JP2011194940A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両の制御装置において、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックを低減してドライバに与える違和感を抑制することでドライバビリティの向上を図る。
【解決手段】走行モード選択部101が、エンジン11とモータジェネレータ13の駆動力を駆動輪21に伝達して走行可能なEHV走行モードと、モータジェネレータ13の駆動力のみを駆動輪21に伝達して走行可能なEV走行モードとを選択切替可能であり、走行モード切替判定部102が、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定し、走行モード切替実行部103が、ショックが補償可能と判定されたときに走行モードを切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときにドライバによるアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
一般的なハイブリッド車両では、運転状態に応じてエンジン及び電気モータの駆動と停止を制御することにより、電気モータのトルクだけで車輪を駆動したり、エンジンと電気モータの両者のトルクにより車輪を駆動したりするようにしている。そして、ハイブリッド車両の制御装置では、ドライバによる要求駆動力に応じて、エンジンと電気モータとを動力源として走行するEHV走行モードと、電気モータのみを動力源として走行するEV走行モードとを切り替えている。
このような従来のハイブリッド車両の制御装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたハイブリッド車両のエンジン停止制御装置は、走行モード選択部が、エンジンとモータの駆動力で走行するモードから、モータのみの駆動力で走行するモードに切り替えるとき、予め設定したディレイ時間を設定し、減速度が小さくなるのに応じてこのディレイ時間を短く設定するものである。
特開2009−234565号公報
上述した従来のハイブリッド車両の制御装置では、エンジンとモータで走行するモードにて、アクセル開度がエンジン停止判定値以下になり、予め設定したディレイ時間を経過した場合に、モータのみで走行するモードに切り替えている。そして、アクセル戻し速度や車速が小さくなるのに応じて、ディレイ時間を短く設定している。即ち、エンジンとモータで走行するモードからモータのみで走行するモードに切り替えるとき、エンジンを停止する。しかし、このエンジンの停止は、ドライバがアクセルを戻している途中で行われる可能性があり、この場合、車両にショックが発生してドライバに違和感を与えてしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックがドライバに対して違和感として感じさせないように制御することで、ドライバビリティの向上を図るハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両の制御装置は、内燃機関と、電気モータと、前記内燃機関の出力または電気モータの駆動力を駆動輪に伝達可能な動力伝達機構と、少なくとも前記内燃機関の駆動力を前記駆動輪に伝達して走行可能な機関走行モードと、前記電気モータの駆動力のみを前記駆動輪に伝達して走行可能なモータ走行モードとを選択切替可能な走行モード選択部と、機関走行モードからモータ走行モードに切り替えるときに発生するショックを前記電気モータの駆動力により補償可能かどうかを判定する走行モード切替判定部と、ショックが補償可能と判定されたときに走行モードを切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときにドライバによるアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替える走行モード切替実行部と、を備えることを特徴とする。
上記ハイブリッド車両の制御装置にて、前記走行モード切替判定部は、前記電気モータの現在の駆動状態に応じてトルク制限値を求めると共に、車両の現在の走行状態に応じて補償モータトルクを求め、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定することが好ましい。
上記ハイブリッド車両の制御装置にて、前記電気モータとの間で電力の授受を行うバッテリを設け、前記走行モード切替判定部は、前記バッテリの現在の充電状態に応じて充放電量制限値を求めると共に、車両の現在の走行状態に応じて補償充放電量を求め、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定することが好ましい。
上記ハイブリッド車両の制御装置にて、前記走行モード選択部は、モータ走行モードにて、前記内燃機関への燃料供給を停止する燃料カットモードと、前記内燃機関への燃料供給を停止すると共に前記内燃機関と前記駆動輪との駆動伝達を遮断する機関停止モードとのいずれかを選択可能であることが好ましい。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、機関走行モードからモータ走行モードに切り替えるときに発生するショックを電気モータの駆動力により補償不能なときには、ドライバのアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替えるので、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックが、ドライバに対して違和感として感じさせないように制御することとなり、ドライバビリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態1に係るハイブリッド車両の制御装置を表すブロック構成図である。 図2は、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置における制御ブロック図である。 図3は、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置による処理の流れを表すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態2に係るハイブリッド車両の制御装置による処理の流れを表すフローチャートである。
以下に、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るハイブリッド車両の制御装置を表すブロック構成図、図2は、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置における制御ブロック図、図3は、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置による処理の流れを表すフローチャートである。
実施形態1のハイブリッド車両の制御装置において、図1に示すように、内燃機関としてのエンジン11は、油圧クラッチ12を介して電気モータとしてのモータジェネレータ13が駆動連結されている。即ち、エンジン11は、クランクシャフト14の先端部が油圧クラッチ12を構成する一方のクラッチ板に連結され、モータジェネレータ13のロータ15が油圧クラッチ12を構成する他方のクラッチ板に連結されている。また、モータジェネレータ13は、ロータ15にトルクコンバータ16を介して有段式の自動変速機17が連結されている。そして、自動変速機17はその出力軸にプロペラシャフト18が連結され、このプロペラシャフト18は、デファレンシャルギア19を介して左右のドライブシャフト20に連結され、このドライブシャフト20に左右の駆動輪21が連結されている。
なお、この場合、油圧クラッチ12、ロータ15、トルクコンバータ16、自動変速機17、プロペラシャフト18、デファレンシャルギア19、ドライブシャフト20が、本発明の動力伝達機構として機能する。
従って、エンジン11が駆動すると、その駆動力が油圧クラッチ12を介してモータジェネレータ13のロータ15に出力される。また、モータジェネレータ13が駆動すると、ロータ15が駆動回転する。ロータ15の駆動力は、トルクコンバータ16を介して自動変速機17の入力軸に入力され、ここで所定の変速比に減速される。そして、減速後の駆動力が自動変速機17の出力軸からプロペラシャフト18に出力され、このプロペラシャフト18からデファレンシャルギア19を介して左右のドライブシャフト20に伝達され、左右の駆動輪21を駆動回転することができる。
油圧クラッチ12は、エンジン11と駆動輪21、本実施形態では、モータジェネレータ13との駆動伝達を遮断することが可能である。従って、油圧クラッチ12を接続状態とすると、エンジン11の駆動力のみ、または、エンジン11の駆動力及びモータジェネレータ13の駆動力を駆動輪21に伝達することができる。一方、油圧クラッチ12を切断状態とすると、モータジェネレータ13の駆動力のみを駆動輪21に伝達することができる。
また、油圧クラッチ12は、油圧アクチュエータ22により作動することができる。モータジェネレータ13は、発電機として駆動することができると共に、電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ23を介してバッテリ24と電力のやりとりを行う。この場合、バッテリ24は、モータジェネレータ13から生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。
トルクコンバータ16は、エンジン11、モータジェネレータ13の回転を、オイルを介して自動変速機17に伝達する流体クラッチであり、エンジン11及びモータジェネレータ13と自動変速機17とを直結状態にするロックアップ機構(ロックアップクラッチ)を有している。このトルクコンバータ16のロックアップ機構は、ロックアップ油圧制御部25により油圧制御される。自動変速機17は、変速機油圧制御部26により油圧制御され、この変速機油圧制御部26は、自動変速機17を油圧制御することで、変速タイミングなどを制御する。
車両には、電子制御ユニット(ECU)31が搭載されており、このECU31は、エンジン11の駆動を制御することができる。即ち、吸入空気量を計測するエアフローセンサ32、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ33、エンジン11の回転数を検出するエンジン回転数センサ34、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセルポジションセンサ35、電子スロットル装置におけるスロットル開度を検出するスロットルポジションセンサ36などが設けられている。ECU31は、各センサ32〜36が検出した検出結果に基づいて、インジェクタによる燃料噴射量、燃料噴射タイミング、点火プラグによる点火時期などを制御する。
ECU31は、油圧アクチュエータ22により油圧クラッチ12の作動、つまり、接続状態と切断状態との切替を制御することができる。また、油圧クラッチ12には、その油温を検出するクラッチ油温センサ37が設けられている。
ECU31は、ドライバの要求駆動力やバッテリ24の充電状態に応じてインバータ23によりモータジェネレータ13を駆動制御している。モータジェネレータ13には、モータ回転数を検出するモータ回転数センサ38、モータ温度を検出するモータ温度センサ39が設けられている。インバータ23には、インバータ温度を検出するインバータ温度センサ40、インバータ冷却水の温度を検出する水温センサ41が設けられている。バッテリ24には、残存している電力(充電量SOC)を検出する充電量検出センサ42、バッテリ温度を検出するバッテリ温度センサ43が設けられている。そして、各種センサ38〜43は、検出結果をECU31に出力している。
ECU31は、ロックアップ油圧制御部25によりトルクコンバータ16のロックアップ機構の作動、つまり、直結状態と非直結状態との切替を制御することができる。また、ECU31は、変速機油圧制御部26により自動変速機17を油圧制御することで、変速制御することができる。即ち、入力軸回転数を検出する入力軸回転数センサ44、ドライバが操作するシフトレバー装置によるシフトポジションを検出するシフトポジションセンサ45が設けられている。ECU31は、各センサ35,44,45が検出した検出結果に基づいて、変速機油圧制御部26を制御し、自動変速機17を油圧制御することで、変速タイミングなどを制御する。
また、ハイブリッド車両の走行速度を検出する車速センサ46が設けられており、検出結果をECU31に出力している。
なお、ECU31は、エンジン11やモータジェネレータ13など、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニットとして機能することから、図2に示すように、エンジンECU104、モータECU105、バッテリECU106、クラッチECU107、トルクコンバータECU108、自動変速機ECU109を有しており、エンジン11、モータジェネレータ13、インバータ23、油圧クラッチ12、トルクコンバータ16、自動変速機17を制御している。
このように構成された実施形態1のハイブリッド車両の制御装置にて、ECU31は、走行モード選択部101と、走行モード切替判定部102と、走行モード切替実行部103とを有している。
即ち、走行モード選択部101は、エンジン11の駆動力及びモータジェネレータ13の駆動力を駆動輪21に伝達して走行可能な機関走行モード(EHV走行モード)と、モータジェネレータ13の駆動力のみを駆動輪21に伝達して車両可能なモータ走行モード(EV走行モード)とを選択切替可能となっている。この場合、走行モード選択部101が選択するEHV走行モードは、モータジェネレータ13に通電せずにこのモータジェネレータ13を停止し、エンジン11の駆動力のみを駆動輪21に伝達して走行可能な走行モードも含むものである。また、走行モード選択部101が選択するEV走行モードは、エンジン11に対して燃料供給をせずにこのエンジン11を停止すると共に、油圧クラッチ12を切断状態とするものである。
走行モード切替判定部102は、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるとき、このときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定するものである。
具体的に、走行モード切替判定部102は、モータジェネレータ13の現在の駆動状態に応じてトルク制限値を求めると共に、ハイブリッド車両の現在の走行状態に応じて補償モータトルクを求め、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定する。また、走行モード切替判定部102は、バッテリ24の現在の充電状態に応じて充放電量制限値を求めると共に、ハイブリッド車両の現在の走行状態に応じて補償充放電量を求め、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定する。
走行モード切替実行部103は、ショックが補償可能と判定されたときには、直ちにEHV走行モードからEV走行モードに切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときには、ドライバによるアクセル操作量が0になってから、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるものである。具体的に、走行モード切替実行部103は、ショックが補償不能と判定されたときには、アクセルポジションセンサ(アクセル操作量検出部)35が検出したアクセル開度が0(全閉)になってから、走行モードを切り替える。但し、アクセルポジションセンサ35は、アクセルペダルの踏込み位置を電圧信号として出力しており、この電圧信号が予め設定された閾値を超えたときに、アクセル開度が0になったものと判定する。
以下、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置による処理について、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
実施形態1のハイブリッド車両の制御装置において、図3に示すように、ステップS11にて、ECU31(走行モード選択部101)は、ハイブリッド車両の走行状態(例えば、車速、アクセル開度、シフト位置、バッテリ充放電量、エンジン冷却水温、触媒温度など)に応じて、EHV走行モード、または、EV走行モードを選択する。ステップS12にて、ECU31は、EHV走行モードが選択されているかどうかを判定する。ここで、EHV走行モードが選択されていないと判定(No)されたら、何もしないでこのルーチンを抜ける。一方、EHV走行モードが選択されていると判定(Yes)されたら、ステップS13に移行する。
ステップS13にて、ECU31は、EV走行モードへの切替があるかどうかを判定する。ここで、EV走行モードへの切替がないと判定(No)されたら、何もしないでこのルーチンを抜ける。一方、EV走行モードへの切替があると判定(Yes)されたら、ステップS14に移行し、エンジン11を停止したときのショックを補償するための制御の可否判定処理を行う。
即ち、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるとき、エンジン11に対する燃料供給を停止すると共に、油圧クラッチ12を切断状態としてエンジン11とモータジェネレータ13との駆動伝達を遮断する。すると、ハイブリッド車両は、エンジン11の駆動力が駆動輪21へ伝達されなくなるので、その不足分をモータジェネレータ13の駆動力により補う必要がある。しかし、モータジェネレータ13の駆動力には限界があり、エンジン11の駆動力を補償するための十分な駆動力をモータジェネレータ13が出力できないときにはショックが発生してしまう。そこで、ステップS15では、エンジン11を停止したときにショックをモータジェネレータ13により補償できるかどうかの判定処理を行う。
まず、ECU31(走行モード切替判定部102)は、モータ回転数センサ38が検出した現在のモータジェネレータ13のモータ回転数と、モータ温度センサ39が検出した現在のモータジェネレータ13のモータ温度と、インバータ温度センサ40が検出した現在のインバータ23のインバータ温度と、水温センサ41が検出した現在のインバータ23のインバータ冷却水温度とに基づいて、トルク制限値を算出する。また、充電量検出センサ42が検出した現在のバッテリ24の充電量と、バッテリ温度センサ43が検出したバッテリ温度とに基づいて、充放電量制限値を算出する。
一方、EHV走行モードからEV走行モードへの切替時におけるショックをモータジェネレータ13により補償する場合に必要となるモータジェネレータ13の補償モータトルク、バッテリ24における補償充放電量を算出する。この場合、ハイブリッド車両の現在の走行状態、例えば、車速センサ46が検出した現在のハイブリッド車両の走行速度、クラッチ油温センサ37が検出した現在の油圧クラッチ12の油温、自動変速機17におけるギア比などに基づいて補償モータトルクを求める。また、同様に、ハイブリッド車両の現在の走行状態に基づいて補償充放電量を求める。
そして、トルク制限値と補償モータトルク、充放電量制限値と補償充放電量を比較することで、エンジン11を停止したときにショックをモータジェネレータ13により補償できるかどうかを判定する。つまり、ステップS15にて、ECU31(走行モード切替判定部102)は、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないで、且つ、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないかどうかを判定することで、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるとき、このときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定する。
ここで、モード切替時のショックをモータジェネレータ13により補償可能であると判定(Yes)されたら、ステップS18にて、ECU31(走行モード切替実行部103)は、直ちに、EHV走行モードからEV走行モードに切り替える。即ち、エンジン11に対する燃料供給を停止すると共に、油圧クラッチ12を切断状態としてエンジン11とモータジェネレータ13との駆動伝達を遮断する。
一方、ステップS15にて、モード切替時のショックをモータジェネレータ13により補償不能であると判定(No)されたら、ステップS16にて、ECU31は、アクセルポジションセンサ35が検出したアクセル開度が0(全閉)であるかどうかを判定する。ここで、アクセル開度が0でないと判定(No)されたら、ドライバは、それほど大きな減速を求めていないとして、ステップS17に移行し、ECU31(走行モード切替実行部103)は、EHV走行モードからEV走行モードへの移行を抑制する。即ち、アクセル開度が0(全閉)になるまでEV走行モードへの移行を待機する。
一方、ステップS16にて、アクセルポジションセンサ35が検出したアクセル開度が0(全閉)であると判定(Yes)されたら、ドライバは、確実な減速を求めているとして、ステップS18に移行し、ECU31は、EHV走行モードからEV走行モードに切り替える。即ち、エンジン11に対する燃料供給を停止すると共に、油圧クラッチ12を切断状態としてエンジン11とモータジェネレータ13との駆動伝達を遮断する。
従って、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13により補償できないときには、アクセル開度によりドライバによる減速要求の度合いを判定する。即ち、ドライバがアクセルペダルの踏込みを完全に戻したアクセル開度の全閉状態は、このドライバがハイブリッド車両に対して確実に減速を求めている状態であり、ショックに対しては寛容であると推測できる。そのため、ショックをモータジェネレータ13により補償できないときであっても、アクセル開度の全閉であれば、EHV走行モードからEV走行モードに切り替える。このときに発生するショックは、減速要求しているドライバに対しては、違和感として感じることは少ない。
このように実施形態1のハイブリッド車両の制御装置にあっては、エンジン11とモータジェネレータ13とを有すると共に、走行モード選択部101が、エンジン11とモータジェネレータ13の駆動力を駆動輪21に伝達して走行可能なEHV走行モードと、モータジェネレータ13の駆動力のみを駆動輪21に伝達して走行可能なEV走行モードとを選択切替可能であり、走行モード切替判定部102が、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定し、走行モード切替実行部103が、ショックが補償可能と判定されたときに走行モードを切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときにドライバによるアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替えるようにしている。
従って、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償できないときには、ドライバによるアクセル操作量が0になってから切り替える。ドライバによるアクセル操作量が0とは、アクセル開度が0、つまり、ドライバがアクセルペダルを踏込んでおらず、ハイブリッド車両に確実に減速を求めている状態であり、ショックに対しては寛容であると推測できる。そのため、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償できないときであっても、このショックがドライバに対して違和感として感じさせないように制御することとなり、ドライバビリティの向上を図ることができる。
また、実施形態1のハイブリッド車両の制御装置では、走行モード切替判定部102は、モータジェネレータ13の現在の駆動状態に応じてトルク制限値を求めると共に、ハイブリッド車両の現在の走行状態に応じて補償モータトルクを求め、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定している。また、走行モード切替判定部102は、バッテリ24の現在の充電状態に応じて充放電量制限値を求めると共に、ハイブリッド車両の現在の走行状態に応じて補償充放電量を求め、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定している。
従って、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックを、モータジェネレータ13の駆動力により補償できるかどうかを容易に判定することができる。なお、上述した実施形態では、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないで、且つ、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないときに、ショックを補償可能であると判定したが、いずれか一方の条件が満たされたらショックを補償可能であると判定してもよい。
〔実施形態2〕
図4は、本発明の実施形態2に係るハイブリッド車両の制御装置による処理の流れを表すフローチャートである。なお、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置の基本的な構成は、上述した実施形態1とほぼ同様の構成であり、図1及び図2を用いて説明すると共に、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施形態2のハイブリッド車両の制御装置において、図1及び図2に示すように、ECU31は、走行モード選択部101と、走行モード切替判定部102と、走行モード切替実行部103とを有している。
即ち、走行モード選択部101は、EHV走行モードとEV走行モードとを選択切替可能となっている。この場合、走行モード選択部101が選択するEV走行モードは、エンジン11に対して燃料供給をしない燃料カット制御を実行するものであり、エンジン11は停止しない。そのため、実施形態1で説明した油圧クラッチ12を不要とすることができる。
走行モード切替判定部102は、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるとき、このときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定するものである。走行モード切替実行部103は、ショックが補償可能と判定されたときには、直ちにEHV走行モードからEV走行モードに切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときには、ドライバの要求駆動力が0になってから、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるものである。
以下、実施形態2のハイブリッド車両の制御装置による処理について、図4のフローチャートを用いて詳細に説明する。
実施形態2のハイブリッド車両の制御装置において、図4に示すように、ステップS21にて、ECU31(走行モード選択部101)は、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、EHV走行モード、または、EV走行モードを選択する。ステップS22にて、ECU31は、EHV走行モードが選択されているかどうかを判定する。ここで、EHV走行モードが選択されていないと判定(No)されたら、何もしないでこのルーチンを抜ける。一方、EHV走行モードが選択されていると判定(Yes)されたら、ステップS23に移行する。
ステップS23にて、ECU31は、EV走行モードへの切替があるかどうかを判定する。ここで、EV走行モードへの切替がないと判定(No)されたら、何もしないでこのルーチンを抜ける。一方、EV走行モードへの切替があると判定(Yes)されたら、ステップS24に移行し、エンジン11を停止したときのショックを補償するための制御の可否判定処理を行う。なお、このステップS24におけるショックの補償制御については、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
そして、ステップS25にて、ECU31(走行モード切替判定部102)は、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないで、且つ、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないかどうかを判定することで、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるとき、このときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償可能かどうかを判定する。
ここで、モード切替時のショックをモータジェネレータ13により補償可能であると判定(Yes)されたら、ステップS28にて、ECU31(走行モード切替実行部103)は、直ちに、EHV走行モードからEV走行モード(F/C走行モード)に切り替える。即ち、エンジン11に対する燃料供給を停止する燃料カット制御を実行する。
一方、ステップS25にて、モード切替時のショックをモータジェネレータ13により補償不能であると判定(No)されたら、ステップS26にて、ECU31は、アクセルポジションセンサ35が検出したアクセル開度が0(全閉)であるかどうかを判定する。ここで、アクセル開度が0でないと判定(No)されたら、ドライバは、それほど大きな減速を求めていないとして、ステップS27に移行し、ECU31(走行モード切替実行部103)は、EHV走行モードからEV走行モード(F/C走行モード)への移行を抑制する。即ち、アクセル開度が0(全閉)になるまでEV走行モードへの移行を待機する。
一方、ステップS26にて、アクセルポジションセンサ35が検出したアクセル開度が0(全閉)であると判定(Yes)されたら、ドライバは、確実な減速を求めているとして、ステップS28に移行し、ECU31は、EHV走行モードからEV走行モード(F/C走行モード)に切り替える。
このように実施形態2のハイブリッド車両の制御装置にあっては、走行モード切替実行部103が、ショックが補償可能と判定されたときに走行モードを切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときにドライバによるアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替えるようにしている。
従って、EHV走行モードからEV走行モードに切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償できないときには、ドライバによるアクセル操作量が0になってから切り替えることとなる。そのため、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックをモータジェネレータ13の駆動力により補償できないときであっても、このショックがドライバに対して違和感として感じさせないように制御することとなり、ドライバビリティの向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態1では、EV走行モードを、エンジン11に対して燃料供給をせずに停止すると共に油圧クラッチ12によりエンジン11と駆動輪21との間を遮断するように構成し、実施形態2では、EV走行モードを、エンジン11に対して燃料供給をしない燃料カット制御を実行するように構成した。本発明のハイブリッド車両の制御装置は、この構成に限定されるものではなく、走行モード選択部101は、EV走行モードにて、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、エンジン11への燃料供給を停止する燃料カットモードと、エンジン11への燃料供給を停止すると共にエンジン11と駆動輪21との駆動伝達を遮断するエンジン停止モードとを選択切替可能としてもよい。
また、上述した各実施形態では、自動変速機を有段式の自動変速機17として構成したが、ベルト式の無段変速機としてもよい。また、ハイブリッド車両における内燃機関と電気モータの駆動方式は、パラレル式であっても、シリーズ式であってもよい。
以上のように、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、機関走行モードからモータ走行モードに切り替えるときに発生するショックを電気モータの駆動力により補償不能なときにドライバの要求駆動力が0になってから切り替えることで、車両の走行モードを切り替えるときに発生するショックを低減してドライバに与える違和感を抑制することでドライバビリティの向上を図るものであり、いずれのハイブリッド車両を制御する装置に有用である。
11 エンジン(内燃機関)
12 油圧クラッチ
13 モータジェネレータ(電気モータ)
16 トルクコンバータ
17 自動変速機
21 駆動輪
22 油圧アクチュエータ
23 インバータ
24 バッテリ
25 トルクコンバータ油圧制御部
26 自動変速機油圧制御部
31 電子制御ユニット(ECU)
35 アクセルポジションセンサ(アクセル操作量検出部)
101 走行モード選択部
102 走行モード切替判定部
103 走行モード切替実行部

Claims (4)

  1. 内燃機関と、
    電気モータと、
    前記内燃機関の出力または電気モータの駆動力を駆動輪に伝達可能な動力伝達機構と、
    少なくとも前記内燃機関の駆動力を前記駆動輪に伝達して走行可能な機関走行モードと、前記電気モータの駆動力のみを前記駆動輪に伝達して走行可能なモータ走行モードとを選択切替可能な走行モード選択部と、
    機関走行モードからモータ走行モードに切り替えるときに発生するショックを前記電気モータの駆動力により補償可能かどうかを判定する走行モード切替判定部と、
    ショックが補償可能と判定されたときに走行モードを切り替える一方、ショックが補償不能と判定されたときにドライバによるアクセル操作量が0になってから走行モードを切り替える走行モード切替実行部と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記走行モード切替判定部は、前記電気モータの現在の駆動状態に応じてトルク制限値を求めると共に、車両の現在の走行状態に応じて補償モータトルクを求め、補償モータトルクがトルク制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記電気モータとの間で電力の授受を行うバッテリを設け、前記走行モード切替判定部は、前記バッテリの現在の充電状態に応じて充放電量制限値を求めると共に、車両の現在の走行状態に応じて補償充放電量を求め、補償充放電量が充放電量制限値を越えていないときにショックを補償可能と判定することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記走行モード選択部は、モータ走行モードにて、前記内燃機関への燃料供給を停止する燃料カットモードと、前記内燃機関への燃料供給を停止すると共に前記内燃機関と前記駆動輪との駆動伝達を遮断する機関停止モードとのいずれかを選択可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のハイブリッド車両の制御装置。
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