JP2011196559A - 給湯機 - Google Patents

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良司 松村
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Abstract

【課題】心臓への負担を軽減し、快適性を向上させ、さらにどれくらい電力消費を節約できたかを使用者に知らせることができる使い勝手の良い給湯機を提供すること。
【解決手段】本発明の給湯機は、異なる温度の湯水を交互に出湯する温冷浴運転動作を開始する温冷スイッチとを備え、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始したときは、第1の所定時間は、温度検出手段で検出する温度が、温度操作部で設定した温度となるように熱源の出力を調節して吐出部から湯水を出湯させ、第1の所定時間経過後は、異なる温度の湯水を第2の所定時間出湯させ、それを交互に繰り返し、表示装置に、温冷スイッチ操作前の温水連続運転に比べて、温冷浴運転動作を行った時のほうが、どれくらいの電力を節約できるのかを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯機に関連し、特に、熱源の出力制御に関する。
従来の給湯機は、熱源で加熱した温水をシャワーヘッドなどの吐出部から出湯し、使用者はシャワー浴を楽しむことができるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−309407号公報
しかしながら、従来の給湯機では、ある一定の温度の湯をシャワーヘッドから出湯させるだけなので、温水の熱さで体が火照り、シャワー浴後には汗をかいてしまうため爽快さが不足してしまう場合があり、疲労感が残ってしまい快適性が損なわれてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、心臓への負担を軽減し、快適性を向上させ、かつ一定湯温のシャワーと比べ、電力消費を少なくでき、さらにどれくらい電力消費を節約できたかをパーセンテージ等で使用者に、あらかじめ知らす事が出来る使い勝手の良い給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の給湯機は、湯水を加熱する熱源と、熱源で加熱した温水の温度を検出する温度検出手段と、熱源から出湯する温度を調節する温度操作部と、設定温度、設定時間、消費電力の情報等を表示する表示装置と、熱源で加熱した温水を吐出する吐出部と、異なる温度の湯水を交互に出湯する温冷浴運転動作を開始する温冷スイッチとを備え、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始したときは、第1の所定時間は、温度検出手段で検出する温度が、温度操作部で設定した温度となるように熱源の出力を調節して吐出部から湯水を出湯させ、第1の所定時間経過後は、異なる温度の湯水を第2の所定時間出湯させ、それを交互に繰り返し、表示装置に、温冷スイッチ操作前の温水連続運転に比べて、温冷浴運転動作を行った時のほうが、どれくらいの電力を節約できるのかを表示することにより、異なる温度の湯水が交互に出湯するシャワー浴を行うことができるので、シャワー浴を行っている最中の心拍数を低下させ、心臓の負担を軽減して快適性を向上させることができる。さらに、一定湯温のシャワーと比べ、どれくらい省エネルギーになったかをパーセンテージで使用者にあらかじめ知らす事ができる。
本発明は、心臓への負担を軽減し、快適性を向上させ、かつ一定湯温のシャワーと比べ、電力消費を少なくでき、さらにどれくらい電力消費もしくは電力料金を節約できたかを知らせることができる使い勝手のよい給湯機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における給湯機の正面外観図 同実施の形態1における要部外観図 同実施の形態1における要部外観図 同実施の形態1における給湯機の構成図 同実施の形態1における連続浴時の温度センサ31の検出温度の変化図 同実施の形態1における温冷浴時の温度センサ31の検出温度の変化図 同実施の形態1における心拍数の状態を示した図 同実施の形態1における心拍数の状態を示した図 (a)同実施の形態1における心拍数の変化図(b)同実施の形態1における心拍数の変化図 同実施の形態1におけるα波の含有率を示した図 同実施の形態1におけるα波の変化を示した図 同実施の形態2における要部外観図 同実施の形態3における要部外観図 同実施の形態3における要部外観図 同実施の形態4における要部外観図 同実施の形態4における給湯機の構成図
第1の発明の給湯機は、湯水を加熱する熱源と、熱源で加熱した温水の温度を検出する温度検出手段と、熱源から出湯する温度を調節する温度操作部と、設定温度、設定時間、消費電力の情報等を表示する表示装置と、熱源で加熱した温水を吐出する吐出部と、異なる温度の湯水を交互に出湯する温冷浴運転動作を開始する温冷スイッチとを備え、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始したときは、第1の所定時間は、温度検出手段で検出する温度が、温度操作部で設定した温度となるように熱源の出力を調節して吐出部から湯水を出湯させ、第1の所定時間経過後は、異なる温度の湯水を第2の所定時間出湯させ、それを交互に繰り返し、表示装置に、温冷スイッチ操作前の温水連続運転に比べて、温冷浴運転動作を行った時のほうが、どれくらいの電力を節約できるのかを表示することにより、異なる温度の湯水が交互に出湯するシャワー浴を行うことができるので、シャワー浴を行っている最中の心拍数を低下させ、心臓の負担を軽減して快適性を向上させることができる。さらに、一定湯温のシャワーと比べ、どれくらい省エネルギーになったかをパーセンテージで使用者にあらかじめ知らす事ができる。
第2の発明の給湯機は、特に第1の発明において、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始し、一定時間(T1)温冷浴運転をした後、温冷スイッチを切るか、または給湯運転を停止するかした時に、一定時間(T1)温水連続運転していた場合と比較して、どれくらいの電力量が節約されたかを表示装置に表示することにより、一定湯温のシャワーと比べ、どれくらい省エネルギーになったかをパーセンテージで使用者に使用前と使用後、両方知らす事ができ、使い勝手の良い給湯機を提供する事が出来る。
第3の発明の給湯機は、特に第1または第2の発明において、消費電力1KW当たりの電力料金を入力する電力料金入力手段を備え、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始し、一定時間(T1)温冷浴運転をした後、温冷スイッチを切るか、または給湯運転を停止するかした時に、一定時間(T1)温水連続運転していた場合と比較して、どれくらいの電力料金が節約されたかを表示装置に表示することにより、節約された電気料金を表示装置に表示する事ができる。
第4の発明の給湯機は、特に第1から第3のいずれか1つの発明において、温冷浴の温水浴時間(第1の所定時間)と、冷水浴時間(第2の所定時間)と、異なる温度の湯水を交互に出湯する回数を入力する回数入力手段を備えたことにより、使用性の高い使用者の好みに合わせた給湯機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における給湯機の外観正面図であり、図2、図3は、は要部詳細図であり、図4は、本実施の形態1における給湯機の構成図である。まず図1〜図4を用いて、本実施の形態1における給湯機の外観構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態における給湯機は、外郭を構成する筐体1と、筐体1内の給湯配管14から外部に湯が出湯する給湯口2と、筐体1内の給水配管15へ湯水を供給する給水口3とを有している。
そして給湯口2には給湯経路の一部を構成するシャワーホース4が接続され、シャワーホース4の端部には吐出部であるシャワーヘッド5を備えており、給湯機の使用時には、シャワーヘッド5から使用者へ向かって湯水が吐出される。
また、給水口3には給水量を調節する流量調節バルブ6が取り付けられ、給水源から入水管7を介して給水口3へ給水される給水量を調節する。通常、給湯機を設置した時に流量調節バルブ6を操作して給水量を設定するが、給湯機の使用時であっても、使用者が流量調節バルブ6を操作することで、給湯機への給水量を設定することができる。
また、筐体1の正面にはシャワーヘッド5からの温水の出湯を開始/停止するための出湯スイッチ8を有しており、給湯機の停止時から使用者が出湯スイッチ8を1度押すと、シャワーヘッド5から温水が吐出し、さらにもう一度出湯スイッチ8を押すと、シャワーヘッド5から吐出中の温水が停止する。
また、高温側の温度と低温側の温度の2つを設定できるようになっている。図2に示すように、操作部52を操作することによって、表示部51に温度設定画面を表示する。そして、操作部52を操作して、高温側の湯水の温度Txと低温側の湯水の温度Tyとを設定する。図2では、高温側の湯水の温度を42℃に設定し、低温側の湯水の温度を35℃に設定している。
さらに、図1および図2に示すように、ONボタン10aおよびOFFボタン10bを備えた温冷スイッチ10を有しており、さらにONボタン10aを押した時に点灯する温冷ランプ11を有している。つまり、温冷スイッチ10がONになっているときには、温冷ランプ11が点灯することによって、使用者は温冷スイッチ10がONになっていることが分かる。
また、図3に示すように、操作部52を操作することによって、表示部51に時間設定画面を表示する。そして、操作部52を操作して、高温側の湯水の時間Laと低温側の湯水の温度Lbとを設定する。図3では、高温側の湯水の時間を30秒に設定し、低温側の湯水の温度を30秒に設定している。そして、省エネルギーの割合については、図2で設定した、高温側の湯水の温度Txと低温側の湯水の温度Tyの差と、高温側の湯水の時間Laと低温側の湯水の温度Lbおよび、想定している、入水温度Tiより、下記(式1)で計算できるので、その値が、図3のように表示部に表示される。
100×(1−(((Tx−Ti)×La/(La+Lb)+(Ty−Ti)×Lb/(La+Lb))/(Tx−Ti)))・・・・・(式1)
そして、図4に示すように、筐体1の内部には、湯水を少量貯めるタンク12と、湯水を加熱する熱源であるヒータ13が配設されており、タンク12の内部にヒータ13を配置している。また、タンク13で加熱された温水を給湯口2へ導くための給湯配管14と、給水口3から低温水をタンク13へ導くための給水配管15とを有している。給水配管
15はタンクの底部に接続され、給湯配管14の端部はタンク12内に埋設され、タンク12の上部の温水が供給されるようになっている。
そして、給水配管15には供給される水量を検出するための流量検出手段である流量センサ16と、給水配管15の水流路の開閉を行う止水栓17が設けられており、止水栓17が開くとタンク12へ給水され、止水栓17が閉じるとタンク12への給水が停止する。さらに、流量調節バルブ6を操作することによって給水口3へ供給される湯水の流量を調節する流量調節弁23を筐体1の外部に設けている。
また、ヒータ13で加熱した湯の温度を検出する温度検出手段である温度センサ31を備えている。そして通常のシャワー浴時には、使用者は操作部52を操作することによって温度Tx(高温側)を設定し、温度センサ31で検出する温度が設定した温度Txとなるようにヒータ13の出力が調節される。また、温度センサ31はタンク12内に配設され、給湯配管14に供給する湯水の温度を検出している。
さらに、ヒータ13の制御を行うために電子部品等で構成される電源制御装置18が設けられ、電源制御装置18はヒータ通電制御素子19を介してヒータ13の電力制御を行っている。また、熱源調整ボリューム9によって決定された出力となるようにヒータ13の出力制御を行う電子部品等で構成される熱源制御装置20、温冷スイッチ10からの支持を受けてヒータ13の制御を行う電子部品等で構成される温冷水制御装置21が設けられている。
また、外部電源から各構成部品への電源供給を行う電源スイッチ22が設けられており、出湯スイッチ8を操作することによって電源スイッチ22のON・OFFを行う。なお、本実施の形態では、電源制御装置18、熱源制御装置20、温冷水制御装置21と3つの制御装置を設けて説明するが、これらが一体的に構成された制御装置であっても問題はない。また、それぞれの制御装置はマイクロコンピュータおよびその周辺を構成する電子部品で構成されていてもよい。
以上のように構成された給湯機について、以下、その動作・作用について説明する。
本実施の形態の給湯機を使用する場合、まず、出湯スイッチ8を一度押す。出湯スイッチ8が押されると、止水栓17が開栓するとともに、電源スイッチ22がオンして各構成部品への電源供給が開始する。そして、止水栓17が開栓した結果、給水口3へ給水が開始され、流量センサ16で給水流量を検知し、流量センサ16で所定流量(例えば、毎分1L)を検知すると、ヒータ通電制御素子(例えば、トライアック)19を介して電源制御装置18がヒータ13の電力制御を行う。
まず、温冷ランプ11が消灯しているときの連続浴時のシャワー浴について説明する。図5は、シャワーヘッド5から出湯しているときの、温度センサ31で検出する温度の変化を示した図である。図5に示すように、温冷ランプ11が消灯しているときの通常のシャワー浴では、温度センサ31で検出する温度が、操作部52で設定した温度Txとなるように、ヒータ13の出力が制御されている。
まず、使用者は、出湯スイッチ8を押してシャワーヘッド5からの温水の吐出を開始する。この時、電源スイッチ22もONとなり、各制御装置等に電源が供給される。そして、流量センサ16で所定流量を検出すると、ヒータ13への通電を開始してタンク12内の湯水を温め始める。なお、本実施の形態では、流量センサで毎分1Lの流量を検出すると、ヒータ13への通電を開始しているが、所定流量はこれに限定されることはない。
そして使用者は、操作部52を操作して高温側の湯水の温度Txを設定する。その結果、図5に示すように、出湯スイッチ8を押してシャワーヘッド5からの出湯を開始しても、温冷スイッチ10がOFFしている時は、温度センサ31で検出する温度が、操作部52で設定された高温側の湯水の温度Txとなるようにヒータ13の出力が調節される。
そして、再度、使用者が出湯スイッチ8を押してシャワーヘッド5からの出湯を停止すると、ヒータ13からの出力も停止し、使用者はシャワー浴を終了する。
次に、温冷ランプ11が点灯しているときの温冷浴時のシャワー浴について説明する。
図5は、本実施の形態の給湯機の要部外観図である。図5に示すように、操作部52を操作することによって、表示部51に時間設定画面を表示する。そして、操作部52を操作して、高温側の湯水の出湯時間Laと低温側の湯水の出湯時間Lbとを設定する。図5では、高温側の湯水の出湯時間を30秒に設定し、低温側の湯水の出湯時間を30秒に設定している。このように両方を設定することができるため、使用者の好みに合わせて出湯時間を設定でき、多種多様な要求に使用を合わせることができる。なお、本実施の形態では高温側の湯水の出湯時間Laと、低温側の湯水の出湯時間Lbとを設定可能に構成したが、これに限定されることは無く、予め設けた所定の時間ごとに高温と低温とを繰り返す構成でもよい。
まず、出湯スイッチ8を押して、シャワーヘッド5からの出湯を開始する。そして、操作部52を操作することによって、高温側の湯水の温度Txおよび低温側の湯水の温度Tyを設定し、さらに、高温側の湯水の出湯時間Laと低温側の湯水の出湯時間Lbとを設定する。温冷スイッチ10のONボタン10aを押す前は、シャワーヘッド5からは、設定温度Txの湯水が出湯されている。本実施の形態では、高温側の湯水の温度Txを42℃に設定し、低温側の湯水の温度を35℃に設定し、出湯時間LaおよびLbをそれぞれ30秒としている。
次に、温冷スイッチ10のONボタン10aを押す。ONボタン10aを押すと、温冷浴モードに移行し、温冷ランプ11が点灯する。そして温冷水制御装置21は、ONボタン10aが押されてから所定時間をカウントし始め、ONボタン10aが押されてから第1の所定時間である所定時間Laの間は、温度センサ31で検出される温度が設定温度Txとなるように、ヒータ13の出力が調節される。
図6は、温冷浴運転時の温度センサ31の検出温度の変化を示した図である。そして、所定時間Laが経過すると、温度センサ31で検出される温度が設定温度Tyとなるように、ヒータ13の出力が調節される。そしてヒータ13の出力を変更してから、温冷制御装置21は所定時間をカウントし始め、所定時間Lbが経過するまでは、設定温度Tyとなるようにヒータ13の出力が調節される。そして、所定時間Lbが経過すると、再度、温度センサ31で検出される温度が設定温度Txとなるようにヒータ13の出力が調節され、所定時間Laをカウント始め、それ以降は上記動作を繰り返す。
図7は、温冷スイッチ10をOFFしている時の連続浴と、温冷スイッチ10をONしている時の温冷浴のそれぞれの心拍数の状態を示した図である。図7で示す実験では、10分間のシャワー浴を行い、シャワー浴中の心拍数の測定を行った。なお、図7に示す折れ線グラフPは連続浴(温冷スイッチ10がOFF)時の心拍数の変化を示し、折れ線グラフQは温冷浴(温冷スイッチ10がON)時の心拍数の変化を示している。
そして連続浴時には、シャワーの温度は38℃とし10分間シャワー浴を行い、温冷浴時には、シャワーの高温側の温度は38℃、低温側の温度は25℃として、30秒間隔で
38℃の湯水と25℃の湯水を交互にシャワーヘッド5から出湯させて10分間シャワー浴を行った。その結果、連続浴時の平均心拍数は92bpmであったのに対し、温冷浴時の平均心拍数は80bpmであった。
また、図8は、温冷スイッチ10をOFFにしている時の連続浴と、温冷スイッチ10をONにしている時の温冷浴のそれぞれの心拍数の状態を示した図である。また、図9(a)(b)は連続浴時および温冷浴モード時の平均心拍数を示した図である。図8および図9に示す実験では、温冷スイッチ10がOFFの時と、ONの時の健康な男性による心拍数の変化を測定した。具体的には、始めに5分間の運動を行い、その後、1分間の休憩を挟んで、10分間のシャワー浴を行うという一連の行動について心拍数の測定を行った。なお、図6に示す折れ線グラフXは連続浴時の心拍数の変化を示し、折れ線グラフYは温冷浴時の心拍数の変化を示している。
図8、図9(a)(b)に示すように、連続浴および温冷浴ともに運動時の平均心拍数は、140bpmであった。そして、運動後、1分間の休憩の後、10分間のシャワー浴を行った。その結果、温冷スイッチ10がOFFの時の連続浴時(シャワー温度は38℃)は、平均心拍数が115bpmであったのに対して、温冷スイッチ10がONの時の温冷浴モード時は、平均心拍数98となり、連続浴時に比べて心拍数が低下していることが分かる。なお、温冷浴モード時の高温側の温度は38℃、低温側の温度は25℃、所定時間αは30秒として心拍数の測定をおこなっている。
このように、本実施の形態では、ヒータ13への通電を所定時間毎にON/OFFすることによって、使用者は、高温水と低温水とを交互に定期的に浴びることができ、非常に健康に良い。また、図7〜図9に示すように、温冷浴を行うことによって、平均心拍数を下げることができるため、使用者の心臓の負担を軽減し、快適なシャワー浴を行うことができ、心拍数が低いということは疲労回復にも効果がある。
また、本実施の形態では、ヒータ13の出力を、所定時間Laおよび所定時間Lb毎に切り替えるため、使用者は、高温水と低温水とを交互に定期的に浴びることができ、非常に健康に良い。また、温冷浴を行うことによって、平均心拍数を下げることができるため、使用者の心臓の負担を軽減し、快適なシャワー浴を行うことができる。
また、所定時間毎にヒータ13の出力を変更するので、消費電力を削減することができ、ヒータ13への通電を停止した時間分だけ消費電力を削減することができる。
さらに、高温側の湯水の出湯時間Laと低温側の湯水の出湯時間Lbとを使用者の好みに合わせて設定することができるので、使用性を向上させることができる。
また、図10および図11は、連続浴時と温冷浴時のα波値を示した図である。α波とは、脳波測定結果を周波数分析し8〜13Hzの周波数の脳波のことを言う。一般的に、快適と感じているときにα波が多く出る傾向にある。
図10および図11を見てみると、連続浴のシャワーを浴びる前のα波の含有率が42.88%であるのに対して、連続浴のシャワーを浴びた後のα波の含有率は40.52%であった。一方、温冷浴のシャワーを浴びる前のα波の含有率が46.94%であるのに対して、温冷浴のシャワーを浴びた後のα波の含有率は56.75%であった。このように温冷浴のシャワーを浴びた時には顕著にα波が増加していることが分かり、使用者がリラックス状態であることが分かる。
なお、本実施の形態では、低温側の設定温度Tyを設定可能に構成したが、これに限定
されず、低温側の設定温度を、ヒータ13の出力をゼロとした加熱する前の湯水の温度としてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、電源制御装置20にある、マイクロコンピュータ内のメモリー等で、記憶した実際の出力累積値Wtと設定温度Txのみで、出湯した場合に想定される出力の累積値Wxを比較して、結果として、どれくらい省エネルギーなったかを運転停止後表示することができる。また、実施の形態1と同じ部位については、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明を省略する。図12は、実施の形態2における給湯機の要部外観図である。
実施の形態1では、計算で運転前に省エネの度合いが、計算により表示されたが、本実施の形態では、制御装置にあるマイクロコンピュータのデータによって、表示されるため、より正確な省エネの度合いを表示することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、kwh当たりの電力料金を入力する事で、表示装置51に、使用後どれだけの電力料金が節約できたかを表示できる。また、実施の形態1と同じ部位については、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明を省略する。図13、図14は、実施の形態2における給湯機の要部外観図である。
なお、本実施の形態3における電力料金入力手段とは、操作部52のことを指し、操作部52を操作することによって、表示部51に1KWhあたりの電力料金が表示され、表示部51を見ながら電力会社との契約に応じた電力料金を入力することができる。
このように、構成することによって、節約された消費電力分に相当する電力料金を計算することができ、さらに、節約された電力料金を表示部51に表示することによって、使用者の満足感を充足させることができ、さらには使用者に対して省エネ意識を向上させることができる。
(実施の形態4)
図15は、本実施の形態4の給湯機の要部外観図である。図15に示すように、回数入力手段を操作することによって、温冷浴運転動作のサイクル回数が変更され、表示部51に温冷浴運転動作のサイクルの回数を表示する。なお、本実施の形態における回数入力手段とは、操作部52のことを示し、操作部52を操作することによって、温冷浴運転動作のサイクルの回数を設定することができる。
そして、使用者が入力したサイクル数に基づき、あらかじめどれだけの電力が節約できるかを表示できる。
また、図16は、本実施の形態4の給湯機の構成図である。図16において、入水温度検出装置32とリニアに流量が計測できる、流量検出装置33、出湯温度、入水温度と流量より、消費電力を計算する制御手段を備えており、瞬時により正確な消費電力計算が可能となるため、さらに正確な省エネ度合いを使用者に提供する事が出来る。
以上のように、本発明の給湯機は、使用者がシャワー浴を行う時に、通常のシャワー浴に加えて、異なる温度の湯水を交互に出湯することによって、心臓への負担を低減し、疲労回復および健康増進を図ることができ、さらには通常のシャワー浴に比べて、消費電力を低減し、それを使用者に知らせる事ができるので、非常に環境に配慮した給湯機であり
、かつ使用者に省エネを意識して使用してもらう事が出来る。実施の形態では熱源にヒータを使用した給湯機について説明したが、熱源がヒートポンプやガスなどの熱源であっても、本発明を適用することができる。
1 筐体
2 給湯口
3 給水口
4 シャワーホース
5 シャワーヘッド
6 流量調節バルブ
7 入水管
8 出湯スイッチ
9 熱源調整ボリューム
10 温冷スイッチ
10a ONボタン
10b OFFボタン
11 温冷ランプ
12 タンク
13 ヒータ
14 給湯配管
15 給水配管
16 流量センサ
17 止水栓
18 電源制御装置
19 ヒータ通電制御素子
20 熱源制御装置
21 温冷水制御装置
22 電源スイッチ
30 温度ボリューム
31 温度センサ
32 温度センサ(入水温度検出手段)
33 流量センサ(リニア検出)
51 表示部
52 操作部

Claims (4)

  1. 湯水を加熱する熱源と、前記熱源で加熱した温水の温度を検出する温度検出手段と、前記熱源から出湯する温度を調節する温度操作部と、設定温度、設定時間、消費電力の情報等を表示する表示装置と、前記熱源で加熱した温水を吐出する吐出部と、異なる温度の湯水を交互に出湯する温冷浴運転動作を開始する温冷スイッチとを備え、前記温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始したときは、第1の所定時間は、前記温度検出手段で検出する温度が、前記温度操作部で設定した温度となるように前記熱源の出力を調節して前記吐出部から湯水を出湯させ、第1の所定時間経過後は、異なる温度の湯水を第2の所定時間出湯させ、それを交互に繰り返し、前記表示装置に、温冷スイッチ操作前の温水連続運転に比べて、温冷浴運転動作を行った時のほうが、どれくらいの電力を節約できるのかを表示することを特徴とする給湯機。
  2. 温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始し、一定時間(T1)温冷浴運転をした後、温冷スイッチを切るか、または給湯運転を停止するかした時に、一定時間(T1)温水連続運転していた場合と比較して、どれくらいの電力量が節約されたかを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の給湯機。
  3. 消費電力1KW当たりの電力料金を入力する電力料金入力手段を備え、温冷スイッチを入れて温冷浴運転動作を開始し、一定時間(T1)温冷浴運転をした後、温冷スイッチを切るか、または給湯運転を停止するかした時に、一定時間(T1)温水連続運転していた場合と比較して、どれくらいの電力料金が節約されたかを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の給湯機。
  4. 温冷浴の温水浴時間(第1の所定時間)と、冷水浴時間(第2の所定時間)と、異なる温度の湯水を交互に出湯する回数を入力する回数入力手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給湯機。
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JP2013050251A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Mitsubishi Electric Corp 電気給湯機
CN110567168A (zh) * 2019-09-29 2019-12-13 珠海格力电器股份有限公司 热水器出水温度控制方法、装置、设备及热水器系统
JP7449458B2 (ja) 2021-02-07 2024-03-13 オクトパス エナジー ヒーティング リミティド エネルギー使用を調節するための方法及びシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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