JP2019127833A - オゾン制御装置 - Google Patents

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亮平 山本
Ryohei Yamamoto
亮平 山本
裕斗 天野
Yuto Amano
裕斗 天野
進 武並
Susumu Takenami
進 武並
矢羽田 茂人
Shigeto Yabaneta
茂人 矢羽田
樋口 和弘
Kazuhiro Higuchi
和弘 樋口
佑輔 真島
Yusuke Majima
佑輔 真島
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Abstract

【課題】排気通路に供給するためのオゾンが外部に放出されるということを抑制できるオゾン制御装置を提供する。【解決手段】排気通路15にオゾンを供給するオゾン供給装置30は、オゾン通路31、オゾナイザ32、エアポンプ33、上流弁34及び下流弁35を有している。オゾナイザ32はオゾンを生成し、オゾン通路31は、オゾナイザ32により生成されたオゾンを排気通路15に供給する。エアポンプ33はオゾン通路31に風を送り、上流弁34及び下流弁35は開閉可能になっている。排気通路15には排気浄化装置12が設けられている。ECU13は、排気浄化装置12の温度として触媒温度を取得し、この触媒温度が温度下限値より小さい場合に上流弁34及び下流弁35のそれぞれを閉状態に移行させることで、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間にオゾンを閉じ込める。【選択図】図1

Description

この明細書による開示は、オゾン制御装置に関する。
内燃機関の排気が通る排気通路にオゾンを供給する技術として、例えば特許文献1には、オゾンを流す送風管が排気通路に接続され、送風管に設けられたエアポンプによりオゾンが送風管から排気通路に供給される、というオゾン供給装置が開示されている。このオゾン供給装置においては、オゾンを生成するオゾナイザが送風管に設けられており、オゾナイザにより生成されたオゾンがエアポンプによる送風に伴って送風管から排気通路に供給される。
特開2016−65512号公報
しかしながら、上記特許文献1では、オゾナイザにより生成されたオゾンが送風管を逆流して外部に放出されることや、排気通路に流れ込んだオゾンが排気通路から外部に放出されることが懸念される。オゾンが送風管から外部に放出される場合としては、エアポンプによる送風が停止されている場合などが挙げられ、オゾンが排気通路から外部に放出される場合としては、排気通路を流れる排気の熱等によりオゾンが分解されなかった場合などが挙げられる。
本開示の主な目的は、排気通路に供給するためのオゾンが外部に放出されるということを抑制できるオゾン制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、開示された態様は、
オゾンを生成するオゾン生成部(32)と、
内燃機関(11)から排出された排気が流れる排気通路(15)に接続され、オゾン生成部により生成されたオゾンを排気通路に供給するオゾン通路(31)と、
オゾン生成部の上流側において空気の流れを遮断する上流弁(34)と、
オゾン通路でのオゾン生成部と排気通路との間において空気の流れを遮断する下流弁(35)と、
を備えているオゾン供給装置の制御を行うオゾン制御装置(13)であって、
上流弁及び下流弁のそれぞれを遮断状態にすることで、オゾン生成部により生成されたオゾンをオゾン通路において上流弁と下流弁との間に閉じ込める閉じ込め実行部(S202,S203,S302,S303)、を備えているオゾン制御装置である。
上記態様によれば、閉じ込め実行部によりオゾン通路において上流弁と下流弁との間にオゾンが閉じ込められる。この場合、オゾン生成部により生成されたオゾンがオゾン通路を逆流して外部に放出されること、及びオゾンがオゾン通路から排気通路に流れ込んでその排気通路から外部に放出されること、の両方を抑制することができる。このため、オゾン通路から排気通路に向けた送風の有無やエンジンの運転状態などに関係なく、排気通路に供給するためのオゾンが外部に放出されるということを抑制できる。
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものにすぎず、技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における燃焼システムの構成を示す図。 オゾン制御処理の手順を示すフローチャート。 駐車時のオゾン管理処理の手順を示すフローチャート。 触媒温度と排気浄化装置の下流側でのオゾン濃度との関係を示す図。 アイドルストップ時のオゾン管理処理の手順を示すフローチャート。 閉じ込め時間とオゾン濃度との関係を示す図。 掃気処理や閉じ込め処理の実施状況を示すタイムチャート。 第2実施形態におけるアイドルストップ時のオゾン管理処理の手順を示すフローチャート。 掃気処理や閉じ込め処理の実施状況を示すタイムチャート。 掃気処理や閉じ込め処理の実施状況を示すタイムチャート。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施例の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第1実施形態)
図1に示す燃焼システム10は、エンジン11、排気浄化装置12及びECU13を有している。燃焼システム10は車両に搭載されており、この車両は、エンジン11の出力を駆動源として走行する。内燃機関としてのエンジン11は、圧縮自着火式のディーゼルエンジンであり、燃焼に用いる燃料には、炭化水素化合物である軽油を用いている。エンジン11には、エンジン11から排出された排気が流れる排気通路15が接続されている。
排気浄化装置12は、排気通路15を流れる排気を浄化する。排気浄化装置12は、排気に含まれる窒素酸化物NOxを浄化するNOx浄化部を有している。NOx浄化部は、NOxの吸蔵や還元を行うNOx触媒と、このNOx触媒を担持する担体とを有しており、このNOx触媒としては、例えばNOx吸蔵還元触媒であるLNT(Lean NOx Traps)が挙げられる。NOxとしては、一酸化窒素NOや二酸化窒素NOがあり、NOはNOに比べてNOx触媒に吸蔵されやすくなっている。なお、排気浄化装置12が排気浄化部に相当する。
ECU(Engine Control Unit)13は、燃焼システム10の動作制御を行う制御装置である。ECU13は、プロセッサ13a、記憶部13b、入出力インターフェース等を含んで構成されたコンピュータを有している。記憶部13bとしては、RAMや記憶媒体が挙げられる。エンジン11の動作制御を行うためのプログラム等が記憶部13bに記憶されており、これらプログラムがプロセッサにより実行される。ECU13は、スロットル弁や燃料噴射弁といったアクチュエータに電気的に接続されており、指令信号を出力することでこれらアクチュエータの動作制御を行う。
ECU13には、排気圧センサ16、排気温センサ17及び車載センサ18が電気的に接続されており、これらセンサ16〜18は、それぞれの検出信号をECU13に対して出力する。排気圧センサ16は、排気通路15において排気浄化装置12より上流側に設けられており、エンジン11と排気浄化装置12との間にて排気圧を検出する。排気温センサ17は、排気通路15において排気浄化装置12より下流側に設けられており、排気浄化装置12から流れ出た排気の温度を排気温として検出する。排気通路15においては、排気が排気浄化装置12の内部を通過することになり、排気浄化装置12の温度は排気温度に相関する。そこで、本実施形態では、排気浄化装置12の温度を示すパラメータとして、NOx触媒の温度である触媒温度Teaを用いる場合に、排気温センサ17の検出信号を用いて触媒温度Teaが取得される。なお、排気浄化装置12の温度を示すパラメータは担体の温度とされてもよく、担体の温度をNOx浄化部の床温度と称することもできる。
車載センサ18は、エンジン11の運転状態を取得するための各種センサを有している。車載センサ18が有するセンサには、クランクシャフトの回転角を検出する回転センサや、エンジン11の燃焼室内の圧力を検出する筒内圧センサなどが含まれている。ECU13は、車載センサ18の検出信号に基づいて運転状態や運転条件を取得する。
燃焼システム10は、排気通路15にオゾンを供給するオゾン供給装置30を有している。オゾン供給装置30は、排気通路15において排気浄化装置12の上流側に接続されている。オゾン供給装置30から排気通路15にオゾンが供給された場合、排気浄化装置12の上流側に存在するNOがオゾンにより酸化されてNOの割合が増加することで、排気浄化装置12のNOx浄化部がNOxを吸蔵しやすくなる。すなわち、排気からのNOxの除去率が向上しやすくなる。
オゾン供給装置30は、オゾン通路31、オゾナイザ32、エアポンプ33、上流弁34、下流弁35及び温度センサ36を有している。オゾン通路31は、排気浄化装置12及び排気圧センサ16のいずれよりも上流側において排気通路15に接続されている。オゾナイザ32は、オゾン通路31に設けられており、オゾン通路31に取り込まれた空気からオゾンを生成する。エアポンプ33は、駆動することで空気である外気をオゾナイザ32に供給する電動式の送風部であり、オゾン通路31においてオゾナイザ32よりも上流側に設けられている。エアポンプ33は、オゾン通路31に送風を行う送風状態と、送風を停止した停止状態とに移行可能になっている。エアポンプ33は、モータ等の駆動部が駆動することで送風状態に移行し、駆動部が駆動停止することで停止状態に移行する。
オゾナイザ32は、複数の電極と、これら電極を収容した収容部と、電極に電力を供給する給電部とを有している。オゾナイザ32においては、給電部からの給電に伴って電極に電圧が印加されると、電極から放出された電子が空気中の酸素分子に衝突することなどによりオゾンが生成される。このようにして生成された収容部内のオゾンは、エアポンプ33からの送風によりオゾナイザ32からオゾン通路31を通じて排気通路15に供給される。なお、本実施形態では、給電部から電極への給電が停止された場合にオゾナイザ32でのオゾンの生成が停止され、この状態をオゾナイザ32が停止した状態と称する。なお、オゾナイザ32がオゾン生成部に相当する。
上流弁34及び下流弁35は、電動式の開閉弁であり、いずれも開状態及び閉状態に移行可能になっている。上流弁34及び下流弁35について、閉状態は空気の流れを遮断する遮断状態に相当し、開状態は空気が流れる連通状態に相当する。
上流弁34は、オゾナイザ32とエアポンプ33との間に設けられており、オゾナイザ32の上流側において空気の流れを遮断することが可能になっている。オゾン供給装置30は、オゾナイザ32の上流側において外部から外気を取り込むことが可能な取り込み口37を有しており、この取り込み口37はオゾン通路31の上流端に配置されている。上流弁34が閉状態にある場合、取り込み口37からオゾナイザ32に空気が供給されることや、オゾンが取り込み口37から外部に放出されることが規制される。
オゾン通路31は、オゾンを排気通路15に供給する供給口を有しており、この供給口はオゾン通路31の下流端部に設けられている。下流弁35は、オゾン通路31においてオゾナイザ32と供給口との間に設けられており、オゾナイザ32の下流側において空気の流れを遮断することが可能になっている。下流弁35が閉状態にある場合、オゾン通路31から排気通路15が供給されることや、排気通路15からオゾン通路31に逆流した排気がオゾナイザ32に到達することが規制される。
オゾン供給装置30においては、エアポンプ33により空気がオゾナイザ32に供給され、オゾナイザ32にてオゾンが生成され、さらに、上流弁34及び下流弁35の両方が開状態にある場合に、オゾン通路31から排気通路15にオゾンが供給される。また、オゾン供給装置30においては、少なくとも下流弁35が閉状態になっていれば、排気通路15へのオゾンの供給が停止される。
温度センサ36は、オゾン通路31においてオゾナイザ32と下流弁35との間に設けられており、オゾン通路31に存在するオゾンや空気の温度を検出する。温度センサ36は、上流弁34及び下流弁35の両方が閉状態にある場合、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間の領域の温度を検出することになる。
ECU13は、オゾン供給装置30に電気的に接続されており、オゾン供給装置30の動作制御を行う。この場合、ECU13は、オゾナイザ32、エアポンプ33、上流弁34及び下流弁35といったアクチュエータと、温度センサ36とに電気的に接続されている。ECU13は、温度センサ36の検出信号やエンジン11の運転状態などに応じて、オゾナイザ32等のアクチュエータの動作制御を行うことでオゾン供給装置30の動作制御を行う。この場合、ECU13がオゾン制御装置に相当する。
ECU13は、オゾン通路31や排気通路15から外部にオゾンが放出されないようにオゾン供給装置30の動作制御を行うオゾン制御処理を行う。オゾン制御処理について、図2〜図6を参照しつつ説明する。
図2においてステップS101では、オゾン供給装置30から排気通路15にオゾンが供給されているか否かの判定を行う。ここでは、オゾン供給装置30について、オゾナイザ32がオゾンを生成しているか否かの判定と、エアポンプ33が送風状態にあるか否かの判定と、上流弁34及び下流弁35がいずれも開状態にあるか否かの判定を行う。これら全ての判定が肯定された場合に、オゾン供給装置30から排気通路15にオゾンが供給されているとして、ステップS102に進む。
ステップS102では、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾンの供給を停止するか否かの判定を行う。ここでは、エンジン11が停止されるか否かの判定を行い、エンジン11が停止される場合に排気通路15へのオゾンの供給を停止すると判断する。エンジン11が停止される場合としては、運転者によりシフトレンジがパーキングレンジに切り替えられた場合や、運転者によりサイドブレーキがかけられた場合などが挙げられる。
また、エンジン11が停止されない場合でも、エンジン11の運転状態に応じて、排気通路15へのオゾンの供給を停止するか否かの判定を行う。例えば、排気浄化装置12のNOx浄化部が吸蔵したNOxをNに還元するNOx還元処理が行われるか否かの判定を行い、NOx還元処理が行われる場合には、排気通路15へのオゾンの供給を停止すると判断する。NOx還元処理では、NOxを還元させる一酸化炭素COや炭化水素HC等の還元剤がNOx浄化部に供給されるように燃焼システム10の制御が行われる。この制御としては、エンジン11においてインジェクタが燃料を多めに噴射して排気にCOやHCが含まれるようにする制御が挙げられる。
排気通路15へのオゾンの供給を停止する場合、ステップS103に進み、オゾナイザ32を停止させる。ここでは、オゾナイザ32について、給電部から電極への給電を停止させる。
ステップS104では、エンジン11が停止したか否かを判定する。ここで、エンジン11が停止していない場合、NOxを含む排気がエンジン11から排気通路15に排出される。この場合、排気通路15に存在するオゾンはNOxの酸化に用いられることで減少し、オゾンが排気浄化装置12を通過する可能性が低下する。これに対して、エンジン11が停止している場合、NOxを含む排気がエンジン11から排気通路15に排出されなくなるため、排気通路15に存在するオゾンはNOxの酸化に用いられないことで減少しにくくなる。このため、エンジン11が停止していない場合に比べて、オゾンが排気浄化装置12を通過する可能性が高くなってしまう。したがって、ステップS104では、エンジン11が停止したか否かを判定することで、排気浄化装置12を通過するオゾンが発生しやすいか否かを判定することになる。
エンジン11が停止した場合、排気浄化装置12を通過するオゾンが発生しやすいとして、ステップS105に進み、車両の電源スイッチとしてのイグニッションスイッチがオン状態からオフ状態に移行したか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフ状態に移行した場合には、車両が駐車スペース等に駐車されたとして、ステップS106に進み、駐車時のオゾン管理処理を行う。一方、イグニッションスイッチがオフ状態に移行していない場合には、アイドルストップの開始によりエンジン11が一時的に停止したとして、ステップS107に進み、アイドルストップ時のオゾン管理処理を行う。なお、ステップS107の処理は、アイドルストップ時に限らず、エンジン11が一時的に停止した場合に行われる。
ステップS106の駐車時のオゾン管理処理については、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
図3においてステップS201では、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さいか否かを判定する。ここでは、排気温センサ17の検出信号を用いて、排気浄化装置12の下流側における排気温度を取得し、この排気温度と触媒温度Teaとの相関関係やエンジン11の運転状態などに基づいて、排気温度から触媒温度Teaを推定する。
ここで、排気浄化装置12に到達したオゾンは触媒温度Teaが高いほど分解されやすくなっている。換言すれば、排気浄化装置12を通過するオゾンは触媒温度Teaが高いほど少なくなりやすい。本実施形態では、触媒温度Teaについて、排気浄化装置12に到達したオゾンのほとんどが分解される温度が温度下限値TE1として記憶部13bに記憶されている。この温度下限値TE1は、試験等によりあらかじめ定められた値である。なお、温度下限値TE1は基準値に相当する。
図4に示すように、排気浄化装置12の下流側におけるオゾン濃度は、触媒温度Teaが高いほど小さくなる。触媒温度Teaには、オゾンを分解しやすい温度とオゾンを分解しにくい温度との境界部が存在しており、本実施形態では、この境界部よりも高い温度を温度下限値TE1としている。
本ステップS201では、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さいか否かを判定することで、オゾンが排気浄化装置12を通過しやすいか否かを判定することになる。触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくない場合、オゾンが排気浄化装置12を通過しにくいとして、ステップS205〜S207にて掃気処理を行う。
この掃気処理において、ステップS205では、掃気開始処理を行う。ここで、オゾナイザ32が停止された場合、オゾナイザ32やオゾン通路31などオゾン供給装置30の内部にはオゾンが残留していると考えられる。本実施形態では、オゾナイザ32が停止された後に、エアポンプ33の送風によりオゾナイザ32の内部やオゾン通路31の内部などから排気通路15にオゾンを追い出すことを掃気と称する。
オゾン供給装置30においては、上記ステップS103にてオゾナイザ32が停止された一方で、上流弁34及び下流弁35が開状態にあり且つエアポンプ33の送風が停止されていないことで、オゾン供給装置30の掃気が行われている掃気状態にある。本ステップS205では、オゾナイザ32が停止されてからの経過時間としてオゾナイザ停止時間TMを計測する。本実施形態では、上述したように、オゾナイザ32が停止された後にオゾン供給装置30の掃気が引き続き行われるため、掃気を継続して行っている掃気継続時間がオゾナイザ停止時間TMと同じになる。
ステップS206では、掃気を終了するか否かを判定する。ここでは、オゾナイザ停止時間TMがあらかじめ定められた時間判定値Ethより長くなったか否かを判定し、オゾナイザ停止時間TMが時間判定値Ethより長くなった場合に、掃気を終了すると判断する。そして、オゾナイザ停止時間TMが時間判定値Ethより長くなるまで、ステップS206の判定処理を繰り返し実行する。時間判定値Ethは、オゾナイザ32が停止された後にオゾン供給装置30の内部に残留しているオゾンの量が掃気によりほぼゼロになるまでに要する時間であり、試験等により設定された値である。
掃気を終了する場合、ステップS207に進み、掃気停止処理を行う。この処理では、下流弁35を閉状態に移行させた後に、上流弁34を閉状態に移行させる処理や、エアポンプ33を停止状態に移行させる処理を行う。これにより、排気が排気通路15からオゾン通路31に逆流してオゾナイザ32に到達するということが下流弁35により抑制される。なお、上記ステップS205〜S207の掃気処理においては、車両が駐車された後も、オゾン供給装置30の掃気が終了するまではエアポンプ33の送風が継続して行われることになる。
上記ステップS205〜S207にて掃気処理が行われた場合、触媒温度Teaが温度下限値TE1より高いことに起因して、掃気に伴って排気通路15に追い出されたオゾンは排気浄化装置12に到達することでそのほとんどが分解される。このため、排気浄化装置12を通過したオゾンが排気口15aから外部に放出されるということが生じにくくなっている。
上記ステップS201にて、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さい場合、ステップS202,S203にて、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間にオゾンを閉じ込める閉じ込め処理を行う。この処理において、ステップS202では、下流弁35を開状態から閉状態に移行させる。この場合、オゾンがオゾン通路31から排気通路15に流れ込むことが下流弁35により規制される。しかも、上流弁34が開状態のままでエアポンプ33による送風が行われているため、エアポンプ33により送られる風によりオゾン通路31の残留オゾンが上流弁34よりもオゾナイザ32側に押し込まれた状態になりやすい。
その後、ステップS203にて、上流弁34を開状態から閉状態に移行させる。この場合、エアポンプ33の送風に伴ってオゾンが上流弁34よりもオゾナイザ32側に押し込まれた状態で上流弁34が閉状態に移行するため、上流弁34よりも上流側にオゾンが存在するということが生じにくくなっている。このため、上流弁34が閉状態に移行した後にオゾンが取り込み口37から外部に放出されるということが生じにくくなっている。
ステップS204では、上流弁34と下流弁35との間にオゾンを閉じ込めた後に、エアポンプ33の停止処理を行う。ここでは、エアポンプ33を送風状態から停止状態に移行させる。なお、上記ステップS202〜S204については、車両が駐車された後も、閉じ込め処理のために上流弁34及び下流弁35の状態移行やエアポンプ33の送風が行われることになる。
次に、ステップS107のアイドルストップ時のオゾン管理処理について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
図5においてステップS301では、上記ステップS201と同様に、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さいか否かを判定する。触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくない場合、ステップS316〜S318にて、上記ステップS205〜S207と同様に掃気処理を行う。一方、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さい場合、ステップS302〜S304にて、上記ステップS202〜S204と同様に、オゾンの閉じ込め処理及びエアポンプ33の停止処理を行う。
ステップS304の後、ステップS305に進み、温度センサ36の検出信号を用いて、オゾンを閉じ込めた部分の温度を閉じ込め温度Tebとして取得する。閉じ込め温度Tebは、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間の部分の温度であり、本ステップS305にて取得した温度は、閉じ込め開始時の閉じ込め温度Tebになる。
ステップS306では、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾン供給を再開するか否かを判定する。ここでは、オゾン供給の再開要求があるか否かを判定する。オゾン供給の再開要求がある場合としては、アイドルストップを解除してエンジン11を再始動する場合がある。そこで、エンジン11を再始動するか否かの判定を行い、再始動する場合にオゾンの供給を再開すると判断する。そして、オゾン供給を再開すると判断するまで、ステップS306の判定処理を繰り返し実行する。
オゾン供給を再開する場合、ステップS307に進み、オゾン要求量を取得する。オゾン要求量は、エンジン11の運転状態等に基づいて算出される値である。例えば、オゾン要求量は、エンジン11からのNOxの排出量に基づいて算出される。この場合、NOxの排出量が多いほどオゾン要求量が多くなる。
ステップS308では、オゾンを閉じ込めた後の経過時間を閉じ込め時間Txとして算出する。ここでは、上流弁34を閉状態に移行してからの経過時間を閉じ込め時間Txとする。
ステップS309では、上記ステップS304と同様に、温度センサ36の検出信号を用いて閉じ込め温度Tebを取得する。本ステップS309にて取得した温度は、閉じ込め解除時の閉じ込め温度Tebになる。
ステップS310では、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間に残っているオゾンの量をオゾン残留量として推定する。ここでは、閉じ込め開始時や閉じ込め解除時の閉じ込め温度Tebや閉じ込め時間Txに基づいてオゾン残留量を推定する。オゾンが不安定な分子であることに起因して、オゾン残留量は閉じ込め時間Txが長いほど減少しやすい。また、オゾンが熱で分解しやすいことに起因して、オゾン残留量は閉じ込め温度Tebが高いほど減少しやすい。なお、オゾン残留量が、上流弁34と下流弁35との間に閉じ込められたオゾンの閉じ込め量に相当する。
記憶部13bには、閉じ込め温度Tebと閉じ込め時間Txとオゾン残留量との関係を示すマップやデータ等の閉じ込め情報が記憶されている。本ステップS310では、この閉じ込め情報を用いて閉じ込め温度Tebや閉じ込め時間Txに基づいてオゾン残留量を算出する。閉じ込め温度Tebについては、例えば、閉じ込め開始時及び閉じ込め解除時の各値の平均値をオゾン残留量の推定に用いる。
閉じ込め情報としてマップが用いられる場合、このマップには、図6に示すように、閉じ込め温度Tebと閉じ込め時間Txとオゾン濃度との関係が示されている。このマップでは、閉じ込め温度Tebが高く且つ閉じ込め時間Txが長いほどオゾン濃度が低下している。この場合、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間の容積を用いることで、オゾン濃度からオゾン残留量を算出する。
ステップS311では、オゾナイザ32にて生成するオゾン生成量を設定する。ここでは、上記ステップS307にて取得したオゾン要求量と、上記ステップS310にて取得したオゾン残留量と、の差を算出することでオゾン生成量を算出する。この場合、オゾン要求量をそのままオゾン生成量とする場合に比べて、オゾン要求量からオゾン残留量を引く分だけオゾン生成量を小さい値に設定することになる。
ステップS312〜S315では、排気通路15へのオゾン供給を再開する再開処理を行う。この再開処理において、ステップS312にてエアポンプ33に送風を開始させ、ステップS313にてオゾナイザ32にオゾンの生成を開始させる。その後、ステップS314にて上流弁34を開状態に移行させ、ステップS315にて下流弁35を閉状態に移行させる。このように、再開処理において最後に下流弁35を閉状態に移行させることで、排気通路15からオゾン通路31に排気が逆流することがエアポンプ33の送風により抑制される。
ただし、ステップS313のオゾン生成については、ステップS311にて算出したオゾン生成量に応じて、オゾナイザ32によるオゾン生成の開始タイミングを、下流弁35を開状態に移行させたタイミングから遅らせる。これにより、オゾン供給装置30から排気通路15に供給されるオゾンの量をオゾン生成量に調節することができ、その結果、オゾン要求量よりもオゾン残留量分だけ多いオゾンが排気通路15に供給されるということが回避される。本実施形態では、オゾン残留量について、エアポンプ33の送風に伴ってオゾン通路31から排気通路15に送り出される単位時間当たりのオゾン量を算出し、このオゾン量と単位時間当たりのオゾン要求量とを用いて、単位時間当たりのオゾン生成量を算出する。
図2の説明に戻り、ステップS104にて、エンジン11が停止していないと判断された場合、ステップS108に進み、エンジン運転中のオゾン管理処理を行う。この処理では、排気圧センサ16の検出信号を用いて、排気通路15において排気浄化装置12よりも上流側の部分の圧力を排気圧力として取得する。そして、排気通路15からオゾン通路31に排気が逆流するほどに排気圧力が大きくなっているか否かを判定する。ここでは、エアポンプ33の送風によるオゾン通路31での風圧に基づいて判定圧力を設定し、排気圧力が判定圧力より大きいか否かを判定し、排気圧力が判定圧力より大きい場合に、オゾン通路31に排気が逆流するほどに排気圧力が大きいと判断する。
排気圧力が判定圧力より大きい場合、ステップS202,S203と同様に、オゾンの閉じ込め処理を行う。この場合、オゾン通路31を逆流する排気によりオゾンが取り込み口37側に押し込まれることで、取り込み口37からオゾンが外部に放出されるということが抑制される。また、オゾンだけでなく排気が取り込み口37から外部に放出されるということも抑制される。
排気圧力が判定圧力より大きくない場合、エンジン運転中のオゾン管理処理では、触媒温度Teaが温度上限値TE2より大きいか否かを判定する。ここで、排気通路15においては、エンジン11の運転負荷が高いほど排気の温度が高くなりやすく、その結果、触媒温度Teaが高くなりやすい。また、エンジン11の運転負荷が高いほど排気圧力が高くなりやすい。そこで、本実施形態では、触媒温度Teaについて、排気通路15からオゾン通路31に排気が逆流するほどに排気圧力が高くなった場合の温度が温度上限値TE2として記憶部13bに記憶されている。この温度上限値TE2は、試験等によりあらかじめ定められた値である。なお、触媒温度Teaが温度上限値TE2に達した場合でも、排気圧力が判定圧力までは大きくならないように温度上限値TE2が設定されている。
触媒温度Teaが温度上限値TE2より大きい場合、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾン供給を停止し、その後、ステップS205〜S207と同様に掃気処理を行う。このように、排気圧力が閉じ込め処理を行うほどに大きくない場合には、オゾンを上流弁34と下流弁35との間に閉じ込めるのではなく、掃気処理によりオゾン供給装置30からオゾンが排気通路15に追い出される。この場合、上流弁34と下流弁35との間にオゾンを閉じ込める回数や期間を極力少なくすることになるため、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間の部分がオゾンにより腐食するということを抑制できる。
なお、ECU13は、オゾン制御処理の各ステップを実行する機能を有している。ステップS201の処理を実行する機能、及びステップS301の処理を実行する機能が掃気判定部に相当する。ステップS202,S203の処理を実行する機能、及びステップS302,S303の処理を実行する機能が閉じ込め実行部に相当する。ステップS202の処理を実行する機能、及びステップS302の処理を実行する機能が下流閉弁部に相当する。ステップS203の処理を実行する機能、及びステップS303の処理を実行する機能が上流閉弁部に相当する。ステップS205〜S207の処理を実行する機能、及びステップS316〜S318の処理を実行する機能が掃気実行部に相当する。
ステップS309の処理を実行する機能が閉じ込め量取得部に相当し、ステップS312の処理を実行する機能が生成量設定部に相当する。ステップS314の処理を実行する機能及びステップS315の処理を実行する機能が解除実行部を構成しており、ステップS314の処理を実行する機能が上流開弁部に相当し、ステップS315の処理を実行する機能が下流開弁部に相当する。
次に、オゾン制御処理による掃気処理や閉じ込め処理の実施態様について、図7のタイムチャートを参照しつつ説明する。
図7において、車速がゼロになり、且つアイドルストップが開始されたタイミングt1では、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低くなっている。例えば、エンジン11を始動した後に、車両が短時間の走行など触媒温度Teaが上昇しきっていない状態で信号待ちなどの停車状態になった場合、触媒温度Teaが温度下限値TE1を下回ることが想定される。この場合、ECU13によりオゾナイザ32が停止されることでオゾン生成量がゼロになり、ECU13により閉じ込め処理が行われることで、エアポンプ33が停止してエアポンプ33の送風量がゼロになる。このように、オゾナイザ32の停止に伴って掃気が行われないことで、アイドルストップが実行された際にオゾンが排気浄化装置12を通過して排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。
その後、タイミングt2にてアイドルストップが終了すると、車速が増加していき、ECU13による閉じ込め処理が終了する。また、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾンの供給が再開される。ここで、エアポンプ33による送風の開始と、上流弁34及び下流弁35の開放とはタイミングt2に合わせて行われる一方で、オゾナイザ32によるオゾン生成は、オゾン残留量に応じた時間だけタイミングt2から遅れたタイミングt3にて開始される。この場合、オゾン残留量の分だけ過剰にオゾンが排気通路15に供給されるということが回避されるため、排気通路15において排気中のNOxに対してオゾンが余るということが生じにくくなっている。これにより、タイミングt2の前後において触媒温度Teaが温度下限値TE1より低かったとしても、NOxに対して余ったオゾンが排気浄化装置12を通過して排気口15aから外部に放出されるということが生じにくくなっている。
そして、触媒温度Teaが温度上限値TE2より高くなったタイミングt4では、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾンの供給が停止され、それに伴って、ECU13により掃気処理が開始される。そして、タイミングt4から時間判定値Ethだけ経過したタイミングt5にて掃気処理が終了される。タイミングt4〜t5の期間では、エアポンプ33の送風量が排気圧力に応じて増加している。タイミングt5の後、触媒温度Teaが温度上限値TE2まで低下したタイミングt6では、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾンの供給が再開される。
タイミングt7では、再び車速がゼロになり、アイドルストップが開始されるものの、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低くなっていない。このため、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾン供給が停止される場合に、閉じ込め処理ではなく掃気処理が開始される。この場合、触媒温度Teaが温度下限値TE1に達していることに起因してオゾンが排気浄化装置12にて分解されるため、掃気処理に伴ってオゾン供給装置30から排気通路15に追い出されたオゾンが排気口15aから外部に放出されるということが抑制される。その後、時間判定値Ethだけ経過したタイミングt8では、掃気処理が終了される。
そして、タイミングt9にてアイドルストップが終了して車速が増加していった後、タイミングt10では、車速がゼロになり、エンジン11が停止され且つイグニッションスイッチもオフされている。すなわち、車両の駐車が行われた。このタイミングt10では、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低くなっており、それに伴って、ECU13による閉じ込め処理が行われる。この場合、エンジン11が始動されるまで触媒温度Teaが上昇することはないと考えられる。このため、少なくともイグニッションスイッチがオンされ且つエンジン11が再び始動されるまでは、上流弁34と下流弁35との間にオゾンが閉じ込められた状態が継続されることになる。
ここまで説明した本実施形態によれば、オゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間にオゾンが閉じ込められる。このため、エアポンプ33が停止状態にある場合や、エアポンプ33の風圧に対して排気圧が大きい場合に、オゾンがオゾン通路31を逆流して取り込み口37から外部に放出されるということを上流弁34により抑制できる。また、オゾンが分解されないほどに触媒温度Teaが低い場合に、オゾン通路31から排気通路15にオゾンが供給されるということを下流弁35により抑制できる。すなわち、オゾンが排気浄化装置12を通過して排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。したがって、排気通路15に供給するためのオゾンが意図せずに外部に放出されるということを抑制できる。すなわち、排気通路15に供給される高濃度のオゾンが車両の内部や外部において意図せずに人に付与されるということを抑制できる。
本実施形態によれば、閉じ込め処理において、エアポンプ33による送風が行われている状態で、下流弁35が閉状態に移行した後に上流弁34が閉状態に移行する。この場合、下流弁35が上流弁34よりも先に閉状態に移行するため、オゾン通路31から排気通路15に流れ出すオゾンを極力少なくすることができる。また、この場合、下流弁35が閉状態に移行した後、エアポンプ33の送風によりオゾン通路31での残留オゾンが下流弁35側に押し付けられた状態になるため、オゾンが上流弁34よりも上流側に流出しにくくなっている。この状態で上流弁34が閉状態に移行することで、オゾンが取り込み口37から外部に放出されることをより確実に抑制できる。
本実施形態によれば、掃気処理を行わない場合に閉じ込め処理が行われる。このため、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低い場合など、オゾンが排気浄化装置12を通過して排気口15aから外部に放出されることが懸念される場合には、掃気処理の実行に伴ってオゾンが排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。この場合、オゾン供給装置30の掃気に伴ってオゾンが排気口15aから外部に放出されることの回避策として、オゾンをオゾン供給装置30の内部に閉じ込めるという処理を採用することになる。
本実施形態によれば、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低くなった場合に閉じ込め処理が行われる。この場合、オゾン通路31から排気通路15にオゾンが供給されることが下流弁35により規制されるため、オゾンが排気浄化装置12の熱で分解されずに排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。
本実施形態によれば、触媒温度Teaが温度下限値TE1より低くない場合に掃気処理が行われる。この場合、オゾン供給装置30の内部から排気通路15にオゾンが追い出されるため、オゾン供給装置30の内部に残留したオゾンによりオゾン通路31やオゾナイザ32などが腐食するということが発生しにくくなる。このため、オゾンが排気口15aから外部に放出されるということが排気浄化装置12の熱により抑制される場合には、オゾン供給装置30の腐食を抑えるという観点からするとオゾン供給装置30の掃気が行われることが好ましい。
本実施形態によれば、エンジン11が停止した場合に閉じ込め処理が行われる。この場合、オゾン通路31から排気通路15へのオゾン供給が規制されるため、NOxを含む排気がエンジン11から排出されなくなった状態において、排気通路15にてNOxに対してオゾンが余るということを抑制できる。このため、排気通路15において余剰になったオゾンが排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。
本実施形態によれば、オゾナイザ32によるオゾン生成が停止された場合に閉じ込め処理が行われる。この場合、オゾナイザ32によりオゾン生成が継続されることでオゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間でのオゾン濃度が上昇するということを回避できる。このため、オゾン濃度の上昇に伴って上流弁34と下流弁35との間でオゾンによる腐食が発生しやすくなるということを抑制できる。
本実施形態によれば、上流弁34及び下流弁35のそれぞれが開状態に移行することでオゾンの閉じ込めが解除されるため、エアポンプ33の送風により排気通路15へのオゾンの供給を再開できる。しかも、エアポンプ33による送風が行われている状態で、上流弁34が開状態に移行した後に下流弁35が開状態に移行する。この場合、上流弁34よりも先に下流弁35が開状態に移行する構成とは異なり、下流弁35が開状態に移行した際に排気が排気通路15からオゾン通路31に逆流してオゾナイザ32に到達するということをエアポンプ33の風圧により抑制できる。
本実施形態によれば、閉じ込め処理が行われた場合に、上流弁34と下流弁35との間のオゾン残留量が取得される。この場合、閉じ込めを解除して排気通路15へのオゾン供給が再開される際に、オゾナイザ32にて生成されたオゾンに加えて、上流弁34と下流弁35との間に閉じ込められていたオゾンが排気通路15にどの程度供給されるのかを把握することができる。このため、オゾン供給装置30から排気通路15に供給されるオゾンが過剰に多くなるということを抑制できる。しかも、オゾン残留量に応じてオゾナイザ32によるオゾン生成量が設定されるため、オゾナイザ32が過剰に多くのオゾンを生成するということを回避できる。
本実施形態によれば、閉じ込め処理が行われた場合に、オゾンが不安定な分子であり且つ熱で分解しやすいという性質を利用して、閉じ込め時間Tx及び閉じ込め温度Tebに基づいてオゾン残留量が推定されるため、オゾン残留量の推定精度を向上できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ECU13が閉じ込め処理に合わせてオゾン残留量を取得したが、第2実施形態では、ECU13がオゾン残留量を取得しない。本実施形態では、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態においてECU13が実行するアイドルストップ時のオゾン管理処理は、基本的に上記第1実施形態のアイドルストップ時のオゾン管理処理と同じ内容になっている。ただし、図8に示すように、本実施形態のアイドルストップ時のオゾン管理処理では、ステップS301〜S304,S306,S307,S312〜S318の処理を行う一方で、ステップS305,S308〜S311の処理を行わない。このように、ステップS305,S308〜S311の処理を行わないことで、閉じ込め時間Tx及び閉じ込め温度Tebの取得やオゾン残留量の推定を行わない。
本実施形態では、オゾナイザ32ではオゾン要求量をオゾン生成量としてオゾンの生成が行われる。このため、ステップS310〜S313については、上記第1実施形態とは異なり、エアポンプ33の送風開始や上流弁34及び下流弁35の開放に合わせて、オゾナイザ32によるオゾン生成を開始する。この場合、図9に示すように、オゾナイザ32によるオゾン生成は、エアポンプ33による送風の開始と、上流弁34及び下流弁35の開放と共に、アイドルストップが終了するタイミングt2に合わせて開始される。
また、図10では、車速がゼロになったタイミングt10に合わせて、エンジン11が停止され且つイグニッションスイッチもオフされた場合に、触媒温度Teaが温度下限値TE1よりも高くなっている。この場合、掃気処理がECU13により行われることで、タイミングt10に合わせて掃気処理が開始された後、時間判定値Ethだけ経過したタイミングt11にて掃気処理が終了される。このように、車両駐車時に掃気処理が行われた場合、イグニッションスイッチがオンされ且つエンジン11が再び始動されるまでの期間において、オゾン供給装置30の内部にオゾンは閉じ込められていない。すなわち、オゾン供給装置30の内部にオゾンが長時間にわたって閉じ込められている状態が回避される。このため、オゾンによりオゾン通路31等が腐食しやすくなるということを抑制できる。
なお、オゾナイザ32によるオゾン生成を行うステップS313の処理は、上流弁34及び下流弁35を開状態に移行させるステップS314,S315の処理の後に行われてもよい。
(他の実施形態)
以上、本開示の複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
変形例1として、オゾンを閉じ込める場合に、下流弁35を閉じた後に上流弁34を閉じるのではなく、上流弁34を閉じた後に下流弁35を閉じてもよく、これら上流弁34と下流弁35とを同時に閉じてもよい。いずれの場合でも、上流弁34及び下流弁35の両方が閉じられることで、これら上流弁34と下流弁35との間にオゾンを閉じ込めることができる。
変形例2として、オゾンを閉じ込める場合に、エアポンプ33による送風が停止された後に上流弁34や下流弁35が閉じられてもよく、送風停止と同時に上流弁34や下流弁35が閉じられてもよい。また、上流弁34や下流弁35が閉じられた後にオゾナイザ32によるオゾン生成が停止されてもよく、オゾナイザ32によるオゾン生成の停止と同時に上流弁34や下流弁35が閉じられてもよい。
変形例3として、オゾンの閉じ込めを解除する場合に、上流弁34を開放した後に下流弁35を開放するのではなく、下流弁35を開放した後に上流弁34を開放してもよく、これら上流弁34と下流弁35とを同時に開放してもよい。いずれの場合でも、上流弁34及び下流弁35の両方が開放されることで、オゾン供給装置30から排気通路15への供給を再開することができる。
変形例4として、オゾンの閉じ込めを解除する場合に、エアポンプ33による送風が停止された後に上流弁34や下流弁35が開放されてもよく、送風停止と同時に上流弁34や下流弁35がと開放されてもよい。
変形例5として、上流弁34は、オゾン供給装置30においてオゾナイザ32の上流側に設けられていれば、オゾナイザ32とエアポンプ33との間に設けられていなくてもよい。例えば、上流弁34がエアポンプ33の上流側に配置されていてもよい。この場合、上流弁34により取り込み口37が形成されていてもよい。
変形例6として、ECU13は、排気温センサ17により取得した排気温度が所定の判定値より小さい場合に閉じ込め処理を行ってもよい。判定値をオゾンが熱により分解しやすい温度に設定することで、排気温度が判定値より高い場合には、オゾン供給装置30から排気通路15に供給されたオゾンが排気の熱で分解されやすくなる。一方、排気温度が判定値より低い場合には、排気の熱でオゾンが分解されにくいため、閉じ込め処理を行うことで、排気口15aからオゾンが外部に放出されることが抑制される。
変形例7として、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくても閉じ込め処理が行われない構成としてもよい。例えば、エンジン11が運転状態にある場合に、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくても閉じ込め処理を行わない構成とする。また、排気通路15に存在するNOx量が所定の判定値より多い場合に、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくても閉じ込め処理を行わない構成とする。いずれの構成でも、オゾン供給装置30から排気通路15に供給されたオゾンがNOxの酸化で消費されやすいため、閉じ込め処理を行わなくても、オゾンが排気口15aから外部に放出されるということが生じにくくなっている。
変形例8として、排気浄化装置12が排気に含まれる粒子状物質PM(Particulate Matter)を捕集する捕集部を有していてもよい。捕集部としては、微粒子捕集装置であるDPF(Diesel Particulate Filter)が挙げられる。捕集部においては、捕集したPMが排気の熱等により燃焼して除去されることでPMの捕集能力が再生される。この場合、オゾン供給装置30から供給されたオゾンが捕集部に付与されることでPMの燃焼が促進され、PMの燃焼に伴ってオゾンが消費される。このため、捕集部でのPM捕集量が少ないほどPMの燃焼に用いられるオゾンが少ないことになる。
そこで、ECU13は、捕集部のPM捕集量を取得し、このPM捕集量があらかじめ定められた判定値より大きくなったか否かを判定する。そして、PM捕集量が判定値より大きい場合に、オゾン供給装置30から排気通路15へのオゾンの供給を許可し、PM捕集量が判定値より大きくない場合に、オゾンの閉じ込め処理を行う。これにより、オゾンが捕集部を通過して排気口15aから外部に放出されるということを抑制できる。なお、PM捕集量が判定値より大きい場合は、触媒温度Teaが温度下限値TE1より小さくても閉じ込め処理を行わない構成としてもよい。
変形例9として、ECU13は、閉じ込め開始時及び閉じ込め解除時に加えて、オゾンの閉じ込めを行っている期間にわたって継続的に閉じ込め温度Tebを取得してもよい。この場合、ECU13は、閉じ込め温度Tebの変化態様などに基づいてオゾン残留量を推定してもよい。
変形例10として、ECU13は、閉じ込め時間Tx及び閉じ込め温度Tebのうち一方だけを用いてオゾン残留量を推定してもよい。
変形例11として、オゾン供給装置30は、オゾン通路31においてオゾンを検出するオゾンセンサを有していてもよい。例えば、オゾンセンサがオゾン通路31において上流弁34と下流弁35との間に設けられた構成とする。ECU13は、オゾンセンサに電気的に接続されており、閉じ込め処理を行った場合に、オゾンセンサの検出信号を用いてオゾン残留量を取得する。これにより、オゾン残留量の取得精度を高めることができる。
変形例12として、オゾン通路31に風を送る構成としては、車両の走行に伴って生じる走行風によりオゾン通路31に風を送る構成や、排気圧により回転する回転体によりオゾン通路31に風を送る構成などが用いられてもよい。
変形例13として、ECU13は、エンジン11の始動に合わせてオゾンの閉じ込めを解除しなくてもよい。例えば、エンジン11が始動しても触媒温度Teaが温度下限値TE1より低い場合にはオゾンの閉じ込めを解除しない構成とする。また、ECU13は、エンジン11が停止状態にある場合でも、オゾンの閉じ込めを解除してもよい。例えば、オゾン残留量がほぼゼロになった場合にオゾンの閉じ込めを解除する構成とする。
変形例12として、オゾン制御装置としての機能を発揮する構成は、ECU13ではなく、車両に搭載された種々の演算装置であってもよく、複数の演算装置が協働で制御装置としての機能を発揮してもよい。また、各演算装置に設けられたフラッシュメモリやハードディスク等の非遷移的実体的記憶媒体に各種プログラムが記憶されていてもよい。
11…内燃機関としてのエンジン、12…排気浄化部としての排気浄化装置、13…オゾン制御装置としてのECU、15…排気通路、31…オゾン通路、32…オゾン生成部としてのオゾナイザ、33…送風部としてのエアポンプ、34…上流弁、35…下流弁、TE1…基準値としての温度下限値、Tea…触媒温度、Teb…閉じ込め温度、Tx…経過時間としての閉じ込め時間、S201…掃気判定部、S202…閉じ込め実行部及び下流閉弁部、S203…閉じ込め実行部及び上流閉弁部、S205〜S207…掃気実行部、S301…掃気判定部、S302…閉じ込め実行部及び下流閉弁部、S303…閉じ込め実行部及び上流閉弁部、S316〜S318…掃気実行部、S310…閉じ込め量取得部、S311…生成量設定部、S314…解除実行部及び上流開弁部、S315…解除実行部及び下流開弁部。

Claims (12)

  1. オゾンを生成するオゾン生成部(32)と、
    内燃機関(11)から排出された排気が流れる排気通路(15)に接続され、前記オゾン生成部により生成されたオゾンを前記排気通路に供給するオゾン通路(31)と、
    前記オゾン生成部の上流側において空気の流れを遮断する上流弁(34)と、
    前記オゾン通路での前記オゾン生成部と前記排気通路との間において空気の流れを遮断する下流弁(35)と、
    を備えているオゾン供給装置の制御を行うオゾン制御装置(13)であって、
    前記上流弁及び前記下流弁のそれぞれを遮断状態にすることで、前記オゾン生成部により生成されたオゾンを前記オゾン通路において前記上流弁と前記下流弁との間に閉じ込める閉じ込め実行部(S202,S203,S302,S303)、を備えているオゾン制御装置。
  2. 前記オゾン供給装置は、
    前記排気通路に向けて前記オゾン通路に風を送る送風部(33)を備え、
    前記閉じ込め実行部は、
    前記送風部が前記オゾン通路に風を送っている場合に、前記下流弁を前記遮断状態に移行させる下流閉弁部(S202,S302)と、
    前記送風部が前記オゾン通路に風を送っている場合に、前記下流閉弁部により前記下流弁が前記遮断状態に移行された後に、前記上流弁を遮断状態に移行させる上流閉弁部(S203,S303)と、
    を有している請求項1に記載のオゾン制御装置。
  3. 前記オゾン生成部によるオゾン生成が停止された場合に、前記オゾン供給装置から前記排気通路にオゾンを追い出すための掃気を行うか否かの判定を行う掃気判定部(S201,S301)を備え、
    前記閉じ込め実行部は、
    前記掃気判定部により掃気を行わないと判定された場合に、前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンを閉じ込める、請求項1又は2に記載のオゾン制御装置。
  4. 前記閉じ込め実行部は、
    前記排気通路に設けられ前記排気を浄化する排気浄化部(12)の温度(Tea)があらかじめ定められた基準値(TE1)より低くなった場合に、前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンを閉じ込める、請求項1〜3のいずれか1つに記載のオゾン制御装置。
  5. 前記排気浄化部の温度が前記基準値より低くない場合に、前記オゾン供給装置から前記排気通路のオゾンを追い出すための掃気を行う掃気実行部(S205〜S207,S316〜S318)、を備えている請求項4に記載のオゾン制御装置。
  6. 前記閉じ込め実行部は、
    前記内燃機関が停止した場合に、前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンを閉じ込める、請求項1〜5のいずれか1つに記載のオゾン制御装置。
  7. 前記閉じ込め実行部は、
    前記オゾン生成部によるオゾンの生成が停止した場合に、前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンを閉じ込める、請求項1〜6のいずれか1つに記載のオゾン制御装置。
  8. 前記閉じ込め実行部により前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンが閉じ込められている場合に、前記上流弁及び前記下流弁を空気が流れる連通状態に移行させることで前記上流弁と前記下流弁との間での前記オゾンの閉じ込めを解除する、解除実行部(S314,S315)を備えている請求項1〜7のいずれか1つに記載のオゾン制御装置。
  9. 前記解除実行部は、
    前記排気通路に向けて前記オゾン通路に風が送られている場合に、前記上流弁を前記連通状態に移行させる上流開弁部(S314)と、
    前記排気通路に向けて前記オゾン通路に風が送られている場合に、前記上流開弁部により前記上流弁が前記連通状態に移行された後に、前記下流弁を前記連通状態に移行させる下流開弁部(S315)と、
    を有している請求項8に記載のオゾン制御装置。
  10. 前記閉じ込め実行部により前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンが閉じ込められた場合に、前記上流弁と前記下流弁との間に閉じ込められた前記オゾンの量を閉じ込め量として取得する、閉じ込め量取得部(S310)を備えている請求項1〜9のいずれか1つに記載のオゾン制御装置。
  11. 前記閉じ込め量取得部により取得された前記オゾンの前記閉じ込め量を用いて、前記オゾン生成部に生成させるオゾンの量をオゾン生成量として設定する、生成量設定部(S311)を備えている請求項10に記載のオゾン制御装置。
  12. 前記閉じ込め量取得部は、
    前記閉じ込め実行部により前記上流弁と前記下流弁との間に前記オゾンが閉じ込められた後の経過時間(Tx)と、前記オゾン通路において前記上流弁と前記下流弁との間の温度(Teb)と、の両方に基づいて前記閉じ込め量を取得する、請求項10又は11に記載のオゾン制御装置。
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