JP2011189963A - 支持部材、組み立てユニットおよびその支持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被支持物の底部の形状が異なることにより、その底部の支持位置が異なる場合であっても、その支持位置に応じて精度良く受け材を配置して、被支持物を安定して支持することができる支持部材を提供する。
【解決手段】被支持物の底部を受ける複数の受け材21a〜21jと受け材21a〜21jを支持する基台30とを少なくとも備えた支持部材1Aである。支持部材1Aの基台30には、被支持物の底部の形状に応じて受け材21a〜21jの受け位置が選択され、選択され受け位置に受け材21a〜21jを位置決めするための複数のガイド部31a〜31iが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被支持物の底部を受け材で受けることにより被支持物を支持するための支持部材であって、支持位置の異なる複数の被支持物の荷重を好適に受けることができる支持部材に関する。
従来から、動力機器や精密機器等の重量物を被支持物として支持する際には、その底部を含む全体形状が複雑であるため、支持部材は、被支持物の底部を部分的に支持する構造となっている。このような支持部材として、図8に示すような木製の支持部材80が一般的に利用されている。
支持部材80は、被支持物W1を受ける複数の受け材85と、受け材85を支持する基台81を備えている。基台81は、木製の基材82を備えており、基材82の上部に、複数の板材83が、所定の間隔をあけて配置されている。各受け材85は、端面85aで被支持物W1の底部b1を支承することができる位置に立設されている。さらに、各受け材85は、木製の梁材84によりサポートされている。
また、別の態様として、被支持物としてエンジンを支持する支持部材が提案されている。この支持部材は、エンジンを構成する部品の形状に応じて成形された、支持枠、枠柱ブロック、支持筒、及び支持ブロックの複数の受け材からなり、各受け材は、底面パッド(基台)の上において、各構成部品に対応する位置に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−89290号公報
ところで、動力機器や精密機器等の重量物(被支持物)は、被支持物の仕様ごとに、被支持物を構成する部品の大きさ、位置が異なっていることが多く、付属する部品も異なる。このような結果、被支持物の底部の支持位置は、たとえ同じ種類の機器であっても異なる場合が多い。
しかしながら、図8に示す支持部材や、特許文献1に示す支持部材は、被支持物の形状に合わせて作製しているため、別の形状の被支持物を支持する場合には、その底部の支持位置が僅かに異なることもあり、被支持物の形状に合わせて再度製作しなければならなかった。
さらに、図8に示す支持部材は、木材による組み立てにより製作されるが、梁材84が受け材85をサポートするように受け材85と梁材84とを加工して、基台81に取り付ける作業は煩雑である。そして、これらの受け材85を適切な位置に精度良く配置されない場合、被支持物の支持に支障をきたすことも多々あった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被支持物の底部の形状が異なることにより、その底部の支持位置が異なる場合であっても、その支持位置に応じて精度良く受け材を配置して、被支持物を安定して支持することができる支持部材を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に係る支持部材は、被支持物の底部を受ける複数の受け材と該受け材を支持する基台とを少なくとも備えた支持部材であって、前記基台には、前記被支持物の底部の形状に応じて前記受け材の受け位置が選択され、該選択された受け位置に前記受け材を位置決めするための複数のガイド部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、被支持物の底部の形状に応じて、基台に形成された複数のガイド部から受け材の受け位置となるガイド部を選択し、選択したガイド部に各受け材を案内(挿入)する。これにより、被支持物の底部の形状に応じた受け位置に、受け材を位置決めすることができる。そして、位置決めされた受け材が被支持物の荷重を受けるように、被支持物を受け材に載置し、被支持物を支持することができる。
さらに、前述した被支持物とは底部の形状が異なり、支持位置も異なる別の被支持物を支持する際には、複数のガイド部から被支持物の形状に応じて受け位置を選択し、選択したガイド部に受け材を案内(挿入)することができる。これにより、底部の形状が異なる(受け位置が異なる)被支持物であっても、支持部材に載置することができる。
このようにして、複数種の形状の被支持物であっても、各被支持物の形状に合わせた支持部材を新たに製造しなくとも、少なくとも1つの基台を兼用して支持部材を製造することができるので、支持部材の製造コストを下げることができる。さらに、ガイド部の位置精度を上げて基台を製造すれば、安価かつ簡単に、受け位置の精度の良い支持部材を得ることができる。
前記ガイド部は、受け材を案内して位置決めすることができるのであれば、ガイド部の大きさ及び形状は特に限定されるものではないが、より好ましくは、前記ガイド部は、受け材を嵌合する嵌合溝又は嵌合孔である。本発明によれば、嵌合溝または嵌合孔を設けることにより、受け材をガイド部に案内して、受け材を嵌合させることができるので、受け材を安定して位置決めすることができる。
さらに、前記ガイド部は、前記基台を貫通して形成されていることがより好ましい。ガイド部を基台に貫通させることにより、基台の下方に搬送台等の支持台を設ければ、受け材を介して支持台で直接的に被支持物の荷重を受けるので、被支持物を安定して支持することができる。
また、より好ましくは、前記受け材は、前記基台の上面から突出している。本発明によれば、基台の上面から受け材を突出することにより、受け材の端部で被支持物を直接的に受けることができる。また、被支持物を載置時に、受け材の上端部を容易に確認することができるので、作業性を向上させることができる。さらに、基台に発泡樹脂を用いた場合、被支持物と基台との接触を抑えることができるので、発泡樹脂の削れを抑制することができる。
受け材をガイド部に案内して位置決めし、被支持物を安定して支持することができるのであれば、上述したように、例えば、受け材はガイド部に嵌合するのみであってもよいが、より好ましくは、前記記受け材は、前記ガイド部に接着剤で固着されている。これにより、受け材を安定して基台に配置することができるので、被支持物を安定して支持することができる。基台に発泡樹脂を用いた場合には、接着剤は、ローメルト接着剤が好ましい。
前述した受け材及び基台の材質は、金属材料、樹脂材料、木材系材料等から成形されていてもよく、被支持物を支持することができる強度を保つことができるのであれば、特にその材質は限定されるものではない。
しかしながら、より好ましくは、前記受け材は、木質系材料からなり、前記基台は、発泡樹脂からなる。本発明によれば、受け材を木質系材料にすることにより、被支持物に傷をつけることなく、被支持物を支持することができる。さらに、基台を発泡樹脂にすることにより、安価に基台を製造することができ、さらには支持部材の軽量化を図ることができる。
なお、基台の材料となる発泡樹脂は、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂の合成樹脂や、ウレタン、NBR等の合成ゴムなどを挙げることができ、被支持物の荷重の緩衝材として作用し、発泡剤を用いて所望の発泡倍率に発泡させることができるものであれば、これらの樹脂は特に限定されるものではない。
さらに、本発明として、上述した支持部材用の基台、及びこれに取り付けられる複数の受け材を備えた、支持部材を組み立てるための組み立てユニットをも開示する。本発明に係る支持部材用の基台は、被支持物の底部を受ける複数の受け材と該受け材を支持する基台とを少なくとも備えた支持部材に用いる基台であって、前記基台には、前記被支持物の底部の形状に応じて前記受け材の位置決めを選択させるための複数のガイド部が形成されていることを特徴とするものである。また、本発明に係る組み立てユニットは、支持部材用の基台と、該基台の複数のガイド部に配置される複数の受け材とを少なくとも備えている。
本発明によれば、支持部材を組み立てる前の支持部材の部品として、別体に基台及び受け材を備えるので、必要に応じて支持部材に組み立てて、製造することができる。また、支持部材が分解した状態で保管・搬送することができるので、支持部材そのものを保管・搬送するよりも、小スペースで保管・搬送することができる。
さらに、本発明として、被支持物を支持するに好適な支持方法をも開示する。本発明に係る被支持物の支持方法は、被支持物の底部を受ける複数の受け材と、該受け材を支持する基台とを少なくとも用いて、被支持物を支持する方法であって、前記被支持物の底部の形状に応じて、前記基台に形成された複数のガイド部から前記受け材の受け位置となるガイド部を選択し、該選択したガイド部に前記受け材を配置する工程と、該配置された受け材が前記被支持物の荷重を受けるように、前記被支持物を前記受け材に載置する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明によれば、受け材の配置工程において、複数のガイド部から被支持物の底部の形状に応じて、受け材を案内して位置するので、少なくとも1つの基台を兼用して、安価に、異なる種類の被支持物を支持することができる。
さらに、前記受け材を配置する際に、前記受け材を前記ガイド部に接着剤で固着することがより好ましく、ガイド部は、前記受け材に嵌合する嵌合溝または嵌合孔であることがさらにより好ましい。本発明によれば、接着剤を用いて、受け材を基台に安定して配置することができる。さらに、嵌合溝または嵌合孔を用いることにより、受け材の位置を安定させながら、接着剤の乾燥(固着)を行うことができる。
本発明によれば、被支持物の底部の形状が異なることにより、その底部の支持位置が異なる複数種の被支持物に対して、支持部材の少なくとも一部を兼用して安価に被支持物を安定して支持することができる。
本発明の第1実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図。 図1に示す支持部材用の基台の模式的斜視図。 図1に示す支持部材を用いて被支持物の支持を説明するための図。 図1に示す基台を兼用して、図3に示す被支持物とは異なる被支持物の支持を説明するための図。 第1実施形態に係る基台の変形例を説明するための図であり、(a)は、基台の模式的斜視図であり、(b)は、図1のA−A矢視断面図に相当する図。 本発明の第2実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のB−B矢視断面図であり、(c)は、(a)に示す基台の模式的斜視図。 本発明の第3実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のC−C矢視断面図であり、(c)は、(a)に示す基台の模式的斜視図。 従来の支持部材の模式的斜視図。
以下に、図面に基づき、本発明に係る3つの実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図である。図2は、図1に示す支持部材用の基台の模式的斜視図である。
図1,2に示すように、本実施形態に係る支持部材1Aは、エンジンなどの重量物である被支持物を支持するものである。支持部材1Aは、被支持物W1の底部b1を受ける6本の受け材21a〜21fと、これらの受け材21a〜21fを支持する基台30と、を少なくとも備えている。
基台30は、発泡樹脂からなり、受け材を案内(挿入)して配置することができる複数のガイド部が形成されている。本実施形態では、ガイド部として、被支持物W1の底部b1の形状に応じて受け材の受け位置が選択され、選択された受け位置に受け材を位置決めすることができる9つの嵌合溝31a〜31iが形成されている(図2参照)。
各嵌合溝31a〜31iは、基台30の中央において貫通した開口部33の内側面34に沿って形成されており、これらの嵌合溝31a〜31iは、基台30の上面から底面に向かって貫通している。ここで、被支持物W1を支持する場合には、9つの嵌合溝31a〜31iのうち嵌合溝31a,31b,31e,31f,31g,31iが選択される。
各受け材21a〜21fは、被支持物の底部に合わせた形状に製作された木製の支柱であり、選択した嵌合溝31a,31b,31e,31f,31g,31iに、案内して配置される。これにより、各受け材21a〜21fは、受け位置が位置決めされた状態で、嵌合溝に嵌合する。そして、これらの各受け材21a〜21fは、接着剤を介して、基台30に固着されている。これにより、これらの各受け材21a〜21fを安定して固定することができる。
なお、このような基台30は、任意の発泡樹脂成形体で作ることができるが、熱可塑性樹脂の発泡成形体であることが好ましい。熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリスチレンとポリエチレンとを含む複合樹脂を用いることが好ましい。
本実施態様では、例えばEPS(ビーズ法発泡スチロール)の成形品として金型で製造し、EPSブロックからNCニクロム加工により切り出している。このようにして、各受け材21a〜21fを案内する嵌合溝31a〜31iの加工精度を高め、各受け材21a〜21fを選択した嵌合溝に接着剤を介して固着することができる。さらに、嵌合溝の位置精度を上げて基台を製造すれば、安価かつ簡単に、受け位置の精度の良い支持部材1Aを得ることができる。また、発泡樹脂を用いることにより、支持部材1Aの軽量化を図ることもできる。
さらに、各受け材21a〜21fと基台30との関係は、各受け材21a〜21fを案内して配置したときに、これらが基台30の上面から突出することができるように構成されている(図1(b)参照)。本実施形態では、基台30の下方に、被支持物を搬送するための搬送用プレート40が配置されている。ただし、単に床地面等に被支持物を支持する場合には、この搬送用プレート40は特に必要としない。
このようして、支持部材1Aを用いて、具体的には、支持部材1Aの上方からクレーン等を用いて、各受け材21a〜21fの端部でエンジンなどの被支持物W1を支持する(図3参照)。具体的には、各受け材21a〜21fは、その上端部において、被支持物W1の荷重を受け、さらに、下端部において、その荷重は搬送用プレート40に支持される。さらに、支持された被支持物W1を、ゴムバンド、専用の金属固定具などを用いて支持部材1Aに固定し、梱包してもよい。
ここで、図1(a)に示す支持部材1Aは、基台30と、各受け材21a〜21fとを、組み立てユニットとして準備し、各受け材21a〜21fを、これに対応する基台30の嵌合溝に案内して配置し、接着剤により接着することで、組み立てることができる。
しかしながら、図4に示す被支持物W2を、図1(a)に示す支持部材1Aを用いて支持しようとした場合、被支持物W2の荷重を受けない支持部材1Aの受け材21cは不要である。さらに、受け材21e,21fは、被支持物W2の底部b2のうち突出した部分b3に接触するため、被支持物W2は、安定して支持部材1Aに支持させることはできない。
したがって、本実施形態では、被支持物W1とは底部の形状が異なり、支持位置も異なる被支持物W2を支持する際には、組み立てユニットとして、基台30は兼用し、受け材21g〜21jを準備する。そして、図4に示すように、複数の嵌合溝31a〜31iから、被支持物W2の形状の応じて受け位置の嵌合溝31a,31c,31f,31hを選択し、選択した受け位置の嵌合溝に対応する受け材21g〜21jを案内して配置し、接着剤で固着する。
このようにして受け材の位置を変更して組み立てた支持部材1A’により、底部の形状が異なる(受け位置が異なる)被支持物W2であっても、支持部材1A’に載置することができる。なお、ここでは、図1(a)に示す受け材21a,21b,21fと、図4に示す受け材21g,21h,21jとは、同じ形状及び材質からなる受け材を使用してもよい。このように、異なる被支持物W1,W2を支持する場合であっても、共通の受け材を使用することにより、使用する受け材の種類を減らし、より安価に支持部材を製造することができる。
また、被支持物W1,W2の底部b1,b2の形状に応じて、基台30に形成された嵌合溝31a〜31iから受け材の受け位置となる嵌合溝を選択し、選択した嵌合溝に対応する受け材を案内して配置するだけでよいので、基材30と受け材21a〜21jとを組み立てユニットとして準備しておけば、被支持物に応じた支持部材を簡単に組み立てることができる。このように、少なくとも1つの基台を兼用して支持部材に組み立てて、これを製造することができるので、支持部材の製造コストを下げることができる。
また、図5(a)に示すように、第1実施形態に係る基台の変形例として、基台30’の中央に形成した開口部を貫通させず、有底としてもよい。これにより、図5(b)に示すように、受け材の下端部に作用する被支持物の荷重を、開口部33の底面36で受けることもできる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のB−B矢視断面図であり、(c)は、(a)に示す基台の模式的斜視図である。
第2実施形態が、第1実施形態と相違する点は、支持部材の1B基台の構造である。従って、第1実施形態と同じ機能を有する部分及び部材に関しては、第1実施形態の符号と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る支持部材1Bの基台50には、第一実施形態の嵌合溝31a〜31iの代わりに、基台50を貫通した嵌合孔51a〜51iが形成されている。これらの嵌合孔51a〜51iは、これらに対応する受け位置に配置される第一実施形態に係る受け材21a〜21jを配置することができるようになっている。このような基台50は、金型成形により製造してもよいが、例えば、NCニクロム加工により3つの部材に切り出して、これらを図6(c)で示す一点鎖線で示す接合面で、接着剤を介して接合して、製造してもよい。
そして、嵌合孔51a〜51iが形成された基台50と、上述した受け材21a〜21jとを組み立てユニットとして準備し、これらの嵌合孔51a〜51iを選択して、選択した嵌合孔に、これに対応する受け材を配置すれば、第一実施形態と同様に、形状の異なる被支持物W1,W2いずれの被支持物であっても、安定して支持することができる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る支持部材を説明するための図であり、(a)は、支持部材の模式的斜視図であり、(b)は、(a)のC−C矢視断面図であり、(c)は、(a)に示す基台の模式的斜視図である。
第3実施形態が、第1実施形態と相違する点は、支持部材1Cの基台の構造である。従って、第1実施形態と同じ機能を有する部分及び部材に関しては、第1実施形態の符号と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る支持部材1Cの基台60には、第一実施形態の嵌合溝31a〜31iの代わりに、基台60の外側面64において貫通した嵌合溝61a〜61iが形成されている。これらの嵌合溝61a〜61iは、これらに対応する受け位置に配置される第一実施形態に係る受け材21a〜21jを配置することができるようになっている。
嵌合溝61a〜61iが形成された基台60と、上述した受け材21a〜21jとを組み立てユニットとして準備し、これらを用いて支持部材1Cを製造することにより、第一実施形態と同様に、形状の異なる被支持物W1,W2いずれの被支持物であっても、安定して支持することができる。
以上、本発明の3つの実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、第1〜3の実施形態では、異なる2つの形状の被支持物W1,W2を支持したが、これらの2つの場合に限らず、さらに異なる形状のその他の被支持物であっても、基台のガイド部を選択して、選択したガイド部に対応する受け材を、ガイド部に案内して位置決めすることにより、その他被支持物を支持してもよい。
本発明に係る支持部材は、自動車用エンジンや小型農耕用エンジン、トランスミッションあるいはその構成部品、ディファレンシャルあるいはその構成部品、回転電機などの重量物の支持に好適に用いることができる。
1A〜1C:支持部材、21a〜21j:受け材、30:基台、31a〜30i:嵌合溝、50:基台、51a〜51i:嵌合孔、60:基台、61a〜61i:嵌合溝

Claims (10)

  1. 被支持物の底部を受ける複数の受け材と該受け材を支持する基台とを少なくとも備えた支持部材であって、
    前記基台には、前記被支持物の底部の形状に応じて前記受け材の受け位置が選択され、該選択された受け位置に前記受け材を位置決めするための複数のガイド部が形成されていることを特徴とする支持部材。
  2. 前記ガイド部は、前記受け材と嵌合する嵌合溝又は嵌合孔であることを特徴とする請求項1に記載の支持部材。
  3. 前記ガイド部は、前記基台を貫通して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の支持部材。
  4. 前記受け材は、前記基台の上面から突出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の支持部材。
  5. 前記受け材は、前記ガイド部に接着剤で固着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の支持部材。
  6. 前記受け材は、木質系材料からなり、前記基台は、発泡樹脂からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の支持部材。
  7. 被支持物の底部を受ける複数の受け材と該受け材を支持する基台とを少なくとも備えた支持部材に用いるための基台であって、
    前記基台には、前記被支持物の底部の形状に応じて前記受け材の位置決めを選択させるための複数のガイド部が形成されていることを特徴とする支持部材用の基台。
  8. 請求項7に記載の支持部材用の基台と、該基台の複数のガイド部に配置される複数の受け材とを少なくとも備えた、支持部材を組み立てるための組み立てユニット。
  9. 被支持物の底部を受ける複数の受け材と該受け材を支持する基台とを少なくとも用いて、被支持物を支持する方法であって、
    前記被支持物の底部の形状に応じて、前記基台に形成された複数のガイド部から前記受け材の受け位置となるガイド部を選択し、該選択したガイド部に前記受け材を配置する工程と、
    該配置された受け材が前記被支持物の荷重を受けるように、前記被支持物を前記受け材に載置する工程と、を少なくとも含むことを特徴とする被支持物の支持方法。
  10. 前記受け材を配置する際に、前記受け材を前記ガイド部に接着剤で固着することを特徴とする請求項9に記載の被支持物の支持方法。
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