JP2011193212A - 電界通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射した電界により信号が送受信される不都合を防止する。
【解決手段】矩形波である搬送波が変調されて生成された変調データ信号に応じた電界が電界伝達媒体に印加される。受信部23は、この電界により電極21、22間に生じた受信信号を増幅する増幅器231と、増幅後の受信信号からベースバンドデータ信号を復調する復調回路232と、増幅後の受信信号から搬送波の基本周波数成分を取り出し該基本周波数成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第1の振幅検波器233と、増幅後の受信信号から搬送波の高調波成分を取り出し該高調波成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第2の振幅検波器234と、各振幅検波器の出力電圧を比較するコンパレータ235と、コンパレータ235から出力される電圧とベースバンドデータ信号の論理積を出力するAND回路236とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、放射した電界により信号が送受信される不都合の防止を図った電界通信システムに関するものである。
従来においては、人体などに電界を誘起させて通信を行う電界通信システムとして、非特許文献1に開示されたものがある。
図9は、従来の電界通信システムにおける通信の様子を示す図である。
送信機1Aを身につけたユーザが、受信機2Aの電極21に乗ると、ユーザの人体が、電界(信号)の伝達媒体となり、送信機1Aから受信機2Aへの信号の送受信が行われる。
"RedTacton"、[online]、日本電信電話株式会社、[平成20年2月1日検索]、インターネット<URL:http://www.redtacton.com/jp/info/index.html>
図10は、従来の電界通信システムにおいて放射した電界により信号が送受信される様子を示す図である。
送信機1Aを身につけたユーザは、電極21に乗っていないので、通常は、送信機1Aから受信機2Aへの信号の送受信は行われない。
しかし、電界は人体などを伝達するだけでなく、送信機1Aから空中に放射される。例えば、送信機1Aから空中に放射した電界が、送信機1Aをもたないで電極に乗っているユーザの人体を介して電極21に達した場合、受信機2Aが電極21から信号を受信し、これにより、送信機1Aから受信機2Aへの信号の送受信が行われる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、放射した電界により信号が送受信される不都合の防止を図った電界通信システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電界通信システムは、送信機と受信機とを備え、前記送信機は、2つ以上の周波数成分を含む搬送波を生成する搬送波生成部と、前記受信機に送信すべきベースバンドデータ信号によって前記搬送波を変調する変調データ信号生成部と、前記搬送波が変調されて生成された変調データ信号に応じた電界を電界伝達媒体に印加するための電極とを備え、前記受信機は、電極と、該電極に前記電界により生じた受信信号から前記ベースバンドデータ信号を復調する復調回路と、前記受信信号から前記搬送波における予め定められた周波数成分を取り出し該周波数成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第1の振幅検波器と、前記受信信号から前記予め定められた周波数成分より高い高調波成分を取り出し該高調波成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第2の振幅検波器と、前記予め定められた周波数成分から変換された直流電圧信号の電圧と前記高調波成分から変換された直流電圧信号の電圧とを比較するコンパレータと、前記コンパレータから出力される電圧と前記復調回路から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力するAND回路とを備えることを特徴とする。
例えば、前記予め定められた周波数成分は、前記搬送波の基本周波数成分である。
例えば、前記予め定められた周波数成分は、前記高調波成分より低い高調波成分である。
例えば、前記受信機は、前記第2の振幅検波器の出力電圧を増幅し且つ利得を変更可能な可変利得増幅器を備える。
例えば、前記受信機は、電圧源と、前記第1の振幅検波器の出力電圧と前記電圧源の電圧とを比較する第2のコンパレータと、前記コンパレータと前記第2のコンパレータの出力電圧の論理積を出力する第2のAND回路とを備え、前記AND回路は、前記第2のAND回路から出力される電圧と前記復調回路から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力する。
本発明に係る電界通信システムによれば、放射した電界により信号が送受信される不都合を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電界通信システムの構成の一例を示す図である。 送信機1をもったユーザが、送信機1をもたないで電極に乗っているユーザの後ろにいる様子を示す図である。 送信機1の構成の1例を示すブロック図である。 受信機2の構成の1例を示すブロック図である。 変調データ信号のスペクトル、ユーザが電極に乗っていない場合と乗っている場合の受信信号のスペクトルを示す図である。 受信機2のA点〜H点における信号の波形を示す図であり、詳しくは、ユーザが電極に乗っている場合のものである。 受信機2のA点〜H点における信号の波形を示す図であり、詳しくは、ユーザが電極に乗っていない場合のものである。 第2の実施の形態における受信機2の構成の1例を示すブロック図である。 従来の電界通信システムにおける通信の様子を示す図である。 従来の電界通信システムにおいて放射した電界により信号が送受信される様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電界通信システムの構成の一例を示す図である。
電界通信システムは、送信機1と受信機2とを備える。送信機1は移動可能な移動端末であり、受信機2は予め定めた位置に設置されたものである。ユーザは送信機1を身につけている。
送信機1は、電極11、12、これらの電極11、12とユーザの人体を介して受信機2に信号を送信する送信部13を備える。
受信機2は、電極21、22、これらの電極21、22とユーザの人体を介して送信機1から信号を受信する受信部23を備える。
電界通信システムは、信号の送受信を、図1に示すようにユーザが電極に乗っている場合に限って行い、つまり、例えば、図2に示すように、送信機1をもったユーザが、送信機1をもたないで電極に乗っているユーザの後ろにいる場合には行わないようになっている。
図3は、送信機1の構成の1例を示すブロック図である。
送信機1は、電極11、12、送信部13、ベースバンドデータ信号生成部14を備える。ベースバンドデータ信号生成部14は、受信機2に送信すべきベースバンドデータ信号を生成する。送信部13は、矩形波である搬送波を生成する搬送波生成部131と、ベースバンドデータ信号によって搬送波を変調し増幅する変調データ信号生成部132とを備える。本実施の形態では、搬送波を矩形波としたが、搬送波は、三角波など2つ以上の周波数成分を含むものであればよい。
図4は、受信機2の構成の1例を示すブロック図である。
受信機2は、電極21、22、受信部23、ベースバンドデータ信号受信部24を備える。
受信部23は、電極間に生じた受信信号を増幅する増幅器231と、増幅後の受信信号からベースバンドデータ信号を復調する復調回路232と、増幅後の受信信号から搬送波の基本周波数成分を取り出し該基本周波数成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第1の振幅検波器233と、増幅後の受信信号から搬送波の高調波成分を取り出し該高調波成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第2の振幅検波器234と、各振幅検波器の出力電圧を比較するコンパレータ235と、コンパレータ235から出力される電圧とベースバンドデータ信号の論理積を出力するAND回路236とを備える。ベースバンドデータ信号受信部24は、AND回路236から出力されるベースバンドデータ信号(論理積)を受信する。
振幅検波器233は、増幅後の受信信号から搬送波の基本周波数成分を取り出すフィルタ2331と、フィルタ2331を通過した基本周波数成分をその振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する検波部2332とを備える。
振幅検波器234は、増幅後の受信信号から搬送波の高調波成分を取り出すフィルタ2341と、フィルタ2341を通過した高調波成分をその振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する検波部2342とを備える。
(第1の実施の形態に係る電界通信システムの動作)
図3において、ベースバンドデータ信号生成部14は、受信機2に送信すべきベースバンドデータ信号を生成する。搬送波生成部131は、矩形波である搬送波を生成する。変調データ信号生成部132は、ベースバンドデータ信号によって搬送波を変調し増幅し、こうして生成された変調データ信号を、電極11、12間に印加する。
図5(a)は、変調データ信号のスペクトルを示す図である。変調データ信号は、搬送波の基本周波数成分fcと、複数の高調波成分2fc、3fc、…、nfcを含んでいる。変調データ信号においては、周波数の高い成分ほど振幅は小さい。
変調データ信号が電極11、12間に印加されることにより、電界がユーザの人体に誘起され、この電界により、受信機2の電極21、22間に受信信号が生じる。
図5(b)は、図1のように、ユーザが電極に乗っている場合における受信信号のスペクトルを示す図である。受信信号は、搬送波の基本周波数成分fcと、複数の高調波成分2fc、3fc、…、nfcを含んでいる。変調データ信号と同様に、ユーザが電極に乗っている場合の受信信号では、周波数の高い成分ほど振幅は小さいが、一般に隣り合う成分同士の振幅差は小さくなる。
図5(c)は、図2のように、ユーザが電極に乗っていない場合における受信信号のスペクトルを示す図である。ユーザが電極に乗っていない場合の受信信号では、低周波成分の減衰が大きく、周波数の低い成分ほど振幅が小さくなる場合がある。
図6は、図4に示す受信機2のA点〜H点での信号の波形を示す図であり、詳しくは、図1のように、ユーザが電極に乗っている場合のものである。
図7は、図4に示す受信機2のA点〜H点での信号の波形を示す図であり、詳しくは、図2のように、ユーザが電極に乗っていない場合のものである。
図4において、増幅器231は、電極間に生じた受信信号を増幅する。増幅後の受信信号は、例えば、搬送波を位相偏移変調(PSK)して生成された間欠的な変調データ信号と同様の波形を有する(図6、図7:A)。
復調回路232は、増幅後の受信信号に、例えば、位相偏移変調に対応する復調を行い、受信信号をベースバンドデータ信号に復調する(図6、図7:B)。
振幅検波器233では、まず、フィルタ2331が、増幅後の受信信号から搬送波の基本周波数成分を取り出す。取り出された基本周波数成分は、搬送波の基本周波数を有する正弦波である(図6、図7:C)。
一方、振幅検波器234では、まず、フィルタ2341が、増幅後の受信信号から搬送波の高調波成分を取り出す。取り出された高調波成分は、搬送波の基本周波数の2以上の整数倍の周波数を有する正弦波である(図6、図7:D)。
振幅検波器233では、次に、検波部2332が、フィルタ2331を通過した基本周波数成分をその振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する。(図6、図7:E)。
振幅検波器234では、検波部2342が、フィルタ2341を通過した高調波成分をその振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する。(図6、図7:F)。
コンパレータ235は、振幅検波器233の出力電圧が振幅検波器234の出力電圧より高いなら高電圧を出力し、一方、振幅検波器233の出力電圧が振幅検波器234の出力電圧以下なら低電圧を出力する(図6、図7:G)。
図1に示すようにユーザが電極に乗っており、図5(b)に示すように周波数の高い成分ほど振幅が小さくなる場合、基本周波数成分の振幅は、高調波成分の振幅よりも大きい。これにより、振幅検波器233の出力電圧が振幅検波器234の出力電圧より高く、よって、コンパレータ235は、高電圧を出力する(図6:G)。
一方、図2に示すようにユーザが電極に乗っておらず、図5(c)に示すように、周波数の低い成分ほど振幅が小さくなる場合、基本周波数成分の振幅は、高調波成分の振幅以下になる。これにより、振幅検波器233の出力電圧は振幅検波器234の出力電圧以下となり、よって、コンパレータ235は、低電圧を出力する(図7:G)。
AND回路236は、コンパレータ235から高電圧が出力されているなら、つまり、例えば、ユーザが電極に乗っているならベースバンドデータ信号を出力する(図6:H)。
一方、AND回路236は、コンパレータ235から低電圧が出力されているなら、つまり、例えば、ユーザが電極に乗っていないならベースバンドデータ信号を出力しない(図7:H)。
ベースバンドデータ信号受信部24は、AND回路236から出力されるベースバンドデータ信号を受信する。
したがって、第1の実施の形態によれば、図1のようにユーザが電極に乗っている場合には、信号を受信でき、一方、図2のようにユーザが電極に乗っていない場合には、信号が受信されるのを防止できる。
図3に示すように、送信機1は、矩形波である搬送波を生成する搬送波生成部131と、受信機2に送信すべきベースバンドデータ信号によって搬送波を変調する変調データ信号生成部132と、搬送波が変調されて生成された変調データ信号に応じた電界をユーザの人体に印加するための電極11、12とを備える。
また、図4に示すように、受信機2は、電極21、22と、電界によりこれらの電極に生じた受信信号からベースバンドデータ信号を復調する復調回路232と、受信信号から搬送波における基本周波数成分を取り出し該周波数成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第1の振幅検波器233と、受信信号から高調波成分を取り出し該高調波成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第2の振幅検波器234と、基本周波数成分から変換された直流電圧信号の電圧と高調波成分から変換された直流電圧信号の電圧とを比較するコンパレータ235と、コンパレータ235から出力される電圧と復調回路232から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力するAND回路236とを備える。
したがって、ユーザが電極に乗っている場合には、信号を受信でき、一方、ユーザが電極に乗っていない場合には、信号が受信されるのを防止できる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る電界通信システムについて説明する。
電界通信システムは、第1の実施の形態に係る電界通信システムの要素と同様な構成要素を備え、便宜上、同様の要素には同一符号を付与し、重複説明を省略する。第1の実施の形態に係る電界通信システムとの差異は、受信機2にある。
図8は、第2の実施の形態における受信機2の構成の1例を示すブロック図である。
受信部23は、図4に示す要素に加えて、振幅検波器234の出力電圧を増幅し且つ利得を変更可能な可変利得増幅器2311と、電圧源2312と、振幅検波器233の出力電圧と電圧源2312の電圧とを比較する第2のコンパレータ2313と、コンパレータ235と第2のコンパレータ2313の出力電圧の論理積を出力する第2のAND回路2314とを備え、AND回路236は、第2のAND回路2314から出力される電圧と復調回路232から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力するようになっている。
(第2の実施の形態に係る電界通信システムの動作)
送信機1、増幅器231、復調回路232、234の動作は、第1の実施の形態のものと同じであるから、説明を省略する。
図6、図7は、第2の実施の形態におけるタイミングチャートでもあり、以下の説明でも使用する。
可変利得増幅器2311は、振幅検波器234の出力電圧を増幅する(図7、図8:F)。
コンパレータ235は、振幅検波器233の出力電圧が可変利得増幅器2311の出力電圧より高いなら高電圧を出力し、一方、振幅検波器233の出力電圧が可変利得増幅器2311の出力電圧以下なら低電圧を出力する(図7、図8:G)。
第1の実施の形態では、図2に示すようにユーザが電極に乗っていない場合における受信信号において、低周波成分の減衰は見られるが、図6(c)に示すように周波数の低い成分ほど振幅が小さくなる傾向が見られない場合がある。可変利得増幅器2311は、このときのために設けたものである。
可変利得増幅器2311の利得は、図1に示すようにユーザが電極に乗っている場合には、振幅検波器233の出力電圧が可変利得増幅器2311の出力電圧より高くなり、一方、図2に示すようにユーザが電極に乗っていない場合には、振幅検波器233の出力電圧が可変利得増幅器2311の出力電圧以下になるように、予め調整されている。
よって、ユーザが電極に乗っている場合、コンパレータ235は、高電圧を出力し、一方、ユーザが電極に乗っていない場合、コンパレータ235は、低電圧を出力する。
コンパレータ2313は、振幅検波器233の出力電圧が電圧源2312の電圧より高いなら高電圧を出力し、一方、振幅検波器233の出力電圧が電圧源2312の電圧以下なら低電圧を出力する。
振幅検波器233への入力がない場合、振幅検波器233から電圧を出力しないが、ノイズが出力される場合がある。電圧源2312の電圧は、ノイズの電圧よりも高く設定されている。よって、図1、図2に示すような送信機1をもったユーザがいない場合、コンパレータ2313は低電圧を出力し、一方、図1、図2に示すような送信機1をもったユーザがいる場合、コンパレータ2313は、高電圧を出力する。
AND回路2314は、コンパレータ2313、235から共に高電圧が出力されているなら、つまり、ユーザが電極に乗っているなら高電圧を出力する(図7:G)。
一方、AND回路2314は、少なくともコンパレータ2313から低電圧が出力されているなら、つまり、図1、図2に示すような送信機1をもったユーザがいないなら、または、少なくともコンパレータ235から低電圧が出力されているなら、つまり、ユーザが電極に乗っていないなら低電圧を出力する(図8:G)。
AND回路236は、AND回路2314から高電圧が出力されているなら、つまり、ユーザが電極に乗っているならベースバンドデータ信号を出力する(図7:H)。
一方、AND回路236は、AND回路2314から低電圧が出力されているなら、つまり、図1、図2に示すような送信機1をもったユーザがいない、または、送信機1をもったユーザが電極に乗っていないならベースバンドデータ信号を出力しない(図8:H)。
ベースバンドデータ信号受信部24は、AND回路236から出力されるベースバンドデータ信号を受信する。
したがって、第2の実施の形態によれば、図1のようにユーザが電極に乗っている場合には、信号を受信でき、一方、図2のようにユーザが電極に乗っていない場合には、信号が受信されるのを防止できる。
また、第2の振幅検波器234の出力電圧を増幅し且つ利得を変更可能な可変利得増幅器を備えることで、利得を調整して、ユーザが電極に乗っている場合、コンパレータ235は高電圧を出力し、一方、ユーザが電極に乗っていない場合、コンパレータ235は低電圧を出力するようにでき、よって、受信信号において周波数の低い成分ほど振幅が小さくならない場合であっても、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、図4の構成では、振幅検波器233への入力がない場合において振幅検波器233から出力されるノイズによって、コンパレータ235が高電圧を出力し、AND回路236がベースバンドデータ信号を出力してしまう可能性があるが、図8に示すように、電圧源2312と、第1の振幅検波器233の出力電圧と電圧源2312の電圧とを比較する第2のコンパレータ2313と、コンパレータ235と第2のコンパレータ2313の出力電圧の論理積を出力する第2のAND回路2314とを備え、AND回路236は、第2のAND回路2314から出力される電圧と復調回路232から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力するようにしたので、ノイズによりベースバンドデータ信号が出力される不都合の発生を防止することができる。
なお、第1、第2の実施の形態では、ユーザが電極に乗っていない場合、受信信号においては周波数の低い成分ほど振幅が小さくなるという傾向を利用しているので、搬送波の基本周波数成分と高調波成分を用いるのでなく、2つの高調波成分を用いた場合であっても、作用効果を得ることができる。
1…送信機
2…受信機
11、12、21、22…電極
13…送信部
14…ベースバンドデータ信号生成部
23…受信部
24…ベースバンドデータ信号受信部
131…搬送波生成部
132…変調データ信号生成部
231…増幅器
232…復調回路
233、234…振幅検波器
235、2313…コンパレータ
236、2314…AND回路
2311…可変利得増幅器
2312…電圧源
2331、2341…フィルタ
2332、2342…検波部

Claims (5)

  1. 送信機と受信機とを備え、
    前記送信機は、
    2つ以上の周波数成分を含む搬送波を生成する搬送波生成部と、
    前記受信機に送信すべきベースバンドデータ信号によって前記搬送波を変調する変調データ信号生成部と、
    前記搬送波が変調されて生成された変調データ信号に応じた電界を電界伝達媒体に印加するための電極とを備え、
    前記受信機は、
    電極と、
    該電極に前記電界により生じた受信信号から前記ベースバンドデータ信号を復調する復調回路と、
    前記受信信号から前記搬送波における予め定められた周波数成分を取り出し該周波数成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第1の振幅検波器と、
    前記受信信号から前記予め定められた周波数成分より高い高調波成分を取り出し該高調波成分の振幅に応じた電圧を有する直流電圧信号に変換する第2の振幅検波器と、
    前記予め定められた周波数成分から変換された直流電圧信号の電圧と前記高調波成分から変換された直流電圧信号の電圧とを比較するコンパレータと、
    前記コンパレータから出力される電圧と前記復調回路から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力するAND回路と
    を備えることを特徴とする電界通信システム。
  2. 前記予め定められた周波数成分は、前記搬送波の基本周波数成分であることを特徴とする請求項1記載の電界通信システム。
  3. 前記予め定められた周波数成分は、前記高調波成分より低い高調波成分であることを特徴とする請求項1記載の電界通信システム。
  4. 前記受信機は、前記第2の振幅検波器の出力電圧を増幅し且つ利得を変更可能な可変利得増幅器を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電界通信システム。
  5. 前記受信機は、
    電圧源と、
    前記第1の振幅検波器の出力電圧と前記電圧源の電圧とを比較する第2のコンパレータと、
    前記コンパレータと前記第2のコンパレータの出力電圧の論理積を出力する第2のAND回路とを備え、
    前記AND回路は、前記第2のAND回路から出力される電圧と前記復調回路から出力されるベースバンドデータ信号の論理積を出力することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電界通信システム。
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JP2005020295A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランシーバ
WO2006062112A1 (ja) * 2004-12-08 2006-06-15 Seiko Instruments Inc. 人体経由情報伝達システム及び送受信器

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