JP2011190107A - 薄紙巻付装置の薄紙切断方法および構造 - Google Patents

薄紙巻付装置の薄紙切断方法および構造 Download PDF

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Abstract

【課題】カッターおよび回転ロッドを利用して薄紙を切断する切断機構を有する薄紙巻付装置を提供する。
【解決手段】薄紙巻付装置は、上巻きローラ12、少なくとも1つのガイド板13、下巻きローラ15および押さえローラ16を含む。ガイド板13は、上巻きローラ12のローラ面の下方付近に配置される上、上巻きローラ12との間にシュート3が形成されている。上巻きローラ12と下巻きローラ15と押さえローラ16との間には、巻付部が形成されている。シュート3を通過した薄紙4は、巻付部19において第1の紙管5に巻き付けられ、紙ロール51を形成する。上巻きローラ12の下方付近には、切断機構が配置されている。切断機構は、回転軸、少なくとも1つの回転ロッド142、駆動機構、少なくとも1つのカッター、吸気シュートおよび吸気装置を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、薄紙の切断方法に関し、特に、薄紙巻付装置の薄紙切断方法および機構に関する。
典型的な従来の薄紙巻付装置は、主に、上巻きローラ、ガイド板、下巻きローラおよび押さえローラを含む。ガイド板は、上巻きローラのローラ面の下方付近に配置される上、上巻きローラとの間にシュートが形成される。上巻きローラと下巻きローラと押さえローラとの間には、巻付部が形成される。
一般に、薄紙巻付装置の紙管は、先ず、搬送装置により、上巻きローラの側部に搬送され、次に、プッシュロッドにより、ガイド板シュートに押し込まれ、その後、巻付部に到達する。次に、紙管上に薄紙が巻き付けられ、トイレットペーパなどの紙ロールが形成される。紙ロールの巻付作業が完了した後、回転アームの回転速度を制御し、上巻きローラの回転速度より速くするか遅くするかすることにより発生する速度差により、薄紙が引張切断される。
また、他の従来技術において、接触式の薄紙引張切断方法および機構が存在する。例えば、回転ロッドを薄紙巻付装置に配置された上巻きローラ面に接触させ、上巻きローラ面を通過する薄紙を押え付けることにより、薄紙は、巻付部において形成される紙ロールの引張力を受けて引張切断される。
しかし、上述の従来の薄紙巻付装置においては、回転アームの回転速度を上巻きローラの回転速度と異なる速度にしなければ、速度差を利用して薄紙を引張切断することができない。また、薄紙が高靭性材料からなる場合、回転アームと上巻きローラとの間の速度差を大きくしなければ、薄紙を引張切断することができない。また、一般に、薄紙巻付装置には、通常、薄紙が搬送されるシュートの前に穿孔装置が配置され、先に薄紙に穿孔することにより、後続の薄紙巻付工程において、薄紙を所定の位置でスムーズに引張切断できるようになっている。しかし、これにより、薄紙巻付装置の構造が複雑なものとなる。
また、前述の従来技術である接触式の薄紙引張切断においては、回転ロッドを上巻きローラ面に実際に接触させなければならないため、機構を構成する部材の耐久性および安全性に関し、克服できない欠点が存在する。
本発明の第1の目的は、カッターおよび回転ロッドを利用して薄紙を切断する切断機構を有する薄紙巻付装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、吸気装置と、吸気シュートおよび中空シュートを有する切断機構と、を含む薄紙巻付装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、薄紙巻付装置中において、真空吸着力を発生させ、その真空吸着力とカッターとを組み合わせることにより、薄紙を切断する方法および装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、薄紙巻付装置の薄紙切断方法であって、前記薄紙巻付装置は、上巻きローラ、少なくとも1つのガイド板、下巻きローラおよび押さえローラを含み、前記ガイド板は、前記上巻きローラのローラ面の下方付近に配置される上、前記上巻きローラとの間にシュートが形成され、前記上巻きローラと前記下巻きローラと前記押さえローラとの間には、巻付部が形成され、前記上巻きローラの下方には、切断機構が配置され、前記切断機構は、回転軸と、前記回転軸から突出した回転ロッドと、を含み、前記回転ロッドは、薄紙接触端を含み、前記薄紙接触端には、少なくとも1つの吸着口が形成され、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の側辺の付近には、少なくとも1つのカッターが配置され、前記薄紙巻付装置の薄紙切断方法は、(a)薄紙を一回転方向に回転する前記上巻きローラの下半部のローラ面に貼り付け、前記シュートを通過させるステップと、(b)前記シュートを通過した薄紙を前記巻付部において第1の紙管上に巻き付け、紙ロールを形成するステップと、(c)前記回転ロッドを駆動して前記上巻きローラの回転方向と同一の方向に回転させ、前記回転ロッドの薄紙接触端を前記上巻きローラの接触位置の方向に周期的に回転させ、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に到達したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙に接触する上、前記回転ロッドの薄紙接触端の回転方向は、前記上巻きローラの回転方向と逆方向であるステップと、(d)前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に位置するとき、前記吸着口により前記シュートを通過する薄紙を吸着するステップと、(e)前記薄紙を巻付部に形成される紙ロールの引張力により引っ張って緊張させ、前記カッターを前記薄紙に緊密に当接し、前記薄紙を切断するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項2の発明では、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口と、前記カッターと、の間には、少なくとも1つの補助吸着口が設けられ、前記ステップ(d)において、回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に位置するとき、前記補助吸着口および前記薄紙接触端の吸着口は、前記薄紙を同時に吸着することを特徴とする。
請求項3の発明では、前記ステップ(c)において、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙を吸着する上、前記薄紙を前記上巻きローラの下半部のローラ面に緊密に接触させることを特徴とする。
請求項4の発明では、薄紙巻付装置の薄紙切断構造であって、前記薄紙巻付装置は、上巻きローラ、少なくとも1つのガイド板、下巻きローラおよび押さえローラを含み、前記ガイド板は、前記上巻きローラのローラ面の下方付近に配置される上、前記上巻きローラとの間にシュートが形成され、前記上巻きローラと前記下巻きローラと前記押さえローラとの間には、巻付部が形成され、前記シュートを通過した薄紙は、前記巻付部において第1の紙管に巻き付けられ、紙ロールを形成し、前記上巻きローラの下方付近には、切断機構が配置され、前記切断機構は、外側環状面を有する回転軸と、前記回転軸の外側環状面に配置され、前記回転軸の外側環状面に連結固定される回転軸連結端と、前記回転軸の外側環状面から突出する上、少なくとも1つの吸着口が形成される薄紙接触端と、を含む少なくとも1つの回転ロッドと、前記回転軸に連結され、前記回転軸を回転中心とし、前記回転ロッドを回転させるのに使用され、前記回転ロッドの薄紙接触端を回転軌跡円に沿って接触位置まで周期的に回転させるか、前記接触位置から離させ、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置のとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙に接触する駆動機構と、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の側辺の付近に配置される少なくとも1つのカッターと、前記回転軸の内部に形成され、中空シュートにより、前記薄紙接触端の吸着口に連通する前記吸気シュートと、前記回転軸に連結される上、前記吸気シュートに連通し、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口に真空吸着力を形成する吸気装置と、を含み、前記駆動機構の駆動により、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口は、前記シュートを通過する薄紙を吸着し、前記薄紙は、巻付部に形成される紙ロールの引張力により引っ張られて緊張し、前記カッターが前記薄紙に緊密に当接されることにより、切断されることを特徴とする。
請求項5の発明では、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端の回転方向は、前記上巻きローラの回転方向と逆方向であることを特徴とする。
請求項6の発明では、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の付近には、前記中空シュートに連通する少なくとも1つの補助吸着口がさらに設けられることを特徴とする。
請求項7の発明では、前記補助吸着口は、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口と、前記カッターと、の間に位置することを特徴とする。
請求項8の発明では、前記カッターは、前記回転ロッドの回転軌跡円から突出することを特徴とする。
請求項9の発明では、前記補助吸着口の形成位置は、前記回転ロッドの回転軌跡円よりも低い位置であることを特徴とする。
請求項10の発明では、前記回転ロッドの薄紙接触端が接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙を前記上巻きローラに緊密に接触させることを特徴とする。
請求項11の発明では、前記カッターのカッター面は、鋸歯状構造であることを特徴とする。
本発明は、カッターと、回転ロッドと、回転ロッドに形成された薄紙接触端の吸着口と、を利用することにより、回転ロッドが駆動され、薄紙接触端が上巻きローラの接触位置の方向に回転したとき、薄紙接触端の吸着口が薄紙を吸着し、薄紙が巻付部に形成された紙ロールの引張力により引っ張られて緊張し、その薄紙にカッターが緊密に当接されて切断されるものである。これにより、薄紙を切断する工程をスムーズで確実に行うことができる上、薄紙が美麗に切断される。
さらに、カッターが薄紙の所定の位置を確実に切断できることにより、従来の薄紙巻付装置のように、穿孔装置を配置する必要がないため、薄紙巻付装置の構造を簡単にすることができる。
さらに、カッターが薄紙を切断するとき、回転ロッドの薄紙接触端の吸着口が薄紙を吸着し、薄紙が巻付部に形成された紙ロールの引張力により引っ張られて緊張し、その薄紙にカッターが緊密に当接されて切断される。即ち、薄紙を切断する工程において、カッターを上巻きローラのローラ面に直接接触させる必要がないため、部材の耐久性および安全性を改善することができる。
本発明の一実施形態による薄紙巻付装置を示す側面図である。 本発明の上巻きローラおよび切断機構の回転ロッドを示す側面図である。 切断機構の回転ロッドを示す断面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第1の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第2の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第3の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第4の側面図である。 図7の点線円C内を示す拡大図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第5の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第6の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第7の側面図である。 本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造により、薄紙を切断する様子を示す第8の側面図である。 本発明に使用されるカッターの鋸歯状のカッター面を示す模式図である。
図1を参照する。図1に示すように、本発明の一実施形態による薄紙巻付装置100は、ベース11、上巻きローラ12、複数のガイド板13(側面図では、1つしか見えない)、切断機構14、下巻きローラ15、押さえローラ16、紙管搬送装置17、一対の挟持搬送ローラ21および傾斜シュート23を含む。
ガイド板13は、上巻きローラ12のローラ面の下方付近に配置される上、上巻きローラ12との間にシュート3が形成される。上巻きローラ12と下巻きローラ15と押さえローラ16との間には、巻付部19が形成される。所定の厚さおよび幅を有する薄紙4は、搬送方向I1に沿って挟持搬送ローラ21を経由して搬送される。薄紙4は、上巻きローラ12の下半部のローラ面に貼り付き、巻付部19に位置する第1の紙管5上に巻き付けられる。これにより、巻付部19において、所定の直径の紙ロール51(例えば、トイレットペーパなど)が形成される。
図2を参照する。図2に示すように、切断機構14は、上巻きローラ12の下方付近に配置される。切断機構14は、回転軸141および少なくとも1つの回転ロッド142を含む。回転軸141は、外側環状面141aを有し、ベース11に接合配置される。回転ロッド142は、回転軸141の外側環状面141aに配置される。回転ロッド142は、回転軸141の外側環状面141aに連結固定される回転軸連結端142aと、回転軸141の外側環状面141aから突出する薄紙接触端142bと、を含む。
駆動機構(図示せず)は、回転軸141を回転中心とし、回転ロッド142を駆動回転させる。回転ロッド142の回転方向I3は、上巻きローラ12の回転方向I2と同一の方向である。即ち、回転ロッド142の薄紙接触端142bが接触位置Aまで回転したとき、回転ロッド142の薄紙接触端142bの回転方向I3は、上巻きローラ12の回転方向I2と逆方向である。回転ロッド142の回転軌跡は、回転軌跡円142dを形成する。
図3を同時に参照する。回転ロッド142の薄紙接触端142bには、吸着口142cが設けられる。また、回転軸141の内部は、中空管状であり、吸気シュート141bを有する。回転軸141の外側環状面141aの選定された位置には、吸気シュート141bに連通する複数の開孔141cが設けられる。また、回転ロッド142には、吸着口142cおよび回転軸141の開孔141cに連通する少なくとも1つの中空シュート142eが設けられる。回転軸141には、回転軸141の吸気シュート141b中の空気と、回転ロッド142の中空シュート142e中の空気と、を吸引し、回転ロッド142の薄紙接触端142bの吸着口142cに真空吸着力を発生させる吸気装置(図示せず)が連結される。薄紙接触端142bの吸着口142cは、吸着口142cが薄紙4を吸着するとき、最も優れた吸着効果を達成することができる凹状構造であるのが好ましい。
図2および図3を同時に参照する。回転ロッド142の薄紙接触端142bにおける、回転ロッド142の回転方向I3と反対側の側辺の付近には、少なくとも1つのカッター144が配置される。カッター144の突出長さは、回転ロッド142の回転軌跡円142dから若干突出する長さである。
回転ロッド142の薄紙接触端142bには、吸着口142cが設けられる以外に、吸着口142cとカッター144との間に補助吸着口142fが設けられる。補助吸着口142fも中空シュート142eに連通する。回転軌跡円142dを基準とすると、補助吸着口142fの形成位置は、カッター144の突出長さより若干低い位置であるのが好ましい。
図4〜図12を参照する。図4〜図12は、本発明の一実施形態による薄紙巻付装置の薄紙切断構造が薄紙を切断する様子を示す側面図である。回転ロッド142が駆動機構143に駆動されて回転方向I3に沿って回転し、回転ロッド142の薄紙接触端142bが上巻きローラ12の接触位置Aの方向に周期的に回転する(図5を参照)。このとき、回転ロッド142の薄紙接触端142bは、薄紙4に接触する。また、回転ロッド142の薄紙接触端142bの吸着口142cが薄紙4を吸着する。
図5に示すように、回転ロッド142の薄紙接触端142bが接触位置Aまで回転したとき、回転ロッド142の薄紙接触端142bが薄紙4を吸着する上、薄紙4の上面を上巻きローラ12の下半部のローラ面に緊密に接触させる。本発明の他の実施形態においては、回転ロッド142の薄紙接触端142bが接触位置Aのとき、薄紙接触端142bは、薄紙4を吸着するのみであり、上巻きローラ12との間に所定の間隔を保持し、薄紙4を上巻きローラ12の下半部のローラ面に接触させない。
次に、第2の紙管6が紙管搬送装置17の受板171により搬送され、ガイド板13と上巻きローラ12との間に形成されるシュート3の入口に到達する。その後、第2の紙管6は、紙管搬送装置17の押し板172が回転することにより、シュート3内に押し入れられる(図6を参照)。
薄紙4は、回転ロッド142の薄紙接触端142bの吸着口142cによって吸着されると同時に、吸着口142cの隣に位置する補助吸着口142fによっても吸着されることにより、複数回湾曲した形態となる(図6を参照)。これにより、薄紙4の底面は、回転ロッド142の薄紙接触端142bにより、安定的に吸着される。
回転ロッド142が回転方向I3に所定の角度回転したとき、薄紙4の右端は、巻付部19に形成される紙ロール51による引張力により引っ張られて緊張する。このとき、回転ロッド142に配置されたカッター144が薄紙4に緊密に当接され、薄紙4を切断する(図7および図8を参照)。また、薄紙4の切断部分は、第1の紙管5に近い終端部43と、第2の紙管6に近い始端部44と、に分断される。薄紙4の終端部43は、第1の紙管5上に巻き付けられ、紙ロール51の巻付が完了する。
薄紙4が切断されると同時に、吸気装置により、回転ロッド142の薄紙接触端142bが薄紙4の始端部44を吸着する。また、回転ロッド142が接触位置Aにおいて逆方向に回転するため、薄紙4の始端部44は、シュート3に進入したばかりの第2の紙管6までガイドされる。これにより、薄紙4の始端部44は、第2の紙管6の外側環状面に若干巻き付けられる(図7、図8、図9および図10を参照)。
回転ロッド142が回転して薄紙4およびシュート3から離れた後、第2の紙管6は、シュート3に沿って前方に転がり続け、薄紙4の始端部44は、第2の紙管6上に完全に巻き付けられる。これと同時に、薄紙4の終端部43が紙ロール51上に巻き付けられ、紙ロール51の巻付が完了する(図11および図12を参照)。
第2の紙管6は、下巻きローラ15の回転速度が減速することによって発生する上巻きローラ12と下巻きローラ15との間の速度差により、巻付部19に搬送される(図12を参照)上、新しい紙ロールの巻付作業が開始される。完成した紙ロール51は傾斜シュート23に沿って排出される。
このとき、紙ロール51は、すでに傾斜シュート23に沿って排出されている。また、押さえローラ16は、揺動アーム161に連結されている(図1を同時に参照)。揺動アーム161は、回転中心軸162を含み、回転中心軸162を中心として揺動可能であるため、揺動アーム161に連結された押さえローラ16も揺動アーム161の揺動軌跡に伴って上下に移動する。これにより、紙ロール51が排出された後、本来、紙ロール51に押圧接触していた押さえローラ16は、下方に移動し、第2の紙管6に押圧接触する。
上述のカッター144は、実際に薄紙4を切断する部材である。カッター144のカッター面144aは、直線状とすることができる。また、鋸歯状構造(図13を参照)に設計してもよく、これにより、薄紙4をさらにスムーズに切断することができる。
当該技術分野の当業者が実施できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
3 シュート
4 薄紙
5 第1の紙管
6 第2の紙管
11 ベース
12 上巻きローラ
13 ガイド板
14 切断機構
15 下巻きローラ
16 押さえローラ
17 紙管搬送装置
19 巻付部
21 挟持搬送ローラ
23 傾斜シュート
43 終端部
44 始端部
51 紙ロール
100 薄紙巻付装置
141 回転軸
141a 外側環状面
141b 吸気シュート
141c 開孔
142 回転ロッド
142a 回転軸連結端
142b 薄紙接触端
142c 吸着口
142d 回転軌跡円
142e 中空シュート
142f 補助吸着口
144 カッター
144a カッター面
161 揺動アーム
162 回転中心軸
171 受板
172 押し板
A 接触位置
I1 搬送方向
I2 回転方向
I3 回転方向

Claims (11)

  1. 薄紙巻付装置の薄紙切断方法であって、
    前記薄紙巻付装置は、上巻きローラ、少なくとも1つのガイド板、下巻きローラおよび押さえローラを含み、
    前記ガイド板は、前記上巻きローラのローラ面の下方付近に配置される上、前記上巻きローラとの間にシュートが形成され、
    前記上巻きローラと前記下巻きローラと前記押さえローラとの間には、巻付部が形成され、
    前記上巻きローラの下方には、切断機構が配置され、前記切断機構は、回転軸と、前記回転軸から突出した回転ロッドと、を含み、前記回転ロッドは、薄紙接触端を含み、前記薄紙接触端には、少なくとも1つの吸着口が形成され、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の側辺の付近には、少なくとも1つのカッターが配置され、
    前記薄紙巻付装置の薄紙切断方法は、
    (a)薄紙を一回転方向に回転する前記上巻きローラの下半部のローラ面に貼り付け、前記シュートを通過させるステップと、
    (b)前記シュートを通過した薄紙を前記巻付部において第1の紙管上に巻き付け、紙ロールを形成するステップと、
    (c)前記回転ロッドを駆動して前記上巻きローラの回転方向と同一の方向に回転させ、前記回転ロッドの薄紙接触端を前記上巻きローラの接触位置の方向に周期的に回転させ、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に到達したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙に接触する上、前記回転ロッドの薄紙接触端の回転方向は、前記上巻きローラの回転方向と逆方向であるステップと、
    (d)前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に位置するとき、前記吸着口により前記シュートを通過する薄紙を吸着するステップと、
    (e)前記薄紙を巻付部に形成される紙ロールの引張力により引っ張って緊張させ、前記カッターを前記薄紙に緊密に当接し、前記薄紙を切断するステップと、を含むことを特徴とする薄紙巻付装置の薄紙切断方法。
  2. 前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口と、前記カッターと、の間には、少なくとも1つの補助吸着口が設けられ、前記ステップ(d)において、回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置に位置するとき、前記補助吸着口および前記薄紙接触端の吸着口は、前記薄紙を同時に吸着することを特徴とする請求項1記載の薄紙巻付装置の薄紙切断方法。
  3. 前記ステップ(c)において、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙を吸着する上、前記薄紙を前記上巻きローラの下半部のローラ面に緊密に接触させることを特徴とする請求項1記載の薄紙巻付装置の薄紙切断方法。
  4. 薄紙巻付装置の薄紙切断構造であって、
    前記薄紙巻付装置は、上巻きローラ、少なくとも1つのガイド板、下巻きローラおよび押さえローラを含み、
    前記ガイド板は、前記上巻きローラのローラ面の下方付近に配置される上、前記上巻きローラとの間にシュートが形成され、
    前記上巻きローラと前記下巻きローラと前記押さえローラとの間には、巻付部が形成され、
    前記シュートを通過した薄紙は、前記巻付部において第1の紙管に巻き付けられ、紙ロールを形成し、
    前記上巻きローラの下方付近には、切断機構が配置され、
    前記切断機構は、
    外側環状面を有する回転軸と、
    前記回転軸の外側環状面に配置され、前記回転軸の外側環状面に連結固定される回転軸連結端と、前記回転軸の外側環状面から突出する上、少なくとも1つの吸着口が形成される薄紙接触端と、を含む少なくとも1つの回転ロッドと、
    前記回転軸に連結され、前記回転軸を回転中心とし、前記回転ロッドを回転させるのに使用され、前記回転ロッドの薄紙接触端を回転軌跡円に沿って接触位置まで周期的に回転させるか、前記接触位置から離させ、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置のとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙に接触する駆動機構と、
    前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の側辺の付近に配置される少なくとも1つのカッターと、
    前記回転軸の内部に形成され、中空シュートにより、前記薄紙接触端の吸着口に連通する前記吸気シュートと、
    前記回転軸に連結される上、前記吸気シュートに連通し、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口に真空吸着力を形成する吸気装置と、を含み、
    前記駆動機構の駆動により、前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口は、前記シュートを通過する薄紙を吸着し、前記薄紙は、巻付部に形成される紙ロールの引張力により引っ張られて緊張し、前記カッターが前記薄紙に緊密に当接されることにより、切断されることを特徴とする薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  5. 前記回転ロッドの薄紙接触端が前記接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端の回転方向は、前記上巻きローラの回転方向と逆方向であることを特徴とする請求項4記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  6. 前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口の付近には、前記中空シュートに連通する少なくとも1つの補助吸着口がさらに設けられることを特徴とする請求項4記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  7. 前記補助吸着口は、前記回転ロッドの薄紙接触端の吸着口と、前記カッターと、の間に位置することを特徴とする請求項6記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  8. 前記カッターは、前記回転ロッドの回転軌跡円から突出することを特徴とする請求項4記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  9. 前記補助吸着口の形成位置は、前記回転ロッドの回転軌跡円よりも低い位置であることを特徴とする請求項6記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  10. 前記回転ロッドの薄紙接触端が接触位置まで回転したとき、前記回転ロッドの薄紙接触端は、前記薄紙を前記上巻きローラに緊密に接触させることを特徴とする請求項4記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
  11. 前記カッターのカッター面は、鋸歯状構造であることを特徴とする請求項4記載の薄紙巻付装置の薄紙切断構造。
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