JP2011188777A - 生体細胞の培養装置及び培養方法 - Google Patents

生体細胞の培養装置及び培養方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロキャリアを使用する懸濁培養法において、簡単な構成によって固液分離を効率的に行うことができ、且つ、マイクロキャリア等の固形成分の高濃度化を回避することができる技術を提供する。
【解決手段】生体細胞の培養装置は、マイクロキャリアを含む培養液を収容する培養槽と、新培地を収容する新培地槽と、培養槽に収容された培養液を引抜き新培地槽に供給する培養液引抜き管と、新培地槽に収容された新培地を培養槽に供給する新培地供給管と、培養槽に設けられた新培地供給流路と、培養槽に設けられた攪拌装置とを有する。培養槽に収容された培養液は、マイクロキャリアの濃度が比較的小さい上澄み領域と、マイクロキャリア濃度が比較的大きい濃厚領域に分離される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロキャリアを使用する懸濁培養法によって生体の細胞を培養する技術に関し、特に、生体の細胞の連続培養技術に関する。
生体の細胞には、増殖用足場を必要とする足場依存性細胞(付着依存性ともいう)と増殖用足場を必要としない非足場依存性細胞(浮遊性ともいう)がある。非足場依存性の動物細胞は、懸濁培養法(サスペンジョン培養法とも称される)によって培養することができる。しかしながら、足場依存性の動物細胞であっても、増殖用足場としてマイクロキャリアを使用することによって、懸濁培養法で培養することができる。
生体の細胞の培養では、目的生産物の生産性向上のために生体細胞を高密度で培養することが望まれている。これを実現するために、連続培養法が用いられる。連続培養法は、培養系に培地を供給し同時に同量の培養液を抜き取る方法である。連続培養法は、培養環境を常に一定に維持することが容易であり、安定的な生産が可能であるという特徴がある。
動物細胞の連続培養では、培養槽中に細胞を分離して残し、培養液の液成分のみを抜き出し、新たな培地を供給する操作が必要である。即ち、固形成分と液成分を分離する操作が必要である。固液分離は、培養対象の細胞が足場依存性であっても非足場依存性であっても、必要である。動物細胞の連続培養における固液分離方法として、これまでに種々な手段が開発されている。非特許文献1に記載されているように、重力沈降法は構造が簡単である利点を有する。
特許文献1には、マイクロキャリア及びマイクロキャリアに付着した細胞と培養液の上澄み成分を分離するために沈降分離管を培養槽に配置し、この沈降分離管を介して培養液を排出することが記載されている。特許文献2には、培養槽とは別個に分離槽を設け、分離槽に収納された培養液の上澄みから培養液を取り出すことによって、培養液をマイクロキャリアから分離することが記載されている。特許文献3には、培養液排水管の下端の開口部を培養液の液面近くに浸かるように配置し、細胞等の沈降速度より小さい上昇速度で培養液を排出するように構成することが記載されている。
非特許文献2には、全ての粒子が槽底から離れて槽内を流動させるために必要な粒子浮遊限界撹拌速度について記載されている。更に、非特許文献2には、粒子浮遊限界撹拌速度においては、全ての粒子を浮遊させることができるが、槽高さ方向に粒子濃度分布が形成されること、また、このとき槽底付近の粒子濃度はきわめて高くなることも記載されている。
特開平6-209761号公報 特開平7-8265号公報 特開平1-95769号公報
組織培養 第15巻第8号283頁〜287頁(1989年発行) 改定六版 化学工学便覧 440頁〜287頁(平成11年発行)
特許文献1〜3に記載された培養装置では、培養液の上澄みを取り出すことによって、固液分離を行っている。このような上澄みを利用した固液分離方法によって固液分離を効率的に行うには、培養液の攪拌速度を比較的小さくしなければならない。培養液の攪拌速度を小さくすると、培養槽の底部にマイクロキャリアが堆積し、マイクロキャリア濃度が高くなる。これは細胞培養に好ましくない。
一方、培養槽の底部におけるマイクロキャリアの堆積を回避するために、培養液の攪拌速度を比較的大きくすると、培養液のマイクロキャリア濃度が均一化する。そのため、上澄みから培養液を取り出すと、そこにマイクロキャリアが多量に含まれることなり、マイクロキャリアの分離を効率的に行うことができなくなる。
本発明の目的は、マイクロキャリアを使用する懸濁培養法において、簡単な構成によって固液分離を効率的に行うことができ、且つ、マイクロキャリア等の固形成分の高濃度化を回避することができる技術を提供することにある。
本発明によると、生体細胞の培養装置は、マイクロキャリアを含む培養液を収容する培養槽と、新培地を収容する新培地槽と、培養槽に収容された培養液を引抜き新培地槽に供給する培養液引抜き管と、新培地槽に収容された新培地を培養槽に供給する新培地供給管と、培養槽に設けられた新培地供給流路と、培養槽に設けられた攪拌装置とを有する。
培養槽に収容された培養液は、攪拌装置の上側に生成されるマイクロキャリアの濃度が比較的小さい上澄み領域と、攪拌装置の下側に生成されるマイクロキャリア濃度が比較的大きい濃厚領域に分離される。
本発明によると、マイクロキャリアを使用する懸濁培養法において、簡単な構成によって固液分離を効率的に行うことができ、且つ、マイクロキャリア等の固形成分の高濃度化を回避することができる。
本発明の培養装置の構造の例を示す図である。 本発明の培養装置に使用する撹拌翼の1例を示す図である。 本発明の培養装置に使用する撹拌翼の他の例を示す図である。
図1を参照して、本発明による生体細胞の培養装置の構造及び動作を説明する。本例の生体細胞の培養装置は、培養槽10と新培地槽20を有し、両者は、培養液引抜き管21と新培地供給管23によって接続されている。培養液引抜き管21には培養液引抜きポンプ22が設けられ、新培地供給管23には新培地供給ポンプ24が設けられている。
培養槽10は、直径560mm、培養液張り込み高さ550mm、培養容積100Lのステンレス製の密閉容器である。培養槽10には、培養液100が装填されている。培養液100の液面の上側には気相101が形成されている。培養液100中には、マイクロキャリア102が浮遊している。マイクロキャリア102は、粒子径が130〜240μmのデキストランポリマー粒子であってよい。図1では、マイクロキャリア102は、誇張して描かれている。マイクロキャリア102には足場依存性を有する生体の細胞が増殖するための培養面が設けられている。足場依存性を有する細胞はマイクロキャリア102に接触することにより培養面に付着し、増殖を開始する。マイクロキャリア102は、培養液よりもわずかに比重が大きく、細胞が増殖するとさらに比重が大きくなる。従って、静置状態では、マイクロキャリア102は培養槽10の底部に沈降する。
培養槽10には、攪拌装置が設けられている。攪拌装置は、回転軸12と、回転軸12に取り付けられた3つの撹拌翼13a、13b、13cと、回転軸12を回転させる撹拌機駆動モータ11を有する。攪拌装置によって、培養液100を旋回させることにより、マイクロキャリア102を培養液中に浮遊させることができる。
培養液100には液成分と固形成分が含まれる。固形成分は、主として、マイクロキャリア102であるが、細胞同士が結合して形成された固形状物質も含む。
本例によると、培養槽10内の培養液100は、固形成分の濃度が比較的小さい上澄み領域100aと、固形成分の濃度が比較的大きい濃厚領域100bに分けられる。最も上側の第1の撹拌翼13aより上側の領域には、上澄み領域100aが形成され、第1の撹拌翼13aより下側の領域には、濃厚領域100bが形成される。
培養槽10には、新培地供給流路16が設けられている。新培地供給流路16の上端部は、培養槽10内の気相101に開口している。一方、新培地供給流路16の下端部は、培養液100の濃厚領域100bに開口している。従って、新培地供給流路16は、培養液100の上澄み領域100aより隔離されている。本例では、新培地供給流路16は、培養槽10に設けた隔壁部材15によって形成されている。即ち、新培地供給流路16は、隔壁部材15と培養槽10の側壁とによって囲まれた空間として形成されている。尚、新培地供給流路16は、円形管、多角管等により構成してもよい。
新培地槽20は円筒部と逆円錐状の底部を有する密閉容器である。新培地槽20には新培地200が収容されている。新培地200の液面の上側には気相201が形成されている。図示の例では、培養槽10内の培養液100の液面より新培地槽20内の新培地200の液面のほうが地表からの高さが高い。培養液引抜き管21設けられた培養液引抜きポンプ22と、新培地供給管23に設けられた新培地供給ポンプ24は、培養槽10内の培養液100の液面より高い位置に配置されている。
培養液引抜き管21は、培養槽10の液相と新培地槽20の気相201を接続する。即ち、培養液引抜き管21の吸込み側の端部は、培養槽10内の培養液100の上澄み領域100aに浸かっている。従って、培養液引抜き管21は、培養槽10内の培養液100の上澄み領域100aの培養液を吸引する。培養液引抜き管21の吐出側の端部は、新培地槽20の液面より上方の位置に配置されている。
新培地供給管23は、培養槽10の気相101と新培地槽20の液相を接続する。即ち、新培地供給管23の吸込み側端部は、新培地槽20の底部の下端に接続されており、吐出側端部は、培養槽10内の新培地供給流路16内の培養液の液面より上方の位置に配置されている。
培養槽10内の培養液100を新培地槽20内の新培地200と交換する場合には、培養液引抜きポンプ22と新培地供給ポンプ24を同時に運転する。培養液引抜き管21を介して培養槽10から新培地槽20に引抜く培養液と等量の新培地を、新培地供給管23を介して、新培地槽20から培養槽10に供給する。
培養槽10から新培地槽20へ引抜かれるのは、培養槽10内の培養液のうち上澄み領域100aの培養液である。従って、この引抜き培養液のマイクロキャリアの濃度は比較的低いが、マイクロキャリアが全く含まれていないわけではない。従って、培養液引抜き管21を介して培養液を新培地槽20に供給すると、新培地槽20の底部には、マイクロキャリア202が蓄積する。新培地槽20の底部に蓄積したマイクロキャリア202は、新培地供給管23を介して、新培地200と共に培養槽10に供給される。新培地槽20から供給された新培地200は、培養槽10の新培地供給流路16に供給される。従って、新培地200は、培養槽10内の上澄み領域100aの培養液と混合することが防止される。
培養槽10内には、酸素供給膜17が設けられている。酸素供給膜17は非発泡式酸素供給装置である。従って、培養液に、発泡なしに、酸素を供給することができる。酸素供給膜17の一端は、酸素供給配管36を介して通気ガス調節装置35に接続されている。酸素供給膜17の他端は、培養槽10内の気相101に開放されている。通気ガス調節装置35は、通気ガス制御装置34に接続されている。
培養槽10には、酸素濃度センサ31が設けられている。酸素濃度センサ31は、槽底から約50mmの位置に設置されている。酸素濃度センサ31は、溶存酸素濃度計測装置32に接続されている。溶存酸素濃度計測装置32は、攪拌機制御装置33及び通気ガス制御装置34に接続されている。
酸素濃度センサ31によって計測された計測値は、溶存酸素濃度計測装置32に送られ、そこで、溶存酸素濃度が演算される。溶存酸素濃度計測装置32は、溶存酸素濃度に基づいて、判定信号を生成し、それを、攪拌機制御装置33と通気ガス制御装置34の少なくとも一方に送る。
通気ガス制御装置34は、溶存酸素濃度計測装置32からの判定信号を受信すると、制御信号を生成し、それを通気ガス調節装置35に送る。通気ガス調節装置35は、酸素供給膜17への酸素含有ガスの酸素濃度を調節する。それによって、培養液100の酸素分圧又は溶存酸素濃度が所望の値に調節される。
攪拌機制御装置33は、溶存酸素濃度計測装置32からの判定信号を受信すると、モータ回転速度の制御信号を生成し、それを撹拌機駆動モータ11に送る。撹拌機駆動モータ11は、攪拌機制御装置33からの制御信号を入力し、回転軸12の回転速度を所望の値に変更する。それによって、培養液100の旋回速度が所望の値に調節される。培養液100の旋回に起因して、酸素供給膜17と培養液100の接触が強化され、培養液100の酸素分圧又は溶存酸素濃度が高くなる。こうして、培養液100の酸素分圧又は溶存酸素濃度が所望の値に調節される。本発明によると、培養液100の酸素分圧又は溶存酸素濃度を所望の値に調節するために、通気ガス調節装置35と撹拌機駆動モータ11の少なくとも一方が制御される。
培養槽10には酸素濃度センサ31以外に、図示しない各種のセンサが設けられている。このようなセンサには、例えば、pH計、温度計、濁度計、粒子密度計等が含まれる。これらのセンサには、対応する計測装置が接続されている。更に、これらの計測装置は、攪拌機制御装置33及び通気ガス制御装置34に接続されている。
本例の生体細胞の培養装置は、更に、図示していないが、空気、酸素、窒素および炭酸ガス等のガス供給設備、温水冷水供給設備、蒸気供給設備、給排水設備等の培養装置には不可欠な設備が設けられている。例えば、pH計によって測定された培養液のpH値に基づいて、培養液100内の炭酸ガス分圧を調節するように構成してもよい。
本発明による生体細胞の培養装置によると、培養液100を上澄み領域100aと濃厚領域100bに分離する。培養液100を上澄み領域100aと濃厚領域100bに効率的に分離するためには、培養液の攪拌速度を小さくすればよい。しかしながら、攪拌速度を小さくすると、培養槽10の底部にマイクロキャリアの高濃度領域が生成され、培養にとって好ましくない。
そこで、本願発明者は、攪拌速度を小さくすることなく、培養液100を上澄み領域100aと濃厚領域100bに分離する方法を考察した。本発明によると、回転軸12に3つの撹拌翼13a、13b、13cを取り付け、これらの3つの撹拌翼13a、13b、13の形状及び配置を改善することとした。3つの撹拌翼13a、13b、13cの形状及び配置を適当に選択することによって、攪拌速度が小さくすることなく、培養槽10中の培養液100を、上澄み領域100aと濃厚領域100bに分離することができる。
本例によると、最も上側の第1の撹拌翼13aは、回転直径250mmのディスクタービン翼である。その下の第2の撹拌翼13bは、回転直径230mmの傾斜パドル翼であり、培養液を下方に送り出す。最も下側の第3の撹拌翼13cは、回転直径300mmの碇型翼であり、翼下辺は培養槽の底面の形状に相似した形状を有する。第3の撹拌翼13cは底面より20mmの距離に設置されており、低速回転の撹拌でも、マイクロキャリアが槽底に沈積することを防止する。培養槽10の直径は560mmであるから、これらの攪拌翼の外側には、培養液が旋回するための十分な空間が存在する。第1、第2、及び、第3の攪拌翼の外径を、それぞれD1、D2、D3とすると、D3>D1>D2である。
第3の撹拌翼13cの回転直径を最も大きくすることによって、培養槽10の底部にマイクロキャリアの高濃度領域が生成されることが防止される。第1の撹拌翼13aの回転直径を第2の撹拌翼13bの回転直径より大きくすることによって、培養液100を上澄み領域100aと濃厚領域100bに効率的に分離することができる。第2の撹拌翼13bの回転直径を最も小さくすることによって、第1の撹拌翼13aと第3の撹拌翼13cの間にて、培養液の旋回空間を確保することができる。
図2は、第1の撹拌翼13aの構造の例を示す。図2は、第1の攪拌翼13aを下面側から見た形状を示す。本例の撹拌翼13aは、円板部材131と、その下面に取り付けられた平板状の羽根132を有する。羽根132は、半径方向に沿って配置されている。円板部材の下側では、培養液は円周方向に吐き出されるが、円板部材の上側では、羽根がないため、撹拌作用が小さい。そのため、撹拌翼13aの上側には、マイクロキャリアの低濃度領域、即ち、上澄み領域100aが形成される。撹拌翼13aの位置を、回転軸12に沿って上下方向に調節することにより、培養液100における上澄み領域100aの高さ(深さ)を調節することができる。上澄み領域100aの大きくするには、撹拌翼13aをより下側に配置すればよく、上澄み領域100aの小さくするには、撹拌翼13aをより上側に配置すればよい。
図3は、第1の撹拌翼13aの構造の他の例を示す。本例の撹拌翼13aは、円板部材131と、その下面に取り付けられたインボリュート型の羽根133を有する。本例の撹拌翼13aでは、羽根が旋回方向に沿って延びているため、中心から外周方向に旋回する流れを生成することができる。また、本例の攪拌翼によると、回転時のせん断応力を図2の攪拌翼に比べて小さくすることができる。そのため、せん断応力に感受性の高い細胞の培養に好適である。更に、本例の撹拌翼の回転方向を逆転させると、外周部分から中心方向に培養液を吸い込む流れを発生させることができる。そのため、3つの撹拌翼13a、13b及び13cによる培養液の吐出方向が一致することになり、より効率的な撹拌が可能となる。
本発明による培養装置では長期間の連続培養を継続することが可能となる。また、マイクロキャリアの系外への流出を防止できる。従って、目的生産物の生産性の向上と、生産物の安全性の向上を図ることができる。本発明による培養装置は、固液分離手段として特別な複雑な構造を必要としないため、スケールアップも容易である。
本発明による培養装置及び培養方法は、医薬品等の主原料となる物質を生産する細胞の培養に適用することができる。本発明において、生産対象の物質としては、例えば抗体や酵素等のタンパク質、低分子化合物、高分子化合物等の生理活性物質およびウイルスを挙げることができる。また、培養対象の細胞としては、動物細胞、植物細胞、昆虫細胞、細菌、酵母、真菌及び藻類等を挙げることができる。特に、抗体や酵素等のタンパク質を生産する動物細胞を培養対象とすることが好ましい。
以上本発明の例を説明したが本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは、当業者によって容易に理解されよう。
10…培養槽、11…撹拌機駆動モータ、12…回転軸、13a、13b、13c…撹拌翼、15…隔壁部材、16…新培地供給流路、17a、17b…酸素供給膜、19…センサ、
20…新培地槽、21…培養液引抜き管、22…培養液引抜きポンプ、23…新培地供給管、24…新培地供給ポンプ、31…酸素濃度センサ、32…溶存酸素濃度計測装置、33…攪拌機制御装置、34…通気ガス制御装置、100…培養液、102…マイクロキャリア、200…新培地、202…マイクロキャリア、

Claims (20)

  1. マイクロキャリアを含む培養液を収容する培養槽と、新培地を収容する新培地槽と、前記培養槽に収容された培養液を引抜き前記新培地槽に供給する培養液引抜き管と、前記新培地槽に収容された新培地を前記培養槽に供給する新培地供給管と、前記培養槽に設けられた新培地供給流路と、前記培養槽に設けられた攪拌装置と、を有する生体細胞の培養装置において、
    前記培養槽に収容された培養液は、マイクロキャリアの濃度が比較的小さい上澄み領域と、マイクロキャリア濃度が比較的大きい濃厚領域に分離され、
    前記攪拌装置は、回転軸と、該回転軸に取り付けられた第1、第2、及び、第3の撹拌翼とを有し、前記第1の撹拌翼は、前記培養液の液面に最も近い位置に配置され、前記第3の撹拌翼は、前記培養槽の底に最も近い位置に配置され、前記第2の攪拌翼は前記第1の攪拌翼と前記第3の攪拌翼の間に配置され、
    前記第1の攪拌翼は、円板部材と該円板部材の下側に装着された羽根を有し、該円板部材の上側に、前記上澄み領域が形成され、
    前記培養液引抜き管は、前記培養槽の培養液のうち前記上澄み領域の培養液を引抜いて前記新培地槽に供給し、前記新培地供給管は、前記新培地槽の底部の新培地であって且つ前記培養液引抜き管を介して引抜かれた培養液と等量の新培地を前記培養槽の前記新培地供給流路に供給するように構成されている生体細胞の培養装置。
  2. 請求項1記載の培養装置において、
    前記第1の撹拌翼はディスクタービン翼として構成され、前記第2の撹拌翼は、傾斜パドル翼として構成され、前記第3の撹拌翼は碇型翼として構成されていることを特徴とする培養装置。
  3. 請求項1記載の培養装置において、
    前記第1、第2、及び、第3の攪拌翼の外径を、それぞれD1、D2、D3とすると、D3>D1>D2であることを特徴とする培養装置。
  4. 請求項1記載の培養装置において、
    前記第3の攪拌翼は前記培養液の底面の形状に対応した形状を有することを特徴とする培養装置。
  5. 請求項1記載の培養装置において、
    前記羽根は、半径方向に沿って配置された板状部材、又は、インボリュート型の羽根部材によって構成されていることを特徴とする培養装置。
  6. 生体細胞の培養方法において、
    培養槽に収容されたマイクロキャリアを含む培養液を攪拌装置によって攪拌することと、
    前記培養槽に収容された培養液を、マイクロキャリアの濃度が比較的小さい上澄み領域と、マイクロキャリア濃度が比較的大きい濃厚領域に分離することと、
    前記培養槽の培養液のうち前記上澄み領域の培養液を引抜くことと、
    前記培養槽に、前記引抜いた前記培養液と等量の新培地を供給することと、
    を有し、
    前記攪拌装置は、回転軸と、該回転軸に取り付けられた第1、第2、及び、第3の撹拌翼とを有し、前記第1の撹拌翼は、前記培養液の液面に最も近い位置に配置され、前記第3の撹拌翼は、前記培養槽の底に最も近い位置に配置され、前記第2の攪拌翼は前記第1の攪拌翼と前記第3の攪拌翼の間に配置され、
    前記第1の攪拌翼は、円板部材と該円板部材の下側に装着された羽根を有し、
    前記上澄み領域は、前記第1の攪拌翼の円板部材の上側に形成されていることを特徴とする生体細胞の培養方法。
  7. 請求項6記載の培養方法において、
    前記第1の撹拌翼はディスクタービン翼として構成され、前記第2の撹拌翼は、傾斜パドル翼として構成され、前記第3の撹拌翼は碇型翼として構成されていることを特徴とする培養方法。
  8. 請求項6記載の培養方法において、
    前記第1、第2、及び、第3の攪拌翼の外径を、それぞれD1、D2、D3とすると、D3>D1>D2であることを特徴とする培養方法。
  9. 請求項6記載の培養方法において、
    前記第3の攪拌翼は前記培養液の底面の形状に対応した形状を有することを特徴とする培養方法。
  10. 請求項6記載の培養方法において、
    前記羽根は、半径方向に沿って配置された板状部材、又は、インボリュート型の羽根部材によって構成されていることを特徴とする培養方法。
  11. マイクロキャリアを含む培養液を収容する培養槽と、新培地を収容する新培地槽と、前記培養槽に収容された培養液を前記新培地槽に移送する培養液引抜き管と、前記新培地槽に収容された新培地を前記培養槽に供給する新培地供給管と、前記培養槽に設けられた新培地供給流路と、前記培養槽に設けられた攪拌装置と、を有する生体細胞の培養装置において、
    前記培養槽に収容された培養液は、前記攪拌装置の上側に形成されるマイクロキャリアの濃度が比較的小さい上澄み領域と、前記攪拌装置の下側に形成されるマイクロキャリア濃度が比較的大きい濃厚領域に分離され、
    前記培養液引抜き管は、前記培養槽の培養液のうち前記上澄み領域の培養液を引抜いて前記新培地槽に供給し、前記新培地供給管は、前記新培地槽の底部の新培地であって且つ前記培養液引抜き管を介して引抜かれた培養液と等量の新培地を前記培養槽の前記新培地供給流路に供給するように構成されている生体細胞の培養装置。
  12. 請求項11記載の培養装置において、
    前記攪拌装置は、回転軸と、該回転軸に取り付けられた第1、第2、及び、第3の撹拌翼とを有し、前記第1の攪拌翼は、円板部材と該円板部材の下側に装着された羽根を有し、該円板部材の上側に、前記上澄み領域が形成されることを特徴とする生体細胞の培養装置。
  13. 請求項12記載の培養装置において、
    前記第1の撹拌翼はディスクタービン翼として構成され、前記第2の撹拌翼は、傾斜パドル翼として構成され、前記第3の撹拌翼は碇型翼として構成されていることを特徴とする培養装置。
  14. 請求項12記載の培養装置において、
    前記第1、第2、及び、第3の攪拌翼の外径を、それぞれD1、D2、D3とすると、D3>D1>D2であることを特徴とする培養装置。
  15. 請求項12記載の培養装置において、
    前記第3の攪拌翼は前記培養液の底面の形状に対応した形状を有することを特徴とする培養装置。
  16. 請求項12記載の培養装置において、
    前記羽根は、半径方向に沿って配置された板状部材、又は、インボリュート型の羽根部材によって構成されていることを特徴とする培養装置。
  17. 請求項11記載の培養装置において、
    更に、酸素供給システムが設けられ、
    該酸素供給システムは、前記培養槽に設けられた酸素濃度センサと、前記培養槽の培養液に設けられた酸素供給膜と、該酸素供給膜に酸素を含むガスを供給する通気ガス調節装置と、を有し、前記通気ガス調節装置は、前記酸素濃度センサによって検出された酸素濃度信号に基づいて前記酸素供給膜への酸素含有ガスの吹き込み量を調節することを特徴とする培養装置。
  18. 請求項11記載の培養装置において、
    前記新培地供給流路は、前記培養槽の気相と前記培養液の濃厚領域を接続するように設けられていることを特徴とする培養装置。
  19. 請求項11記載の培養装置において、
    前記培養液引抜き管は、前記培養槽から引抜いた培養液を前記新培地槽の気相に供給することを特徴とする培養装置。
  20. 請求項11記載の培養装置において、
    前記新培地供給管は、前記新培地槽の底部からの新培地を前記培養槽の前記新培地供給流路の上側の気相に供給することを特徴とする培養装置。
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