JP2011189561A - テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法 - Google Patents

テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011189561A
JP2011189561A JP2010056042A JP2010056042A JP2011189561A JP 2011189561 A JP2011189561 A JP 2011189561A JP 2010056042 A JP2010056042 A JP 2010056042A JP 2010056042 A JP2010056042 A JP 2010056042A JP 2011189561 A JP2011189561 A JP 2011189561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
print
line
character
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010056042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5234028B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Sugimura
良彦 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2010056042A priority Critical patent/JP5234028B2/ja
Publication of JP2011189561A publication Critical patent/JP2011189561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5234028B2 publication Critical patent/JP5234028B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】文字列が任意に設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す画像を印刷する際に、文字サイズを大幅に縮小することなく印字領域に納めて印刷できると共に、見た目良く印刷できるテープ印刷装置、プログラム及び印刷制御方法を提供する。
【解決手段】テープ印刷装置1では、S3のイメージ計算処理を制御部60が実行することにより文字入力キー3Aにより入力された文字列の改行位置が決定され、S6の印刷処理では、決定された改行位置で改行した各行の文字列がS2の斜め印刷設定で設定された回転角度で回転すると共に表層テープの長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像48が印刷画像として生成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定し、設定された向きに対応する回転角度で文字が回転した状態を表す印刷画像を印刷するテープ印刷装置に関するものである。
従来、文字を入力する文字入力手段と、文字入力手段に入力された文字を表示する表示画面と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定手段と、文字入力手段により入力された文字が方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成手段と、印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷手段と、を備えるテープ印刷装置が知られている。
例えば特許文献1のラベルプリンタ3では、文字列画像を複数の方向に回転させた状態が各々表された画像方向選択部74を備え、これから選択された各選択ボタン74a〜74dに対応する回転画像に基づいて印刷データを作成する。そして、この印刷データに基づいてテープに設定されたラベル幅に回転画像を印刷し、ラベル排出口から排出されたテープを切断してラベルを作成する。よってユーザにとって好適な向きとなるように画像をテープに印刷できる。
特開2007−219583号公報
しかしながら、当該技術では、文字列のレイアウトを保持したまま、回転画像を生成する。テープ印刷装置では印字媒体の幅方向の長さは限られるため、回転画像がテープの印刷領域に納まらない場合が多く、その場合、画像を大幅に縮小したり、印刷可能な部分のみ印刷したり、印刷エラーを報知したりする必要がある。特に、ある程度長い文字列が回転した画像を印字領域に納まるように印刷しようとすると当該文字列をユーザが予め複数行に改行する必要があって不便なだけでなく、予め改行しても複数行の文字列が並列する向きが印字媒体の向きと揃わずに、見た目が悪く印字領域の無駄も生じてやはり画像を縮小しなくてはならない場合が多い。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、文字列が任意に設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す画像を印刷する際に、文字サイズを大幅に縮小することなく印字領域に納めて印刷できると共に、見た目良く印刷できるテープ印刷装置、プログラム及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印刷装置は、文字を入力する文字入力手段と、前記文字入力手段に入力された文字を表示する表示画面と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定手段と、前記文字入力手段により入力された文字が前記方向設定手段により設定された向きに対応する角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成手段と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷手段と、を備えるテープ印刷装置において、前記画像生成手段は、前記文字入力手段により入力された文字列の改行位置を決定する改行位置決定手段を有し、改行位置決定手段により決定された位置で改行した各行の文字列が前記方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転すると共に前記印字媒体の長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像を前記印刷画像として生成すること、を特徴とする。
また請求項2のテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、前記改行位置決定手段は、一行の文字数を決定する文字数決定手段を備え、前記文字列を前記文字数決定手段が設定した文字数毎に改行することを決定することを特徴とする。
また請求項3のテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、前記改行位置決定手段は、形態素解析により前記文字列を形態素に分ける形態素解析手段を備え、前記形態素解析手段の解析に基づいて前記文字列の改行位置を決定することを特徴とする。
また請求項4のテープ印刷装置は、請求項3に記載のテープ印刷装置において、前記改行位置決定手段は、前記形態素解析手段が分けた形態素をまとめて文節を認定する文節認定手段と、前記文節認定手段がまとめた文節の文字数を計数する計数手段と、を有し、前記計数手段による計数結果及び前記文節認定手段の認定結果に基づき、文節毎に改行すると共に文字数が多い文節では文節内で改行するように決定することを特徴とする。
また請求項5のテープ印刷装置は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置において、前記改行位置決定手段が決定した改行位置を示すように前記表示画面に前記文字列を表示させる第1表示制御手段と、前記改行位置を変更指示するための指示入力手段と、を備えたことを特徴とする。
また請求項6のテープ印刷装置は、文字を入力する文字入力手段と、前記文字入力手段に入力された文字を表示する表示画面と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定手段と、前記文字入力手段により入力された文字が前記方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成手段と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷手段と、を備えるテープ印刷装置において、前記画像生成手段は、前記文字列を表す文字列画像を前記方向設定手段に設定された向きに対応する回転角度で回転させた状態で、前記印字媒体の長手方向と平行な直線により印字媒体の印字領域幅に合わせて切断して複数の画像断片を生成する画像切断手段を有し、前記画像断片を、前記印字媒体の長手方向に沿って並列させた第2並列画像を前記印刷画像として生成することを特徴とする。
また請求項7のテープ印刷装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテープ印刷装置において、前記印刷画像が前記印字媒体に印字されて作出されるプリントラベルを示すラベル画像を、前記方向設定手段に設定された向きとは逆方向に、当該設定された向きに対応した回転角度と同じ回転角度で回転した状態で前記表示画面に表示させる第2表示制御手段を備えることを特徴とする。
また請求項8のプログラムは、コンピュータを前記請求項1乃至請求項7のいずれかのテープ印刷装置として機能させる。
また請求項9の印刷制御方法は、文字を入力する文字入力工程と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定工程と、前記文字入力工程で入力された文字が前記方向設定工程で設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成工程と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷工程と、を備える印刷制御方法において、前記画像生成工程は、前記文字入力工程により入力された文字列の改行位置を決定する改行位置決定工程と、前記改行位置決定工程により決定された位置で改行した各行の文字列が、前記方向設定工程で設定された向きに対応する回転角度で回転すると共に前記印字媒体の長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像を前記印刷画像として生成する並列画像作成工程と、を有すること、を特徴とする。
請求項1のテープ印刷装置及び請求項9の印刷制御方法では、入力された文字列の改行位置が決定され、当該決定された改行位置で改行した各行の文字列が方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転すると共に印字媒体の長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像が印刷画像として生成される。よって印刷画像を大幅に縮小せずに印字媒体の印刷領域に納めて印刷することが可能である。また、各行の文字列が印字媒体の長手方向に沿って並列した印刷画像が印刷されるので見た目良く印刷できると共に、幅の限られた印字領域を有効活用して文字の大きさを確保して印刷できる。
また、請求項2のテープ印刷装置では、文字数決定手段により一行の文字数が決定され、文字列を当該文字数毎に改行するよう改行位置が決定されるため、各行の文字列は、同じ文字数となり、更に見た目良い印刷結果をもたらすと共に、各行の文字数がばらつくことによる印字領域の無駄を防止して、更に大きな文字サイズで印刷することができる。
また、請求項3のテープ印刷装置では、形態素解析手段が形態素解析により文字列を形態素に分け、形態素解析手段の解析に基づいて文字列の改行位置が決定される。よって文字列を、その構成に応じた適切な位置で改行することができ、各行の意味が一目で把握しやすくユーザの望ましい印刷結果を得ることができる。
また請求項4のテープ印刷装置では、改行位置決定手段は、形態素解析手段が分けた形態素をまとめて文節を認定する文節認定手段と、文節認定手段がまとめた文節の文字数を計数する計数手段と、を有し、計数手段による計数結果及び文節認定手段の認定結果に基づき、文節毎に改行すると共に文字数が多い文節では文節内で改行するように決定することを特徴とする。よって、請求項4のテープ印刷装置では、文字列の構成に応じた適切な位置で改行できると共に各行の文字数のばらつきを抑え、印字領域の無駄を防止して大きな文字サイズで印刷できる。
また請求項5のテープ印刷装置では、第1表示制御手段により、改行位置決定手段が決定した改行位置を示すように文字列が表示画面に表示され、指示入力手段により改行位置を変更指示することができる。よってユーザは表示画面の文字列を見ながら改行位置を所望の位置に変更でき、ユーザにとって更に望ましい印刷結果を得ることができる。
請求項6のテープ印刷装置では、画像生成手段は、文字列画像を方向設定手段に設定された向きに対応する回転角度で回転させた状態で、印字媒体の長手方向と略平行な直線により印字媒体の印字領域幅に合わせて切断して複数の画像断片を生成する画像切断手段を有し、画像断片を印字媒体の長尺方向に沿って並列させた第2並列画像を印刷画像として生成する。よって回転した複数行の文字列が、印字媒体の長手方向と略平行な2直線である印字領域の幅方向両端縁で切断されたかのような印刷結果が得られ、見た目のよいデザインラベルを生成することができる。
また請求項7のテープ印刷装置では、第2表示制御手段により、印刷画像が印字媒体に印字されて作出されるプリントラベルを示すラベル画像を、方向設定手段に設定された向きとは逆方向に当該設定された向きに対応した回転角度と同じ回転角度で回転させて表示画面に表示させる。よってプリントラベルをユーザが望む貼着方向に表示できて、便利である。
第1実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置の制御系を示すブロック図である。 第1実施形態のメーン処理を示すフローチャートである。 斜め印刷設定を行う際の画面遷移の様子を、画面表示が一行表示の場合について示す説明図である。 斜め印刷設定を行う際の画面遷移の様子を、画面表示が複数行表示の場合について示す説明図である。 第1実施形態のイメージ計算処理を示すフローチャートである。 第1並列画像を作成する過程を表す説明図である。 一行文字数の設定が1の場合の第1並列画像である。 表示画面において文字列の改行位置を手動で調整する様子を示す説明図である。 プリントラベル画像上の文字列の改行位置を手動で調整する様子を示す説明図である。 第2実施形態のイメージ計算処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における改行例を示す説明図である。 第3実施形態において作出されるプリントラベルの例である。 第4実施形態におけるプリントラベル画像の表示例を示す説明図である。
以下、本発明に係るテープ印刷装置及び印刷制御方法について、具体化した4つの実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るテープ印刷装置1の概略構成について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るテープ印刷装置1は、筐体内部に内蔵されたテープカセット(不図示)から排出される長尺状の表層テープ(不図示)に対して印刷を行う印刷装置であり、筐体上面にキーボード3と液晶ディスプレイ4を有している。また、同じく筐体上面には平面視矩形状のテープカセットを収納するカセット収納部(不図示)が収納カバー9で覆われて配設されている。また、このキーボード3の下側には、制御回路部が構成される制御基板(不図示)が配設されている。また、カセット収納部の左側面部には、印刷されたテープが排出されるテープ排出口10が形成されている。また、テープ印刷装置1の右側面部には、接続インターフェース71(図2参照)が配設されている。この接続インターフェース71は、外部機器78(例えば、パーソナルコンピュータ等)と有線または無線接続をする際に用いられる。従って、テープ印刷装置1は、外部機器78から送信された印刷画像データを印刷することも可能である。
ここで、キーボード3は、文字入力キー3A、印刷キー3B、カーソルキー3C、電源キー3D、設定キー3E、リターンキー3R、プレビューキー3P等の複数種類の入力キーを備えている。文字入力キー3Aは、文書データからなるテキストを作成する際の文字入力に用いられ、後述のバックスペースキーも含む。印刷キー3Bは、作成されたテキスト等からなる印刷データの印刷実行を指令する際に用いられる。そして、カーソルキー3Cは、液晶ディスプレイ4上に表示されるカーソルを、上下左右に移動する際に用いられる。また、電源キー3Dは装置本体の電源をON又はOFFする際に用いられる。リターンキー3Rは、改行指令や各種処理の実行、選択決定を指令する際に用いられる。プレビューキー3Pは、液晶ディスプレイ4に後述する文字列の改行位置を表示させる契機となる入力を与えるものである。
図1の液晶ディスプレイ4は、キーボード3によって作成される文字列テキスト等を複数行に渡って表示する表示装置であるが、一行表示をするものであってもよい。
図示しないが、テープ印刷装置1の内部構成を概説する。上述のように、テープ印刷装置1では内部のカセット収納部に対してテープカセットを装着可能に構成されている。また図2に示すテープ搬送モータ2、テープ搬送モータ2を駆動制御する搬送モータ駆動回路70、サーマルヘッド41及びサーマルヘッド41を駆動制御するヘッド駆動回路68からなるテープ駆動印刷機構が配設される。また図2に示す切断用モータ72、切断用モータ72を駆動制御する切断用モータ駆動回路69、切断用モータ72により駆動されるカッタからなるテープ切断機構も配設されている。
また、テープカセット内には表層テープやインクリボン、両面接着テープ等が巻回されている。テープ搬送モータ2の駆動により表層テープとインクリボンがテープカセットから引き出され、互いに重ね合わされた状態でサーマルヘッド41とプラテンローラ(不図示)との間で圧接され、その際にサーマルヘッド41に配列された多数の発熱素子が、図2の制御部60の印刷制御指令に基づいて選択的かつ間欠的に通電されることによって表層テープに印刷がなされる。印刷後の表層テープには片面に剥離紙が接着された両面接着テープのもう一方の片面が接着されて二重テープとなり、これが切断用モータ72により駆動されるカッタにより切断されてプリントラベル105が作出され、図1のテープ排出口10を介して、テープ印刷装置1の外部へ排出される。そして、当該プリントラベル105(図13参照)は、剥離紙を剥がせば、任意の場所に貼り付けることが可能である。
次に、テープ印刷装置1の制御構成について、図2を参照しつつ詳細に説明する。
テープ印刷装置1内には、制御基板(図示せず)が配設されており、この制御基板上には、制御部60、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70が配設されている。
そして、制御部60は、CPU61、CG−ROM62、EEPROM63、ROM64、RAM66により構成されている。又、当該制御部60は、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70と接続されている。更に、制御部60は、液晶ディスプレイ4、キーボード3、接続インターフェース71にも接続されている。
CG−ROM62は、印刷される文字や記号の画像データをコードデータと対応させてドットパターンで記憶するキャラクタージェネレータ用メモリである。又、EEPROM63は、記憶内容の書込・消去ができる不揮発性メモリであり、当該テープ印刷装置1における後述のユーザ設定等を示すデータを格納している。
そしてROM64には、テープ印刷装置1における各種制御プログラムやデータが格納されている。従って、後述するメーン処理、イメージ計算処理の各種プログラムは、このROM64に格納されている。
また、RAM66は、CPU61での演算結果等を一時的に格納する記憶装置である。このRAM66には、キーボード3の入力により生成された印刷画像データや、外部機器78から接続インターフェース71を介して取り込まれた印刷画像データも格納される。
また、CPU61は、テープ印刷装置1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。CPU61は、文字入力キー3Aで入力された文字列情報から、発熱素子でドットを形成するための印刷画像データを生成する。具体的にはCPU61は、CG−ROM62に圧縮して格納されているドットパターンの中から、文字入力キー3Aで入力された文字に対応するドットパターンを解凍してRAM66のtmp領域(印刷バッファ)に記憶し、そのtmp領域に記憶したドットパターンをRAM66内の印字データ領域における適切な位置に配置することにより、印刷対象とする印刷画像データ(ドット単位のデータで構成されたイメージデータ)を生成する。CPU61は更にその印刷画像データを、サーマルヘッド41に列設された発熱素子で印刷される1ライン単位に分割したライン印刷データを生成し、そのライン印刷データに基づく制御信号をヘッド駆動回路68に送ることによりサーマルヘッド41が印刷画像データに基づく印刷を行う。
すなわち、ヘッド駆動回路68は、CPU61からの制御信号に基づいて、サーマルヘッド41に駆動信号を供給し、サーマルヘッド41の駆動態様を制御する回路である。この時、ヘッド駆動回路68は、発熱素子毎に対応付けられたストローブ番号に基づいて、各発熱素子の通電の有無を制御することで、サーマルヘッド41全体の発熱態様を制御する。
また、CPU61は、搬送モータ駆動回路70にも制御信号を送り、印刷画像データに対応したテープの搬送を行うように、テープ搬送モータ2を駆動制御させる。更にCPU61は切断用モータ駆動回路69に制御信号を送り、印刷画像データの印字位置に対応する位置でカッタが二重テープを切断するよう切断用モータ72に駆動信号を供給する。
次に図3に基づいて本実施形態のメーン処理について説明する。以下で説明するメーン処理及びイメージ計算処理は、ROM64に記憶された各種プログラムをCPU61が実行することにより実現されるものである。
まずメーン処理は、電源キー4Dの押下によるテープ印刷装置1の起動によって開始され、各値の初期化等がなされた後に指示待ちの状態となる。そして、キーボード3の文字入力キー3Aによる文字入力がなされることによって、ステップ(以下Sと略記する)1のテキスト編集が行われ、入力された文字列テキストがRAM66のテキストバッファ(不図示)に順次記憶されていき、当該文字列に対応するドットパターンが液晶ディスプレイ4上に表示される。
続いて設定キー4Eの押下により、S2の斜め印刷設定に進む。
なお、本実施形態において「斜め印刷」という言葉は、複数の文字列(或いは文字)が印字媒体である表層テープに対して所定角度回転して表層テープの長手方向に沿って並列した状態を表す画像を印刷することを指す。よって文字が表層テープの長手方向に対して90°、180°、270°回転して並列した画像の印刷も含まれる。
S2では液晶ディスプレイ4に、一行表示の場合は図4、複数行表示の場合は図5のような画面が表示される。図4に基づいて説明すると、まず「設定メニュー」という文字が表示され、リターンキー3Rを押下すると「文字サイズ」、「装飾」、「斜め設定」等の設定項目がカーソルキー3Cの押下によって選択可能に表示される。「文字サイズ」は文字の大きさを指定するための設定項目、「装飾」は各種デザインラベルを作成するための設定項目、斜め設定は上述の斜め印刷を行うための設定項目である。
「斜め設定」が表示された状態でリターンキー3Rを押下して「斜め設定」を選択すると、「ON/OFF設定」、「角度設定」、「1行文字数設定」、「行数設定」、「ラベル長設定」という各設定項目が選択可能に表示される。
「ON/OFF設定」は斜め印刷を行うか否かを設定するものであり、「ON」が選択されると「角度設定」、「1行文字数設定」、「行数設定」、「ラベル長設定」等の斜め印刷に係る他の設定項目が続いて設定可能に表示され、それらの設定後、印刷キー3Dまたはプレビューキー3Fが押下されることにより、斜め印刷が行われることとなる。一方「OFF」が選択されると「設定メニュー」の表示に戻る。
また、「角度設定」は、文字画像の回転角度(具体的には表層テープの長手方向に対して文字を、反時計回りに回転させる回転角度)を設定するものであり、この項目を選択すると「××°」が表示され、カーソルキー3C或いは文字入力キー3Aにより数値を入力してリターンキー3Rを押下することにより決定される。「角度設定」を選択しない場合は、所定角度(例えば45°)が選択されたと判断される。
また「1行文字数設定」は、各行の文字数を所定数に設定するものであり、この項目を選択すると「×文字」と表示され、所望の文字数の入力により1行文字数を決定できる。「AUTO」の選択も可能である。
また「行数設定」は、入力された文字列テキストの行数を選択するものであり、この項目を選択すると「×行」と表示され、所望の行数を決定できる。「AUTO」の選択も可能である。
また「ラベル長設定」は、入力された文字列を印刷した際に作出されるプリントラベルの長さを設定するものであり、この項目を選択すると「×cm」と表示され、所望の長さを決定できる。「AUTO」の選択も可能である。
なお、「1行文字数設定」、「行数設定」、「ラベル長設定」が選択されなかった場合は、それぞれ「AUTO」が選択されたと判断される。
なお、図5のように液晶ディスプレイ4の大きさにより複数行表示が可能な場合は、「斜め設定」を選択すると、斜め印刷に関する各設定項目が複数行(図5では3行)表示で表示される。設定画面では1行目の設定項目が点滅表示され、ユーザはカーソルキー3Cの上下キーの押下により、点滅する設定項目を変更させたり、表示される設定項目を変更させたりすることができる。他は図4における説明と同様にして斜め印刷設定を行うことができる。
斜め印刷に係る各設定項目の設定が行われると、次にS3のイメージ計算処理(図3、図6参照)が行われる。なおイメージ計算処理は印刷キー3D又はプレビューキー3Pの押下により開始されるとしてもよい。
図6のように、まずS11においてS3の斜め印刷設定で行数が指定されたか否かが判断される。指定されたと判断された場合(S11:YES)は、当該指定行数を斜め印刷の行数としてRAM66に記憶し、S12に進む。一方、指定されていないと判断された場合(S11:NO)は、S16に進む。
S12では1行の文字数が指定されたか否かが判断される。指定されていると判断された場合(S12:YES)は当該指定文字数を斜め印刷の1行文字数としてRAM66に記憶し、S13に進む。一方、指定されていないと判断された場合は(S12:NO)、S19に進む。
S13では、指定行数と指定1行文字数とを掛け合わせた数がS1で入力された文字列の総文字数以上か否かが判断される。入力総文字数以上の場合(S13:YES)、S14に進む。一方、入力総文字数より少ない場合は、設定内容に矛盾があると判断して液晶ディスプレイ4にエラー表示を行ってイメージ計算処理を終了する。なお、S13では、入力総文字数≦(指定行数−1)×指定1行文字数となる場合も、エラー終了することとしても良い。
またS19では指定行数が総文字数以下かが判断され、総文字数以下の場合(S19:YES)は、S20に進み、総文字数を指定行数で割って得られた商を斜め印刷の1行文字数としてRAM66に記憶した後にS14に進む。
S14では、文字配置計算を行う。これは、RAM66に記憶された1行文字数の文字列がS2で設定された回転角度で回転した画像が印字領域幅に納まる文字サイズのうち最大のものを決定してRAM66に記憶するものであり、印字領域の幅と、設定された回転角度により求められる。
また、S16では、S2の斜め印刷設定で1行の文字数が指定されているか否かが判断される。指定されたと判断された場合には(S16:YES)、指定文字数を斜め印刷の1行文字数としてRAM66に記憶してS18に進み、指定文字数毎に改行した場合の行数を、入力総文字数を指定文字数で割り算して求める。図6ではその後S15に進むが、実際はS14に進むことが望ましい。
一方、S16で1行文字数が指定されていないと判断された場合(S16:NO)、S17に進み、S2で設定された回転角度と印字領域の幅に基づいて、最大文字サイズで印字領域の幅に納まる文字数を求め、1行文字数としてRAM66に記憶する。その後S18に進んで、S17で求めた1行文字数を入力総文字数で割り算することにより当該1行文字数毎に改行した場合の行数を算出してRAM66に記憶し、S15に進む。
S15では、S2の斜め印刷設定でラベル長さ(カッタで切断されるプリントラベルの長さ)が指定されたか否かが判断される。ラベル長さが指定されていない場合(S15:無し)は、設定回転角度で回転した複数行の文字列を印字データ領域内に配置する配置位置を、RAM66で記憶された1行文字数・行数・回転角度・文字サイズに基づいて決定し、イメージ計算処理が終了される。
一方ラベル長さが指定されている場合(S15:有り)、S21に進む。S21では、入力された文字列テキストが、RAM66で記憶された文字サイズを有し、RAM66で記憶された一行文字数毎の複数行となり、設定回転角度で回転して表層テープの長手方向に沿って並列した状態で印刷される場合のラベル長さを、設定された余白長や、行間長等に基づいて算出する。そして算出したプリントラベルの長さが設定長さと比較する。算出したラベル長さが設定長さ以下の場合(S21:YES)、やはり上記の各文字列配置位置を決定し、イメージ計算処理を終了する。
一方、算出したラベル長さが設定長さよりも大きい場合(S21:NO)、文字サイズを一段階縮小した場合のラベル長さを計算しなおし、設定長さと比較するという過程を、算出したラベル長さが設定長さ以下となるまで繰り返す。
算出したラベル長さが設定長さ以下となる文字サイズが見つかれば(S23:YES)、当該文字サイズ等に基づいて上記文字列配置位置を決定し、イメージ計算処理を終了する。この際、S2で行数も1行文字数も指定されていない場合には、文字サイズを縮小した分、印字領域幅に納まる1行文字数が増えるか否かを判断し、増える場合には行数を計算しなおせば、ラベル長さをより短くできる。
なお、S23において最小文字サイズから算出したラベル長さで設定長さより大きくなってしまう場合(S23:NO)、エラー表示を出して終了する。
以上のように、本実施形態の入力文字列テキストの改行は、S3のイメージ計算処理で一行文字数を決定されることにより、文字列の先頭から一行文字数毎に行われるものとして、その改行位置が決定される。ただし、上記イメージ計算処理には、例えばラベル長を短くするために、「あいうえおかきくけこさし」を「あいうえお」「かきくけこ」「さし」と改行せずに、その最終行の文字分最初の行で改行して「あい」「うえおかき」「くけこさし」としたり、その余分な2文字分を最初と最後に配置して「あ」「いうえおか」「きくけこさ」「し」としたりするような処理を加えてもよい。
上記のようにS3のイメージ計算処理が終了すると、図3のように、印刷キー3Bが押下された場合、S6において、S3のイメージ計算処理に基づく印刷画像が作成されて印刷される。S6の印刷処理について図7の例に基づいて説明する。
図7では、まず、S1で入力された文字列テキストに対応するドットパターンであるドットデータが、S3でRAM66に記憶された一行文字数毎にRAM66のtmp領域(印刷バッファ)に発生する。ドットデータはCG−ROM62に圧縮して格納されているドットパターンの中から、文字入力キー3Aで入力された文字に対応するドットパターンを解凍して発生するものである。発生した一行文字数分のドットデータ47はtmp領域において、S2で設定された回転角度分、反時計回りに回転する。そして、この回転後のドットデータ47が、イメージ計算処理で決定された配置位置により印刷データ領域56に貼付されるのである。
印刷データ領域56は、S3で決定されたラベル長さのプリントラベル105の印刷領域106に対応するドットデータである。S3のイメージ計算処理では、各行の文字列が、設定された間隔長さを保ちつつ、印字領域106の長手方向に沿って、印字領域106内に配列するように配列位置が決定される。
なお、ここで印字領域の長手方向に沿ってという言葉は、具体的には、各ドットデータ47の各下端ドット(図7では、「あ」と「え」を構成するN×Nドットのうちそれぞれ左下頂点となる2つのドット)或いは各ドットデータ47の上端ドット(図7では「う」と「か」を構成するN×Nドットのうちそれぞれ右上頂点となる2つのドット)が印字データ領域48の上端縁を構成する長辺と略平行に並ぶことを指す。
よって、貼付された回転後のドットデータ47は印字領域106の長手方向、すなわち表層テープの長手方向に沿って並列して、印刷画像データとして第1並列画像48が生成される。これを制御部60からヘッド駆動回路68に送り、サーマルヘッド4に印刷させる。
なお、tmp領域が、一行文字数のドットデータを溜め込めるほどの大きなメモリ領域でない場合、一文字分のドットパターンずつtmp領域に発生させて一文字分のドットデータとして回転、印字データ領域56に貼付していく。貼付作業は、回転後の各ドットデータの所定方向の頂点ドットが一直線上になるようにつなげて行けば良い。
また、上記では文字画像をドットパターンとして発生させて回転させ、添付する。しかし文字に対応するアウトラインフォントデータを回転、貼付後にドットデータに変換するのでもよい。
なお、一行文字数が1文字だった場合は印刷データ領域56に一文字分のドットデータ47が図8のように配列し、見た目のよいデザインラベルが作成される。
更に、図3のメーン処理において、S2の斜め印刷設定の後にプレビューキー3Pが押下された場合は、S4で液晶ディスプレイ4における改行プレビュー表示が行われる。液晶ディスプレイ4の表示が一行表示の場合は、S4の改行プレビュー表示は、図9に示すように入力された文字列テキストを表す文字列画像100内に、S3で決定された改行位置が矢印102として表示される。長い文字列テキストの場合、カーソルキー3Cの操作により表示箇所を変更する。
一方、液晶ディスプレイ4が比較的大きな場合は、図10のように、S4の改行プレビュー表示は、文字列画像100を、プリントラベル105を表すラベル画像101内に、当該文字列が斜め印刷された状態として表示して行うことが可能である。このようなラベル画像101は、上述した印刷処理と同様にドットデータの回転処理と貼付処理によって作成でき、ユーザは印字後の状態を明確に把握でき、便利である。
続くS5では、S4で表示した改行位置が表示どおりで良いか否かを問う表示が液晶ディスプレイ4上になされる。OKの意思表示をすると(S5:YES)、S6の印刷処理を行異、メーン処理を終了する。NOの意思表示をすると(S5:NO)、液晶ディスプレイ4上でS7の改行位置の編集ができる。
図9の例では、改行位置編集は文字列画像100中の矢印102をカーソルキー3Cで移動させた後にリターンキー3Rを押下することによって行われる。図9では「なまむぎな/まごめなまた/まご隣の客/はよく柿食う/客だ」との改行が「なまむぎ/なまごめ/なまたまご/隣の客は/よく柿食う客だ」と変更されている。
図10の表示例におけるS7の改行位置編集だが、改行位置の変更は、通常の文章編集ソフトで行うものと同様に行えると便利である。すなわち、一つの行の先頭位置にカーソル103が存在する状態でバックスペースキーを押下すると、その行は一つ前の行の最終文字に後続して表示される。新たな改行は改行したい箇所にカーソル103がある状態でリターンキー3Rを押下することにより可能である。図10の例では改行位置の編集によって、当初表示されていたラベル画像101の長さに文字列画像100が納まらなくなるが、文字サイズを変更せずに必要なプリントラベル105の長さを再計算して、ラベル長さを伸ばして再表示している。
その後、印刷キー3Bが押下されるとS6の印刷処理を行い、メーン処理を終了する。
なお、S4の改行プレビュー表示は、例えば液晶ディスプレイ4の表示が複数行表示の場合に文字列画像が、
「なまむぎな
まごめなまた
まご隣の客
はよく柿食う
客だ」
というように複数行に表示されることにより改行位置を表示するものであってもよい。
ここで、文字入力キー3A、リターンキー3Rは文字入力手段の一例である。また液晶ディスプレイ4は表示画面の一例である。キーボード3、液晶ディスプレイ4及び制御部6は方向設定手段の一例である。制御部60が改行位置決定手段、画像生成手段、文字数決定手段及び第1表示制御手段を構成する。ヘッド駆動回路68、サーマルヘッド41、搬送モータ駆動回路70、テープ搬送モータ2等により実現される印刷搬送機構が印刷手段を構成する。またカーソルキー3C、リターンキー3Rは指示入力手段の一例である。
よって第1実施形態のテープ印刷装置1では、S3のイメージ計算処理を制御部60が実行することにより文字入力キー3Aにより入力された文字列の改行位置が決定され、S6の印刷処理では、決定された改行位置で改行した各行の文字列がS2の斜め印刷設定で設定された回転角度で回転すると共に表層テープの長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像48が制御部60によって印刷画像として生成される。よって入力された文字列を表す画像を大幅に縮小せずにプリントラベル105の印刷領域106に納めて印刷することが可能である。また、各行の文字列が表層テープの長手方向に沿って並列した印刷画像が印刷されるので見た目良く印刷できると共に、幅の限られた印字領域106を最大限有効活用して、更に大きな文字サイズで印刷できる。
またテープ印刷装置1では、S3のイメージ計算処理を制御部60が実行することにより一行の文字数が決定され、文字列を当該文字数毎に改行するよう改行位置が決定されるため、各行の文字列は、同じ文字数となり、更に見た目良い印刷結果をもたらすと共に、各行の文字数がばらつくことによる印字領域106の無駄を防止して、大きな文字サイズで印刷することができる。
またテープ印刷装置1では、S3のイメージ計算処理により決定された改行位置を示すよう入力された文字列が文字列画像100として液晶ディスプレイ4上に表示され、カーソルキー3Cとリターンキー3R、バックスペースキーにより改行位置を変更指示することができる。よってユーザは液晶ディスプレイ4上の文字列画像100を見ながら改行位置を所望の位置に変更でき、ユーザにとって更に望ましい印刷結果を得ることができる。
次に図11及び図12に基づいて、第2実施形態のテープ印刷装置について説明する。なお、以下第2〜第4実施形態のテープ印刷装置において第1実施形態と同一・相等する構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のテープ印刷装置は斜め印刷に当たり、形態素解析により文字列の改行位置を決定するものである。よってROM64には、単語の見出しや品詞など形態素解析に必要な情報を含んだ解析用辞書と、解析用辞書の見出しを基に入力された文字列テキストを形態素に分割する解析用プログラムのほか、動詞と助動詞が連続していれば1文節とする等の、文節を認定するための規則を表す文節認定規則テーブル、分割された形態素から、文節認定規則テーブルに記憶された規則に基づいて文節を認定するための文節認定用プログラム、解析された各形態素の文字数及び認定された文節の文字数をそれぞれ計数するためのプログラムがそれぞれ記憶されている。
第2実施形態では第1実施形態と同様のメーン処理を行うが、S3のイメージ計算処理は第2実施形態と異なるので以下で説明する。
図11のように、第2実施形態のイメージ計算処理において第1実施形態と異なるのは、S31で行数指定がされなかったと判断され(S31:NO)、S33で一行の文字数指定も行われていないと判断された(S33:NO)の場合に、S40に進み、形態素解析に基づく改行位置を決定する点である。
図12は、形態素解析に基づいて、文節毎に改行位置を決定する例である。
上述した解析用プログラムをCPU61が実行することにより、S1で入力された文字列テキストが単語に分割される。例えば「太郎とワインを飲んだ」という入力テキストは、「太郎」「と」「ワイン」「を」「飲ん」「だ」と単語に解析される。その後、上記の文節認定用プログラムをCPU61が実行することにより各単語は「太郎と」「ワインを」「飲んだ」と文節ごとにまとめられて、CPU61は各文節直後の位置を改行位置と決定することができる。図12に、このように改行位置が決定された場合の改行プレビュー表示(図3のS4参照)を示す。
ただし単純に文節毎に分けると、各行の文字数がばらつく可能性が高いので、CPU61が各文節の文字数を計数するプログラムを実行し、計数した文節の文字数が所定の文字数よりも多い場合には、例えば自立語とそれ以外の語とを分けるなど、文節内における形態素解析の結果に基づいて、当該文字数の多い文節内で適切な改行位置を決定することが望ましい。
逆に、各形態素の文字数を計数するプログラムをCPU61が実行し、文字数が所定数以上の形態素の直後では改行すると共に、一の形態素(例えば形態素A)の文字数が所定数以下の場合に、形態素Aと文節を形成する前後の形態素Bを特定して形態素Aと形態素Bとの間には改行をせずに、その部分だけ文節にまとめた状態で改行するのもよい。
その後、S41に進み、S40で決定した改行位置により改行した場合、各行のうち最多文字数の行が最大文字サイズで印刷された場合に印字領域幅に納まるか否かが判断される。印字領域幅に納まると判断されれば(S41:YES)、S44に進み、第1実施形態のS15以降と同じ処理がなされる。一方、印字領域幅に納まらないと判断されれば(S41:NO)、S42に進み、一段階文字サイズを下げて最多文字数が印字領域105の幅に納まるか否かの判断が再度行われ、印字領域幅に納まる文字サイズまで繰り返される。そしてS43で印字領域幅に納まったと判断された場合(S43:YES)、S44に進み、第1実施形態のS15以降と同じ処理がなされる。一方最小文字サイズでも印字領域幅に納まっていないと判断された場合(S43:NO)、エラーを表示して終了する。
ここで、形態素解析手段及び文節認定手段、計数手段は制御部60により構成される。
以上、第2実施形態のテープ印刷装置では、形態素解析により文字列を形態素に分け、当該解析に基づいて文字列の改行位置が決定される。よって文字列を、その構成に応じた適切な位置で改行することができ、各行の意味が一目で把握しやすくユーザの望ましい印刷結果を得ることができる。
また第2実施形態のテープ印刷装置では、制御部により、解析後の形態素がまとめられて文節が認定され、当該文節の文字数が計数される。そして改行位置は、その計数結果及び文節認定結果に基づき、文節毎に改行すると共に文字数が多い文節では文節内で改行するように決定される。よって、第2実施形態のテープ印刷装置では、文字列の構成に応じた適切な位置で改行できると共に各行の文字数のばらつきを抑え、印字領域106の無駄を防止して大きな文字サイズで印刷できる。
次に、第3実施形態のテープ印刷装置について説明する。第3実施形態のテープ印刷装置から生成されるプリントラベル105は、図13に示すデザインラベルである。図13では、文字列が斜めを向くと共に、印字領域106の上端縁と下端縁で切断されたように見られる。図13では「あいうえおかきく」という斜めの文字列が印字領域の上端縁で切断され、その隣の行の「きくけこさしすせそたち」も印字領域の下端縁と上端縁で切断されているように見られる。また「きくけこさしすせそたち」の切断された下端部は、「あいうえおきく」の切断された上端部と連続しているように見える。
上記のデザインラベルを作出するテープ印刷装置では、例えば、S2の斜め印刷設定の際に、「斜めデザイン」という設定項目を選択できる。そしてこの「斜めデザイン」が選択され、印刷キー3Bが押下されると、次の印刷処理がなされる。図示しないが、第3実施形態の印刷処理では、RAM66の印刷バッファにおいて、入力された文字列に対応するドットパターンであるドットデータが生成され、そのドットデータは、設定された回転角度による回転処理を受けた後に、切断処理を受ける。
切断処理とは、文字列を表す回転後のドットデータを、印刷データ領域56の長さ方向に沿って分割して各画像断片とすることである。この分割位置は、各画像断片における印刷データ領域56の幅方向のドット数が、印刷データ領域56の幅と同数となる位置とされる。よって、切断処理後の各画像断片は、印刷データ領域56の長手方向に沿って並列するように貼付処理されると、各画像断片の切断された下端が印刷データ領域56の下端縁に位置し、各画像断片の切断された上端が印刷データ領域56の上端縁に位置する第2並列画像が生成される。この印刷画像データが印刷されると、図13のようなプリントラベル15が出来上がるわけである。
ここで画像切断手段は制御部60により構成される。
以上詳細に説明したように、第3実施形態のテープ印刷装置では、文字入力キー3Aによる入力された文字列を表す文字列画像を設定された回転角度で回転させた状態で、印刷データ領域56の長手方向と、すなわち表層テープの長手方向と平行な直線により印刷データ領域56の幅、すなわち表層テープの印字領域106の幅に合わせて切断して複数の画像断片を生成し、それら画像断片を印刷データ領域56の下端縁に沿って、すなわち表層テープの長手方向に沿って並列させた第2並列画像を印刷画像として生成する。よって回転した複数行の文字列が印字領域の幅方向の両端縁を成す2つの直線で切断されたかのような印刷結果が得られ、見た目のよいデザインラベルを生成することができる。
次に、図14に基づいて第4実施形態のテープ印刷装置について説明する。第4実施形態では、メーン処理におけるS4の改行プレビュー表示(図3参照)を、図10のように仮想のプリントラベルであるラベル画像101上に印刷した状態の文字列画像100を表示した場合の表示態様が、第1実施形態と異なる。第4実施形態では、図14のようにラベル画像101をS2で設定された回転角度分、S6の回転処理とは逆方向に(本実施形態では時計回りに)回転させた状態で液晶ディスプレイ4上に表示させるのである。よって、表示される文字は正立となる。
具体的にこのラベル画像101の作成する際には、ラベル枠の画像をS6の回転処理と逆方向に回転させると共に、回転後のラベル枠画像のラベル枠に沿うように、改行した状態の文字列画像100を配列させてもよい。
または、S6の印刷処理と同様な文字列画像100の回転・並列処理によりラベル画像101を作成してその後、逆向きにラベル画像101を回転させて表示させてもよい。
また、図14に示すように、第4実施形態の改行プレビュー表示では、プレビューキーPを押下するとラベル画像101は液晶ディスプレイ4上で斜め方向に変動しながら表示される。例えば図14のようにラベル画像101が液晶ディスプレイ4の長手方向に対して時計回りに約20°回転した状態で表示されている場合、ラベル画像101は液晶ディスプレイ4の右下から、左上方向に表示される。改行位置編集の際にはラベル画像101はユーザの指示による変動以外、変動しない。
このようにすると、ユーザに斜め印刷を行うことを強く印象付け、ラベル画像101の表示に楽しい印象を持たせることができる。また、ラベル画像101の変動方向がラベル画像101の向きとほぼ同方向或いはラベル画像101の向きと近い方向を向いていると、ラベル画像101がある程度長い場合、上下方向あるいは左右方向に変動するよりも、その全体が把握しやすい。このためユーザはラベル画像101の全体を把握する際に、カーソルキー4Cを操作する必要がないと共に、非常に容易にラベル画像の全体を把握することができる。
なお、ラベル画像101の変動方向は、ラベル画像101の向きとほぼ同方向或いは近い方向に限定されるものではない。
ここで制御部60は第2表示制御手段を構成する。
以上、第4実施形態のテープ印刷装置では、印刷画像が印字媒体に印字されて作出されるプリントラベルを示すラベル画像を、設定された向きとは逆方向に当該設定された回転角度と同じ回転角度で回転した状態で表示画面に表示させる。よってラベル画像上の文字を正立に表示できると共に、プリントラベルをユーザが望む貼着方向に貼着させた状態を表示できて便利である。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、第1実施形態のイメージ計算処理は一つの文字列テキストを全て同じ文字サイズで印刷することを前提に説明したが、複数の文字サイズを有する文字列テキストの場合は、文字数は一定とせずに、各行が同程度の長さとなるように改行位置を決定するのでもよい。
1 テープ印刷装置
4 液晶ディスプレイ
47 一行文字列分のドットデータ
48 第1並列画像
56 RAM内の印刷データ領域
100 表示画面に表示される文字列画像
101 ラベル画像
102 矢印
103 カーソル
105 プリントラベル
106 プリントラベル上の印字領域

Claims (9)

  1. 文字を入力する文字入力手段と、前記文字入力手段に入力された文字を表示する表示画面と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定手段と、前記文字入力手段により入力された文字が前記方向設定手段により設定された向きに対応する角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成手段と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷手段と、を備えるテープ印刷装置において、
    前記画像生成手段は、前記文字入力手段により入力された文字列の改行位置を決定する改行位置決定手段を有し、改行位置決定手段により決定された位置で改行した各行の文字列が前記方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転すると共に前記印字媒体の長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像を前記印刷画像として生成すること、を特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記改行位置決定手段は、一行の文字数を決定する文字数決定手段を備え、前記文字列を前記文字数決定手段が設定した文字数毎に改行することを決定することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記改行位置決定手段は、形態素解析により前記文字列を形態素に分ける形態素解析手段を備え、前記形態素解析手段の解析に基づいて前記文字列の改行位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  4. 前記改行位置決定手段は、前記形態素解析手段が分けた形態素をまとめて文節を認定する文節認定手段と、
    前記文節認定手段がまとめた文節の文字数を計数する計数手段と、を有し、
    前記計数手段による計数結果及び前記文節認定手段の認定結果に基づき、文節毎に改行すると共に文字数が多い文節では文節内で改行するように決定することを特徴とする請求項3に記載のテープ印刷装置。
  5. 前記改行位置決定手段が決定した改行位置を示すように前記表示画面に前記文字列を表示させる第1表示制御手段と、
    前記改行位置を変更指示するための指示入力手段と、を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  6. 文字を入力する文字入力手段と、前記文字入力手段に入力された文字を表示する表示画面と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定手段と、前記文字入力手段により入力された文字が前記方向設定手段により設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成手段と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷手段と、を備えるテープ印刷装置において、
    前記画像生成手段は、前記文字列を表す文字列画像を前記方向設定手段に設定された向きに対応する回転角度で回転させた状態で、前記印字媒体の長手方向と平行な直線により印字媒体の印字領域幅に合わせて切断して複数の画像断片を生成する画像切断手段を有し、
    前記画像断片を、前記印字媒体の長手方向に沿って並列させた第2並列画像を前記印刷画像として生成することを特徴とするテープ印刷装置。
  7. 前記印刷画像が前記印字媒体に印字されて作出されるプリントラベルを示すラベル画像を、前記方向設定手段に設定された向きとは逆方向に、当該設定された向きに対応した回転角度と同じ回転角度で回転した状態で前記表示画面に表示させる第2表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテープ印刷装置。
  8. コンピュータを前記請求項1乃至請求項7のいずれかのテープ印刷装置として機能させるためのプログラム。
  9. 文字を入力する文字入力工程と、長尺状の印字媒体に対する印刷画像の向きを任意に設定する方向設定工程と、前記文字入力工程で入力された文字が前記方向設定工程で設定された向きに対応する回転角度で回転した状態を表す印刷画像を生成する画像生成工程と、前記印刷画像を前記印字媒体に印刷する印刷工程と、を備える印刷制御方法において、
    前記画像生成工程は、前記文字入力工程により入力された文字列の改行位置を決定する改行位置決定工程と、
    前記改行位置決定工程により決定された位置で改行した各行の文字列が、前記方向設定工程で設定された向きに対応する回転角度で回転すると共に前記印字媒体の長手方向に沿って並列した状態を表す第1並列画像を前記印刷画像として生成する並列画像作成工程と、を有すること、を特徴とする印刷制御方法。

JP2010056042A 2010-03-12 2010-03-12 テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法 Active JP5234028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056042A JP5234028B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056042A JP5234028B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011189561A true JP2011189561A (ja) 2011-09-29
JP5234028B2 JP5234028B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=44794995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010056042A Active JP5234028B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5234028B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2587614A2 (en) 2011-08-31 2013-05-01 Sony Corporation Electric storage apparatus, electronic device, electric vehicle, and electric power system
JP2014054732A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Casio Comput Co Ltd 印刷装置及びそれによる印刷方法
JP2016163973A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 ブラザー工業株式会社 印字装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05229177A (ja) * 1992-02-21 1993-09-07 Brother Ind Ltd テープ印字装置
JP2001519742A (ja) * 1998-02-06 2001-10-23 カシオ計算機株式会社 ラベル印字装置
JP2006159490A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Brother Ind Ltd テープ作成装置
JP2009178850A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Brother Ind Ltd ラベルプリンター

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05229177A (ja) * 1992-02-21 1993-09-07 Brother Ind Ltd テープ印字装置
JP2001519742A (ja) * 1998-02-06 2001-10-23 カシオ計算機株式会社 ラベル印字装置
JP2006159490A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Brother Ind Ltd テープ作成装置
JP2009178850A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Brother Ind Ltd ラベルプリンター

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2587614A2 (en) 2011-08-31 2013-05-01 Sony Corporation Electric storage apparatus, electronic device, electric vehicle, and electric power system
JP2014054732A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Casio Comput Co Ltd 印刷装置及びそれによる印刷方法
JP2016163973A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 ブラザー工業株式会社 印字装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5234028B2 (ja) 2013-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3207860B2 (ja) テープ印刷装置及び方法
EP0760291A2 (en) Printing apparatus
JP2008021248A (ja) テープ印刷装置及びテープ印刷プログラム
TWI435810B (zh) 捲帶印刷裝置、及捲帶印刷裝置之控制方法
JP5234028B2 (ja) テープ印刷装置、プログラム、印刷制御方法
JP5505022B2 (ja) テープ印刷装置、テープ印刷装置の制御方法、およびプログラム
JP2011143648A (ja) テープ印字装置、ラベル作成方法及びラベルを作成するプログラムが記憶された記憶媒体
JP4821790B2 (ja) 印字装置及び印字方法
JP5907387B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2008162236A (ja) テープ印刷システム
JP2007136831A (ja) 印刷画像作成方法、印刷画像作成装置、プログラムおよび印刷装置
JP3224699B2 (ja) テープ印字装置
JP5300442B2 (ja) 表示装置および印刷装置
JP3547407B2 (ja) テープ印刷装置
JP5907386B2 (ja) 印刷装置、印刷装置による印刷方法及びプログラム
JP2004042645A (ja) テープ印刷装置
JPH09188053A (ja) 文字情報処理方法及び装置
JP2914473B2 (ja) 文書処理装置
TW200532566A (en) System, method, and program for generating barcode data
JP2560650B2 (ja) テープ印字装置
JP2004009569A (ja) 電子機器、印刷装置、電子機器の動画画面表示方法、プログラムおよび記憶媒体
JPH0830603A (ja) 文書処理装置
JP2011140236A (ja) 印刷画像作成方法、印刷画像作成装置、プログラムおよび印刷装置
JPH08108578A (ja) テープ状ラベル作成装置
JPH05305750A (ja) テープ印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5234028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3