請求項1に記載された第1の発明に係るプレート式熱交換器は、中央部に波状の凹凸が形成され、周辺部に封止部と該封止部より外側に延出された鍔部が形成された所定数の伝熱プレートが積層され、隣接する伝熱プレート相互の内部空間を、積層方向に交互に低温側流路及び高温側流路として用いるプレート式熱交換器であって、上記伝熱プレートの積層方向における奇数番目または偶数番目の上記鍔部の端部に折曲部が設けられてなることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に記載された第2の発明に係るプレート式熱交換器は、周囲に鍔部を有する伝熱プレートを積層する際に、誤積層では積層方向に隣接する相手に対して互いに干渉し合い、正常積層状態では干渉しないように連関した組み合わせにより形成された凹部及び凸部を全ての鍔部の所定部に設けるようにしたものである。
この発明の第1の発明によれば、プレート式熱交換器を構成する伝熱プレートの編成間違いを防止することが容易となり、しかもろう付時に荷重を印加する際に伝熱プレートの鍔部の変形が抑制されるので、安定した品質のプレート式熱交換器を提供できる。
この発明の第2の発明によれば、対をなして組まれた2種類の伝熱プレートを交互に反転させて積層するときの積層ミスを容易に検知できる。このため、得られる製品の品質が安定する。また、不良品を減らせることで製造コストが低減され、製品を安価に提供できる。
本発明の実施の形態1に係るプレート式熱交換器を浴槽の追炊き機能を有する給湯装置として用いたときの例を示す回路構成図。 本発明の実施の形態1に係るプレート式熱交換器の外観概要を示す斜視図。 図2に示されたプレート式熱交換器の展開図。 図3のIV−IV線における矢視図に相当する積層状態での断面端面図。 図3のV−V線における矢視図に相当する積層状態での断面端面図。 実施の形態1の変形例に係るプレート式熱交換器の要部を示す図であり、図5に相当する断面端面図。 本発明の実施の形態2に係るプレート式熱交換器の要部を示す図であり、図3のVII−VII線における矢視図に相当する積層状態での断面図。 図7に示された伝熱プレートの鍔部に設けられた誤積層検知用の凹部及び凸部の配置を示す展開図。 図8に示す凹部及び凸部を奇数番目の伝熱プレートに設けるときの鍔部上の領域指定図。 図8に示す凹部及び凸部を偶数番目の伝熱プレートに設けるときの鍔部上の領域指定図。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るプレート式熱交換器を浴槽の追炊き機能を有する給湯装置として用いたときの例を示す回路構成図である。図において、給湯装置は、ヒートポンプ回路1とタンクユニット2を備えている。ヒートポンプ回路1は、圧縮機11、放熱器12、膨張弁13、及び蒸発器14を順に配管15、16で接続されて構成されている。タンクユニット2は、貯湯タンク21、プレート式熱交換器300で構成されている。貯湯タンク21は、上部にヒートポンプ回路1から配管22を介して供給される高温水を蓄え、下部に低温水を蓄え、ヒートポンプ回路1に配管23を介して循環ポンプ24にて循環させることができるように温度層毎に分離して蓄えられる積層式貯湯タンクが使用される。
実施の形態1に係るプレート式熱交換器300は、大凡図2の斜視図に示す如き外観形状をなしており、伝熱面積を大きくさせるために波状の凹凸31が形成された複数の伝熱プレート3を積層したものを縦置きに配置して使用される。該プレート式熱交換器300は第1流路301と第2流路302を有している。第1流路301は、貯湯タンク21の上部に蓄えられた高温水を配管25を介して上方の高温側入口301aに供給し、下方の高温側出口301bから排出させ、循環ポンプ26にて配管27を介して貯湯タンク21の下部に戻すように形成されている。第2流路302は、浴槽4からの低温水を、配管41を介して循環ポンプ42にて下部の低温側入口302aに供給し、上方の低温側出口302bから排出させ、配管43を介して浴槽4に戻すことで形成される。このように第1流路301と第2流路302をプレート式熱交換器300にて熱交換させることにより浴槽4の浴槽水を追炊きする機能を有する。
図3は、図2に示された上記プレート式熱交換器300の展開図、図4は図3の積層状態でのIV−IV線における矢視断面端面図、図5は図3の積層状態でのV−V線における矢視断面端面図を示している。伝熱プレート3は、図3、図4に示すように略長方形の板状で、伝熱面を構成する中央部に波状の凹凸31が形成され、周辺部に図5に示すように封止部32と該封止部32より外側に延出された鍔部33が形成されている。プレート式熱交換器300は該伝熱プレート3を所定枚数積層させ、所定の荷重を印加した状態で各伝熱プレート3、3、・・・間の封止部32を含む接点をろう付接合させることにより、水密性及び気密性と耐水圧性を保っている。
以下、伝熱プレート3を便宜上、図5の上から下方向に順に、第一プレート3a、第二プレート3b、第三プレート3c、第四プレート3d、と呼び、最下層の伝熱プレート3を最終プレート3eと呼ぶ。プレート式熱交換器300は、第1流路(ここでは高温側流路)301を形成する第一プレート3aと第二プレート3bのペアを繰返し積層することにより形成されているが、図5に示すように上から第一プレート3aと第二プレート3bの第1ペアP1、次いで第三プレート3cと第四プレート3dの第2ペアP2の順番の繰り返しで任意のペア数を積層させ、最底層のこの例では第4ペアP4の下側に配設する伝熱プレートとしては、高温側出入口及び低温側出入口をもたない最終プレート3eが用いられる。なお、第3ペアP3の構成は第1ペアP1と同様で積層の向きも同一である。
伝熱プレート3は、波状の凹凸31を形成する凸条の頂部31a(図4)または凹条の底部31b(図4)が、図3の矢印で示す流路方向Aに対し、中央部で「く」の字型または逆「く」の字となるように形成されている。第1ペアP1の場合、上側の第一プレート3aをくの字とすると、下側の第二プレート3bは逆くの字に配置させる。これによって、高温側の第1流路301内を対向する伝熱プレート3の波(凸条)の頂部31a同士は交差衝合して図4に示すように交差部分で接点Bを持つことになり、一定間隔の流路空間を形成できる。
一方、図4に示すように第2流路(低温側流路)302は、高温側の第1流路301を形成するペア同士の積層体相互の間に形成される空間によって構成されるが、上側に位置する第1流路301を形成する第1ペアP1の下側を構成する第二プレート3bが逆くの字方向の場合、その下側に位置する高温側の第1流路301を形成する第2ペアP2の上側を構成する第三プレート3cも逆くの字方向とすると、第1ペアP1と第2ペアP2の間に形成された低温側の第2流路302は、対向する伝熱プレート、例えば第二プレート3bと第三プレート3cの波の頂部31aが接触しない構造となり、髪の毛等のゴミ付着、ぬめり付着、スケール付着による流路閉塞を抑制することが可能となる。
尚、第一プレート3aを、その中心5を基準に180°回転させて配置させたものが、第三プレート3cであり、第二プレート2bをその中心5を基準に180°反転させて配置させたものが、第四プレート4dである。従って、波状の凹凸31を形成させるプレス金型は、基本的に第一プレート3a用のものと、第二プレート3b用のものの2種類で構成される。
図4に示すように、ペアを形成している第一プレート3aと第二プレート3bの間の空間、及び第三プレート3cと第四プレート3dの間の空間が第1流路301であり、便宜上、交差衝合している箇所を図示している。一方、第2流路302は、伝熱プレート3bと伝熱プレート3cの間の空間によって形成されている。該第2流路302は、隣接する各々の伝熱プレート3の凹凸31の位相が同一となるため、隣接する伝熱プレート3、3相互の間隔を保持するための接点を持たない構造となる。
そこで、各伝熱プレート3の所定部に、第2流路302内で接点を持たせるための突状の支持部34を形成させ、積層時に、この支持部34、34相互を当接させることにより当接部Cを形成し、第2流路302の間隔を保持するように機能させている。該支持部34は、図3に示すように伝熱プレート3の中央部に図の上下方向に離間させて2か所、周囲近傍の長辺部中央に各1か所の計4か所に設けられている。なお、第1流路301と第2流路302をそれぞれの出入口(301aと301b、及び302aと302b)に連通させる構造については、従来と全く同様に構成できる部分であるので、図示及び説明を省略する。
上記の如く、複数の伝熱プレート3(3a、3b、・・・、3e)を、ペアを組んで編成したものを交互に180°回転させて積層することによりプレート式熱交換器300を得ることができるが、積層の過程で編成の間違いが生じた場合に生じる機能及び品質の低下を防ぐために発明された、本発明の実施の形態1の典型的な特徴部分について、以下、図5、図6を参照して更に具体的に説明する。
先ず、図5は、請求項1に記載された第1の発明に係る特徴部分を説明する図であり、図3に示されたV−V線における矢視図に相当する積層状態での断面端面図である。図において、プレート式熱交換器300を構成する積層された伝熱プレート3は、高温側の第1流路301を形成する第1ペアP1〜第4ペアP4の上側の第一プレート3a、第三プレート3c、即ち、ここでは図の上から下へ奇数番目の伝熱プレート3の鍔部33にのみ折曲部33aが設けられている。そして、折曲部33aは隣接する偶数番目の鍔部33の方向に曲げられ、その先端部が、該隣接する偶数番目の鍔部の突出端部近傍まで伸びて形成されている。なお、第2流路は図示された領域の範囲外のため図に現れていない。
上記のように構成された第1の発明に係る実施の形態1においては、積層体でなるプレート式熱交換器300を側面方向から見たとき、積層方向に直交する方向に伸びた所定幅の折曲部33aの端面と、隣接する折曲部33a相互の間に形成された空間部Dとが積層方向に交互に規則正しく配列されていることを目視で検査することにより、第1ペアP1と第2ペアP2が交互に規則正しく積層されているか否かの異常を確認するので、切欠き等の小さな目印が積層方向に等間隔で規則的に並んでいることを確認するよりも、積層異常を容易に検知することができる。
このため、組立時に上側の第一、第三プレート3a、3cと、下側の第二、第四、最終プレート3b、3d、3eのペアの構成の間違いを確実に防止することが可能となった。また、折曲部33aを設けたことにより、鍔部33の形状が安定化され、且つ、剛性が高まるので、鍔部33の平坦部E(図5)に対して垂直に印加された荷重による該鍔部33の変形が抑制される。このため、積層された伝熱プレート3をろう付するときに、平坦部Eに対して垂直に印加された荷重による鍔部33の変形が抑制され、積層された伝熱プレート3相互間の水密性及び気密性を高品質で得ることができる。なお、上記折曲部33aは鍔部33の全周にわたって形成し、あるいは一部のみ形成してもよいが、ろう付時に荷重を印加する領域に折曲部33aが設けられていることは望ましい。
図6は、上記実施の形態1の変形例に係るプレート式熱交換器の要部を示す断面図であり、図5に相当する断面端面図である。この変形例では、図6に示すように、第二プレート3b、第四プレート3d、・・・、及び最終プレート3e、即ち、高温側の第1流路301を形成するペアの下側の伝熱プレート3に対しても、鍔部33に折曲部33bを設け、且つ、折り曲げ位置が奇数番目の折曲部33aよりも内側に配置されている。その他の構成は図5のものと同様であるので説明を省略する。
上記のように構成された実施の形態1の変形例においては、図5に示すプレート式熱交換器の場合と同じ効果に加えて、積層する全ての伝熱プレート3の鍔部33の先端部に折曲部33a、33bが形成されていることにより、鍔部33の強度がさらに増加し、ろう付接合時の荷重印加による伝熱プレート3の変形をさらに抑制することができ、高品質のプレート式熱交換器を提供できるという効果が得られる。
なお、図5に示された折曲部33aの方向を逆に設けても差し支えない。また、積層された伝熱プレート3の奇数番目の鍔部33に設けた例を示したが、偶数番目に設けるようにしても良い。また、積層数をさらに増やしても良い。
上記説明したように、本発明の第1の発明になる実施の形態1によれば、ペアを形成した伝熱プレート3の積層状態を容易に確認することができ、組立時に上側の伝熱プレート(第一、第三プレート3a、3c)と、下側の伝熱プレート(第二、第四、最終プレート3b、3d、3e)のペアの組合せの間違いを防止することが容易となる。また、折曲部33aにより、鍔部33の形状が安定化され、且つ剛性が高くなるので、鍔部33の平坦部Eに対して垂直に印加された荷重による該鍔部33の変形が抑制される。このため、積層された伝熱プレート3のろう付時に平坦部Eに対して垂直に印加される荷重による該鍔部33の変形が抑制され積層された伝熱プレート間の水密性及び気密性を確実にして品質の高いプレート式熱交換器を得ることができる。
また、不良品を減らせることで製造コストを低減することができ、製品を安価に提供できる。さらに、不良品が減ることで、製造工程でのエネルギー使用量を削減できる。上記品質の向上により製品の信頼性や耐久性、安全性も向上する効果が期待できる。また、折曲部33aによる鍔部33の強度向上により、伝熱プレート3の板厚を薄くすることも可能となり、その場合には軽量化、輸送の効率化なども期待できる。
実施の形態2.
図7は、請求項4に記載された本発明の第2の発明に係る実施の形態2のプレート式熱交換器の要部を示す断面図であり、図3のVII−VII線における矢視図に相当する積層状態での断面図である。図8は、図7に示された伝熱プレートの鍔部に設けられた誤積層検知用の凹部及び凸部の配置を拡大して示す展開図、図9は、図8に示す凹部及び凸部を奇数番目の伝熱プレートに設けるときの鍔部上の領域を指定する図、図10は同じく図8に示す凹部及び凸部を偶数番目の伝熱プレートに設けるときの鍔部上の領域を指定する図である。
この実施の形態2は図7、図8に示すように、積層された全ての伝熱プレート3の鍔部33の所定部に、誤積層では積層方向に隣接する相手に対して互いに干渉し合い、正常積層状態では干渉しないように連関して組み合わされた関係で、プレス加工により形成された凸部35(黒丸●印)及び凹部36(白丸○印)を設けることにより、例えば実施の形態1のように、対をなして組まれた2種類の伝熱プレートを交互に反転させて積層するように構成した場合に、ペアの編成ミスや、積層する際の反転(半回転)のミスなどの積層ミスを容易に検知し得るようにしたものである。
凸部35及び凹部36は、奇数番目の伝熱プレート3については図9、偶数番目の伝熱プレートについては図10に示す鍔部33の第一領域I、第二領域II、第三領域III、及び第四領域IVの中の任意の位置に配置できるが、伝熱プレート3を積層する際に、夫々の凸部35及び凹部36は、伝熱プレート3の中心5を基準に180°回転させた場合、及び180°回転させない場合においても、積層方向に対して互いに重なり合うように配置されなければならない。従って、凸部35及び凹部36は互いに伝熱プレート3の水平軸51及び伝熱プレート垂直軸52に対して対称の位置関係に配置させる。
即ち、鍔部33の周囲に、伝熱プレート3の中心5に対して互いに点対称な2組の領域を設定し、該領域の所定部に、凹部36、凸部35、及び平坦部の何れかを形成する。例えば2組の領域の内、一方の組を構成する第一領域I及び第三領域IIIの1つは平坦部、残りは凹部36及び凸部35の一方とし、他方の組を構成する第二領域II及び第四領域IVの1つは平坦部、残りは凹部36及び凸部35の他方とすることで組み合わされる。この実施の形態2の場合は、奇数番目の伝熱プレートについては、第一領域Iに凹部36、第二領域IIに凸部35を配置し、偶数番目の伝熱プレートについては、第二領域IIに凹部36、第三領域IIIに凸部35を配置することで目的を達成している。
上記のように凸部35または凹部36を設ける位置は、伝熱プレート3の鍔部33上に設定された4箇所であり、この例では図8に示すように鍔部33の短辺部に2か所ずつ合計4箇所に設けられる。なお、4箇所の内、凸部35及び凹部36は各1箇所、残りの2箇所はフラットの状態とする。また、凸部35及び凹部36は、図7に示すような断面台形状に形成されている。そして、凸部35の高さ35H、及び凹部36の深さ36Dは、隣り合う伝熱プレート3の鍔部33の隙間Fの1/2以上で、かつ、隙間F以下とするが、限りなく隙間Fと同じであることが望ましい。なお、凸部35及び凹部36の形状は、図に例示された円状の突き出し構造に限定されず、例えば楕円状の突き出し構造、折り曲げ構造など突起物となり得る構造であれば良い。
実施の形態1において説明した如く、プレート式熱交換器300は、高温側の第1流路301を形成する凹凸31が形成された第一、第二プレート3a、3bのペアを交互に180°反転させて繰返し積層することにより形成されており、プレスによる基本的に第一プレート3a及び第二プレート3bの2種類の伝熱プレート3を所定の順番及び所定の向きで積層させることにより成り立つ。このため、ペアの組合せのミス、及び反転のミスは、何れの場合も機能の劣化や不良になるので、誤積層を防止する必要がある。
図8の展開図に示す配置において、例えば図の右側から1番目と2番目の伝熱プレート3、即ち第一プレート3a及び第二プレート3bに着目すると、図示のように積層時の向きが正しい場合は、上下に重なり合う隣同士の凸部35と凹部36の頂点が互いに干渉(衝合)し合うことなく、正常に積層することができる。一方、第二プレート3bの積層時の向きが180°間違った場合は、該第二プレート3bの左下部の凸部35が図の右上の位置に来るので、その上部に配置される第一プレート3aの右上の凹部36と干渉し、正常に積層することが不能になる。第二プレート3b及び第三プレート3c、第三プレート3c及び第四プレート3dについても、何れか一方がペアのミスや反転のミスがあると隣接する相手に対して干渉するように設定されている。
上記のように、実施の形態2によれば、プレート式熱交換器における、伝熱プレート3の周囲に形成された鍔部33の所定部に、誤積層では積層方向に隣接する相手に対して互いに干渉し合い、正常積層状態では干渉しないように連関した組み合わせにより形成された凹部36及び凸部35を設けたことにより、対をなして組まれた2種類の伝熱プレートでペアを組むときの編成ミス、及びペアを形成した伝熱プレートを交互に反転させて積層するときの積層ミスを容易に検知できる。このため、得られる製品の製造コストが低減され、製品を安価に提供できるという効果が得られる。なお、図7に示すように折曲部33aを設けた例を示したが、これを設けなくても誤積層の検知を行うことができる。
実施の形態3〜実施の形態9.
この発明の実施の形態3〜実施の形態9に係るプレート式熱交換器は、上記実施の形態2の鍔部33における第一領域I〜第四領域IVに、凸部35及び凹部36を設ける際の組み合わせを、表1の実施の形態3〜9に示すようにそれぞれ変更して製作したものである。なお、表1において、「プレート」は伝熱プレート3を示し、「凹」は凹部36、「凸」は凸部35、「無し」は凹部36及び凸部35の何れも設けないことを示している。例えば、実施の形態3における第一プレートについては、第一領域Iに凹部36、第四領域IVに凸部35が設けられ、第二領域II、第三領域IIIには凹部36、凸部35の何れも設けられていないことを示している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態3〜実施の形態9の何れの組合せにおいても、対をなして組まれた2種類の伝熱プレートを交互に反転させて積層するときの積層ミスを容易に検知することができるなど、実施の形態2と同様の効果が得られる。
Figure 2011196663
実施の形態10.
請求項8に記載されたこの発明の第3の発明に係る実施の形態10によるプレート式熱交換器は、上記請求項1に記載された第1の発明と上記請求項4に記載された第2の発明を組み合わせたものである。即ち、実施の形態10に係るプレート式熱交換器は、積層された伝熱プレート3の鍔部33に、図5または図6に示すような折曲部33a、または折曲部33aと折曲部33bを設けると共に、該鍔部33の所定位置に図7及び図8に示すような、誤積層では積層方向に隣接する相手に対して互いに干渉し合い、正常積層状態では干渉しないように連関した組み合わせにより形成された凹部36及び凸部35を設けるようにしたものである。因みに、図7はその折曲部33aと凹部36及び凸部35の双方を設けた例に相当する。
上記折曲部33a、または折曲部33a及び折曲部33bと、上記凹部36及び凸部35を鍔部33に設ける場合の設置位置は、特に限定されるものではないが、折曲部33a、または折曲部33aと折曲部33bを鍔部33の長辺側に設け、凹部36及び凸部35を鍔部33の短辺側に設けるようにした場合は、伝熱プレート3を積層したときに、積層体の長辺側から折曲部33aと空間部D(図5)または折曲部33b(図6)の配列を例えば目視で検査することにより伝熱プレート3のペアの編成ミスを検知し、積層体の短辺側から積層ミスがあった場合の状況を容易に確認することができる。なお、目視の観測を画像処理による監視に変えても良い。
上記のように構成された実施の形態10によれば、奇数番目もしくは偶数番目、または奇数番目及び偶数番目の伝熱プレート3の鍔部33に折曲部33aを設けることにより、伝熱プレートの組合せの間違いを防止することができる。そして、全ての伝熱プレートの鍔部33に所定の凹部36、凸部35を設けることにより積層時の向きの間違いを防止することができる。更に、鍔部33に折曲部33aを設けたことにより、鍔部33の強度が増加し、ろう付接合時の荷重印加による伝熱プレートの変形を抑制することができ、高品質のプレート式熱交換器を提供できるという効果が得られる。
ところで、上記実施の形態ではこの発明のプレート式熱交換器を浴槽の追炊きに用いる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば高温側の液体が異物を含み、低温側の液体が異物を含まない場合においては、実施の形態とは逆に第1流路に低温側の液体を流すように構成しても良い。
1 ヒートポンプ回路、 2 タンクユニット、 21 貯湯タンク、 3 伝熱プレート、 3a 第一プレート、 3b 第二プレート、 3c 第三プレート、 3d 第四プレート、 3e 最終プレート、 31 凹凸、 31a 頂部、 31b 底部、 32 封止部、 33 鍔部、 33a、33b 折曲部、 34 支持部、 35 凸部、 35H 高さ、 36 凹部、 36D 深さ、 5 中心、 51 水平軸、 52 垂直軸、 P1 第1ペア、 P2 第2ペア、 300 プレート式熱交換器、 301 第1流路(高温側流路)、 302 第2流路(低温側流路)、 B 接点、 C 当接部、 D 空間部、 E 平坦部、 F 鍔部33の隙間。

Claims (10)

  1. 中央部に波状の凹凸が形成され、周辺部に封止部と該封止部より外側に延出された鍔部が形成された所定数の伝熱プレートが積層され、隣接する伝熱プレート相互の内部空間を、積層方向に交互に低温側流路及び高温側流路として用いるプレート式熱交換器であって、上記伝熱プレートの積層方向における奇数番目または偶数番目の上記鍔部の端部に折曲部が設けられてなることを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 上記折曲部は、奇数番目の上記鍔部に設けられ、隣接する偶数番目の上記鍔部の方向に曲げられた先端部が、該隣接する偶数番目の上記鍔部の突出端部近傍まで伸びて形成されていることを特徴とする請求項1記載のプレート式熱交換器。
  3. 上記折曲部が、全ての上記伝熱プレートの鍔部に設けられ、上記折曲部の位置が、内側寄りと外側寄りに上記積層方向に交互に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプレート式熱交換器。
  4. 中央部に波状の凹凸が形成され、周辺部に封止部と該封止部より外側に延出された鍔部が形成された所定数の伝熱プレートが積層され、隣接する伝熱プレート相互の内部空間を、積層方向に交互に低温側流路及び高温側流路として用いるプレート式熱交換器であって、全ての上記鍔部の所定部に、誤積層では積層方向に隣接する相手に対して互いに干渉し合い、正常積層状態では干渉しないように連関した組み合わせにより形成された凹部及び凸部を設けたことを特徴とするプレート式熱交換器。
  5. 上記鍔部の周囲に、上記伝熱プレートの中心に対して互いに点対称な2組の領域が設定され、該領域の所定部に、上記凹部、上記凸部、及び平坦部の何れかが形成されてなることを特徴とする請求項4記載のプレート式熱交換器。
  6. 上記2組の領域の内、一方の組を構成する第一領域及び第三領域の1つは上記平坦部、残りは上記凹部及び上記凸部の一方であり、他方の組を構成する第二領域及び第四領域の1つは上記平坦部、残りは上記凹部及び上記凸部の他方であることを特徴とする請求項5記載のプレート式熱交換器。
  7. 上記凹部は、隣接する上記鍔部の隙間の寸法の1/2以上で該隙間の寸法以下の深さを有し、上記凸部は、上記隙間の寸法の1/2以上で、該隙間の寸法以下の高さを有するものであることを特徴とする請求項4から請求項6の何れかに記載のプレート式熱交換器。
  8. 中央部に波状の凹凸が形成され、周辺部に封止部と該封止部より外側に延出された鍔部が形成された所定数の伝熱プレートが積層され、隣接する伝熱プレート相互の内部空間を、積層方向に交互に低温側流路及び高温側流路として用いるプレート式熱交換器であって、上記鍔部に、上記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の折曲部と、上記請求項4から請求項7の何れか1項に記載の凹部及び凸部とが設けられてなることを特徴とするプレート式熱交換器。
  9. 上記折曲部が、上記鍔部の長辺側に設けられ、上記凹部及び凸部が上記鍔部の短辺側に設けられてなることを特徴とする請求項8記載のプレート式熱交換器。
  10. 上記伝熱プレートの中央部に波状に形成された凹凸は、中央部が「く」字状に曲がる凹条及び凸条からなることを特徴とする請求項8又は請求項9記載のプレート式熱交換器。
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