JP2011196018A - 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の洗浄水タンク装置18は、洗浄水タンク20と、給水装置24と、排水弁38と、この排水弁を上昇させる駆動装置40と、洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位WL1を検出する水位センサ28と、コントローラ21と、を有し、洗浄開始信号の受信後に水位センサが洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出している場合には、排水口を開放し、便器の洗浄を実行する通常洗浄モードと、洗浄開始信号の受信後に水位センサが止水水位を検出していない場合には、駆動装置を作動させることなく洗浄水タンクに洗浄水を給水するように給水装置を制御した後、便器の洗浄を実行する異常洗浄モードと、を備えている。
【選択図】図7
Description
また、上述した従来の洗浄水タンク装置においては、使用されていない状態においても、排水弁の止水不良等による漏水対策としてフロートスイッチを常時作動させ、漏水により水位が低下した状態ではフロートスイッチがOFF状態となり、洗浄水タンク内へ洗浄水を給水し、その後水位が満水水位となると、フロートスイッチがON状態となり、洗浄水の給水を停止する操作が繰り返えされることにより、このような現象を見た使用者にも異常が知らされるようになっている。
このように構成された本発明においては、制御手段が洗浄開始信号の受信する前の便器の洗浄が行われていない状態においては、例えば、排水弁による排水口の止水不良等によって洗浄水タンクから便器への洗浄水の漏水による異常が発生していたとしても、水位検出手段、排水弁駆動手段及び給水手段が作動することなく、洗浄水タンク内に予め貯水されている有限の洗浄水量のみが漏水されることになる。したがって、洗浄水タンクの洗浄水の漏水について、洗浄水タンク内に予め貯水されている有限の洗浄水量に止めることができ、漏水を最小限に抑えることができる。また、このような漏水による異常が発生し、便器洗浄前の洗浄水タンク内の水位が止水水位よりも低下している状態で制御手段が洗浄開始信号を受信したとしても、水位検出手段が洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出しないため、通常洗浄モードとは異なる異常洗浄モードを実行し、排水弁駆動手段を作動させることなく洗浄水タンクに洗浄水を給水するように給水手段を制御する。この結果、便器の洗浄に要する洗浄水タンク内の洗浄水量を最低限確保した上で、その後の便器の洗浄を確実に行うことができる。また、制御手段が洗浄開始信号を受信後、水位検出手段が洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出しない場合には、一般的な便器の洗浄では、排水弁駆動手段が作動して排水口が開放されて便器の洗浄が行われてしまう代わりに、異常洗浄モードを実行することにより、排水弁駆動手段が作動せずに給水手段による給水が行われる異常状態であることを使用者に容易に認知させることができる。したがって、洗浄水タンクの洗浄水を無制限に漏水させてしまうことを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、制御手段が洗浄開始信号を受信したとしても、水位検出手段が洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出していない場合には、異常洗浄モードを実行することにより、排水弁駆動手段を作動させることなく給水手段を作動して所定時間給水を行った後、給水手段を停止するため、便器の洗浄を開始する際に、洗浄水タンクの洗浄水の漏水が発生していたとしても、便器の洗浄に要する洗浄水タンク内の洗浄水量を最低限確保することができ、また、異常洗浄モードによって給水が所定時間で行われた後に停止することにより、洗浄水タンクの洗浄水を無制限に漏水させてしまうことを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、水位検出手段がフロートスイッチであるため、低コストで洗浄水タンク内の止水水位を検出することができると共に、洗浄水タンクの洗浄水が漏水している場合でも、無制限に漏水させてしまうことを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、便器の洗浄を開始する際に、洗浄水タンクの洗浄水の漏水が発生していたとしても、便器の洗浄に要する洗浄水タンク内の洗浄水量を最低限確保することができ、洗浄水タンクの洗浄水を無制限に漏水させてしまうことを防ぐことができる水洗大便器を提供することができる。
まず、図1〜図3により、本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置が適用された水洗便器を説明する。
図1は本発明の一実施形態による洗浄水タンク装置が適用された水洗大便器を示す側面断面図であり、図2は図1に示す水洗大便器から洗浄水タンク装置を取り外した状態の便器本体を示す平面図であり、図3は図1に示す水洗大便器の便器本体及び洗浄水タンク装置を示す部分正面図である。
なお、水位センサ28は、フロートスイッチに限定されず、光学式水位検出装置又は超音波式水位検出装置であってもよい。
給水バルブ32は、水位センサ28の水位検知情報に基づいてコントローラ21からの指令により給水バルブ32の開閉動作が制御され、給水装置24の給水口34から洗浄水タンク20内への洗浄水の給水又は止水が切り替えられるようになっている。吐水口34は、洗浄水タンク20の内側の水位センサ28と逆側の壁を指向して吐水を行うようになっている。
また、洗浄水タンク20の排水口22の周辺部には、排水弁38の上下動をガイドし且つ高さ位置を規制するガイド部材42が取り付けられている。
図7は、本発明の一実施形態による一連の洗浄動作の流れを示すフローチャートである。ここで、図7において、Sは各ステップを示している。
まず、S1において、洗浄水タンク装置18の洗浄水タンク20内には、満水時の水位である止水水位WL1まで洗浄水が満たされている。この状態で使用者が、便器使用後に、例えば、大洗浄用の操作ボタン23を押すと、この操作ボタン23からの洗浄開始信号がコントローラ21に送信された後、水位センサ28の作動が開始され、S2に進み、水位センサ28が止水水位WL1を検出したか否かを判定する。
なお、コントローラ21が洗浄開始信号を受信する前については、水位センサ28は作動していないので、給水バルブ32が洗浄水タンク20へ洗浄水を給水することがない。
すなわち、通常洗浄モードでは、S3において、S2で水位センサ28が止水水位WL1を検出した信号をコントローラ21が受信し、この信号に基づいて、排水弁駆動手段である駆動装置40を駆動させ、排水装置26の排水弁38を上昇させて排水口22を開放し、洗浄水タンク20から便器本体2の導水路6へ洗浄水を供給し、S4において、便器の洗浄が行われる。
すなわち、異常洗浄モードでは、S5において、駆動装置40を作動させることなく排水装置26の排水弁38が排水口22を閉鎖した状態で、給水装置24が作動し、給水バルブ32が開いて給水口34から洗浄水タンク20内に洗浄水が給水される。
ちなみに、通常の便器の洗浄においては、コントローラ21が洗浄開始信号を受信してから給水装置24による洗浄水の給水を開始するまでは6秒程度であるが、洗浄開始信号を受信した直後に異常洗浄モードによる給水を開始し、使用者に異常をさらに知らせやすくするようにしてもよい。
また、洗浄タンク20からの漏水が微量である場合には、S5からS6への移行を水位センサ28による検知で行うパターン2を採用した方が素早く貯水タンク20を止水水位WL1まで貯水できるために効果的である。
一方、洗浄タンク20からの漏水が比較的大量である場合には、S5からS6への移行をタイマーで制御するパターン1を採用した方が、S5で無制限に洗浄水が漏水し、洗浄水を多量に漏水させてしまうことを防止できるために効果的である。
2 便器本体
4 ボウル部
6 導水路
8 排水トラップ管路
8a 排水トラップ管路の入口
8b 排水トラップ管路の上昇路
8c 排水トラップ管路の下降路
10 リム
12 第1吐水口
14 溜水部
16 第2吐水口
18 洗浄水タンク装置
20 洗浄水タンク
20a 洗浄水タンクの底面
21 コントローラ(制御手段)
22 排水口
23 操作ボタン
24 給水装置(給水手段)
26 排水装置
28 水位センサ(水位検出手段)
30 定流量弁
32 給水バルブ
34 給水口
36 オーバーフロー管
36a オーバーフロー管の下端開口部
36b オーバーフロー管の上端開口部
36c オーバーフロー管の玉鎖取付部
38 排水弁
40 駆動装置(排水弁駆動手段)
42 ガイド部材
44 回転軸
46 玉鎖
Claims (4)
- 便器を洗浄する洗浄水を貯水する洗浄水タンク装置であって、
底面に排水口が形成された洗浄水タンクと、
この洗浄水タンクに洗浄水を給水する給水手段と、
上記洗浄水タンクの排水口を開閉する排水弁と、
この排水弁を上昇させて排水口から洗浄水を便器に供給する排水弁駆動手段と、
上記洗浄水タンク内の上方に設けられ上記洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出する水位検出手段と、
洗浄開始信号に基づいて上記排水口から便器へ供給するように上記排水弁駆動手段の作動を制御する制御手段と、を有し、
上記制御手段は、上記洗浄開始信号の受信後に上記水位検出手段が上記洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出している場合には、上記排水弁駆動手段を駆動することにより上記排水弁を上昇させて上記排水口を開放し、上記便器へ洗浄水を供給して便器の洗浄を実行する通常洗浄モードと、上記洗浄開始信号の受信後に上記水位検出手段が上記洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出していない場合には、上記排水弁駆動手段を作動させることなく上記洗浄水タンクに洗浄水を給水するように上記給水手段を制御した後、上記便器の洗浄を実行する異常洗浄モードと、を備えていることを特徴とする洗浄水タンク装置。 - 上記制御手段の異常洗浄モードは、上記洗浄開始信号の受信後に上記水位検出手段が上記洗浄水タンク内の洗浄水の止水水位を検出していない場合には、上記排水弁駆動手段を作動させることなく上記給水手段を作動して所定時間給水を行った後、上記給水手段を停止して上記便器の洗浄を実行する請求項1に記載の洗浄水タンク装置。
- 上記水位検出手段はフロートスイッチである請求項1又は2に記載の洗浄水タンク装置。
- 請求項1乃至3の何れか1項に記載の洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器。
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