JP2011188871A - 哺乳動物レセプタータンパク質;関連する試薬および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、サイトカインレセプターに関連する新規なレセプター、例えば、DNAXサイトカインレセプターサブユニット(DCRS)と名付けられた、霊長類のサイトカインレセプター様分子構造、およびその生物学的に関する。詳細には、本発明は、DCRS2と名付けられた、1つのサブユニットの説明を提供する。本発明は、ポリペプチド自体をコードする核酸、ならびにそれらの生成および使用の方法を含む。本発明の核酸は、部分的に、本明細書に包含されるクローニングされた相補的DNA(cDNA)に対するその相同性によって特徴付けられる。
【選択図】なし
Description
本発明は、免疫系機能を含む、哺乳動物の生理学に影響を与える組成物および方法に関する。詳細には、発生および/または免疫系を調節する方法を提供する。これらの物質の診断用途および治療用途もまた開示する。これらの物質の診断および治療での使用もまた、開示される。
組換えDNA技術は一般に、宿主への導入などを通じた、引き続く処理のための、ドナー供給源からベクターへの遺伝情報の組み込みの技術をいう。これにより移入された遺伝情報は、新しい環境において複製(コピー)され、そして/または発現される。通常、遺伝情報は、所望のタンパク質産物をコードするメッセンジャーRNA(mRNA)から誘導された相補的DNA(cDNA)の形態で存在する。キャリアは頻繁に、宿主での後の複製のためにcDNAを組込み、そしていくつかの場合には実際にcDNAの発現を制御し、それにより宿主においてコードされる産物の合成を指向する能力を有するプラスミドである。例えば、非特許文献1を参照のこと。
前述より、新規の可溶性タンパク質およびそのレセプター(リンホカインに類似のものを含む)の発見および開発が、例えば、免疫系および/または造血細胞の発生、分化または機能に直接的または間接的に関与する広範囲の変性状態または異常状態のための新規治療法に寄与するはずであることは、明らかである。詳細には、他のリンホカインの有益な活性を亢進または増強するリンホカイン様分子についての新規レセプターの発見および理解が、非常にに有利である。本発明は、サイトカイン様組成物と類似性を示すリガンドについての新規レセプターおよび関連する化合物、ならびにこれらの使用のための方法を提供する。
本発明は、サイトカインレセプターに関連する新規なレセプター、例えば、DNAXサイトカインレセプターサブユニット(DNAX Cytokine Receptor Subunit)(DCRS)と名付けられた、霊長類のサイトカインレセプター様分子構造、およびその生物学的に関する。詳細には、本発明は、DCRS2と名付けられた、1つのサブユニットの説明を提供する。本発明は、ポリペプチド自体をコードする核酸、ならびにそれらの生成および使用の方法を含む。本発明の核酸は、部分的に、本明細書に包含されるクローニングされた相補的DNA(cDNA)に対するその相同性によって特徴付けられる。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1) 組成物であって、以下:
a)配列番号2のセグメントと同一である少なくとも4アミノ酸の、少なくとも3つの異なる非重複セグメントを含む、実質的に純粋なDCRS2ポリペプチドまたは組換えDCRS2ポリペプチド;
b)配列番号2のセグメントと同一である少なくとも5アミノ酸の、少なくとも2つの異なる非重複セグメントを含む、実質的に純粋なDCRS2ポリペプチドまたは組換えDCRS2ポリペプチド;
c)配列番号2の成熟配列を含む天然配列のDCRS2;または
d)DCRS2配列を含む融合ポリペプチド
から選択される、組成物。
(項目2) 項目1に記載の、実質的に純粋な抗原性DCRS2ポリペプチドまたは単離された抗原性DCRS2ポリペプチドであって、ここで、同一である前記異なる非重複セグメントが:
a)少なくとも8アミノ酸である1つのセグメントを含むか;
b)少なくとも4アミノ酸である1つのセグメントおよび少なくとも5アミノ酸である第2のセグメントを含むか;
c)少なくとも4アミノ酸、少なくとも5アミノ酸および少なくとも6アミノ酸である、少なくとも3セグメントを含むか、または
d)少なくとも12アミノ酸である1つのセグメントを含む、
ポリペプチド。
(項目3) 項目1の組成物であって、ここで:
(a)前記DCRS2ポリペプチドが:
i)表1の成熟配列を含むか;
ii)DCRS2の非グリコシル化形態であるか;
iii)ヒトのような、霊長類由来であるか;
iv)配列番号2の少なくとも17アミノ酸を含むか
v)配列番号2の少なくとも7アミノ酸の、少なくとも4つの非重複セグメントを示すか;
vi)DCRS2の天然の対立遺伝子改変体であるか;
vii)少なくとも約30アミノ酸の長さを有するか;
viii)霊長類DCRS2に特異的である少なくとも2つの非重複エピトープを示すか;
ix)グリコシル化されているか;
x)天然のグリコシル化を伴って少なくとも30kDの分子量を有するか;
xi)合成ポリペプチドであるか;
xii)固体基材に付着されているか;
xiii)別の化学部分に結合されているか;
xiv)天然の配列から5以下の置換であるか;または
xv)天然の配列の欠失改変体または挿入改変体である、
組成物。
(項目4) 以下を含む、組成物:
a)実質的に純粋なDCRS2および別のサイトカインレセプターファミリーのメンバー;
b)滅菌した項目1に記載のDCRS2ポリペプチド;
c)項目1に記載のDCRS2ポリペプチド、およびキャリアであって、ここで該キャリアは、
i)水、生理食塩水、および/もしくは緩衝液を含む水性化合物であり;そして/または
ii)経口投与、直腸投与、経鼻投与、局所投与、または非経口投与のために処方されている。
(項目5) 項目1に融合ポリペプチドであって、以下:
a)表1に記載の成熟タンパク質配列;
b)FLAG配列、His6配列、もしくはIg配列を含む、検出タグまたは精製タグ;あるいは
c)別のサイトカインレセプタータンパク質の配列
を含む、融合ペプチド。
(項目6) 項目1に記載のポリペプチド、および以下を含む、キット:
a)該タンパク質もしくはポリペプチドを含む区画;または
b)該キットにおける試薬の使用もしくは廃棄のための説明書。
(項目7) 抗体に由来する抗原結合部分を含む結合化合物であって、該結合化合物は、項目1に記載の天然のDCRS2ポリペプチドに特異的に結合し、ここで:
a)該結合化合物が、容器の中にあるか;
b)該DCRS2ポリペプチドが、ヒト由来であるか;
c)該結合化合物が、Fvフラグメント、Fabフラグメント、またはFab2フラグメントであるか;
d)該結合化合物が、別の化学部分に結合されているか;あるいは
e)該抗体が:
i)表1の成熟ポリペプチドのペプチド配列に対して惹起されるか;
ii)成熟DCRS2に対して惹起されるか;
iii)精製されたヒトDCRS2に対して惹起されるか;
iv)免疫選択されるか;
v)ポリクローナル抗体であるか;
vi)変性DCRS2に結合するか;
vii)少なくとも30μMの、抗原に対するKdを示すか;
viii)固体基材に付着されるか、ここで、該固体基材としては、ビーズもしくはプラスチック膜が挙げられ;
ix)滅菌組成物中にあるか;または
x)検出可能に標識され、これには、放射性標識もしくは蛍光標識が挙げられる、
結合化合物。
(項目8) 項目7に記載の結合化合物、および以下を含む、キット:
a)該結合化合物を含む区画;または
b)該キットにおける試薬の使用もしくは廃棄のための説明書。
(項目9) 抗原:抗体複合体を生成する方法であって、適切な条件下で、霊長類DCRS2ポリペプチドを項目7に記載の抗体と接触させる工程であって、それによって該複合体の形成を可能にする、工程、を包含する、方法。
(項目10) 項目9に記載の方法であって、ここで:
a)前記複合体が、他のサイトカインレセプターから精製されるか;
b)前記複合体が、他の抗体から精製されるか;
c)前記接触させる工程が、インターフェロンを含むサンプルを用いるか;
d)前記接触させる工程が、前記抗原の定量的検出を可能にするか;
e)前記接触させる工程が、前記抗体を含むサンプルを用いるか;または
f)前記接触させる工程が、前記抗体の定量的検出を可能にする、
方法。
(項目11) 以下を含む、組成物:
a)滅菌した項目7に記載の結合化合物、あるいは
b)項目7に記載の結合化合物およびキャリアであって、ここで、該キャリアが:
i)水、生理食塩水、および/もしくは緩衝液を含む水性化合物であり;そして/または
ii)経口投与、直腸投与、経鼻投与、局所投与、または非経口投与のために処方されている、結合化合物およびキャリア。
(項目12) 項目1に記載のDCRS2ポリペプチドをコードする、単離された核酸または組換え核酸であって、ここで:
a)該DCRS2が、ヒト由来であるか;あるいは
b)該核酸が:
i)表1に記載の抗原性ペプチド配列をコードするか;
ii)表1に記載の抗原性ペプチド配列のうちの複数をコードするか;
iii)少なくとも13ヌクレオチドにわたって、前記セグメントをコードする天然のcDNAに対して同一性を示すか;
iv)発現ベクターであるか;
v)複製起点をさらに含むか;
vi)天然の供給源由来であるか;
vii)検出可能な標識を含むか;
viii)合成ヌクレオチド配列を含むか;
ix)6kb未満、好ましくは3kb未満であるか;
x)霊長類由来であるか;
xi)天然の全長コード配列を含むか;
xii)該DCRS2をコードする遺伝子についてのハイブリダイゼーションプローブであるか;または
xiii)PCRプライマー、PCR産物、もしくは変異誘発プライマーである、
核酸。
(項目13) 項目12に記載の組換え核酸を含む、細胞または組織。
(項目14) 項目13に記載の細胞であって、ここで該細胞は、以下:
a)原核生物細胞;
b)真核生物細胞;
c)細菌細胞;
d)酵母細胞;
e)昆虫細胞;
f)哺乳動物細胞;
g)マウス細胞;
h)霊長類細胞;または
i)ヒト細胞、
である、細胞。
(項目15) 項目12に記載の核酸、および以下を含む、キット:
a)該核酸を含む区画;
b)霊長類DCRS2ポリペプチドをさらに含む区画;または
c)該キットにおける試薬の使用もしくは廃棄のための説明書。
(項目16) 核酸であって、該核酸は、以下:
a)30℃および2M未満の塩で30分間の洗浄条件下で、配列番号1のコード部分にハイブリダイズするか;または
b)少なくとも約30ヌクレオチドのストレッチにわたって、霊長類DCRS2に対して同一性を示す、
核酸。
(項目17) 項目16に記載の核酸であって、ここで:
a)前記洗浄条件が、45℃および/もしくは500mMの塩であるか;または
b)前記ストレッチが、少なくとも55ヌクレオチドである、
核酸。
(項目18) 項目16に記載の核酸であって、ここで:
a)前記洗浄条件が、55℃および/もしくは150mMの塩であるか;または
b)前記ストレッチが、少なくとも75ヌクレオチドである、
核酸。
(項目19) 細胞または組織培養細胞の生理機能または発達を調節する方法であって、該細胞と、哺乳動物DCRS2のアゴニストまたはアンタゴニストとを接触させる工程を包含する、方法。
(項目20) 項目19に記載の方法であって、ここで、前記細胞が、DCRS2および別のサイトカインレセプターサブユニットをコードする核酸を用いて形質転換される、方法。
(概要)
I.一般
II.活性
III.核酸
A.コードしているフラグメント、配列、プローブ
B.変異、キメラ、融合
C.核酸の作製
D.細胞が含有するベクター
IV.タンパク質、ペプチド
A.フラグメント、配列、免疫原、抗原
B.ムテイン
C.アゴニスト/アンタゴニスト、機能的等価物
D.タンパク質の作製
V.核酸、タンパク質の作製
A.合成
B.組換え
C.天然供給源
VI.抗体
A.ポリクローナル
B.モノクローナル
C.フラグメント;Kd
D.抗イディオタイプ抗体
E.ハイブリドーマ細胞株
VII.DCRS2を定量するためのキットおよび方法
A.ELISA
B.コードしているmRNAのアッセイ
C.定性的/定量的
D.キット
VIII.治療的組成物および方法
A.組み合わせ組成物
B.単位用量
C.投与
IX.スクリーニング
X.リガンド。
本発明は、アミノ酸配列および哺乳動物(本明細書中では霊長類)のDNA配列、サイトカインレセプター様サブユニット分子(これは、特定の規定された特性(構造的および生物学的の両方)を有するDNAXサイトカインレセプターサブユニット2(DCRS2)と命名された)を提供する。これらの分子をコードする種々のcDNAは、霊長類(例えば、ヒト)のcDNA配列ライブラリーから得られた。他の霊長類または他の哺乳動物相当物もまた所望される。
サイトカインレセプター様タンパク質は、例えば、細胞増殖の調節またはホスフェート代謝において多くの異なる生物学的活性を有し、特定の基質(代表的にはタンパク質)に添加されるかまたはそこから除去される。このようなものは、一般に、炎症性の機能の調節、他の先天的免疫応答、または形態学的効果を生じる。このサブユニットは、おそらくこのリガンドへの特異的な低い親和性の結合を有する。
本発明は、例えば、これらのタンパク質もしくはそのフラグメントまたは密接に関連するタンパク質またはそのフラグメントをコードする、単離された核酸またはフラグメントの、例えば、対応するポリぺプチド(好ましくは生物学的に活性であるポリぺプチド)をコードするための使用を意図する。さらに、本発明は、例えば、DCRS2の特徴的配列を有するこのようなタンパク質またはポリぺプチドの組合せをコードする、単離されたまたは組換えのDNAを包含する。代表的には、核酸は、適切な条件下で、表1に示される核酸配列セグメントとハイブリダイズし得るが、好ましくは表3に記載される他のレセプターの対応するセグメントとはハイブリダイズし得ない。上記の生物学的に活性なタンパク質またはポリぺプチドは、全長タンパク質またはフラグメントであり得、そして代表的には、表1に示されるアミノ酸配列に高度に相同なアミノ酸配列のセグメント(例えば、有意な同一性のストレッチを示す)を有する。さらに、本発明は、DCRS2タンパク質に等価なフラグメントを有するタンパク質をコードする単離されたまたは組換えの、核酸またはそのフラグメントの使用を包含する。単離された核酸は、5’側および3’側においてそれぞれの調節配列(例えば、天然の遺伝子由来のプロモーター、エンハンサー、ポリA付加シグナル)を有し得る。記載されるような組合せがまた、提供される。
上記されるように、本発明は、霊長類DCRS2を含み、例えば、その配列は、表1において開示され、そして上記される。対立遺伝子および他の改変体もまた意図され、例えば、他の配列(例えば、エピトープタグおよび機能的ドメインを含む)と、このような配列の部分とを組合わせる融合タンパク質を含む。
タンパク質またはそのフラグメントをコードするDNAは、化学合成、cDNAライブラリーのスクリーニングによって、または広範な種々の細胞株もしくは組識サンプルから調製されたゲノムライブラリーのスクリーニングによって入手され得る。天然の配列は、標準的な方法、および本明細書中(例えば、表1)に提供される配列を使用して、単離され得る。他の種対応物は、ハイブリダイゼーション技術によって、または種々のPCR技術によって、配列データベース(例えば、GenBank)における検索と組合わせて、またはこの検索によって、同定され得る。
抗体は、種々の哺乳動物(例えば、霊長類)のDCRS2タンパク質ならびにそのフラグメント(天然に存在するネイティブな形態およびそれらの組換え形態の両方)に対して惹起され得、その差異は、活性なレセプターに対する抗体が、ネイティブな立体構造においてのみ存在するエピトープをより認識するようであるということである。変性された抗原の検出はまた、例えば、ウエスタン分析において、有用であり得る。抗イディオタイプ抗体がまた、意図され、これは、天然のレセプターまたは抗体のアゴニストまたはアンタゴニストとして有用である。
Large Combinatorial Library of the Immunoglobulin Repertorie in Pharge Lambda」、Science 246:1275−1281;およびWardら(1989)Nature 341:544−546(これらのそれぞれは、本明細書中に参考として援用される)を参照のこと。本発明のポリぺプチドおよび抗体は、改変を伴うかまたは伴わないで使用され得、これにはキメラ抗体またはヒト化抗体を含む。しばしば、ポリぺプチドおよび抗体は、共有結合的にまたは非共有結合的にのいずれかで、検出可能なシグナルを提供する物質を結合することによって標識される。広範な種々の標識および結合体化技術が公知であり、そして科学文献および特許文献の両方において、広範に報告される。適切な標識としては、放射性核種、酵素、基質、補因子、インヒビター、蛍光部分、化学発光部分、磁性粒子などが挙げられる。このような標識の使用を教示する特許としては、米国特許第3,817,837号;同第3,850,752号;同第3,939,350号;同第3,996,345号;同第4,277,437号;同第4,275,149号;および同第4,366,241号が挙げられる。また、組換え免疫グロブリンまたはキメラ免疫グロブリンが生成され得るか(Cabilly、米国特許第4,816,567号を参照のこと);またはトランスジェニックマウスにおいて作製され得る(Mendezら(1997)Nature Genetics 15:146−156を参照のこと)。これらの参考文献は、本明細書中に参考として援用される。
本発明のサイトカインレセプター様分子の天然に存在する形態および組換え形態は共に、キットおよびアッセイ法において特に有用である。例えば、これらの方法はまた、結合活性(例えば、これらのタンパク質に対するリガンド)についてのスクリーニングに適用される。最近、いくつかの自動化アッセイ法が開発されており、1年当たり何万もの化合物のスクリーニングを可能にしている。例えば、BIOMEK自動化ワークステーション、Beckman Instruments,Palo Alto,California、およびFodorら、(1991)Science 251:767−773(これらは、参考として本明細書中に援用される)を参照のこと。後者は、固体基質上に合成された複数の規定されたポリマーによる結合を試験する手段を記載している。リガンドまたはアゴニスト/アンタゴニストの相同性タンパク質のスクリーニングに適したアッセイの開発は、本発明により提供されるように、大量の精製可溶性サイトカインレセプターが活性状態で入手可能なことにより、非常に容易にされ得る。
本発明は、有意な治療的価値を有する試薬を提供する。例えば、Levitzki(1996)Curr.Opin.Cell.Biol.8:239−244を参照のこと。サイトカインレセプター(天然に存在するかまたは組換え)、そのフラグメント、ムテインレセプター、および抗体、ならびにこのレセプターまたは抗体に対する結合親和性を有するとして同定された化合物は、このレセプターまたはこれらのリガンドの異常な発現を示す状態の処置において有用であるはずである。このような異常性は、代表的には、免疫障害によって明らかにされる。従って、本発明は、リガンドへの応答の異常な発現または異常な誘発と関連する、種々の疾患または障害において治療的価値を提供するはずである。例えば、IL−1リガンドは、形態発生(例えば、背腹極性決定および免疫応答、特に初期の生得性応答)に関与することが示唆されている。例えば、Sunら(1991)Eur.J.Biochem.196:247−254;およびHultmark(1994)Nature 367:116−117を参照のこと。
DCRS2またはそのフラグメントを使用する薬物スクリーニングは、レセプターサブユニットへの結合親和性を有する化合物を同定するために実施され得、これは会合した成分の単離する工程を包含する。次いで、その後の生物学的アッセイを利用して、化合物が本来の刺激活性を有し、それ故リガンドの活性をブロックするという点で、ブロッカーまたはアンタゴニストであるか否かを決定する。同様に、固有の刺激活性を有する化合物は、レセプターを活性化し得、故にサイトカインリガンドの活性を刺激するという点で、アゴニストである。本発明は、さらに、サイトカインのアゴニストまたはアンタゴニストとしてのレセプターに対する抗体の治療用途を意図する。
本明細書におけるDCRS2の説明は、上記のように、リガンドを同定する手段を提供する。このようなリガンドは、適度に高い親和性を有するそれぞれのレセプターと特異的に結合するはずである。種々の構築物が、利用可能となり、これによっていずれのレセプターの標識方法によってもそのリガンドを検出し得る。例えば、サイトカインレセプターの直接標識、二次標識のためのマーカー(例えば、FLAGまたは他のエピトープタグ等)を融合させることにより、レセプターの検出を可能にする。これは、生化学的精製のための親和性方法、または発現クローニングアプローチでの標識化もしくは選択のように、組織学的であり得る。ツーハイブリッド選択系もまた、利用可能なサイトカインレセプター配列を有する適切な構築物の作製に応用され得る。例えば、FieldsおよびSong(1989)Nature 340:245−246を参照のこと。
いくつかの標準的な方法を、記述または参照する(例えば、Maniatisら、(1982)Molecular Cloning,A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor Press;Sambrookら、(1989)Molecular Cloning:A Laboratory Manual、(第2版)、第1〜3巻、CSH Press,NY;またはAusubelら、(1987および補遺)Current Protocols in Molecular Biology、Greene/Wiley、New York)。タンパク質の精製のための方法としては、硫酸アンモニウム沈殿、カラムクロマトグラフィー、電気泳動、遠心分離、結晶化などのような方法が挙げられる。例えば、Ausubelら、(1987および周期的な補遺);Coliganら、(編1996年)および定期的な補遺、Current Protocols In Protein Science Greene/Wiley,New York;Deutscher(1990)「Guide to Protein Purification」Methods in Enzymology、第182巻およびこのシリーズの他の巻;ならびにタンパク質精製製品の使用の際の製造業社の文献(例えば、Pharmacia、Piscataway、N.J.、またはBio−Rad、Richmond、CA.)を参照のこと。組換え技術と組み合わせて、適切なセグメント(例えば、FLAG配列またはプロテアーゼ除去配列を介して融合され得る等価物)への融合を可能にする。例えば、Hochuli(1990)「Purification of Recombinant Proteins with Metal Chelate Absorbent」 Setlow(編)Genetic Engineering,Principle and Methods 12:87−98、Plenum Press,N.Y.;およびCroweら、(1992)QIAexpress:The High Level Expression & Protein Purification System QUIAGEN,Inc.、Chatsworth、CAを参照のこと。
サイトカインレセプターに関するヒト配列を、例えば、BLASTサーバー(Altschulら、(1994)Nature Genet.6:119−129)を用いてゲノム配列データベースから同定した。標準的な分析プログラムを用いて、構造を評価し得る(例えば、PHD(RostおよびSander(1994)Proteins 19:55−72)およびDSC(KingおよびSternberg(1996)Protein Sci.5:2298−2310))。標準的な比較ソフトウェアとしては、例えば、Altschulら、(1990)J.Mol.Biol.215:403−10;Waterman(1995)Introduction to Computational Biology:Maps,Sequences,and Genomes Chapman & Hall;LanderおよびWaterman(編、1995)Calculating the Secrets of Life:Applications of the Mathematical Sciences in Molecular Biology National Academy Press;ならびにSpeedおよびWaterman(編、1996)Genetic Mapping and DNA Sequencing(IMA Volumes in Mathematics and Its Applications、第81巻)Springer Verlagが挙げられる。
DCRS2配列由来のPCRプライマーを使用して、ヒトcDNAライブラリーを調査する。配列は、例えば、表1(好ましくは、配列の末端に隣接した配列)から得られ得る。霊長類、げっ歯類、または他の種のDCRS2についての全長cDNAを、例えば、λgt10ファージのDNAハイブリダイゼーションスクリーニングによってクローン化する。PCR反応を、適切な条件下でT.aquaticus Taqplus DNAポリメラーゼ(Stratagene)を用いて行う。
1レーンあたり約2μgのポリ(A)+RNAを含む、ヒト複合組織(Cat番号1,2)およびガン細胞株のブロット(Cat番号7757−1)を、Clontech(Palo Alto,CA)から購入する。プローブを、例えば、Amersham Rediprime ランダムプライマー標識キット(RPN1633)を使用して、[α−32P]dATPで放射標識する。プレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーションを、例えば、0.5M Na2HPO4、7% SDS、0.5M EDTA(pH 8.0)中、65℃にて行う。高ストリンジェンシーの洗浄を、最初に2回、2×SSC、0.1% SDSで40分間、続く洗浄を0.1×SSC、0.1% SDSで20分間、65℃にて行う。次いで、膜を増感スクリーンの存在下で−70℃にてX線フィルム(Kodak)に露光した。cDNAライブラリーのサザンによるより詳細な研究を、選択された適切なヒトDCRS2クローンを用いて行って、造血細胞のサブセットまたは他の細胞のサブセットにおけるそれらの発現を調べる。
T細胞(IL−4/抗IFN−γでTh2を6、13、24時間極性化し、プールした)(T211);未刺激成熟B細胞白血病細胞株A20(B200);未刺激B細胞株CH12(B201);未刺激脾臓由来大B細胞(B202);全脾臓由来B細胞(LPS活性化した)(B203);脾臓由来のメトリザマイド富化樹状細胞(休止)(D200);骨髄由来の樹状細胞(休止)(D201);LPSで4時間活性化した単球細胞株RAW264.7(M200);GMおよびM−CSF由来骨髄マクロファージ(M201);マクロファージ細胞株J774(休止)(M202);0.5、1、3、6、12時間プールしたマクロファージ細胞株J774+LPS+抗IL10(M203);0.5、1、3、5、12時間プールしたマクロファージ細胞株J774+LPS+IL10(M204);エアロゾルでチャレンジしたマウス肺組織(Th2プライマー、7、14、23時間プールしたエアロゾルOVAチャレンジ)(Garlisiら、(1995)Clinical Immunology and Immunopathology 75:75−83を参照のこと;X206);Nippostrongulus−感染肺組織(Coffmanら、(1989)Science 245:308−310を参照のこと;X200);全成人肺(正常)(O200);全肺rag−1(Schwartら(1993)Immunodeficiency 4:249−252を参照のこと;O205);IL−10 K.O.脾臓(Kuhn ら、(1991)Cell 75:263−274を参照のこと;X201);全成人脾臓(正常)(O201);全脾臓rag−1(O207);IL−10 K.O.パイアー斑(O202);全パイアー斑(正常)(O210);IL−10 K.O.腸間膜リンパ節(X203);全腸間膜リンパ節(正常)(O211);IL−10 K.O.結腸(X203);全結腸(正常)(O212);NOD マウス膵臓(Makinoら、(1980)Jikken Dobutsu 29:1−13を参照のこと;X205);全胸腺rag−1(O208);全腎臓rag−1(0209);全心臓rag−1(O202);全脳rag−1(O203);全精巣rag−1(O204);全肝臓rag−1(O206);ラット正常関節組織(O300);ラット関節炎関節組織(X300)。
種々のストラテジーを用いて、DCRS2の種相対物を、好ましくは他の霊長類またはげっ歯類から得る。1つの方法は、密接に関連した種のDNAプローブを使用するクロスハイブリダイゼーションによる方法である。中間段階として、進化的に類似の種を調査するのは有用であり得る。別の方法は、遺伝子間(例えば、高度に保存されたかもしくは保存されていないポリペプチドまたはヌクレオチド配列の領域)の類似性または相違するブロックの同定に基づく特異的なPCRプライマーを用いることによる方法である。
適切な(例えば、GST)融合構築物を、例えば、E.coliで発現させるために操作する。例えば、マウスIGIF pGexプラスミドを構築し、そしてE.coliに形質転換する。新たに形質転換した細胞を、例えば、50μg/mlアンピシリン含有LB培地で増殖させ、そしてIPTG(Sigma,St.Louis,MO)で誘導する。一晩の誘導後、この細菌を収集し、そしてDCRS2タンパク質を含むペレットを単離する。このペレットを、例えば、TE緩衝液(50mM Tris−塩基 pH8.0, 10mM EDTAおよび2mMペファブロック(pefabloc))2リットル中でホモジナイズする。この物質を、微量流動化装置(microfluidizer)(Microfluidics,Newton,MA)を三回通過させる。流動化した上清を、Sorvall GS−3ローターにより13,000rpmで1時間スピンダウンさせる。得られたこのサイトカインレセプタータンパク質含有上清を濾過し、そして50mM Tris−塩基 pH8.0で平衡化したグルタチオン−SEPHAROSEカラムに通す。DCRS2−GST融合タンパク質を含む画分をプールし、そして例えば、トロンビン(Enzyme Research Laboratories,Inc.,South Bend,IN)で切断する。次いで、切断したプールを、50mM Tris−塩基で平衡化したQ−SEPHAROSEカラムに通す。DCRS2を含む画分をプールし、そして冷却した蒸留H2Oで希釈して伝導率を低下させ、そして新鮮なQ−Sepharoseカラム単独に、または続いて免疫アフィニティー抗体カラムに戻して通した。DCRS2タンパク質を含む画分をプールし、アリコートにし、そして−70℃の冷凍庫で保存する。
(VII.DCRS2に特異的な抗体の調製)
近交系Balb/cマウスを、組換え形態のタンパク質(例えば、精製したDCRS2または安定なトランスフェクトしたNIH−3T3細胞で腹腔内免疫する。動物を、適切な時点で、タンパク質(さらなるアジュバントを含むか、または含まない)でブーストし、抗体の産生をさらに刺激する。血清を収集するか、またはハイブリドーマを収集した脾臓で産生する。
種々の融合構築物を、DCRS2を用いて作製する。この適切な遺伝子の部分を、エピトープタグ(例えば、FLAGタグ)、またはツーハイブリッドシステム構築物に融合する。例えば、FieldsおよびSong(1989)Nature 340:245−246を参照のこと。
特定の残基の重要性に関する情報を、標準的手順および分析を使用して決定する。標準的変異誘発分析を、例えば、所定の位置(例えば、上記で同定した位置)で多くの異なる改変体を作製し、そしてこの改変体の生物学的活性を評価することにより行う。これを、活性を改変する位置を決定するまで、または生物学的活性を保持、ブロック、もしくは調節のいずれかをさせるために置換され得る残基を決定するために特定の位置に焦点をあてるまで実施し得る。
サイトカインレセプターを、特異的結合試薬として使用し、抗体が使用されるのと同様に、その結合特異性の利点を利用することにより、その結合パートナーを同定し得る。結合レセプターは、レセプターサブユニットのヘテロ二量体であり得る;または例えば、別のサブユニットを有するDCRS2の複合体を含み得る。結合試薬は、上記のように(例えば、蛍光または他の方法で)標識するか、またはパンニング法の基体に固定するかのいずれかである。
Elite ABC西洋ワサビペルオキシダーゼ溶液)を調製し、そして30分間プレインキュベートする。例えば、HBSS/サポニン2.5ml当たり、溶液A(アビジン)1滴および溶液B(ビオチン)1滴を使用する。細胞をHBSS/サポニンで二回洗浄する。ABC HRP溶液を添加し、そして30分間インキュベートする。細胞をHBSSで二回洗浄し、二回目の洗浄を2分間行い、これは細胞を閉鎖する。次いで、Vectorジアミノ安息香酸(DAB)を5〜10分間添加する。ガラス蒸留水5ml当たり、緩衝液2滴に加えてDAB 4滴およびH2O2 2滴を使用する。チャンバーを注意深く除去し、そしてスライドを水中でリンスする。数分間、風乾し、次いでCrystal Mount1滴を添加し、そしてカバースリップを加える。85〜90℃で5分間焼く。
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