JP2011196229A - 廃熱回生システム - Google Patents

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史修 榎島
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雅夫 井口
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Abstract

【課題】ランキンサイクルを利用した廃熱回生システムにおいて、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動する構成でも、回収できる機械的エネルギーを高く保つと共に構成が簡素な廃熱回生システムを提供する。
【解決手段】廃熱回生システム100は、作動流体を圧送するポンプ111と、作動流体をエンジン140の廃熱によって加熱する冷却水ボイラ112及び排気ガスボイラ113と、作動流体を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機114と、作動流体を凝縮させるコンデンサ115とを備え、ポンプ111の回転数は膨張機114の回転数に連動する。ポンプ111の下流側かつ冷却水ボイラ112の上流側には、ポンプ111から吐出された作動流体の圧力を減圧して所定圧力Pt以下に保つ減圧弁118が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、廃熱回生システムに係り、特にランキンサイクルを利用した廃熱回生システムに関する。
エンジンの廃熱から機械的エネルギー(動力)を回収するランキンサイクルを利用した廃熱回生システムが開発されている。一般的なランキンサイクルは、作動流体を圧送するポンプと、作動流体をエンジンの廃熱によって加熱する熱交換器と、加熱されて気化した作動流体を膨張させて機械的エネルギーを回収する膨張機と、膨張後の作動流体を凝縮させるコンデンサとから構成され、これらが順次環状に接続されて閉回路を形成している。
また、特許文献1には、ポンプと膨張機とを同一の駆動軸で接続し、ランキンサイクルの運転中に膨張機で発生する機械的エネルギーによってポンプを駆動する構成が記載されている。
一般に、ランキンサイクルにおける作動流体の熱力学的状態変化は、図5のモリエル線図においてa→b→c→d→aで示されるような軌跡を描く。すなわち、状態aにある作動流体は、ポンプによって圧送されて状態bに変化した後、熱交換器で加熱されて状態cに変化する。続いて、膨張機で膨張して状態dに変化し、この際に状態cと状態dとのエンタルピー差が機械的エネルギーとして回収される。その後、コンデンサによって凝縮されて状態aに戻る。
ところで、ランキンサイクルを利用した廃熱回生システムを車両用エンジンに適用する場合には、ランキンサイクルの低圧側(膨張機の下流側からポンプの上流側)の圧力は車両の外気温に依存して変動するため、これを制御することはできない。そのような場合において、ランキンサイクルの高圧側(ポンプの下流側から膨張機の上流側)の圧力が上昇すると、作動流体の状態変化は図5においてa→b'→c'→d'→aで示されるような軌跡を描く。このような状態変化において、作動流体を車両用エンジンの冷却水(通常80℃から110℃程度)と熱交換させて加熱する熱交換器を用いる場合には、状態b'の圧力が高すぎるために、作動流体は熱交換器で加熱されて状態bから状態cに変化する過程で気化しづらくなる。そのため、エンジンの冷却水から十分に熱を受け取ることができず、回収できる機械的エネルギーが低下する。一方、ランキンサイクルの高圧側の圧力が下降すると、作動流体の状態変化はa→b"→c"→d"→aで示されるような軌跡を描く。このような状態変化では、作動流体が膨張機で膨張する際のエンタルピー差(状態c"と状態d"とのエンタルピー差)を十分に確保することができず、回収できる機械的エネルギーが低下する。すなわち、ランキンサイクルを利用して車両用エンジンの廃熱から回収する機械的エネルギーを高く保つためには、ランキンサイクルの高圧側の圧力を適切に保ち、作動流体の状態変化がa→b→c→d→aで示されるような理想的な軌跡を描くように調整する必要がある。
特開2008−157152号公報
しかしながら、ランキンサイクルの高圧側の圧力は、ポンプの吐出量と膨張機の吸入量とによって決まり、ポンプの吐出量及び膨張機の吸入量は、それぞれの駆動軸の回転数に依存する。特許文献1のようにポンプと膨張機とが同一の駆動軸を共有する構成では、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動するために、ランキンサイクルの高圧側の圧力が変動してしまい、回収できる機械的エネルギーを高く保つことができない。
特許文献1には、ランキンサイクルの高圧側の圧力が所定圧力を超えたときにポンプの上流側と下流側とを連通させるバイパス流路を設けることにより、高圧側の圧力を一定に保つ技術が記載されているが、バイパス流路を設けると廃熱回生システムの構成が複雑化してしまう。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、ランキンサイクルを利用した廃熱回生システムにおいて、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動する構成でも、回収できる機械的エネルギーを高く保つと共に構成が簡素な廃熱回生システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る廃熱回生システムは、回路内の作動流体をポンプによって圧送し、圧送された作動流体を熱交換器によってエンジンの廃熱で加熱し、加熱された作動流体を膨張機で膨張させて機械的エネルギーを回収し、膨張後の作動流体をコンデンサによって凝縮させると共に、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動するランキンサイクルを有する廃熱回生システムにおいて、ポンプの下流側かつ熱交換器の上流側には、ポンプから吐出された作動流体の圧力を減圧して所定圧力以下に保つ減圧弁が設けられる。
これにより、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動する構成でも、回収できる機械的エネルギーを高く保つことができる。また、バイパス流路を設ける必要はなく、従来のランキ-ンサイクルに減圧弁を設けるだけの簡素な構成とすることができる。
この発明に係る廃熱回生システムによれば、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動する構成でも、回収できる機械的エネルギーを高く保つと共に構成が簡素になる。
この発明の実施の形態に係る廃熱回生システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態に係る廃熱回生システムにおける減圧弁の開度−前後差圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態に係る廃熱回生システムにおける減圧弁の入口圧力−出口圧力の関係を示す図である。 この発明の実施の形態に係る廃熱回生システムにおける作動流体の熱力学的状態変化を示すモリエル線図である。 従来技術に係る廃熱回生システムにおける作動流体の熱力学的状態変化を示すモリエル線図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態.
この発明の実施の形態に係る廃熱回生システム100の構成を図1に示す。
廃熱回生システム100のランキンサイクル110は、ポンプ111と、冷却水ボイラ112と、排気ガスボイラ113と、膨張機114と、コンデンサ115とから構成され、これらが順次環状に接続されて閉回路を形成している。
ポンプ111は作動流体を圧送する。冷却水ボイラ112は第1の熱交換器であり、作動流体をエンジン140の冷却水と熱交換させて加熱する。排気ガスボイラ113は第2の熱交換器であり、作動流体をエンジン140から排出される排気ガスと熱交換させて加熱する。膨張機114は、冷却水ボイラ112及び排気ガスボイラ113において加熱されて気化した作動流体を膨張させて機械的エネルギー(動力)を発生させる。コンデンサ115は膨張後の作動流体を凝縮させる。
ポンプ111と膨張機114とは同一の駆動軸116を共有しており、ポンプ111の回転数は膨張機114の回転数に連動して同一の回転数になる。また、駆動軸116の途中にはモータジェネレータ117が接続されている。
モータジェネレータ117は、ランキンサイクル110の運転開始時において、ポンプ111及び膨張機114を駆動する駆動源として機能する。また、ランキンサイクル110の運転中において、膨張機114で発生する機械的エネルギーによって駆動軸116が駆動されるようになると、モータジェネレータ117及びポンプ111は、膨張機114で発生する機械的エネルギーによって駆動される。
ポンプ111の下流側かつ冷却水ボイラ112の上流側には、ポンプ111から吐出された作動流体の圧力を減圧して所定圧力Pt以下に保つ減圧弁118が設けられている。所定圧力Ptは、ランキンサイクル110の高圧側圧力の最大許容値として設定されており、駆動軸116の回転数が変化してもポンプ111の吐出量と膨張機114の吸入量とのバランスを確保可能とする。すなわち、駆動軸116の回転数の増加に伴って増加する高圧側圧力を制限することで、ポンプ111の吐出量の増加を制限する。減圧弁118は可変絞り構造を有するものであり、図2に示すように、絞りなしの全開状態では、その前後差圧ΔPは零であり、開度Aが減少して絞られていくと、その前後差圧ΔPが増加する。そして、図3に示すように、減圧弁118の入口圧力Pinが所定圧力Pt未満の場合には、出口圧力Poutは入口圧力Pinと同一になり、入口圧力Pinが所定圧力Pt以上の場合には、出口圧力Poutは所定圧力Ptになる。
次に、この実施の形態に係る廃熱回生システム100の動作について説明する。
ランキンサイクル110の運転開始時には、図示しないバッテリからモータジェネレータ117に電力が供給され、モータジェネレータ117が駆動軸116を駆動することによって、ポンプ111及び膨張機114が駆動される。
ポンプ111によって圧送された作動流体は、冷却水ボイラ112及び排気ガスボイラ113を流通する過程において、エンジン140の冷却水及びエンジン140から排出される排気ガスから熱を吸収して高温のガスとなり、膨張機114において膨張する過程で機械的エネルギーを発生させ、コンデンサ115によって凝縮される過程で熱を放出し、再びポンプ111によって圧送される。また、膨張機114で作動流体が膨張する際に発生する機械的エネルギーによって駆動軸116が駆動されるようになると、モータジェネレータ117及びポンプ111は、膨張機114で発生する機械的エネルギーによって駆動される。
このとき、駆動軸116の回転数の増加に伴ってポンプ111の吐出圧力が所定圧力Ptを超えると、減圧弁118は、ポンプ111から吐出された作動流体の昇圧を制限(圧力を減圧)して所定圧力Ptに保つ働きをする。その結果、ランキンサイクル110の上流側(正確には、減圧弁118の下流側から膨張機114の上流側)の作動流体の圧力は、駆動軸116の回転数に依存せずに常に所定圧力Pt以下に保たれる。
この際の作動流体の熱力学的状態変化は、図4のモリエル線図においてA→B→B'→C→D→Aで示されるような軌跡を描く。すなわち、状態Aにある作動流体は、ポンプ111によって圧送されて状態Bに変化した後、減圧弁118で減圧されて圧力Ptである状態B'に変化し、冷却水ボイラ112及び排気ガスボイラ113を流通する過程で熱を吸収して状態Cに変化する。続いて、膨張機114で膨張する過程で状態Dに変化し、この際に状態Cと状態Dとのエンタルピー差が機械的エネルギーとして回収される。その後、コンデンサ115によって凝縮されて状態Aに戻る。
以上説明したように、この実施の形態に係る廃熱回生システム100では、ポンプ111の下流側かつ冷却水ボイラ112の上流側には、ポンプ111から吐出された作動流体の圧力を減圧して所定圧力Pt以下に保つ減圧弁118が設けられている。これにより、ランキンサイクル110の高圧側の圧力は、駆動軸116の回転数に依存せずに常に所定圧力Pt以下に保たれるため、回収できる機械的エネルギーを高く保つことができる。
また、特許文献1の廃熱回生システムでは、ポンプの上流側と下流側とを連通させるバイパス流路を設ける必要があり、構成が複雑化すると共に、バイパス流路を配置するスペースのためにレイアウト上も不利になってしまう。これに対して、この発明の廃熱回生システムでは、従来のランキンサイクルにおけるポンプ111の下流側と冷却水ボイラ112の上流側との間(具体的な例としては、ポンプ111の吐出口、或いは、ポンプ111と冷却水ボイラ112とを繋ぐ配管の途中等)に減圧弁118を設けるだけであり、構成が簡素になると共にレイアウト上も有利になる。
尚、実施の形態では、ポンプ111と膨張機114とが同一の駆動軸116を共有し、ポンプ111の回転数と膨張機114の回転数とが同一になる構造であったが、ポンプと膨張機とが同一の駆動軸を共有していない場合や、ポンプと膨張機とが減速機を介して接続されている場合等でも、ポンプの回転数が膨張機の回転数に連動する、すなわちポンプの回転数が膨張機の回転数の影響を受ける構造であれば、この発明を適用することによって有利な効果を得ることができる。
100 廃熱回生システム、110 ランキンサイクル、111 ポンプ、112 冷却水ボイラ(熱交換器)、113 排気ガスボイラ(熱交換器)、114 膨張機、115 コンデンサ、116 駆動軸、118 減圧弁、140 エンジン、Pt 所定圧力。

Claims (1)

  1. 回路内の作動流体をポンプによって圧送し、圧送された前記作動流体を熱交換器によってエンジンの廃熱で加熱し、加熱された前記作動流体を膨張機で膨張させて機械的エネルギーを回収し、膨張後の前記作動流体をコンデンサによって凝縮させると共に、前記ポンプの回転数が前記膨張機の回転数に連動するランキンサイクルを有する廃熱回生システムにおいて、
    前記ポンプの下流側かつ前記熱交換器の上流側には、前記ポンプから吐出された前記作動流体の圧力を減圧して前記所定圧力以下に保つ減圧弁が設けられる、廃熱回生システム。
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