JP2011193942A - 鏡用ヒンジ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】鏡本体に対し蓋の開き角度を大きくとることができると共に、任意の開き角度で固定して使用することができる性能の優れた鏡を提供する。
【解決手段】
鏡本体1の鏡用アーム2と、蓋3の蓋用アーム4と、コマ5とをロールピンによって軸止めして鏡本体側の第1ヒンジ2Aと蓋側の第2ヒンジ4Aとし、さらに第1ヒンジ2Aより第2ヒンジ4Aの回転トルクを大きくした状態で鏡本体1と蓋2とを連結し、前記蓋内面下端のコマ5に臨む箇所でコマ5と当接できる小突起3Aを設けて回動の際に蓋3とコマ5のなす角度が略90°以下にならないようにし、前記鏡用アーム4外側個所には蓋側アーム軸の外周部4Bと略同一半径のカップ面2Bを形成し、このカップ面2Bの位置に対応する前記蓋用アーム4軸の外周部4Bにはカップ面2Bと擦れて回動する曲面4Cと、さらにこれより凸な曲面4Dを設けカップ面に対して摩擦抵抗を増大する部分を設け、さらにカップ面2Bの外端面2Cには曲面4Cが当たらないような切り欠き面4Eを設けたもの。
【選択図】 図1

Description

この発明は、化粧用あるいは髭剃り用等に使用する鏡のヒンジ機構に関するものである。
従来より、化粧あるいは髭剃り等を行なう場合、鏡が不可欠で種々の鏡が使用されている。これらの用途に用いる鏡としては、とりわけ携帯に便利な手鏡が愛用されているが、机等の平坦面に置き、鏡の蓋などを置き台とし鏡を立て掛けて用いることも多い。
このため、今までの鏡では、外周より突出したアームにヒンジを設けて回動できるようにしている。しかしこのような場合、蓋は300°以上回転しないと置き台として機能せず、また鏡にも一定の厚みがあるのでアームの突出を大きくしないと回動できない面があった、このためアームの突出を大きくすると鏡全体の小型化が制約される難点があった。
この解決方法としては、ヒンジ2個を使用し小さなコマの両端に鏡本体のヒンジと、蓋のヒンジを連結して、大きな回転角を少しのアーム突出で行えるようにしたヒンジ機構も知られている。ところが、小型化を図った場合、構造が簡単な小さなヒンジを採用せざるを得ないため、2個のヒンジが勝手に動く構造となってしまい、鏡を任意の角度で固定して使用することができない恨みがあった。
特開2006−280773号公報
前述の問題点を解決するために、特許文献1に示された鏡が知られている。この鏡は、2つのヒンジを採用し、これによって鏡本体に対し蓋を大きく開くことができると共に、蓋を支える角度を予め定められた位置で固定して使用することができるようになっている。
本発明は、特許文献1と同様に蓋の開き角度を大きく取れるようにすると共に、蓋を用いて任意の角度で固定することができる鏡のヒンジ機構を提案したものである。
本発明は前記の如き状況に鑑みてなされたもので、その要旨とするところは、鏡本体に蓋を開閉自在に取り付けるためのヒンジ機構であって、鏡本体の鏡用アームと蓋の蓋用アームと、両者のアームにそれぞれの端をロールピンによって軸止めされたコマとによって、鏡本体側の第1ヒンジと蓋側の第2ヒンジとを構成すると共に第1ヒンジより第2ヒンジの回転トルクを大きくした状態で鏡本体に蓋が連結されており、前記蓋内面下端のコマに臨む箇所でコマと当接できる小突起を設けて回動の際に蓋とコマのなす角度が略90°以下にならないように規制し、前記鏡用アーム外側個所には蓋側アーム軸の外周部と略同一半径のカップ面を形成し、このカップ面の位置に対応する前記蓋用アーム軸の外周部にはカップ面と擦れて回動する曲面と、さらにこれより凸な曲面を設け、カップ面に対してある範囲だけ摩擦抵抗を増大する部分を設けると共に、前記曲面の一部に回動の際にカップ面の外端面に接触しないような切り欠き面を設けて、蓋に対する鏡本体の角度が略270°を超えた任意の角度において安定的に鏡面を固定し、さらに角度が増加すると摩擦抵抗が増大して任意の角度で止めることができるようにしたことを特徴とする鏡用ヒンジ機構にある。
なお本発明におけるロールピンとは、板状の弾性体を巻いたもので、常に直径方向に広がろうとする力をもち、この力で軸内壁に摩擦抵抗を発揮するヒンジ用のピンのことを意味している。
本発明は、前述の如き構成からなるものであり、第1ヒンジ及び第2ヒンジがロールピンの摩擦抵抗により回転抵抗性の発揮するようになっていることに加え、第1ヒンジより第2ヒンジの回転トルクを大きくしてかつ蓋とコマのなす角度が90°以下にならないようにしかつ第1ヒンジの回動を固定した状態でこれ以上の回動を第2ヒンジの回動によって行うと共に鏡用アームに設けたカップ面と蓋用アームに設けた曲面とが抵抗を持って擦動するため、鏡本体に対して蓋を任意の角度で開いた位置で固定して使用することができ、しかも立て掛けて使用するときの蓋の開き角度を任意にしたときも確実に固定して鏡本体が重さで倒れ込むようなことがなく、またヒンジ機構全体が小型化できるため、手鏡など携帯に使用する鏡のヒンジ機構としては優れた効果を奏する利点がある。
本発明の一実施例を示す斜視図である。 図1のA部分の拡大斜視図である。 本発明のヒンジ機構の動作を説明するための部分的な断面図である。 本発明の蓋を取り外した状態のアーム付近の部分的な斜視図である。 本発明のヒンジ機構の回動状態を示す部分的な断面図である。 図5の状態から時計方向に回動させた状態を示す部分的な断面図である。 図6の状態からさらに時計方向に回動させた状態を示す部分的な断面図である。 本発明の蓋を置き台として鏡本体を傾斜させて固定させた状態を示す斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図面は本発明のヒンジ機構を比較的小型の円形の手鏡に適用した実施例を示すものである。
図1は鏡の蓋を略直角に開いた状態を示しており、図中1は鏡本体、2は鏡用アーム、3は蓋、4は蓋用アーム、5はコマで、鏡用アーム2と蓋用アーム4と両者間に介在するコマ5とは、コマ5の両端をロールピンを挿通すことにより軸止めされた第1ヒンジ2A及び第2ヒンジ4Aとによって、鏡本体1と蓋2は連結されている。なお図中1Bは鏡本体1の鏡面である。
図2によってさらに詳しく説明すると、鏡用アーム2と蓋用アーム4に設けられた軸孔(図示略)とコマ5の両端に設けられた軸孔(図示略)とにロールピンを各2本、計4本を挿通して軸止めしている。これによって、コマ5を間にして鏡本体側の第1ヒンジ2Aと蓋側の第2ヒンジ4Aとが構成されているが、本発明では何れもロールピンを採用しているため、弾性力により摩擦抵抗を発揮して、蓋3を任意の開き角度で固定することができるようになっている。なお図中2B及び2Cは後述するカップ面及び外端面であり、3Aは同じく小突起である。
本発明のヒンジ機構を図3に基づいて説明すると、蓋3を矢印B方向に開いていくと、蓋3の内面下端のコマ5に臨む箇所に設けた一対の小突起3Aがコマ5に当接して動くため、蓋3の角度は略90°以下にはならないようになっている。このときコマ5は第1ヒンジ2Aのトルクに対抗しながら回動しており、第2ヒンジ4Aは対抗トルクが第1ヒンジ2Aより大きいため回動していない。このようにして蓋3とコマ5は略90°の角度を維持したまま開くことができる。
なお、図4は、蓋3を取り外したアーム付近の状態を示しており、3Aが小突起であり、4B、4C、4D、4Eはそれぞれ蓋用アーム4の外周部、曲面、凸な曲面、切り欠き面を示している。
図5ないし図7は、図3の状態からさらに蓋3の開き角度を大きくしていくときのヒンジ機構の動作を説明したものである。
まず図5では第1ヒンジ2Aを中心として蓋3が時計方向(矢印C)に回動すると、蓋用アーム4の切り欠き面4Eが鏡用アーム2の外端面2Cには当たらずに乗り越えるため、蓋2がスムースに回動していくことができこととなる。
図6はさらに回動させたもので、こうなるとコマ5の背面5Aが鏡本体1のヒンジ側外壁1A(図3参照)に当接してコマ5はこれ以上動けない状態となる。この状態は、通常鏡を手に持って蓋3を開くときと同様であるが、蓋3を元に戻して閉じるときは、第1ヒンジ2Aを中心にコマ5との角度を保ったまま反時計回りに回動させて行うことができる。
図7は蓋3をさらに時計方向に回動させて、蓋3を鏡の置き台として使用する場合の動作を説明するもので、図6の状態からさらに時計方向に回動させると、コマ5の動きを止めてあるため第1ヒンジ2Aの回動は止まり、第2ヒンジ4Aだけが回動することになる。
すると蓋用アーム4の外周部4Bがカップ面2Bを擦りながら図のように噛みこんでいきコマ5はロックされ反時計方向にも動けなる。この状態で鏡を立て掛けると第1ヒンジ2Aが勝手に動くことなく使用できるが、さらに凸な曲面4Dがカップ面2Bに至ると、第2ヒンジ4Aに大きな回転抵抗力が発生し、鏡を270°を過ぎる任意の角度において立て掛けても安定的に使用することができることとなる。
以上のようにして、立て掛けて使用した状態を示すのが図8であり、本発明では鏡本体1にある程度の自重が加わっている場合でも固定した所定の角度を維持することができ、実用価値が高い。
以上本発明を実施例の図面にしたがって説明したが、鏡本体1及び蓋2は合成樹脂や軽金属材料で成形して組み立てることができ、鏡本体1の鏡面1Bの材料も従来のガラス製ばかりでなく鏡面膜を設けた合成樹脂シートを使用することができる。また、本発明は、手鏡以外の一般の鏡にも適用することができる。
1 鏡本体
1A ヒンジ側の外壁
1B 鏡面
2 鏡用アーム
2B カップ面
2C 外端面
3 蓋
3A 小突起
4 蓋用アーム
4A 第2ヒンジ
4B 外周部
4C 曲面
4D 凸な曲面
4E 切り欠き面
5 コマ
5A 背面

Claims (1)

  1. 鏡本体に蓋を開閉自在に取り付けるためのヒンジ機構であって、鏡本体の鏡用アームと蓋の蓋用アームと、両者のアームにそれぞれの端をロールピンによって軸止めされたコマとによって、鏡本体側の第1ヒンジと蓋側の第2ヒンジとを構成すると共に第1ヒンジより第2ヒンジの回転トルクを大きくした状態で鏡本体に蓋が連結されており、前記蓋内面下端のコマに臨む箇所でコマと当接できる小突起を設けて回動の際に蓋とコマのなす角度が略90°以下にならないように規制し、前記鏡用アーム外側個所には蓋側アーム軸の外周部と略同一半径のカップ面を形成し、このカップ面の位置に対応する前記蓋用アーム軸の外周部にはカップ面と擦れて回動する曲面と、さらにこれより凸な曲面を設け、カップ面に対してある範囲だけ摩擦抵抗を増大する部分を設けると共に、前記曲面の一部に回動の際にカップ面の外端面に接触しないような切り欠き面を設けて、蓋に対する鏡本体の角度が略270°を超えた任意の角度において安定的に鏡面を固定し、さらに角度が増加すると摩擦抵抗が増大して任意の角度で止めることができるようにしたことを特徴とする鏡用ヒンジ機構。
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