JP2011185792A - 埋設物探査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な方法により表面波除去処理を行いつつノイズレベルを低下させ、埋設物の探査精度を高めることが可能な埋設物探査装置を提供する。
【解決手段】 コンクリートCの埋設物18の存在しない複数の探査ラインにおける表面波W1を記憶する表面波記憶手段12と、表面波記憶手段12に記憶された複数の探査ラインにおける表面波W1のうち指定された複数の探査ラインの表面波W1の平均波を算出する表面波平均化手段13と、コンクリートCの埋設物18が存在する探査ラインにおける埋設物18からの反射波W2と表面波W1とを含む原画データ20を記憶する原画データ記憶手段14と、原画データ記憶手段14に記憶された原画データ20から表面波平均化手段13によって算出された表面波W1の平均波W1aを減算する表面波除去処理手段15を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンクリートCの埋設物18の存在しない複数の探査ラインにおける表面波W1を記憶する表面波記憶手段12と、表面波記憶手段12に記憶された複数の探査ラインにおける表面波W1のうち指定された複数の探査ラインの表面波W1の平均波を算出する表面波平均化手段13と、コンクリートCの埋設物18が存在する探査ラインにおける埋設物18からの反射波W2と表面波W1とを含む原画データ20を記憶する原画データ記憶手段14と、原画データ記憶手段14に記憶された原画データ20から表面波平均化手段13によって算出された表面波W1の平均波W1aを減算する表面波除去処理手段15を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、コンクリートなどの構造体や大地に埋設されている埋設物を電波によって探査する埋設物探査装置に関する。
コンクリートなどの構造体や大地の表面に向けて電波を送信し、反射されてくる反射波に基づき埋設物を探知する埋設物探査装置は、従来から知られている。この埋設物探査装置では、構造体や大地の表面の反射を表示することなく埋設物の反射波形だけを表示し、埋設物を判別するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
埋設物探査装置においては、埋設物の埋設深さが浅い場合は、埋設物からの反射波が表面波に埋もれてしまうため、埋設物の正確な位置を特定することが難しいという問題がある。そこで、埋設深さが浅い埋設物の探査精度を高めるため、例えば埋設物が存在しない1つの探査ラインを指定し、埋設物が存在する探査ラインの原画データから指定した1つの探査ラインの表面波を減算する処理などが行われている。
しかし、上記の表面波除去処理においては、現場に応じた表面波を用いるため、表面波の引き残りは小さくなるが、原画データが持つノイズと指定した探査ラインが持つノイズが重畳されるため、場合によって処理後のノイズレベルが原画データの2倍程度に増加するという問題が生じる。すなわち、原画データから表面波を減算する場合、減算に用いられる探査ラインが1つの場合は、ノイズの重畳によってノイズレベルが強調されることがあり、埋設物の探査精度に悪影響を及ぼすという問題がある。ノイズレベルを低下させるためには、高精度の機器類などを装置に付加することも考えられるが、この場合は埋設物探査装置のコストが増加する。したがって、簡易な方法により表面波除去処理を行いつつノイズレベルを低下させることが可能な埋設物探査装置の開発が望まれる。
そこでこの発明は、簡易な方法により表面波除去処理を行いつつノイズレベルを低下させ、埋設物の探査精度を高めることが可能な埋設物探査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、構造体または大地に向けて電波を送信し、受信した埋設物からの反射波と前記構造体または大地の表面からの表面波とに基づき前記構造体または大地に埋設されている埋設物を探査する埋設物探査装置であって、前記構造体または大地の前記埋設物の存在しない複数の探査ラインにおける前記表面波を記憶する表面波記憶手段と、前記表面波記憶手段に記憶された複数の探査ラインにおける表面波のうち指定された複数の探査ラインの表面波の平均波を算出する表面波平均化手段と、前記構造体または大地の前記埋設物が存在する探査ラインにおける前記埋設物からの反射波と前記表面波とを含む原画データを記憶する原画データ記憶手段と、前記原画データ記憶手段に記憶された原画データから前記表面波平均化手段によって算出された表面波の平均波を減算する表面波除去処理手段と、を備えたことを特徴とする埋設物探査装置である。
この発明によれば、埋設物の存在しない複数の探査ラインにおける表面波の平均波を原画データから減算するようにしているので、1つの探査ラインを指定する従来よりもノイズレベルを下げることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の埋設物探査装置において、前記表面波平均化手段は、特定の構造体または大地における表面波の平均波を記憶する機能を有し、前記表面波除去処理手段は、前記表面波平均化手段に記憶された前記特定の構造体または大地における表面波の平均波を選択して減算を行う機能を有していることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、埋設物の存在しない複数の探査ラインにおける表面波の平均波を原画データから減算するようにしているので、1つの探査ラインを指定する場合よりもノイズレベルを下げることが可能となり、埋設物の埋設深さが浅い場合でも、埋設物の探査精度を高めることができる。これにより、埋設物の埋設位置の特定が迅速となり、埋設物探査の作業能率を高めることができる。
また、計算処理によってノイズレベルを低下させるので、高精度な機器類などを装置に付加する必要がなく、埋設物探査装置のコストが増加するのを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、特定の構造体または大地における表面波の平均波を選択して減算処理を行うことが可能となるので、特定のユーザーにおいては、選択した平均波をそのまま利用することができ、埋設物の探査作業の能率をさらに高めることができる。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1ないし図9は、この発明の実施の形態を示しており、とくに小型で軽量なハンディータイプの埋設物探査装置1に適用した場合を示している。図2に示すように、埋設物探査装置1は、構造物としてのコンクリートCの表面F上を走行することで、コンクリートC内に埋設された埋設物18を探査する機能を有している。探査可能な埋設物18としては、コンクリートCを補強する鉄筋の他に水道やガスの配管などがあり、金属物および非金属物のいずれもが探査可能となっている。
埋設物探査装置1は、種々の電気部品などを収納する本体ケース2を有しており、本体ケース2の下部には4つの車輪3が回動自在に取付けられている。埋設物探査装置1の本体ケース2内には、主として送信アンテナ4と、送信部5と、受信アンテナ6と、受信部7と、距離検出器8と、操作スイッチ9と、表示部10と、制御部11とが設けられている。
送信アンテナ4は、コンクリートCに向けて電波Wを発信する機能を有しており、送信部5からは送信アンテナ4に向けて送信パルスが出力されるようになっている。送信部5は、制御部11によって制御されている。受信アンテナ6は、鉄筋コンクリートCの表面F側に生じる表面波W1と、埋設物18によって反射した反射波W2を受信する機能を有している。受信アンテナ6で受信した表面波W1および反射波W2は、受信部7を介して制御部11に入力されている。ここで、表面波W1とは、鉄筋コンクリートCの表面Fで反射した波と、送信アンテナ4と受信アンテナ6との間に生じるダイレクトカップリング波との合成波を意味する。
距離検出器8は、探査時における埋設物探査装置1の走行距離を検出するものであり、例えば車輪3の回転量に基づき走行距離を算出している。操作スイッチ9は、埋設物探査装置1の本体ケース2の上面部に設けられており、情報を入力するためのスイッチ類を有している。表示部10は、例えば液晶ディスプレイから構成されており、画像や波形などをカラーで表示する機能を有している。表示部10は、後述するように、Aモード表示(波形表示)とBモード表示(垂直断面画像表示)の両表示が可能となっている。
図1に示すように、制御部11には、表面波記憶手段12と、表面波平均化手段13と、原画データ記憶手段14と、表面波除去処理手段15が設けられている。制御部11は、埋設物探査装置1における全般的な制御処理を行う部分であり、CPU(中央処理装置)および記憶素子などを有している。表面波記憶手段12は、図3に示すように、埋設物18の存在しない複数の探査ライン(探査位置)における表面波W1を記憶する機能を有している。表面波平均化手段13は、表面波記憶手段12に記憶された複数の探査ラインにおける表面波W1のうち指定された複数の探査ラインにおける表面波W1の平均波W1aを算出する機能を有している。
原画データ記憶手段14は、図2および図3に示すように、埋設物18が存在する探査ラインにおける埋設物18からの反射波W2と表面波W1とを含む原画データ20a(図4(a)参照)を記憶する機能を有している。表面波除去処理手段15は、原画データ記憶手段14に記憶された原画データ20aから表面波平均化手段13によって算出された表面波W1の平均波W1aを減算する機能を有している。表面波除去処理手段15は、表面波を除去処理した画像および波形を表示部10を介して表示させる機能を有している。
この実施の形態においては、表面波平均化手段13は、特定のユーザーの構造体または大地における表面波の平均波W1aを記憶する機能を有している。また、表面波除去処理手段15は、表面波平均化手段13に記憶された上記ユーザーの構造体または大地における表面波W1の平均波W1aを選択して減算処理を行う機能を有している。これにより、特定のユーザーにおいては、例えばコンクリートC内を探査する際に、選択した表面波W1の平均波W1aをそのまま利用することができる。
つぎに、埋設物探査装置1を用いた埋設物の探査手順および作用について説明する。
図5に示すように、ステップS21において、探査作業が開始され、ステップS22では埋設物探査装置1を鉄筋コンクリートCの表面Fにセットし、この状態で埋設物探査装置1を探査対象に対して直交する方向に走行させる。すなわち、図3に示すように、埋設物探査装置1をスタート地点S1にセットし、探査対象に対して直交する走査線Lに沿って埋設物探査装置1を走行させ、終了点S2にて埋設物探査装置1の走行を終了させる。
つぎに、ステップS23に進み、走査線L下のそれぞれの探査ラインに埋設物18が存在するか否かが判断される。図2に示すように、埋設物18が存在する場合は、反射波W2が検知されるので、反射波W2が検知された場合は埋設物18が存在することになる。ステップS23において、埋設物18が存在しないと判断された場合は、ステップS24に進み、表面波記憶手段12によって表面波W1を記憶し、その後ステップS25に進む。ステップS23において、埋設物18が存在すると判断された場合は、ステップS25に進む。
ステップS25では、埋設物18が存在しない複数の探査ラインの表面波W1を記憶したか否かが判断される。ここで、複数の探査ラインの表面波W1を記憶していない場合は、ステップS22に戻り、上述の処理が繰り返される。ステップ25において、埋設物18が存在しない複数の探査ラインの表面波W1を記憶していると判断された場合は、ステップS26に進み、表面波平均化手段13によって鉄筋18が存在しない複数の探査ラインの表面波W1の平均化が行われる。すなわち、ステップS26においては、埋設物18が存在しない複数の探査ラインの表面波W1を合計し、その合計値を指定された探査ラインの数で割ることにより、表面波W1の平均波W1aを算出する。
つぎに、ステップS27に進み、埋設物探査装置1による埋設物18の探査を行い、ステップS28に進む。ステップS28では、探査ラインに埋設物18が存在するか否かが判断される。図2に示すように、埋設物18が存在する場合は、反射波W2が検知されるので、反射波W2が検知された場合は埋設物18が存在することになる。ステップS28で、埋設物18が存在すると判断された場合は、ステップS29に進み、原画データ記憶手段14によって原画データ20aが記憶される。ここで、原画データ20aとは、図4(a)に示すように、受信アンテナ6によって受信された表面波W1と反射波W2の双方を含む画像情報を意味する。
つぎに、ステップS30に進み、表面波除去処理手段15により、原画データ記憶手段14に記憶された原画データ20aから表面波平均化手段13によって算出された表面波W1の平均波W1aを減算することが行われる。図7は、原画データ20aから表面波W1の平均波W1aを減算する処理を示している。すなわち、図7(a)に示す表面波W1と反射波W2とを含む原画データ20aから図7(b)に示す表面波W1の平均波W1aを減算することにより、図7(c)に示す反射波W2の画像を得ることができる。図8は、平均波W1aを用いたBモード減算処理画像を示している。このように、平均波W1aを用いて減算することにより、一つの探査ラインを指定する場合よりも表面波除去処理の際のノイズレベルを下げることが可能となる。つまり、原画データ20aにおけるノイズレベルがN1=±10の範囲にわたっている場合、指定した探査ラインのノイズレベルがN2=+10であるとすると、−20≦N1−N2≦0となり、N1=−10のノイズが2倍の−20になってしまうが、この発明においては、複数の探査ラインを平均化するので、N2=+10とはならず、ノイズレベルはこれよりも小さくなる。
図6は、減算処理によりノイズレベルを低減させる手順の具体例を示している。図6に示すように、探査ラインF2の表面波W1から探査ラインF1の表面波W1を減算(F2−F1)すると、ノイズレベルピークがN1+N1となるが、探査ラインF2の表面波W1から探査ラインF1、F3、F4の平均波W1aを減算すると、すなわち、F2−(F1+F3+F4)/3とすると、ノイズレベルがN1+N1/√3となる。よって、平均波W1aを用いて減算する場合はノイズレベルが小さくなるので、ノイズピークを拾う時の誤差が小さくなる。このように、図6に示す複数の探査ラインF1、F3、F4の表面波W1を平均化することにより、図9に示すように平均波W1aにおけるノイズWnのレベルを小さくすることができる。表面波除去処理手段15による処理が終了すると、ステップ31に進み、表示部10によって処理画像が表示され、ステップ32で埋設物探査装置1による探査処理が完了する。
図3は、走査線Lにおける探査結果を表示部10によって表示した画像を示している。図3の左側は、埋設物18が存在する場合のBモード表示(垂直断面画像表示)を示しており、埋設物18の断面が山形の画像G1として表示される。また、図3の右側は、埋設物18が存在する場合のAモード表示(波形表示)を示している。このように、Bモード表示では、埋設物18に対応して山形の画像G1が表示され、Aモード表示では埋設物18は大きな波形として表示されるので、埋設物18の存在を目視で判断することができる。
図3に示すように、埋設物18の頂部が山形の画像G1の中心として表示されるので、埋設物18は、探査のスタート点S1から距離L1の位置にあり、かつ鉄筋コンクリートCの表面Fからの埋設深さがHの位置に存在することを目視で確認することが可能となる。ここで、山形の画像G1の直下には、画像G2、G3が表示されるが、これは多重反射による画像である。多重反射による画像G2、G3は、Bモード表示では山形の画像G1に比べて画像が小さく、Aモード表示では埋設物18に対応する波形よりも小さな振幅となるので、埋設物18の表示に対して判別が可能となる。
図4は、表示部10に表示される画像の一例を示している。ここで、図4(a)は、表面波除去処理前の波形である原画データ20aを示しており、図4(b)は、表面波除去処理後の処理画像データ20bを示している。この実施の形態においては、主に表面波処理後のAモード表示のピーク値を読み取ることにより行う。この発明においては、上述したように、原画データ20aから表面波W1のレベルの平均波W1aを減算し、ノイズレベルを下げることにより、ピーク位置変動も減少するため、処理画像データ20bではより正確にピーク位置を読み取ることが可能となる。また、表示部10には、Aモード表示の波形とともに、Bモード表示による埋設物18と直交する方向の断面画像を表示させることにより、埋設物18の埋設深さHをより正確に把握することが可能となる。
このように、埋設物18の存在しない複数の探査ラインにおける表面波W1の平均波W1aを原画データ20aから減算するようにしているので、従来技術である1つの探査ラインを指定する場合よりも、表面波除去処理の際のノイズレベルを下げることが可能となり、埋設物18の埋設深さが浅い場合でも、埋設物18の探査精度を高めることができる。したがって、埋設物18の埋設位置の特定が迅速となり、埋設物探査の作業能率を高めることができる。また、計算処理によってノイズレベルを低下させているので、高精度な機器類などを埋設物探査装置1に付加する必要がなく、埋設物探査装置1のコストが増加するのを抑制することができる。
さらに、特定の構造体または大地における表面波W1の平均波W1aを選択して減算処理を行うことが可能となるので、特定のユーザーにおいては、選択した平均波W1aをそのまま利用することができ、埋設物18の探査作業の能率をさらに高めることができる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態においては、埋設物探査装置1は、構造体であるコンクリートCに埋設されている鉄筋などの埋設物18の探査について説明したが、大地(地中)に埋設されている埋設物18の探査にも適用できることは勿論である。また、実施の形態においては、図1に示すように、表面波記憶手段12や原画データ記憶手段14などの記憶機能を制御部11に持たせているが、記憶機能を制御部11から独立して設ける構成としてもよい。
さらに、埋設物探査装置1の使用方法としては、予め埋設物18の存在しない領域を複数回探査し、その後、埋設物18の存在する領域を探査するようにしてもよいし、埋設物18が存在する領域か否かにかかわらず探査を実施し、その探査の中から埋設物18が存在しない探査ラインのみを選択するようにしてもよい。
1 埋設物探査装置
4 送信アンテナ
5 送信部
6 受信アンテナ
7 受信部
8 距離検出器
9 操作スイッチ
10 表示部
11 制御部
12 表面波記憶手段
13 表面波平均化手段
14 原画データ記憶手段
15 表面波除去処理手段
18 埋設物
20a 原画データ
20b 処理画像データ
W1 表面波
W1a 表面波の平均波
W2 反射波
L 走査線
F1〜F4 探査ライン
H 埋設深さ
C コンクリート(構造体)
4 送信アンテナ
5 送信部
6 受信アンテナ
7 受信部
8 距離検出器
9 操作スイッチ
10 表示部
11 制御部
12 表面波記憶手段
13 表面波平均化手段
14 原画データ記憶手段
15 表面波除去処理手段
18 埋設物
20a 原画データ
20b 処理画像データ
W1 表面波
W1a 表面波の平均波
W2 反射波
L 走査線
F1〜F4 探査ライン
H 埋設深さ
C コンクリート(構造体)
Claims (2)
- 構造体または大地に向けて電波を送信し、受信した埋設物からの反射波と前記構造体または大地の表面からの表面波とに基づき前記構造体または大地に埋設されている埋設物を探査する埋設物探査装置であって、
前記構造体または大地の前記埋設物の存在しない複数の探査ラインにおける前記表面波を記憶する表面波記憶手段と、
前記表面波記憶手段に記憶された複数の探査ラインにおける表面波のうち指定された複数の探査ラインの表面波の平均波を算出する表面波平均化手段と、
前記構造体または大地の前記埋設物が存在する探査ラインにおける前記埋設物からの反射波と前記表面波とを含む原画データを記憶する原画データ記憶手段と、
前記原画データ記憶手段に記憶された原画データから前記表面波平均化手段によって算出された表面波の平均波を減算する表面波除去処理手段と、
を備えたことを特徴とする埋設物探査装置。 - 前記表面波平均化手段は、特定の構造体または大地における表面波の平均波を記憶する機能を有し、前記表面波除去処理手段は、前記表面波平均化手段に記憶された前記特定の構造体または大地における表面波の平均波を選択して減算を行う機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の埋設物探査装置。
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JP2010052295A JP2011185792A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | 埋設物探査装置 |
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- 2010-03-09 JP JP2010052295A patent/JP2011185792A/ja active Pending
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