JP2009077770A - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡を洗浄槽内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を目視により発見することで漏水検知を行なう機能を有する内視鏡洗浄消毒装置において、周囲の明るさの状況に左右されることなく、常に一定の水準で気泡の確認をすることができ、正確な漏水検知を行なうことができる内視鏡洗浄消毒装置を提供する。
【解決手段】内視鏡の内部に加圧気体を注入した状態で、内視鏡を洗浄槽に溜めた液体の中に浸漬させ、内視鏡の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を目視により発見することで、漏水検知を行なう機能を有する内視鏡洗浄消毒装置において、洗浄槽を照明する照明手段を設けることによって、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡の洗浄消毒を行なう内視鏡洗浄消毒装置に関し、詳しくは、内視鏡の漏水検知機能を持つ内視鏡洗浄消毒装置に関するものである。
周知のように、内視鏡は、人体等の生体内に挿入されて、臓器の診断や治療、標本の採取等に使用される。
また、内視鏡は、基本的に、人体に挿入される挿入部、挿入部の操作や送気/送水などの内視鏡の操作を行なう操作部、送気源や吸引ポンプ等と接続されるコネクタ(LG(Light Guide)コネクタ)、および、コネクタと操作部および挿入部を接続するユニバーサルコード(LG軟性部)等から構成される。
内視鏡は、複数の患者に共通して、かつ、繰り返し使用される。そのため、使用後は、徹底した衛生管理を行なって、内視鏡を媒介とする細菌の感染等を完全に防止するために、1回使用する毎に、入念な洗浄を行なう必要がある。
そのために、内視鏡を自動洗浄する内視鏡洗浄消毒装置が、各種、実用化されている。
近年の内視鏡は、内視鏡全体を洗浄消毒するため、内視鏡全体が防水構造になっている。しかしながら、体内に挿入する挿入部のアングル部(湾曲部)や軟性部は、激しく可動させられる部分であり、損傷が進みやすい。また、内視鏡の内部のチャンネル(内視鏡内の管路(チャンネルチューブ))も検査中に内視鏡用注射針や、鉗子によって誤って孔を開けてしまい、破損することがある。
このような状態で、そのまま内視鏡の使用または洗浄を行なうと、内視鏡本体の内部に水道水、洗浄液や消毒液などの処理液が侵入し、固体撮像素子などの電気系の故障を招く原因となり、多大な修理費がかかってしまう。このため、内視鏡の各部、例えば湾曲部の外皮やチャンネルに発生した孔やひび割れ等を早期に発見し、未然に水漏れを防ぐ必要がある。
かかる理由から、内視鏡洗浄消毒装置では、内視鏡を洗浄する前もしくは洗浄の際に、故障原因となる内視鏡各部の外皮やチャンネルに発生した孔やひび割れ等のチェックを行なう漏水検知機能を有するものもある。この漏水検知の方法のひとつとして、内視鏡を洗浄槽内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡のコネクタ部の加圧ポートから内視鏡の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を目視により発見することで漏水検知を行なう気泡発見式漏水検知方式が知られている(特許文献1参照)。
特開昭58−159721号公報
しかしながら、上記気泡発見式漏水検知方式ではオペレータの目視による気泡の確認が不可欠であるが、内視鏡洗浄消毒装置が少し暗い場所に設置、あるいは室内照明や太陽光の位置によってオペレータの影で洗浄槽が暗くなってしまう位置に設置されると、気泡が見え難くなり、目視による気泡の確認が非常に難しいという問題があった。このような問題に対して、内視鏡洗浄消毒装置の配置を移動させて改善させることは可能であるが、配置したい場所には既に他の医療機器が置かれている場合も多く、さらに内視鏡洗浄消毒装置には、給水や排水などの配管も必要なことから、移動できる場所にも制限があり、現実問題として、一度設置されてしまうと簡単に移動できないのが実情であった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、内視鏡を洗浄槽内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の有無を目視により確認することで漏水検知を行なう機能を有する内視鏡の洗浄消毒装置において、洗浄槽がどのような明るさの場所に置かれても、容易に気泡を確認でき、正確に漏水検知を行なうことができる内視鏡洗浄消毒装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は、内視鏡の洗浄を行なう内視鏡洗浄消毒装置であって、内視鏡を収容して洗浄を行なう洗浄槽と、前記洗浄槽の蓋体と、前記洗浄槽内を照明する照明手段と、前記洗浄槽に前記内視鏡を浸漬した状態で、前記内視鏡内を加圧して、漏水検知を行なう機能とを有し、前記照明手段は、前記漏水検知を行なっている際に、前記洗浄槽内を照明する内視鏡洗浄消毒装置を提供する。
ここで、前記照明手段は、前記洗浄槽の底面から前記洗浄槽内を照明することが好ましい。
また前記蓋体が透明であることもまた好ましい。
内視鏡を洗浄槽内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の有無を目視により確認することで漏水検知を行なう機能を有する内視鏡の洗浄消毒装置において、洗浄槽内を照明する、照明手段を有することによって、内視鏡の漏水箇所から発生する気泡を容易に発見することができる。そのため、設置環境等に応じた周囲の明るさの状況に左右されることなく、常に一定の水準で気泡を確認することができ、正確な漏水検知を行なうことができる。
以下、本発明の内視鏡洗浄消毒装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1に、本発明の内視鏡洗浄消毒装置の一例の概略図を示す。なお、図1において、(A)は斜視図、(B)は側面図である。また、図2に、この内視鏡洗浄消毒装置の概略上面図(後述する蓋体20は省略)を示す。
図1に示す内視鏡洗浄消毒装置10(以下、洗浄消毒装置10とする)は、内視鏡50の自動洗浄を行なう装置である。この洗浄消毒装置10は、内視鏡50を収容して洗浄を行なう洗浄槽として、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bの、2つの洗浄槽(以下、両者をまとめて洗浄槽14とも言う)を有し、2台の内視鏡50を、同時に、かつ、非同期(独立して)で洗浄することが可能な装置である。
洗浄消毒装置10は、洗浄液タンク100、消毒液タンク102、および、アルコールタンク104の3つのタンクを有する。さらに、洗浄消毒装置10は、洗浄液ポンプ106、消毒液ポンプ108、および、アルコールポンプ110等を有する。すなわち、洗浄消毒装置10は、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bの2つの洗浄槽を有し、2台の内視鏡50を同時、かつ、非同期に洗浄可能な装置であるが、洗浄液等の処理液を貯留するタンクや、処理液を供給するポンプは、2つの洗浄槽14で共用する。
また、洗浄消毒装置10内には、洗浄液や消毒液等による内視鏡の洗浄を行なうために、図4に示すような配管系が形成されている。
これらに関しては、後に詳述する。
洗浄消毒装置10において、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bは、内視鏡50を収容して、前記洗浄液による洗浄および洗浄後の水道水によるすすぎ(洗浄工程)、消毒液による消毒(消毒工程)、および、水道水によるすすぎ(すすぎ工程)の3つの工程を行なって、内視鏡50の洗浄を行なうものである。
なお、これら洗浄消毒装置10による内視鏡50の洗浄は、後述する制御部60によって制御される。
また、図示例の洗浄消毒装置10は、2つの洗浄槽14を有するが、本発明は、これに限定はされず、洗浄槽を1つのみ有するものであってもよく、あるいは、3以上の洗浄槽14を有するものであってもよい。さらに、本発明の洗浄消毒装置において、洗浄槽14の配列方向は、図示例の短手方向に限定はされず、長手方向に複数の洗浄槽14を配列してもよい。
図示例の洗浄消毒装置10においては、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bは、全く同じ構成を有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は、洗浄槽14として行なう。
前述のように洗浄槽14(第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14b)は、内視鏡50を収容して洗浄するもので、透明な蓋体20によって、上面を開閉される。また、洗浄槽14の下部には、図1に示すように、照明手段200(第1洗浄槽14aの下部に設けられる照明手段200aおよび第2洗浄槽14bの下部に設けられる照明手段200b)が設けられる。
照明手段200は、洗浄槽14内を照らすための照明であり、一例として、照明手段200は、洗浄槽14の底面22から洗浄槽14内を照らす。
後述するが、本発明の洗浄消毒装置10においては、内視鏡50各部の外皮やチャンネルに孔やひび割れ等の損傷が無いことを確認するために漏水検知を行なう。ここで、漏水検知は、内視鏡50を洗浄槽14内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡50の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡50の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を目視により発見することで行なう。
すなわち、内視鏡50の挿入部52やユニバーサルコード54は、外皮となるチューブ(管)の中に、鉗子チャンネルや送気/送水チャンネルなどになるチューブを通した、いわば二重構造を有する。
漏水検知は、内視鏡50を水中に浸漬した状態で、所定の加圧ポート(漏水検知用口金)から、外皮となるチューブと、チャンネル等となるチューブとの間の空間に空気を導入して、加圧することで行なわれる。この加圧によって、チャンネルが損傷している場合には、チャンネル内に空気が進入して挿入部の先端(鉗子口や送気/送水口)から気泡が生じ、また、挿入部52やユニバーサルコード54の外皮となるチューブが損傷している場合には、チューブの損傷部から気泡が生じ、さらに、挿入部52と操作部56との接続部、ユニバーサルコード54とコネクタ58や操作部56との接続部、各種の操作ボタン等に弛みやガタが生じている場合には、この部分から気泡が生じるので、この気泡を目視により確認することで、内視鏡50内における漏水箇所を検知することができる。
しかしながら、従来の内視鏡洗浄消毒装置では、内視鏡洗浄消毒装置が暗い場所に設置、あるいは室内照明や太陽光の位置によってオペレータの影で洗浄槽50が暗くなってしまう位置に設置されてしまうと、目視によって内視鏡50の漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を発見することが難しく、その結果、漏水検知が非常に難しいという問題がある。
本発明の洗浄消毒装置10では、洗浄槽14の下部に照明手段200を設け、洗浄槽14内を明るく照らし出すため、洗浄消毒装置10が、洗浄槽14が暗くなるような場所に設置されたとしても、内視鏡50の漏水箇所から発生する気泡を目視によって容易に確認することができる。つまり、照明手段200によって、洗浄槽14内が明るく照らされているので、周囲の明るさの状況に左右されることなく、常に一定の水準で気泡の確認を行なうことができ、正確な漏水検知を行なうことができる。
照明手段200による照明の色には、特に限定はなく、白色や赤など、各種の色が利用可能であるが、設置場所の照明光の色、洗浄槽14の内側面の色などに応じて、漏水検知の際に内視鏡50から生じる気泡が、視認し易くなる色とするのが好ましい。
また、洗浄消毒装置10では、後述する第1エアポンプ114に代えて、ガスボンベなどを用いて有色の気体を内視鏡50の内部に供給することができるようにしてもよい。このようにすることで、内視鏡50の漏水箇所を通して処理液に漏れ出した気泡は、内視鏡50内部に供給した気体の色に応じた色をしているため、気泡をより視認し易くなる。この場合には、この気体の色に応じて、照明光の色を気泡が目立つ色としてもよい。
あるいは、照明手段200による照明光の色を可変にして、オペレータによる入力/指示等に応じて、照明光の色を変更するようにしてもよい。これにより、設置環境や気体の色、さらには、オペレータの好み等によって、より好適に漏水検知を行なうことが可能となる。
また、照明手段200による照明光の光量にも特に限定はなく、洗浄槽14の内壁面の色等に応じて、洗浄槽14内を明るく照らし出せる光量であればよい。
あるいは、洗浄消毒装置10に、設置環境の明るさを測定する光量センサを設けて、かつ、照明手段200の照明光の光量を可変にして、例えば、設置環境が暗い場所の際には光量を高く、逆に、設置環境が明るい場所の際には光量を低くするように、照明手段200の照明光の光量を自動調整するようにしてもよい。また、洗浄槽14内の明るさを測定する光量センサを洗浄槽14内に設け、洗浄槽14内の光量が一定となるように照明手段200の照明光の光量を自動調整してもよい。
さらに、照明手段200の照明光の光量が可変である場合には、オペレータによる入力/指示等に応じて、光量を調整可能にしてもよいのは、もちろんである。
照明手段200の位置には、特に限定はなく、洗浄槽14の側面等、洗浄槽14内を照明することができれば、どのような位置に設置してもよい。しかしながら、照明手段200を図1に示すように洗浄槽14の下部に設置し、底面22から洗浄槽14内を照明するのが好ましい。前述のように、漏水検知は、内視鏡50を洗浄槽14内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡50の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡50の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の有無を目視により確認することで行なう。このとき、オペレータは、洗浄槽14の上部から洗浄槽14内を覗き込むようにして気泡の有無を確認する。従って、図示例のように、照明手段200が洗浄槽14の下部に設けられ、洗浄槽14の底面22から洗浄槽14内を照らしだすことで、オペレータによる気泡の有無の確認をより容易に行なうことができる。
本発明の洗浄消毒装置10において、照明手段200として用いる照明には、特に限定はなく、公知の照明手段が各種利用可能であるが、好ましくは、洗浄槽14の底面22を広い範囲で発光させ、視認性を良好にするために、二次元的な発光領域を有する面発光素子が使用される。
このような面発光素子としては、例えば、発光ダイオード(LED)等の点光源を二次元的に配列してなる構成、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)素子、蛍光灯等の棒状光源を長手方向と直交する方向に配列してなる構成、ハロゲンランプ等の光源を二次元的に配列してなる構成、導光板に側面からLEDや蛍光灯によって光をあてた構成等が例示される。
照明手段200による照明光の色を可変にする際における照明光の色の変更手段にも、特に限定はなく、例えば、赤(R)、緑(G)および青(B)の光源を設け、照明光の色に応じて、点灯する光源の色や光量を変える、通常の方法によればよい。
洗浄槽14は、内視鏡50を収納して、洗浄を行なう筐体であり、少なくとも底面22が透明な材料で構成されている。あるいは、底面22が照明手段200の発光面で構成してもよい。
前述のように、洗浄槽14の下部に設けられた照明手段200は、洗浄槽14の底面22から洗浄槽14内を照明する。そのため、洗浄槽14が透明な部材で構成されていれば、照明手段200からの照明光によって洗浄槽14内を照明することができる。
なお、洗浄槽14を構成する透明材料としては、塩化ビニル、ポリカーボネイド等、洗浄槽14として利用できる程度の剛性を有し、また洗浄液や消毒液など、内視鏡50の洗浄で用いられる各種の処理液に対して耐性を有するものであれば、公知の種々の透明材料が使用可能である。
本発明の洗浄消毒装置10においては、図1に示すように、洗浄槽14は、長尺な形状(平面形状)を有する。
この洗浄消毒装置10においては、内視鏡50は、通常、図2に示すように、内視鏡50の挿入部52やユニバーサルコード54を二つ折り(長い内視鏡の場合にはつづら折り)にされて洗浄槽14に収容され、洗浄槽14は、底面(床面)22に載置するようにして、1台の内視鏡50を収容するが、図1に示すように、洗浄槽14は、その底面22が、洗浄槽14の長手方向に傾斜している。
なお、図1および図2では、本発明の構成を明瞭に示すために省略するが、洗浄槽14の内部には、鉗子チャンネルや送気/送水チャンネル等の内視鏡50の各チャンネル(その口金や接続部)を接続するためのポート、および、洗浄水等の処理液を洗浄槽14内に導入するための導入口等が設けられる。これらに関しては、後に詳述する。
また、洗浄消毒装置10において、蓋体20は、図1(B)に示すように、支点24を中心に回動することで、洗浄槽14(その上面)を開閉する。
ここで、図示例の洗浄消毒装置10は、好ましい構成として、傾斜する底面22の下部側に、蓋体20を開閉するための支点(回転軸)24が設けられている。すなわち、洗浄消毒装置10において、蓋体20は、傾斜する底面22の上部側の端部が上下動するように回動して、洗浄槽14を開閉する。さらに、洗浄消毒装置10を操作する操作パネル26、内視鏡洗浄のスタートボタン28、蓋体20を開閉するためのフットペダル30(第1洗浄槽14a用のペダル30aおよび第2洗浄槽14b用のフットペダル30b)などの洗浄消毒装置10において定常的な洗浄で使用する操作手段も、洗浄槽14の底面22の上部(上端)側(好ましくは洗浄消毒装置10の、同上部側の端部近傍、および/または、同上部側の端面)に設けられている。
すなわち、洗浄消毒装置10は、好ましい態様として、洗浄槽14の傾斜する底面22の上部側で、蓋体20が開閉し、また、内視鏡50の洗浄の各操作を行なう側(前面)となる。
また、蓋体20は、支点を中心として回動して開閉する構成に限定はされず、スライド式の蓋体(シャッタ)であってもよい。
洗浄消毒装置10は、洗浄槽14が、このように長尺で、かつ、底面22が長手方向に傾斜する構成を有することにより、洗浄する内視鏡50の洗浄消毒装置10へのセット、すなわち、洗浄槽14の所定位置への内視鏡50の収容を、簡易かつ迅速に行なうことを可能にしたものである。
また、洗浄槽14は長尺ではあるが、底面22が傾斜していることで、水平距離は短くなるので、オペレータが小柄で、手の短い人でも、楽に内視鏡50をセットできる。
また、長尺な洗浄槽14を有することにより、長手方向と直交する方向(以下、幅方向とする)に洗浄槽14を配列すれば、装置が、それほど大型化することもない。
また、洗浄槽14の底面22(底面22が好ましいが、洗浄槽14の内側面でも可)には、内視鏡50の操作部56、コネクタ58、ユニバーサルコード54、挿入部52等の各部を位置決めするための位置決め手段を有する。
図2に示す洗浄槽14においては、上部側の底面22に立設するように、内視鏡50の操作部56に係合して位置決めする係合部材34(34aおよび34b)と、同じく、コネクタ58に係合して位置決めする係合部材36(36aおよび36b)とを有する。従って、内視鏡50は、係合部材34によって操作部56を位置決めされ、係合部材36によってコネクタ58を位置決めされて、洗浄消毒装置10すなわち、洗浄槽14(底面22)の所定位置にセットされる。
本発明の洗浄消毒装置10において、洗浄槽14の蓋体20の形状にも、特に限定はなく、洗浄槽14(槽内)を閉塞、好ましくは略気密(特に好ましくは気密)に閉塞できるものであれば、洗浄槽14の形状に応じた、各種の構成や形状のものが利用可能である。
なお、図示例の洗浄消毒装置10においては、蓋体20の開閉は、各種の内視鏡洗浄消毒装置と同様に、洗浄消毒装置10の前面側に設けられたフットペダル30によって行なう。フットペダル30による蓋体20の開閉は、各種の内視鏡洗浄消毒装置で行なわれている公知の手段を利用すればよい。
前述のように、蓋体20は、透明な材料で構成されることが好ましい。
後述する内視鏡50を洗浄槽14内の液体の中に浸漬させた状態で、内視鏡50の内部に空気を注入して加圧し、内視鏡50の内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡を目視により確認することにより漏水箇所の検知を行なう漏水検知においては、洗浄槽14内を洗浄槽14の上側から目視によって覗き込み、気泡を有無を確認する。従って、蓋体20を透明にすることにより、洗浄のための内視鏡50を洗浄槽14内にセットして、蓋体20を閉塞したまま、漏水検知を行なうことが可能になる。また、蓋体20を透明な材料で構成することで、洗浄中も、内視鏡50の状態を確認することができる。
なお、蓋体20を構成する透明な材料としては、洗浄槽14と同様に、塩化ビニル、ポリカーボネイド等、洗浄槽14として使用できる程度の剛性を有し、また洗浄液や消毒液など、内視鏡50の洗浄で用いられる各種の溶液に対して耐性を有するものであれば、公知の種々の透明な材料が使用可能である。
ここで、本発明においては、蓋体20は、単なる板状ではなく、洗浄槽14の底面22と対面する側(以下、蓋体20の下面とする)に、閉塞した際に底面22と同方向に傾斜する領域を有するのが好ましい。このようにすることで、洗浄槽14内部上方の内視鏡50が存在しない無駄な空間を、蓋体20で埋めてしまうことができる。その結果、少ない処理液での内視鏡50の洗浄が可能になり、不要な処理液を使用することが無い、ランニングコストおよび環境性能に優れた洗浄消毒装置10を実現できる。
制御部60は、後述する漏水検知工程における照明手段200の照明光の色の変更や光量の調整等、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bにおける洗浄消毒の工程を制御する。図3は、制御部の概略構成を概念的に示すブロック図である。
図3に示すように、制御部60は、CPU62、RAM64、ROM66、I/O制御回路68、通信I/F回路70、パネルI/F回路72、照明I/F回路74、クロック76、リセット回路78、負荷部品駆動回路80、センサI/F回路82、および、A/D変換回路84を有する。
CPU62は、洗浄消毒装置10における洗浄消毒処理を制御するためのもので、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bの2つの槽に対して1つのCPU62で制御する。
ROM66は、洗浄消毒処理制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムを記憶する。記憶された洗浄プログラムを含む各種アプリケーションプログラムは、CPU62によってROM66から読み出され、RAM64にセットされる。RAM64は、洗浄消毒装置10における洗浄消毒の履歴データを記憶する。ROM66には、洗浄消毒装置10が備える洗浄槽の数に対応する洗浄消毒処理制御プログラムのみを記憶させておき、CPU62が常にそのプログラムを読み出すようにしてもよい。あるいは、ROM66に、1槽から任意の複数槽の各構成に対応する複数の洗浄消毒処理制御プログラムを記憶させておき、CPU62が実際の構成に対応するプログラムを選択してROM66から読み出すようにしてもよい。
負荷部品駆動回路80は、図4に示したポンプ類、電磁バルブ、ヒータ(H)の駆動回路である。
センサI/F回路82は、タンクや洗浄槽の水位を検出するレベルセンサ(102L、142a、142b)、洗浄槽14a、14bの蓋の開閉を検出するセンサ、その他の洗浄消毒装置10に設けられるセンサのインターフェースである。
A/D変換回路84は、温度センサ(TE)や、圧力センサ(PE)のアナログの出力値をA/D変換する。
通信I/F回路70は、洗浄消毒装置10に備えられたLAN接続部86、RFID R/W88部、およびプリンタ90との通信インターフェース回路である。
洗浄消毒装置10は、LAN接続部86により、制御部60を病院内のネットワーク等に接続して、洗浄消毒装置10における洗浄消毒の履歴データを通信することができる。
RFID R/W部88では、RFID(Radio Frequency Identification System)を利用した洗浄消毒に関する情報の読み出し/書込みが行なわれる。
プリンタ90からは、履歴管理データをプリントすることができる。このプリンタ90は、洗浄消毒装置10に搭載されたものでもよいし、外部のプリンタでもよい。
パネルI/F回路72は、洗浄消毒装置10の表示・操作パネルとのインターフェースである。表示・操作パネルは、洗浄消毒装置10に関する情報を表示するためのものであり、また、オペレータからの支持を入力できるタッチパネルとしても機能する。
照明I/F回路74は、洗浄消毒装置10に設けられた照明手段200とのインターフェースである。
図4に、図示例の(内視鏡)洗浄消毒装置10の配管系統の概略を示す。
前述のように、洗浄消毒装置10は、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bの2つの洗浄槽を有する。
しかしながら、図示例の洗浄消毒装置10は、内視鏡の洗浄を行なうための処理液を貯留するタンク、すなわち、洗浄液を貯留する洗浄液タンク100、消毒液を貯留する消毒液タンク102、および、内視鏡50の各チャンネル内にアルコールを送水、排出および送気して各チャンネル内の乾燥を促進するためのアルコールフラッシュ用のアルコールを貯留するアルコールタンク104は、共に1つしか有さず、すなわち、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bで共用する。
また、洗浄液タンク100から洗浄槽14に洗浄液を供給する洗浄液ポンプ106、消毒液タンク102から洗浄槽14に消毒液を供給する消毒液ポンプ108、および、アルコールタンク104から洗浄槽14にアルコールを供給するアルコールポンプ110も、共に1つしか有さず、すなわち、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bで共用する。
なお、これらのポンプも、公知の各種のポンプを利用すればよいが、定量ポンプを用いるのが好ましいのは、もちろんであり、また、各タンクが洗浄槽14よりも下方に位置する場合には、ダイアフラムポンプ等の自給式の定量ポンプを用いるのが好ましい。
さらに、内視鏡50の各チャンネルの漏水検知を行なうための第1エアポンプ114、内視鏡50の各チャンネル内に処理液を排出するための空気を供給するための第2エアポンプ116、および、排水ポンプ118も、共に1つしか有さず、すなわち、2つの洗浄槽14で共用する。第1エアポンプ114および第2エアポンプ116の空気導入口には、エアフィルタ120が設けられる。
すなわち、洗浄消毒装置10は、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bで各種のポンプやタンクは共用するが、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14b、両洗浄槽14での洗浄を独立、かつ、非同期で行なうために、図4に示すように、両洗浄槽14に対して、互いに独立した配管系を有している。
図示例において、消毒液タンク102には、タンク内の消毒液の量を測定するためのレベルセンサ102Lと、消毒液を消毒液タンク102に供給する、消毒液が充填された消毒液ボトルBの取付部102Aが設けられている。図示例においては、一例として、2つの取付部102Aを有している。また、消毒液タンク102には、消毒液の匂いが外部に漏れるのを防止するための消臭フィルタ102Fが設けられる。さらに、消毒液タンク102は、消毒液タンク102への埃や雑菌等の異物の混入を防止するためのエアフィルタを有してもよい。
洗浄消毒装置10においては、次の消毒液の補充まで、消毒液ボトルBを取り付けた状態にできる構成とし、この消毒液ボトルBを取り付け部102Aの蓋体、すなわち、消毒液タンク102の蓋体として作用させてもよい。
また、洗浄液タンク100には、洗浄液が洗浄液タンク100から排出されることを防止するため逆支弁100Vが設けられ、さらに、アルコールタンク104にも、アルコールがアルコールタンク104から排出されることを防止するための逆支弁104Vが設けられている。
以下に、各洗浄槽14に対する配管系統を説明する。
ここで、第1洗浄槽14aおよび第2洗浄槽14bは、配管系統も、同じ構成を有する部分が多いので、以下の説明は、第1洗浄槽14aを代表として行い、第2洗浄槽14bに関しては、必要に応じて説明する。
第1洗浄槽14a(第2洗浄槽14b)内には、内視鏡50の鉗子起上チャンネル(その口金(コネクタ部) 以下、同様)を接続するための鉗子起上ポート124a(124b)、同鉗子を挿入するための鉗子チャンネルを接続するための鉗子ポート126a(126b)、同送気送水チャンネルを接続するための送気送水ポート128a(128b)、および、同吸引チャンネルを接続するための吸引ポート130a(130b)が設けられる。
また、第1洗浄槽14a内には、各処理液を導入するための導入口が設けられる。具体的には、洗浄液を導入するための洗浄液口132a(132b)、消毒液を導入する消毒液口134a(134b)、水道水を導入する給水口136a(136b)が形成されている。第1洗浄槽14a内には、さらに、漏水検知を行なうための空気を導入する空気口138a(138b)、および、排水口144a(144b)が設けられる。
さらに、第1洗浄槽14aには、槽内の処理液(洗浄液、消毒液、水道水等)を循環するための、循環ポンプ182a(182b)が設けられる。
また、第1洗浄槽14aには、槽内の液量を検出するためのレベルセンサ142a(142b)、槽内の液温を測定するための温度計TE、および、槽内の液体を加熱するためのヒータHが設けられる。
レベルセンサ142aは、一例として、4段階で液量を検出できるものである(あるいは、4つのレベルセンサが設けられている)。
鉗子起上ポート124aは、バルブ150a(150b)を介して、鉗子ポート126aは、バルブ152a(152b)を介して、送気送水ポート128aはバルブ154a(154b)を介して、さらに、吸引ポート130aはバルブ156a(156b)を介して、共に、バルブ158a、160a、および162a(158b、160b、および162b)に接続される。
バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aは、1本の配管に並列に接続され、また、バルブ158a、160a、および162aも、同様に、1本の配管に並列に接続されている。
なお、洗浄消毒装置10において、バルブには、特に限定はなく、電磁弁や電動弁等の公知の自動開閉可能なバルブを利用すればよい。
このバルブ158a(158b)は、アルコールタンク104のアルコール供給ポンプ110に接続される。
また、バルブ160a(160b)は、前記内視鏡50の各チャンネル内に空気を導入するための第2エアポンプ116に接続される。
さらに、バルブ162a(162b)は、洗浄消毒装置10の各部位に水道水を供給するための水供給ライン164に接続される。
水供給ライン164は、上水道の蛇口等に接続され、洗浄消毒装置10に水道水を供給するためのものであり、図4に示すように、上流より、水道水を清浄化するためのフィルタ166、装置内の配管系に過剰な圧力が係る事を防止するための減圧弁168、第1バルブ170、および第2バルブ172を有して構成される。
前記バルブ162aからの配管は、水供給ライン164の第1バルブ170と第2バルブ172との間に接続される(以下、このバルブ162aから、第1バルブ170と第2バルブ172との間に至る配管を、便宜的に、水供給管163a(163b)とする)。この水供給管163aは、途中で分岐して、後述する第1洗浄槽14a(第2洗浄槽14b)の循環ポンプ182a(182b)および給水口136aに設けられるバルブ180a(180b)に接続される。
さらに、第2バルブ172は、消毒液タンク102、および、第1洗浄槽の排出口144aに接続されるバルブ198a(198b)に接続される。
一方、洗浄液口132aは、バルブ176a(176b)を介して、洗浄液ポンプ106に接続される。消毒液口134aは、バルブ178a(178b)を介して、消毒液ポンプ108に接続される。さらに、給水口136aは、バルブ180a(180b)を介して、前記水供給管163a(163b)に接続される。言い換えれば、水供給管163aから分岐する分岐管が、バルブ180aすなわち給水口136aに接続される。
第1洗浄槽14a(第2洗浄槽14b)には、循環ポンプ182a(182b)が接続される。この循環ポンプ182aは、第1洗浄槽14a内の液体を、前記水供給管163aから分岐してバルブ180a(すなわち給水口136a)に至る分岐管に供給する。
漏水検知のための空気を導入する空気口138aは、バルブ184a(184b)を介して、第1エアポンプ114に接続される減圧弁186に接続される。
また、空気口138aからバルブ184aへの配管には、圧力計188a(188b)が配置される。なお、圧力計188aは、圧力が所定圧となった時点で第1エアポンプ114に信号を出力する圧力トランスミッタ等であるのが好ましい。
排出口144aは、バルブ190a(190b)を介して、排水ポンプ118に接続される。
なお、排水ポンプ118は、バルブ192を有する排水ライン194に、洗浄槽14内の液体等を送る。また、水供給ライン164と排水ライン194とは、バイパスバルブ196を介して、水供給ライン164のフィルタ166の上流と、排水ライン194のバルブ192の上流とで、接続される。
また、排出口144aとバルブ190aとの間の配管は、途中で分岐して、バルブ198a(198b)を介して、水供給ライン164の第2バルブ172および消毒液タンク102に接続される。
洗浄消毒装置10においては、基本的に、洗浄工程→消毒工程→すすぎ工程の順で、内視鏡50の洗浄を行なう。
以下、洗浄消毒装置10による内視鏡50の洗浄の作用の一例を説明する。以下の説明も、第1洗浄槽14aを代表に行なうが、第2洗浄槽14bも、全く同様にして内視鏡50の洗浄を行なうことができる。また、以下の説明では、特に記載しなくても、各工程の各処理の説明において、開放と記載したバルブ以外は、全てのバルブは閉塞しており、また、駆動と記載したポンプ以外は、全て停止している。
さらに、洗浄消毒装置10では、必要に応じて内視鏡50の漏水検知を行なうが、以下の例では、漏水検知を洗浄工程を行なうための水道水を洗浄槽14に導入した時点で行なうこととして説明する。
まず、係合手段34によって操作部56が、係合手段36によってコネクタ58が、それぞれ位置決めされて、オペレータによって第1洗浄槽14aの所定位置に内視鏡50がセットされ、また、鉗子起上ポート124aに内視鏡50の鉗子起上チャンネルが、鉗子ポート126aに同鉗子チャンネルが、送気送水ポート128aに同送気送水チャンネルが、吸引ポート130aに同吸引管チャンネルが、それぞれ接続される。また、空気口138a(138b)と内視鏡50に設けられた漏水検知用の加圧ポートとを接続する。
なお、各ポートと内視鏡50の各チャンネルとの接続は、コネクタや接続管等を用いた、内視鏡洗浄消毒装置で行なわれている公知の手段で行なえばよい。
内視鏡50のセットが終了し、洗浄開始の指示が入力されたら、洗浄消毒装置10は、まず最初に、洗浄液を用いて内視鏡50を洗浄する洗浄工程を行なう。
洗浄工程においては、まず、水供給ライン164の減圧弁168および第1バルブ170、ならびに、給水口136aに接続するバルブ180aを開放して、水供給ライン164から水供給管163aを経て、給水口136aから第1洗浄槽14a内に、所定量の水道水を導入する。
水道水の導入が終了したら、洗浄液の導入に先立ち、必要に応じて漏水検知を行なう。
漏水検知においては、照明手段200による照明が点灯し、洗浄槽14内が底面22から明るく照らし出される。
水道水の導入が終了したら、第1エアポンプ114を駆動して、減圧弁186およびバルブ184aを開放する。圧力計188aによる測定値が所定圧となった時点で、第1エアポンプ114の駆動を停止する。なお、この停止は、圧力測定結果に応じた圧力計188aから第1エアポンプ114への信号に応じて、自動的に行なうのが好ましい。
加圧が終了したら、目視によって、内視鏡50から気泡が出ているかどうかを確認する。
ここで、照明手段200は、洗浄槽14aの下部から洗浄槽14a内を明るく照らしているため、洗浄槽14a内に気泡が存在しているかどうかを容易に確認することができる。
このようにすることで、周囲の明るさの状況に左右されることなく、常に一定の水準で気泡の有無を確認することができ、正確な漏水検知を行なうことができる。
ここで、気泡が出ている場合には、内視鏡50のいずれかのチャンネルが漏水している可能性があるので、この時点で、内視鏡50の洗浄は中止する。
漏水検知が終了したら、次に、洗浄工程に戻り、洗浄液を第1洗浄槽14a内に導入する。
洗浄液口132aに接続するバルブ176aを開放して、洗浄液ポンプ106を駆動して、洗浄液タンク100から洗浄液口132aに洗浄液を供給して、第1洗浄槽14a内に、所定量の洗浄液を供給する(洗浄液導入)。
洗浄液を第1洗浄槽14aに導入したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182aを駆動し、かつ、一例として、鉗子起上ポート124aに接続するバルブ150a、鉗子ポート126aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。なお、バルブ開放時間は、各ポートで同じでも異なってもよい。
これにより、内視鏡50の各チャンネル内を通して第1洗浄槽14a内の洗浄液を循環して、洗浄水による内視鏡50の各チャンネルの洗浄を、順次、行なう(チャンネル洗浄)。
チャンネル洗浄を終了したら、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182aを駆動する。
これにより、内視鏡50の外部で、第1洗浄槽14a内の洗浄液を循環して、洗浄水による内視鏡50の外部の洗浄を行なう(外部流水洗浄)。
外部流水洗浄を、所定時間、行なったら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、第1洗浄槽14内の洗浄液を排水する(洗浄排水)。
第1洗浄槽14内の洗浄液を全て排水したら、バルブ190aおよびバルブ192は開放したままで、さらに、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、かつ、鉗子起上ポート124aに接続するバルブ150a、鉗子ポート126aに接続するバルブ152a、送気送水ポート128aに接続するバルブ154a、および、吸引ポート130aに接続するバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。
これにより、鉗子起上ポート124a、鉗子ポート126a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡50の各チャンネルに空気を送り込み、チャンネル内に残っている洗浄液を内視鏡50から排出する(洗浄送気)。
次いで、水道水による内視鏡50のすすぎを行なう。
水道水による内視鏡50のすすぎは、基本的に、第1洗浄槽14への洗浄液導入を行なわない以外は、洗浄液による内視鏡50の洗浄と同様に行なう。
すなわち、まず、減圧弁168、第1バルブ170、および、バルブ180aを開放して第1洗浄槽14a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
第1洗浄槽14aに所定量の水道水を導入したら、バルブ162aを開放し、循環ポンプ182aを駆動して、かつ、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、チャンネル洗浄と同様にして内視鏡50の各チャンネルを水道水ですすぐ、チャンネルすすぎを行い、その後、バルブ180aを開放して循環ポンプ182aを駆動して、外部流水洗浄と同様にして、内視鏡50外部を水道水ですすぐ、外部流水すすぎを行なう。
外部流水すすぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、洗浄排水と同様にしてすすぎ工程における排水を行い、次いで、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動し、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、順次、1個ずつ開放して、洗浄送気と同様にして、送気を行ない、洗浄工程が終了する。
なお、本実施形態においては、洗浄液による内視鏡50の洗浄と、水道水による内視鏡50のすすぎとを1つの工程として洗浄工程としたが、洗浄液による内視鏡50の洗浄と、水道水による内視鏡50のすすぎとを別々の工程としてもよい。つまり、本実施形態においては、洗浄工程→消毒工程→すすぎ工程の3つの工程によって内視鏡50の洗浄を行なったが、洗浄工程→洗浄後のすすぎ工程→消毒工程→消毒後のすすぎ工程の4つの工程によって内視鏡50の洗浄を行なってもよい。
洗浄工程が終了したら、次いで、消毒工程を行なう。
消毒工程においては、まず、消毒液口134aに接続するバルブ178aを開放して、消毒液ポンプ108を駆動し、所定量の消毒液を第1洗浄槽14a内に導入する(消毒液導入)。
第1洗浄槽14aに所定量の消毒液を導入したら、前述のチャンネル洗浄と同様にして、内視鏡50の各チャンネル内の消毒を行なう。
すなわち、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182aを駆動すると共に、内視鏡50の各チャンネルを接続するポートに接続されるバルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放する。
これにより、内視鏡50内の各チャンネルを通して第1洗浄槽14a内の消毒液を循環して、消毒液による内視鏡50の各チャンネルの消毒を行なう(チャンネル消毒)。
チャンネル消毒が終了したら、前述の外部流水洗浄と同様に、内視鏡50外部の消毒を行なう。
すなわち、給水口136aに対応するバルブ180aを開放して循環ポンプ182aを駆動して、内視鏡50の外部で第1洗浄槽14a内の消毒液を循環して、消毒液による内視鏡50の外部の消毒を行なう(外部流水消毒)。
外部流水消毒を、所定時間、行なったら、排出口144aに接続するバルブ198aを開放して、消毒液を消毒液タンク102に戻す(消毒液回収)。
図示例の洗浄消毒装置10においては、消毒液の回収にはポンプ等は用いず、自重による落下で消毒液を消毒液タンク102に回収する。
第1洗浄槽14a内の消毒液を消毒液タンク102に回収したら、前記洗浄送気と同様に、内視鏡50の各チャンネルに送気を行なう。
すなわち、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放する。これにより、鉗子起上ポート124a、鉗子ポート126a、送気送水ポート128a、および吸引ポート130aから、内視鏡50の各チャンネルに空気を送り込み、チャンネル内に残っている消毒液を内視鏡50から排出する(消毒送気)。
以上で消毒工程を終了して、次いで、すすぎ工程を行なう。
すすぎ工程も、基本的に、洗浄工程における水道水による内視鏡50のすすぎと同様に行なう。
すなわち、まず、減圧弁168、バルブ180a、および第1バルブ170を開放して第1洗浄槽14a内に所定量の水道水を導入する(水道水導入)。
水道水導入を終了したら、バルブ162aを開放して、循環ポンプ182aを駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、所定時間だけ開放して水道水によって内視鏡50の各チャンネルをすすぐ、チャンネルすすぎを行う。次いで、バルブ180aを開放して循環ポンプ182aを駆動して、内視鏡50の外部を水道水ですすぐ、外部流水すすぎを行なう。
外部流水すすぎが終了したら、バルブ190aおよびバルブ192を開放して、排水ポンプ118を駆動して、すすぎ工程における排水を行う。その後、バルブ160aを開放して、第2エアポンプ116を駆動すると共に、バルブ150a、バルブ152a、バルブ154a、およびバルブ156aを、1個ずつ、順次、開放して、すすぎ工程における送気を行ない、すすぎ工程が終了する。
すすぎ工程が終了したら、洗浄消毒装置10による内視鏡50の洗浄を終了し、例えばディスプレイ表示や警告音の発生等によって、オペレータに内視鏡50の洗浄が終了した旨を報告する。
ここで、本実施形態では、内視鏡50の漏水検知を、洗浄工程を行なうための水道水を洗浄槽14に導入した時点で行なうこととしているが、漏水検知を行なうタイミングはこれに限定されないのはもちろんである。
例えば、洗浄工程を行なうための洗浄液を洗浄槽14に導入した時点で行なってもよいし、洗浄工程における水道水による内視鏡50のすすぎを行なうための水道水を洗浄槽14に導入した時点で行なってもよい。
さらに、消毒工程を行なうための消毒液を洗浄槽14に導入した時点や、すすぎ工程を行なうための水道水を洗浄槽14に導入した時点で行なってもよい。
内視鏡50の漏水検知は、内視鏡50の洗浄を行なう毎に行なってもよいし、所定の洗浄回数ごとに行なうこととしてもよい。また、オペレータによって入力される指示に応じで行なうこととしてもよい。
さらに、内視鏡50の洗浄とは別に、内視鏡50の漏水検知のみを独立して行なうこととしてもよい。
なお、前述のように、洗浄消毒装置10は、タンクやポンプなどの多くの物を第1洗浄槽14aと第2洗浄槽14bとで共用しているが、両洗浄槽は、洗浄液等の供給系、水供給ライン164および排水ライン194以外は、共に、独立した配管系を持っているので、両洗浄槽14で同時に同じ処理を行なうことも、同時に互いに異なる処理(両洗浄槽14で非同期の処理)を行なうことも可能である。
洗浄消毒装置10において、内視鏡50の洗浄は、基本的に、以上のように行なわれるが、洗浄消毒装置10は、このような洗浄以外にも、アルコールフラッシュや自己消毒等の各種の処理を行なうことが可能である。
ここで、本実施形態の洗浄消毒装置10では、洗浄槽14の下部に照明手段200を設け、漏水検知の際に洗浄槽14内を底面22から明るく照らし出すことによって、内視鏡50の漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の発見を容易にできるようにしているが、さらに気泡の周囲の液体を変色させ、より好ましくは気泡が強調される色に変色させることによって、より容易に気泡の発見を行なうことができるようにしてもよい。
図5に、漏水検知の際に内視鏡50の漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の周囲の液体を変色させる機能を有した洗浄消毒装置11の配管系統の概略を示す。なお、洗浄消毒装置10と同じ部材については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
洗浄消毒装置11は、洗浄消毒装置10における配管系統に加えて、発色液を充填する発色液タンク208と、洗浄槽14に発色液を供給するための発色液供給ライン216とを有する。
さらに、洗浄消毒装置10において設けられていた第1エアポンプ114およびエアフィルタ120を有さず、減圧弁186には、ガスボンベ206が接続される。
発色液供給ライン216は、発色液タンク208に接続され、洗浄消毒装置11に発色液を供給するためのものであり、図5に示すように、上流より、発色液を洗浄槽14内に供給するための発色液ポンプ210、バルブ212を有して構成される。バルブ212からの配管は、水供給ライン164の第1バルブ170と、第2バルブ172との間に接続される。
洗浄消毒装置11は、前述のようにガスボンベ206および発色液タンク208を有し、ガスボンベ206から内視鏡50内部に送気される所定の気体と、発色液タンク208によって洗浄槽14内に供給される発色液が反応することで、内視鏡50の漏水箇所から漏れ出す気泡の周囲の液体を変色させ、より好ましくは気泡が強調される色に変色させる。
発色液タンク208は、洗浄槽14内に供給する発色液を貯留するタンクである。本実施形態では、発色液としてPH指示薬を用いる。
ここで、PH指示薬としては、p・ニトロフェノールやフェノールレッド、ブロモチモールブルー、ブロムクレゾールパープル、フェノールフタレイン、メチルオレンジ、メチルレッド、チモールブルーが挙げられる。
なお、PH指示薬の中でも、内視鏡50の構成材料に影響を与えないようにするため、中性近傍に変色域を有するPH指示薬を用いることが好ましい。中性近傍に変色域を有するPH指示薬としては、p・ニトロフェノールやフェノールレッドが挙げられる。
ガスボンベ206は、内視鏡50の内部に所定の気体を送気する供給源である。本実施形態では、所定の気体として、洗浄槽14内の液体に溶け込むことで、液体のPHを変化させる気体を用いる。洗浄槽14内の液体に溶け込むことで、液体のPHを変化させる気体としては、二酸化炭素等が挙げられる。
以下、洗浄消毒装置11における漏水検知について説明する。ここで、洗浄消毒装置11においても、漏水検知を洗浄工程を行なうための水道水を洗浄槽14に導入した時点で行なうこととして説明する。
洗浄消毒装置10における漏水検知と同様に、第1洗浄槽14aに洗浄のための水道水の導入が終了したら、照明手段200による照明が点灯し、第1洗浄槽14a内を底面22から明るく照らし出す。
また、発色液供給ライン216のバルブ212が開放されて、発色液ポンプ210を作動させることで、発色液ライン216から水供給管163aを経て、給水口136aから第1洗浄槽14a内に所定量の発色液、本実施形態においてはPH指示薬、例えばp・ニトロフェノールが導入される。
水道水および発色液の導入が終了したら、バルブ184aおよび減圧弁186を開放する。これにより、内視鏡50内部には、ガスボンベ206から所定の気体、本実施形態では第1洗浄槽14a内の液体に溶け込むことで、液体のPHを変化させる気体、例えば二酸化炭素が導入される。
二酸化炭素の導入が終了したら、目視によって内視鏡50から気泡が出ているかどうかを確認することによって、漏水検知を行なう。
このとき、内視鏡50に漏水箇所があると、内視鏡50内部に導入した二酸化炭素が漏水箇所から第1洗浄槽14aに導入した水道水および発色液に漏れ出し、気泡となる。
さらに、気泡となった二酸化炭素は一部が水道水に溶け、気泡の周囲の液体のPHを中性から酸性へと変化させる。本実施形態では、第1洗浄槽14a内には水道水とともに、発色溶液としてp・ニトロフェノールが導入されているため、PHの変化とともに、気泡の周囲の液体の水道水は無色から黄色へと変化する。
このように、漏水検知の際に、照明手段200によって第1洗浄槽14a内を明るく照らし出すのに加えて、内視鏡50の漏水箇所を通して漏れ出す気泡の周囲の液体の色を変化させ、また、より好ましくは気泡が強調される色に変化させることで、気泡の発見をより容易に行なうことができ、その結果、正確な漏水検知を行なうことができる。
照明手段200は、図示例においては、洗浄槽14の下部に設置し、底面22から洗浄槽14内を照明したが、洗浄槽14内を照明することができれば、照明手段200が設置される場所および数はこれに限定されるわけではない。
例えば、洗浄槽14の1以上の側面に照明手段200を設置し、洗浄槽14内を照明してもよい。また、内視鏡50を洗浄槽14にセットする際に邪魔にならないように防水状態の光源を洗浄槽14内に設置してもよい。
あるいは、底面22と側面からの照射の組み合わせや、底面22からの照射と洗浄槽14内光源との組み合わせ等であってもよい。また、底面22や側面、特に漏水検知での視認性を考慮すると、底面22の全面から洗浄槽14内を照明するのが好ましいが、本発明は、これに限定はされず、半面や2/3面等の部分的な照射でもよく、あるいは、底面22半面と側面半面の組み合わせ等であってもよい。
ただし、前述した内視鏡50内部から漏水箇所を通して外部に漏れ出す気泡の有無によって漏水検知を行なう際に、気泡を確認するためには下側から気泡を照らしだすことが最も識別が行ない易いため、少なくとも洗浄槽14の下部に設けられるのが好ましい。
また、図示例の洗浄消毒装置10は、2つの洗浄槽14に対して、各1個の洗浄液タンク100、消毒液タンク102、およびアルコールタンク104を有し、かつ、各1個の洗浄液ポンプ106、消毒液ポンプ108、および、アルコールポンプ110(すなわち、各タンクに1個のポンプ)を有するものであるが、本発明は、これに限定はされない。
例えば、本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、各2個の洗浄液タンク100、消毒液タンク102、およびアルコールタンク104(あるいはさらに、発色液タンク208)を有し、かつ、各2個の洗浄液ポンプ106、消毒液ポンプ108、および、アルコールポンプ110(あるいはさらに、発色液ポンプ210)を有し、これらの供給系に関しては、第1洗浄槽14aと第2洗浄槽14bとで、まったく独立した配管系を有するものでもよい。
また、各2個の洗浄液タンク100、消毒液タンク102、およびアルコールタンク104(あるいはさらに、発色液タンク208)を有し、かつ、各1個の洗浄液ポンプ106、消毒液ポンプ108、および、アルコールポンプ110(あるいはさらに、発色液ポンプ210)を有し、処理液のタンクは、第1洗浄槽14aと第2洗浄槽14bとで独立して持ち、ポンプは2つの洗浄槽14で共用する構成であってもよい。
さらに、各1個の洗浄液タンク100、消毒液タンク102、およびアルコールタンク104(あるいはさらに、発色液タンク208)を有し、かつ、各2個の洗浄液ポンプ106、消毒液ポンプ108、および、アルコールポンプ110(あるいはさらに、発色液ポンプ210)を有し、処理液のタンクは、2つの洗浄槽14で共用し、処理液を供給するポンプは、第1洗浄槽14aと第2洗浄槽14bとで独立で有する構成であってもよい。
また、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置10は、図1に示すように、洗浄槽14の底面22が長手方向に傾斜する構成を有しているが、洗浄槽14の底面の形状はこれに限定されない。
例えば、図6は、本発明の内視鏡洗浄消毒装置の他の一例の概略図を示す。図6において、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
図6に示す内視鏡洗浄消毒装置13は、洗浄槽の底面の形状および蓋体の形状が内視鏡洗浄消毒装置10と異なる以外は、同様の形状および部材を有している。ここで、洗浄槽15(第1洗浄槽15a、第2洗浄槽15b)の底面23は、底面22のように長手方向に傾斜する構成を有さず、平坦な形状を有している。また、蓋体21も、蓋体20のように凸状(凸部を有する)のような形状を有さず、板状の形状を有している。このように、洗浄槽の底面の形状および蓋体の形状は、それぞれ、平坦な形状および板状の形状であってもよく、底面22のような長手方向に傾斜する形状、蓋体20のような凸部を有するような形状に限定はされない。
また、これらの形状以外にも、蓋体および底面が正方形や丸型の形状を有していてもよい。
以上、本発明の内視鏡洗浄消毒装置について詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なってもよいのは、もちろんである。
本発明の内視鏡洗浄消毒装置の一例の概念図であって、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 図1に示す内視鏡洗浄消毒装置の上面を概念的に示す図である。 本発明の内視鏡洗浄消毒装置の制御部を示すブロック図である。 図1に示す内視鏡洗浄消毒装置の配管系統図である。 本発明の内視鏡洗浄消毒装置の他の一例の配管系統図である。 本発明の内視鏡洗浄消毒装置の他の一例の概念図であって、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
符号の説明
10、11、13 内視鏡洗浄消毒装置
14、15 洗浄槽
14a、15a 第1洗浄槽
14b、15b 第2洗浄槽
20、21 蓋体
22、23 底面
24 支点(回転軸)
26 操作パネル
28 スタートボタン
30 フットペダル
34、36 係合部材
50 内視鏡
52 挿入部
54 ユニバーサルコード
56 操作部
58 コネクタ
60 制御部
62 CPU
64 RAM
66 ROM
68 I/O制御回路
70 通信I/F回路
72 パネルI/F回路
74 照明I/F回路
76 クロック
78 リセット回路
80 負荷部品駆動回路
82 センサI/F回路
84 A/D変換回路
86 LAN
88 RFID R/W
90 プリンタ
92 表示・操作パネル
100 洗浄液タンク
102 消毒液タンク
104 アルコールタンク
106 洗浄液ポンプ
108 消毒液ポンプ
200 照明手段
206 ガスボンベ
208 発色液タンク
210 発色液ポンプ

Claims (3)

  1. 内視鏡の洗浄を行なう内視鏡洗浄消毒装置であって、
    内視鏡を収容して洗浄を行なう洗浄槽と、
    前記洗浄槽の蓋体と、
    前記洗浄槽内を照明する照明手段と、
    前記洗浄槽に前記内視鏡を浸漬した状態で、前記内視鏡内を加圧して、漏水検知を行なう機能とを有し、
    前記照明手段は、前記漏水検知を行なっている際に、前記洗浄槽内を照明する内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記照明手段は、前記洗浄槽の底面から前記洗浄槽内を照明する請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 前記蓋体が透明である請求項1または2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
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