JP2011185161A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オゾン生成装置の稼働に必要な電源装置を小さくした排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】オゾン生成装置5は、基準排出量以上最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有する第1リアクタ6と、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有する第2リアクタ7とを有している。NOx排出量が基準排出量以下のときには、第1リアクタ6のみからオゾンをNOx吸蔵触媒3に供給し、NOx排出量が基準排出量より大きいときには、第1リアクタ6及び第2リアクタ7からオゾンをNOx吸蔵触媒3に供給する。NOx排出量が基準排出量以下のときには、ECU30は、切替スイッチ17によって、第1リアクタ6の電極10,11間及び第2リアクタ7の電極12,13間に交互に電圧を印加させて、第2リアクタ7にオゾンを蓄える。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の排ガス浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を低減するために、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムが開発されている。尿素SCRシステムは、一酸化窒素(NO)を酸化して二酸化窒素(NO)にするための酸化触媒と、酸化触媒の下流側に設けられ、尿素水から生成したアンモニアとNOxとの化学反応により、NOxを窒素及び水にするためのSCR触媒と、SCR触媒に尿素水を添加するための尿素添加システムと、SCR触媒の下流側に設けられ、SCR触媒における化学反応で消費されずに残ったアンモニアを酸化するための酸化触媒とから構成される。排ガスの温度が低い(200℃以下)場合には、SCR触媒の活性が低く、さらにこのような低温時には、NO/NO比が約1のときしか優れた浄化性能が発揮されないといった問題点があった。また、低温時には酸化触媒の活性も低く、酸化触媒の活性を上げるために、高価な貴金属である白金やパラジウム等の担持量を多くする必要があるといった問題点もあった。
これらの問題点を解決するために、酸化剤としてオゾンを使用してNOをNO等の高次のNOxに酸化し、これをNOx吸蔵還元触媒に吸着させて還元・分解することにより、排ガスからNOxを除去する排ガス浄化装置が、例えば特許文献1及び2に開示されている。特に特許文献1に記載の排ガス浄化装置では、NOx吸蔵反応を促進するために、NOに対するオゾンのモル比が1よりも大きくなるように、オゾンの供給量を調整している。
特開2008−163887号公報 特開2010−7656号公報
しかしながら、内燃機関から排出されるNOxの量は運転状況により大きく変動するため、あらゆる運転状況下においてNOxの処理を可能とするためには、最高排出量のNOxを処理可能なオゾン生成装置が必要であり、このオゾン生成装置を稼働するためには大きな電源装置が必要となる。この場合、NOxの排出量が少ない運転状況のときには、オゾン生成装置が過剰に稼働することとなり、無駄なエネルギーを使用することになるといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、オゾン生成装置の稼働に必要な電源装置を小さくした排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
この発明に係る排ガス浄化装置は、内燃機関から排出された排ガスが流通する排気管に設けられたNOx浄化手段と、オゾンを生成するオゾン生成装置と、内燃機関から排出されるNOxの最高排出量よりも低い値である基準排出量が設定された制御装置と、内燃機関から排出されるNOxの排出量を検出するNOx排出量検出手段とを備え、オゾン生成装置は、互いに対向する一対の電極を有する第1リアクタ及び第2リアクタであって、第1リアクタと第2リアクタとはバイパス管によって連通されている第1リアクタ及び第2リアクタと、第1リアクタ及び第2リアクタのそれぞれの電極間に電圧を印加する1つの電源装置と、電源装置が第1リアクタ及び第2リアクタのいずれかの電極間に電圧を印加するように切り替える電源切替手段と、第1リアクタ及び第2リアクタの少なくとも一方からオゾンをNOx浄化手段に供給するように切り替えるオゾン供給切替手段とを備え、第1リアクタは、基準排出量以上最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有し、第2リアクタは、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有し、制御装置は、内燃機関から排出されるNOxの排出量と、基準排出量との比較に基づいて、電源切替手段と、オゾン供給切替手段とを制御して、第1リアクタから、または第1リアクタ及び第2リアクタから、オゾンをNOx浄化手段に供給する。第1リアクタ及び第2リアクタは、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有すると共に、電源装置は、第1リアクタ及び第2リアクタのいずれかの電極間に電圧を印加するように動作するので、小さな電源装置でオゾン生成装置を稼働することができる。
制御装置は、排出量が基準排出量以下のときには、第1リアクタのみからオゾンをNOx浄化手段に供給し、排出量が基準排出量より大きいときには、電源切替手段によって、第1リアクタの電極間及び第2リアクタの電極間に交互に電圧を印加させて、第1リアクタ及び第2リアクタからオゾンをNOx浄化手段に供給してもよい。
制御装置は、排出量が基準排出量以下のときには、電源切替手段によって、第1リアクタの電極間及び第2リアクタの電極間に交互に電圧を印加させて、第2リアクタにオゾンを蓄えてもよい。
少なくとも2つの第2リアクタを有し、隣り合う第2リアクタ同士は、バイパス管によって連通されていてもよい。
この発明によれば、第1リアクタ及び第2リアクタは、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有すると共に、電源装置は、第1リアクタ及び第2リアクタのいずれかの電極間に電圧を印加するように動作するので、オゾン生成装置の稼働に必要な電源装置を小さくすることができる。
この発明の第1の実施形態に係る排ガス浄化装置を備えた内燃機関の構成模式図である。 NOxの排出量の経時変化の例を示す図である。 第2の実施形態に係る排ガス浄化装置を備えた内燃機関の構成模式図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る排ガス浄化装置を備えた内燃機関の構成模式図を図1に示す。内燃機関であるディーゼルエンジン1には、排ガスが流通する排気管2が接続されており、排気管2には、NOx浄化手段であるNOx吸蔵触媒3が設けられている。NOx吸蔵触媒3よりも上流側で、一端がオゾン生成装置5に接続されたオゾン供給管4の他端が排気管2に接続されている。また、排気管2には、オゾン供給管4との接続部分よりも上流側に、排ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサ27が設けられている。ここで、NOxセンサ27は、ディーゼルエンジン1から排出されるNOxの排出量を検出するNOx排出量検出手段を構成する。
オゾン生成装置5は、オゾンを生成する第1リアクタ6及び第2リアクタ7を有している。第1リアクタ6は、オゾン供給管4の端部に接続されている。第2リアクタ7には、バイパス管8の一方の端部が接続されており、バイパス管8の他方の端部は、オゾン供給管4の端部付近に接続されている。すなわち、第1リアクタ6及び第2リアクタ7は、バイパス管8によって互いに連通されている。バイパス管8には、開閉弁9が設けられている。
第1リアクタ6は、間隔をあけて対向するように設けられた一対の電極10,11を有している。電極10は、電線15によって電源装置14に接続され、電源装置14は、電線16によって切替スイッチ17に接続されている。電極11は、電線18によって切替スイッチ17に接続されている。第2リアクタ7は、間隔をあけて対向するように設けられた一対の電極12,13を有している。電極12は、電線20によって電極10に接続されている。電極13は、電線19によって切替スイッチ17に接続されている。切替スイッチ17は、電線16を、電線18または電線19のいずれか一方に接続するようになっている。ここで、切替スイッチ17は、電源装置14が電極10,11間または電極12,13間のいずれか一方に電圧を印加するように切り替えるための電源切替手段を構成する。
第1リアクタ6には、エアーが流通する第1供給管21が接続され、第2リアクタ7には、エアーが流通する第2供給管22が接続されている。第1供給管21及び第2供給管22の端部は合流し、その合流部に合流管23が接続されている。合流管23には、大気中からエアーを吸引して合流管23にエアーを流通させるためのポンプ24が設けられている。第1供給管21及び第2供給管22にはそれぞれ、第1切替弁25及び第2切替弁26が設けられている。ここで、開閉弁9と第1切替弁25と第2切替弁26とは、第1リアクタ6及び第2リアクタ7の少なくとも一方からオゾンをNOx吸蔵触媒3に供給するように切り替えるためのオゾン供給切替手段を構成する。
開閉弁9と、電源装置14と、切替スイッチ17と、ポンプ24と、第1切替弁25と、第2切替弁26と、NOxセンサ27とはそれぞれ、ディーゼルエンジン1の運転を制御するための制御装置であるECU30に電気的に接続されている。さらに、ECU30には、ディーゼルエンジン1の運転状況、すなわち回転数や燃料噴射量等の情報が電気的に伝達されるようになっている。また、ECU30には、ディーゼルエンジン1の可能な運転状況から算出されるNOxの最高排出量と、基準排出量とが設定されている。尚、実施の形態1では、基準排出量を、最高排出量の1/2の値として説明するが、この値に限定するものではなく、最高排出量よりも低い範囲で任意に決定可能である。
次に、この実施の形態1に係る排ガス浄化装置の動作について説明する。
ディーゼルエンジン1の起動時は、排気管2を流通する排ガスの温度が低く、NOx吸蔵触媒3の触媒活性が低いため、ECU30は、NOx処理能力を上昇するためにオゾン生成装置5を稼働させる。ECU30は、NOxセンサ27の検出値及びディーゼルエンジン1の運転状況から、ディーゼルエンジン1から排出されるNOxの排出量を算出し、予め設定されている基準排出量と比較する。NOxの排出量が基準排出量よりも小さい時は、ECU30は、開閉弁9及び第2切替弁26を閉めると共に第1切替弁25を開ける。ポンプ24により吸引されたエアーは、合流管23及び第1供給管21を順次流通して第1リアクタ6内に流入する。続いて、ECU30は、切替スイッチ17において電線16を電線18に接続させた後、電源装置14により、電極10,11間に電圧を印加する。これにより、第1リアクタ6内において、エアー中の酸素からオゾンが生成される。
第1リアクタ6に流入するエアーは、第1リアクタ6内を置換し、オゾンを含むエアーが第1リアクタ6からオゾン供給管4に排出される。新たに第1リアクタ6内に流入したエアーについては、電極10,11間に印加された電圧によって、エアー中の酸素からオゾンが生成される。一方、オゾン供給管4に排出されたオゾンを含むエアーは、排気管2に流入し、排気管2を流通する排ガスと混合されてNOx吸蔵触媒3内に流入する。NOx吸蔵触媒3において、オゾンが酸化剤となって、排ガス中のNOをNO等に酸化し、NO等が、NOx吸蔵触媒3に吸着されて還元・分解される。
NOxの排出量が基準排出量よりも小さい時は、第1リアクタ6において生成されたオゾンのみをNOx吸蔵触媒3に供給するが、NOxの排出量が基準排出量よりも大きくなる場合に備えて、第2リアクタ7においてもオゾンを生成すると共に生成したオゾンを第2リアクタ7内に貯蔵しておく。すなわち、NOxの排出量が基準排出量よりも小さい時に、ECU30は、定期的に切替スイッチ17を稼働させて、電極10,11間及び電極12,13間に交互に電圧を印加させる。これにより、間欠的にではあるが、第1リアクタ6でのオゾンの生成を継続しながら、電極12,13間に電圧が印加されることにより、第2リアクタ7内においてもオゾンの生成が可能となる。ここで、開閉弁9及び第2切替弁26が閉まっていることにより、第2リアクタ7内において生成したオゾンは、第2リアクタ7内に貯蔵される。尚、ECU30には、第2リアクタ7内において生成されるオゾン量が上限に達する時間を予め設定しておき、NOxの排出量が依然として基準排出量より小さくても、この時間を経過したら、定期的な切替スイッチ17の稼働を停止し、電極10,11間のみに電圧を印加するようにしてもよい。また、第2リアクタ7内のオゾン濃度を検出するセンサを設け、オゾン濃度が飽和に達したら、定期的な切替スイッチ17の稼働を停止するようにしてもよい。
通常、ディーゼルエンジン1の運転状況は変動するものであり、その運転状況の変動により、ディーゼルエンジン1から排出されるNOxの排出量は変化する。そのNOxの排出量の経時変化の例を図2に示す。NOxの排出量が基準排出量よりも大きくなった場合には、ECU30は、開閉弁9及び第2切替弁26を開く。すると、ポンプ24によって吸引されたエアーが第2供給管22を介して第2リアクタ7にも流入するようになるので、第2リアクタ7に貯蔵されていたオゾンがバイパス管8及びオゾン供給管4を介して、第1リアクタ6から供給されるオゾンとともに排気管2に流入する。これにより、NOx吸蔵触媒3に流入するオゾンの量が増加するので、処理されるNOx量も増加する。尚、第2リアクタ7からもオゾンの供給が行われている場合には、ECU30は、定期的に切替スイッチ17を稼働させて、電極10,11間及び電極12,13間に交互に電圧を印加させ、第1リアクタ6及び第2リアクタ7の両方において継続的にオゾンの生成を行う。
その後、ディーゼルエンジン1の運転状況の変化によって、NOx排出量が再び基準排出量以下となった場合には、ECU30は、開閉弁9及び第2切替弁26を閉めることにより、第1リアクタ6のみからオゾンを供給するようにする。尚、この場合においても、上述した動作によって、第2リアクタ7内にオゾンを貯蔵しておくようにし、さらにその後、NOx排出量が再び基準排出量よりも大きくなった場合には、上述した動作によって、第1リアクタ6及び第2リアクタ7の両方からオゾンを供給するようにする。
尚、NOxの排出量が基準排出量よりも小さい時は、第1リアクタ6において生成されるオゾンのみによって、排出されたNOxの処理ができるようにする必要があるため、第1リアクタ6は、オゾン生成能力に基づいて選定することが好ましい。すなわち、第1リアクタ6は、基準排出量以上の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有するようにすることが好ましい。さらに、電源装置14の電力供給能力を小さくするために、第1リアクタ6及び第2リアクタ7はそれぞれ、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有するようにすることが好ましい。
このように、第1リアクタ6及び第2リアクタ7は、最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有すると共に、電源装置14は、第1リアクタ6及び第2リアクタ7のいずれかの電極間に電圧を印加するように動作するので、オゾン生成装置5の稼働に必要な電源装置14を小さくすることができる。
実施の形態1では、NOx吸蔵触媒3よりも上流側に、NOをNO等に酸化するための酸化触媒を設けてもよい。この場合には、ディーゼルエンジン1が暖機されて排ガスの温度が十分に上昇すると、酸化触媒が十分な触媒能力を発揮するようになるので、ECU30は、排ガスの温度やディーゼルエンジン1の稼働時間等に基づいて、適当なタイミングでオゾン生成装置5を停止してもよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る排ガス浄化装置について説明する。尚、実施の形態2において、図1の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係る排ガス浄化装置は、実施の形態1に対して、NOx浄化手段として尿素SCR触媒に変更したものである。
この発明の実施の形態2に係る排ガス浄化装置の構成模式図を図3に示す。ディーゼルエンジン1から排出された排ガスが流通する排気管2に、酸化触媒43と、NOx浄化手段であるSCR触媒45と、酸化触媒46とが設けられている。排気管2には、酸化触媒43の上流側に、NOxセンサ27が設けられ、酸化触媒43とSCR触媒45との間には、尿素水を噴射する噴射ノズル47が設けられている。噴射ノズル47は、配管48を介して、尿素水を貯留する尿素水タンク49に連通している。配管48には、尿素水タンク49内の尿素水を噴射ノズル47に供給するための尿素水添加システム50が設けられている。尿素水添加システム50は、ECU30に電気的に接続されている。また、酸化触媒43とSCR触媒45との間で、オゾン供給管4を介してオゾン生成装置5が排気管2に連通している。その他の構成については、実施の形態1と同じである。
次に、この実施の形態2に係る排ガス浄化装置の動作について説明する。
ディーゼルエンジン1の起動時には、ディーゼルエンジン1から排出される排ガスの温度が低いため、酸化触媒43と、SCR触媒45と、酸化触媒46とのそれぞれに排ガスが流通しても、十分な触媒性能を発揮するのに必要な温度まで温度が昇温しない。そこで、実施の形態1と同様の動作によって、オゾン生成装置5からオゾン供給管4を介してSCR触媒45にオゾンを供給する。すると、オゾンを酸化剤として、NOx中のNOがNO等に酸化され、NO/NO比が1に近づくので、低温であってもSCR触媒45の触媒性能が十分に発揮される条件となる。
ECU30は、適切なタイミングで尿素水添加システム50を作動させ、尿素水タンク49内の尿素水を、配管48を介して噴射ノズル47に供給し、噴射ノズル47から尿素水がSCR触媒45に添加される。SCR触媒45に添加された尿素水は加水分解されてアンモニアと二酸化炭素となり、生成したアンモニアと排ガス中のNOxとが反応して、窒素及び水となる。SCR触媒45において消費されずに残ったアンモニアは、酸化触媒46において酸化される。その後、ディーゼルエンジン1が暖機されて、排ガス温度が十分に上昇したら、酸化触媒43の触媒性能が十分に発揮されるようになるので、ECU30は、オゾン生成装置5を停止してもよい。
このように、尿素SCRシステムに、この発明に係る排ガス浄化装置を適用した場合でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態1及び2では、オゾン生成装置5は2つのリアクタを有していたが、2つに限定するものではなく、第2リアクタを2つ以上設けてもよい。この場合には、隣り合う第2リアクタ同士は、バイパス管8とは別に設けたバイパス管によって連通するようにする。また、実施の形態1及び2では、NOx排出量検出手段としてNOxセンサ27を使用しているが、これに限定するものではない。ECU30において予め、ディーゼルエンジン1の回転数や燃料噴射量、トルク等の運転状態とNOxの排出量との関係を表すマップを組み込んでおき、このマップに基づいてNOxの排出量を推定して、基準排出量と比較するようにしてもよい。この場合、このマップがNOx排出量検出手段を構成する。
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)、2 排気管、3 NOx吸蔵触媒(NOx浄化手段)、5 オゾン生成装置、6 第1リアクタ、7 第2リアクタ、8 バイパス管、9 開閉弁(オゾン供給切替手段)、10〜13 電極、14 電源装置、17 切替スイッチ(電源切替手段)、25 第1切替弁(オゾン供給切替手段)、26 第2切替弁(オゾン供給切替手段)、27 NOxセンサ(NOx排出量検出手段)、30 ECU(制御装置)、45 SCR触媒(NOx浄化手段)。

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出された排ガスが流通する排気管に設けられたNOx浄化手段と、
    オゾンを生成するオゾン生成装置と、
    前記内燃機関から排出されるNOxの最高排出量よりも低い値である基準排出量が設定された制御装置と、
    前記内燃機関から排出されるNOxの排出量を検出するNOx排出量検出手段と
    を備え、
    前記オゾン生成装置は、
    互いに対向する一対の電極を有する第1リアクタ及び第2リアクタであって、該第1リアクタと該第2リアクタとはバイパス管によって連通されている第1リアクタ及び第2リアクタと、
    該第1リアクタ及び該第2リアクタのそれぞれの電極間に電圧を印加する1つの電源装置と、
    該電源装置が前記第1リアクタ及び前記第2リアクタのいずれかの電極間に電圧を印加するように切り替える電源切替手段と、
    前記第1リアクタ及び前記第2リアクタの少なくとも一方からオゾンを前記NOx浄化手段に供給するように切り替えるオゾン供給切替手段と
    を備え、
    前記第1リアクタは、前記基準排出量以上前記最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有し、前記第2リアクタは、前記最高排出量未満の範囲のNOのモル数と同じ範囲のモル数のオゾンを生成可能な容量を有し、
    前記制御装置は、前記内燃機関から排出されるNOxの前記排出量と、前記基準排出量との比較に基づいて、前記電源切替手段と、前記オゾン供給切替手段とを制御して、前記第1リアクタから、または前記第1リアクタ及び前記第2リアクタから、オゾンを前記NOx浄化手段に供給する排ガス浄化装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記排出量が前記基準排出量以下のときには、前記第1リアクタのみからオゾンを前記NOx浄化手段に供給し、
    前記排出量が前記基準排出量より大きいときには、前記電源切替手段によって、前記第1リアクタの電極間及び前記第2リアクタの電極間に交互に電圧を印加させて、前記第1リアクタ及び前記第2リアクタからオゾンを前記NOx浄化手段に供給する、請求項1に記載の排ガス浄化装置。
  3. 前記制御装置は、前記排出量が前記基準排出量以下のときには、前記電源切替手段によって、前記第1リアクタの電極間及び前記第2リアクタの電極間に交互に電圧を印加させて、前記第2リアクタにオゾンを蓄える、請求項2に記載の排ガス浄化装置。
  4. 少なくとも2つの第2リアクタを有し、隣り合う第2リアクタ同士は、前記バイパス管によって連通されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の排ガス浄化装置。
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JP2019127833A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 株式会社Soken オゾン制御装置

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