JP2011189220A - 竪型ミル - Google Patents

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輝 小林
Shusaku Yamazaki
秀作 山崎
Norihisa Handa
典久 半田
Takahiro Shimada
貴弘 島田
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Abstract

【課題】加圧ローラがテーブルセグメントを乗越える際に発生する振動を抑制し、加圧ローラ或はテーブルセグメントの消耗を低減すると共に振動による構成部材の疲労を低減し、更に振動によるローラやテーブル等の部品の疲労を抑制して、部品の長寿命化を図る。
【解決手段】ハウジング下部に収納された粉砕テーブル5と、該粉砕テーブル上にリング状に設けられた複数のテーブルセグメント8と、該テーブルセグメントに対して転動可能に設けられた加圧ローラとを具備し、該加圧ローラと前記粉砕テーブルとの相対回転により、前記加圧ローラにより塊状物を粉砕する竪型ミルであって、前記テーブルセグメント間の継目23が前記加圧ローラの走行軌跡24に対して傾斜している。
【選択図】図2

Description

本発明は、石炭、石灰岩等の塊状物を微粉に粉砕する竪型ミルに関するものである。
竪型ミルは、石炭、石灰岩等の塊状物を回転する粉砕テーブル上に投下し、該粉砕テーブル上に加圧ローラを押圧し、該加圧ローラにより塊状物を微粉に粉砕するものである。
前記粉砕テーブル上には複数のテーブルセグメントがリング状に設けられ、該テーブルセグメントの上面にはリング状に凹溝が形成されており、該凹溝に前記加圧ローラが押圧され、転動する様になっている。又、テーブルセグメントは円周方向に所要等分されており、摩耗状況に応じて交換される様になっている。
図7は、従来のテーブルセグメント8を示しており、該テーブルセグメント8は円周を所要等分(図示では8等分)された円弧形状であり、周方向に無端に連設されてリング状を成している。この為、前記テーブルセグメント8の組立て上、前記テーブルセグメント8,8の継目23には間隙が形成されることは避けられない。
竪型ミルの運転に於いて、粉炭層が存在しない起動時、或は低給炭運転状態等では、加圧ローラ(図示せず)とテーブルセグメント8とがメタルタッチ或はメタルタッチに近い状態となり、加圧ローラが前記継目23を乗越える場合に、振動が発生する。
一方、近年では、竪型ミルでの高度運用の要求から、竪型ミルの低給炭運転状態での運転や、頻繁な起動、停止の必要が高まっている。この為、粉炭層が存在しない状態、或は低給炭運転状態での運転が頻繁となり、継目を乗越える場合に発生する振動は、大きなものとなり、加圧ローラ或はテーブルセグメントの消耗を増長する結果となる。
従って、加圧ローラが前記継目を乗越える際の振動の抑制が要求されている。
尚、特許文献1、特許文献2、特許文献3にはメタルタッチを防止するストッパ手段が示されているが、別途ストッパ手段が必要となり、構造が複雑となると共に低給炭運転状態等で粉砕層が薄くなった場合の対応が難しい等の問題がある。
特開平5−345138号公報 特開平10−118509号公報 特開2000−480号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、加圧ローラがテーブルセグメントを乗越える際に発生する振動を抑制し、加圧ローラ或はテーブルセグメントの消耗を低減すると共に振動による構成部材の疲労を低減し、更に振動によるローラやテーブル等の部品の疲労を抑制して、部品の長寿命化を図るものである。
本発明は、ハウジング下部に収納された粉砕テーブルと、該粉砕テーブル上にリング状に設けられた複数のテーブルセグメントと、該テーブルセグメントに対して転動可能に設けられた加圧ローラとを具備し、該加圧ローラと前記粉砕テーブルとの相対回転により、前記加圧ローラにより塊状物を粉砕する竪型ミルであって、前記テーブルセグメント間の継目が前記加圧ローラの走行軌跡に対して傾斜している竪型ミルに係るものである。
本発明によれば、ハウジング下部に収納された粉砕テーブルと、該粉砕テーブル上にリング状に設けられた複数のテーブルセグメントと、該テーブルセグメントに対して転動可能に設けられた加圧ローラとを具備し、該加圧ローラと前記粉砕テーブルとの相対回転により、前記加圧ローラにより塊状物を粉砕する竪型ミルであって、前記テーブルセグメント間の継目が前記加圧ローラの走行軌跡に対して傾斜しているので、継目を乗越える際の時間が長くなり、乗越えが円滑になり、衝撃が緩和され、振動が抑制され、加圧ローラ或はテーブルセグメントの消耗を低減すると共に振動による構成部材の疲労が低減され、更に振動によるローラやテーブル等の部品の疲労を抑制して、部品の長寿命化が図れるという優れた効果を発揮する。
本発明が実施される竪型ミルの粉砕テーブルを含む部分図である。 第1の実施例に於ける粉砕テーブルのテーブルセグメント部分の平面図である。 第2の実施例に於ける粉砕テーブルのテーブルセグメント部分の平面図である。 従来の粉砕テーブルのテーブルセグメントに於ける継目の乗越え時の作用を示す説明図であり、(A)(B)は、加圧ローラとテーブルセグメントとの接触を示し、(A)(C)は乗移り状態を示している。 本実施例の粉砕テーブルのテーブルセグメントに於ける継目の乗越え時の作用を示す説明図であり、(A)(B)は、加圧ローラとテーブルセグメントとの接触を示し、(A)(C)は乗移り状態を示している。 (A)(B)は、テーブルセグメントの継目の変形例を示す説明図である。 従来の粉砕テーブルのテーブルセグメント部分の平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1に於いて、竪型ミルについて略述する。尚、図1は、竪型ミルの粉砕テーブル部分の構造を示している。
中空構造又は脚構造の基台2に筒状のハウジング3が立設され、該ハウジング3によって密閉された空間が形成される。該空間の下部には減速機4を介して粉砕テーブル5が立設され、前記粉砕テーブル5は前記減速機4を介し粉砕テーブルモータ6によって定速又は可変速で回転される。
前記粉砕テーブル5の上面には、断面が円弧状の凹溝7を有する複数のテーブルセグメント8がリング状に設けられ、前記凹溝7は連続したリング状となっている。前記テーブルセグメント8は2年に1回程度メンテナンスが行われ、該メンテナンスにより該テーブルセグメント8が交換されるかどうかが決定される様になっている。
該粉砕テーブル5の回転中心から放射状に所要組数、例えば3組の加圧ローラユニット9が120°間隔で設けられている。該加圧ローラユニット9は、加圧ローラ11を有し、水平支持軸12を中心に傾動自在となっている。又、前記ハウジング3の下部には、放射状に貫通する3組のローラ加圧装置13が設けられている。該ローラ加圧装置13は、アクチュエータ、例えば油圧シリンダ14を具備し、該油圧シリンダ14によって前記加圧ローラ11を前記凹溝7に押圧する様になっている。
前記粉砕テーブル5の下方には1次空気室15が形成され、前記ハウジング3内部の前記粉砕テーブル5より上方は、分級室16となっている。
前記ハウジング3の下部には1次空気供給口17が取付けられ、該1次空気供給口17は図示しない送風機に接続されると共に、前記1次空気室15に連通している。前記粉砕テーブル5の周囲には、1次空気19の吹出し口18が全周に設けられ、該吹出し口18より前記1次空気19が上方に噴出される様になっている。
前記粉砕テーブル5の中央上方には給炭管21が垂下しており、該給炭管21から塊状物、例えば塊状の石炭が前記粉砕テーブル5の中央に供給される様になっている。
該粉砕テーブル5が、前記減速機4を介して前記粉砕テーブルモータ6により回転され、前記1次空気供給口17より200℃前後の1次空気19が前記1次空気室15に導入された状態で、前記給炭管21より塊状の石炭が投入される。塊状の石炭は、前記給炭管21の下端より前記粉砕テーブル5の中心部に流落し、該粉砕テーブル5上に供給される。
該粉砕テーブル5上の石炭は、該粉砕テーブル5の回転による遠心力で外周方向に移動し、前記加圧ローラ11に噛込まれて粗粉炭と微粉炭からなる粉砕炭に粉砕され、更に遠心力によって外周に移動する。又、前記加圧ローラ11を前記テーブルセグメント8に押圧して塊状の石炭を粉砕する場合、前記凹溝7には粉砕された石炭の層(粉砕層)が形成される。
前記1次空気供給口17より前記1次空気室15に導入された1次空気19が、前記粉砕テーブル5の前記吹出し口18より吹上がり、遠心力によって前記テーブルセグメント8を乗越えた砕粉炭は、前記吹出し口18から吹上がった1次空気19に乗って前記分級室16の外周部を前記ハウジング3の壁面に沿って上昇する。
1次空気19によって運ばれた粉炭は分級器(図示せず)で分級され、微粉炭がボイラのバーナ(図示せず)に供給される。
竪型ミルの運転を停止する場合は、火災の発生を防止する等の目的から、内部に残った粉砕炭は全て除去される。
上記した様に、近年では、竪型ミルでの高度運用の要求から、竪型ミルの低給炭運転状態での運転や、頻繁な起動、停止の必要が高まっているが、低給炭運転状態では上記した砕粉層が薄くなり、前記加圧ローラ11が前記テーブルセグメント8,8の継目23を乗越える際の振動が問題となり、更に再始動時では粉炭層が存在しない状態となるので、前記加圧ローラ11と前記テーブルセグメント8との間のメタルタッチ状態での前記テーブルセグメント8,8の継目23を乗越える際の振動が問題となる。
本実施例は前記加圧ローラ11が前記テーブルセグメント8,8の継目23を乗越える際の振動を抑える様にしたものであり、図2は、第1の実施例に於けるテーブルセグメント8の構造、配置を示している。
前記テーブルセグメント8は、円周を所要等分(図示では8等分)したものであり、前記テーブルセグメント8の分割線(テーブルセグメント8,8の継目23)は半径に対して所定角度傾斜している。換言すると、前記加圧ローラ11が転動した場合の走行軌跡24に対してαの角度で傾斜している。
前記継目23が前記走行軌跡24に対して傾斜することで、前記加圧ローラ11が前記継目23を乗越える際の時間が長くなり、乗越えが円滑になり、衝撃が緩和され、振動が抑制される。
本実施例のテーブルセグメント8の継目23を加圧ローラ11が乗越える際の作用と、従来のテーブルセグメント8の継目23を加圧ローラ11が乗越える際の作用とを図4、図5により説明する。
先ず、図4は、図7に示す従来のテーブルセグメント8に於ける継目23と加圧ローラ11が該継目23を乗越える状態を示している。従来のテーブルセグメント8では、前記継目23は前記加圧ローラ11の進行方向に対して直交する状態となっている。
尚、説明を簡略化する為、前記加圧ローラ11はWの幅を有し、凹溝7に対する接触部26は線接触であるとする。
前記加圧ローラ11が前記継目23を乗越える場合は、前記接触部26が幅全長に亘って同時に前記継目23に落ち、更に前記接触部26が同時に前記凹溝7に乗上げる。
即ち、前記継目23を乗越す時間は、極めて短く、前記継目23を乗越す際の荷重は極めて短時間に発生し、又極めて短時間に加圧ローラ11に伝達される。前記継目23乗越え時の荷重伝達の様子を、図4(C)に示しており、荷重は衝撃的に伝達される。
前記加圧ローラ11が前記継目23を乗越える際に、前記加圧ローラ11が持つ運動量の一部が衝撃力として消費されたと仮定し、消費された運動量をΔmとすると乗越えるのに要した時間をtとした場合、力積の関係から、F=Δmtとなる(ここでFは、乗越え時に発生する荷重)。従って、乗越えが短時間であった場合は、大きな荷重が発生する。
この為、従来のテーブルセグメント8では、衝撃的に大きな荷重が作用するので、振動が発生し易い。
次に、図5は第1の実施例に於いて、加圧ローラ11が該継目23を乗越える状態を示している。
第1の実施例では、継目23が加圧ローラ11の走行軌跡に対して傾斜しているので、図5(C)に示される様に、接触部26が最初に前記継目23に到達し、該継目23を通過する迄の時間は、前記継目23の傾斜分だけ長くなり、乗越えも円滑になり、発生する荷重も小さくなる。この為、振動を抑制することができる。
図2で示した第2の実施例では、テーブルセグメント8では継目23が走行軌跡24に対して傾斜した直線であったが、図3に示される様に継目23は走行軌跡24に対して傾斜した曲線であってもよい。
更に、図6(A)に示す例は、継目23の傾斜方向が図2で示した場合と、逆の場合を示し、図6(B)に示す例は、継目23が曲線の場合であり、図3で示したテーブルセグメント8の継目23の曲線に対して逆の方向に傾斜した例を示している。
図3、図6(A)、図6(B)いずれの場合も、継目23が走行軌跡24に対して傾斜しており、第1の実施例と同様、前記継目23を通過する時間は、前記継目23の傾斜分だけ長くなり、乗越えが円滑になり、発生する荷重も小さくなる。従って、振動を抑制することができる。
而して、加圧ローラがテーブルセグメントを乗越える際に発生する振動が抑制されるので、加圧ローラ或はテーブルセグメントの消耗を低減すると共に振動による構成部材の疲労を低減し、更に振動によるローラやテーブル等の部品の疲労を抑制して、部品の長寿命化が図れる。
尚、上記実施例では粉砕テーブルモータ6により粉砕テーブル5を回転駆動したが、該粉砕テーブル5を自在に回転可能とし、前記加圧ローラ11を回転駆動してもよい。
3 ハウジング
5 粉砕テーブル
7 凹溝
8 テーブルセグメント
9 加圧ローラユニット
11 加圧ローラ
23 継目
24 走行軌跡

Claims (1)

  1. ハウジング下部に収納された粉砕テーブルと、該粉砕テーブル上にリング状に設けられた複数のテーブルセグメントと、該テーブルセグメントに対して転動可能に設けられた加圧ローラとを具備し、該加圧ローラと前記粉砕テーブルとの相対回転により、前記加圧ローラにより塊状物を粉砕する竪型ミルであって、前記テーブルセグメント間の継目が前記加圧ローラの走行軌跡に対して傾斜していることを特徴とする竪型ミル。
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