JP2011191828A - ラベル発行装置、電子棚札システムおよびレジスタ装置 - Google Patents

ラベル発行装置、電子棚札システムおよびレジスタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】消費者が商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断できるようにするラベル発行装置を提供する。
【解決手段】ラベル発行装置1は、導出部14と、ラベル発行部13とを備え、商品のラベルLを発行する。導出部14は、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量を導出する。ラベル発行部13は、ラベルLを発行する。ラベルLは、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量を表記するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラベル発行装置、電子棚札システムおよびレジスタ装置に関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗のバックヤードに設置され、商品の価格を商品のラベルに印字するラベル発行装置が知られている(例えば、特許文献1の特開2008−058251号公報)。また、スーパーマーケット等の店舗の売り場に設置され、商品の価格を表示する電子棚札を含む電子棚札システムが知られている(例えば、特許文献2の特開2009−037624号公報)さらに、スーパーマーケット等の店舗の精算エリアに設置され、商品の価格をレシートに印字するキャッシュレジスタが知られている(例えば、特許文献3の特開2008−040859号公報)。
ところで、近年、地球温暖化の問題に対処すべく、温室効果ガスの排出量を地球規模で削減しようとする取り組みがなされている。その一環として、生産から廃棄までの商品の一生に排出される温室効果ガスの量を「カーボンフットプリント」として「見える化」しようとする活動が行われている。
しかしながら、現在のところ、スーパーマーケット等の店舗で販売される商品については、消費者に購入されるまでの温室効果ガスの排出量を適切に見える化し、消費者に提示する方法は確立されていない。
本発明の課題は、消費者が商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断できるようにするラベル発行装置および電子棚札システムを提供することにある。
また、本発明の課題は、消費者が商品の精算時に商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を知ることができるようにするレジスタ装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係るラベル発行装置は、導出部と、ラベル発行部とを備え、商品のラベルを発行する。導出部は、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する。ラベル発行部は、価格および商品排出量を表記するラベルを発行する。
ここでは、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量が導出され、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量を表記するラベルが発行される。従って、消費者は、商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
本発明の第2観点に係るラベル発行装置は、本発明の第1観点に係るラベル発行装置であって、計量部をさらに備える。計量部は、商品を計量する。導出部は、商品の重量を計量部から受け取り、商品の重量に基づいて商品排出量を導出する。
ここでは、消費者は、店舗のバックヤード等で計量される商品について、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第3観点に係るラベル発行装置は、本発明の第1観点又は第2観点に係るラベル発行装置であって、包装部をさらに備える。包装部は、商品を包材で包装する。
ここでは、消費者は、店舗のバックヤード等で包装される商品について、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第4観点に係るラベル発行装置は、本発明の第1観点から第3観点のいずれかに係るラベル発行装置であって、導出部は、商品の主材の温室効果ガスの排出量である主材排出量を導出し、商品排出量に含ませる。
ここでは、商品の主材分の温室効果ガスの排出量を含む、商品の温室効果ガスの排出量が商品のラベルに表記される。従って、消費者は、商品の主材分の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第5観点に係るラベル発行装置は、本発明の第4観点に係るラベル発行装置であって、導出部は、商品の風袋の温室効果ガスの排出量である風袋排出量をさらに導出し、商品排出量にさらに含ませる。
ここでは、商品の主材分および風袋分の温室効果ガスの排出量を含む、商品の温室効果ガスの排出量が商品のラベルに表記される。従って、消費者は、商品の主材分および風袋分の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第6観点に係るラベル発行装置は、本発明の第4観点又は第5観点に係るラベル発行装置であって、導出部は、商品の調理時の温室効果ガスの排出量である調理排出量をさらに導出し、商品排出量にさらに含ませる。
ここでは、商品の主材分の温室効果ガスの排出量および商品の調理時の温室効果ガスの排出量を含む、商品の温室効果ガスの排出量が商品のラベルに表記される。従って、消費者は、商品の主材分の温室効果ガスの排出量および商品の調理時の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第7観点に係るラベル発行装置は、本発明の第4観点から第6観点のいずれかに係るラベル発行装置であって、導出部は、商品の生産に係る電力使用量から換算される温室効果ガスの排出量である電力量排出量をさらに導出し、商品排出量にさらに含ませる。
ここでは、商品の主材分および商品の生産に係る電力使用量分の温室効果ガスの排出量を含む、商品の温室効果ガスの排出量が商品のラベルに表記される。従って、消費者は、商品の主材分および商品の生産に係る電力使用量分の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。
本発明の第8観点に係る電子棚札システムは、情報処理装置と、電子棚札とを備える。情報処理装置は、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する。電子棚札は、受信部と、表示部とを有する。受信部は、情報処理装置から価格および商品排出量を受信する。表示部は、価格および商品排出量を表示する。
ここでは、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量が導出され、電子棚札に表示される。従って、消費者は、商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
本発明の第9観点に係るレジスタ装置は、導出部と、レシート発行部とを備え、商品の購入時の精算に用いられる。導出部は、商品の価格および商品温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する。レシート発行部は、価格および商品排出量を表記するレシートを発行する。
ここでは、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量が導出され、商品の価格および商品の温室効果ガスの排出量を表記するラベルが発行される。従って、消費者は、商品の精算時に、商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を知ることができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
本発明によれば、消費者は、商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。あるいは、消費者は、商品の精算時に、商品の価格のみならず、商品の温室効果ガスの排出量を知ることができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る計量包装ラベルプリンタの構成を示す図。 プリセット画面を示す図。 別のプリセット画面を示す図。 別のプリセット画面を示す図。 別のプリセット画面を示す図。 生産画面を示す図。 商品のラベルを示す図。 変形例に係る商品のラベルを示す図。 本発明の第2実施形態に係る電子棚札システムの構成を示す図。 本発明の第3実施形態に係るキャッシュレジスタの構成を示す図。 レシートを示す図。 変形例に係るレシートを示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態から第3実施形態に係る計量包装ラベルプリンタ1(ラベル発行装置)、電子棚札システム2およびキャッシュレジスタ3(レジスタ装置)について説明する。
<第1実施形態>
(1)計量包装ラベルプリンタ
計量包装ラベルプリンタ1は、スーパーマーケット等の店舗のバックヤードに設置され、その食品売り場で販売される肉、魚、青果、弁当、惣菜等の商品を計量し、包装し、値付けし、商品に貼付するラベルLを発行する。その後、商品は、食品売り場に陳列される。買い物客は、食品売り場に陳列されている商品を、商品に貼付されているラベルLを見ながら選ぶ。
(1−1)構成
図1に示すように、計量包装ラベルプリンタ1は、計量部11と、包装部12と、ラベル発行部13と、制御部14と、記憶部15と、操作部16とを備えている。
計量部11は、計量台を有しており、計量台の上に載せられた商品の重量を計量する。計量後の商品は、包装部12に搬送される。
包装部12は、フィルムロールを有しており、フィルムロールから繰り出されるフィルムにより商品を包装する。包装部12は、商品の底面側にフィルムを折り込み、当該折り込み部分に対し熱シールを施す。
ラベル発行部13は、ラベルカセットを有しており、ラベルカセットから繰り出される白紙のラベルLに適当な情報を印字する。
制御部14は、CPU、ROMおよびRAMを有しており、記憶部15内のプログラムを読み出して実行することにより、計量包装ラベルプリンタ1の動作を制御する。
記憶部15は、計量包装ラベルプリンタ1の動作を制御するためのプログラムの他、商品マスタデータベース15aを記憶している。商品マスタデータベース15a内には、後述するプリセット情報等が格納される。
操作部16は、液晶ディスプレイと一体的に形成されているタッチパネルおよび機械キーを有している。液晶ディスプレイ上に表示される各種画面は、制御部14により作成される。タッチパネルおよび機械キーを介し入力される各種情報は、制御部14により適宜処理される。
(1−2)動作
以下、計量包装ラベルプリンタ1の動作について説明する。
(1−2−1)プリセット情報の設定処理
操作者は、操作部16を操作することにより、液晶ディスプレイ上に表示されるプリセット画面D11〜D14(図2〜図5を参照)等のプリセット画面を介し、ラベルLに印字されるべき情報を導出するのに必要なプリセット情報を設定する。プリセット画面上の項目は、商品マスタデータベース15aのフィールドにリンクされており、プリセット画面上で設定されたプリセット情報は、商品マスタデータベース15aの適当なフィールドに登録される。
プリセット画面D11,D12は、特定の種類の商品(図2,3の例では、「神戸牛ヒレステーキ」)に関するプリセット情報の設定を受け付ける画面である。特に、プリセット画面D11は、主として商品の主材に関するプリセット情報の設定を受け付ける画面であり、プリセット画面D12は、主として商品のトレーに関するプリセット情報の設定を受け付ける画面である。なお、商品は、原則として、主材および副材と、主材および副材を載せるトレーと、主材および副材を載せた状態のトレーを包装するフィルムとを含んでいる。もちろん、商品の種類によっては、副材、トレーおよびフィルムの少なくとも1つが省略され得る。副材とは、主材に添えられる物品であり、例えば、主材が「神戸牛ヒレステーキ」の場合には、「少量の塩胡椒を封入した袋」である。
プリセット画面D11,D12上には、共通する項目として、商品番号の表示設定欄I1および商品名の表示設定欄I2が設けられている。プリセット画面D11,D12は、「基本情報」および「トレー」タブが選択されることにより、互いに切り換えられる。
プリセット画面D11の「基本情報」タブ内には、主材の単位重量(100g)当たりの価格(単価)の設定を受け付ける「単価」欄I11a、副材の重量の設定を受け付ける「副材重量」欄I11b、主材の単位重量(100g)当たりのCO2排出量の設定を受け付ける「主材CO2排出量」欄I11c、副材のCO2排出量の設定を受け付ける「副材CO2排出量」欄I11d等が設けられている。副材が含まれない商品の場合には、「副材重量」欄I11bおよび「副材CO2排出量」欄I11d内には、「0」を設定する。
プリセット画面D12の「トレー」タブ内には、トレー番号の設定を受け付ける「トレーNo.」欄I12a、トレー内での主材の盛り付け方法の設定を受け付ける「盛り高さ」欄I12b等が設けられている。
プリセット画面D13は、特定の種類のトレーに関するプリセット情報の設定を受け付ける画面である。プリセット画面D13上には、トレー番号の表示設定欄I13a、トレー名の表示設定欄I13b、トレーの形状の設定を受け付ける「トレー形状」欄I13c、トレーの高さ寸法の設定を受け付ける「高さ寸法」欄I13d、トレーの幅寸法の設定を受け付ける「幅寸法」欄I13e、トレーの奥行寸法の設定を受け付ける「奥行寸法」欄I13f、トレーの重量の設定を受け付ける「トレー重量」欄I13g、トレーのCO2排出量の設定を受け付ける「トレーCO2排出量」欄I13h、トレー1つを包装するのに必要なフィルムの標準的な重量の設定を受け付ける「フィルム重量」欄I13i等が設けられている。
プリセット画面D14は、フィルムに関するプリセット情報の設定を受け付ける画面である。プリセット画面D14上には、フィルムの素材の設定を受け付ける「フィルム素材」欄I14a、フィルムの単位重量(1g)当たりのCO2排出量の設定を受け付ける「フィルムCO2排出量」欄I14b、フィルムの幅の設定を受け付ける「フィルム幅」欄I14c等が設けられている。
(1−2−2)商品の生産処理
プリセット情報の設定が終了すると、計量包装ラベルプリンタ1は、商品を計量し、包装し、値付けし、ラベルLを発行するという商品の生産処理の実行が可能な状態になる。操作者は、商品の生産処理を開始するに当たり、操作部16を操作することにより、生産画面D15(図6参照)を液晶ディスプレイ上に表示させる。生産画面D15は、生産される個々の商品に関する情報を管理する画面である。操作者により、生産画面D15上の「呼出No.」欄I15a内に商品番号が入力されると、商品名および主材の単価が当該商品番号をキーとして商品マスタデータベース15aから呼び出され、それぞれ生産画面D15上の「商品名」欄I15bおよび「単価」欄I15c内に表示される。さらに、操作者は、生産画面D15上の「加工日」欄I15d内に商品の加工日を入力し、「消費期限」欄I15e内に商品の消費期限を入力する。
その後、操作者により、主材および副材を載せたトレーが計量台の上に置かれ、生産処理の開始が操作部16を介し命令されると、計量部11は、主材および副材を載せたトレーの重量を計量する。主材および副材を載せたトレーの重量は、制御部14に渡され、副材の重量およびトレーの重量が差し引かれ、主材の重量が算出される。主材の重量は、生産画面D15上の「重さ」欄I15f内に表示される。同時に、制御部14により、商品の価格および商品のCO2排出量が算出され、それぞれ生産画面D15上の「値段」欄I15gおよび「CO2排出量」欄I15h内に表示される。商品の価格は、以下の式1に従って算出され、商品のCO2排出量は、以下の式2〜式4に従って算出される。
「商品の価格」=(「主材の単価」×「主材の重量」)/「主材の単位重量」・・・(式1)
「商品のCO2排出量」=「主材のCO2排出量」+「副材のCO2排出量」+「トレーのCO2排出量」+「フィルムのCO2排出量」・・・(式2)
「主材のCO2排出量」=(「主材の単位重量当たりのCO2排出量」×「主材の重量」)/「主材の単位重量」・・・(式3)
「フィルムのCO2排出量」=(「フィルムの単位重量当たりのCO2排出量」×「フィルムの重量」)/「フィルムの単位重量」・・・(式4)
副材の重量、トレーの重量、副材のCO2排出量、トレーのCO2排出量、主材の単位重量当たりのCO2排出量およびフィルムの単位重量当たりのCO2排出量は、商品番号およびトレー番号をキーとして商品マスタデータベース15aから呼び出される。また、フィルムの重量は、トレー1つを包装するのに必要なフィルムの標準的な重量を基準として、フィルムの幅、トレーの高さ寸法、トレーの幅寸法、トレーの奥行き寸法、トレーの形状およびトレー内での主材の盛り付け方法に応じて定まる所定の量が増減されることにより算出される。トレー1つを包装するのに必要なフィルムの標準的な重量、フィルムの幅、トレーの高さ寸法、トレーの幅寸法、トレーの奥行き寸法、トレーの形状および主材の盛り付け方法は、商品番号およびトレー番号をキーとして商品マスタデータベース15aから呼び出される。
操作者により、生産画面D15上の主材の重量、商品の価格、商品のCO2排出量等が確認され、操作部16を介し所定の操作がされると、制御部14は、ラベルLに印字されるべき情報をラベル発行部13に渡す。図7は、ラベルLの一例を示している。つまり、ラベルLに印字されるべき情報とは、商品名L1、消費期限L2、加工日L3、単価(円)L4、正味量(g)L5、トータル価格(円)L6、商品のCO2排出量L7、バーコードL8等である。バーコードL8は、情報L1〜L7の他、個々の商品の識別番号をコード化したものである。ラベル発行部13は、ラベルLに印字されるべき情報を白紙のラベルLに印字する。ラベルLの発行の裏側では、包装部12により、主材および副材を載せたトレーがフィルムにより包装され、食品売り場に陳列される最終的な形態の商品が生産される。
(1−3)変形例
(1−3−1)
主材のCO2排出量を、主材の重量に基づいて算出するのではなく、主材の数量に基づいて算出するようにしてもよい。主材の数量に基づいて算出する場合には、「主材CO2排出量」欄I11c内には、主材の単位数量当たりのCO2排出量を設定し、「単価」欄I11a内には、主材の単位数量当たりの価格(単価)を設定し、「定額個数」欄I11e内には、主材の数量を設定するようにする。その結果、商品の価格および商品のCO2排出量は、式1〜式4において、主材の重量の代わりに主材の数量を代入し、主材の単位重量当たりのCO2排出量の代わりに主材の単位数量当たりのCO2排出量を代入し、主材の単位重量の代わりに主材の単位数量を代入することにより算出される。
(1−3−2)
主材のCO2排出量を、主材の重量に基づいて算出するのではなく、主材のCO2排出量そのものをプリセット情報として登録しておくようにしてもよい。また、フィルムのCO2排出量を、フィルムの単位重量当たりのCO2排出量に基づいて算出するのではなく、フィルムのCO2排出量そのものをプリセット情報として登録しておくようにしてもよい。
(1−3−3)
副材のCO2排出量、トレーのCO2排出量およびフィルムのCO2排出量の少なくとも1つを考慮せずに、商品のCO2排出量を算出してもよい。例えば、副材のCO2排出量、トレーのCO2排出量およびフィルムのCO2排出量を3つとも考慮せずに、主材のCO2排出量のみを算出し、商品のCO2排出量としてもよいし、フィルムのCO2排出量を考慮せずに、主材のCO2排出量、副材のCO2排出量およびトレーのCO2排出量を合計したものを商品のCO2排出量としてもよい。
(1−3−4)
プリセット情報は、上述したものに限られない。例えば、プリセット画面上で包装条件(フィルムのテンションなど)を設定できるようにすれば、フィルムの幅等と同様に、フィルムの重量、ひいてはフィルムのCO2排出量の算出に利用することができる。
(1−3−5)
プリセット画面D11上に、様々な要因のCO2排出量の設定を受け付ける「その他のCO2排出量」欄を設けることにより、様々な要因のCO2排出量を商品のCO2排出量に含ませるようにしてもよい。
(1−3−6)
ラベル発行部13は、商品の所定の位置、例えば、商品の上面および場合によっては下面にラベルLを自動的に貼付するものであってもよい。ラベルLの貼付の態様としては、ヒータにより商品のフィルムに熱シールすることが考えられる。
(1−3−7)
プリセット画面D11上に、主材の調理時のCO2排出量の設定を受け付ける「調理時CO2排出量」欄を設けることにより、主材の調理時のCO2排出量を商品のCO2排出量に含ませるようにしてもよい。主材の調理時のCO2排出量としては、調理器具・保管器具(保温器具、保冷器具等)の電力使用量・ガス使用量、洗い物等のための水道使用量、廃油量をCO2排出量に換算した値等が考えられる。また、主材の調理時のCO2排出量としては、調理の全工程におけるCO2排出量を設定してもよいし、調理の一部の工程(特に、CO2排出量が多いと考えられる工程)におけるCO2排出量を設定してもよい。
(1−3−8)
計量包装ラベルプリンタ1における電力使用量をCO2排出量に換算した値を、商品のCO2排出量に含ませるようにしてもよい。なお、計量包装ラベルプリンタ1における電力使用量とは、主として包装部12における電力使用量である。
第1の態様としては、商品の生産処理時に、計量包装ラベルプリンタ1における電力使用量を電力計等を用いてリアルタイムに測定し、商品のCO2排出量に含ませることが考えられる。リアルタイムの電力使用量を商品のCO2排出量に含ませる態様としては、例えば、商品の生産処理の1サイクル毎の電力使用量を測定し、次の1サイクルで生産される商品のCO2排出量に含ませたり、所定の時間間隔(5分、10分など)毎の電力使用量を測定し、当該電力使用量を当該時間間隔で生産された商品の数で割り、次の時間間隔で生産される商品のCO2排出量に含ませたりすることが考えられる。
第2の態様としては、商品の生産処理時に、プリセット情報に基づいて商品を1つ生産するのに必要な電力使用量を導出し、商品のCO2排出量に含ませることが考えられる。本プリセット情報とは、例えば、前日の電力使用量から予測される当日の電力使用量である。また、計量包装ラベルプリンタ1における電力使用量としては、プリセットされている電力使用量をそのまま利用してもよい。また、計量包装ラベルプリンタ1における電力使用量としては、商品の生産処理時に、プリセットされている電力使用量を基準として、商品の包装材料、包装条件、シールヒータやフィルムヒータの温度等に応じて増減させたものを利用してもよい。
(1−3−9)
ラベルLに印字されるべき商品のCO2排出量に、ラベルLが発行されてから商品が購入されるまでの商品のCO2排出量(以下、ラベル発行後CO2排出量)を含ませるようにしてもよい。なお、ラベル発行後CO2排出量としては、保管器具(保温器具、保冷器具等)のCO2排出量、保管器具の電力使用量・ガス使用量をCO2排出量に換算した値等が考えられる。
第1の態様としては、プリセット画面D11上に、ラベル発行後CO2排出量の設定を受け付ける「ラベル発行後CO2排出量」欄を設けることにより、ラベル発行後CO2排出量の予測値をプリセットしておくことが考えられる。
第2の態様としては、商品の生産処理時に、プリセット情報に基づいてラベル発行後CO2排出量を算出することが考えられる。本プリセット情報とは、例えば、ラベルLが発行されてから商品が購入されるまでの商品の保管時間、単位時間あたりの保管器具のCO2排出量、単位時間あたりの保管器具の電力使用量・ガス使用量をCO2排出量に換算した値である。より具体的には、以下の式を利用することができる。
「ラベル発行後CO2排出量」=(「単位時間あたりの保管器具のCO2排出量」×「保管時間」)/「単位時間」
「ラベル発行後CO2排出量」=(「単位時間あたりの保管器具の電力使用量・ガス使用量をCO2排出量に換算した値」×「保管時間」)/「単位時間」
(1−3−10)
弁当のように、主材が複数の種類の具材から構成される場合を想定し、具材毎のCO2排出量又は具材毎のCO2排出量を算出するのに必要な情報をプリセット画面上で登録できるようにしてもよい。そして、商品の生産処理時には、具材毎のCO2排出量を本プリセット情報に基づいて特定又は算出し、積算し、当該積算値を商品のCO2排出量としてもよい。具材毎のCO2排出量を算出するのに必要な情報としては、具材名、具材重量又は数量、単位重量又は単位数量当たりの具材のCO2排出量等が考えられる。
(1−3−11)
計量包装ラベルプリンタ1から包装部12を省略してもよい。また、計量包装ラベルプリンタ1から計量部11および包装部12を省略してもよい。なお、計量部11のないラベルプリンタでは、計量部11による計量ができず、主材の重量を上記態様で算出することができない。従って、計量部11のないラベルプリンタでは、例えば、主材の重量又は主材の重量を算出可能な情報をプリセット情報として操作者に入力させるようにしたり、適当な外部端末からネットワークを介して取得できるように構成したりする必要がある。
また、ラベル発行部13のラベルカセットを、レシートカセットに交換可能としてもよい。レシートカセットが装着されている状態の計量ラベルプリンタおよびラベルプリンタは、ラベルLの代わりにお客の受け取りとなるレシートR(図11参照)を発行するレジスタとなる。
(1−3−12)
CO2排出量の単位としては、g−CO2e、g−CO2、g−CO2eq等、任意の単位を用いることができる。
(1−3−13)
ラベルLの態様は、図7に示すものに限定されない。例えば、図8に示すように、商品のCO2排出量のシンボルマークの印字を省略してもよい。
(1−3−14)
制御部14により算出される商品のCO2排出量を、商品の識別番号に関連付けて任意の記憶場所に格納しておくようにしてもよい。これにより、当該記憶場所にアクセス可能な端末であれば、商品のCO2排出量をその商品のバーコードL8に記憶されている識別番号をキーとして自由に読み出し、様々な場面で活用することができる。なお、任意の記憶場所とは、外部の端末内に存在していてもよい。
(1−3−15)
RFIDタグが付される商品に対し、本発明の思想を適用してもよい。
具体的には、商品のCO2排出量を、商品のRFIDタグに記憶させるようにしてもよい。
あるいは、RFIDタグに商品の識別番号が記憶されている場合には、制御部14により算出された商品のCO2排出量を商品の識別番号に関連付けて任意の記憶場所に格納しておくようにしてもよい。これにより、当該記憶場所にアクセス可能な端末であれば、商品のCO2排出量をその商品のRFIDタグに記憶されている識別番号をキーとして自由に読み出し、様々な場面で活用することができる。なお、任意の記憶場所とは、外部の端末内に存在していてもよい。
(1−3−16)
上記商品のCO2排出量の算出処理を、汎用のコンピュータに行わせるようにしてもよい。本変形例を実施するためには、上記商品のCO2排出量の算出処理を行わせるソフトウェアプログラムを作成し、汎用のコンピュータにインストールすればよい。
(1−3−17)
ラベルLに印字されるべき商品のCO2排出量に、商品の原材料が店舗に入荷するまでの商品のCO2排出量(以下、店舗入荷前CO2排出量)を含ませるようにしてもよい。店舗入荷前CO2排出量としては、商品の原材料の生産過程でのCO2排出量、原材料が店舗に入荷してくるまでの運送時のCO2排出量等が考えられる。
第1の態様としては、プリセット画面D11上に、店舗入荷前CO2排出量の設定を受け付ける「店舗入荷前CO2排出量」欄を設けることにより、店舗入荷前CO2排出量をプリセットしておくことが考えられる。
第2の態様としては、商品の生産処理時に、プリセット情報に基づいて店舗入荷前CO2排出量を算出することが考えられる。本プリセット情報とは、例えば、商品の原材料の生産地の住所、店舗の住所、生産地と店舗との距離、運送時間、運送経路、運送履歴等である。
(1−3−18)
上記変形例は、任意に組み合わせることができる。
(1−4)特徴
第1実施形態では、商品が消費者に購入されるまでの商品のCO2排出量、特に、商品が売り場に陳列されるまでの商品のCO2排出量を含む商品のCO2排出量が、商品のラベルLに表記されるようになっている。従って、消費者は、商品の価格のみならず、商品のCO2排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
<第2実施形態>
(2)電子棚札システム
(2−1)構成
図9に示すように、電子棚札システム2は、電子棚札20と、ESLサーバ30(情報処理装置)とを備えている。電子棚札20は、スーパーマーケット等の店舗の食品売り場に配置される。買い物客は、食品売り場に陳列されている商品を、商品の近傍の電子棚札20を見ながら選ぶ。
電子棚札20は、通信部21、制御部22、表示部23および記憶部25を有している。通信部21は、赤外線通信機能を有する端末と赤外線通信を行う。表示部23は、液晶ディスプレイからなり、棚札画面を表示する。制御部22は、CPU、ROMおよびRAMからなり、記憶部25内のプログラムを読み出して実行することにより、棚札画面の管理を行う。記憶部25は、棚札画面を管理するためのプログラムの他、棚札画面に埋め込まれるべき情報を記憶している。
ESLサーバ30は、通信部31、制御部32、表示部33、入力部34および記憶部35を有する汎用のパーソナルコンピュータである。通信部31は、ESLサーバ30をLANに接続するネットワークインターフェースである。制御部32は、CPU、ROMおよびRAMからなり、記憶部35内のプログラムを読み出して実行することにより、ESLサーバ30の動作を制御する。表示部33は、液晶ディスプレイからなる。入力部34は、マウスおよびキーボードからなる。記憶部35は、ハードディスクからなり、ESLサーバ30の動作を制御するためのプログラムの他、商品マスタデータベース35aを記憶している。商品マスタデータベース35a内には、棚札画面に埋め込まれるべき商品名、商品の価格および商品のCO2排出量等の情報が関連付けて格納可能されている。
電子棚札20は、赤外線通信機能を有するトランシーバ42と、トランシーバ42に接続されているベースステーション41とを介し、ESLサーバ30と通信する。ベースステーション41は、LANを介し、ESLサーバ30に接続されている。
(2−2)動作
店舗の職員は、ESLサーバ30上で、電子棚札20の棚札画面に埋め込まれるべき情報を指定することができる。具体的には、店舗の職員は、入力部34を操作することにより、棚札画面に埋め込まれるべき商品名、商品の価格および商品のCO2排出量等の情報を、商品マスタデータベース35aの適当なフィールドに格納する。商品マスタデータベース35aの更新が終了すると、制御部32は、通信部31を介し、当該棚札画面に埋め込まれるべき商品名、商品の価格および商品のCO2排出量等の情報を電子棚札20に送信する。一方、電子棚札20では、ESLサーバ30からの商品名、商品の価格および商品のCO2排出量等の情報が記憶部25内に記憶され、制御部22により棚札画面に埋め込まれる。従って、買い物客は、棚札画面上の商品のCO2排出量の情報を考慮しつつ、商品を選ぶことができる。
(2−3)変形例
CO2排出量の単位としては、g−CO2e、g−CO2、g−CO2eq等、任意の単位を用いることができる。
(2−4)特徴
第2実施形態では、商品が消費者に購入されるまでの商品のCO2排出量、特に、商品が売り場に陳列されるまでの商品のCO2排出量を含む商品のCO2排出量が、商品の電子棚札20に表示されるようになっている。従って、消費者は、商品の価格のみならず、商品のCO2排出量を考慮に入れつつ、商品の購入を判断することができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
<第3実施形態>
(3)キャッシュレジスタ
キャッシュレジスタ3は、スーパーマーケット等の店舗の精算エリアに設置され、買い物客が購入しようと選んだ商品の精算を行う。買い物客により選ばれた商品は、精算エリアのレジ担当者に渡される。なお、キャッシュレジスタ3が設置されている店舗内の商品には、第1実施形態のラベルL(図7参照)が貼付されているものとする。
(3−1)構成
図10に示すように、キャッシュレジスタ3は、制御部50と、記憶部55と、第1表示部61と、第2表示部62と、バーコードリーダ63と、カードリーダライタ64と、レシート発行部65と、機械キー66と、ドロワ67とを備えている。
制御部50は、CPU、ROMおよびRAMを有しており、記憶部55内のプログラムを読み出して実行することにより、キャッシュレジスタ3の動作を制御する。
バーコードリーダ63は、商品のラベルLに印字されているバーコードL8をスキャンする。
カードリーダライタ64は、買い物客が提示する会員カードから必要な情報を読み出し、当該会員カードに必要な情報を書き込む。
第1表示部61は、レジ担当者向けの液晶ディスプレイであり、タッチパネルと一体的に形成されている。第2表示部62は、買い物客向けの液晶ディスプレイである。表示部61,62上には、バーコードリーダ63により商品のバーコードL8がスキャンされる度に、その商品の価格がリアルタイムで表示される。また、全商品のバーコードL8のスキャンが終了すると、合計金額が表示される。
レシート発行部65は、レシートカセットから繰り出される白紙の紙に適当な情報を印字することにより、レシートR(図11参照)を発行する。
機械キー66は、数字キーやドロワ67を開くための開キーを含む。
ドロワ67は、紙幣や硬貨の保存場所であり、レジ担当者により機械キー66に含まれる開キーが押されると開き、開いた方向と逆の方向に物理的に押されると閉まる。
(3−2)動作
以下、キャッシュレジスタ3による商品の精算処理の流れについて説明する。
買い物客が、複数の商品を購入するべく精算エリアにやってきた場合を考える。レジ担当者が、順次、商品のバーコードL8をバーコードリーダ63でスキャンしていくと、バーコードL8に化体されている商品に関する情報が、キャッシュレジスタ3の記憶部55内に読み込まれていく。従って、全商品のバーコードL8のスキャンが終了すると、各商品の商品名、各商品の価格および各商品のCO2排出量等の情報が記憶部55内に格納された状態となる。
続いて、制御部50は、全商品の価格を合計することにより、合計金額を算出する。同時に、制御部50は、全商品のCO2排出量を合計することにより、合計CO2排出量を算出する。制御部14は、合計金額および合計CO2排出量の算出後、レシートRに印字されるべき情報を導出し、レシート発行部65に渡す。図11に示すように、レシートRに印字されるべき情報とは、店舗名R1、レジ精算時の年月日、曜日および時間R2、各商品の商品名R3、各商品の価格R4、各商品のCO2排出量R5、全商品の合計金額R6、全商品の合計CO2排出量R7等である。全商品の合計CO2排出量R7は、シンボルマークおよび「当社はCO2削減に取り組んでいます」というCO2削減に関する文字列とともに印字される。
(3−3)
(3−3−1)
キャッシュレジスタ3は、POSシステムに含まれるものであってもよい。言い換えると、キャッシュレジスタ3がPOSサーバに接続され、POSサーバに格納されている様々な商品に関する情報にアクセス可能であってもよい。
このPOSシステムにおいて、キャッシュレジスタ3が、第1実施形態の変形例1−3−14又は1−3−15でいう「記憶場所にアクセス可能な端末」であり、「記憶場所」がPOSサーバ内に存在するものであってもよい。かかる場合、キャッシュレジスタ3は、各商品のラベルL又はRFIDタグから商品の識別番号を読み出し、当該識別番号をキーにPOSサーバから各商品のCO2排出量を取得するようにしてもよい。
(3−3−2)
キャッシュレジスタ3が、ラベルLが発行されてから商品がキャッシュレジスタ3で精算されるまでの商品のCO2排出量(以下、ラベル発行後CO2排出量)を各商品について算出し、レシートRに印字するようにしてもよい。また、キャッシュレジスタ3が、バーコードL8に化体されている商品のCO2排出量R5にラベル発行後CO2排出量を加えたものを各商品について算出し、レシートRに印字するようにしてもよい。また、キャッシュレジスタ3が、全商品の合計CO2排出量R7にラベル発行後CO2排出量を加えたものを算出し、レシートRに印字するようにしてもよい。なお、ラベル発行後CO2排出量としては、例えば、商品が陳列されていた売り場の保温・保冷ショーケースの電力使用量・ガス使用量が考えられる。
ラベル発行後CO2排出量の算出に当たっては、ラベルLが発行されてから商品がキャッシュレジスタ3で精算されるまでの時間(以下、陳列時間)を算出し、考慮することが望ましい。陳列時間は、例えば、現在時刻からバーコードL8に保持されている商品の加工日を引くことにより算出することができる。かかる場合、陳列時間に所定の係数を掛けることにより、ラベル発行後CO2排出量を算出することができる。所定の係数は、ラベルLの発行時にバーコードL8に保持させるようにしておけばよい。あるいは、商品の売り場での陳列の態様が商品の種類に応じて定まる場合には、所定の係数をバーコードL8に保持されている商品名に応じて決定するようにしてもよい。言い換えると、ラベルLの発行時に、所定の係数を特定することが可能な情報をバーコードL8に保持させておけばよい。
また、特に、変形例3−3−1のように、商品のラベルL又はRFIDタグに商品の識別番号が記憶されており、キャッシュレジスタ3がPOSシステムに接続されている場合には、POSサーバから適当な情報を取得することにより、ラベル発行後CO2排出量を算出するようにしてもよい。
(3−3−3)
買い物客が購入する商品のCO2排出量に応じて、当該買い物客にサービスポイントを付与するサービスを実施してもよい。
例えば、キャッシュレジスタ3が、商品のCO2排出量に応じたサービスポイントを算出し、当該サービスポイントに従った割引額又は割引率を決定し、当該割引額又は割引率に従った支払い額を算出するようにしてもよい。
あるいは、キャッシュレジスタ3が、商品のCO2排出量に応じたサービスポイントを算出し、買い物客が提示する会員カードに記憶されている買い物客の識別番号により買い物客を識別し、買い物客毎にサービスポイントを累計していくようにしてもよい。かかる場合、サービスポイントの累計値は、会員カードに記憶させるようにしてもよい。また、変形例3−3−1のように、キャッシュレジスタ3がPOSシステムに接続されている場合には、買い物客毎のサービスポイントの累計値をPOSサーバ内で管理するようにしてもよい。
また、買い物客が自身が獲得したサービスポイントを理解できるように、サービスポイントをレシートRに印字するようにしてもよい。
(3−3−4)
レシートRの態様は、図11に示すものに限定されない。例えば、図12に示すように、バーコードR8を印字してもよい。また、バーコードR8には、合計CO2排出量の情報を化体したり、変形例3−3−3のサービスポイントを化体したりしてもよい。それにより、例えば、次の買い物時に買い物客が本レシートRを持参することにより、キャッシュレジスタ3がバーコードR8から合計CO2排出量又はサービスポイントを読み出し、買い物客に当該合計CO2排出量又はサービスポイントに係るサービスを付与することができる。
(3−3−5)
CO2排出量の単位としては、g−CO2e、g−CO2、g−CO2eq等、任意の単位を用いることができる。
(3−4)特徴
第3実施形態では、商品が消費者に購入されるまでの商品のCO2排出量、特に、商品が売り場に陳列されるまでの商品のCO2排出量を含む商品のCO2排出量が、商品のレシートRに表示されるようになっている。従って、消費者は、商品の精算時に、商品の価格のみならず、商品のCO2排出量を知ることができる。その結果、消費者の温室効果ガスに関する環境意識を向上させることができる。
1 計量包装ラベルプリンタ(ラベル発行装置)
11 計量部
12 包装部
13 ラベル発行部
14 制御部(導出部)
2 電子棚札システム
20 電子棚札
21 通信部(受信部)
23 表示部
30 ESLサーバ(情報処理装置)
3 キャッシュレジスタ(レジスタ装置)
50 制御部(導出部)
65 レシート発行部
L ラベル
R レシート
特開2008−058251号公報 特開2009−037624号公報 特開2008−040859号公報

Claims (9)

  1. 商品のラベルを発行するラベル発行装置であって、
    前記商品の価格および前記商品の温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する導出部と、
    前記価格および前記商品排出量を表記する前記ラベルを発行するラベル発行部と、
    を備える、ラベル発行装置。
  2. 前記商品を計量する計量部、
    をさらに備え、
    前記導出部は、前記商品の重量を前記計量部から受け取り、前記商品の重量に基づいて前記商品排出量を導出する、
    請求項1に記載のラベル発行装置。
  3. 前記商品を包材で包装する包装部、
    をさらに備える、
    請求項1又は2に記載のラベル発行装置。
  4. 前記導出部は、前記商品の主材の温室効果ガスの排出量である主材排出量を導出し、前記商品排出量に含ませる、
    請求項1から3のいずれかに記載のラベル発行装置。
  5. 前記導出部は、前記商品の風袋の温室効果ガスの排出量である風袋排出量をさらに導出し、前記商品排出量にさらに含ませる、
    請求項4に記載のラベル発行装置。
  6. 前記導出部は、前記商品の調理時の温室効果ガスの排出量である調理排出量をさらに導出し、前記商品排出量にさらに含ませる、
    請求項4又は5に記載のラベル発行装置。
  7. 前記導出部は、前記商品の生産に係る電力使用量から換算される温室効果ガスの排出量である電力量排出量をさらに導出し、前記商品排出量にさらに含ませる、
    請求項4から6のいずれかに記載のラベル発行装置。
  8. 前記商品の価格および前記商品の温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する情報処理装置と、
    前記情報処理装置から前記価格および前記商品排出量を受信する受信部と、前記価格および前記商品排出量を表示する表示部とを有する電子棚札と、
    を備える、
    電子棚札システム。
  9. 商品の購入時の精算に用いられるレジスタ装置であって、
    前記商品の価格および前記商品温室効果ガスの排出量である商品排出量を導出する導出部と、
    前記価格および前記商品排出量を表記するレシートを発行するレシート発行部と、
    を備える、レジスタ装置。
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