JP2011193982A - 内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム - Google Patents

内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡本体に対して着脱可能な吸引ボタンユニットなどのユニット単位でも履歴管理を確実に行なう。
【解決手段】内視鏡11の操作部53には、その内視鏡本体に固有の内視鏡本体識別IDを記憶したラベル型の内視鏡本体用識別タグが貼り付けられている。内視鏡11の予備洗浄時に内視鏡本体から取り外される鉗子キャップユニット、吸引ボタンユニット、送気・送水ボタンユニットのそれぞれには、各ユニット毎に固有のユニット識別IDを記憶したユニット用ICタグが埋め込まれている。これら内視鏡用識別タグ及びユニット用ICタグは、リプロセス装置12のトップカバー20に設けられた内視鏡本体用タグリーダー75及びユニット用タグリーダー77によって読み取られる。履歴管理サーバー14の履歴取得部86は、その読み取りにより得られる内視鏡本体識別ID及びユニット識別IDに基づいて、内視鏡11の洗浄に関する洗浄履歴を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムに関する。
内視鏡は繰り返し使用されるものであり、使用後にはその洗浄が行われる。そこで、洗浄履歴を一括して管理するために、内視鏡に内視鏡タグを設け、これを洗浄装置に設けたタグリーダーで検出することで、複数の洗浄装置のうちいずれの洗浄装置で洗浄が行われたかを特定するものが提案されている(特許文献1)。一方、上述したように、内視鏡は繰り返し使用されるものであるため、体液等で汚損された内視鏡の吸引経路を、予備洗浄時において、手作業で完全に洗浄しなければならない。
したがって、吸引経路に用いられる弁ユニットは弁ケーシングに対して着脱可能にしたたり(特許文献2(段落26))、また、内視鏡本体に対して吸引ボタンユニットが着脱自在に取り付けたり(特許文献3(段落28))、また、吸引制御装置を内視鏡操作部に着脱自在に設けること(特許文献4)によって、予備洗浄時の洗浄性が良好となるようにしている。
特開2009−165706号公報 特開2009−201845号公報 特開2009−201563号公報 特開平7−39512号公報
しかしながら、従来の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムでは、内視鏡本体には内視鏡タグが付けられていたが、内視鏡本体に対して着脱可能となっている弁ユニットや吸引ボタンユニットなどには、識別タグが設けられていなかった。このため、予備洗浄時のユニットの取り違えなどの人為的なミスに対する履歴管理は不完全であった。その解決策として、内視鏡の全ての部品に識別タグを設けることが考えられる。このように、内視鏡の部品ユニットに識別タグを設けて部品ユニット毎に履歴管理をすることは、近年の医療分野における要望に合致している。
しかしながら、内視鏡に設けられた識別タグの数が多くなりすぎると、検出が困難となる。また、部品が小さすぎる場合には識別タグを設けることができないことがある。また、内視鏡特有の課題として主要な構成部分の大半がフレキシブルに作られているため、その形状は不定形である。したがって、単にユニット毎に固有の識別IDを付けただけでは、タグリーダーの通信範囲内に一部の識別タグが存在しない場合がある。この場合には、一部のユニットの識別情報しか読み取れないため、全ユニットの識別情報を読取ることができないこととなる。
本発明は、使用済みの内視鏡を洗浄等の履歴管理を行う際に、内視鏡本体に対して着脱可能な弁ユニットや吸引ボタンユニットなどのユニット単位でも履歴管理を確実に行なうことができる内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施すリプロセス装置と、このリプロセス装置で行なった処理履歴を管理する履歴管理装置とを備える内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムにおいて、前記リプロセス装置は、内視鏡本体に設けられる識別タグであってその内視鏡本体に固有の内視鏡本体識別情報を記憶した内視鏡本体用識別タグから、内視鏡本体識別情報を非接触で読み取る内視鏡本体用タグリーダーと、内視鏡の予備洗浄時に内視鏡本体から着脱可能なユニット毎に設けられる識別タグであってそのユニット毎に固有のユニット識別情報を記憶したユニット用識別タグから、ユニット識別情報を非接触で読み取るユニット用タグリーダーとを備え、前記履歴管理装置は、前記内視鏡本体用タグリーダーで読み取った内視鏡本体識別情報と前記ユニット用タグリーダーで読み取ったユニット識別情報とに基づいて、前記処理履歴を取得する履歴取得手段を備えていることからによって、人為的なミスにより、本来の組み合わせと異なるユニットの組み合わせが発生したときにこれを検出できるため、より完全な履歴管理が可能となる。
前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグには、前記内視鏡本体と前記ユニットの組み合わせの情報を取得するための情報が書き込まれていることが好ましい。前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグは、アクティブ型の識別タグであるとともに、前記内視鏡本体と前記ユニットの組み合わせの情報を取得するための情報は、前記アクティブ型の識別タグの書き込み領域に書き込まれていることが好ましい。
前記リプロセス装置の洗浄槽には、前記使用済みの内視鏡が特定の形状で収納されるように、前記内視鏡の形状を規制する規制手段が設けられていることが好ましい。前記使用済みの内視鏡が前記規制手段で特定の形状に規制された状態で前記洗浄槽に収納されている場合において、前記内視鏡本体用タグリーダーは、前記内視鏡本体用識別タグが存在する部分に対向する位置に設けられ、前記ユニット用タグリーダーは、前記ユニット用識別タグが存在する部分に対向する位置に設けられていることが好ましい。
前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグには、前記内視鏡本体と前記ユニットに設けられた識別タグの個数情報が書き込まれていることが好ましい。
前記履歴管理装置は、内視鏡本体識別情報と内視鏡本体の型式名とを予め関連付けて記憶するとともに、ユニット識別情報とユニットの型式名とを予め関連付けて記憶する識別情報テーブルと、前記識別情報テーブルを参照して、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報に対応する内視鏡本体の型式名と特定するとともに、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報に対応するユニットの型式名を特定する型式名特定部とを備え、前記履歴取得手段は、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報、前記型式名特定部で特定した内視鏡本体及びユニットの型式名を含む処理履歴を取得することが好ましい。
前記内視鏡本体用識別タグは、内視鏡本体識別情報に加えて、その内視鏡本体識別情報に対応する内視鏡本体の型式名とを記憶しており、前記ユニット用識別タグは、ユニット識別情報に加えて、そのユニット識別情報に対応するユニットの型式名とを記憶しており、前記履歴取得手段は、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報及び内視鏡本体の型式名と、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報及びユニットの型式名とを含む処理履歴を取得することが好ましい。
本発明は、特許請求の範囲の請求項1に記載の構成に加えて、更に請求項2以下の構成を有することで、以下のような利点を得ることができる。単にユニット毎に固有の識別情報を付けただけでなく、本来形状が不定形な内視鏡が規制手段で特定の形状で収納されるリプロセス装置に対して、識別情報を非接触で読み取るタグリーダーを設けている。したがって、内視鏡をリプロセス装置に収めた状態、即ち定型状態で固有の識別情報を読取ることができるので、タグリーダーと識別タグの位置関係の対応が可能となる。
さらに、少なくとも1つの識別タグには、内視鏡本体とユニットの組み合わせの情報を取得するための情報を書き込んでおくことによって、前記組み合わせ情報によって全ユニットのユニット毎の識別情報が読み取れたか否かが判別できる。したがって、一部のユニットの識別情報しか読み取れなかったときに、それを判別して再度読み取りを行う等の対応が可能となる。
本発明によれば、人為的なミスにより、本来の組み合わせと異なるユニットの組み合わせが発生したときにこれを検出でき、より完全な履歴管理が可能となるため、内視鏡の全ての部品に識別タグを設ける必要はない、例えば、特開平7−194520の段落[0029]に書かれている吸引制御装置のバネのように、分解洗浄時に吸引制御装置のシリンダから外れることがないような部品にまで識別タグを設ける必要がないので、洗浄性が良好で、かつ、人為的なミスがあっても履歴情報の確認が可能な内視鏡システムをローコストに実現できる。
また、リプロセス装置の洗浄槽に使用済みの内視鏡の形状を規制する規制手段を設け、内視鏡を収納した状態で識別タグを検出するようにしたので、複数の識別タグの検出を容易にできる。さらに、少なくとも1つの識別タグには、内視鏡本体とユニットの組み合わせの情報を取得するための情報を書き込んでおけば、1つの識別タグを検出することでユニットの数が何個であるかが分かり、複数の識別タグの全部を検出したかどうかが判別できるだけでなく、内視鏡本体とユニットの組み合わせの誤りやユニットの不足を容易に検知できる。
本発明の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムの概略図である。 トップカバーを閉めた状態のリプロセス装置の外観図である。 トップカバーを開けた状態のリプロセス装置の外観図である。 内視鏡の平面図である。 識別IDテーブルを説明するための説明図である。 適合機種テーブルを説明するための説明図である。 洗浄履歴を説明するための説明図である。 本発明の作用を示すフローチャートである。 (A)は内視鏡本体用ICタグに記憶する情報を、(B)は吸引ボタンユニットに埋め込まれるユニット用ICタグに記憶する情報を、(C)は送気・送水ボタンユニットに埋め込まれるユニット用ICタグに記憶する情報を、(D)は鉗子キャップユニットに埋め込まれるユニット用ICタグに記憶する情報を説明するための説明図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム10は、使用済みの内視鏡11に対して洗浄・消毒・滅菌等の処理(リプロセス処理ともいう)を施す内視鏡リプロセス装置(以下「リプロセス装置」という)12と、このリプロセス装置12で洗浄等した内視鏡11の洗浄履歴を管理する履歴管理サーバー14とを備えており、リプロセス装置12と履歴管理サーバー14とは通信ケーブル13で接続されている。
図2及び図3に示すように、リプロセス装置12は、箱状の装置本体16の上部に洗浄槽18を備えており、この洗浄槽18には、使用済みの内視鏡11が収容されるとともに、洗浄液や消毒液が供給される。また、装置本体16には、洗浄槽18の開口部18aを覆う蓋として機能するトップカバー20が設けられている。
洗浄槽18の前方部分の底面には、内視鏡11が載置される略円形のネット21が配置されている。ネット21は、内視鏡11と底面との間に液体が流れ込む隙間を作り、洗浄槽18に供給される液体が、内視鏡11の外表面に接触する面積を増加させる。ネット21の中央には、内視鏡11から取り外された、吸引ボタンユニット61(図4参照)などの小物部品を収容する小物洗浄かご22が配置されている。小物洗浄かご22の近傍には、上方に位置するトップカバー20に向けて水を噴射する噴射ノズル23が配置されている。
洗浄槽18の後方部分には、廃液口26がその底面に、液面センサ27がその側面に設けられている。廃液口26は、洗浄槽18からの使用済みの水、洗浄液、消毒液を排出する。液面センサ27は、例えば、液面に応じてフロートが上下動するフロート式レベルセンサであり、洗浄槽18内に貯えられた液体の液面位置を検出する。
また、洗浄槽18の後方部分には、洗浄槽18の底面よりも一段高いテラス部18b、18cが設けられている。一方のテラス部18bには、洗浄槽18に水を供給する給水ノズル29aと、消毒液を洗浄槽に供給する消毒液供給ノズル29bと、洗剤を洗浄槽に供給する洗剤供給ノズル29cとが設けられている。また、テラス部18bには、さらに、内視鏡11の外皮と内蔵物の隙間に圧縮エアを送り込み、外皮に液体が進入する小さな孔や亀裂が生じていないかを試験するための気密試験ポート30が設けられている。
もう一方のテラス部18cには、内視鏡11の鉗子チャンネル56及び送気・送水チャンネル57(いずれも図4参照)内の洗浄、消毒に用いられるチャンネル洗浄ポート32が設けられている。チャンネル洗浄ポート32には、図示しない接続チューブを介して、内視鏡11の吸引ボタンユニット61及び送気・送水ボタンユニット62の装着口とそれぞれ接続する送気・送水チャンネル用カプラ、吸引チャンネル用カプラ(図示しない)が設けられている。
また、洗浄槽18の側面には、内視鏡11の挿入部53及びユニバーサルコード51を巻き回した状態で洗浄槽18に載置したときに、その巻き回された状態を維持するように、挿入部53及びユニバーサルコード51の形状を規制する形状規制部18dが設けられている。
装置本体16の上部パネル19には、操作部36が設けられている。操作部36は、各種の操作指示を入力するための操作ボタン36a、各種表示を行なうディスプレイ36bと、洗浄、消毒の開始を指示するスタートボタン36cなどを備えている。
装置本体16の前面パネル17の下方には、トップカバー20の開閉操作を行うフットスイッチ44が設けられている。トップカバー20は図示しないモータによって電動で開閉され、トップカバー20が開いているときにはフットスイッチ44の踏み込み操作によってトップカバー20は閉じ、その一方、トップカバー20が閉じているときにはフットスイッチ44の踏み込み操作によってトップカバー20は開く。
図4に示すように、リプロセス装置12で洗浄・消毒する内視鏡11は、内視鏡本体50と、この内視鏡本体50とプロセッサ装置及び光源装置(いずれも図示しない)とを接続するユニバーサルコード51を備えている。内視鏡本体50は、体腔内に挿入される挿入部53と、この挿入部53の基端部分に設けられ、各種操作を行う操作部54とを備えている。挿入部53の先端には、CCDなどを備えた撮像ユニットが設けられており、この撮像ユニットによって体腔内が撮像される。撮像により得られた撮像信号は、ユニバーサルコード51を介して、プロセッサ装置に送られる。
また、挿入部53には、光源装置からの照明光を導光するライトガイド(図示しない)が挿通されている。このライトガイドにより導光された照明光は、挿入部53の先端から体腔内に向けて照射される。また、挿入部53には、患部の治療に用いられる鉗子や注射針などの処置具を挿通するとともに、治療により切除した腫瘍患部などを吸引する鉗子チャンネル56と、体腔内に空気又は水などを供給する送気・送水チャンネル57とが設けられている。
鉗子チャンネル56の鉗子挿入口56aには、セミディスポーザブルな鉗子キャップユニット60が取り付けられている。鉗子チャンネル56に対する吸引操作は操作部54の吸引ボタンユニット61によって行われ、送気・送水チャンネル57に対する送気・送水操作は、操作部54の送気・送水ボタンユニット62によって行われる。鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット52は、内視鏡11の予備洗浄時に取り外される。
内視鏡本体50の操作部54には、パッシブ型のラベル型無線ICタグからなる内視鏡本体用ICタグ68が貼り付けられている。この内視鏡本体用ICタグ68は、他の内視鏡本体と識別することができる固有の内視鏡本体識別IDを記憶している。また、内視鏡本体用ICタグ68はパッシブ型であることから、内視鏡本体用タグリーダー75側の電波を利用することによって内視鏡本体識別IDが読み取られる。また、内視鏡本体用ICタグ68の表面には、内視鏡本体の固有の識別番号のコードシンボル68aが印刷され、目視で内視鏡本体50の識別が可能となっている。なお、内視鏡本体用ICタグはラベル型の貼り付けタイプに限定されるものでなく、スティック型ICタグなどを内視鏡本体に埋め込むタイプのものであってもよい。また、内視鏡本体用ICタグは、自ら電力を発することができるアクティブ型であってもよい。
内視鏡11の予備洗浄時に取り外される鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62のそれぞれには、パッシブ型の無線ICタグからなるユニット用ICタグ70,71,72が埋め込まれている。このユニット用ICタグ70,71,72は、他の内視鏡11の各種部品と識別することができる固有のユニット識別IDを記憶しており、内視鏡本体用ICタグ68と同様に、ユニット用タグリーダー77側からの電波を利用することによってユニット識別IDが読み取られる。なお、ユニット用ICタグはアクティブ型であってもよい。
吸引ボタンユニット61は、特開平7−39512号公報に示すように、鉗子チャンネル56からのエアが出入りする出口管路及び入口管路が設けられたシリンダと、術者による押圧操作用の押しボタン部が設けられたピストンと、ピストンに対する押圧操作を解除したときに、ピストンを所定の位置に戻すためのバネなどを備えている(いずれも図示しない)。この吸引ボタンユニット61は、出口管路及び入口管路とともに、内視鏡本体50から着脱可能となっているため、予備洗浄時に取り外して洗浄することができる。これにより、吸引ボタンユニット61の洗浄性は向上する。したがって、この場合には、吸引ボタンユニット61のうち出口管路及び入口管路などにユニット用ICタグ71を設ける。
これに対して、バネは、その一端がシリンダ側のバネ端部固定溝に嵌合されるとともに、接着剤によって接着固定されているため、吸引ボタンユニット61の分解洗浄時に、シリンダから取り外されることはない。さらには、ピストンの側面には、ピストンそのものが回動することを防止する回動防止柱が設けられているため、術者が押圧操作したときにピストンを回動させる力が作用したとしても、回動防止柱が、出口管路などシリンダのいずれかの部材に当接する。したがって、誤ってピストンがシリンダから外れることはない。このように、吸引ボタンユニット61のうちバネ及びピストンについては、洗浄時に着脱できるように構成されている部品構成ではないため、ユニット用ICタグ71を設ける必要がない。
図1に示すように、内視鏡11の洗浄時には、内視鏡11は、挿入部53及びユニバーサルコード51が巻き回された状態にした上で、小物洗浄かご22の周囲を取り囲むようにして、洗浄槽18内に載置される。また、内視鏡本体50から取り外された鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62は小物洗浄かご22の中に入れられる。
図1及び図3に示すように、トップカバー20の周辺部には、内視鏡本体用ICタグ68を読み取るための内視鏡本体用タグリーダー75が設けられている。内視鏡本体用タグリーダー75は、トップカバー20を閉めたときに、洗浄槽18に載置された内視鏡11の操作部54の内視鏡本体用ICタグ68と対向するように設けられている。内視鏡本体用タグリーダー75は、内視鏡本体用ICタグ68のみと通信を行うセレクティブアクセス方式で、内視鏡本体用ICタグ68から内視鏡本体識別IDを読み取る。
また、トップカバー20の中心部には、ユニット用ICタグ70〜72を読み取るためのユニット用タグリーダー77が設けられている。ユニット用タグリーダー77は、トップカバー20を閉めたときに、小物洗浄かご22に対向するように設けられている。ユニット用タグリーダー77は、鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62のそれぞれに設けられたユニット用ICタグ70〜72の全てとの通信を行なうマルチアクセス方式(アンチコリジョン機能)で、ユニット用ICタグ70〜72のそれぞれからユニット識別IDを読み取る。マルチアクセス方式では、ユニット用タグリーダー77の通信圏内に入ってきたユニット用ICタグ70〜72を順番どおりにあるいは一度に通信することができる。
図1に示すように、履歴管理サーバー14は、内視鏡本体用及びユニット用タグリーダー75,77で読み取った識別IDを取得する識別ID取得部80と、内視鏡本体識別IDとその型式名、部品名、部品番号、グループID、シリアルNo、及び総部品点数とを予め関連付けて記憶するとともに、ユニット識別IDと、その型式名、部品名、部品番号、グループID、及びシリアルNoとを予め関連付けて記憶する識別IDテーブル81と、内視鏡本体50の型式とこの内視鏡本体50の型式名と適合するユニットの型式名との組み合わせを記憶する適合機種テーブル82とを備えている。
さらに、履歴管理サーバー14は、内視鏡本体識別ID及びユニット識別IDに対応する型式名を特定する型式名特定部83と、内視鏡本体の型式名と鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62などの各種部品の型式名とが適合するか否かを判定する適合機種判定部84と、内視鏡本体のグループIDと鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62などの各種ユニットのグループIDが全て一致するか否かを判定するグループID判定部85と、内視鏡11の洗浄に関する洗浄履歴を取得する履歴取得部86とを備えている。
履歴管理サーバー14における各部間の作用については、以下の本発明の作用で詳細に説明する。なお、識別IDテーブルは、例えば図5に示すようなテーブルを有している。また、適合機種テーブルは、例えば図6に示すようなテーブルを有している。また、洗浄履歴には、例えば図7に示すように、洗浄を行った日付、開始時間、終了時間、及び内視鏡本体用及びユニット用タグリーダー75,77で読み取った識別IDが示されているとともに、それら識別IDに対応する型式名等が示されている。なお、識別IDテーブルの「グループID」については、鉗子キャップユニットなどのユニットを交換したときには、メーカーが内視鏡本体のグループIDと一致するように、そのユニットについての「グループID」を書き換えることが好ましい。
次に、本発明の作用について、図8に示すフローチャートに沿って説明する。まず、予備洗浄時において、内視鏡本体50の挿入部53に付着した異物等を布で拭き取るとともに、内視鏡本体50から、鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62を取り外す。そして、リプロセス装置12のフットスイッチ44を踏み込んで、トップカバー20を開く。トップカバー20が開いたら、洗浄槽18のネット21上に、挿入部53及びユニバーサルコード51を巻き回した状態で、内視鏡本体50を載置する。また、内視鏡本体50から取り外した鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62を小物洗浄かご22の中に投入する。
内視鏡本体50等が洗浄槽18に載置されたら、フットスイッチ44を踏み込んで、トップカバー20を閉じる。トップカバー20が閉じられると、リプロセス装置12のスタートボタン36cを操作する。この操作に従って、図示しないロック機構により、トップカバー20が閉じ状態にロックされる。
トップカバー20がロックされると、内視鏡本体用タグリーダー75が内視鏡本体用ICタグ68から内視鏡本体識別IDを読み出すとともに、ユニット用タグリーダー77が鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62のそれぞれに設けられたユニット用ICタグ70〜72からユニット識別IDを読み出す。読み出された内視鏡本体識別ID及びユニット識別IDは、通信ケーブル13を介して、履歴管理サーバー14に送られる。
履歴管理サーバー14の識別ID取得部80では、総部品点数を特定することが可能な内視鏡本体識別IDを取得するまで、内視鏡本体識別IDの取得要求が繰り返される。内視鏡本体識別IDを取得した後は、識別ID取得部80は、識別IDテーブル81を参照し、取得した内視鏡本体識別IDに対応する総部品点数を特定する。総部品点数を特定した後は、ユニット識別IDの取得要求を行なう。そして、特定した総部品点数と、それまでに識別ID取得部80が取得した識別IDの総取得数(内視鏡本体識別IDとユニット識別IDとの取得数の合計)とが一致するまで、ユニット識別IDの取得要求が繰り返される。
識別IDの総取得数が総部品点数に達したら、型式名特定部83は、識別IDテーブル81を参照して、内視鏡本体識別IDに対応する型式名を特定するとともに、ユニット識別IDに対応する型式名を特定する。ここで、内視鏡本体識別IDに対応する型式名を本体型式名とする。また、ユニット識別IDに対応する型式名をユニット型式名とする。
次に、適合機種判定部84は、適合機種テーブル82を参照し、型式名特定部83で特定されたユニット型式名が本体型式名と適合するか否かを判定する。ユニット型式名が内視鏡本体型式名と適合した場合には、型式名特定部83は、識別IDテーブル81を参照して、内視鏡本体識別IDに対応するグループIDを特定するとともに、ユニット識別IDに対応するグループIDを特定する。一方、ユニット型式名と内視鏡本体型式名とが適合しなかった場合には、ディスプレイ36bに警告表示がなされるとともに、リプロセス装置12はエラーストップする。
そして、グループID判定部85は、内視鏡本体識別IDに対応するグループIDとユニット識別IDに対応するグループIDとが全て一致した場合には、内視鏡本体50及び鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62などの各種ユニットの洗浄・消毒処理を開始する。また、履歴取得部86は、識別IDテーブル81を参照して、洗浄履歴を取得する。一方、内視鏡本体識別IDに対応するグループIDとユニット識別IDに対応するグループIDのうち、一つでも異なる場合には、ディスプレイ36bに警告表示がなされるとともに、リプロセス装置12はエラーストップする。なお、洗浄・消毒処理が開始した後は、洗浄履歴のチェックや異常の有無の管理を行なってもよい。
洗浄・消毒処理が完了すると、ロック機構はトップカバー20に対するロックを解除する。そして、フットスイッチ44を踏み込むことによって、トップカバー20が開く。これにより、内視鏡本体50及び鉗子キャップユニット60、吸引ボタンユニット61、送気・送水ボタンユニット62をリプロセス装置12から取り出すことができる。
ここで、識別IDテーブル81が図5に示すテーブルであり、適合機種テーブル82が図6に示すテーブルである場合において、内視鏡本体識別IDを取得するステップからグループIDの一致を判定するステップまでのフローをより具体的に説明する。まず、識別ID取得部80が取得した内視鏡本体識別IDが「0005」の場合には、内視鏡本体識別ID「0005」に対応する総部品点数は、図5の識別IDテーブル81から「4」と特定される。したがって、内視鏡本体識別IDを取得した後は、識別IDの総取得数が「4」に達するまで、ユニット識別IDの取得要求が繰り返される。ここで、識別ID取得部が取得したユニット識別IDを「0002」、「0003」、「0004」とする。
次に、型式名特定部83は、図5の識別IDテーブル81から、内視鏡本体識別ID「0005」に対応する本体型式名が「410」として特定するとともに、ユニット識別ID「0002」のそれぞれに対応するユニット型式名が「400」として特定する。そして、適合機種判定部84は、図6の適合機種テーブル82を参照し、型式名特定部83で特定されたユニット型式名が本体型式名と適合するか否かを判定する。ここで、型式名特定部83で特定された本体型式名「410」に適合するユニット型式名は「400」と「410」であることから、適合機種判定部84は、型式名特定部83で特定されたユニット型式名「410」のそれぞれは、本体型式名の「400」に適合すると判定される。
次に、グループID判定部85は、内視鏡本体識別IDに対応するグループIDとユニット識別IDに対応するグループIDとが全て一致するか否かを判定する。ここで、図5の識別IDテーブル81から、内視鏡本体識別ID「0005」に対応するグループIDは「0001」であり、ユニット識別ID「0002」、「0003」、「0004」に対応するグループIDは全て「0001」となっている。したがって、グループID判定部85は、内視鏡本体識別IDに対応するグループIDとユニット識別IDに対応するグループIDとが全て一致すると判定する。
本発明の第2実施形態の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムでは、内視鏡本体用ICタグ68に記憶する情報として、図9(A)に示すように、内視鏡本体の固有の識別IDの他に、総部品点数、型式名、名称、部品番号、グループID、シリアルNo、洗浄等を行った日付、洗浄時に部品等の組み合わせに異常があったか否かを示す備考を記憶している。また、吸引ボタンユニット61に埋め込まれるユニット用ICタグ71に記憶する情報として、図9(B)に示すように、吸引ボタンユニット61の固有の識別IDの他に、型式名、名称、部品番号、グループID、シリアルNo、洗浄等を行った日付、洗浄時に部品等の組み合わせに異常があったか否かを示す備考を記憶している。また、鉗子キャップユニット60に埋め込まれるユニット用ICタグ70、送気・送水ボタンユニット62に埋め込まれるユニット用ICタグ72についても、図9(C)、(D)に示すように、ユニット用ICタグ71と同様、固有の識別IDの他に、型式名等を記憶している。なお、ユニット用ICタグ70〜72にも、内視鏡本体用ICタグと同様に、総部品点数を記憶させてもよい。
したがって、第2実施形態では、第1実施形態の識別IDテーブルに記憶していた総部品点数、型式名、名称、部品番号、グループID、シリアルNoを、ICタグ側に記憶させている。そして、タグリーダーによる読み取りの際には、ICタグから、識別IDの他、総部品点数、型式名、名称、部品番号、グループID、シリアルNoを読み出す。
そして、ICタグから読み出された識別ID、総部品点数、型式名、名称、部品番号、グループID、シリアルNoに基づいて、内視鏡本体と各種部品とが適合するか否かを判定し、グループIDが全て一致するか否かを判定を行う。これら判定を行った上で、洗浄履歴の取得を行う。これにより、第2実施形態では、第1実施形態のように、履歴管理サーバーにおいて、識別IDテーブル、型式名特定部などを必要としない。なお、第2実施形態は、上記以外の内容については、第1実施形態と略同様であるので、説明を省略する。
上記第1及び第2実施形態では、リプロセス装置のトップカバーにおいて、内視鏡本体用タグリーダーと、ユニット用タグリーダーとを分けて配置する方式とし、本発明は、予備洗浄時または内視鏡洗浄装置に挿入する際の分解単位の部品毎に無線ICタグを設けて、リプロセス装置に組み込まれた無線IC用タグリーダーによってこれらを読み出すものであれば、これに限定する必要はない。例えば、リプロセス装置に内視鏡が収納されたときに操作部に接近した位置に小物洗浄かごを配置し、通信息の広い単一の無線IC用タグリーダーによって内視鏡本体用タグとユニット用タグを同時に読み取っても良いし、逆に小物洗浄かごの中を仕切って小物の位置を特定し、それぞれ単一の無線IC用タグリーダーによって読み取っても良い。
なお、上記第1及び第2実施形態では、トップカバーの周辺部に内視鏡本体用タグリーダーを、その中心部にユニット用タグリーダーを設けたが、内視鏡本体用ICタグ及びユニット用ICタグの両方を読取ることができる広域通信可能なタグリーダーを1つだけトップカバーに設けても良い。また、内視鏡本体用タグリーダー及びユニット用タグリーダーをトップカバーに設けたが、これに代えて、装置本体の洗浄槽に内視鏡本体用タグリーダー及びユニット用タグリーダーを設けてもよい。その際、洗浄槽に載置された内視鏡本体の操作部のうち内視鏡本体用ICタグが設けられた部分と対向する部分に内視鏡用タグリーダーを、ユニット用ICタグが投入された小物洗浄かごと対向する部分にユニット用タグリーダーを設けることが好ましい。さらには、内視鏡本体用タグリーダー及びユニット用タグリーダーの設置位置は、トップカバー及び装置本体内に限らず、洗浄槽に収納された内視鏡から識別IDを読み取れる位置であれば、どのような場所であってもよい。
なお、上記第1及び第2実施形態では、吸引ボタンユニットに対しては1つのICタグを設けたが、これに限られない。例えば、吸引ボタンユニットは、特開2010−29317号公報に示すように、内視鏡洗浄時に、シリンダーとピストンを分解して洗浄しているため、シリンダーとピストンのそれぞれに対してICタグを内蔵または貼り付けてもよい。さらには、吸引ボタンユニットの他、予備洗浄時に内視鏡本体から取り外される部品のうち、更にその部品を分解して洗浄されるものに対しても、ICタグを設けてもよい。
なお、本実施形態では、鉗子キャップユニット、吸引ボタンユニット、送気・送水ボタンユニットのそれぞれにICタグを設けるが、その他に、洗浄時に内視鏡本体から着脱できるように構成されている部品構成(洗浄時の分解単位)に対しても、鉗子キャップユニット等のユニット用ICタグと同様のICタグを付与する。
例えば、特開2004−261349号公報に示すように、内視鏡の先端部に形成された管路口の被挿入口先端部を着脱可能にした場合には、その被挿入口先端部に対してICタグを設ける。また、鉗子チャンネルの鉗子挿入口に、着脱自在な漏斗状の鉗子栓ユニットを設けた場合には、その鉗子栓ユニットにもICタグを設ける。この鉗子詮ユニットは、処置具によって押し開かれるスリット又は小孔を形成したゴム状の栓部を有しており、このゴム状の栓部で鉗子挿入口をシールしている。したがって、処置具を鉗子チャンネルから引き抜くときであっても、処置具に付着した体内汚液等が鉗子挿入口から外部に出てしまうことを防ぐことができる。
また、特開平7−325257号公報に示すように、内視鏡の先端部に設けられた照明光学系、対物光学系、送気・送水口、鉗子口の全体を絶縁カバーで覆い、この絶縁カバーーを内視鏡の先端部から着脱可能にした場合には、その絶縁カバーにもICタグを設ける。また、特開平9−492号公報に示すように、鉗子チャンネルの鉗子挿入口に、鉗子などの処置具の挿入・抜出を自動的に行なう挿抜装置を設け、この挿抜装置を内視鏡から着脱自在にした場合には、その挿抜装置にもICタグを設ける。
本発明の第1及び第2実施形態では、内視鏡本体の型式名とユニットの型式名とが適合するか否か、また、内視鏡本体とユニットのグループIDが全て一致するか否かを判定しているため、リプロセス装置において、内視鏡本体とユニットとの組み合わせが適正か否かを検出することができる。したがって、洗浄・消毒処理が完了した後に、直ぐ内視鏡本体とユニットを組み立てることで、組立時における誤装着を防ぐことができる。また、洗浄・消毒処理後に、内視鏡本体とユニットを保管庫に保管しておく場合には、保管庫にタグリーダーを設置しておき、内視鏡を組み立てる時点で、そのタグリーダーで内視鏡本体用ICタグとユニット用ICタグを読み取る。そして、この読み取りにより得られた内視鏡本体識別ID及びユニット識別IDに基づいて、内視鏡本体とユニットとの組み合わせが適正か否かを検出することで、組立時における誤装着を防ぐことができる。
10 内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム
11 内視鏡
12 リプロセス装置
14 履歴管理サーバー
18 洗浄槽
18d 形状規制部
20 トップカバー
50 内視鏡本体
60 鉗子キャップユニット
61 吸引ボタンユニット
62 送気・送水ボタンユニット
68 内視鏡本体用ICタグ
70〜72 ユニット用ICタグ
75 内視鏡本体用タグリーダー
77 ユニット用タグリーダー
81 識別IDテーブル
83 型式名特定部
86 履歴取得部

Claims (8)

  1. 使用済みの内視鏡にリプロセス処理を施すリプロセス装置と、このリプロセス装置で行なった処理履歴を管理する履歴管理装置とを備える内視鏡リプロセス装置の履歴管理システムにおいて、
    前記リプロセス装置は、
    内視鏡本体に設けられる識別タグであってその内視鏡本体に固有の内視鏡本体識別情報を記憶した内視鏡本体用識別タグから、内視鏡本体識別情報を非接触で読み取る内視鏡本体用タグリーダーと、
    内視鏡の予備洗浄時に内視鏡本体から着脱可能なユニット毎に設けられる識別タグであってそのユニット毎に固有のユニット識別情報を記憶したユニット用識別タグから、ユニット識別情報を非接触で読み取るユニット用タグリーダーとを備え、
    前記履歴管理装置は、
    前記内視鏡本体用タグリーダーで読み取った内視鏡本体識別情報と前記ユニット用タグリーダーで読み取ったユニット識別情報とに基づいて、前記処理履歴を取得する履歴取得手段を備えることを特徴とする内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  2. 前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグには、前記内視鏡本体と前記ユニットの組み合わせの情報を取得するための情報が書き込まれていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  3. 前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグは、アクティブ型の識別タグであるとともに、前記内視鏡本体と前記ユニットの組み合わせの情報を取得するための情報は、前記アクティブ型の識別タグの書き込み領域に書き込まれていることを特徴とする請求項2記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  4. 前記リプロセス装置の洗浄槽には、前記使用済みの内視鏡が特定の形状で収納されるように、前記内視鏡の形状を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  5. 前記使用済みの内視鏡が前記規制手段で特定の形状に規制された状態で前記洗浄槽に収納されている場合において、前記内視鏡本体用タグリーダーは、前記内視鏡本体用識別タグが存在する部分に対向する位置に設けられ、前記ユニット用タグリーダーは、前記ユニット用識別タグが存在する部分に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項4記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  6. 前記内視鏡本体用識別タグ及びユニット用識別タグのうち、少なくとも1つの識別タグには、前記内視鏡本体と前記ユニットに設けられた識別タグの個数情報が書き込まれていることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  7. 前記履歴管理装置は、
    内視鏡本体識別情報と内視鏡本体の型式名とを予め関連付けて記憶するとともに、ユニット識別情報とユニットの型式名とを予め関連付けて記憶する識別情報テーブルと、
    前記識別情報テーブルを参照して、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報に対応する内視鏡本体の型式名と特定するとともに、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報に対応するユニットの型式名を特定する型式名特定部とを備え、
    前記履歴取得手段は、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報、前記型式名特定部で特定した内視鏡本体及びユニットの型式名を含む処理履歴を取得することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
  8. 前記内視鏡本体用識別タグは、内視鏡本体識別情報に加えて、その内視鏡本体識別情報に対応する内視鏡本体の型式名とを記憶しており、前記ユニット用識別タグは、ユニット識別情報に加えて、そのユニット識別情報に対応するユニットの型式名とを記憶しており、
    前記履歴取得手段は、前記内視鏡本体用タグリーダーから読み取った内視鏡識別情報及び内視鏡本体の型式名と、前記ユニット用タグリーダーから読み取ったユニット識別情報及びユニットの型式名とを含む処理履歴を取得することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項記載の内視鏡リプロセス装置の履歴管理システム。
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