JP2011188180A - 擬似大型撮像素子の製造方法および製造装置 - Google Patents

擬似大型撮像素子の製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の撮像素子を配列・搭載して疑似的に大型撮像素子を形成する際に、撮像素子毎に反りの具合が異なることにより、形成された大型撮像素子の撮像面の高さが大きくばらつく。
【解決手段】撮像素子3の撮像面の複数点の高さを計測し、それに基づいて撮像素子の反りやうねりの平均化された仮想平面VPを算出する。撮像素子3を、その仮想平面が設定された搭載高さSHとなるように、実装基板1上に接合部材(接着剤等)2を介して搭載する。
【選択図】図7

Description

本発明は、擬似大型撮像素子の製造方法と製造装置に関し、より詳しくは実装基板上に複数の撮像素子を組み合わせ実装して一つの大型撮像素子を擬似的に形成する擬似大型撮像素子の製造方法およびその製造装置に関するものである。
人工衛星の地表をスキャンする光学センサや密着型ラインセンサなどに用いられる大型撮像素子は、1チップの撮像素子にて構成することは技術的に困難であるので、複数の撮像素子をマトリクス状ないしライン状に配置して擬似的に一つの撮像素子を構成することが行なわれている(例えば、特許文献1、2参照)。
図12は、撮像素子の実装基板上への従来の搭載方法を示す説明図である。図12に示されるように、実装基板1上に接合部材2を介して撮像素子3を搭載する。その際に、撮像素子3の撮像面に形成された認識マーク3aの高さが設定搭載高さSHと一致するようになされる。1個目の撮像素子の搭載が完了したら、2個目の撮像素子を6軸ステージ104にて把持し、1個目の撮像素子の場合と同様に、その認識マーク3aの高さが設定搭載高さSHとなるように、2個目の撮像素子3の搭載が行なわれる。以下、同様の方法を繰り返して擬似的に大型撮像素子を作製する。
特開2000−278605号公報 特開2003−163796号公報
撮像素子は、チップが大型化しかつ薄型化が進行したことにより大きな反りやうねりが発生するようになってきている。ところが、従来の擬似大型撮像素子の製造方法では、撮像素子がその撮像面に持つ位置認識用の認識マークの高さから算出した平面を撮像面としてこれを実装基板上に予め設定された搭載高さに合わせて搭載していたため、例えば図12に示すように、一つの撮像素子が上に凸に反っており他の撮像素子が下に凸に反っていた場合、撮像面の高さのばらつきが大きくなってしまい、撮像性能が悪化してしまう。
ここで、上記の不都合に対処する方法として、撮像素子の撮像面にある、素材に由来する反りやうねり等の許容値を小さくして反りやうねりの少ない撮像素子のみを使用する方法や反りやうねりを矯正する方法などがあり得るが、第1の方法は素子の歩留まりの低下を招き、第2の方法は製造工数増加と製造日数長期化を招き、いずれの方法も製造コストの増加要因となる。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解決することであって、その目的は、格別な製造コストの増加を招くことなく撮像性能の高い擬似大型撮像素子を提供できるようにすることである。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、実装基板上に複数の撮像素子を組み合わせ実装して一つの大型撮像素子を擬似的に形成する擬似大型撮像素子の製造方法において、撮像素子が実装基板の所定の位置上に位置するように撮像素子を保持する第1の工程と、実装基板上に保持された撮像素子の複数の表面高さを計測する第2の工程と、前工程の計測結果に基づいて反りやうねりの平均化された当該撮像素子の撮像面を示す仮想平面を求める第3の工程と、求められた仮想平面が実装基板上の所定の平面高さとなるように当該撮像素子を実装基板上に搭載する第4の工程と、を有する擬似大型撮像素子の製造方法
、が提供される。
また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、実装基板上に複数の撮像素子を組み合わせ実装して一つの大型撮像素子を擬似的に形成する擬似大型撮像素子の製造装置において、撮像素子を保持しつつその位置および傾きを任意に調整可能な撮像素子搭載部と、前記撮像素子搭載部に保持された撮像素子の撮像面若しくはそれと等価な面の形状情報を取得することができるカメラを備えた計測部と、前記計測部によって取得された撮像素子の撮像面の情報に基づいて撮像素子の撮像面の反り・うねりの平均化された撮像素子の仮想表面を算出する演算部と、撮像素子の実装基板上での取り付け位置を記憶する記憶部と、を備えた擬似大型撮像素子の製造装置、が提供される。
本発明によれば、各撮像素子の撮像面高さを概略揃えることができるので、撮像性能の向上を実現した擬似的な大型撮像素子を提供することができる。
そして、本発明によれば、撮像素子の撮像面にある、素材に由来する反りやうねり等の許容値を大きくすることで、撮像素子の矯正や厳格な品質管理を除外することができ、撮像素子の製作コスト削減と製作納期短縮を実現することができ、低コストの疑似大型撮像素子を短納期で提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の製造方法を行なうための実装装置。 本発明の第1の実施の形態の製造方法を示すフローチャート。 本発明における撮像素子の撮像面の仮想平面の説明図。 本発明の第1の実施の形態の製造方法のStep2の動作を示す説明図。 本発明の第1の実施の形態の製造方法のStep3の動作を示す説明図。 本発明の第1の実施の形態の製造方法のStep4の動作を示す説明図。 本発明の第1の実施の形態の製造方法のStep6の動作を示す説明図。 本発明の第1の実施の形態の製造方法のStep6’の動作を示す説明図。 本発明の第2の実施の形態の製造方法を示すフローチャート。 本発明の第3の実施の形態の製造方法を行なうための実装装置。 本発明の第3の実施の形態の製造方法を示すフローチャート。 従来の製造方法の説明図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態の製造方法を実施するための製造装置を示す構成図であり、図2は、第1の実施の形態の製造方法を示すフローチャートである。
図1に示されるように、本実施の形態の行なわれる製造装置は、機構部100、制御部200、真空発生源300から構成される。機構部100は、メインベース101上に構成される。すなわち、メインベース101上には基板ステージ102、搭載ステージ103、計測部支持部106が設置されている。
基板ステージ102は、撮像素子を搭載する実装基板1を把持する基板固定部102aと、搭載前の撮像素子が一時設置される素子供給部102bとを有し、XYステージ(図示なし)上に搭載されている。基板ステージ102は、XY方向に移動して実装基板1の認識マークおよび素子供給部102bにある撮像素子の認識マークをカメラ直下に位置させる。
搭載ステージ103には、撮像素子3を把持する吸着・把持部105と、吸着・把持部105を駆動する6軸ステージ104が設置されている。
計測支持部106には、実装基板1の認識マークおよび撮像素子3の認識マーク3aを撮影するカメラ108と、撮像素子3の各部の位置(高さ)を計測するレーザ変位計107が搭載されている。撮像素子3の各部の位置の計測は、撮像素子3の撮像面の位置を計測することが好ましいが、これができない状況にあるときはこれに代え撮像面と等価とみなし得る面(例えば撮像素子裏面)を計測することもある。
制御部200は、カメラ画像や各種情報を表示する表示部201と、カメラで撮影した画像から認識マークを認識する画像認識部202と、画像認識結果およびレーザ変位計の計測結果から撮像素子の姿勢や撮像面の仮想平面を算出する演算部203と、演算部で行った計算結果、カメラ画像、基板ステージおよび搭載ステージの移動量等を蓄積する記憶部204と、パラメータ等を入力する入力部205を備える。
ここで、撮像面の仮想平面について説明する。撮像素子が反りやうねりが発生することにより撮像面にもそれに倣った反りやうねりが発生することになるが、その反りやうねりが均された平面が仮想平面である。この仮想平面は、計測値の平均をとることによりあるいは計測値に最小二乗法を適用するなどの方法により算出されるものである。これを図3を用いて説明すると、撮像素子の撮像面3bが図3(a)の実線で示されるとすると、撮像面3b上の計測値(計測基準高さRHからの高さ)は例えば×印の計測点3b、3b、3bにおいて得られる。仮想平面VPは、図3(b)に示すように、3b、3b、3bでの計測値と仮想平面との距離(差)がh、h、hで与えられるとき、その和が0となるように、あるいは距離の二乗の和が最小となるように定められるものである。
真空発生源300は、搭載ステージ103の吸着・把持部105に接続されていて、撮像素子3を吸着・保持するために用いられる。
次に、図1〜8を参照して第1の実施の形態の製造方法について説明する。図4〜8は、各工程での動作説明図である。撮像素子を実装基板上に搭載するに際して、まず、実装基板および素子供給部にある撮像素子の認識マークを認識し、実装基板上の撮像素子の搭載位置を算出し、吸着・把持部が素子供給部にある撮像素子を把持するのであるが、ここまでの工程は図2には示されていない。なお、図2のフローは一つの撮像素子の搭載の工程を示すものであり、図2に示す工程を実装基板上に搭載される撮像素子の個数分の回数が繰り返されて一つの大型撮像素子が形成される。
Step1では、レーザ変位計107により、撮像素子3の撮像面または撮像面に準ずる基準面(以下、単に撮像面と記す)の計測基準高さRHからの高さをX軸方向、Y軸方向についてそれぞれ2点ずつ計測する。この測定は撮像素子の外周に近い位置にて行なう。計測点の内1点はX軸方向とY軸方向に共通であってもよい。ここで、計測基準高さRHは、実装基板1の表面に平行でその表面から一定の高さの平面を意味している。
Step2では、Step1の計測結果から、計測基準高さ平面に対する撮像面の傾きΔθxおよびΔθyを式(1)および式(2)より算出し、ΔθxおよびΔθyが0になるように撮像素子の姿勢を6軸ステージにより変化させる(図4)。X軸方向とY軸方向について同様の傾き調整を行なっているため、図4では、Δθx、Δθyにおけるx、yの添え字が省略されている。
Δθx=tan−1[(p3−p4)/Lp2] ・・・(1)
Δθy=tan−1[(p1−p2)/Lp1] ・・・(2)
ここで、測定点1、2は、Y軸方向についての測定点であり、測定点3、4は、X軸方向についての測定点である。また、
Δθx:計測基準高さ平面に対する撮像面のX軸方向の傾き
Δθy:計測基準高さ平面に対する撮像面のY軸方向の傾き
p1:測定点1の計測基準高さからの高さ
p2:測定点2の計測基準高さからの高さ
p3:測定点3の計測基準高さからの高さ
p4:測定点4の計測基準高さからの高さ
Lp1:測定点1と測定点2の距離
Lp2:測定点3と測定点4の距離
である。
Step3では、図5に示すように、レーザ変位計により、撮像面の基準面からの高さをX軸方向およびY軸方向について計測する。レーザ変位計により計測する間隔は任意であるが、可能な限り細分化して計測点を増加させれば撮像面の反り量を精度のよく得ることができる。しかしながら、計測する間隔を細分化すると計測にかかる時間が増大するため製造にかかる時間から計測時間にあてられる時間を算出し、計測する間隔を予め適切に設定しておく必要がある。
Step4では、Step3で計測した結果から、撮像面の仮想平面を算出する(図6)。本実施の形態では、計測間隔ΔLでX軸方向およびY軸方向に撮像面のnx、ny点を計測した後、撮像面のX軸方向およびY軸方向の平均高さhxave、hyaveを求め〔式(3)、(4)〕、更に式(5)から求まる平均高さhaveを撮像面の平均高さとし、この平均高さの基準高さ平面と平行な面を撮像面の仮想平面としている。
hxave=(hx1+hx2+hx3+…+hxn)/nx …(3)
hyave=(hy1+hy2+hy3+…+hyn)/ny …(4)
have=(hxave+hyave)/2 …(5)
なお、上記では、X軸方向の平均値とhxaveとY軸方向の平均値hyaveとの平均値を取ることにより平均高さhaveを求めていたが、式(6)のように、全ての測定値の単純平均から平均高さhaveを求めてもよい。
have=(hx1+hx2+…+hxn+hy1+hy2+…+hyn)/(nx+ny) …(6)
また、X軸方向に複数列に撮像面の高さを測定し(すなわち、全面的に撮像面の高さを測定し)、その測定値の単純平均から平均高さhaveを求めてもよい。
Step5では、何個目の撮像素子を搭載しようとしているのかの判断を行なう。1個目の搭載であった場合、Step6を経てStep7を、2個目以降の搭載であった場合、Step6’を経てStep7を、それぞれ行なう。
Step6では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が予め設定した設定搭載高さSHに合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する(図7)。ここで、設定搭載高さSHは、実装基板1の表面に平行でその表面から一定の高さの平面を意味している。
Step6’では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が1個目に搭載した撮像素子の仮想平面に合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する(図8)。仮に、1個目に搭載した撮像素子の仮想平面が設定した搭載高さと異なっていた場合でも、基準となるのは1個目に搭載した撮像素子の仮想平面である。
Step7では、搭載した撮像素子の仮想平面の姿勢および高さを、制御部の記憶部に記録する。
以上のStep1〜Step7の過程を実装基板上に搭載すべき撮像素子の個数分だけ行なう。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態において用いられる実装装置は、図1に示される第1の実施の形態において用いたものと同様であるので図示およびその詳細な説明は省略する。図9は、本発明の第2の実施の形態を示すフローチャートである。
Step1では、レーザ変位計により、撮像面の計測基準高さからの高さをn個測定する。n個の測定点は、一直線上に載ることがなくかつ撮像素子の全面に散らばるように選択される。
Step2では、Step1の計測結果に対し、式(7)〜(9)に示すように最小二乗法を適用して仮想表面を算出する。ここで、式(7)が求めるべき仮想表面を表す式である。
Z=aX+bY+c …(7)
D=Σ(Zi−aXi−bYi−c) …(8)
∂D/∂a=∂D/∂b=∂D/∂c=0 …(9)
ここに、
i=1、2、…、n
Xi=計測点iのX座標
Yi=計測点iのY座標
Zi=計測点iのZ座標
である。
なお、上記算出式の具体的な解法については、例えば、愛知県工業技術センター研究報告 第37号(2001)「干渉計の参照平面誤差補正による高精度な平面度評価の一手法」などに詳しい。
Step3では、何個目の撮像素子を搭載しようとしているのかの判断を行なう。1個目の搭載であった場合、Step4、Step5を経てStep6を、2個目以降の搭載であった場合、Step4’、Step5’を経てStep6を、それぞれ行なう。
Step4では、Step2で算出した吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が、設定搭載高さSHの平面と合致するように、6軸ステージでXθ軸およびYθ軸について撮像素子の姿勢を補正する。
Step4’では、Step2で算出した吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が、1個目に搭載した撮像素子の仮想平面に合うように、6軸ステージでXθ軸およびYθ軸について撮像素子の姿勢を補正する。仮に1個目に搭載した撮像素子の仮想平面が設定搭載高さSHの平面と平行となっていない場合でも、基準となるのは1個目に搭載した撮像素子の仮想平面である。
Step5では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が設定搭載高さSHに合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する。
Step5’では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が1個目に搭載した撮像素子の仮想平面に合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する。
Step6では、搭載した撮像素子の仮想平面の姿勢および高さを、制御部の記憶部に記録する。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図10は、本実施の形態の行われる実装装置の構成図であり、図11は、第3の実施の形態の製造方法を示すフローチャートである。
図10に示される実装装置の図1に示される装置との違いは、図1の装置において装備されていたレーザ変位計が本実施の形態の装置においては省略されていることである。よって、図10については、図1の装置と同等の部位には同一の参照記号を付し、装置についての詳しい説明は省略する。
本第3の実施の形態では、カメラによる撮影結果から撮像素子の撮像面の各部の高さを計測するので、構成機器の削減によるコスト低減という効果は期待できるが、撮像面を精度よく計測するためには撮影回数を増加させる必要があり、認識画像または画像認識結果の結合機能の追加や、算出時間の増加による動作時間の増加がデメリットとなる。
Step1では、6軸ステージ104によりカメラ108を撮像素子3の所定の位置上に移動させる。
Step2では、カメラ108により撮像素子の所定の位置を撮影する。
Step3では、第1回目の撮影ではその画像を記録し、2回目以降の撮影ではそれまでの記録画像との合成が行われ、その合成画像が記録される。
Step4では、撮像素子の撮像面が全面的に撮影されたかの判断を行なう。全面的に撮影されていない場合、Step1に戻り、撮影が終了していた場合、Step5に移行する。
Step5では、Step4にて合成された画像に処理を加えて撮像面の反りやうねりの平均化された仮想平面を算出する。
Step6では、何個目の撮像素子を搭載しようとしているのかの判断を行なう。1個目の搭載であった場合、Step7、Step8を経てStep9を、2個目以降の搭載であった場合、Step7’、Step8’を経てStep9を、それぞれ行なう。
Step7では、Step5で算出した吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が、設定基準高さSHの平面と合致するように、6軸ステージでXθ軸およびYθ軸について撮像素子の姿勢を補正する。
Step7’では、Step5で算出した吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が、1個目に搭載した撮像素子の仮想平面に合うように、6軸ステージでXθ軸およびYθ軸について撮像素子の姿勢を補正する。仮に1個目に搭載した撮像素子の仮想平面が設定基準高さSHの平面と平行となっていない場合でも、基準となるのは1個目に搭載した撮像素子の仮想平面である。
Step8では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が設定搭載高さSHに合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する。
Step8’では、吸着・把持部で把持している撮像素子の撮像面の仮想平面が1個目に搭載した撮像素子の仮想平面に合うように、6軸ステージで撮像素子を実装基板に搭載する。
Step9では、搭載した撮像素子の仮想平面の姿勢および高さを、制御部の記憶部に記録する。
第3の実施の形態の実装方法は、次のように変更してもよい。異なるカメラ位置にて撮影された複数の合成画像を作成し、これに基づいて撮像素子の複数の撮像面の高さを算出し、その複数のデータに対して第2の実施の形態の製造方法で用いた最小二乗法を適用して仮想平面を求める。また、第2、第3の実施の形態では、撮像素子の撮像面をXθ軸およびYθ軸方向に合致させているが、例えば長辺が短辺と比較して極端に長く短辺の精度がある程度無視できる撮像素子等、実装する撮像素子や要求される実装精度によりXθ軸のみ、あるいは、Yθ軸のみ合致させることも可能である。この場合、6軸ステージではなく5軸ステージで代用することが可能となり、仮想平面の算出式はX軸あるいはY軸のみの直線近似式となる。
1 実装基板
2 接合部材
3 撮像素子
3a 認識マーク
3b 撮像面
3b、3b、3b 計測点
100 機構部
101 メインベース
102 基板ステージ
102a 基板固定部
102b 素子供給部
103 搭載ステージ
104 6軸ステージ
105 吸着・保持部
106 計測部支持部
107 レーザ変位計
108 カメラ
200 制御部
201 表示部
202 画像認識部
203 演算部
204 記憶部
205 入力部
300 真空発生源
RH 計測基準高さ
SH 設定搭載高さ
VP 仮想平面

Claims (7)

  1. 実装基板上に複数の撮像素子を組み合わせ実装して一つの大型撮像素子を擬似的に形成する擬似大型撮像素子の製造方法において、撮像素子が実装基板の所定の位置上に位置するように撮像素子を保持する第1の工程と、実装基板上に保持された撮像素子の複数の表面高さを計測する第2の工程と、前工程の計測結果に基づいて反りやうねりの平均化された当該撮像素子の撮像面を示す仮想平面を求める第3の工程と、求められた仮想平面が実装基板上の所定の平面高さとなるように当該撮像素子を実装基板上に搭載する第4の工程と、を有する擬似大型撮像素子の製造方法。
  2. 実装基板上に1個目の撮像素子を実装する場合には、前記所定の平面高さは予め設定された搭載高さであり、当該実装基板上に2個目以降の撮像素子を実装する場合には、前記所定の平面高さは1個目の撮像素子の仮想平面の高さであることを特徴とする請求項1に記載の擬似大型撮像素子の製造方法。
  3. 前記第1の工程と前記第2の工程との間に、実装基板上の撮像素子の周辺部の複数の表面高さを計測する計測工程と、前記計測工程の計測結果に基づいて当該撮像素子の傾きを求める算出工程と、当該撮像素子の傾きを補正して当該撮像素子の撮像面が実装基板面と平行となるにする傾き補正工程と、が付加されることを特徴とする請求項1または2に記載の擬似大型撮像素子の製造方法。
  4. 前記第3の工程においては、前記第2の工程の計測結果の平均値に基づいて、若しくは、前記第2の工程の計測結果に最小二乗法を適用して仮想平面を求めることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の擬似大型撮像素子の製造方法。
  5. 実装基板上に複数の撮像素子を組み合わせ実装して一つの大型撮像素子を擬似的に形成する擬似大型撮像素子の製造装置において、撮像素子を保持しつつその位置および傾きを任意に調整可能な撮像素子搭載部と、前記撮像素子搭載部に保持された撮像素子の撮像面若しくはそれと等価な面の形状情報を取得することができるカメラを備えた計測部と、前記計測部によって取得された撮像素子の撮像面の情報に基づいて撮像素子の撮像面の反り・うねりの平均化された撮像素子の仮想表面を算出する演算部と、撮像素子の実装基板上での取り付け位置を記憶する記憶部と、を備えた擬似大型撮像素子の製造装置。
  6. 前記撮像素子搭載部には、撮像素子を吸着・保持する吸着・保持部と、前記吸着・保持部が保持された6軸ステージとを備えることを特徴とする請求項5に記載の擬似大型撮像素子の製造装置。
  7. 前記計測部には、カメラの外に撮像素子の撮像面若しくはこれと等価な面の高さ情報を取得することのできるレーザ変位計が備えられていることを特徴とする請求項5または6に記載の擬似大型撮像素子の製造装置。
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