JP2011195055A - 車両の視認窓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両10の車室内から車外を視認するための視認窓15,16であって、運転席に着座した運転者のアイポイントEよりも低い位置に、上下方向に延在して設けられるとともに、ガラスパネル23,24が装着され、ガラスパネルは、上端から下端へと向かうにつれて、水平方向における可視光線透過率が大きくなることを特徴とする。ガラスパネルは、上端から下端へと向かうにつれて、水平方向における肉厚が薄くなることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
T=I/I0=e−αx ・・・(式1)
ここで、αは吸収係数であり、xは経路長である。吸収係数は、透光性部材の材質によって定まる。
図1に示すように、右ハンドル車である自動車10の左側部に設けられた助手席側フロントドア11は、上半部に上窓13を備え、下方前部に助手席側視認窓15を備えている。図2に示すように、自動車10の右側部に設けられた運転席側フロントドア12は、助手席側フロントドア11と同様の位置に、上窓(図示しない)と運転席側視認窓16を備えている。助手席側フロントドア11および運転席側フロントドア12は、それぞれ、車体の外面を構成するアウタパネル18と、アウタパネル18の車室側に配置されたインナパネル19とを備え、アウタパネル18とインナパネル19とは、互いに周縁部において結合され、中空状のドア本体20を構成している(図3参照)。各上窓13には、上下摺動可能にウインドウガラス21が取り付けられている。
図2に示すように、車室内の運転席に着座した運転者は、自身の目がアイポイントEと概ね一致する場合に、各視認窓15,16を通して車外を視認することができる(運転席に着座した運転者の視野範囲をハッチングで示す)。空気の可視光線透過率は、各ガラスパネル23,24の透過率に比べて無視できるほどに大きいため、車外から視認窓15,16を通過して、車室内の運転席に着座した運転者のアイポイントEに到達する可視光線の強度は、その経路上において各ガラスパネル23,24を通過する際に最も大きく低下する。各ガラスパネル23,24は、均質な材料から形成されているため、透過率はガラスパネル23,24内での経路長によって大きく影響を受ける(式1参照)。
図5に示すように、第2実施形態の助手席側視認窓15に取り付けられる透光性部材は、第1実施形態の助手席側ガラスパネル23と比較して、ベース部材となる助手席側ガラスパネル41と、助手席側ガラスパネル41の車室側主面に貼付された遮光フィルム42とから構成されている点で相違する。また、第2実施形態の助手席側ガラスパネル41は、第1実施形態の助手席側ガラスパネル23と比較して肉厚分布が相違する。その他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成に対しては同一の符号を付して説明を省略する。
上側から下側に向かうほど可視光線透過率が大きくなっている。本実施形態では、遮光フィルム42は、上下方向における各部分で左右水平方向における肉厚が一定であり、遮光フィルム42の可視光線透過率の変化は、可視光線を吸収および反射する成分の濃度分布によって設定されている。他の実施形態では、遮光フィルム42を均質な材料で構成し、上下方向における各部分で左右水平方向における肉厚を変化させてもよい。
遮光フィルム42によって、可視光線透過率を調節することができるため、助手席側ガラスパネル41の厚みを所望の厚みに設定することができる。
第3実施形態の視認窓では、第1および第2実施形態で示したように、上下方向において可視光線透過率を変化させることに加えて、前後方向においても可視光線透過率を変化させている。図6は、自動車10の助手席側フロントドア11を車外側から見た図である。アイポイントEよりも前方に設けられた助手席側視認窓15には、助手席側ガラスパネル51が、主面が左右方向を向き、上下および前後方向に延在するように取り付けられている。助手席側ガラスパネル51上に記載されているアイポイントEを同心とする円弧曲線は、助手席側ガラスパネル51の左右水平方向における可視光線透過率が同じ値となる点を表したものであり、前方かつ下方に向かうほど(図中の矢印方向)、可視光線透過率が大きくなるように設定されている。すなわち、アイポイントEとの距離が遠くなるほど可視光線透過率が大きくなるように構成されている。本実施形態では、可視光線透過率の変化は、助手席側ガラスパネル51の左右水平方向における肉厚を前方かつ下方に向かうほど薄くすることによって実現している。他の実施形態では、各部分において可視光線透過率が変化した遮光フィルムを助手席側ガラスパネル51に貼付してもよいし、助手席側ガラスパネル51の肉厚を変化させるとともに、遮光フィルムを貼付してもよい。
以上のように構成することによって、運転者が、助手席側視認窓15を通して得られる車外の像が、前後方向および上下方向において概ね同じ明るさとなる。
Claims (9)
- 車両の車室内から車外を視認するための視認窓であって、
運転席に着座した運転者のアイポイントよりも低い位置に、上下方向に延在して設けられるとともに、透光性部材が装着され、
前記透光性部材は、上端から下端へと向かうにつれて、水平方向における可視光線透過率が大きくなることを特徴とする視認窓。 - 前記透光性部材は、上端から下端へと向かうにつれて、水平方向における肉厚が薄くなることを特徴とする、請求項1に記載の視認窓。
- 前記透光性部材は、透光性のベース部材と、前記ベース部材の表面に貼付された可視光線の透過を制限する遮光フィルムとを備え、
前記遮光フィルムは、上端から下端へと向かうにつれて、水平方向における可視光線透過率が大きくなることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の視認窓。 - 当該視認窓は、車両の運転席側ドアおよび助手席側ドアのそれぞれに設けられ、
上下方向における任意の高さにおいて、前記運転席側ドアに設けられた当該視認窓に装着された運転席側透光性部材は、前記助手席側ドアに設けられた当該視認窓に装着された助手席側透光性部材よりも水平方向における可視光線透過率が大きいことを特徴とする、請求項1〜請求項3にいずれかの項に記載の視認窓。 - 上下方向における任意の高さにおいて、前記運転席側透光性部材は、前記助手席側透光性部材よりも水平方向における肉厚が薄いことを特徴とする、請求項4に記載の視認窓。
- 前記助手席側透光性部材は、透光性のベース部材と、前記ベース部材の表面に貼付された可視光線の透過を制限する遮光フィルムとを備え、
上下方向における任意の高さにおいて、前記助手席側透光性部材および前記遮光フィルムを通しての水平方向における可視光線透過率が、前記運転席側透光性部材を通しての水平方向における可視光線透過率よりも小さいことを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の視認窓。 - 車両の車室内から車外を視認するための視認窓であって、
運転席に着座した運転者のアイポイントよりも上下方向または前後方向に偏倚した位置に、上下方向および前後方向に延在して設けられるとともに、透光性部材が装着され、
前記透光性部材は、前記アイポイントとの距離が遠い部分ほど、水平方向における可視光線透過率が大きくなることを特徴とする視認窓。 - 前記透光性部材は、前記アイポイントとの距離が遠い部分ほど、水平方向における肉厚が薄くなることを特徴とする、請求項7に記載の視認窓。
- 前記透光性部材は、透光性のベース部材と、前記ベース部材の表面に貼付された可視光線の透過を制限する遮光フィルムとを備え、
前記遮光フィルムは、前記アイポイントとの距離が遠い部分ほど、水平方向における可視光線透過率が大きくなることを特徴とする、請求項7または請求項8に記載の視認窓。
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